JPH049433A

JPH049433A - 焼結鉱破砕用受歯

Info

Publication number: JPH049433A
Application number: JP11010090A
Authority: JP
Inventors: Akinori Takami; 高見　昭範; Masayuki Tsuda; 津田　正行; Atsuo Yamamoto; 厚生山本
Original assignee: Fujiko KK; NKK Corp; Nippon Kokan Ltd; Fujikoo KK
Current assignee: Fujiko KK; JFE Engineering Corp; Fujikoo KK
Priority date: 1990-04-27
Filing date: 1990-04-27
Publication date: 1992-01-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、焼結機から排出された高温の焼結鉱を破砕
するための焼結鉱破砕機に取り付けられる、焼結鉱破砕
用受歯に関するものである。

〔従来の技術〕

無端移動グレード式焼結機の、一定方向に連続的に移動
するエンドレス状のバレットにより焼成された焼結鉱は
、バレット下流端の排鉱部から排出され、排鉱部付近に
設けられた破砕機により、所定粒度に破砕される。

第５図は、破砕機の概略斜視図である。第５図に示すよ
うに、破砕機は、プーリ２により一定方向に連続的に移
動するパレット１の下流端の排鉱部付近に設けられた回
転歯３と、回転歯３の下方に設けられた受歯４とからな
っている。

回転歯３は、モータ５により、その軸線を中心として一
定方向に回転する水平な回転軸６と、回転軸６の外周面
に、所定間隔をあけ突設された複数個の鬼歯７とからな
っている。

受歯４は、所定長さの短冊状であり、回転軸６の長さ方
向に、回転軸６によって回転する鬼歯７が通過し得る間
隙をあけて、複数枚設けられている。複数枚の受歯４は
、回転歯３の回転軸６と直交する方向に移動可能な台車
８上に取り付けられている。

回転歯３の回転軸６、および、複数枚の受歯４の各々は
、その中を通る冷却水によって冷却される。

一定方向に連続的に移動するパレット１の下流端の排鉱
部から排出された高温の焼結鉱は、回転歯３と受歯４と
によって、所定粒度に破砕される。

［発明が解決しようとする課Ｈ］受歯４は、連続的に排出される高温の焼結鉱を破砕する
ものであるから、常時大きな熱衝撃を受け、このために
、摩耗が激しく、その寿命が短い。

従来の受歯４は、耐摩耗性鋳鋼によって製造されていた
が、回転歯３に接する部分の摩耗は避は難く、摩耗した
部分の位置をずらして使用するなどの対策を講じても、
その寿命は約１年であった。

従って、この発明の目的は、耐摩耗性および耐熱衝撃性
に優れ、その寿命を延ばすことができる、焼結鉱破砕用
受歯を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者等は、上述した問題を解決すべく、鋭意研究を
重ねた。その結果、受歯を、耐摩耗性鋳鋼製の受歯本体
に、その上端部を前記受歯本体の表面上から突出させて
、複数個のセラミックス製突片を、鋳ぐるみによって取
り付けた構造にすれば、耐熱衝撃性および耐摩耗性が向
上することを知見した。

この発明は、上記知見に基いてなされたものであって、
焼結機の排鉱部付近に設けられた焼結鉱破砕機における
、回転軸の外周面に所定間隔をあけ突設された複数個の
鬼歯を有する回転歯の下方に、前記回転歯と共働して高
温の焼結鉱を破砕するための、前記鬼歯が挿入される間
隙を設けて並設された焼結鉱破砕用受歯において、前記受歯は、耐摩耗性鋳鋼製の受歯本体と、前記受歯本
体に、その上端部を前記受歯本体の表面上から突出させ
、所定間隔をあけ、鋳ぐるみによって取り付けた複数個
のセラミックス製突片とからなっていることに特徴を有
するものである。

〔作　用〕

この発明の焼結鉱破砕用受歯は、上述したように、耐摩
耗性鋳鋼製の受歯本体に、その上端部を前記受歯本体の
表面上から突出させて、複数個のセラミックス製突片が
、鋳ぐるみにより所定間隔をあけて取り付けられた構造
になっている。

従って、セラミックス製突片により、高温の焼結鉱の破
砕による受歯の摩耗および熱衝撃を大幅に軽減すること
ができ、これによって、受歯の寿命が延長される。

〔実施例〕

次に、この発明を、図面を参照しながら説明する。

第１図は、この発明の焼結鉱破砕用受歯の一実施態様を
示す概略側面図、第２図は、その概略正面図である１図
面に示すように、この発明の受歯４は、耐摩耗性鋳鋼製
の受歯本体９と、受歯本体９に、その上端部を受歯本体
９の表面上から突出させ、所定間隔をあけて取り付けた
、複数個のセラミックス製突片１０とからなっている。

１１は、鋼製（ＳＳ）の保護枠である。

第３図は、セラミックス製突片ｌＯの一例を示す側面図
、第４図は、その平面図である。第３図および第４図に
示すように、セラミックス製突片１０は、例えば、窒化
珪素からなる平面円形状であって、例えば、全体の高さ
ｈは３０閣、上部１０ａの高さは１２■、上部１０ａの
直径は２０閣であり、その下部１０ｂの高さは１８■で
、下方に向けて次第に径が大きくなり、底部１０ｃの直
径は３０腸である。

このようなセラミックス製突片１０を、予め許容温度ま
で予熱した上、耐熱鋳鋼製の受歯本体９に鋳ぐるむ、こ
の結果、突片１０には圧縮力が加わり、耐衝撃性が高ま
る。また、突片１０は、上述したように、下部１０ｂの
径が下方に向けて次第に大きくなり、底部１０ｃの直径
は、上部１０ａの直径よりも大である。従って、突片１
０が受歯本体９から脱落することはなく、また、受けた
衝撃を受歯本体９に拡散することができる。

突片１０の、受歯本体９の表面からの突出高さは、例え
ば、２〜３層である。

突片１０は、受歯本体９の上面に所定間隔をあけて取り
付けるほか、受歯本体９の側面に取り付けてもよい。

この発明の受歯４は、上述したように、耐摩耗性鋳鋼製
の受歯本体９に、その上端部を受歯本体９の表面上から
突出させた複数個のセラミックス製突片１０が、鋳ぐる
みにより所定間隔をあけて取り付けられているので、高
温の焼結鉱の破砕による受歯の摩耗および熱衝撃が大幅
に軽減され、その寿命を、従来の１゜５〜２倍に延ばす
ことができる。また、セラミックス製突片１０は、所定
間隔をあけて取り付けられているので、突片１０に割れ
が生じた場合でも、その割れが他の突片に伝播すること
はない。

〔発明の効果］以上述べたように、この発明によれば、受歯の耐摩耗性
および耐熱衝撃性を向上させることができ、その寿命が
延びて、受歯の取替周期が延長されるから、焼結鉱破砕
機の稼働率は向上し、補修費は低減される等、多くの工
業上有用な効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の焼結鉱破砕用受歯の一実施態様を示
す概略側面図、第２図はその概略正面図、第３図はセラ
ミ、クス製突片の一例を示す側面図、第４図はその平面
図、第５図は焼結鉱破砕機の概略斜視図である。図面に
おいて、１・・・パレット、　　　　　２・・・プーリ、３・・
・回転歯、　　　　　４・・・受歯、５・・・モータ、
　　　　　　６・・・回転軸、７・・・鬼歯、　　　　
　　　８・・・台車、９・・・受歯本体、１０・・・セ
ラミックス製突片、１１・・・保護枠。第１図第５図第２図第３図第４図０ｃ

Claims

【特許請求の範囲】１　焼結機の排鉱部付近に設けられた焼結鉱破砕機にお
ける、回転軸の外周面に所定間隔をあけ突設された複数
個の鬼歯を有する回転歯の下方に、前記回転歯と共働し
て高温の焼結鉱を破砕するための、前記鬼歯が挿入され
る間隙を設けて並設された焼結鉱破砕用受歯において、前記受歯は、耐摩耗性鋳鋼製の受歯本体と、前記受歯本
体に、その上端部を前記受歯本体の表面上から突出させ
、所定間隔をあけ、鋳ぐるみによって取り付けた複数個
のセラミックス製突片とからなっていることを特徴とす
る、焼結鉱破砕用受歯。