JPH0479876A - ビール用安定化処理剤 - Google Patents

ビール用安定化処理剤

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JPH0479876A
JPH0479876A JP2193964A JP19396490A JPH0479876A JP H0479876 A JPH0479876 A JP H0479876A JP 2193964 A JP2193964 A JP 2193964A JP 19396490 A JP19396490 A JP 19396490A JP H0479876 A JPH0479876 A JP H0479876A
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beer
acid
silica gel
amount
turbidity
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JP2193964A
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English (en)
Inventor
Masahide Ogawa
小川 政英
Teiji Sato
悌治 佐藤
Masao Takahashi
正男 高橋
Hideo Sukai
須貝 秀夫
Toshio Kizu
木津 敏夫
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Mizusawa Industrial Chemicals Ltd
Original Assignee
Mizusawa Industrial Chemicals Ltd
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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシリカゲルよりなるビール用安定化処理剤に関
し、より詳細には特定された比表面積と固体酸酸量を有
するシリカゲルよりなるビール用安定化処理剤に関する
[従来技術] ビールは大麦の麦芽およびホップを主原料として発酵さ
せて回収した発酵製品であり、琥珀色で輝きのある透明
な酒精飲料である。従って、酒精飲料としての味、香り
、風味もさることながら、外観も商品価値を決定する大
切な要因である。
しかるに、ビールは発酵終了後、醪を搾り濾過した清澄
液を製品としているが、前段で発酵を司った酵母類の微
生物さらには各種の酵素類は濾過処理によっても除かれ
ず、これらは搾り液の方に通過して混在する。このため
濾過後の清澄液も貯蔵等で放置される間にさらに発酵や
化学変化を起こし、ビールを変質させる要因となってい
る。
事実、ビールは瓶、缶、樽等に詰められて長期間保存さ
れたり、飲用に使用するために冷やされたりすると、ビ
ール中に澱や濁りが発生して混濁現象を起こす場合があ
る。このように混濁が発生するビールは耐久性に乏しい
ビールとして嫌われており、ビールとしての商品価値を
損ねている。
この混濁には、寒冷混濁、永久混濁と凍結混濁との三つ
のケースがある。ビール中には、寒冷混濁は1.4〜8
.1 mg/l、永久混濁は6.6〜14.1mg#混
在すると報告されている。ビールの保存期間や種類によ
っては、混濁が44〜100mg/lのオーダーで発生
することも報告されている。
寒冷混濁は、ビールを0℃付近に冷却した時に発生し、
20℃になると再び溶解する。永久混濁は酸化混濁とも
いわれ再溶解はしない。凍結混濁はビールが凍結したり
、凍結に近い一5℃付近になると発生する。
これらビール混濁は、原料の大麦やホップに由来する蛋
白質の一部やポリフェノール等の可溶性成分が不溶化し
たり、これらのコロイド成分が会合することによって発
生するといわれている。
本明細書では、ビール中に溶解もしくはコロイド状に分
散しており、ビールを長期保存したり冷却したりする時
に発生する混濁の原因因子成分を「混濁前駆体」と呼ぶ
このようにビールの混濁発生はビールに普遍的に存在す
る混濁前駆体に由来しており、この混濁前駆体がビール
に残存する限りにおいて、その時の条件にもよるがIA
Eの発生は否めない。
従って、ビールの混濁防止(安定化処理)にも各種の方
法が試みられ、ビール中に残存している混濁前駆体を各
種の方法技術により分離除去してビールの変質を防ぎ、
耐久性を向上させているのが現状である。
混濁前駆体の分離除去の従来技術としては、例えば、パ
パイン(パパイヤ果実から回収した植物性蛋白質分解酵
素)、タンニン酸、ポリビニルピロリドン、シリカゲル
等の混濁防止剤をビールに加えて処理する方法が提案さ
れて行われてきた。
特にシリカゲルは、ビールの香り、味、風味、泡等のビ
ール品質への影響が少ないことから、広く安定化処理剤
として使用されてきた。
この安定化処理剤用シリカゲルの一般的な製造法として
は、例えばケイ酸ソーダと酸とを反応させてシリカヒド
ロゲル生成させ、シリカゲルを回収している。この場合
、酸性サイドでシリカヒドロゲルを生成させると、表面
活性が大きく吸着性に優れたシリカゲルが製造される。
一方、アルカリサイドでシリカヒドロゲルを生成させる
と、アルカリの影響もあり表面活性の小さいシリカゲル
が製造されることが知られている。
以上の見地から、高い吸着性能を有するシリカゲルを得
るためには、ケイ酸ソーダと酸との反応を酸性サイドで
行うのが一般的である。
しかし、酸性サイドで製造したシリカゲルをビール用安
定化処理剤に用いると、吸着性能は満足されても母液と
の濾過分離性がすこぶる悪く、普通の濾過方法での濾過
は不可能である。従って、この濾過時に珪藻土等を濾過
助剤として上手に併用することによって問題を解消して
いる。
混濁防止剤用シリカゲルが提案されている例として、英
国特許938153号、英国特許938175号、英国
特許1279250号、特公昭62−256716号、
特開昭62−207712号、特開昭62−25671
6号、特開昭63−252915号等の各特許公報を挙
げることができる。
ここに挙げられているシリカゲルは、特定された比表面
積、細孔容積、平均細孔径、含有水分。
水性懸濁液のpH等の物性値が細かく選択限定されてい
るキセロゲルやヒドロゲルであり、このシリカゲルの吸
着性能を利用して、ビール中の不純成分を吸着除去させ
ることを基本としている。
従って、このシリカゲルがビールの安定化処理に適して
いる理由としては、シリカゲルが持つ比表面積さらに細
孔構造や細孔径分布による吸着機構に基すき、混濁前駆
体の選択的吸着除去が容易になることが挙げられている
一方、当然のことながらビールを5℃以下に冷却して寒
冷混濁を一旦発生させてから、その冷却状態を維持して
混濁物の濾過処理を行う方法も耐久性向上の処理法とし
て有効である。
しかし、この方法では冷却状態を維持するために大量の
冷熱エネルギー(電気量)を必要とし、しかも長期に亘
る熟成期間を必要とし、ビール製造を大掛かりな工程に
してしまう傾向にある。
従って、ビール中の混濁前駆体を除去し、耐久性を向上
させる処理方法としては、ビールの色、香り、風味等を
整えながら、上記したような安定化処理剤を添加し、さ
らに珪藻土等の濾過助剤を上手に用いる方法が一般的に
採用されている。
また最近では、発酵後の酵母類が混在している醪の状態
から、酵母類だけでな(混濁前駆体成分をも一緒に分離
除去してしまう研究も進められているという。
[発明が解決しようとする問題点1 以上のようにビール製造工程では、生成してしまった澱
等の混濁物の除去に留まらず、ビール中に溶解している
混濁前駆体成分を製品とする前に予め選択的に分離除去
して耐久性を向上させる安定化処理工程が重要である。
しかも最近では、この混濁前駆体成分は蛋白質だけでな
く、ポリオキシフェニルを基本構造とするタンニンも重
要な混濁前駆体成分であることが明らかにされてきてい
る。
またビールの製造工程には電気等のエネルギーを大量必
要としており、その約70%はビールの冷却維持のため
に消費されている。そのうえさらに混濁前駆体除去のた
めの冷却等に大量のエネルギが消費されてしまうことは
、当業界としても本望でなく、製造コストの上からも好
ましくない。
ビールの耐久性向上を省エネルギーの方法で、しかもビ
ールの本質を損なうことなく安定化処理する方法は未だ
知られていない。
この点において、従来のビールの安定化処理用シリカゲ
ルは、ビール中に溶解しているタンニン類等の混濁前駆
体を直接吸着除去できるシリカゲルに調製しであるため
、ビールの品質を決定している成分であるカリやリン等
の成分も吸着除去する傾向にあり、ビールの味、香り、
泡等のIバランスを失い、ビール品質をこの点からも低
下させる傾向にあった。
また、ビールの品質に必要な蛋白質や他の成分を阻害や
除去してしまうことな(、タンニン等の混濁前駆体を選
択的に、且つ効果的に除去して耐久性を向上させる性能
を持つシリカゲル粉末は未だ安定化処理剤として知られ
ていない。
本発明の目的は、ビール中のタンニン等の混濁前駆体を
、ビールの本質を損なうことな(有効にしかも選択的に
分離除去できるシリカゲル粉末を安定化処理剤として提
供するにある。
さらに本発明の目的は、ビールを冷却する等の特別のエ
ネルギーを用いることなく、混濁前駆体の分離除去能力
を有するシリカゲル粉末を安定化処理剤として提供する
にある。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば、BET法による比表面積が250乃至
500m”/gの範囲で、且つ酸度関数■。で+1.5
以下の酸強度における固体酸酸量が零で、酸度関数lI
oで+468迄の酸強度における固体酸酸量が0.旧乃
至0.40mmol/gの範囲にあるシリカゲルの微粉
末よりなることを特徴とするビール用安定化処理剤が提
供される。
さらに本発明によれば、前記シリカゲルの細孔容積が1
.0乃至2.0cc/gの範囲にあることを特徴とする
ビール用安定化処理剤が提供される。
[作 用] 本発明は、肝T法による比表面積が250乃至500m
2/gの範囲で、酸度関数H8で÷1.5以下の酸強度
における固体酸酸量が零で、酸度関数H8で+4.8迄
の酸強度における固体酸酸量が0.旧乃至0.40 m
mol/gの範囲にある粉末シリカゲルをビール安定化
処理剤として用いる時は、このシリカゲルがビール混濁
の発生原因である蛋白質とポリオキシフェニル等の混濁
前駆体を常温で速やかに反応させて複合体を生成せしめ
、その除去分離が有効に行えるという知見に基すいてい
る。
一般に湿式法で製造されたシリカゲルの比表面積は20
乃至1000m2/gの広い範囲にあり、この物性が填
料、吸着剤さらに触媒担体等の広い分野で利用されてい
る理由である。
この比表面積の大きいシリカゲルがビール中に発生した
混濁類の分離除去用吸着剤として有効利用されるのは当
然であり、望ましいことである。
本発明においても、ビール混濁の除去を基本としている
限りにおいて、その比表面積が250乃至500+w2
/gの範囲にある吸着性に優れたシリカゲルを処理剤と
して用いることは有効である。
しかし、本発明の目的がビール混濁の前駆体であるタン
ニン類の除去を第1としている点において、溶液状もし
くはコロイド状のタンニンを選択的に除去できる性能を
有する材料が必要である。
しかるに、広い範囲の比表面積や細孔分布等を有するシ
リカゲルであっても、こうした溶液状もしくはコロイド
状のタンニンを直接選択的に吸着する能力は有していな
い。
この件に関しては、バーンシュタイン氏が1981年に
発表した報文(BREIIING & DISTILL
ING INTER−NATIONAL ”Stabi
lising beer in 1ine with 
current legislation)の中で明ら
かにしてイル。即ち、シリカゲルは蛋白質は吸着するけ
れどもタンニンは吸着しないことを説明している。
また、本発明者等が行った後述する実施例に示す簡単な
予備実験においても、種々の物性を有するシリカゲルを
試料とし、このシリカゲルに対するビールに溶解してい
るタンニン類の吸着を確認したが、その吸着傾向は認め
られなかった。
本発明者等は、■前述したようにビール中のタンニンは
常温では蛋白質との複合体を生成しにくいが、5℃以下
の冷却状態では容易に反応して複合体を生成し寒冷混濁
を発生させること、■しかし、この寒冷混濁を得るため
にビールを5℃以下に冷却するには大量の電気量を必要
としていることに着目し、冷却状態でない常温状態でも
タンニンが蛋白質と速やかに複合体を生成し、ここに生
成した複合体が有効に吸着除去される条件について検討
した。
本発明者等は上記の条件に関し実験を重ねた結果、特定
された酸強度分布の固体酸酸量を有しているシリカゲル
をビール中に配合すると、タンニン類の除去が有効に行
えることを見出した。
この事実は多くの実験の結実現象として見出されたもの
であり、その理論的解明は未だ十分ではないが、このシ
リカゲルはビール中の蛋白質とタンニンとの反応速度を
常温で容易に促進させる触媒作用を有しており、この触
媒作用により常温で複合体が速やかに生成されるものと
思われる。
しかも、ここに生成した高分子量の複合体は特定された
比表面積を有するシリカゲルに容易に吸着されて分離除
去されるものと認められる。
一般にシリカゲルが固体酸を有していることは知られて
いる。しかし、固体酸の酸強度に関しての分布が特定な
範囲内に制御されているシリカゲルは、ビールの混濁前
駆体の一成分であるポリオキシフェニル等のタンニンと
蛋白質とを常温で速やかに反応させ、特定された比表面
積を有するシリカゲルに吸着可能な複合体に変質させる
条件は知られていない。
本発明者等は、ビール中の混濁前駆体成分の挙動とシリ
カゲルの固体酸との関係について実験を重ねた結果、つ
ぎのことが判明した。
事実、後述する実施例の実験において明らかなように、
酸度関数H0で+1.5以下の強い酸度において固体酸
酸量を有するシリカゲルでは、ビールの耐久性を改善す
ることができなかったのに対し、酸度関数H0で+19
5以下の強い酸度における固体酸酸量が零で、酸度関数
■。で+4.8の弱い酸度における固体酸酸量が0.0
1乃至0.40*mol/gノ範囲にあるシリカゲルで
は、ビールの耐久性が有効に改善され、冷寒汚濁の発生
が有効に防止していることがよく理解される。
タンニンとは分子量の大きい分子内に多くのフェノール
性水酸基を持つ植物成分の総称である。
このようにタンニンはポリオキシフェニルを基本構造と
する比較的高分子量の化合物である。タンニンは、アル
カリで分解するとフェノール類、フェノールカルボン酸
が得られ、希酸で加熱すると加水分解により没食子酸や
エラグ酸等を生成する加水分解性タンニンと、一方重合
して水に不溶のフロバフエンを生成する縮合性タンニン
とに分類されている。
また、タンニンは各種の蛋白と結合し複合体を生成し、
ビールの非生物的混濁の主たる成分になることは前述し
た通りである。寒冷混濁に含まれる蛋白(ポリペプチド
)は大麦に由来するβ−グルプリンまたはプロラミンの
ペプチドであるとされているが、ビール蛋白の殆ど全て
が混濁に関与していると見なすことができる。
寒冷混濁の分子量は、ゲル濾過法により測定して、1万
以下の比較的低分子量のものと、lO万を超す比較的高
分子のものとが存在するといわれている。後者がポリフ
ェノールと蛋白との複合体である。ビール中の複合蛋白
の等重点が1.3から7゜8のものは全てポリフェノー
ルを含有している。
混濁を形成しているポリペプチドは明らかに酸性である
ものが多いと報告されている。
また、混濁物質形成にポリフェノールの重合度は重要な
役割を果しており、ポリフェノールの単体ではポリペプ
チドとの親和力は弱く混濁形成は見られないが、重合し
たポリフェノールをビール中に添加すると数時間から数
日で寒冷混濁を生成させることが確認されている。
ビール中に存在する混濁前駆体である蛋白質とタンニン
の両成分は、始めは会合解離の平衡状態で存在している
が、保保等による長期放置もしくは5℃以下に温度にお
いてポリフェノールは重合を開始し、ポリペプチドとの
結合が容易になってくる。ポリペプチドと結合したこと
によってポリフェノールの等重点は低下し、コロイド状
態から会合したゲル状態を作り、混濁発生となる。
ここに生成した寒冷混濁は、初期の段階は温度の上昇と
共に溶解度が増加するが、蛋白−タンニン複合体のゾル
は次第に高分子に凝集する過程やポリフェノールの酸化
重合等の過程を経て永久混濁に変化していくものと思わ
れる。
また、ビール中に酸素が存在する時は、ポリフェノール
は重合を早め、混濁形成を促すことも知られている。こ
の時酸素がなくても、酸化反応の触媒作用を有する重金
属イオンや他の化合物が存在する時もポリフェノールは
重合し、混濁が生成することも知られている。
また、酸および塩基の強さを示す表示方法として、一般
にpl+で表わされる希薄水溶液中の水素イオン濃度が
使用されている。しかし、イオン濃度が0.1  mo
l/dm3より大きな水溶液あるいは非水溶媒を含む系
にはこのような方法は適用できない。
このような場合、pHにかわり酸および塩基の強さを示
す尺度として、酸度関数H8による酸強度の表示方法が
あり、所謂固体酸の酸量による表示が使用されている。
本発明においては、原料ビールに本発明で特定された酸
強度分布の固体酸酸量を有するシリカゲル粉末を接触さ
せることによって、ビール中でっぎのような変化が生ず
るものと思われる。
本発明のシリカゲル粉末は、特定された条件下で製造さ
れるでいることに鑑み、特定された酸度分布の固体酸W
量、即ち、酸度関数H6で+1.5以下の強い酸度にお
ける固体酸酸量が零で、酸度関数H,で+4,8の弱い
酸度における固体酸酸量が0.01乃至0.40 mm
ol/gの範囲に制御されている。
このように本発明のシリカゲルは、強い酸度の固体酸は
なく、弱い酸度の固体酸のみを有しており、−射的なシ
リカゲルとは異なった固体酸分布を有している。
この固体酸の酸強度および酸量が制御された本発明のシ
リカゲル粉末をビール中に添加すると、このシリカゲル
が有している固体酸分布に由来する触媒作用により、ポ
リオキシフェノール類のタンニンは常温においてまず重
合を開始し、次いでこの重合物が蛋白質と反応して常温
でその複合体を生成するものと思われる。
次いで、上記触媒作用によりビール中に生成したタンニ
ンと蛋白質の複合体は、既にビール中で触媒作用を発揮
したシリカゲルが比表面積で250乃至500m”/g
の範囲にあり吸着性を有していることから、この吸着性
により吸着除去されるものと思われる。
従って、本発明のビール安定化処理用シリカゲルは、ビ
ール中に溶解している金属成分(特に、カリやリン成分
等)や有機質成分を直接吸着除去してしまうことがない
ため、ビールの味、香り、泡等ののバランスを失うこと
もなく、ビール品質を高品位に保ちながら、目的とする
混濁前駆体を除去することが可能となる。
本発明の特徴は、上記のようにシリカゲルが持つ特定さ
れた固体酸に由来する触媒作用と、比表面積に由来する
吸着作用の二つの作用を土手に制御して安定化処理剤と
して用いることによって、ビールの品質を損なうことな
(、混濁前駆体が除去できるところにある。
[発明の好適態様] 本発明のビール用安定化処理剤は1種々の方法で製造さ
れるヒ・ドロもしくはキセロのシリカゲルであって、「
食品添加物公定書J D−681に記載されている二酸
化ケイ素(シリカゲル)に合格するシリカゲルを原料と
して、固体酸の酸強度および酸量を制御することによっ
て製造される。
本発明のシリカゲルの原料となるヒドロもしくはキセロ
のシリカゲルの製造法に関し、その−例を示せば下記の
方法が挙げられる。
シリカゲルの一般的製造法としては、原料どなるケイ酸
アルカリと鉱酸とを接触混合により中和反応させてヒド
ロゲルを生成させ、このヒドロゲルを解砕し、さらに熟
成し、次いで上記の反応によって副生じた塩類を洗浄除
去した後、乾燥、粉砕、分級する方法がある。
原料のケイ酸アルカリは、工業製品としてJISに規格
されている水ガラスのケイ酸ソーダやケイ酸カリ、さら
には酸性白土等の粘土質原料より回収した易反応性のシ
リカにアルカリ金属の水酸化物溶液を反応させたケイ酸
アルカリ等を使用することができる。
中和反応に用いる鉱酸は、塩酸や硫酸等が一般に使用さ
れるが、これらの混酸を使用することも可能である。
水溶液乃至水性分散体である両原料を接触させる中和反
応は、両原料のどちらか一方の原車4をもう一方の原料
中に攪拌下に添加する方法や、両原料の水性液を一定条
件下に同時に接触させる方法がある。
いずれにしても、シリカゲルの比表面積を本発明の範囲
に特定するためには、反応混合物のpHをM性サイドで
調製することが好適である。
シリカゲルの比表面積や細孔容積等の物性を目的とする
範囲に調製するための反応条件は、予め行う簡単な予備
実験によって容易に決定することができる。
シリカゲルの比表面積が250m”/gよりも小さい時
は、ビール中で生成した高分子量の複合体を吸着する能
力が劣る傾向にある。また、その比表面積を500 m
2/gよりさらに大きくてしても、生成複合体の吸着性
能をさらに向上させることは望めず、寧ろシリカゲル粉
末のかさを大きくしてしまい、その取り扱いを不便にし
てしまう。
本発明の特徴は、このシリカゲルが特定された固体酸酸
量を有していることにある。この固体酸酸量は次ぎに挙
げる条件でシリカゲルを処理することによってに付与さ
れる。
上記の方法で調製したヒドロもしくはキセロのシリカゲ
ルに、所定濃度に調製されたアルカリ性成分を含んだ溶
液を加え、90乃至140℃で一定時間水熱処理するこ
とによって、シリカゲルの固体酸酸量を調製することが
できる。
この時の固体酸酸量を決定する条件は、原料シリカゲル
の特性や製造条件、アルカリ性成分を含んだ溶液のアル
カリ種やその塩の種類や濃度、さらに処理温度や時間に
よっても相違する。しかしこれらの条件は、予め行う予
備実験によって容易に決定することができる。
用いるアルカリ性成分を含んだ溶液を調製するには、ア
ルカリ金属元素(Li、Na、に等)、アルカリ土類金
属元素(Mg、 Ca等)、およびアンモニアやアミン
等の塩基性物質中から選ばれた塩基性物質を含有する化
合物(例えば、金属元素の酸化物、水酸化物、塩類等や
有機化合物)を原料にして調製することができる。
しかし、工業的立場から入手容易な苛性ソーダや苛性カ
リをアルカリ性成分を含んだ溶液として用いることが好
適である。
本発明のシリカゲル粉末は、後述する実施例で示す固体
酸酸量測定法にしたがってrll++定される。
この時の固体酸酸量が、本発明のシリカゲルにおいては
、酸度関数H8で÷1.5以下の酸強度における固体酸
酸量が零で、酸度関数+1.で+4.8迄の酸強度にお
ける固体酸酸量が0.旧乃至0.40mmol/gの範
囲にあるシリカゲルであることがビールの耐久性を向上
させる安定化処理剤として大変重要な物性である。
シリカゲルが酸度関数H8で+1.5以下の弱い酸度に
おいて固体酸酸量を有し、酸度関数I1.で+4.8迄
の酸強度における固体酸酸量が0.40mmol/gを
越える時は、このようなシリカゲルでは酸量が強すぎて
、タンニンの重合化もまたタンニンと蛋白質との複合化
も促進することができず、シリカゲルに吸着可能なタン
ニンに成長することができない。
また、シリカゲルの酸度関数H6で+4.8迄の酸強度
における固体酸酸量が0.01mmol/gに満たない
時は、触媒としての活性が低過ぎて、タンニンの重合化
もまたタンニンと蛋白質との複合化も促進することがで
きず、シリカゲルに吸着可能なタンニンに成長すること
ができない。
本発明のシリカゲルは、上記のように固体酸酸量が付与
されるようにアルカリ性成分を含んだ溶液で水熱処理さ
れることに鑑み、この塩基性成分が塩基性イオンで表示
して800ppm以下の範囲で製品シリカゲル中に含有
される傾向にある。
但し、これらの塩基性成分を含有したシリカゲルは、そ
の製造工程において水熱処理とその後に乾燥処理を経て
いることから、含有塩基性成分のビール中への溶出量は
、食品添加物公定書D−681に記載されている二酸化
ケイ素(シリカゲル)に合格する範囲内、即ち、50 
ppm以下に限定することができる。
本発明のシリカゲルは、ビール中での接触効率を向上さ
せるために微粉末状であることが望まれる。その微粉末
の度合いは、見掛は比重で測定して0.IO乃至0.3
0g/mff1の範囲にあることが、その粉末の取り扱
いやすさ、ならびにビールとの接触効率を向上させる上
で好適である。
また、本発明のシリカゲルはゲル状物質で前述した比表
面積を有していること、および製造工程での乾燥条件等
により、各種の水(吸着水、結合水、シラノール基、遊
離水等)を包含している。
これらの水の量は、製品を直接強熱減量測定法に付した
時に得られる値で、10重量%以下の範囲であることが
好ましい。この範囲を超えるとシリカゲルは粉末の製品
として取り扱いにくなる。
さらに本発明のシリカゲルは、BET法による細孔容積
で測定して1.0乃至2.0cc/gの範囲の細孔容積
を有することが、ビール中で生成したタンニン−蛋白質
の複合体を吸着除去するために重要である。
その細孔容積が1.Occ/gよりも小さい時は複合体
を吸着する性能が劣る傾向にある。一方、細孔容積が1
.Occ/gよりも大きくなっても吸着性能が格別向上
することはない。
本発明のシリカゲルをビールの安定化処理剤として添加
する量割合は、ビールの種類、発酵条件や製造条件によ
っても異なるが、ビールに対して50乃至1000 p
pmのオーダー範囲の中から適宜選んで添加し、処理す
ることができる。
[弁明の効果J 本発明の微粉末シリカゲルをビールの安定化処理剤とし
て使用すると、このシリカゲルがまず触媒作用を発揮し
、ビール中の混濁前駆体成分であるタンニンと蛋白質を
有効に除去でき、ビールの耐久性を格別の冷却を必要と
せず省エネルギーで向上させる効果がある。
[実施例1 1、シリカゲル   の 下記方法で三種類のシリカゲル粉末を調製し、下記記載
の方法で基本物性を測定し、その結果を第1表に併せ表
示する。
■、シリカゲルfsG−11 原料にJIS製品のケイ酸ソーダ(SiO□22.38
%、Na2O7,10%、SG 1.294/15℃)
と45%濃度の硫酸溶液(比重1.352715℃)を
その容積比で4:lに相当する量を選び、両者の瞬時接
触が可能となる装置を用いて、ケイ酸ソーダを5.8j
2/min、硫酸溶液を1.45P 7w1nの速度で
該装置に同時に供給し、30〜35℃で反応させ、反応
系のpHが2.0〜2.2になるように調整してシリカ
を生成させ、引き続き上記と同じ条件下で2時間熟成を
行い、シリカヒドロゲルを回収した。
この熟成させたシリカヒドロゲルをゴムロールを用いて
2〜5 mmの大きさに解砕する。次いで、この解砕ゲ
ルを水洗し、この水洗によりヒドロゲルの煮沸pHが6
.2乃至6.6で比抵抗が50.000ΩcIII以上
になるように洗浄する。この時のヒドロゲル(H2C−
11の水分は72.0%であった。
洗浄済みのシリカヒドロゲル180 kgに54 pp
Hl濃度の苛性ソーダ溶液350℃を加え、110℃に
て4時間熱処理して固体酸酸量を調整する。次いで12
0℃で乾燥し、粉砕・分級してシリカゲル製品fsG−
1+とする。
2、シリカゲル(SG−21 シリカ原料に酸性白土の塩基性成分を酸処理により除去
した易反応性シリカを選び、この易反応性シリカにカセ
イソーダを反応させて調製したケイ酸ソーダ溶液(組成
: Sin□22.5%、Nazo 7.18%、Af
fi20.0.03%、比重1.29)を原料とした。
一方中和反応剤には45%濃度の硫酸溶液(比重1.3
52715℃)を用い、以下シリカゲル(SG−1+の
場合と同様の反応条件によりシリカを生成させ、引き続
き上記と同じ条件下で2時間熟成を行い、シリカヒドロ
ゲルを回収し、ゴムロールを用いて解砕した後、水洗に
よりヒドロゲルの煮沸pHが6,2乃至6.6で比抵抗
が50.000Ωcm以上になるように洗浄する。この
時のヒドロゲルの水分は72.0%であった。
洗浄済みのシリカヒドロゲル180 kgに65 pp
mHp度の苛性ソーダ溶液350!を加え、110℃に
て4時間熱処理して固体酸酸量を調整する。次いで12
0℃で乾燥し、粉砕・分級してシリカゲル製品fsG−
21とする。
3、シリカゲル(H−11[比較例1 特開昭53−50093号公報記載の実施例における含
水珪酸微粉末の製造法に準拠して調製した。
即ち、モル比3の市販ケイ酸ソーダを希釈して(SiO
70,66〜0.80 mol/lを5042+、加熱
可能な反応槽に入れて撹拌する。該反応槽に濃度2.2
 mol#の硫酸1.5j2を約5分間で注加する。硫
酸注加後温度を90〜95℃に上昇させ、上記と同濃度
の硫酸3.52をさらに加えて撹拌し、10分間熟成す
る。
熟成後ケーキの洗浄をケーキの水中分散とフィルタープ
レスによる濾別の繰り返しで行い、水分82%のケーキ
50kgを回収する。このケーキを気流乾燥機で乾燥し
、次いで気流粉砕機で微粉砕してシリカゲル団−■)を
調製した。
4、シリカゲルfH−21[比較例] 上記シリカゲル(SG−1)の調製過程で回収したヒド
ロゲル(H5Gi)を用いて、アルカリ性成分を含んだ
溶液での水熱処理を施すことなく、そのまま120℃で
乾燥し、次いで粉砕・分級してシリカゲル(Iト21を
調製した。
■、基 物 の測定 法 1、BET法による比表面積 比表面積は自動BET比表面積測定装置 1CARLO
ERBA社製Sorptomatic 5eries 
1800)を用いて、下記に示す条件で調製した試料を
窒素吸着法によるBET法で測定した。測定法は、次の
文献を参照にした。S、Brunauer、 P、H,
Emmett and E、Te1ler。
J、Am、Chen+、Soc、、 60.309(1
9381゜150℃で充分に乾燥した試料0.5〜0,
6gを秤量瓶に採り、さらに150℃で1時間乾燥して
重量を精秤する。この試料を吸着試料管にいれ200℃
に加熱し、吸着試料管内の真空度が10−’mm Hg
に到達するまで脱気し、放冷後置−196℃の液体窒素
中に吸着試料管を入れ、pN2/po=o、os 〜0
.30  pN2:窒素ガス圧、po:測定時の大気圧
、の間で4〜5点窒素ガスの吸着量を0℃、■気圧の吸
着量に変換し、BETの式に代入し、Vm [cc/g
l  (試料面に単分子層を形成するに必要な窒素ガス
吸着量を示す)を求め、次の式fl)で比表面積を求め
る。
比表面積SA = 4.35 X Vm  [m”/g
] −=ll)2、固体酸酸量 n−ブチルアミン測定法「参考文献: [触媒」Vol
、11.No、6、p 210−216 (1969)
]に測定した。
試料0.5gを50m1の共栓付三角フラスコに採り、
150℃で3時間乾燥し、その時の重量を精秤しておく
。この中に蒸留法により精製したベンゼン溶液量10m
Nを加え、第1表に示す酸度関数■。に応じたハメット
指示薬を添加して呈色させる。
所定の酸度関数H8に応じたハメット指示薬を添加して
呈色させた試料を、N/20のローブチルアミン溶液を
用いて約2日間掛けて滴定し、この時に要したローブチ
ルアミン溶液量から固体酸酸量fAlを次の(2)式に
より求めた。
第 表 式中、A:固体酸酸量 (mmol/g)FAN/20
ローブチルアミンのファクターV:N/20n−ブチル
アミンの滴定量(fflj)W:試料の重量(gl なお、各酸度関数H8に応じた滴定終点の色相は「三属
性による表示方法」日本規格協会編(JIS 2872
11の色相により、Il、=41.5を7.5Y、H,
=+3.3を5Y、1(o=+4.8を5Yと対応させ
て決定した。
酸度関数H8で+1.5以下における固体酸酸量は4ベ
ンゼンアゾジフエニルアミンを指示薬として滴定した時
の酸量で表示し、酸度関数I!、で+4.8迄における
固体酸酸量はメチルレッドを指示薬として滴定した時の
酸量で表しした。
3、BET法による細孔容積 1項の自動BET比表面積測定装置(CARLO−ER
BA社製Sorptomatic 5eries 18
001を用いて窒素吸着法により、1項と同様の操作に
より試料の細孔半径0〜300人において飽和圧で吸着
される気体容積[fVsl (ccl ]を求め、(3
)式により細孔容積fVpl(cc/glを求めた。
Vp (cc/gl = Vs X  O,00155
/W  ・・・・・131W: サンプル重量(g) 4、かき比重 JIS K 6220の6・8項に記載の方法で測定し
た。
5、水性懸濁液のpH イオン交換水l口Omlに試料5gを懸濁させ、IO分
間撹拌後pHメーターで測定した。
6、組成分析 「食品添加物公定書J  D−681に規定されている
二酸化ケイ素の試験方法に準拠した。
III 、ビールの〜   理5 ビールの安定化処理による混濁前駆体の除去状態をつぎ
の方法で評価した。製品として市販されているビールを
対象にして、下記条件で安定化処理をした後、下記に示
す劣化促進条件に付し、ついで冷却して汚濁を発生させ
、この発生混濁をヘイズメーター(濁度計)で測定し、
一方安定化処理をせずに劣化促進条件に付した場合と比
較し、この値から除去率(R)を求めて評価した。
まず、市販ビールを約0℃に冷却し、このビールを濾過
、脱気後の100 mgを300 ragの三角フラス
コに採り、0.05 g(500ppm相当)の安定化
処理剤試料を加えてマグネットスターラーで1時間撹拌
し、Na3濾紙で濾別後、栓をして70℃に1週間保存
して劣化を促進する。次いで1週間経過のビールを20
℃に下げてから、発生した混濁をボイック精密積分球式
濁度形を用いて測定して濁度[C] とする。安定化処
理剤無添加のビールについても同様の条件で混濁を発生
させ、同様に測定した濁度を濁度[D] とする。
以上の混濁値よりつぎの(4)式により、除去率(R)
(%)を求めた。
υ この時の除去率(R)(%)が大きい程、用いた安定化
処理剤の効果が有効であり、ビールの耐久性が向上して
いると評価した。
[実施例] 上記方法で調製したシリカゲル4種について、比表面積
、固体酸酸量、細孔容積、かさ比重、水性懸濁液のpH
および組成分析の各基本物性を測定し、さらにビールの
耐久性試験を行い、その結果を第2表に併せ表示する。
なお、ビールの耐久試験に先立ち、該耐久試験に用いる
ビールを市販製品ビール(含む国内、国外)8種類を選
び、予備試験としての耐久性試験を行い、本実施例では
、アメリカ産A社製を選んで耐久性試験を行った。
以上の結果、本発明のビール安定化処理剤用シリカゲル
は従来のシリカゲルと異なり、比表面積が250乃至5
00m”/gの範囲で、且つ酸度関数+ioで+1.5
以下の強い酸強度における固体酸酸量が零で酸度関数H
,で+4.8迄の比較的弱い酸強度における固体酸酸量
が0.Ol乃至(L 40mmol/gの範囲にあり、
しかも細孔容積が1.0乃至2.0cc/gの範囲にあ
ることから、寒冷混濁発生の前駆体である成分を有効に
除去し、混濁発生が抑制されていることがよく理解され
る。
特 l。
2゜ 手続補正書(自発) 平成 2年12月11日 許 庁 長 官 殿 事件の表示 平成2年特許願第193964号 発明の名称 ビール用安定化処理剤 7、補正の内容 (1)明細書第25頁第11行目と第12行目の間に次
の記載を挿入する。
r 本発明のシリカゲルは、微粉末状であることがら、
塗料、インク等の配合剤として、又は填剤として合成樹
脂及び情報記録用内填紙、コート紙等に好適に供するこ
とができる。1以上 3゜ 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都中央区日本橋室町四丁目1番21号名称水
澤化学工業株式会社 4゜ 代 理 人 〒105

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)BET法による比表面積が250乃至500m^
    2/gの範囲で、且つ酸度関数H_0で+1.5以下の
    酸強度における固体酸酸量が零で、酸度関数H_0で+
    4.8迄の酸強度における固体酸酸量が0.01乃至0
    .40mmol/gの範囲にあるシリカゲルの微粉末よ
    りなることを特徴とするビール用安定化処理剤。
  2. (2)前記シリカゲルの細孔容積が1.0乃至2.0c
    c/gの範囲にあることを特徴とする請求項1記載のビ
    ール用安定化処理剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243627A (ja) * 2001-02-19 2002-08-28 Asahi Breweries Ltd 強制劣化装置及び混濁能予測方法
WO2010137195A1 (ja) * 2009-05-29 2010-12-02 富士シリシア化学株式会社 ビール安定化処理用シリカゲル、およびビール安定化処理方法

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