JPH0483735A - 下水汚泥からなるスラグウール - Google Patents
下水汚泥からなるスラグウールInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、下水汚泥を原料として、通常の鉄鋼スラグを
利用したスラグ系ロックウールとほぼ同等の繊維化特性
を有する下水汚泥からなるスラグウールに関するもので
あり、鉱物繊維板(天井板)耐火、保温、断熱等の材料
、アスベスト代替品、不織布等の従来の用途の拡大ある
いは新規用途の開発に関する。 〔従来の技術〕 従来、鉄鋼スラグを利用したスラグ系ロックウールは、
鉄鋼スラグに成分調整剤を加え、キュポラ炉、あるいは
電気炉等で溶融させ、該溶融物を遠心力を利用した高速
回転体または圧縮空気によるブローイング、さらには遠
心力と圧縮空気によるブローイングとを併用した方式で
繊維化製造されている。 上記スラグウールは、セラミックウールより耐熱性が低
く、また、ガラスウールより圧縮強度、圧縮復元性が劣
り、ガラスウール、セラミックウールより柔軟性がなく
、さらに、無機繊維に一般的に共通する水に対する浸食
が進行しやすい等の性能上の問題点を有しているが、安
価に製造できる利点、および、ガラスウールより耐熱性
が高いという特性を有している。従って、上記問題点お
よび利点を反映して、不燃性の吸音鉱物質繊維板(天井
板)、主として中温〜高温(約500〜600℃)の工
業用断熱材、あるいは、耐火被覆材等の分野に多量に使
用されている。しかしながら、スラグウールにおいては
、まだまだ商品分野の用途拡大ならびに新規用途開発が
充分になし得ているとはいえないのが現状である。 〔発明が解決しようとする課題〕 一方、下水道の普及拡大に伴い下水汚泥の発生量は年々
拡大し、埋め立て処分する適地の確保にも困難な状況と
なっている。このような、状況下において、下水汚泥の
埋め立て処分量を減らし、生成する下水汚泥の資源化が
可能な下水汚泥の利用システムの開発が注目を集めてい
る。 従って、本発明は、下水汚泥の有効利用を図るためにな
されたものであって、従来の鉄鋼スラグを利用したスラ
グウールと同等の品質を存する下水汚泥からなるスラグ
ウールを提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 発明者等は上述の問題を解決するために鋭意努力を重ね
た。その結果、原料として下水汚泥スラグを使用し、こ
の下水汚泥スラグを高温溶融し、従来の繊維化方式即ち
遠心力または圧縮空気、さらには、両者併用による繊維
化方式によって、スラグウールを製造できることを知見
した。本発明は上述の知見に基づいてなされたものであ
る。 上記目的を達成するために、本発明においては、下水汚
泥スラグにカルシウム成分調整剤を20〜60重量%配
合したものであって、 P2es : 30重量%以下5i02
:10〜50重景% A1.O,:3〜20重量% CaO:10〜70重量% MgO:20重量%以以 下 e 203: 5〜25重量% を主成分とすることに特徴を有する。また、カルシウム
成分調整剤としては、炭酸カルシウムまたはドロマイト
を使用する。 以下、この発明について、説明する。 P、05二 p、o、は、下水汚泥スラグに本来含まれるものであり
、靭性に悪影響を及ぼすので30重量%以下とすべきで
ある。カルシウム成分調整剤の添加によってP t O
s をカルシウムと固定することにより、靭性、強度の
向上が図れる。 5ift: 得られた混合物の成分範囲は、S IO2については、
繊維強度を向上させるためにはできるだけ多い方が望ま
しいが、粘性が増加すること、また溶融温度が高くなる
ことから50重量%以下とすべきである。また、良質な
繊維を得るためには、10重量%以上とすべきである。 A 7!203 : 耐熱性を向上させるためのA I! 20 、の含有量
は多い方か望ましいか、溶融温度が極端に上昇すること
から20重量%以下とすべきである。また耐熱性を損な
わないために3重量%以上必要であるCab: CaOは得られた繊維が脆く、劣化しゃすくなるために
70重量%以下とするべきである。また、粘性を低下さ
せる効果を得るために10重量%以上とするべきである
。 MgO二 得られる繊維の強度、粘性低下、柔軟性に寄与するM
g Oは積極的に添加することが好ましいがこの成分の
増加とともに、失透温度が上昇し、操業性が悪化するこ
とから20重量%以下とすべきである。 Fe2e3 : Fear3は耐熱性、繊維強度の向上に寄与するが、多
すぎると鉄抜き等の操業上の問題が生ずるので、5重量
%以上、25重量%以下とすべきである。 N a 20、 K、O,S : Na2O、K、OlS等が存在してもよいが、これらの
含有量は本発明の目的を損なわないように5重量%以下
に抑えることか好ましい。 本発明の目的を達成するための成分を安価に得また従来
のスラグウールの設備を利用して工業的に繊維を得るた
めに炭酸カルシウム、ドロマイト等のカルシウム成分調
整剤が使用される。炭酸カルシウム、ドロマイトは、い
ずれも粘性低下の作用がある。カルシウム成分調整剤の
含有量が20重量%未満、または、60重量%を超える
と、いずれの場合も良質なウールをつくる粘性(20ポ
アズ未満)が確保できない。 本発明の原料として使用する下水汚泥スラグは、旋回溶
融炉で1400〜1650℃で溶融することができる。
利用したスラグ系ロックウールとほぼ同等の繊維化特性
を有する下水汚泥からなるスラグウールに関するもので
あり、鉱物繊維板(天井板)耐火、保温、断熱等の材料
、アスベスト代替品、不織布等の従来の用途の拡大ある
いは新規用途の開発に関する。 〔従来の技術〕 従来、鉄鋼スラグを利用したスラグ系ロックウールは、
鉄鋼スラグに成分調整剤を加え、キュポラ炉、あるいは
電気炉等で溶融させ、該溶融物を遠心力を利用した高速
回転体または圧縮空気によるブローイング、さらには遠
心力と圧縮空気によるブローイングとを併用した方式で
繊維化製造されている。 上記スラグウールは、セラミックウールより耐熱性が低
く、また、ガラスウールより圧縮強度、圧縮復元性が劣
り、ガラスウール、セラミックウールより柔軟性がなく
、さらに、無機繊維に一般的に共通する水に対する浸食
が進行しやすい等の性能上の問題点を有しているが、安
価に製造できる利点、および、ガラスウールより耐熱性
が高いという特性を有している。従って、上記問題点お
よび利点を反映して、不燃性の吸音鉱物質繊維板(天井
板)、主として中温〜高温(約500〜600℃)の工
業用断熱材、あるいは、耐火被覆材等の分野に多量に使
用されている。しかしながら、スラグウールにおいては
、まだまだ商品分野の用途拡大ならびに新規用途開発が
充分になし得ているとはいえないのが現状である。 〔発明が解決しようとする課題〕 一方、下水道の普及拡大に伴い下水汚泥の発生量は年々
拡大し、埋め立て処分する適地の確保にも困難な状況と
なっている。このような、状況下において、下水汚泥の
埋め立て処分量を減らし、生成する下水汚泥の資源化が
可能な下水汚泥の利用システムの開発が注目を集めてい
る。 従って、本発明は、下水汚泥の有効利用を図るためにな
されたものであって、従来の鉄鋼スラグを利用したスラ
グウールと同等の品質を存する下水汚泥からなるスラグ
ウールを提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 発明者等は上述の問題を解決するために鋭意努力を重ね
た。その結果、原料として下水汚泥スラグを使用し、こ
の下水汚泥スラグを高温溶融し、従来の繊維化方式即ち
遠心力または圧縮空気、さらには、両者併用による繊維
化方式によって、スラグウールを製造できることを知見
した。本発明は上述の知見に基づいてなされたものであ
る。 上記目的を達成するために、本発明においては、下水汚
泥スラグにカルシウム成分調整剤を20〜60重量%配
合したものであって、 P2es : 30重量%以下5i02
:10〜50重景% A1.O,:3〜20重量% CaO:10〜70重量% MgO:20重量%以以 下 e 203: 5〜25重量% を主成分とすることに特徴を有する。また、カルシウム
成分調整剤としては、炭酸カルシウムまたはドロマイト
を使用する。 以下、この発明について、説明する。 P、05二 p、o、は、下水汚泥スラグに本来含まれるものであり
、靭性に悪影響を及ぼすので30重量%以下とすべきで
ある。カルシウム成分調整剤の添加によってP t O
s をカルシウムと固定することにより、靭性、強度の
向上が図れる。 5ift: 得られた混合物の成分範囲は、S IO2については、
繊維強度を向上させるためにはできるだけ多い方が望ま
しいが、粘性が増加すること、また溶融温度が高くなる
ことから50重量%以下とすべきである。また、良質な
繊維を得るためには、10重量%以上とすべきである。 A 7!203 : 耐熱性を向上させるためのA I! 20 、の含有量
は多い方か望ましいか、溶融温度が極端に上昇すること
から20重量%以下とすべきである。また耐熱性を損な
わないために3重量%以上必要であるCab: CaOは得られた繊維が脆く、劣化しゃすくなるために
70重量%以下とするべきである。また、粘性を低下さ
せる効果を得るために10重量%以上とするべきである
。 MgO二 得られる繊維の強度、粘性低下、柔軟性に寄与するM
g Oは積極的に添加することが好ましいがこの成分の
増加とともに、失透温度が上昇し、操業性が悪化するこ
とから20重量%以下とすべきである。 Fe2e3 : Fear3は耐熱性、繊維強度の向上に寄与するが、多
すぎると鉄抜き等の操業上の問題が生ずるので、5重量
%以上、25重量%以下とすべきである。 N a 20、 K、O,S : Na2O、K、OlS等が存在してもよいが、これらの
含有量は本発明の目的を損なわないように5重量%以下
に抑えることか好ましい。 本発明の目的を達成するための成分を安価に得また従来
のスラグウールの設備を利用して工業的に繊維を得るた
めに炭酸カルシウム、ドロマイト等のカルシウム成分調
整剤が使用される。炭酸カルシウム、ドロマイトは、い
ずれも粘性低下の作用がある。カルシウム成分調整剤の
含有量が20重量%未満、または、60重量%を超える
と、いずれの場合も良質なウールをつくる粘性(20ポ
アズ未満)が確保できない。 本発明の原料として使用する下水汚泥スラグは、旋回溶
融炉で1400〜1650℃で溶融することができる。
次に、本発明を実施例によって説明する。
〔実施例1〕
第1表に実施例に使用する下水汚泥スラグの成分組成を
示す。第1表に示す下水汚泥スラグに炭酸カルシウムを
配合し、この原料を旋回溶融炉で加熱溶解し、溶融物を
複数の内部冷却型高速回転体と圧縮空気流中で繊維化集
綿した。得られた汚泥スラグウールの組成の分析および
物性の測定結果を第2表に示す。 測定方法 (1) 溶融粘度: 高温用回転粘度計。 (2)平均繊維径: 試料より任意に60本の繊維を取り出し、電子顕微鏡写
真を撮影し、その平均値を示す。 本実施例のスラグウールは、平均繊維径が3〜4um、
粘度も2oポアズを大きく下回るものであり、通常の鉄
鋼スラグからなるスラグ系ロックウルとほぼ同等の繊維
化特性を有することがゎがった。 第 表 (重量%) 第2表 〔実施例2〕 第1表に示す下水汚泥スラグにドロマイトを配合し、こ
の原料を旋回溶融炉で加熱溶解し、溶融物を複数の内部
冷却型高速回転体と圧縮空気流中で繊維化集綿した。得
られた汚泥スラグウールの組成の分析および物性の測定
結果を第2表に併せて示した。 本実施例のスラグウールも実施例1と同様に、平均繊維
径が3〜4μm、粘度も20ポアズを大きく下回るもの
であり、通常の鉄鋼スラグからなるスラグ系ロックウー
ルとほぼ同等の繊維化特性を有することがわかった。 〔発明の効果〕 以上説明したように、この発明の下水汚泥からなるスラ
グウールは、鉄鋼スラグからなるスラグ系ロックウール
とほぼ同等の繊維化特性を有し、しかも、下水汚泥の有
効利用化が図れる産業上有用な効果がもたらされる。
示す。第1表に示す下水汚泥スラグに炭酸カルシウムを
配合し、この原料を旋回溶融炉で加熱溶解し、溶融物を
複数の内部冷却型高速回転体と圧縮空気流中で繊維化集
綿した。得られた汚泥スラグウールの組成の分析および
物性の測定結果を第2表に示す。 測定方法 (1) 溶融粘度: 高温用回転粘度計。 (2)平均繊維径: 試料より任意に60本の繊維を取り出し、電子顕微鏡写
真を撮影し、その平均値を示す。 本実施例のスラグウールは、平均繊維径が3〜4um、
粘度も2oポアズを大きく下回るものであり、通常の鉄
鋼スラグからなるスラグ系ロックウルとほぼ同等の繊維
化特性を有することがゎがった。 第 表 (重量%) 第2表 〔実施例2〕 第1表に示す下水汚泥スラグにドロマイトを配合し、こ
の原料を旋回溶融炉で加熱溶解し、溶融物を複数の内部
冷却型高速回転体と圧縮空気流中で繊維化集綿した。得
られた汚泥スラグウールの組成の分析および物性の測定
結果を第2表に併せて示した。 本実施例のスラグウールも実施例1と同様に、平均繊維
径が3〜4μm、粘度も20ポアズを大きく下回るもの
であり、通常の鉄鋼スラグからなるスラグ系ロックウー
ルとほぼ同等の繊維化特性を有することがわかった。 〔発明の効果〕 以上説明したように、この発明の下水汚泥からなるスラ
グウールは、鉄鋼スラグからなるスラグ系ロックウール
とほぼ同等の繊維化特性を有し、しかも、下水汚泥の有
効利用化が図れる産業上有用な効果がもたらされる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下水汚泥スラグにカルシウム成分調整剤を20〜6
0重量%配合したものであって、P_2O_5:30重
量%以下 SiO_2:10〜50重量% Al_2O_3:3〜20重量% CaO:10〜70重量% MgO:20重量%以下 Fe_2O_3:5〜25重量% を主成分とすることを特徴とする下水汚泥からなるスラ
グウール。 2 カルシウム成分調整剤が、炭酸カルシウムである請
求項1記載の下水汚泥からなるスラグウール。 3 カルシウム成分調整剤が、ドロマイトである請求項
1記載の下水汚泥からなるスラグウール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19610990A JPH0483735A (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 下水汚泥からなるスラグウール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19610990A JPH0483735A (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 下水汚泥からなるスラグウール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0483735A true JPH0483735A (ja) | 1992-03-17 |
Family
ID=16352389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19610990A Pending JPH0483735A (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 下水汚泥からなるスラグウール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0483735A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06130964A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-05-13 | Nkk Corp | 軽量吸音板の製造方法 |
JPH06171968A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-06-21 | Nkk Corp | 軽量吸音板の製造方法 |
US20140000089A1 (en) * | 2005-06-30 | 2014-01-02 | Unifrax I Llc | Inorganic Fiber |
-
1990
- 1990-07-26 JP JP19610990A patent/JPH0483735A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06130964A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-05-13 | Nkk Corp | 軽量吸音板の製造方法 |
JPH06171968A (ja) * | 1992-06-22 | 1994-06-21 | Nkk Corp | 軽量吸音板の製造方法 |
US20140000089A1 (en) * | 2005-06-30 | 2014-01-02 | Unifrax I Llc | Inorganic Fiber |
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