JPH0473473B2 - - Google Patents

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JPH0473473B2
JPH0473473B2 JP60033621A JP3362185A JPH0473473B2 JP H0473473 B2 JPH0473473 B2 JP H0473473B2 JP 60033621 A JP60033621 A JP 60033621A JP 3362185 A JP3362185 A JP 3362185A JP H0473473 B2 JPH0473473 B2 JP H0473473B2
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JP
Japan
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additive
weight
carbon atoms
additives
esters
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60033621A
Other languages
Japanese (ja)
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JPS60195193A (en
Inventor
Doraiden Tatsuku Robaato
Ruisu Piasu Seira
Rotsushii Arubaato
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ExxonMobil Technology and Engineering Co
Original Assignee
Exxon Research and Engineering Co
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Publication date
Application filed by Exxon Research and Engineering Co filed Critical Exxon Research and Engineering Co
Publication of JPS60195193A publication Critical patent/JPS60195193A/en
Publication of JPH0473473B2 publication Critical patent/JPH0473473B2/ja
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  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

パラフインワツクスを含有する鉱油は、鉱油の
温度が下がると流動性が低下するという特徴を有
するものである。この流動性の喪失は、ワツクス
が板状結晶(鉱油をその中に取り込んだスポンジ
状の塊を最終的に形成する)に結晶化することに
よるものである。 従来、ワツクス状鉱油と混合したときにワツク
ス結晶変性剤として作用する種々の添加剤が知ら
れていた。これらの組成物は、ワツクス結晶の形
状と大きさを変化させ、かつ油が低温での流動性
を保持することができるように、ワツクスの油
間、及び結晶間の粘着力を減少させるものであ
る。 種々の流動点降下剤が文献に記載されており、
それらのうちのいくつかは商業的に使用されてい
る。例えば、米国特許第3048479号は、燃料、特
に加熱オイル、デイーゼル及びジエツト燃料用の
流動性降下剤として、エチレンとC3〜C5ビニル
エステル、例えば酢酸ビニルのコポリマーの使用
を教示する。エチレン及び高級α−オレフイン、
例えばプロピレン、をベースとした炭化水素重合
体流動性降下剤も知られている。米国特許第
3961916号は、一つのコポリマーがワツクス結晶
核剤であり、他のコポリマーが成長防止剤である
コポリマー混合物を、ワツクス結晶の大きさを制
御するために使用することを教示する。 英国特許第1263152号は、側鎖分岐度が一層低
いコポリマーの使用によつて、ワツクス結晶の大
きさを制御できるであろうことを示唆する。エチ
レン/酢酸ビニルコポリマーの共添加剤として、
潤滑油用流動性降下剤として先に使用されていた
ジーn−アルキルフマレートと酢酸ビニルのコポ
リマーが、低温流動特性改良のための高い最終沸
点を有する蒸留燃料の処理に使用でき得ること
が、例えば英国特許第1469016号に提案されてい
る。英国特許第1469016号によれば、これらのポ
リマーは不飽和C4−C8ジカルボン酸のC6−C18
ルキルエステル、特にラウリルフマレート及びラ
ウリル−ヘキサデシルフマレートであることがで
きる。使用される物質は、典型的には平均で約12
の炭素原子をする混合エステル(ポリマーA)で
ある。この添加剤は、一層低い最終沸点の「普通
の」燃料(燃料及び)に効果的でないことき
が示されていることは注目すべきことである。 蒸留燃料の多様化が進むとともに、既存の添加
剤によつて処理することができないタイプの燃料
あるいは経済的でないほどに高いレベルの添加剤
を必要とするタイプの燃料が現われてきた。それ
らを商業的に使用可能なものとするためには、そ
れらの流動点を必要なところまで減少させ、低温
濾過を可能とするためにワツクス結晶径を制御す
る必要がある。そのような問題が存在する燃料の
特別なグループの一つは、相対的に狭く、及び
(又は)低沸点領域を有するものである。燃料は、
それらの初留点、最終沸点及び初留のある容積パ
ーセントが蒸留されるその間の温度によつて、し
ばしば特徴付けられる。20%〜90%蒸留点が70〜
100℃の範囲内で相違し、及び(又は)90%沸点
が最終沸点の10〜25℃であり、及び(又は)最終
沸点が340と370℃の間である燃料は、時によると
添加剤によつてほとんど影響されず、あるいは非
常に高レベルの添加剤を必要とし、処理が特に難
しいことが判つた。 本明細書で記載する全ての蒸留は、
ASTMD86によるものである。 石油価格の上昇にともなつて、蒸留燃料の生産
量を増大させること、及び経済的観点から受け入
れ難いほど高い処理レベルを必要とする蒸留燃
料、あるいは蒸留燃料中、普通の添加剤での処理
が困難といわれるシヤープな留分として知られる
ものを用いてその操作を適性化することが、精製
業者にとつては重要になつてきた。 典型的なシヤープに分留された燃料は、10〜25
℃の90%〜最終沸点範囲を有し、通常100℃以下、
一般に50〜100℃の20〜90%沸騰範囲を有する。
いずれのタイプの燃料も340℃以上の最終沸点、
一般には340℃〜370℃、特に340℃〜365℃範囲の
最終沸点を有する。 これに加えて、蒸留燃料油の曇点として知られ
ているものを低下させることが必要となる場合が
ある。尚、ここで曇点は、冷却したときに燃料油
からワツクスの結晶が析出し始める温度である。
これは、上記の燃料油及び典型的な沸点が120〜
500℃の範囲にある蒸留燃料油の全範囲のものと
いつた処理が困難なものに対して適用する必要が
ある。 従来から広く入手可能であつた蒸留燃料の流動
改良用に広く使用されていたエチレンと酢酸ビニ
ルのコポリマーが、上記の狭い沸点及び(又は)
シヤープな留分の燃料の処理に効果的であること
は見出されていなかつた。 さらに英国特許第1469016号に記載されている
混合物を使用することが効果的であることは、判
つていなかつた。 しかし、発明者らは、特定のジーn−アルキル
フマレート/酢酸ビニルコポリマーのような非常
に特定のアルキル基を含有するコポリマーが、濾
過を可能にするためにワツクス結晶の大きさを制
御すること、及び上記の処理することが困難であ
つた燃料(英国特許第1469016号の添加剤では効
果がなかつたより低い最終沸点の燃料を含めて)
の流動点を降下させることのいずれにも効果的で
あることを見出した。又、我々は、蒸留燃料油の
すべての範囲にわたり、多くの燃料油の曇点を低
下させるのに上記コポリマーが効果的であること
を見出した。 特に発明者らは、コポリマー中のアルキル基中
の炭素原子の平均数が12〜14でなければならず、
かつ14を越える炭素原子を含むアルキル基を有す
るコポリマーがたかだか10重量%であり、好まし
くは12未満の炭素原子を含むアルキル基を有する
コポリマーがたかだか20重量%であるべきことを
見出した。これらのコポリマーは、それ自身はこ
れらのタイプの燃料に効果的でない他の低温流動
改良剤と組合せて使用した場合、特に効果的であ
る。 従つて、本発明は、モノ−エチレン性の不飽和
C3〜C8モノ又はジカルボン酸のn−アルキルエ
ステルを少なくとも25重量%含むポリマー若しく
はコポリマーを含有する添加剤を用いて、沸点範
囲120〜500℃の蒸留石油燃料油の流動特性を改良
するものである。但し、前記のポリマー若しくは
コポリマーは、そのn−アルキル基の平均炭素数
が12〜14の範囲のものであり、かつ前記エステル
ポリマー又はコポリマーが、炭素数14を越えるア
ルキル基を含むエステルモノマーを10重量%にす
ぎない量で含み、好ましくは炭素数12未満のアル
キル基を有するエステルモノマーを20重量%にす
ぎない量で含むものである。 この添加剤は、好ましくは蒸留石油燃料油の重
量基準で0.0001〜0.5重量%の量で用いられ、本
発明は、そのような処理された蒸留燃料も包含す
る。 コポリマーは、C12/C14アルキル基を含むジカ
ルボン酸のジーn−アルキルエステルであること
もでき、又25〜70重量%のビニルエステル、アル
キルアクリレート、メタクリレート又はα−オレ
フインを含むことができる。 本発明において好ましく用いられるポリマー
は、例えば蒸留圧浸透圧法で測定した数平均分子
量が1000〜100000、好ましくは1000〜30000のも
のである。 上記ポリマー製造に有用なジカルボン酸エステ
ルは、一般式 (ただし、R1及びR2は水素又はC1〜C4アルキ
ル基、例えばメチルであり、R3は平均C12〜C14
直鎖アルキル基、及びR4はCOOR3、水素又はC1
〜C4アルキル基、好ましくはCOOR3である)に
よつて表わすことができる。これらは、特定のモ
ノー又はジ−カルボン酸を適当なアルコール又は
アルコール混合物でエステル化することによつて
製造することができる。又、他のC12〜C14不飽和
エステルとしては、C12〜C14アルキルアクリレー
ト及びメタクリレートが例示される。 ジカルボン酸モノ−又はジ−エステルモノマー
は、種々の量、例えば5〜70モル%の他の不飽和
エステル又はオレフインと共重合できる。そのよ
うな他のエステルは、式: (ただし、R′は水素又はC1〜C4アルキル基、
R″は−COOR′′′′又は−OOCR′′′′(ただしR′
′′′は
分岐又は非分岐C1〜C5アルキル基である)であ
り、RはR″又は水素である)を有する短鎖ア
ルキルエステルを含むものである。これら短鎖エ
ステルの例は、メタクリレート、アクリレート、
フマレート、マレート、ビニルエステルであり、
好ましいものはビニルプロピオネート及び酢酸ビ
ニルのようなビニルエステルである。より特定の
例は、メチルメタクリレート、イソプロペニルア
セテート及びブチル及びイソブチルアクリレート
を含む。 本発明の好ましいコポリマーは、平均C12〜C14
ジアルキルフマレート40〜60モル%及び酢酸ビニ
ル60〜40モル%を含むものである。 好ましいエステルコポリマーは、酸素を除去す
るために窒素又は二酸化炭素のような不活性ガス
の雰囲気下で、通常過酸化ベンゾイル又はアゾジ
−イソブチロニトリルのような過酸化物又はアゾ
型触媒を用いて反応を促進させ、一般に20℃〜
150℃の範囲の温度で、ヘプタン、ベンゼン、シ
クロヘキサン、又はホワイトオイルのような炭化
水素溶媒の溶液中で、エステルモノマーを重合す
ることによつて普通に製造することができる。 本発明の添加剤は、一般に蒸留燃料の低温流動
特性改良用として知られている他の添加剤と組合
せて使用したときに特に効果的であるが、燃料の
低温流動挙動に対する改良の組合せの1つとして
単独で使用することもできる。 本発明の添加剤は、ポリオキシアルキレンエス
テル、エーテル、エステル/エステル及びそれら
の混合物、特に少なくとも1つ、好ましくは少な
くとも2つのC10〜C30直鎖飽和アルキル基及び分
子量100〜5000、好ましくは200〜5000のポリオキ
シアルキレングリコール基を含み、上記ポリオキ
シアルキレングリコール中のアルキル基が1〜4
炭素原子を含むものとともに使用したときに特に
効果的である。これらの物質は、ヨーロツパ特許
公開第0061895A2号の目的物である。 本発明において使用されるエステル、エーテル
及びエステル/エーテルとしては、構造式的に示
した次の式によるものが好ましい。 R−O−(A)−O−R′ ここでR及びR′は、同一でも異なつていても
よく、 () n−アリキル () () () が好ましい。式中、アルキル基は、炭素数が10〜
30の直鎖状飽和基であり、Aは、実質的に直鎖の
ポリオキシメチレン、ポリオキシエチレンやポリ
オキシトリメチレン部分のような炭素数1〜4の
アルキレン基を有するグリコールのポリオキシア
ルキレングメントを示す。尚、ポリオキシプロピ
レングリコールにおけるように、短いアルキル側
鎖を有するある程度分岐したものは許容される
が、前記のグリコールは実質的に直鎖のものが好
ましい。 一般に好適なグリコールは、分子量が約100〜
5000、好ましくは約200〜2000で実質的に直鎖状
のポリエチレングリコール(PEG)及びポリプ
ロピレングリコール(PPG)である。エステル
は好ましく、上記のグリコールと反応してエステ
ル添加剤を形成するのに炭素数10〜30の脂肪酸が
適しており、炭素数18〜24の脂肪酸、特にベヘン
酸を使用するのが好ましい。又、このエステル
は、ポリエトキシ化脂肪酸又はポリエトキシ化ア
ルコールのエステル化によつて調製できる。 ポリオキシアルキレンジエステル、ジエーテ
ル、エーテル/エステル及びこれらの混合物は、
添加剤として好ましく、ジエステルは、狭い沸点
範囲の留出物に対して好適に使用されるが、この
際、少量のモノエーテル及びモノエステルが存在
しても又製造の際に形成されてもよい。要は、大
部分がジアルキル化合物として存在することが添
加剤の性能にとつて重要である。このうち、特に
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール若しくはポリエチレン/ポリプロピレングリ
コール混合物のステアリン酸又はベヘン酸のジエ
ステルが好ましい。 本発明の添加剤としては、エチレン−不飽和エ
ステルコポリマー流動性改良剤が使用できる。エ
チレンと共重合可能なこの不飽和モノマーには、
次の一般式で表わされる不飽和モノ及びジエステ
ルが含まれる。式、 式中、R6は水素又はメチル基、R5は−OOCR8
で示される基(ここでR8は水素又は炭素数1〜
28、より一般的には炭素数1〜17、好ましくは炭
素数1〜8の直鎖若しくは分岐鎖を有するアルキ
ル基)又は−COOR8で示される基(ここでR8
前記と同じ意味を有するが水素ではない)、R7
水素又は前記と同じ−COOR8である。R6とR7
水素であり、R5が−COOR8のモノマーの場合に
は、炭素数1〜29、より一般的には、炭素数1〜
18のモノカルボン酸、好ましくは炭素数2〜5の
モノカルボン酸を有するビニルアルコールエステ
ルが含まれる。エチレンと共重合するビニルエス
テルとしては、酢酸ビニル、ビニルプロピオネー
ト、ビニルブチレート及びビニルイソブチレート
が例示されるが、このうち酢酸ビニルが好まし
い。又、コポリマーとしては、ビニルエステルを
20〜40重量%。好ましくは25〜35重量%含むもの
が好適である。このコポリマーは、米国特許第
3961916号に記載された2種のコポリマーの混合
物であつてもよい。 これらのコポリマーとしては、蒸気相浸透圧法
によつて測定した数平均分子量が1000〜6000のも
のが好ましく、より好ましくは1000〜3000であ
る。 本発明の添加剤は、燃料油中でワツクスの結晶
成長抑制剤として作用するイオン性又は非イオン
性の極性化合物と組合せて、蒸留燃料に使用する
ことができる。極性窒素含有化合物は、グリコー
ルエステル、エーテル又はエステル/エーテルと
組合せて用いると特に効果的であることを見出し
たので、これらの3成分混合物は本発明の範囲に
含まれる。これらの極性化合物としては、アミン
塩及び/又はアミドが好ましく、アミドとして
は、炭化水素置換アミンの少なくとも1モルと炭
素数1〜4のカルボン酸基を有する炭化水素酸又
はその無水物1モルとの反応により形成されたも
のである。又、一般的に炭素数の合計が30〜300、
好ましくは50〜150のエステル/アミドも使用で
きる。これらの窒素化合物は、米国特許第
4211534号に記載されている。アミンとしては、
通常炭化数12〜40の長鎖を有する第1、第2、第
3又は第4アミンが好ましいが、得られた窒素化
合物が油溶性ならば、上記よりも鎖の短いアミン
も使用可能である。従つて、通常、炭素数の合計
が約30〜300のアミンが使用される。窒素化合物
としては、好ましくは炭素数が8〜40、より好ま
しくは14〜24の直鎖のアルキルセグメントを少な
くとも1つ有するものがよい。 好適なアミンとしては第1、第2、第3又は第
4アミンがあげられるが、このうち第2アミンが
好ましい。第3アミン及び第4アミンは、アミン
塩のみを形成できる。アミンとしては、テトラデ
シルアミン、ココアミン、水添牛脂アミンなどが
例示される。又、第2アミンとしては、ジオクタ
デシルアミン、メチル−ベヘニルアミンなどが例
示される。アミンの混合物も好適であり、自然物
質から誘導される多くのアミン混合物も好まし
い。式HNR1R2で示される水添牛脂第2アミン
が好ましい。尚、式中、R1及びR2は、ほぼC14
4%、C16 31%、C18 59%から構成される牛脂
の水素化物から誘導されるアルキル基を示す。 上記の窒素化合物及びその無水物を製造するた
めに好適なカルボン酸としては、シクロヘキサン
ジカルボン酸、シクロヘキセンジカルボン酸、シ
クロペンタンジカルボン酸、ジα−ナフチルアセ
テイツクアシド、ナフタレンジカルボン酸などが
例示される。一般的に、これらの酸は炭素数が5
〜13の環状部分を有する。本発明において好まし
い酸は、o−フタル酸、p−フタル酸及びm−フ
タル酸のようなベンゼンジカルボン酸である。こ
のうちo−フタル酸又はその無水物が特に好まし
い。又、特に好ましいアミン化合物は、無水フタ
ル酸無水物1モルとジ水添牛脂アミン2モルとの
反応により得られるアミド−アミン塩である。他
の好ましい化合物は、上記アミド−アミン酸を脱
水して得たジアミドである。 混合物として用いる場合は、ポリオキシアルキ
レンエステル、エーテル又はエステル/エーテル
1部に対して、12〜14の平均炭素数を含むn−ア
ルキル基を含有する本発明のポリマーを0.5〜20
重量部、より好ましくは、1.5〜9重量部とする
のがよい。 本発明の添加剤は、120〜500℃の沸点範囲のい
かなるタイプの蒸留石油に使用できるが、特に蒸
留の20%と90%の蒸留温度の差が100℃以下であ
る燃料油の低温濾過性の改良に有効であり、及
び/又は蒸留の90%〜最終留出までの留出温度の
差が10〜25℃の範囲内であり、及び/又はその最
終留温度が340〜370℃の範囲にある蒸留燃料の流
動性を改良するのに特に有効である。 本発明の添加剤系は、本体の蒸留燃料に添加す
るために濃縮物として好適に供給される。又、こ
れらの濃縮物には必要により他の添加剤を含める
ことができる。これらの濃縮物は、好ましくは3
〜75重量%(以下、%と略称する。)より、好ま
しくは3〜60%、最も好ましくは10〜50%の添加
物を含み、好ましくは油中溶液である。このよう
な濃縮物も本発明の範囲内である。 本発明を次の実施例により具体的に説明する
が、流動点降下剤及び濾過性改良剤としての本発
明の添加剤の有効性を、次のテストにより類似の
他の添加剤と比較した。 1つの方法として、添加剤に対する鉱油の応答
を、コールド フイルター プラギング ポイン
ト テスト(Cold Filter Plugging Point Test
“CFPP”)により測定した。この方法は、
Jouranl of the institute of Petroleum、52巻、
No510、1966年6月号、p173〜185に詳しく記載
された操作により行なつた。このテストは、ジー
ゼル自動車における中留分の低温流動性と相関性
を有する。 この方法を簡単に示すと、試料の鉱油を約−34
℃に保つたバスに入れ、約1℃/分の割合で非直
線的な冷却を行なう。断続的に、つまり曇点より
少なくとも2℃高い温度から開始し、1℃づつ低
下させて、冷却した鉱油があらかじめ設定した時
間内に細いスクリーンを通過する流動性について
テストした。尚、このテストは、試料の鉱油表面
下に入つている逆さにした漏斗にピペツトの下端
部が接続した試験装置により行なつた。漏斗の口
は、直径12mmの面積をもつ350メツシユのスクリ
ーン上にひろがつている。この断続的なテスト
は、ピペツトの上端を吸引することによつて開始
され、鉱油はスクリーンを通つてピペツト中の20
mlの量を示すところまで上昇する。上昇した後、
鉱油を直ちにCFPPチユーブにもどす。このテス
トは、温度を1℃づつ低下させて、60秒以内に鉱
油をピペツト中に充填できなくなるまで行なう。
そして、この温度をCFPP温度とする。そして、
添加剤無しの鉱油のCFPPと添加剤を加えた同じ
鉱油のCFPPとの差異を、添加剤によるCFPP降
下とした。最も効果的な流動性改良剤は、同一濃
度の添加剤でより大きなCFPP降下をもたらす。 流動性改良効果を調べるもう1つの方法は、流
動性改良のデイステイレート オペラビリテイテ
スト(distillate operability test “DOT
Test”)の条件下で行なわれる。このテストは、
ゆつくりと冷却するテストであつて、貯蔵された
加熱燃料油のポンピンクと相関性を有する。この
テストにおいては、次に示すDOTテストにより
添加剤を含有する燃料の低温流動性を決定した。
鉱油300mlを1℃/時間の割合で直線的に試験温
度まで冷却し、この温度に維持した。試験温度に
2時間維持した後、冷却の間に鉱油/空気の界面
に生成する傾向がある異常に大きなワツクスの結
晶を表面層約20mlとして除去する。ワツクスをボ
ルトの中に入れ、ゆつくりと攪拌して分散させた
後、CFPP集成装置を入れる。次に栓を開けて
500mmの水銀圧で吸引し、フイルターを通して目
盛りつきレシーバーに燃料油200mlが入つたとこ
ろで栓を閉じる。もしも、与えられたメツシユサ
イズを通つて200mlが10秒以内に集まつた場合に
は、Passと記録し、フイルターがつまつたこと
を示すように流速があまりにも遅くなつた場合に
は、FAILと記録する。 20、30、40、60、80、100、120、150、200、
250及び350メツシユナンバーのフイルタースクリ
ーンを有するCFPPフイルター集成装置を用い、
燃料油が通過する最も細かなメツシユ(最も大き
なメツシユナンバー)を決定する。燃料油を含む
ワツクスが通過するメツシユナンバーが大きくな
ればなるほど、ワツクスの結晶は小さくなり、添
加剤の流動性改良効果は増大する。2つの燃料油
について、同じ流動性改良添加剤を用いた同じ処
理レベルでも正確に同じ結果が得られないことに
注意すべきである。 流動点は、ASTMD97又は150mlの首の狭ばま
つたボトルに試験用添加剤と100mlの燃料油のサ
ンプルを入れ、ワツクスが折出する温度よりも5
℃上の温度から1℃/時間の割合で冷却する目視
法という2つの方法によつて決定する。燃料油サ
ンプルは、3℃間隔で、傾け又は逆さにして流動
性を調べた。流動サンプル(Fという)は、傾け
たときに容易に流動するものであり、半流動サン
プル(semi−Fという)は、ほとんど逆さにし
て流動するものであり、固形サンプル(Sとい
う)は逆さにしても全く動かないものである。 次に示す燃料油を実験に用いた。
Mineral oil containing paraffin wax has the characteristic that fluidity decreases as the temperature of the mineral oil decreases. This loss of fluidity is due to the wax crystallizing into platelets (ultimately forming a spongy mass with mineral oil entrapped therein). In the past, various additives have been known that act as wax crystal modifiers when mixed with waxy mineral oils. These compositions change the shape and size of wax crystals and reduce the adhesion between oils and crystals of wax so that the oil can maintain its fluidity at low temperatures. be. Various pour point depressants have been described in the literature;
Some of them are used commercially. For example, US Pat. No. 3,048,479 teaches the use of copolymers of ethylene and C3 - C5 vinyl esters, such as vinyl acetate, as flow depressants for fuels, particularly heating oils, diesel and jet fuels. Ethylene and higher α-olefins,
Hydrocarbon polymer flow depressants based on propylene, for example, are also known. US Patent No.
No. 3,961,916 teaches the use of copolymer mixtures in which one copolymer is a wax crystal nucleating agent and the other copolymer is a growth inhibitor to control wax crystal size. GB 1263152 suggests that wax crystal size could be controlled by the use of copolymers with a lower degree of side chain branching. As a co-additive for ethylene/vinyl acetate copolymers,
It has been demonstrated that copolymers of di-n-alkyl fumarate and vinyl acetate, previously used as flow depressants for lubricating oils, can be used to treat distillate fuels with high final boiling points for improved low temperature flow properties. For example, it is proposed in British Patent No. 1469016. According to GB 1469016, these polymers can be C6 - C18 alkyl esters of unsaturated C4 - C8 dicarboxylic acids, especially lauryl fumarate and lauryl-hexadecyl fumarate. The substances used typically average about 12
It is a mixed ester (polymer A) having carbon atoms of . It is noteworthy that this additive has been shown to be ineffective on "normal" fuels with lower final boiling points. With the increasing diversity of distillate fuels, fuel types have emerged that cannot be treated with existing additives or that require uneconomically high levels of additives. In order to make them commercially usable, it is necessary to reduce their pour points to the necessary extent and to control the wax crystal size to enable cryogenic filtration. One particular group of fuels for which such problems exist are those that have a relatively narrow and/or low boiling point region. The fuel is
They are often characterized by their initial boiling point, final boiling point, and temperature during which a certain volume percent of the initial distillate is distilled. 20%~90% distillation point is 70~
Fuels differing within a range of 100°C and/or whose 90% boiling point is between 10 and 25°C of the final boiling point and/or whose final boiling point is between 340 and 370°C may sometimes contain additives. They were found to be particularly difficult to process, requiring very high levels of additives. All distillations described herein are
According to ASTMD86. With the rise in oil prices, there is a need to increase the production of distillate fuels, and to reduce the number of distillate fuels that require processing levels that are unacceptably high from an economic point of view, or that cannot be treated with common additives in distillate fuels. It has become important for refiners to optimize their operations using what are known as difficult sharp cuts. A typical sharply fractionated fuel has a range of 10 to 25
Has a final boiling point range of 90% to 100°C, usually below 100°C,
Generally has a 20-90% boiling range of 50-100℃.
Both types of fuel have a final boiling point of over 340°C,
It generally has a final boiling point in the range 340°C to 370°C, especially 340°C to 365°C. In addition to this, it may be necessary to lower what is known as the cloud point of distillate fuel oils. Note that the cloud point here is the temperature at which wax crystals begin to precipitate from fuel oil when it is cooled.
This includes the fuel oils listed above and typical boiling points of 120~
It should be applied to the entire range of distilled fuel oils in the 500°C range and those that are difficult to process. Copolymers of ethylene and vinyl acetate, which have been widely available and widely used for improving the flow of distillate fuels, have the narrow boiling point and/or
It has not been found to be effective in treating sharp fraction fuels. Furthermore, it has not been found to be effective to use the mixture described in GB 1469016. However, the inventors have discovered that copolymers containing very specific alkyl groups, such as certain di-n-alkyl fumarate/vinyl acetate copolymers, can control wax crystal size to enable filtration. , and fuels that were difficult to treat as described above (including lower final boiling point fuels for which the additives of GB 1469016 were ineffective).
It has been found that it is effective in lowering the pour point of We have also found that the copolymers are effective in lowering the cloud point of many fuel oils across the entire range of distillate fuel oils. In particular, the inventors found that the average number of carbon atoms in the alkyl groups in the copolymer should be between 12 and 14;
And it has been found that there should be at most 10% by weight of copolymers with alkyl groups containing more than 14 carbon atoms, and preferably at most 20% by weight of copolymers with alkyl groups containing less than 12 carbon atoms. These copolymers are particularly effective when used in combination with other cold flow improvers that are not themselves effective for these types of fuels. Therefore, the present invention provides mono-ethylenically unsaturated
Improving the flow properties of distilled petroleum fuel oils in the boiling range 120-500°C using additives containing polymers or copolymers containing at least 25% by weight of n-alkyl esters of C3 - C8 mono- or dicarboxylic acids. It is. However, the above polymer or copolymer has an n-alkyl group having an average carbon number of 12 to 14, and the ester polymer or copolymer contains an ester monomer containing an alkyl group having more than 14 carbon atoms. It contains no more than 20% by weight of ester monomers having alkyl groups having less than 12 carbon atoms, preferably no more than 20% by weight. This additive is preferably used in an amount of 0.0001 to 0.5% by weight based on the weight of the distilled petroleum fuel oil, and the invention also encompasses such treated distillate fuels. The copolymers can also be di-n-alkyl esters of dicarboxylic acids containing C12 / C14 alkyl groups and can contain from 25 to 70% by weight of vinyl esters, alkyl acrylates, methacrylates or alpha-olefins. The polymer preferably used in the present invention has a number average molecular weight of 1,000 to 100,000, preferably 1,000 to 30,000, as measured by, for example, distillation pressure osmotic pressure method. The dicarboxylic acid esters useful in the production of the above polymers have the general formula (where R 1 and R 2 are hydrogen or C 1 -C 4 alkyl groups, e.g. methyl, and R 3 is an average C 12 -C 14
Straight chain alkyl group, and R 4 is COOR 3 , hydrogen or C 1
~ C4 alkyl group, preferably COOR3 ). These can be prepared by esterifying certain mono- or di-carboxylic acids with appropriate alcohols or mixtures of alcohols. Examples of other C 12 -C 14 unsaturated esters include C 12 -C 14 alkyl acrylates and methacrylates. The dicarboxylic acid mono- or di-ester monomers can be copolymerized with various amounts of other unsaturated esters or olefins, for example from 5 to 70 mole percent. Other such esters have the formula: (However, R′ is hydrogen or a C 1 to C 4 alkyl group,
R″ is −COOR′′′′ or −OOCR′′′′ (However, R′
''' is a branched or unbranched C1 - C5 alkyl group) and R is R'' or hydrogen. Examples of these short chain esters include methacrylates, acrylate,
fumarate, malate, vinyl ester,
Preferred are vinyl esters such as vinyl propionate and vinyl acetate. More specific examples include methyl methacrylate, isopropenyl acetate and butyl and isobutyl acrylate. Preferred copolymers of the invention have an average C12 to C14
It contains 40-60 mol% of dialkyl fumarate and 60-40 mol% of vinyl acetate. Preferred ester copolymers are prepared under an atmosphere of an inert gas such as nitrogen or carbon dioxide to remove oxygen, usually using a peroxide or azo type catalyst such as benzoyl peroxide or azodi-isobutyronitrile. Accelerates the reaction, generally from 20℃
It can be conventionally prepared by polymerizing ester monomers in solution in a hydrocarbon solvent such as heptane, benzene, cyclohexane, or white oil at temperatures in the range of 150°C. The additives of the present invention are particularly effective when used in combination with other additives commonly known for improving the cold flow properties of distillate fuels, but are one of the combinations for improving the cold flow behavior of fuels. It can also be used alone as one. The additives of the invention are polyoxyalkylene esters, ethers, esters/esters and mixtures thereof, in particular at least one, preferably at least two C10 to C30 linear saturated alkyl groups and a molecular weight of 100 to 5000, preferably 200 to 5000 polyoxyalkylene glycol groups, and the alkyl group in the polyoxyalkylene glycol is 1 to 4.
It is particularly effective when used with those containing carbon atoms. These substances are the subject of European Patent Publication No. 0061895A2. The esters, ethers, and esters/ethers used in the present invention preferably have the following structural formulas. R-O-(A)-O-R' where R and R' may be the same or different, () n-alkyl () () () is preferred. In the formula, the alkyl group has 10 to 10 carbon atoms.
30 linear saturated groups, and A is a substantially linear polyoxymethylene, polyoxyalkylene of a glycol having an alkylene group of 1 to 4 carbon atoms, such as a polyoxyethylene or polyoxytrimethylene moiety; Indicates the component. Although some degree of branching with short alkyl side chains, such as in polyoxypropylene glycols, is acceptable, it is preferred that the glycols be substantially linear. Generally suitable glycols have a molecular weight of about 100 to
5000, preferably about 200 to 2000, substantially linear polyethylene glycol (PEG) and polypropylene glycol (PPG). Esters are preferred, fatty acids having 10 to 30 carbon atoms are suitable for reacting with the glycols mentioned above to form ester additives, and fatty acids having 18 to 24 carbon atoms are preferably used, especially behenic acid. The esters can also be prepared by esterification of polyethoxylated fatty acids or polyethoxylated alcohols. Polyoxyalkylene diesters, diethers, ether/esters and mixtures thereof are
Preferred as additives, diesters are preferably used for narrow boiling range distillates, although small amounts of monoethers and monoesters may also be present or formed during production. . In short, it is important for the performance of the additive that the majority of the additive be present as a dialkyl compound. Among these, diesters of stearic acid or behenic acid of polyethylene glycol, polypropylene glycol or polyethylene/polypropylene glycol mixtures are particularly preferred. Ethylene-unsaturated ester copolymer flow improvers can be used as additives in the present invention. This unsaturated monomer copolymerizable with ethylene includes
Includes unsaturated mono- and diesters represented by the following general formula. formula, In the formula, R 6 is hydrogen or a methyl group, R 5 is -OOCR 8
A group represented by (where R 8 is hydrogen or a group having 1 to 1 carbon atoms)
28, more generally a linear or branched alkyl group having 1 to 17 carbon atoms, preferably 1 to 8 carbon atoms) or a group represented by -COOR 8 (where R 8 has the same meaning as above) (but not hydrogen), R 7 is hydrogen or -COOR 8 as above. In the case of a monomer in which R 6 and R 7 are hydrogen and R 5 is -COOR 8 , the number of carbon atoms is from 1 to 29, more generally from 1 to 29 carbon atoms.
Vinyl alcohol esters having 18 monocarboxylic acids, preferably monocarboxylic acids having 2 to 5 carbon atoms, are included. Examples of vinyl esters that copolymerize with ethylene include vinyl acetate, vinyl propionate, vinyl butyrate, and vinyl isobutyrate, and among these, vinyl acetate is preferred. In addition, vinyl ester is used as a copolymer.
20-40% by weight. Preferably, it contains 25 to 35% by weight. This copolymer has been developed in U.S. Patent No.
It may also be a mixture of two copolymers as described in No. 3961916. These copolymers preferably have a number average molecular weight of 1000 to 6000, more preferably 1000 to 3000, as measured by vapor phase osmotic pressure method. The additives of the present invention can be used in distillate fuels in combination with ionic or nonionic polar compounds that act as wax crystal growth inhibitors in the fuel oil. It has been found that polar nitrogen-containing compounds are particularly effective when used in combination with glycol esters, ethers or esters/ethers, and therefore these ternary mixtures are included within the scope of this invention. These polar compounds are preferably amine salts and/or amides, and the amides include at least 1 mole of a hydrocarbon-substituted amine, 1 mole of a hydrocarbon acid having a carboxylic acid group having 1 to 4 carbon atoms, or an anhydride thereof. It was formed by the reaction of In addition, the total number of carbon atoms is generally 30 to 300,
Preferably 50 to 150 esters/amides can also be used. These nitrogen compounds are described in U.S. Patent No.
It is described in No. 4211534. As an amine,
Generally, primary, secondary, tertiary or quaternary amines having long chains with a carbon number of 12 to 40 are preferred, but amines with shorter chains than those mentioned above can also be used if the resulting nitrogen compound is oil-soluble. . Therefore, amines having a total carbon number of about 30 to 300 are usually used. The nitrogen compound preferably has at least one linear alkyl segment having 8 to 40 carbon atoms, more preferably 14 to 24 carbon atoms. Suitable amines include primary, secondary, tertiary or quaternary amines, with secondary amines being preferred. Tertiary amines and quaternary amines can only form amine salts. Examples of the amine include tetradecylamine, cocoaamine, and hydrogenated beef tallow amine. Further, examples of the secondary amine include dioctadecylamine and methyl-behenylamine. Mixtures of amines are also suitable, as are many amine mixtures derived from natural substances. Hydrogenated beef tallow secondary amines of the formula HNR 1 R 2 are preferred. In addition, in the formula, R 1 and R 2 are approximately C 14
4%, C 16 31%, and C 18 59%. Examples of carboxylic acids suitable for producing the above nitrogen compounds and their anhydrides include cyclohexanedicarboxylic acid, cyclohexenedicarboxylic acid, cyclopentanedicarboxylic acid, di-α-naphthyl acetate acid, and naphthalene dicarboxylic acid. Generally, these acids have 5 carbon atoms.
It has ~13 annular parts. Preferred acids in the present invention are benzenedicarboxylic acids such as o-phthalic acid, p-phthalic acid and m-phthalic acid. Among these, o-phthalic acid or its anhydride is particularly preferred. A particularly preferred amine compound is an amide-amine salt obtained by reacting 1 mole of phthalic anhydride with 2 moles of dihydrogenated beef tallow amine. Other preferred compounds are diamides obtained by dehydrating the above amide-amic acids. When used as a mixture, 0.5 to 20 of the polymers of the invention containing n-alkyl groups with an average carbon number of 12 to 14 are added to 1 part of polyoxyalkylene ester, ether or ester/ether.
The amount is preferably 1.5 to 9 parts by weight. The additive of the present invention can be used for any type of distilled petroleum in the boiling point range of 120-500°C, but especially for low-temperature filterability of fuel oils where the difference between the 20% and 90% distillation temperatures is less than 100°C. and/or the difference in distillation temperature from 90% of distillation to the final distillation is within the range of 10 to 25 °C, and/or the final distillation temperature is in the range of 340 to 370 °C. It is particularly useful for improving the flow properties of distillate fuels. The additive system of the present invention is preferably supplied as a concentrate for addition to the main distillate fuel. These concentrates can also contain other additives if necessary. These concentrates preferably contain 3
-75% by weight (hereinafter abbreviated as %), preferably 3-60%, most preferably 10-50% of additives, and is preferably a solution in oil. Such concentrates are also within the scope of this invention. The invention is illustrated by the following examples, in which the effectiveness of the additives of the invention as pour point depressants and filterability improvers was compared to other similar additives by the following tests. One method is to determine the response of mineral oils to additives using the Cold Filter Plugging Point Test.
“CFPP”). This method is
Jouranl of the institute of Petroleum, 52 volumes,
No. 510, June 1966 issue, pages 173-185. This test correlates with the cold flow properties of middle distillates in diesel vehicles. To simply demonstrate this method, the sample mineral oil is
The sample is placed in a bath maintained at 0.degree. C. and non-linearly cooled at a rate of about 1.degree. C./min. The cooled mineral oil was tested intermittently, starting at a temperature of at least 2°C above the cloud point and decreasing in 1°C increments, for flowability through a narrow screen within a preset period of time. This test was conducted using a test apparatus in which the lower end of a pipette was connected to an inverted funnel that was placed below the surface of the mineral oil sample. The mouth of the funnel extends over a 350 mesh screen with an area of 12 mm in diameter. This intermittent test is initiated by aspirating the top of the pipette, allowing the mineral oil to pass through the screen and into the pipette for 20 minutes.
It rises to the point where it shows the amount of ml. After rising,
Immediately return the mineral oil to the CFPP tube. This test is performed by decreasing the temperature in 1°C increments until the pipette can no longer be filled with mineral oil within 60 seconds.
Then, this temperature is defined as the CFPP temperature. and,
The difference between the CFPP of mineral oil without additives and the CFPP of the same mineral oil with additives was defined as the CFPP reduction due to additives. The most effective flow improvers yield greater CFPP drop at the same concentration of additive. Another method to examine the fluidity improvement effect is the distillate operability test “DOT”.
This test is carried out under the following conditions:
It is a slow cooling test and correlates to pumping of stored heated fuel oil. In this test, the cold fluidity of the fuel containing the additive was determined by the following DOT test.
300 ml of mineral oil were cooled linearly at a rate of 1° C./hour to the test temperature and maintained at this temperature. After two hours at the test temperature, a surface layer of about 20 ml of unusually large wax crystals, which tend to form at the mineral oil/air interface during cooling, is removed. Put the wax into the bolt, stir gently to disperse it, and then insert the CFPP assembly. Then open the stopper
Suction is performed at 500 mm of mercury pressure, and when 200 ml of fuel oil has passed through the filter and entered the calibrated receiver, the stopper is closed. If 200ml is collected within 10 seconds through a given mesh size, record a Pass; if the flow rate becomes too slow, indicating a clogged filter, record a FAIL. Record. 20, 30, 40, 60, 80, 100, 120, 150, 200,
Using a CFPP filter assembly with filter screens of 250 and 350 mesh numbers,
Determine the smallest mesh (largest mesh number) through which fuel oil passes. The larger the mesh number through which the wax containing fuel oil passes, the smaller the wax crystals become, and the greater the fluidity-improving effect of the additive. It should be noted that the same treatment level with the same flow improving additive will not give exactly the same results for the two fuel oils. The pour point is determined by placing the test additive and a 100 ml sample of fuel oil in an ASTMD97 or 150 ml narrow-neck bottle, and placing the test additive and a 100 ml sample of fuel oil at a temperature of 5 ml below the temperature at which the wax precipitates.
It is determined by two methods: a visual method of cooling at a rate of 1°C/hour from a temperature above 1°C. The fuel oil samples were tilted or inverted at 3°C intervals to check their flowability. A fluid sample (referred to as F) is one that flows easily when tilted, a semi-fluid sample (referred to as semi-F) is one that flows almost upside down, and a solid sample (referred to as S) is one that flows easily when tilted. However, it does not move at all. The following fuel oils were used in the experiment.

【表】 添加剤としては、次のものを用いた。 ○ 添加剤1:平均分子量400のポリエチレング
リコールを2モルのベヘン酸でエステル化した
もの。 ○ 添加剤2:直鎖C12及びC14アルコールの50:
50(重量比)混合物フマル酸と反応させて混合
C12/C14アルキルフマレートと酢酸ビニルと
を、1:1(モル比)の割合で用い、触媒とし
てアゾジイソブチロニトリルを使用して溶液共
重合してえたコポリマー。 結果を次に示す。
[Table] The following additives were used. ○ Additive 1: Polyethylene glycol with an average molecular weight of 400 is esterified with 2 moles of behenic acid. ○ Additive 2: 50% of linear C12 and C14 alcohols:
50 (weight ratio) mixture reacted with fumaric acid and mixed
A copolymer obtained by solution copolymerization of C 12 /C 14 alkyl fumarate and vinyl acetate in a ratio of 1:1 (molar ratio) and azodiisobutyronitrile as a catalyst. The results are shown below.

【表】 本発明の添加剤は、数平均分子量2500であり、
酢酸ビニル含有率36重量%であるエチレン/酢酸
ビニルコポリマー13重量部及び数平均分子量3500
であり、酢酸ビニル含有率約13重量%であるエチ
レン/酢酸ビニルコポリマー1重量部からなるポ
リマーの配合物63重量%を含有する油溶液である
添加剤3と、DOT試験で比較した。
[Table] The additive of the present invention has a number average molecular weight of 2500,
13 parts by weight of ethylene/vinyl acetate copolymer with vinyl acetate content of 36% by weight and number average molecular weight of 3500
and was compared in the DOT test with Additive 3, an oil solution containing 63% by weight of a blend of polymers consisting of 1 part by weight of an ethylene/vinyl acetate copolymer with a vinyl acetate content of about 13% by weight.

【表】 フマレート中の鎖長の効果を決定するために添
加剤1(2部)をともなつた混和物(3部)中で
種々のフマレート/酢酸ビニルコポリマーを試験
し、次の結果を得た。
Table: Various fumarate/vinyl acetate copolymers were tested in admixture (3 parts) with Additive 1 (2 parts) to determine the effect of chain length in the fumarate and the following results were obtained. Ta.

【表】 25の異なるアルコール(しかしアルキル基中平
均12〜13.5の炭素原子を有するものである)から
得られた種々のフマレート/酢酸ビニルコポリマ
ーを、CFPP及び目視流動点試験について、前記
例におけるのと同様の混合物について試験し、そ
の結果は以下の通りである。
Table: Various fumarate/vinyl acetate copolymers obtained from 25 different alcohols (but having an average of 12 to 13.5 carbon atoms in the alkyl group) were tested for CFPP and visual pour point tests as in the example above. A similar mixture was tested and the results are as follows.

【表】 燃料B及びCは、以下の例において燃料FASTM D−86蒸留℃ IBP 20% 50% 90% FBP 182 254 285 324 343 とともに用いた。結果を以下の表に示す。添加剤
が流動降下効果を有さない場合、CFP値は測定
できない。流動降下なしには燃料は使用できない
からである。
TABLE Fuels B and C were used in the following examples with Fuel F ASTM D-86 Distilled °C IBP 20% 50% 90% FBP 182 254 285 324 343. The results are shown in the table below. If the additive does not have a flow-reducing effect, the CFP value cannot be measured. This is because fuel cannot be used without flow drop.

【表】【table】

【表】【table】

【表】 添加剤は、水素化した牛脂アミン2モルと無水
フタル酸を反応させて得た部分アミド(添加剤
4)との組合せでも試験し、燃料Bにおける
CFPP降下は以下の通りである。 添加剤 CFPP降下 添加剤4 (250ppm) 6 添加剤3 (100ppm) C12/C14F/VA(250ppm) 添加剤4 (300ppm) 添加剤1 (100ppm) 6 C12/C14F/VA(100ppm) 添加剤4 (250ppm) 0 C12/C14F/VA(250ppm) 本発明の添加剤が蒸留燃料油の曇点を低下させ
る効果を有することは、標準曇点試験(IP−219
又はASTM−D2500)によつて確認され、又メ
トラー(Mettler)TA2000B示差走査熱量計を用
いた示差走査熱量分析によつても推定される。こ
の試験では、試料の燃料油25μを推定点よりも
少なくとも10℃高い温度から2℃/分の速度で冷
却し、燃料油の曇点を示差走査熱量計によつて示
された温度+6℃をワツクス析出温度と推定す
る。尚、次の燃料を用いた。
[Table] The additive was also tested in combination with a partial amide obtained by reacting 2 moles of hydrogenated beef tallow amine with phthalic anhydride (Additive 4).
The CFPP drop is as follows. Additives CFPP lowering additive 4 (250ppm) 6 Additive 3 (100ppm) C 12 /C 14 F/VA (250ppm) Additive 4 (300ppm) Additive 1 (100ppm) 6 C 12 /C 14 F/VA ( 100ppm) Additive 4 (250ppm) 0 C12 / C14F /VA (250ppm) The fact that the additive of the present invention has the effect of lowering the cloud point of distilled fuel oil was confirmed by the standard cloud point test (IP-219).
or ASTM-D2500), and also estimated by differential scanning calorimetry using a Mettler TA2000B differential scanning calorimeter. In this test, a 25μ sample of fuel oil was cooled at a rate of 2°C/min from a temperature at least 10°C above the estimated point, and the cloud point of the fuel oil was adjusted to the temperature indicated by the differential scanning calorimeter + 6°C. Estimated to be the wax precipitation temperature. The following fuel was used.

【表】 前に用いたのと同じC14フマレート/酢酸ビニ
ルコポリマーと添加剤2を0.2重量%含む燃料油
についての示差走査熱量計を用いた測定結果を次
に示す。
[Table] The results of measurements using a differential scanning calorimeter on a fuel oil containing the same C 14 fumarate/vinyl acetate copolymer used previously and 0.2% by weight of Additive 2 are shown below.

【表】 C14フマレート/酢酸ビニルコポリマー0.2重量
%含む燃料の曇点についても、ASTM曇点試験
により測定した。結果を次に示す。 ASTM D 2500 燃料 曇点℃ G −20 H −15.5 I −9 J −11 K −21 L −18 M −4
[Table] The cloud point of the fuel containing 0.2% by weight of C 14 fumarate/vinyl acetate copolymer was also determined using the ASTM cloud point test. The results are shown below. ASTM D 2500 Fuel Cloud Point ℃ G -20 H -15.5 I -9 J -11 K -21 L -18 M -4

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1 沸点範囲が120℃〜500℃である蒸留石油燃料
であつて、20%蒸留点と90%蒸留点の差が100℃
未満であり、及び/または90%蒸留点の蒸留温度
〜最終沸点の差が10〜25℃の範囲であり、及び/
または最終沸点が340〜370℃である該燃料油に、
n−アルキル基の平均炭素数12〜14であるモノ−
エチレン性不飽和C4〜C8モノまたはジカルボン
酸のn−アルキルエステルであつて炭素数14を越
えるアルキル基を含むコモノマーを10重量%以下
の量で含むn−アルキルエステルを少なくとも25
重量%含有するコポリマーを含む添加剤組成物を
0.001〜0.5重量%含有することを特徴とする、蒸
留石油燃料油。
1 Distilled petroleum fuel with a boiling point range of 120°C to 500°C, where the difference between the 20% distillation point and 90% distillation point is 100°C
and/or the difference between the distillation temperature of the 90% distillation point and the final boiling point is in the range of 10 to 25 °C, and/
Or to the fuel oil whose final boiling point is 340 to 370°C,
Mono- whose n-alkyl group has an average carbon number of 12 to 14
At least 25 n-alkyl esters of ethylenically unsaturated C 4 -C 8 mono- or dicarboxylic acids containing comonomers containing alkyl groups with more than 14 carbon atoms in an amount of not more than 10% by weight
An additive composition containing a copolymer containing wt%
Distilled petroleum fuel oil, characterized in that it contains 0.001-0.5% by weight.
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