JPH0484998A - 衣類乾燥装置の皺伸ばし方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は衣類乾燥装置における皺伸ばし方法及びその装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種の衣類乾燥機は筐体内で、一方向に回転す
る掛具に衣類をかけて回転させ通風乾燥を行なうものが
知られている。（例えば。

実開昭６３−７１８９７号公報、及び実開昭４９−４８
５６８号公報並びに特開昭５４−５２３６３号公報参照
） 〔発明が解決しようとする課題〕 従来の技術で述べた衣類乾燥機は全て一方向にのみ衣服
を回転させる構成であり、そのために遠心力により吊り
下げられて回転する衣服の外側部分は内側よりも強く外
方に遠ざかろうとするために内側と外側の皺の伸び方が
大きく相違し、しかも高速で回転さすほどこの傾向は顕
著となりこれらの要因が均一でしかも皺の極力少ない状
態での早期乾燥を目標とする衣類乾燥機の大きな問題点
となっていた。

本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは１回転
させながら乾燥をする衣服の皺伸ばしを遠心力に影響さ
れることなく内外ともに均一に皺伸ばしができ、しかも
内外共に均等で且つ強力な皺伸ばし効果が期待できる衣
類乾燥装置における皺伸ばし方法、及びその装置を提供
しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために１本発明の衣類乾燥装置にお
ける皺伸ばし方法は、衣類を回転さす掛具を間歇正逆回
転をさせるものである。また、その装置は、掛具の回転
中心軸にスピードコントロールモーターで構成する正逆
転駆動部を連係し、該正逆転駆動部に正逆転制御回路を
接続し、正逆転制御回路中のリレーにより、回転中心軸
を正逆転させて掛具に吊り下げた衣類を筐体内で正逆転
させながら乾燥させる構成となっている。

〔作用〕

正逆転制御回路のリレー切換によりスピードコントロー
ルモーターの二線を切換えて正逆転させ、これにより掛
具の回転主軸を９０°正転−停止−４５°逆転−停止−
９０°正転の間歇回転運動を繰り返しながら回転さすと
、掛具に吊り下けら九た衣類は慣性力の作用により１回
転が停止した瞬間は回転方向に衣類金山の下端部が回転
方向に同道もうとして下側から瞬間的に引張られた状態
となり、逆に動き出した瞬間には慣性力で下端側はその
位置での静止状態を保とうとしてやはり下向きに引張る
方向に作用する。これらの作用を試験値により以下詳述
する。

下記に示す振れ実験表は、従来の一方向回転による衣類
の振れ巾に対し本願発明を実施した場合に衣類が慣性力
で下側に引張られた状態での比較値を示すものである。

尚下表において、Ａ：回転遠心力により衣類が外方に振
れた寸法。

Ｆ：停止した瞬間に慣性力で尚、下端側か進もうとする
進行側（前方ｇＡ）への振れ寸法。

Ｌ：動き出した瞬間に慣性力で尚、下端側が彼方に残ろ
うとする振れ寸法。

尚、Ａ、Ｆ、Ｌの測定位置は第１図参照。

振れ実験表（一方向回転） 振れ実験表（一方向回転） 回転半径３７５％ 回転半径３７５％ 振れ実験表（正逆回転） 振れ実験表（正逆回転） 回転半径３７５％ 上記の表に示す実験値にても明らかな如く。

例えば、一回転７０秒の一方向回転の実験値Ａはジャン
パー、ブラウスで１０％であるのに対し、正逆回転の場
合の一回転６６秒の場合の実験値はシャンパーツ場合Ａ
　＝　５　ｓ％、Ｆ＝５０％％Ｌ−１５０％、ブラウス
の場合Ａ＝２５％。

Ｆ＝２５％ｈ　Ｌ　＝　７５％であり、特に動き出した
瞬間に静止慣性力で後方に残ろうとして引張られる寸法
は一方向回転の実に約７〜１５倍と著しく大きな値を示
し如何に強力に引張られるかが判明した。

また、更に回転を速くした一回転１２秒の一方向回転の
実験値と一回転１６秒の正逆回転の実験値を比較すると
、一方向回転の実験値は。

ジャンパーの場合Ａ＝３０％、セーターの場合Ａ＝１０
％に対して、正逆回転の実験値はジャンパーの場合Ａ＝
袖と筐体内面（寸法７０％）が接触測定不能、 ｐ＝１ｇ−７％％　Ｌ＝５６２％ セーターの場合、Ａ＝袖と筐体内面（寸法１４０％）が
接触測定不能。

Ｆ＝２００％、　　Ｉ、＝６００％ と約２０倍もの引張り作用が生じることが判明し、しか
もＦとＬの引張り作用方向は回転方向故に衣類を回転方
向と直角方向に吊り下げると衣類の食中にわたって略平
均に引張り慣性力が作用し、上方を吊り下げた状態で一
回転中に９０°　正転４５°　逆転運動を繰り返しなが
ら回転さすことにより、上記ＦとＬの強力な慣性引張力
が一回転中８回作用する。

〔実施例〕

実施例について図面を参照して説明する。

第１図において、衣類乾燥装置の掛具の回転中心軸１は
、筐体２の略中央位置に横方向に回転するように上下で
軸受されている。正逆転駆動部３は例えばスピードコン
トロールモーター（速度検出装置を備えたくレートジー
ネレータ付モーター〉と、該誤差増幅回路および交流位
相制御回路からなる速度制御回路くコントロールバック
、オリエンタルモーター株式会社５ｓｓ３１　／　３２
　　Ｖ　Ｓ型〉の２つで、フィードバック制御系を構成
している。オリエンタルモーター株式会社製　５１に６
０ＲＧＳ−Ａ、ＦＰ型）を用いて前記回転中心軸１の上
端側に例えば歯車等の伝動部を介して噛合連係させる。

正逆転回路は例えば第２図に示す回路に構成して正逆転
駆動部と接続し、リレーの切換でモーター４を正逆転さ
せ回転中心軸ｌに伝動する。

衣類掛棒５は回転中心軸ｌを中心に横方向に枝設されて
いる。

〔発明の効果〕

本発明は１以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。

衣類掛棒に吊下された衣類が正転−停止一逆転一停止動
作を繰り返しなから筒内で回転するので回転、停止のた
びごとに慣性により回転方向と平行方向に衣類の金山に
わたつて強く、下端側が前方及び後方に引張られ一回転
中に８回（９０°　正転４５°　逆転の場合）もこれを
繰り返し、衣類食中にわたっての皺伸ばしをしながら通
風乾燥を行なうことができ均一で且つ完全に洗い皺が伸
びた状態で乾燥さすことができるので乾燥時間も著しく
短縮でき、仕上がりも皺のない高品質の衣類乾燥が期待
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は衣類乾燥装置の正面図、第２図は正逆転制御回
路を示す図である。 １・−・回転中心軸　　　　２・・・筐　体３・・・正
逆転駆動部　　　４・・・モーター５・・・衣類掛棒

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、衣類掛具の回転中心軸に正逆転の間歇回転運動を与
   え、間歇正逆転時の慣性力で吊下した衣類の皺伸ばしを
   行なうことを特徴とする衣類乾燥装置における皺伸ばし
   方法。 ２、衣類掛具の回転中心軸に、正逆転制御回路を設けた
   正逆転駆動装置を連係し、回転中心軸に正逆転の間歇回
   転運動を行なわせることを特徴とする衣類乾燥装置。