JPH05101760A - 温度過昇防止装置 - Google Patents

温度過昇防止装置

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Publication number
JPH05101760A
JPH05101760A JP25895391A JP25895391A JPH05101760A JP H05101760 A JPH05101760 A JP H05101760A JP 25895391 A JP25895391 A JP 25895391A JP 25895391 A JP25895391 A JP 25895391A JP H05101760 A JPH05101760 A JP H05101760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact plate
lead wire
thermostat
fixed
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP25895391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Fujimoto
賢司 藤本
Masanori Matsuda
正宣 松田
Kazuhisa Kawasaki
和久 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP25895391A priority Critical patent/JPH05101760A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 接点板を上下方向に変位させることにより調
節温度が可変できるサーモスタットに対して、温度ヒュ
ーズを合理的に一体化した温度過昇防止装置を得る。 【構成】 固定接点板28と操作接点板29を電気絶縁
物30を介して結合し、固定接点板28の他端をターミ
ナル台31に固着するとともに、固定接点板28をばね
板で形成することによって、両接点板28,29を一体
的に上方へ付勢したサーモスタット24に、温度ヒュー
ズ25のケース35に接続された一方のリード線35a
を操作接点板29に固着して、操作接点板29の長手方
向に沿ってその下方に配置するとともに、他方のリード
線35bを応動ばね36を介してターミナル台31に固
着し、応動ばね36の弾性をリード線35bの鋼性より
弱く設定する。両接点板28,29の上下動によって温
度ヒューズ25に加わる応力を応動ばねの弾性作用で吸
収して、ケース35とリード線35との接続部にその応
力が作用しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電気アイロンの
ようなヒータによって加熱される温度調節装置を具備し
た熱機器の温度過昇防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気アイロンなどで使用されてい
る温度過昇防止装置は、例えば図3および図4で示すよ
うな構造になっていた。すなわち、一対の対向する接点
1を設けた固定接点板2と操作接点板3を有するサーモ
スタット4に、温度過昇防止用の温度ヒューズ5を一体
に構成し、同温度ヒューズ5のサーモスタット回路への
接続を確実に行うとともに、同サーモスタット4のアイ
ロン本体への取付けと同時に温度ヒューズ5も組み込む
ことができるようになっている。
【0003】周知のとおりこの種の温度ヒューズ5は、
構造が簡単で小型であることから、小型の機器への搭載
が容易である反面、可溶体を内蔵したケース6の両端に
リード線7が接続されており、このケース6とリード線
7の接続部は機械的強度が弱く、外力が加わると簡単に
破損して所期の機能を発揮しなくなるという問題があ
る。
【0004】一方、前記サーモスタット4は、バイメタ
ル8によりアイロン本体を任意の温度に制御するため
に、その設定温度を可変すべく、前記固定接点板2と操
作接点板3は、電気絶縁物9を介して結合して、同固定
接点板2の他端をターミナル台10に固着するととも
に、前記固定接点板2をばね板で形成することによっ
て、サーモスタット4の固定接点板2と操作接点板3を
一体的に上方へ付勢する構造になっている。
【0005】したがって、前記のような構成上の特徴を
持った温度ヒューズ5を、このような上下方向にたえず
変位するサーモスタット4と一体に構成するために、一
端を前記操作接点板3の操作部3aに固着した温度ヒュ
ーズ5の他端を、両接点板2,3と同様に、電気絶縁物
11を介して導電板12と結合し、同導電板12の他端
をターミナル台10に固着することによって、両接点板
2,3とともに温度ヒューズ5が上下動するように構成
していた。
【0006】このように、前記温度ヒューズ5と導電板
12との間に電気絶縁物11を介在させることで、両接
点板2,3の上下動で生じる応力が、導電板12を通し
て温度ヒューズ5に作用しないようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造のものでは、電気絶縁物9を介して結合する固定接点
板2と操作接点板3との結合部に近接して、温度ヒュー
ズ5と導電板12との間に介在させる電気絶縁物11を
並設しなければならないため、構成が複雑で組立時の作
業性も悪いという問題があった。
【0008】そこで、本発明は上下方向に変位するサー
モスタットへの温度ヒューズの一体化が合理的に行える
温度過昇防止装置を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、温度ヒューズのケースに接続された一方
のリード線を前記操作接点板に固着して、同操作接点板
の長手方向に沿ってその下方に配置するとともに、他方
のリード線を応動ばねを介して前記ターミナル台に固着
し、さらに、前記応動ばねの弾性をリード線の鋼性より
弱く設定したものである。
【0010】
【作用】本発明の温度過昇防止装置は、上記構成によ
り、両接点板の上下動によって温度ヒューズに加わる応
力を応動ばねの弾性作用で吸収することができる。した
がって、温度ヒューズのケースとリード線との接続部に
その応力が及ぶことがなく、簡単な構成で信頼性の高い
温度過昇防止装置が得られるようになるとともに、温度
ヒューズの合理的なサーモスタットへの一体化構造を実
現することができるようになるのである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1〜図2において、20はアイロンの
ベースで、アルミダイカストよりなり、埋設したヒータ
21で所要の温度に加熱されるようになっている。22
は前記ベース20とこのベース20の上面側を覆うカバ
ー23の間に形成された空間で、温度制御用のサーモス
タット24と温度過昇防止用の温度ヒューズ25を一体
化した構成体を配設している。
【0012】前記サーモスタット24は、バイメタル2
6と、このバイメタル26によって開閉される一対の接
点27と、この一方の接点を設けたばね板からなる固定
接点板28と、他方の接点を設けたステンレス鋼などか
らなる操作接点板29を有し、前記固定接点板28と操
作接点板29をセラミックなどの電気絶縁物30を介し
て結合するとともに、同固定接点板28の他端をセラミ
ックなどの電気絶縁物からなるターミナル台31に固着
して、ばね板で形成した前記固定接点板28の弾性によ
り前記両接点板28,29を一体的に上方へ付勢する構
造になっている。
【0013】前記操作接点板29にはターミナル台31
の反対側へ操作部32を一体に延設してあり、その先端
部分には絶縁碍子33を固着している。34はこの絶縁
碍子33に一端を嵌入した作動棒で、この作動棒34の
他端にはつまみ(図示せず)などの手動操作手段が設け
られており、この手動操作手段の操作により、ばね板で
形成した前記固定接点板28の弾性によって上方へ付勢
されている操作部32を前記作動棒34を介して上下さ
せるように構成している。
【0014】一方温度ヒューズ25は、結晶性有機化合
物または易融合金など、所定の温度に加熱されると溶融
する可溶体を内蔵したケース35の両端にリード線35
a,35bを接続したもので、前記ヒータ回路に対して
サーモスタット24と直列に接続されている。
【0015】この温度ヒューズ25は、前記操作接点板
29の操作部32の長手方向に沿ってその下面側に配設
してあり、一方のリード線35aは前記操作部32の絶
縁碍子33の近傍に固着するとともに、他方のリード線
35bには一端を前記ターミナル台31に固着した板状
の応動ばね36に直接連結している。
【0016】そして、前記応動ばね36はその中央部分
をくり抜いて形成しているとともに、その弾性はリード
線35bの鋼性より弱く設定してあり、このリード線3
5bとケース35との接続部に応力が加わらないように
構成している。
【0017】次に、この一実施例の構成における作用を
説明する。温度ヒューズ25は通常のアイロンの使用温
度では溶融しないようになっており、ヒータ21への通
電回路は閉じられている。
【0018】そして、サーモスタット24が故障してそ
の接点27が閉じた状態が続き、ベース20の温度が異
常に高くなると、ベース20からの熱で直接温度ヒュー
ズ25が加熱されるとともに、操作接点板29からの輻
射熱が温度ヒューズ25に与えられ、さらに、前記通電
されている操作接点板29の自己発熱で発生した熱も温
度ヒューズ25に与えられる。そして、これらの熱で温
度ヒューズ25はその溶融温度に達し、可溶体が溶融し
て通電回路を開きヒータ21への通電を遮断する。
【0019】アイロンの温度設定は手動操作手段で行わ
れ、ばね板で形成した前記固定接点板28の弾性によ
り、前記両接点板28,29を一体的に上方へ付勢され
ている操作部32を、作動棒34を介して上下動させる
ことにより、バイメタル26との距離を調節し、同バイ
メタル26の湾曲動作で接点27を開閉して任意の温度
に制御できるようになっている。
【0020】したがって、前記操作部32が高い位置に
あるときはバイメタル26との距離が小さく、バイメタ
ル26の少しの変位で接点27が開かれるため調節され
る温度は低い。逆に、固定接点板28の弾性力に抗して
操作部32をさらに下方へ押し下げると、バイメタル2
6との距離が大きくなり高い温度に調節することができ
る。
【0021】このとき、一端がターミナル台31に支持
された固定接点板28と操作接点板29の下方への変位
に連動して、一方のリード線35aが操作接点板29に
固着されている温度ヒューズ25も下方へ変位する。し
かしながら、温度ヒューズ25の他方のリード線35b
は両接点板28,29と同様ターミナル台31に接続さ
れているため、前記両接点板28,29の下方への変位
にともなって相対位置関係に変化が生じる。
【0022】このような相対位置関係の変化に対し、応
動ばね36は前記リード線35bの鋼性より弱く設定し
てあり、その位置関係の変化によって生じる歪みを弾性
力で湾曲変形して吸収されるので、このリード線35b
とケース35との接続部に応力が加わることがない。
【0023】したがって、たえず上下動が繰返されるこ
の種のサーモスタット24に、温度ヒューズ25を一体
に構成しても確実に所期の機能を発揮させることができ
るものである。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の温度過昇防止装
置は、温度ヒューズのケースに接続された一方のリード
線を前記操作接点板に固着して、同操作接点板の長手方
向に沿ってその下方に配置するとともに、他方のリード
線を応動ばねを介して前記ターミナル台に固着し、さら
に、前記応動ばねの弾性をリード線の鋼性より弱く設定
したことにより、両接点板の上下動によって温度ヒュー
ズに加わる応力を応動ばねの弾性作用で吸収することが
できる。
【0025】したがって、温度ヒューズのケースとリー
ド線との接続部にその応力が及ぶことがなく、簡単な構
成で信頼性の高い温度過昇防止装置が得られるようにな
るとともに、温度ヒューズの合理的なサーモスタットへ
の一体化構造を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した温度過昇防止装置の
要部断面図
【図2】同温度過昇防止装置の上面図
【図3】従来の温度過昇防止装置の要部断面図
【図4】同温度過昇防止装置の上面図
【符号の説明】
24 サーモスタット 25 温度ヒューズ 26 バイメタル 27 接点 28 固定接点板 29 操作接点板 30 電気絶縁物 31 ターミナル台 32 操作部 35 ケース 35a リード線 35b リード線 36 応動ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端に一方の接点を有し、かつ、他端をタ
    ーミナル台に固着した固定接点板と、一端を前記固定接
    点板と電気絶縁物を介して結合し、他端に操作部を延設
    するとともに、前記固定接点板に設けた前記一方の接点
    と対応する位置に他方の接点を設けた操作接点板と、前
    記接点を開閉するバイメタルを有するサーモスタット
    と、このサーモスタットと電気的に直列に接続した温度
    過昇防止用の温度ヒューズを備え、この温度ヒューズの
    ケースに接続された一方のリード線を前記操作接点板に
    固着して、同操作接点板の長手方向に沿ってその下方に
    配置するとともに、他方のリード線を応動ばねを介して
    前記ターミナル台に固着し、さらに、前記応動ばねの弾
    性をリード線の鋼性より弱く設定した温度過昇防止装
    置。
JP25895391A 1991-10-07 1991-10-07 温度過昇防止装置 Pending JPH05101760A (ja)

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JP25895391A JPH05101760A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 温度過昇防止装置

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JPH05101760A true JPH05101760A (ja) 1993-04-23

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JP (1) JPH05101760A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112967918A (zh) * 2021-02-03 2021-06-15 一汽解放汽车有限公司 一种熔断器盒及车辆

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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