JPH047656Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH047656Y2 JPH047656Y2 JP17391286U JP17391286U JPH047656Y2 JP H047656 Y2 JPH047656 Y2 JP H047656Y2 JP 17391286 U JP17391286 U JP 17391286U JP 17391286 U JP17391286 U JP 17391286U JP H047656 Y2 JPH047656 Y2 JP H047656Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal ring
- fixed
- motor
- support frame
- rotating shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
（産業上の利用分野）
本考案は高深度に液没し機内封入液を外液と同
状態の深度圧となるようにした液中電動機に係
り、特に回転軸をシールするシールリング装置を
深度圧による圧力荷重から保護するようにした構
造に関する。
状態の深度圧となるようにした液中電動機に係
り、特に回転軸をシールするシールリング装置を
深度圧による圧力荷重から保護するようにした構
造に関する。
（従来の技術）
100〜10000ｍの高深度で使用される有人潜水艦
や無人探査機等の潜水船に装着される液中電動機
は、一般に液中電動機の機内に絶縁性能の高い絶
縁油等の機内封入液を封入し、高深度においては
ベローズ等を介して外液と同状態の深度圧になる
ように構成されている。そして、液中電動機から
突出した回転軸にはポンプが直結され、回転軸の
軸受部分には機内封入液と外液とをシールするシ
ールリング装置が装着してある。このシールリン
グ装置は電動機本体に取付けたシール支え枠に固
定シールリングを嵌込みされた構造であり、その
嵌合状態は材質や構造の点からすきまばめにし、
固定シールリングの両端はＯリングでシールし、
外方の端面は回転軸と一体になつた回転シールリ
ングが摺動し、電動機内外の液をシールする構造
になつている。
や無人探査機等の潜水船に装着される液中電動機
は、一般に液中電動機の機内に絶縁性能の高い絶
縁油等の機内封入液を封入し、高深度においては
ベローズ等を介して外液と同状態の深度圧になる
ように構成されている。そして、液中電動機から
突出した回転軸にはポンプが直結され、回転軸の
軸受部分には機内封入液と外液とをシールするシ
ールリング装置が装着してある。このシールリン
グ装置は電動機本体に取付けたシール支え枠に固
定シールリングを嵌込みされた構造であり、その
嵌合状態は材質や構造の点からすきまばめにし、
固定シールリングの両端はＯリングでシールし、
外方の端面は回転軸と一体になつた回転シールリ
ングが摺動し、電動機内外の液をシールする構造
になつている。
（考案が解決しようとする問題点）
上記した如く、組立てた状態では固定シールリ
ングの外周面とシール支え枠の内周面との間には
すきまがある。液中電動機の組立は一般に常温常
圧の空気中で行なわれ機内封入液を封入するの
で、すきまには常圧の空気層ができる。この状態
で組立てた液中電動機を高深度状態にした場合に
は、機内は外部と同状態となるので、固定シール
リングの外周のすきまは常圧の空気層であるた
め、固定シールリングは内部の圧力により外周方
向に押し拡げようとする力が作用し、この力が固
定シールリングの強度を越えると破損するおそれ
がある問題点があつた。
ングの外周面とシール支え枠の内周面との間には
すきまがある。液中電動機の組立は一般に常温常
圧の空気中で行なわれ機内封入液を封入するの
で、すきまには常圧の空気層ができる。この状態
で組立てた液中電動機を高深度状態にした場合に
は、機内は外部と同状態となるので、固定シール
リングの外周のすきまは常圧の空気層であるた
め、固定シールリングは内部の圧力により外周方
向に押し拡げようとする力が作用し、この力が固
定シールリングの強度を越えると破損するおそれ
がある問題点があつた。
そこで、本考案は高深度においても固定シール
リングが破損しないようにした液中電動機を提供
することを目的とする。
リングが破損しないようにした液中電動機を提供
することを目的とする。
（問題点を解決するための手段）
本考案はシールリング装置における固定シール
リングの外周側にできるすきまを機内に連通させ
る孔をシール支え枠に設けて、すきまを電動機内
部と同じ圧力になるようにしたものである。
リングの外周側にできるすきまを機内に連通させ
る孔をシール支え枠に設けて、すきまを電動機内
部と同じ圧力になるようにしたものである。
（作用）
組立てた状態では固定シールリングの外周面と
シール支え枠の内周面との間のすきまがあるが、
液中電動機に機内封入液を封入するとすきまにも
流入して空気層はなくなる。従つていかなる深度
状態になつても固定シールリングの内周面と外周
面との間に圧力差ができないため、固定シールリ
ングを破損することはない。
シール支え枠の内周面との間のすきまがあるが、
液中電動機に機内封入液を封入するとすきまにも
流入して空気層はなくなる。従つていかなる深度
状態になつても固定シールリングの内周面と外周
面との間に圧力差ができないため、固定シールリ
ングを破損することはない。
（実施例）
以下本考案を図面に示す一実施例について説明
する。図面において、１は電動機本体の固定子
枠、２は固定子枠１の一方の端部にＯリング３を
介して取付けた軸受支え枠、４は回転子を取付け
機外に突出させた回転軸、５は回転軸４を支承し
軸受支え枠２に固着した軸受である。６はシール
リング装置、７はシールリング装置６を取付けて
Ｏリング８を介して軸受支え枠２の外方へ取付け
たシール支え枠、９はシール支え枠７の材質と異
なる材質であつてシール支え枠７にすきまばめに
て嵌込みシール押え板１０でＯリング１１を介し
て固定した筒状の固定シールリング、１２は固定
シールリング９の外周側にできたすきまを機内側
に連通するようにシール支え枠７を貫通した孔、
１３は固定シールリング９の機外側端面に摺動接
触させた環状の回転シールリング、１４は回転軸
４に固着させばね１５を介して回転シールリング
１３を固定シールリング９に押圧する押えであ
る。図示してないが、液中電動機に封入された機
内封入液はベローズ等を介して外液と隔離し外部
の圧力と同状態になつている。
する。図面において、１は電動機本体の固定子
枠、２は固定子枠１の一方の端部にＯリング３を
介して取付けた軸受支え枠、４は回転子を取付け
機外に突出させた回転軸、５は回転軸４を支承し
軸受支え枠２に固着した軸受である。６はシール
リング装置、７はシールリング装置６を取付けて
Ｏリング８を介して軸受支え枠２の外方へ取付け
たシール支え枠、９はシール支え枠７の材質と異
なる材質であつてシール支え枠７にすきまばめに
て嵌込みシール押え板１０でＯリング１１を介し
て固定した筒状の固定シールリング、１２は固定
シールリング９の外周側にできたすきまを機内側
に連通するようにシール支え枠７を貫通した孔、
１３は固定シールリング９の機外側端面に摺動接
触させた環状の回転シールリング、１４は回転軸
４に固着させばね１５を介して回転シールリング
１３を固定シールリング９に押圧する押えであ
る。図示してないが、液中電動機に封入された機
内封入液はベローズ等を介して外液と隔離し外部
の圧力と同状態になつている。
液中電動機の組立ては常温常圧の空気中で行な
われ、封入された機内封入液は孔１２を通つて固
定シールリング９の外周側のすきまに流入する。
このため固定シールリング９の内圧と外圧との圧
力差はない。液中電動機が100〜10000ｍの高深度
の状態になると、機内封入液はベローズを介して
外部と同状態となるが、固定シールリング９の内
圧と外圧との圧力差はないので固定シールリング
９は破損することはない。この場合固定シールリ
ング９と回転シールリング１３の摺動には影響が
ないので、シールが破壊されることはない。
われ、封入された機内封入液は孔１２を通つて固
定シールリング９の外周側のすきまに流入する。
このため固定シールリング９の内圧と外圧との圧
力差はない。液中電動機が100〜10000ｍの高深度
の状態になると、機内封入液はベローズを介して
外部と同状態となるが、固定シールリング９の内
圧と外圧との圧力差はないので固定シールリング
９は破損することはない。この場合固定シールリ
ング９と回転シールリング１３の摺動には影響が
ないので、シールが破壊されることはない。
以上のように本考案によれば、液中電動機の固
定シールリングは高深度状態において破損するこ
とはないので、安定な運転をすることができるす
ぐれた効果がある。
定シールリングは高深度状態において破損するこ
とはないので、安定な運転をすることができるす
ぐれた効果がある。
図面は本考案の液中電動機の一実施例を示す縦
断面図である。 ４……回転軸、６……シールリング装置、７…
…シール支え枠、９……固定シールリング、１２
……孔、１３……回転シールリング。
断面図である。 ４……回転軸、６……シールリング装置、７…
…シール支え枠、９……固定シールリング、１２
……孔、１３……回転シールリング。
Claims (1)
- 機内封入液を封入した電動機本体と、この電動
機本体から突出させた回転軸と、この回転軸と前
記電動機本体との間に装着したシールリング装置
とからなる液中電動機において、前記シールリン
グ装置は前記電動機本体に取付けたシール支え枠
に嵌込み固定した固定シールリングに前記回転軸
と一体になつた回転シールリングを押圧摺動さ
せ、固定シールリングの外周側のすきまを前記シ
ール支え枠に設けた孔で機内に連通させたことを
特徴とする液中電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17391286U JPH047656Y2 (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17391286U JPH047656Y2 (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6381651U JPS6381651U (ja) | 1988-05-30 |
| JPH047656Y2 true JPH047656Y2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=31111819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17391286U Expired JPH047656Y2 (ja) | 1986-11-14 | 1986-11-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH047656Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-14 JP JP17391286U patent/JPH047656Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6381651U (ja) | 1988-05-30 |
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