JPH0474818A - 合金鉄投入量制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、製鋼炉で精錬されたービートの溶鋼から二
種類以上の鋼種の鋼を炉外精錬作業において製造する際
に高い精度の成分コントロールを可能とする装置に関す
るものである。

［従来の技術〕 近年において炉外精錬の発達に伴い転炉で精錬され、出
鋼されて後炉外精錬作業において合金鉄を投入して合金
鋼を製造する事が広〈実施されるようになった。更に高
級鋼を指向する傾向が生じた事に伴い、製鋼炉で精錬さ
れたーヒートの溶鋼から二種類以上の成分の鋼種に分割
して炉外精錬する作業が頻繁に行なわれる様になった。

この精錬した溶鋼を分割する方法として、取鍋に一旦全
溶鋼を受け、その後に取鍋のノズルによりＮ鋼を分ける
方法があるが、温度降下が大きく、作業能率が低いのて
、転炉から出鋼する時に直接分割する方法が優れている
。

この際に転炉の出鋼口から出鋼している途中において一
時出鋼を停止しなければならないが、時出鋼を停止する
には転炉と起立させて溶鋼の流出を停止するのであるが
、溶滓の流出を予防する為に転炉を深く傾動しているの
で、転炉を起立させる角度は大きいので、目標とする出
鋼量に丁度一致した点において出鋼を停止する事は極め
て困難である。従って出鋼量には５％程度のバラツキが
生じる事は避は難い６ 目標とする出鋼量との差は、取鍋内の溶鋼の深さを測定
して容積から推定する方法や、クレーンなどに設置した
秤量器で秤量して風袋重量を差引くことによって推定す
る方法がとられていた。

従来の方法や装置によると溶鋼取鍋の移載作業が必要で
あるのみならず、風袋重量を推定する作業が介在するの
で、出鋼量の推定の精度は極めて悪かった。このため合
金鉄投入量の計算が不正確となるので、作業時間が長く
なりエネルキー損失が増えたり、無駄な合金鉄を使用し
たりといろ不合理があった。

また、他の方法として炉外精錬場に出鋼量秤量機を設け
ることが考えられるか、この案は土木基礎工事を含めて
非常に大規模な改造工事が必要になる。更に炉外精錬場
において、出鋼量を秤量しようとしても、受鋼台車及び
溶鋼取鍋を含めた総重量を秤量できるに過ぎないのて、
ネットの出鋼量の秤量を行なうことは困難である。更に
また、到着したヒートの取鍋内実績溶鋼重量か目的７Ｆ
；鋼重量に不足していても、補充が不可能という欠点が
あった。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、製鋼炉で精錬されたーヒートの溶鋼から二種
類以上の成分の鋼種に分割して炉外精錬する作業を行う
際に、正確な量の合金鉄投入を迅速に行ない得る装置を
提供する事である。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る、合金鉄投入量制御装置は、転炉出鋼用
の受鋼台車に設置された溶鋼取鍋の重量検出器と、 該重量検出器から信号を受けて転炉出鋼の前後の溶鋼取
鍋の重量差を算出する出鋼量演算機と、所定の鋳造溶鋼
目標成分を入力する事ができる鋳造溶鋼目標成分設定機
と、 取鍋内溶鋼実績成分設定器と、 該出鋼量演算機　該鋳造溶鋼目標成分設定機及び・該取
鍋内溶鋼実績成分設定器とから信号受けて合金鉄投入量
を算出する合金鉄投入量計算機と、合金鉄ホッパーから
合金鉄を切出し秤量するホッパー切出し機と、 該合金鉄投入量計算機及び該ホッパー切出し機の秤量信
号とを受けて所定の合金鉄投入量を切出すホッパー切出
し機モーター駆動電源装置と、を具備してなることを特
徴とする合金鉄投入量制御装置である。

［作用Ｊ この発明における二次精錬設備での合金鉄投入量制御設
備は、転炉で出鋼の前後の溶鋼取鍋の重量差を算出する
出鋼量演算機により正確な出鋼量が把握できるので、転
炉で精錬された一ヒートの溶鋼から二種類以上の成分の
鋼種に分割して炉外精錬する作業を行う際に、正確な量
の合金鉄投入が迅速になり、かつ成分コントロールの精
度が格段と上がった。

［実施例］ 以下にこの発明を区によって説明する。第１図はこの発
明に係る合金鉄投入量制御設備の構成を示す説明図であ
る。

第１図において左に示した受鋼台車１及び溶鋼取鍋５は
転炉１９の炉下において転炉１つの出鋼を溶鋼取鍋５に
受鋼しているところを示し、第１図において右に示した
受鋼台車１及び溶鋼取鍋５は炉外精錬場において炉外精
錬作業を行なっているところを示す。

図において、１は受鋼台車である。４は重量検出器であ
る。５は溶鋼取鍋である。２は車体である。３は溶鋼取
鍋受台である。６は溶鋼取鍋受台揺れ止めである。１１
は出鋼量演算機である。

１２は合金鉄投入量計算機である。１３は鋳造溶鋼目標
成分設定機である。１４はホッパー切出し機駆動モータ
ー電源装置である。１５はホッパ切出し機駆動モーター
である。１６はホ・ツバ−切出し機である。１７は合金
鉄ホッパーである。

１８は合金鉄シュートである。１９は転炉である。２０
は出鋼口である。２］は取鍋的溶鋼実績成分設定機であ
る。

この発明においては出鋼前の溶鋼取鍋５の重量と出鋼後
の溶鋼取鍋５の重量とを測定し、その差を出鋼された溶
鋼の重量であると、合金鉄投入量計算機１２で推定計算
する。この際受鋼台車１にはロードセルを用いた重量検
出器４が、前後に各２個所、左右に各２個所で、合計４
個所に設けられている。これらの４個所の重量検出器４
から、出鋼量演算機１１にアナログ信号が有線で電送さ
れる。重量検出器は、製鋼炉からの落下物や熱の影響を
避けるために、溶鋼取鍋受は台３の下に設け、検出器の
ロードセルへの熱影響を一定にし、ナイフェツジ部の当
たり面の塵芥付着を防止するために空気吹きだし口を設
けた。出鋼量演算機１１は強固な耐熱性の防塵カバーに
蔽われている。出鋼量演算機１１において４個所の重量
検出器４から電送された信号が合計演算されて、デジタ
ル信号として、合金鉄投入量計算機１２に無線て伝送さ
れる。鋳造溶鋼成分設定機１３によって設定される目標
溶鋼成分が計算機用信号とされて、合金鉄投入量計算機
１２に対して有線で電送され供給される。更に取鍋的溶
鋼実績成分設定機２１がホスト計算機より出鋼成分の信
号を受けて信号の変換を行ない合金鉄投入量計算機１２
に入力する。合金鉄投入量計算機１２は出鋼量演算機１
１からの信号と、鋳造溶鋼目標成分設定機１３からの信
号と取鍋的溶鋼実績成分設定機２１からの信号とを突き
合わせて、炉外精錬場において投入すべき合金鉄の量を
銘柄別に算出する。この算出された炉外精錬場において
銘柄別の投入すべき合金鉄の量がモーター駆動電源１４
に有線で電送される。モーター駆動電源１４はホッパー
切出し機駆動モーター１５にモーター駆動電力を供給す
る。ホンバー切出し機駆動モーター１５によって、ホッ
パー切出しＩ！、１６が駆動され合金鉄が合金鉄ホ／パ
ー１７からホッパー切出しｔＩ！１１６を通じて秤量さ
れながら合金鉄シュート１８に切り出される、合金鉄は
合金鉄シュート１８を通じて溶鋼取鍋５に投入されて溶
解され合金化される。

［発明の効果］ この発明の装置によると正味の出鋼量の秤量が極めて正
確に行ない得る。又炉外精錬場において銘柄別の投入す
べき合金鉄の量が正確に投入されるので、溶鋼取鍋に投
入されて溶解され合金化されて正確に所期の成分の溶鋼
かえられる。

この発明は、以上のように構成したので、炉外精錬場に
おいて正確に所期の成分の溶鋼かえられ、溶鋼成分の微
調整が不要となり、炉外精錬の能率が向上し溶鋼成分の
精度が高まり、合金鉄の無駄が回避される事となった。

はこの発明に係る重量検出器を装備した受鋼台車の側面
図である。

１・・受鋼台車、２・・車体、３・・・溶鋼取鍋受台、
４・重量検出器、５・・・溶鋼取鍋、６・・・溶鋼取鍋
受台揺れ止め、１１・・・出鋼量演算機、１２・・・合
金鉄投入量計算機、１３・・・鋳造溶鋼目標成分設定機
、１４・・・駆動モーター電源装置、１５・・駆動モタ
ー　１６・・・ホッパー切出し機、１７・・・合金鉄ホ
ッパー、１８・・合金鉄シュート、１つ・・・転炉、２
０・・出鋼口、２１・・・取鍋的溶鋼実績成分設定機。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 製鋼炉出鋼用の受鋼台車に設置された溶鋼取鍋の重量検
   出器と、 該重量検出器から信号を受けて製鋼炉出鋼の前後の溶鋼
   取鍋の重量差を算出する出鋼量演算機と、所定の鋳造溶
   鋼目標成分を入力する事ができる鋳造溶鋼目標成分設定
   機と、 取鍋内溶鋼実績成分設定器と、 該出鋼量演算機・該鋳造溶鋼目標成分設定機・該取鍋内
   溶鋼実績成分設定器とから信号を受けて合金鉄投入量を
   算出する合金鉄投入量計算機と、合金鉄ホッパーから合
   金鉄を切出し秤量するホッパー切出し機と、 該合金鉄投入量計算機及び該ホッパー切出し機の秤量信
   号とを受けて所定の合金鉄投入量を切出すホッパー切出
   し機モーター駆動電源装置と、を具備してなることを特
   徴とする合金鉄投入量制御装置。