JPH05107225A - 電流ガスセンサ及び1種以上のガスの分圧を電流選択的に測定する方法 - Google Patents

電流ガスセンサ及び1種以上のガスの分圧を電流選択的に測定する方法

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JPH05107225A
JPH05107225A JP4093994A JP9399492A JPH05107225A JP H05107225 A JPH05107225 A JP H05107225A JP 4093994 A JP4093994 A JP 4093994A JP 9399492 A JP9399492 A JP 9399492A JP H05107225 A JPH05107225 A JP H05107225A
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gas sensor
voltage
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JP4093994A
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Jun Liu
リウ ユン
Werner Weppner
ヴエツプナー ヴエルナー
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    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い精度でガスの分圧を選択的測定するため
の電流ガスセンサ及び1種以上のガスの分圧を電流選択
的に測定する方法を提供する。 【構成】 該ガスセンサは、固体電解質及び不活性電極
を有する。センサ内に含有された固体電解質は、電流又
は電圧を印加すると該電解質内に含有されたイオンが測
定すべきガスと二次的平衡反応で電気的に測定可能な信
号を発生しながら反応して反応生成物を形成する。有利
な固体電解質は、Na+−β″−酸化アルミニウム、ナ
シコン(NASICON)、立方晶に安定化された酸化
ジルコニウム(CSZ)及び正方晶酸化ジルコニウム
(TZP)の多結晶である。該方法は、不活性電極を備
えた固体電解質に電流又は電圧を印加し、かつその際電
解質の層界面に固体電解質内に含有される少なくとも1
種のイオン又はイオンを形成する化合物及びガスからレ
ドックス生成物の可逆的形成を惹起し、かつその際生じ
る電気信号を測定することよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い精度でガスの分圧
を選択的に測定するための電流ガスセンサ、並びに該セ
ンサを使用する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス混合物の分析並びに個々のガスの分
圧の測定は、益々重要になってきた。従って、既にプロ
セス経過の自動的制御、環境保護における監視及びバイ
オ技術の分野におけるガスセンサは公知である。この場
合、一般に大抵の種類のガスセンサにおいては固体のイ
オン導体が使用される、それというのも該導体は液状電
解質に比較して多くの利点を有するからである。従来公
知のセンサにおいては、電位差及び電流センサの間に差
異があり、後者のセンサはしばしばポラログラフィック
センサとも称される。
【0003】最も古くから公知のガスセンサは、ガス電
極を有する電位差濃淡電池である。この場合には、EM
Kがネルンストの方程式:
【0004】
【数1】
【0005】[上記式中、Rはガス定数、Fはファラデ
ィー定数、Tは絶対温度及びnは電極反応に関与する電
極の数を表す]に基づき決定される。
【0006】ガスセンサとして使用された第1の上記種
類の電池は、固体電解質として酸化ジルコニウムを含有
しかつ以下のように構成されている: Pt,O2[pO2(基準)]/ZrO2(CaO)/O2
[pO2],Pt 上記装置内において基準酸素もしくはその活性度を一定
に保持すると、測定すべき電圧Eを介して未知の酸素分
圧pO2を決定することができる。
【0007】このような酸化ジルコニウム電解質をベー
スとした酸素センサは、ほぼ1965年か市販された。
また、固体電解質を用いて別のガス、例えばCl2及び
SO2/SO3を測定することができるガスセンサも公知
である[J. Fouletier et al.,Sensors and Actuators,
3, (1982/83), 295及びW. L. Worrel et al., Sensors
andActuators,2 (1982) 385]。
【0008】固体電解質が改質された表面を有する電流
ガスセンサも公知である。この種のセンサは、以下のよ
うに構成されたガルバニー電池である: 基準電極/固体電解質/改質表面層/導電体、ガス この場合には、電解質とガスの間に付加的な中間層、即
ちいわゆるガス反応性層によって平衡が生ぜしめられ
る。この場合、一般に電解質に薄い層又はフィルムが導
電性物質と一緒に施される(西独国特許出願公開第29
26172号明細書)。このことを基本として、C
2,O2及びCO2を測定することができる一連のセン
サが既に公知である[W. Weppner et al, Solid State
Ionics, 18+19(1986), 1223及びWeppner et al., Sens
ors and Actuators, 12 (1987) 4498及びJ. Liu及びW.
Weppner, Solid State Communications, 76 (1990), 31
1]。
【0009】電流固体電解質センサは、前記の電位差セ
ンサとは異なり飽和電流の原理を基礎とする。電流セン
サは、僅かな圧力変動に対して著しく敏感であり、従っ
て高い精度で分圧を示す。得られた信号、即ち飽和電流
limは直接測定すべきガスのガス分圧に比例するの
で、該測定装置は著しく簡単である。更に、飽和電流は
温度及び系の全圧に対して比較的鈍感である。また、電
流センサは著しく低い温度、即ち電位差センサよりも2
00℃以上低い温度で作動させることができる。電流セ
ンサは、該センサを飽和電流の範囲内で作動させるため
に十分な高さである電圧を必要とするにすぎない。最後
に、電位差センサとは異なり電流ガスセンサは基準電極
を用いなくても作動させることができ、それによりこの
ような装置の構造並びに駆動も同様に著しく簡単にな
る。
【0010】このような電流酸素センサは、既にDietz
著“Solid State Ionics 6, (1982),175 及びH. Jahnke
et al 著 “Ber. Bunsenges. Phys. Chem. 92, (198
8), 1250並びに T. Seiyama 編集(Elsevia, Amsterdam
1988), T. Takeuchi et al.著“Chemical Sensor Techn
ology" Vol. 1, p.79 から公知である。該文献に記載さ
れたセンサでは、立方晶に安定化された酸化ジルコニウ
ム(CSZ)が使用される。
【0011】しかしながら、飽和電流の原理に基づき作
動するセンサは、ガスを電解質を通して導かねばならな
いという欠点を有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、前記の欠点を排除し、しかも電流センサの利点を維
持したガスセンサを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題は、固体電解質
と不活性電極からなる、高精度でガスの分圧を選択的に
測定する電極ガスセンサによって解決される。本発明に
よれば、固体電解質は、その相界面に電流及び電圧を印
加すると、測定すべきガスと二次的平衡状態で可逆的
な、電気的に測定可能なレドックス反応を開始するイオ
ン及びイオンを発生する化合物を含有するように選択さ
れている。レドックス生成物の形成により、電荷は化学
物質の形で結合され、それにより電気的に測定可能な信
号が発生する。
【0014】有利な1実施態様によれば、本発明による
ガスセンサは、固体電解質と不活性電極の間に、電流に
より誘導された、二次的平衡のレドックス反応の反応生
成物からなるか又はそのような物質を少なくとも部分的
に、場合により別の物質と一緒に含有する薄いセンサ層
を含有する。特に有利な実施態様では、このようなセン
サ層は固体電解質と2つの不活性電流との間に配置され
ている。
【0015】本発明はまた、固体電解質で1種以上のガ
スの分圧を同時に電流選択的に測定する方法に関し、該
方法は、不活性電極を備えた固体電解質に電流又は電圧
を印加し、かつその際電解質の層界面に固体電解質内に
含有される少なくとも1種のイオン又はイオンを形成す
る化合物及びガスから二次的平衡反応において電荷の消
費又は発生下に境界面で可逆的に進行するレドックス生
成物の可逆的形成を誘導し、かつその際生じる電気信号
を測定することを特徴とする。本発明の有利な1実施態
様によれば、周期的に変化する電流又は電圧を印加す
る。この手段は、固体電解質のイオンとガスとの反応に
より生じるレドックス生成物が、可逆的に進行する反応
により永久的に再びその出発物質に戻され、それにより
該物質が消耗されないという利点を有する。従って、生
成反応は、新たな電流又は電圧パルスで再度誘導し、か
つその際生じる電気信号を同様に再び新たに測定するこ
とができ、しかもレドックス反応にために必要な反応パ
ートナーを新たに相界面に導入する必要がない。従っ
て、大きな路程に亙るイオンの移動は、本発明による方
法においては不必要である。
【0016】レドックス反応の動的制御により、レドッ
クス生成物の形成が種々異なった早さで進行すれば、複
数のガスの分圧を測定することができる。この進行制御
は、反応パートナーの相応する選択により行うことがで
きる。このような選択は当業者にとって周知であり、か
つ簡単な実験でもしくは直接的考察により可能である。
【0017】本発明によるセンサで使用すべき不活性電
極は、当業者に周知である。これは一般に、電流を導き
かつ測定すべき1種以上のガスに対して不活性である材
料からなる電極である。有利な電極材料は貴金属であ
り、この場合白金が特に有利である。
【0018】本発明による方法で使用すべき固体電解質
も同様に当業者に周知である。このためには特に、測定
すべきガスと一緒に電流又は電圧下で誘導される可逆的
に進行する化学的レドックス反応を惹起するイオンを含
有するような固体電解質を使用する。有利な本発明によ
る固体電解質は、反応することができるイオンを含有す
るNa+−β″−酸化アルミニウム、ナシコン(NASI
CON)、立方晶に安定化された酸化ジルコニウム(C
SZ)及び正方晶酸化ジルコニウム(TZP)の多結晶
である。有利な反応可能なイオンは、Na+及びCa+
ある。本発明によれば、周期的に変化する電流及び電圧
としては、鋸歯状又は正弦曲線状曲線を有するものであ
る。
【0019】同様に有利であるのは、式: AxMX2 [式中、AはLi,Na,K及びHからなる群から選択
され、Mは遷移金属を表し、かつ有利にはTi,V,C
r,Mn,Fe,Co,Ni,Y,Nb,Mo,Lh,
Th,W,Reからなる群から選択され、かつxは0
と、Aとの内位添加化合物の飽和範囲との間の値、有利
には0.5〜1.2の数を表す]で示される内位添加化
合物である。
【0020】特に有利な化合物は、NaxCoO2及びN
xNiO2,特にナトリウム化合物Na0.7CoO2であ
る。
【0021】本発明によるガスセンサで得られる動的又
は電流信号は、ガスの測定すべき濃度に対して線形に比
例しかつ信号とガス圧との間の線形関係により高い感度
並びに短い応答時間を生じる。本発明によるガスセンサ
の原理は、低い電気ノイズ信号が固体電解質成分と測定
すべきガスとの間の固体電解質の相界面で形成される二
次的化学平衡に作用し、それによりこの平衡が可逆的に
移動せしめられることを基礎とする。
【0022】ノイズ信号は電圧又は電流信号であってよ
い。有利には、電流もしくは電圧によって誘導される反
応生成物の連続的成長を阻止しかつ該生成物を先に構成
されたと同じ程度で再構成する周期的ノイズ信号を使用
する。この場合、ノイズ信号への応答として発生する電
流を測定する。この電流は、電極反応に関与するガスの
濃度に依存する。電極反応は種々のガスに関して異なる
ので、本発明によるガスセンサを用いて、異なる動的反
応定数に基づき並列的に複数の異なったガスを測定する
ことが可能である。
【0023】振幅及び周波数の選択は、当業者によって
簡単な実験により、最適な感度が達成されるように選択
することができる。これらのパラメータは、その都度の
特殊な電極反応に依存しかつ例えばCO2ガスに関して
は0.5Hzの周波数で10〜100mVである。
【0024】ノイズ信号がガスに感応する電極に作用す
ると、該電流は2つの成分、即ちファラディ−成分と非
ファラディ−成分から合成される。非ファラディ−成分
は、境界相二重層から形成されたコンデンサの充電及び
放電により発生する。ファラディ−電流は電極での反応
により生じる、即ち反応パートナーの濃度並びにガスに
感応する層の化学量の変化に依存する。
【0025】Na+−β″−酸化アルミニウム電解質の
電極表面でCO2を測定する際に進行するレドックス反
応は、以下ように表すことができる: O2(ガス)⇔O2(吸着)⇔2O(吸着) CO2(ガス)⇔CO2(吸着) Na+(β″−Al23)⇔Na+(Na2CO3) O2(吸着)+4e-⇔2O2-(吸着)⇔2O-(吸着)
+2e- CO2(吸着)+O2-(吸着)⇔CO3 2-(吸着) 2Na++CO3 2-⇔Na2CO3 印加した電圧により本発明による電池が強度に極性化さ
れると、アノード反応は以下のように表すことができ
る: Na2CO3⇒2Na++CO2+1/2O2+2e- その際、カソードでは以下の反応が起こる: 2Na++CO2+1/2O2+2e-⇒Na2CO3 特に周期的に繰り返す電圧を印加して、平衡が生じた後
に、アノード電流Ia及びカソード電流Icは同じであ
る。
【0026】
【実施例】次に図示の実施例により本発明を詳細に説明
する:図1は、電流とガスの分圧との特徴的関係を示
す。しかしまた、それに対して選択的に、電流量を制御
し、かつ該電流を維持するために必要であるその都度の
電位を表示することも可能である。
【0027】図2は、Na+−β″−酸化アルミニウム
(β′−タイプ、Ceramatec, Salt Lake City, USA)か
らなる固体電解質を含有する本発明による電池の構成を
示し、かつ固体電解質の上に厚さ300ÅのNa2CO3
フィルムが多孔性Ptフィルムと一緒に蒸着されてい
る。同様に、対称的Pt/Na+−β″−酸化アルミニ
ウム/Pt及び対称的Pt/Na+−β″−酸化アルミ
ニウム/Na2CO3/Pt電池(図2b及び図2c)を
構成する。
【0028】図2aの電池を石英管に入れ、該管にCO
2,O2及びArを200cm3/minの速度で貫流さ
せた。ガス混合物を流量コントローラ(Tylan F.C.-280
及びTylan F.C.-260)を用いて制御しかつ温度をユーロ
ターム−プロポーショナル−温度コントローラを用いて
クロメル−アルメル(Chromel-Alumel)熱電対を使用して
±1℃の範囲内に保持した。
【0029】全ての測定のための電気回路は、図3に示
されている。この場合、ポテンシオスタット(JAISSLE I
MP 83)を用いて、図2に示されているような、本発明に
よる電池に電圧を印加した。次いで、発電機(Hewlett
Packard 8116A)を用いて正弦又は鋸歯状電圧を発生さ
せ、かつ反応電流を使用電圧の関数として記録した。エ
ージング及び測定すべき系内での本発明による電池の平
衡化後に、40mHzの周波数で低い振幅(10〜10
0mV)を有する電位ノイズを使用した。
【0030】図4は、500℃で種々のCO2濃度で前
記装置を用いて得られた結果を示す。この図面から明ら
かように、最大電流強度はCO2の圧力が上昇すると増
大する。この場合得られた電流変化I°の値は、CO2
不含のO2−Ar混合により惹起されるバックグラウン
ド電流を引き算することにより得られる。
【0031】図5には、CO2におけるノイズ信号の周
波数に対する依存性が示されている。この図面から、周
波数を高めると電流の上昇も起こることを推察すること
ができる。非ファラディー電流の成分は周波数に比例す
るので、この周波数依存性を、二重層により惹起された
電池のコンデンサ容量を決定するために使用することが
できる。
【0032】図6及び図7には、E0(電流が0である
場合の電位)とI0(電圧が0である場合の電流)との
関係が示されている。低い分圧ではE0は大きいことは
明らかである。このことは、反応体の低い濃度による電
極の極性化は大きいことを示す。
【0033】図8には、飽和電流の効果が示されてい
る。即ち、CO2分圧>300vpmでは電流振幅はそ
れ以上上昇しないことが判明した。この現象は、電極反
応が境界面もしくは層を介する緩慢なナトリウムイオン
輸送に基づき制限されることにより生じる。この場合、
Na2CO3層も拡散バリヤとして作用する。
【0034】図9は、一定のCO2圧における電流振幅
と電圧振幅との比例関係を示す。この線形関係から、イ
ンピーダンス(電圧振幅を電流振幅で割り算することに
より得られる)は電解質内の抵抗よりも大きいことが明
らかである。このことから、電極表面への電荷輸送を含
む境界相プロセスがインピーダンスの主原因であること
が分かる。
【0035】図10には、電流/圧力曲線の温度依存性
が示されている。この図面から推測されるように、電流
/圧力関係は高い温度では常に線形になる、それにより
分圧の小さい変化を特に正確に測定することができる。
【0036】本発明によれば、電圧ノイズにより惹起さ
れる電流変化をガスの分圧を測定するために使用するこ
とができる、2つの対称的又は非対称的電極を有する固
体電解質かななる電池を製造することができることが判
明した。従って、電流変化のガスの分圧に対する依存性
を、ガスの濃度測定に使用することができる。このよう
な本発明による電池は、基準電極なしで作動するガスセ
ンサとして使用される。種々のセンサ層を形成すること
により、同一の電池を種々のガス例えばNOx,SO2
CO2及びO2の測定のために使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電流とガスの分圧との特徴的関係を示す図であ
る。
【図2】Na+−β″−酸化アルミニウムからなる固体
電解質を含有する本発明による電池の構造を示す図であ
る。
【図3】全ての測定のための電気回路を示す図である。
【図4】500℃で種々のCO2濃度で前記装置を用い
て得られた結果を示す図である。
【図5】CO2におけるノイズ信号と周波数との関係を
示す図である。
【図6】E0(電流が0である場合の電位)とI0(電
圧が0である場合の電流)との関係を示す図である。
【図7】E0(電流が0である場合の電位)とI0(電
圧が0である場合の電流)との関係を示す図である。
【図8】飽和電流の効果を示す図である。
【図9】一定のCO2圧における電流振幅と電流振幅と
の比例関係を示す図である。
【図10】電流/圧力曲線の温度依存性を示す図であ
る。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電解質及び不活性電極を有する、ガ
    スの分圧を選択的に測定するための電流ガスセンサにお
    いて、固体電解質が、その相界面に電流又は電圧を印加
    すると、測定すべきガスと二次的平衡状態で可逆的な、
    電気的に測定可能なレドックス反応を開始するイオン又
    はイオンを発生する化合物を含有することを特徴とする
    電流ガスセンサ。
  2. 【請求項2】 固体電解質が1種以上のアルカリ金属を
    含有する請求項1記載のガスセンサ。
  3. 【請求項3】 アルカリ金属がナトリウムである請求項
    2記載のガスセンサ。
  4. 【請求項4】 固体電解質がNa+−β″−酸化アルミ
    ニウム又はナシコンである請求項1から3までのいずれ
    か1項記載のガスセンサ。
  5. 【請求項5】 レドックス反応の生成物がNa2CO3
    ある請求項1から4までのいずれか1項記載のガスセン
    サ。
  6. 【請求項6】 レドックス反応の生成物がNa2Oであ
    る請求項1から4までのいずれか1項記載のガスセン
    サ。
  7. 【請求項7】 電流又は電圧がパルス電流又は電圧であ
    る請求項1から6までのいずれか1項記載のガスセン
    サ。
  8. 【請求項8】 固体電解質と少なくとも1つの不活性電
    極との間にセンサ層を有し、該センサ層が反応生成物を
    有する請求項1から7までのいずれか1項記載のガスセ
    ンサ。
  9. 【請求項9】 2つの不活性電極と固体電解質との間に
    センサ層を有する請求項8記載のガスセンサ。
  10. 【請求項10】 1種以上のガスの分圧を同時に電流選
    択的に測定する方法において、不活性電極を備えた固体
    電解質に電流又は電圧を印加し、かつその際電解質の層
    界面に固体電解質内に含有される少なくとも1種のイオ
    ン又はイオンを形成する化合物及びガスからレドックス
    生成物の可逆的形成を誘導し、かつその際生じる電気信
    号を測定することを特徴とする、1種以上のガスの分圧
    を同時に電流選択的に測定する方法。
  11. 【請求項11】 周期的に変化する電流又は電圧を使用
    する請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 固体電解質がアルカリ金属イオンを含
    有する請求項10又は11記載の方法。
  13. 【請求項13】 アルカリ金属イオンがナトリウムイオ
    ンである請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 電解質としてNa+−β″−酸化アル
    ミニウム又はナシコンを使用する、請求項10から13
    までのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 誘導レドックス生成物がNa2CO3
    び/又はNa2Oである請求項10から14までのいず
    れか1項記載の方法。
JP4093994A 1991-04-15 1992-04-14 電流ガスセンサ及び1種以上のガスの分圧を電流選択的に測定する方法 Pending JPH05107225A (ja)

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