JPH0476671B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0476671B2 JPH0476671B2 JP11129886A JP11129886A JPH0476671B2 JP H0476671 B2 JPH0476671 B2 JP H0476671B2 JP 11129886 A JP11129886 A JP 11129886A JP 11129886 A JP11129886 A JP 11129886A JP H0476671 B2 JPH0476671 B2 JP H0476671B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- needle
- arm
- transplantation
- transfer needle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 103
- 238000002054 transplantation Methods 0.000 claims description 40
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 24
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 claims description 14
- 230000002070 germicidal effect Effects 0.000 claims description 9
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 claims description 8
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 18
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 7
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 239000002609 medium Substances 0.000 description 5
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 5
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 5
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 4
- 229920001817 Agar Polymers 0.000 description 3
- 239000008272 agar Substances 0.000 description 3
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 3
- 244000005700 microbiome Species 0.000 description 3
- 230000005945 translocation Effects 0.000 description 3
- IAYPIBMASNFSPL-UHFFFAOYSA-N Ethylene oxide Chemical compound C1CO1 IAYPIBMASNFSPL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000003042 antagnostic effect Effects 0.000 description 1
- 230000001580 bacterial effect Effects 0.000 description 1
- 244000052616 bacterial pathogen Species 0.000 description 1
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 1
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000012258 culturing Methods 0.000 description 1
- 238000007865 diluting Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000001963 growth medium Substances 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000009629 microbiological culture Methods 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 241000894007 species Species 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、コロニートランスフア装置におけ
る移殖針の供給殺菌装置に関し、特に各種の菌の
コロニーが混在した状態で繁殖しているソースシ
ヤーレの培地から試験等のために用意される、い
わゆるオブジエクトシヤーレへ移殖すべきコロニ
ーを連続的に移殖する場合に適するような移殖針
(ピツクアツプ)の供給殺菌装置に関するもので
ある。
る移殖針の供給殺菌装置に関し、特に各種の菌の
コロニーが混在した状態で繁殖しているソースシ
ヤーレの培地から試験等のために用意される、い
わゆるオブジエクトシヤーレへ移殖すべきコロニ
ーを連続的に移殖する場合に適するような移殖針
(ピツクアツプ)の供給殺菌装置に関するもので
ある。
[従来の技術]
従来、新しい菌種は、般に、次のような9つの
工程を経て処理され、培養されている。
工程を経て処理され、培養されている。
それは、土壌の採取、水による希釈、培
養シヤーレ内の寒天培地への植え付け、保温器
内で一定時間の培養、寒天培地上で繁殖した各
種の菌のコロニーを目視判定、所望の色をした
コロニーのみを白金耳等の移殖針で採取、試験
シヤーレ又は試験管の寒天培地への移殖、培養
してみて有望な菌であれば種々のテストを繰り返
して検討、薬、醸造、その他のバイオテクノロ
ジーの分野への適用というステツプを経て行われ
る。
養シヤーレ内の寒天培地への植え付け、保温器
内で一定時間の培養、寒天培地上で繁殖した各
種の菌のコロニーを目視判定、所望の色をした
コロニーのみを白金耳等の移殖針で採取、試験
シヤーレ又は試験管の寒天培地への移殖、培養
してみて有望な菌であれば種々のテストを繰り返
して検討、薬、醸造、その他のバイオテクノロ
ジーの分野への適用というステツプを経て行われ
る。
以上の工程で、有望そうな特定の菌のコロニー
の目視判定と採取、そして、移殖は、人手によつ
て行われ、面倒で効率の良くない作業である。
の目視判定と採取、そして、移殖は、人手によつ
て行われ、面倒で効率の良くない作業である。
そこで、このような欠点を除去するために開発
されたコロニートランスフア装置には、各種の菌
のコロニーが混在した状態で繁殖しているソース
シヤーレの培地から、所定の色のコロニーを選別
し、選別に応じたコロニーを自動的かつ連続的に
順次採取してオブジエクトシヤーレ上の培地に順
次移殖するものがある。
されたコロニートランスフア装置には、各種の菌
のコロニーが混在した状態で繁殖しているソース
シヤーレの培地から、所定の色のコロニーを選別
し、選別に応じたコロニーを自動的かつ連続的に
順次採取してオブジエクトシヤーレ上の培地に順
次移殖するものがある。
この場合のコロニーの採取、移殖は、ソースシ
ヤーレとオブジエクトシヤーレとの間を移殖する
移殖アームに白金耳等の移殖針を保持させること
によりおこなわれる。
ヤーレとオブジエクトシヤーレとの間を移殖する
移殖アームに白金耳等の移殖針を保持させること
によりおこなわれる。
これによれば、比較的短時間の内に、培養した
ソースシヤーレの所望のコロニーをソースシヤー
レからオブジエクトシヤーレへと移殖することが
できるようになる。
ソースシヤーレの所望のコロニーをソースシヤー
レからオブジエクトシヤーレへと移殖することが
できるようになる。
[発明が解決しようとする問題点]
一般的に、微生物または微生物培養物(例え
ば、コロニー)を移殖する場合、移殖の度に移殖
針のような移殖手段を消毒しなければならない。
消毒せずに移殖手段または移殖針を再使用すれば
コンタミネーシヨンを起こし、培養試験の結果を
誤らせる原因となる。
ば、コロニー)を移殖する場合、移殖の度に移殖
針のような移殖手段を消毒しなければならない。
消毒せずに移殖手段または移殖針を再使用すれば
コンタミネーシヨンを起こし、培養試験の結果を
誤らせる原因となる。
前記のような自動移殖装置では数百枚から数千
枚、ときには数万枚ものシヤーレを使用する。従
来は白金耳のような移殖手段でコロニー等を移殖
し、次の移殖を行う前に白金耳を火炎消毒してい
た。しかし、移殖操作の度に火炎消毒していたの
では手間がかかりすぎで面倒である。また、移殖
装置内で火炎または火気を使用することは極めて
危険であり厳に避けるべきである。
枚、ときには数万枚ものシヤーレを使用する。従
来は白金耳のような移殖手段でコロニー等を移殖
し、次の移殖を行う前に白金耳を火炎消毒してい
た。しかし、移殖操作の度に火炎消毒していたの
では手間がかかりすぎで面倒である。また、移殖
装置内で火炎または火気を使用することは極めて
危険であり厳に避けるべきである。
火炎消毒の代わりに、移殖針を使い捨てにする
試みがなされた。白金は極めて高価なので使い捨
てはできないが、鉄線のような細い柔軟な金属線
は比較的に安価であり使い捨て可能である。鉄線
を予め所定の長さに切断しておき、殺菌してから
移殖針として使用する。使用後は廃棄し、新たな
金属針と交換する。
試みがなされた。白金は極めて高価なので使い捨
てはできないが、鉄線のような細い柔軟な金属線
は比較的に安価であり使い捨て可能である。鉄線
を予め所定の長さに切断しておき、殺菌してから
移殖針として使用する。使用後は廃棄し、新たな
金属針と交換する。
所定の長さに切断された鉄線はオートクレーブ
またはエチレンオキシドガスなどにより殺菌処理
され、一本毎に移殖アームに供給される。しか
し、従来の移殖針個別供給装置は機構が複雑であ
り、針の分離性も悪く信頼性に欠けるばかりか、
コストが懸かりすぎる。また、移殖針個別供給装
置にストツクされている間に空気中の雑菌により
汚染される可能性も高い。
またはエチレンオキシドガスなどにより殺菌処理
され、一本毎に移殖アームに供給される。しか
し、従来の移殖針個別供給装置は機構が複雑であ
り、針の分離性も悪く信頼性に欠けるばかりか、
コストが懸かりすぎる。また、移殖針個別供給装
置にストツクされている間に空気中の雑菌により
汚染される可能性も高い。
[発明の目的]
この発明の目的は、前記従来の問題を解決する
ものであつて、連続的な移殖処理に適し、機構が
単純で安価な移殖針の供給装置を提供することに
ある。
ものであつて、連続的な移殖処理に適し、機構が
単純で安価な移殖針の供給装置を提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段]
このような目的を達成するためのこの発明の手
段は、移殖針を有する移送アームを介してコロニ
ーを移殖するコロニートランスフア装置の前記移
送アームに前記移殖針を供給する装置として、並
列に配置された複数のN極とこの複数のN極に相
対向して並列に配置された複数のS極とを有する
移殖針供給部と、移殖針取出アームと、前記移殖
針収納部の上部に該収納部と並列に配置された紫
外線殺菌灯とを備え、前記複数のN極と複数のS
極は一方向に次第に磁束密度が高くなる磁界を発
生し、磁界内に配列される前記移殖針は前記移殖
針取出アームにより前記移殖針収納部の最も磁束
密度が高い側から逐次取出しされ、前記移送アー
ムに供給される移殖針の供給装置にある。
段は、移殖針を有する移送アームを介してコロニ
ーを移殖するコロニートランスフア装置の前記移
送アームに前記移殖針を供給する装置として、並
列に配置された複数のN極とこの複数のN極に相
対向して並列に配置された複数のS極とを有する
移殖針供給部と、移殖針取出アームと、前記移殖
針収納部の上部に該収納部と並列に配置された紫
外線殺菌灯とを備え、前記複数のN極と複数のS
極は一方向に次第に磁束密度が高くなる磁界を発
生し、磁界内に配列される前記移殖針は前記移殖
針取出アームにより前記移殖針収納部の最も磁束
密度が高い側から逐次取出しされ、前記移送アー
ムに供給される移殖針の供給装置にある。
[作 用]
このように構成することにより、移殖針収納部
の並列に配置された複数のN極とこの複数のN極
に相対向して並列に配置された複数のS極との間
には、磁界が形成され、この磁界に配置した移殖
針に吸引力が働く。その結果、移殖針は、N極と
S極の間の空間中で拮抗した状態になり、N極か
らS極方向に流れる磁力線に沿つて、配列される
こととなる。そして、磁界の一端側の最も磁束密
度が高い磁界内の移殖針が移殖針取出アームによ
り取り出されることにより、磁界内に配列された
移殖針が一方向にそれぞれ一つずつ磁束密度が高
い磁界側に吸引されて移動する。
の並列に配置された複数のN極とこの複数のN極
に相対向して並列に配置された複数のS極との間
には、磁界が形成され、この磁界に配置した移殖
針に吸引力が働く。その結果、移殖針は、N極と
S極の間の空間中で拮抗した状態になり、N極か
らS極方向に流れる磁力線に沿つて、配列される
こととなる。そして、磁界の一端側の最も磁束密
度が高い磁界内の移殖針が移殖針取出アームによ
り取り出されることにより、磁界内に配列された
移殖針が一方向にそれぞれ一つずつ磁束密度が高
い磁界側に吸引されて移動する。
更に、移殖針収納部の上部に、該収納部と並列
に配置された紫外線殺菌灯を備えているので、特
に殺菌処理してから収納部に供給しなくとも、収
納部にストツクしている間に必要な殺菌処理が施
される。また殺菌灯が併設されていることによ
り、従来のようなストツク中における空気中雑菌
に基づく汚染は殆ど発生しなくなる。
に配置された紫外線殺菌灯を備えているので、特
に殺菌処理してから収納部に供給しなくとも、収
納部にストツクしている間に必要な殺菌処理が施
される。また殺菌灯が併設されていることによ
り、従来のようなストツク中における空気中雑菌
に基づく汚染は殆ど発生しなくなる。
[実施例]
以下、この発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
第1図は、この発明の一実施例を示した移殖針
収納部を示した平面図、第2図は、第1図におけ
る−′線に沿つた断面図、第3図は、移殖針
取出し機構を示した一部切欠斜視図、第4図は別
の移殖針取出し機構を示す斜視図である。
収納部を示した平面図、第2図は、第1図におけ
る−′線に沿つた断面図、第3図は、移殖針
取出し機構を示した一部切欠斜視図、第4図は別
の移殖針取出し機構を示す斜視図である。
なお、図中、同一符号のものは同一のものを示
す。
す。
第1図に示す移殖針収納部1は、コロニートラ
ンスフア装置の移殖針取出アーム2に鉄、コバル
ト、ニツケル等の磁性体で形成した移殖針3を供
給する装置である。
ンスフア装置の移殖針取出アーム2に鉄、コバル
ト、ニツケル等の磁性体で形成した移殖針3を供
給する装置である。
この移殖針取出アーム2に移殖針3を供給する
移殖針収納部1は、矢線a方向に向かつて次第に
その間隔が狭ばめられる一対の壁4a,4bを備
える。
移殖針収納部1は、矢線a方向に向かつて次第に
その間隔が狭ばめられる一対の壁4a,4bを備
える。
そして、一対の壁4a,4bの内の一方の壁4
aの内側には、マグネツトの複数のN極が、矢線
a方向に等間隔をおいて並列に設けられている。
aの内側には、マグネツトの複数のN極が、矢線
a方向に等間隔をおいて並列に設けられている。
また、一対の壁4a,4bの内の他方の壁4b
の内側には、マグネツトの複数のS極が、複数の
N極と相対向して、矢線a方向に等間隔をおいて
並列に設けられる。
の内側には、マグネツトの複数のS極が、複数の
N極と相対向して、矢線a方向に等間隔をおいて
並列に設けられる。
なお、ここで、マグネツトの複数のN極と複数
のS極は、磁極の強さの等しいものを用いる。
のS極は、磁極の強さの等しいものを用いる。
このようにして、複数のN極と複数のS極で形
成される磁界は、矢線a方向に所定の磁束密度を
おいて、磁束密度が矢線a方向に次第に高くなる
ように形成される。
成される磁界は、矢線a方向に所定の磁束密度を
おいて、磁束密度が矢線a方向に次第に高くなる
ように形成される。
そして、この磁界は、磁界内に複数の移殖針3
を配置したときに、移殖針3を、各N極とS極と
の間に1本ずつ吸引し、磁束に沿つてN極とS極
との間の空間に拮抗させることができるものであ
る。
を配置したときに、移殖針3を、各N極とS極と
の間に1本ずつ吸引し、磁束に沿つてN極とS極
との間の空間に拮抗させることができるものであ
る。
このようにして、各N極とS極との間に1本ず
つ磁力吸引される移殖針3を、矢線a方向に、等
間隔をおいて並列する。
つ磁力吸引される移殖針3を、矢線a方向に、等
間隔をおいて並列する。
なお、移殖針収納部1の内部には、一対の仕切
板5a,5bが設けられており、これにより収納
部1内の複数の移殖針3が略等間隔をおいて並列
に配列される。
板5a,5bが設けられており、これにより収納
部1内の複数の移殖針3が略等間隔をおいて並列
に配列される。
第2図に示されるように、移殖針収納部1の上
部には紫外線殺菌灯7が、仕切板5aおよび5b
と平行に配置されている。紫外線殺菌灯7の取り
付け位置は、紫外線による殺菌効果が最大となる
位置が好ましい。この位置は実験を繰り返すこと
により当業者ならば容易に決定できる。紫外線殺
菌灯は直管型のものが好ましい。紫外線殺菌灯は
複数本配置することもできる。このような紫外線
殺菌灯は一般に市販されており、誰でも容易に入
手することができる。
部には紫外線殺菌灯7が、仕切板5aおよび5b
と平行に配置されている。紫外線殺菌灯7の取り
付け位置は、紫外線による殺菌効果が最大となる
位置が好ましい。この位置は実験を繰り返すこと
により当業者ならば容易に決定できる。紫外線殺
菌灯は直管型のものが好ましい。紫外線殺菌灯は
複数本配置することもできる。このような紫外線
殺菌灯は一般に市販されており、誰でも容易に入
手することができる。
第3図は、コロニートランスフア装置の移殖針
取出し機構10を示したものである。
取出し機構10を示したものである。
図に示すように、移殖針取出し機構10は、駆
動モータ11とこの駆動モータ11により回転す
る移殖針取出ユニツト12から成るものである。
動モータ11とこの駆動モータ11により回転す
る移殖針取出ユニツト12から成るものである。
移殖針取出ユニツト12は、4つの移殖針取出
アーム2を有する(1つは省略する)。移殖針取
出ユニツト12は、駆動モータ11により間欠し
て回転し、これにより各移殖針取出アーム2が移
殖針収納部1から逐次移殖針3を取出す。そし
て、これを移殖アーム(図示されていない)に供
給する。このことのために、移殖針取出アーム2
には、取出し先端部2aが形成されており、この
取出し先端部2aにはマグネツト13が設けられ
ている。また、この取出し先端部2aは、移殖ア
ームに移殖針3を供給する際には、本体2bに対
して約90゜回転し、収納部1に対して水平に取出
した移殖針3を垂直にして移殖アームに供給する
ものである。
アーム2を有する(1つは省略する)。移殖針取
出ユニツト12は、駆動モータ11により間欠し
て回転し、これにより各移殖針取出アーム2が移
殖針収納部1から逐次移殖針3を取出す。そし
て、これを移殖アーム(図示されていない)に供
給する。このことのために、移殖針取出アーム2
には、取出し先端部2aが形成されており、この
取出し先端部2aにはマグネツト13が設けられ
ている。また、この取出し先端部2aは、移殖ア
ームに移殖針3を供給する際には、本体2bに対
して約90゜回転し、収納部1に対して水平に取出
した移殖針3を垂直にして移殖アームに供給する
ものである。
このように構成した移殖針の供給装置は、第3
図に示す移殖針取出し機構10の駆動モータ11
が駆動することにより、移殖針取出ユニツト12
が間欠して回転し、4つの移殖針取出アーム2の
中の1つの移殖針取出アーム2の取出し先端部2
aが、移殖針収納部1内に形成された磁界の一端
側の磁束密度がもつとも高い部分6で停止する。
図に示す移殖針取出し機構10の駆動モータ11
が駆動することにより、移殖針取出ユニツト12
が間欠して回転し、4つの移殖針取出アーム2の
中の1つの移殖針取出アーム2の取出し先端部2
aが、移殖針収納部1内に形成された磁界の一端
側の磁束密度がもつとも高い部分6で停止する。
そして、移殖針供給アーム2の取出し先端部2
aに設けたマグネツト13が、磁界の最も磁束密
度の高い部分6に配置された移殖針3を磁力吸引
し、これを移殖針収納部1に対して水平に固定し
て更に回転し、所定の供給位置で停止する。
aに設けたマグネツト13が、磁界の最も磁束密
度の高い部分6に配置された移殖針3を磁力吸引
し、これを移殖針収納部1に対して水平に固定し
て更に回転し、所定の供給位置で停止する。
そして、移殖針供給アーム2の取出し先端部2
aが、本体2bに対し約90゜回転して移殖針3を
垂直にし、これを移殖アームに供給する。
aが、本体2bに対し約90゜回転して移殖針3を
垂直にし、これを移殖アームに供給する。
このようにして、移殖針取出ユニツト12の4
つの移殖針供給アーム2は、逐次移殖針収納部1
から移殖針3を取出し、これを移殖アームに供給
する。
つの移殖針供給アーム2は、逐次移殖針収納部1
から移殖針3を取出し、これを移殖アームに供給
する。
第4図は別の移殖針取り出し機構を示す斜視図
である。第3図に示される移殖針取出し機構は移
殖針を2本しか保持できない。これに対して、第
4図の取り出し機構は約30度間隔で針溝が刻設し
てあるので移殖針を11本まで保持できる。第4図
に示されるように、移殖針取り出し機構2cは円
板状である。円周に沿つて2本の溝2dが刻設し
てあり、この溝内の、移殖針保持溝の位置に対応
する箇所に移殖針を固定するためのマグネツト1
3が埋設されている。駆動やその他の動作機構は
第3図に示された取り出し機構と大体同一であ
る。
である。第3図に示される移殖針取出し機構は移
殖針を2本しか保持できない。これに対して、第
4図の取り出し機構は約30度間隔で針溝が刻設し
てあるので移殖針を11本まで保持できる。第4図
に示されるように、移殖針取り出し機構2cは円
板状である。円周に沿つて2本の溝2dが刻設し
てあり、この溝内の、移殖針保持溝の位置に対応
する箇所に移殖針を固定するためのマグネツト1
3が埋設されている。駆動やその他の動作機構は
第3図に示された取り出し機構と大体同一であ
る。
なお、移殖アームは、ソースシヤーレとオブジ
エクトシヤーレとの間を移動し、供給された殺菌
済みの移殖針3でコロニーの採取、移殖等を行
う。そして、使用済みの移殖針3は、図示しない
他の装置で移殖アームの先端から取り外される。
エクトシヤーレとの間を移動し、供給された殺菌
済みの移殖針3でコロニーの採取、移殖等を行
う。そして、使用済みの移殖針3は、図示しない
他の装置で移殖アームの先端から取り外される。
さて、第1図に示す、矢線a方向に等間隔をお
いて並列に配列された複数の移殖針3は、磁界の
最も磁束密度の高い部分6に配置された移殖針3
が、移殖針取出アーム2により取り出されたこと
により、まず、磁界の最も磁束密度の高い部分6
の磁束密度が更に若干高くなり、その手前の磁界
内の移殖針3を吸引する。
いて並列に配列された複数の移殖針3は、磁界の
最も磁束密度の高い部分6に配置された移殖針3
が、移殖針取出アーム2により取り出されたこと
により、まず、磁界の最も磁束密度の高い部分6
の磁束密度が更に若干高くなり、その手前の磁界
内の移殖針3を吸引する。
そして、この吸引された移殖針3が、磁界の最
も磁束密度の高い部分6内に磁束に沿つて配置さ
れる。
も磁束密度の高い部分6内に磁束に沿つて配置さ
れる。
一方、磁界の最も磁束密度の高い部分6の手前
の磁界は、移殖針3が最も磁束密度の高い部分6
に吸引されたことにより、その磁束密度が若干高
くなり、更にその手前の磁界内の移殖針3を吸引
する。
の磁界は、移殖針3が最も磁束密度の高い部分6
に吸引されたことにより、その磁束密度が若干高
くなり、更にその手前の磁界内の移殖針3を吸引
する。
而して、複数の移殖針3は、逐次矢線a方向側
の磁界に吸引されて、移動することとなる。そし
て、最も磁束密度の高い部分6内の移殖針3は、
逐次移殖針取出アーム2の取出し先端部2aで取
り出されることとなる。
の磁界に吸引されて、移動することとなる。そし
て、最も磁束密度の高い部分6内の移殖針3は、
逐次移殖針取出アーム2の取出し先端部2aで取
り出されることとなる。
実施例によれば、移殖針取出アームの先端にマ
グネツトを設け、これにより移殖針を取り出すよ
うにしたことから装置が簡単なものとなる。ま
た、マグネツトの複数のN極と複数のS極の磁極
の強さが等しく、複数のN極と複数のS極の配置
間隔を一方向に向かつて次第に狭ばめるようにし
たことから供給装置を容易に作ることができ、か
つ安価なものとなる。
グネツトを設け、これにより移殖針を取り出すよ
うにしたことから装置が簡単なものとなる。ま
た、マグネツトの複数のN極と複数のS極の磁極
の強さが等しく、複数のN極と複数のS極の配置
間隔を一方向に向かつて次第に狭ばめるようにし
たことから供給装置を容易に作ることができ、か
つ安価なものとなる。
以上、実施例について説明したが、複数の磁界
は一方向に次第に磁束密度が高くなればよく、磁
極の強さの異なる複数のN極と複数のS極を磁極
の強い順に並列に配置してもよい。また、この場
合にはN極とのS極は、必ずしも移殖針3の取出
し側を狭くする必要はなく逆に広くしてもよい。
は一方向に次第に磁束密度が高くなればよく、磁
極の強さの異なる複数のN極と複数のS極を磁極
の強い順に並列に配置してもよい。また、この場
合にはN極とのS極は、必ずしも移殖針3の取出
し側を狭くする必要はなく逆に広くしてもよい。
更に、移殖アームの先端による移殖針の取出し
は、マグネツトによるものに限らず、その取出し
機構は問わない。また、移殖針取出アームの移動
軌跡及び移殖針の取出し方法は問うものではない
こともちろんである。
は、マグネツトによるものに限らず、その取出し
機構は問わない。また、移殖針取出アームの移動
軌跡及び移殖針の取出し方法は問うものではない
こともちろんである。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、この発明にお
ける移殖針の供給装置は、移殖針を有する移殖ア
ームを介してコロニーを移殖するコロニートラン
スフア装置の前記移殖アームに殺菌済み移殖針を
供給する装置として、並列に配置された複数のN
極とこの複数のN極に相対向して並列に配置され
た複数のS極とを有する移殖針供給部と、移殖針
取出アームと紫外線殺菌灯とを備え、前記複数の
N極と複数のS極は一方向に次第に磁束密度が高
くなる磁界を発生し、磁界内に配列される前記移
殖針は前記移殖針取出アームにより前記移殖針収
納部の最も磁束密度が高い側から逐次取出しさ
れ、前記移殖アームに供給されるので、連続的な
移殖処理に適し、機構が単純で安価である。
ける移殖針の供給装置は、移殖針を有する移殖ア
ームを介してコロニーを移殖するコロニートラン
スフア装置の前記移殖アームに殺菌済み移殖針を
供給する装置として、並列に配置された複数のN
極とこの複数のN極に相対向して並列に配置され
た複数のS極とを有する移殖針供給部と、移殖針
取出アームと紫外線殺菌灯とを備え、前記複数の
N極と複数のS極は一方向に次第に磁束密度が高
くなる磁界を発生し、磁界内に配列される前記移
殖針は前記移殖針取出アームにより前記移殖針収
納部の最も磁束密度が高い側から逐次取出しさ
れ、前記移殖アームに供給されるので、連続的な
移殖処理に適し、機構が単純で安価である。
更に、移殖針収納部の上部に、該収納部と並列
に配置された紫外線殺菌灯を備えているので、移
殖針を、オートクレーブやエチレンオキシドガス
等の特別な手段で殺菌処理してから収納部に供給
しなくとも、単に収納部にストツクしている間に
必要な殺菌処理が施される。また殺菌灯が併設さ
れていることにより、従来のようなストツク中に
おける空気中雑菌に基づく汚染も殆ど発生しなく
なる。
に配置された紫外線殺菌灯を備えているので、移
殖針を、オートクレーブやエチレンオキシドガス
等の特別な手段で殺菌処理してから収納部に供給
しなくとも、単に収納部にストツクしている間に
必要な殺菌処理が施される。また殺菌灯が併設さ
れていることにより、従来のようなストツク中に
おける空気中雑菌に基づく汚染も殆ど発生しなく
なる。
その結果、移殖針の独立した殺菌処理工程を省
略することができ、移殖作業の簡素化と効率化お
よびスループツトの向上を実現できる。
略することができ、移殖作業の簡素化と効率化お
よびスループツトの向上を実現できる。
第1図は、この発明の一実施例を示した移殖針
収納部を示した平面図、第2図は、第1図におけ
る−′線に沿つた断面図、第3図は、移殖針
取出し機構を示した一部切欠斜視図、第4図は別
の移殖針取り出し機構を示す斜視図である。 1…移殖針収納部、2…移殖針取出アーム、3
…移殖針、6…最も磁束密度の高い部分、7…紫
外線殺菌灯、10…移殖針取出機構、13…マグ
ネツト。
収納部を示した平面図、第2図は、第1図におけ
る−′線に沿つた断面図、第3図は、移殖針
取出し機構を示した一部切欠斜視図、第4図は別
の移殖針取り出し機構を示す斜視図である。 1…移殖針収納部、2…移殖針取出アーム、3
…移殖針、6…最も磁束密度の高い部分、7…紫
外線殺菌灯、10…移殖針取出機構、13…マグ
ネツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 移殖針を有する移殖アームを介してコロニー
を移殖するコロニートランスフア装置の前記移殖
アームに前記移殖針を供給する装置であつて、並
列に配置された複数のN極とこの複数のN極に相
対向して並列に配置された複数のS極とを有する
移殖針収納部と、移殖針取出アームと、前記移殖
針収納部の上部に該収納部と並列に配置された紫
外線殺菌灯とを備え、前記複数のN極と複数のS
極は方向に次第に磁束密度が高くなる磁界を発生
し、磁界内に配列される前記移殖針は前記移殖針
取出アームにより前記移殖針収納部の最も磁束密
度が高い側から逐次取出しされ、前記移殖アーム
に供給されることを特徴とする移殖針の供給殺菌
装置。 2 一方向に次第に磁束密度が高くなる磁界は、
並列に配置された複数のN極と、この複数のN極
に相対向して並列に配置された複数のS極との間
隔が前記一方向に向かつて次第に狭ばめられるこ
とにより形成されるものである特許請求の範囲第
1項記載の移殖針の供給殺菌装置。 3 移殖針取出アームは先端側に磁石を有し、移
殖針はこの磁石に吸引されて逐次取り出されるも
のである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
移殖針の供給殺菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11129886A JPS62269679A (ja) | 1986-05-15 | 1986-05-15 | 移殖針の供給殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11129886A JPS62269679A (ja) | 1986-05-15 | 1986-05-15 | 移殖針の供給殺菌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62269679A JPS62269679A (ja) | 1987-11-24 |
JPH0476671B2 true JPH0476671B2 (ja) | 1992-12-04 |
Family
ID=14557675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11129886A Granted JPS62269679A (ja) | 1986-05-15 | 1986-05-15 | 移殖針の供給殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62269679A (ja) |
-
1986
- 1986-05-15 JP JP11129886A patent/JPS62269679A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62269679A (ja) | 1987-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Bergmann | Growth and division of single cells of higher plants in vitro | |
JP4806637B2 (ja) | 微生物画線装置 | |
Singh | A method of estimating the numbers of soil protozoa, especially amoebae, based on their differential feeding on bacteria | |
JP4615722B2 (ja) | 懸濁状態にある生細胞の増殖加速化の選択方法および装置 | |
Joondeph et al. | A new culture method for infectious endophthalmitis | |
US4154652A (en) | Method for automatically and successively cultivating tissues or cells of a body | |
Chang | Long-term cultivation of mouse peritoneal macrophages | |
US5900374A (en) | Cell culture harvesting device | |
JPH0678746A (ja) | 試料の保存と分析用、とりわけ、細菌検査、微生物の分離、及び分離コロニーの育成用の装置、並びにこの装置内に設けた倍地に試料を播種する方法 | |
Dibdin et al. | An apparatus for the continuous culture of micro‐organisms on solid surfaces with special reference to dental plaque | |
JPH0476671B2 (ja) | ||
EP0307085B1 (en) | Sampling of material | |
JPS62155079A (ja) | コロニ−自動移植装置 | |
Koenning et al. | Gnotobiotic techniques for plant-parasitic nematodes | |
WO1987007911A1 (en) | Sampling of material | |
JPH0452112B2 (ja) | ||
De Fossard et al. | Coping with microbial contaminants and other matters in a small commercial micropropagation laboratory | |
JPH08511946A (ja) | 滅菌表示装置 | |
Brower et al. | The effects of applied electric fields on Micrasterias: I. morphogenesis and the pattern of cell wall deposition | |
JPS62259579A (ja) | コロニ−移殖装置 | |
JPH0452758B2 (ja) | ||
CN221038998U (zh) | 一种污水检测装置用检测头的防护结构 | |
CN212316111U (zh) | 一种含菌材料划线机构 | |
BUTZEL JR et al. | Excystment of Didinium nasutum | |
Scott-Finnigan et al. | A compact semi-automated continuous cultivation system for Plasmodium falciparum |