JPH05106467A - 先端クリアランス制御装置 - Google Patents

先端クリアランス制御装置

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JPH05106467A
JPH05106467A JP4082567A JP8256792A JPH05106467A JP H05106467 A JPH05106467 A JP H05106467A JP 4082567 A JP4082567 A JP 4082567A JP 8256792 A JP8256792 A JP 8256792A JP H05106467 A JPH05106467 A JP H05106467A
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compressor
stator
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turbine
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    • F01D11/08Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages for sealing space between rotor blade tips and stator
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    • F01D11/20Actively adjusting tip-clearance
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    • F01D11/20Actively adjusting tip-clearance
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/16Arrangement of bearings; Supporting or mounting bearings in casings
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 種々の運転状態でロータとステータ部品間に
円周方向に均一なクリアランスを生成できるガスタービ
ンエンジン用先端クリアランス制御装置の提供。 【構成】 二段高圧タービンセクション30と多段高圧
圧縮機セクション48のロータ44のシャット部分46
は、エンジンフレーム66に支持されたロータ軸受6
2,64により回転自在に支持されている。圧縮機後部
のフレーム66部は、多数の等角度間隔で半径方向に配
置された中空な支持支柱70を具える。支柱70のうち
選ばれた1群の中空な支柱に、圧縮機から抽出した冷却
空気を入口ポート92に連結された配管90を通して送
る。熱伝達により選ばれた支柱は熱的に収縮し、高出力
エンジン出力時のロータ軸線60rの下方シフトに対抗
するとともに円周方向に均一な先端クリアランスを維持
する。冷却される支柱内に空気バッフルを配置して、半
径方向に均一な熱的収縮と効率よい熱伝導を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般にガスタービン
エンジンに関し、特に回転ブレードに円周方向に均一な
先端クリアランスを維持することのできるクリアランス
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】代表的な航空機ガスタービンエンジンで
は、タービンセクションと圧縮機セクションとが共通な
ロータまたは「スプール」から作動する。圧縮機セクシ
ョンは、ロータに装着した回転ブレードの複数列を含
み、これらが圧縮機セクションのロータアセンブリ部分
を構成し、また圧縮機ケーシングに装着したステータベ
ーンの複数列を含み、これらが圧縮機セクションのステ
ータアセンブリ部分を構成する。回転ブレードの各列と
隣接するステータベーンの列とが圧縮機セクションの1
つの「段」と呼ばれる。
【0003】タービンセクションは、ロータに装着した
回転ブレードの少なくとも1列を含み、これがタービン
セクションのロータアセンブリ部分を構成し、またステ
ータケーシングに装着したステータベーンの少なくとも
1列を含み、これがタービンセクションのステータ部分
を構成する。二重ロータ型ガスタービンエンジン、たと
えば、GE社モデルCF6−50航空機ガスタービンエ
ンジンの概略図である図1に示したエンジンでは、低圧
圧縮機セクション10と低圧タービンセクション12と
が共通なロータ14から作動する。そして、高圧圧縮機
セクション16と高圧タービンセクション18とが、ロ
ータ14と同軸の共通ロータ20から作動する。タービ
ンセクション12および18は、燃焼器22からの排気
ガスで駆動され、こうしてそれぞれ圧縮機10および1
6を駆動する。
【0004】タービンセクションの各列の回転ブレード
の先端とステータ部分、たとえばステータシュラウドの
対応する環状表面との間の円周方向クリアランスを均一
に保って、最適なエンジン性能を達成する必要がある。
しかし、たとえば、スラストがエンジン中心線からはず
れて反力を受けるエンジンの場合、高出力状態が原因で
エンジンのケーシングの「心棒曲がり」(backbo
nebending)が生じる。心棒曲がりが原因で、
ロータの軸線とステータ構造の軸線とが同心でなくな
る。従来、ステータシュラウドを研削してステータシュ
ラウド軸線を対応するロータ軸線に対してオフセット
し、離陸(高出力)状態で円周のまわりに均一な先端ク
リアランスを確保する。図2(a)に略図的に示すよう
に、オフセットの結果として、1タービンブレード列の
回転ブレードの先端の円形通路24が、対応するステー
タシュラウド表面26に関して偏心する。オフセット量
oは、エンジンが冷却した運転状態(エンジン始動前)
にあるときの、ロータ軸線24cとステータシュラウド
軸線26cとの間の鉛直方向距離である。なお、図2
(a)−2(c)では、図示の便宜上、オフセット量と
クリアランスの寸法を誇張してある。
【0005】図2(b)に示すように、エンジンが高出
力状態で、たとえばフルスロットル(離陸)にて作動し
ているとき、円形通路24の直径がタービンブレードの
熱膨張のために増大し、そして心棒曲がりによりロータ
軸線24cが下方へ変位し、したがってロータ軸線24
cがステータ軸線26cとほぼ一致するようになり、こ
うして望ましい均一な円周方向クリアランスc1を生成
する。
【0006】低出力状態、たとえば巡航出力状態では、
心棒曲がり効果は無視でき、図2(c)に示すように、
オフセットo’が再び現われ、こうしてエンジンの下方
部分に望ましくない大きなブレード先端クリアランスc
2を、そしてエンジンの頂部に極めて近いクリアランス
c3(先端がこすれる可能性がある)を生じる。この近
接クリアランスc3のため、現在の能動的クリアランス
制御(ACC=active clearance c
ontrol)システム、たとえば、ステータシュラウ
ドを均一に熱的に収縮させるために、冷却空気をステー
タシュラウドにシュラウド円周のまわりに対称に通気す
るシステムの有効性が制限される。均一な収縮はc2の
クリアランスを小さくする一方、ギャップc3もなく
し、望ましくない先端こすれを生じるおそれがある。
【0007】
【発明の目的】この発明の目的は、ガスタービンエンジ
ン用の、種々の運転状態でロータとステータ部品間に円
周方向に均一なクリアランスを生成することができる先
端クリアランス制御装置を提供することにある。この発
明の別の目的は、ロータ軸線からオフセットされたステ
ータシュラウド軸線を規定するようにステータシュラウ
ドを研削する必要なしに、ロータの心棒曲がりに対抗す
ることにある。
【0008】このような目的を達成するために、この発
明は、ロータ軸線を有する共通ロータから作動するター
ビンセクションと圧縮機セクションとを有するガスター
ビンエンジン用の先端クリアランス制御装置を提供す
る。圧縮機セクションは、共通ロータに装着した複数列
の回転圧縮機ブレードを有する圧縮機ロータアセンブリ
部分と、圧縮機ステータケーシングに装着した複数列の
圧縮機ステータベーンを有する圧縮機ステータアセンブ
リ部分とを含み、隣接する回転圧縮機ブレード列と圧縮
機ステータベーン列との各1対が1圧縮機段を構成す
る。タービンセクションは、共通ロータに装着した少な
くとも1列の回転タービンブレードを有するタービンロ
ータアセンブリ部分と、タービンステータケーシングに
装着した少なくとも1列のステータベーンを有するター
ビンステータアセンブリ部分と、各回転タービンブレー
ド列のまわりで円周方向にタービンステータケーシング
に装着されたステータシュラウドとを含む。各回転ター
ビンブレードは先端を有し、各ステータシュラウドはス
テータシュラウド軸線を有し、このステータシュラウド
軸線は、エンジンが冷却した非出力状態にあるときまた
エンジンが低出力で作動しているとき上記ロータ軸線と
実質的に一致し、先端クリアランスがある列の回転ター
ビンブレード先端と対応するタービンステータシュラウ
ドの対向面との間の円周方向空間として画定され、エン
ジンの非出力状態および低出力状態の間円周方向に均一
である。上記ロータは上記タービンステータアセンブリ
部分に対して、フレームに装着した複数の中空な支柱で
支持された軸受手段により位置決めされ、上記中空な支
柱はロータ軸線のまわりに等角度間隔で半径方向に配置
され、各支柱がロータ軸線に実質的に平行な長さ方向軸
線を有する。先端クリアランス制御装置は、加圧冷却空
気の源がエンジン出力に比例した流量を有し、配管手段
を通してこの加圧冷却空気を上記源から選ばれた1群の
中空な支柱にその選ばれた1群の中空な支柱を熱的に収
縮させるのに十分な温度にて送り、これによりエンジン
の高出力運転中のロータ軸線の下向きシフトに対抗する
とともに、先端クリアランスを円周方向に均一に保つこ
とを特徴とする。
【0009】この発明の他の特徴および効果を明瞭にす
るために、以下にこの発明の実施例を図面を参照しなが
ら詳しく説明する。
【0010】
【具体的な構成】図3に、この発明の装置を組み込んだ
ガスタービンエンジン28の一部を部分的な長さ方向軸
線断面にて示す。エンジン28はGE社モデルCF6−
80A/C2で、これをこの発明の先端クリアランス制
御装置を組み込むよう改変してあるが、その構成は図1
に概略を示したモデルCF6−50エンジンと同様であ
る。図3ではわかりやすいように構成の細部を省略して
ある。エンジン28は2段高圧タービンセクション30
と多段高圧圧縮機セクション48を含む。2段高圧ター
ビンセクション30は、回転ブレード36および38か
らなる2列32および34を有する。2列の回転ブレー
ド32および34はそれぞれのディスク40および42
に装着され、これら2つのディスク40および42がシ
ャフト部分46とともに、ロータ44を構成する。
【0011】多段高圧圧縮機セクション48は、複数の
回転ブレード列、たとえばロータ44に装着した回転ブ
レード52の列50と、複数の静止ベーン列、たとえば
ステータケーシング58に装着したステータベーン56
の列54とを含む。ロータ44はロータ軸線60rを有
し、そのシャフト部分46は、エンジンのフレーム66
で支持され位置を固定された軸線方向に離れたロータ軸
受62および64により、回転自在に支承されている。
なお、フレーム66は技術的には高圧圧縮機セクション
48の後部フレームであるが、エンジンの他のフレーム
構造でこれらの軸受を支持してもよい。
【0012】圧縮機後部フレーム66は、図3およびそ
のVII−VII線断面である図7からわかるように、
環状エンジンケーシング68および多数の中空な支持支
柱(支柱)70、71、73、75、77、79、8
1、83、85および87を含む。図3ではこれらのう
ち支柱70だけが見えている。各支柱はケーシング68
と一体に形成され、その長さ方向軸線がロータ軸線60
rにほぼ平行に配向されている。複数の支柱のそれぞれ
の軸線は、図7に示すように、ロータ軸線60rのまわ
りに等角度間隔で半径方向に配置されている。図3−5
に示すように、支柱70はエアーホイル形状をもち、そ
の2つの向かい合う側壁70aおよび70bが軸線方向
反対側の端部70cおよび70dで近づき合一してそこ
に前縁および後縁を形成する。側壁70aおよび70
b、エンジンケーシング68の半径方向外側壁部分68
aおよびロータ支持構造74の半径方向内側壁部分74
aが内部室72を形成する。
【0013】高圧タービンセクション30は、ステータ
ケーシング76を含み、これに1列78のステータベー
ン80が装着されている。2つのステータシュラウド8
2および84がステータケーシング76に装着されると
ともに、回転ブレード36および38の先端のまわりに
環状に配置されている。第1クリアランス86が回転ブ
レード36の先端とステータシュラウド82の内面との
間の空間として画定され、第2クリアランス88が回転
ブレード38の先端とステータシュラウド84の内面と
の間の空間として画定される。
【0014】ステータシュラウド82および84につい
てのシュラウド軸線60sは、エンジンが冷めていると
き、また低出力(低rpm)で作動しているとき、図3
に示すように、ロータ軸線60rと一致する。高出力状
態(高rpm)では、心棒曲がりが起こり、他の手段で
それを補償しなければ、その結果としてロータ軸線60
rがステータシュラウド軸線60sに対して(図3で見
て)鉛直下方にシフトし、このため円周方向先端クリア
ランスが不均一になる。
【0015】この発明によれば、選ばれた1群の半径方
向に延在する支柱70、71....87を熱的に収縮
させることにより、ロータ軸線60rの位置を上方へシ
フトして、心棒曲がりのような作動条件に起因する下向
きシフトを補償する。このことは、選ばれた1群の支柱
の中空な内部72に冷却空気を導入することによって、
達成される。
【0016】冷却空気を高圧圧縮機セクション48の段
の一つから抽出し、選ばれた群の支柱に設けられた入口
ポート92に連結された配管90を通して選ばれた群の
支柱に送る。エンジン28の運転により発生する熱によ
り、多数の支柱は均一に熱膨張する。中空な支柱のうち
選ばれたものに導入された冷却空気は、熱伝達により選
ばれた支柱を熱的に収縮させ、その結果、軸受62およ
び64が、したがってロータ軸線60rが半径方向上向
きにシフトする。冷却空気は、ロータ支持構造74に設
けた排気開口74b、74cおよび74dを通って支柱
から外に出る。
【0017】熱的収縮を半径方向に均一にするとともに
熱伝達の効率をよくするために、選ばれた群の中空支柱
それぞれの内部に空気バッフル94を配置する。各空気
バッフル94は中空で、ほぼ支柱の形状に成形され、し
たがって向かい合う側壁94aおよび94bを有する
(図5)。側壁94aおよび94bは軸線方向反対端で
接近合一して前縁94cおよび後縁94dを形成する。
側壁94aおよび94bはそれぞれ支柱の側壁70aお
よび70bの内面に向かい合い、多数の開口94eが設
けられているので、バッフルの入口94fに入ってきた
冷却空気は側壁70aおよび70bの内面に差し向けら
れる。中空な支柱から吐出された冷却空気を通気した
り、他の目的、たとえば、油溜りの洩れ止めの加圧また
はタービン構成部品の冷却などの目的に再使用すること
ができる。
【0018】多数の支柱のうちどれを冷却すべきかを決
定するためには、心棒曲がりの結果として、ロータ軸線
60rがステータ軸線60sに対して鉛直下方にシフト
することを認識する必要がある。このシフトを補償する
ためには、冷却され、したがって熱的に収縮する支柱
は、図7に示すように、ロータ44の水平中央平面P1
より上に位置する支柱群、好ましくは鉛直中央平面P2
に対して対称に配置された支柱群であり、こうすれば、
力のベクトルV1(心棒曲がり)の方向が回復力のベク
トルV2(熱的収縮)に等しいが、反対向きになる。し
かし、この発明を実際に実施するにあたっては、これら
の力が正確に等しくないときに、上方または下方へのロ
ータ軸線60sの正味の移動が起こると予想される。
【0019】支柱70、71および87は水平中央平面
P1より上に位置し、垂直中央平面P2に実質的に心合
せされていたり、それに対称である。圧縮機セクション
からの冷却空気による支柱70、71および87の熱的
収縮は、ロータ軸線60rを上方へ移動し、フル出力状
態で生じる下向きシフトに対抗する。支柱73および8
5も冷却空気を用いて熱的に収縮させることができる
が、これらの支柱は平面P1からの角度変位が小さいの
で、これらの支柱のロータ軸線シフトへの寄与はわずか
である。
【0020】冷却空気の源としては他の源、たとえば低
圧圧縮機排気(図示せず)からの抽出空気を用いてもよ
い。熱的収縮の代わりに、あるいはそれと組み合わせ
て、燃焼器または排気ノズル(図示せず)から抽出した
加熱空気を用いることにより、水平中央平面P1より下
の選ばれた1群の支柱を熱膨張させることもでき、同じ
結果が得られる。さらに、ベクトルV3のような他の歪
みベクトルも、選ばれた群の支柱を冷却して(たとえ
ば、少なくとも支柱73および75、そしておそらくは
支柱71および77も冷却することにより)、ベクトル
V3にほぼ等しいが、反対向きの補正ベクトルV4を生
成すれば、補正することができる。もちろん、冷却する
(あるいは加熱する)支柱には、いずれにも、適当な空
気バッフル、入口、出口などを設けて、そこに冷却(ま
たは加熱)空気を通すことができる。
【0021】圧縮機段からの空気の流量はエンジンの運
転速度に依存するので、流れ制御装置を使用しなけれ
ば、冷却速度はエンジン速度の関数である。したがっ
て、この発明は、流量、したがって冷却容量をただエン
ジン走行速度に比例させる場合には「パッシブ」(受動
的)であり、流れコントローラを用いて流れを必要に応
じて変調する場合には「アクティブ」(能動的)であ
る。したがって、エンジンの運転状態に応答する適当な
作動装置を設けた流量制御装置、たとえばスロットル弁
を配管に配設することにより、流量を調節して、必要な
補正係数を得ることができる。現存のACCシステム制
御装置を変更して、流れ制御弁をアイドルおよびフルス
ロットルで全開に位置させ、また巡航状態で冷却空気を
絞り込むことができる。
【0022】図7に示した支柱の数(10)はGE社モ
デルCF6−80A/C2航空機エンジンに特有のもの
である。このエンジンは、ロータ軸受がロータ軸線の位
置を決定し、ロータ軸受の位置が支柱の配列により支持
されている軸受構造を持っているので、この発明を適用
すると、特に良好な結果が得られる。支柱数が異なり、
また同様に熱的収縮または膨張を受ける他の軸受支持構
造を有する他のエンジンも、この発明の先端クリアラン
ス制御装置および方法を使用するように改変することが
できる。
【0023】この発明の種々の改変や変更が当業者には
明らかである。したがって、このような改変や変更もす
べてこの発明の要旨の範囲内に入る。
【図面の簡単な説明】
【図1】既知の構造の航空機ガスタービンエンジンの概
略図である。
【図2】ガスタービンエンジン用の公知のクリアランス
制御技術を説明する図で、図2(a)、図2(b)、図
2(c)は低温、高出力および低出力運転状態における
先端クリアランスを示す略図である。
【図3】この発明の先端クリアランス制御装置を用いた
ガスタービンエンジンの一部を示す部分的長さ方向断面
図(図7のIII−III線断面図)である。
【図4】図3のガスタービンエンジンの圧縮機後部フレ
ームの複数の支柱のうち1本を示す拡大長さ方向断面図
(図7のIV−IV線断面図)である。
【図5】図4のV−V線に沿って見た横断面図である。
【図6】この発明のクリアランス制御装置および方法に
用いる空気バッフルの斜視図である。
【図7】図3のVII−VII線に沿って見た横断面図
で、圧縮機後部フレーム支柱の配列を示す。
【符号の説明】
28 ガスタービンエンジン 30 高圧タービンセクション 32、34 列 36、38 回転ブレード 44 ロータ 48 高圧圧縮機セクション 50 列 52 回転ブレード 54 列 56 ステータベーン 58 ステータケーシング 60r ロータ軸線 60s ステータ軸線 62、64 ロータ軸受 66 フレーム 68 エンジンケーシング 70、71、73、75、77、79、81、83、8
5、87 支柱 70a、70b 側壁 74 ロータ支持構造 76 ステータケーシング 78 列 80 ステータベーン 82、84 ステータシュラウド 86、88 クリアランス 90 配管 92 入口ポート 94 空気バッフル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータ軸線を有する共通ロータから作動す
    るタービンセクションと圧縮機セクションとを有するガ
    スタービンエンジンであって、 圧縮機セクションは、共通ロータに装着した複数列の回
    転圧縮機ブレードを有する圧縮機ロータアセンブリ部分
    と、圧縮機ステータケーシングに装着した複数列の圧縮
    機ステータベーンを有する圧縮機ステータアセンブリ部
    分とを含み、隣接する回転圧縮機ブレード列と圧縮機ス
    テータベーン列との各1対が1圧縮機段を構成し、 タービンセクションは、共通ロータに装着した少なくと
    も1列の回転タービンブレードを有するタービンロータ
    アセンブリ部分と、タービンステータケーシングに装着
    した少なくとも1列のステータベーンを有するタービン
    ステータアセンブリ部分と、各回転タービンブレード列
    のまわりで円周方向にタービンステータケーシングに装
    着されたステータシュラウドとを含み、各回転タービン
    ブレードは先端を有し、各ステータシュラウドはステー
    タシュラウド軸線を有し、上記ロータ軸線は、エンジン
    が冷却した非出力状態にあるときまたエンジンが低出力
    で作動しているとき上記ステータシュラウド軸線と実質
    的に一致し、 先端クリアランスは、ある列の回転タービンブレード先
    端と対応するタービンステータシュラウドの対向面との
    間の円周方向空間として画定され、エンジンの非出力状
    態および低出力状態の間円周方向に均一であり、 上記ロータ軸線は上記ステータ軸線に対して、圧縮機セ
    クションの後部フレームに装着した複数の中空な支柱で
    支持された軸受手段により位置決めされ、上記中空な支
    柱はロータ軸線のまわりに等角度間隔で半径方向に配置
    され、各支柱がロータ軸線に実質的に平行な長さ方向軸
    線を有する、構成のガスタービンエンジンにおいて、上
    記先端クリアランスを制御するにあたり、 加圧冷却空気の源がエンジン出力に比例した流量を有
    し、配管を通してこの加圧冷却空気を上記源から選ばれ
    た1群の中空な支柱にその選ばれた1群の中空な支柱を
    熱的に収縮させるのに十分な温度にて送り、これにより
    エンジンの高出力運転中のロータ軸線の下向きシフトに
    対抗するとともに、先端クリアランスを円周方向に均一
    に保つことを特徴とする先端クリアランス制御装置。
  2. 【請求項2】選ばれた1群の中空な支柱がロータの水平
    中央平面より上にあり、かつロータの鉛直中央平面上に
    心合せされている請求項1に記載の先端クリアランス制
    御装置。
  3. 【請求項3】選ばれた1群の中空な支柱それぞれが、軸
    線方向反対端で収束して前縁および後縁を形成する2つ
    の反対側側壁、半径方向内壁および半径方向外壁で画定
    された内部室と、半径方向外壁に形成した入口ポート
    と、半径方向内壁に形成した排気ポートとを含む請求項
    2に記載の先端クリアランス制御装置。
  4. 【請求項4】選ばれた1群の中空な支柱それぞれに空気
    バッフルが配置され、上記空気バッフルは対応する中空
    な支柱それぞれの2つの側壁の内面に対向する2つの穴
    あき側壁と、対応する中空な支柱それぞれの入口ポート
    に連結した入口とを有する請求項3に記載の先端クリア
    ランス制御装置。
  5. 【請求項5】加圧空気の源が複数の圧縮機段の選ばれた
    1段であり、配管がその選ばれた圧縮機段から選ばれた
    1群の中空な支柱それぞれまで延在するパイプである請
    求項1に記載の先端クリアランス制御装置。
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