JPH0472851B2 - - Google Patents

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JPH0472851B2
JPH0472851B2 JP58141872A JP14187283A JPH0472851B2 JP H0472851 B2 JPH0472851 B2 JP H0472851B2 JP 58141872 A JP58141872 A JP 58141872A JP 14187283 A JP14187283 A JP 14187283A JP H0472851 B2 JPH0472851 B2 JP H0472851B2
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JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
particle size
film
antiblocking agent
acid
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58141872A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS6032836A (en
Inventor
Hiroyuki Kashiwase
Yasuo Machino
Muneo Mita
Tsunenosuke Hiramatsu
Mitsuo Taniguchi
Toshihiko Morishita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOSEI KK
NIPPON KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
KOSEI KK
NIPPON KAGAKU KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KOSEI KK, NIPPON KAGAKU KOGYO KK filed Critical KOSEI KK
Priority to JP14187283A priority Critical patent/JPS6032836A/en
Publication of JPS6032836A publication Critical patent/JPS6032836A/en
Publication of JPH0472851B2 publication Critical patent/JPH0472851B2/ja
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

<産業上の利用分野> 本発明は、無水非晶質アルミノシリケートから
なるブロツキング防止剤に関し、その目的とする
ところは、ポリオレフインやポリエステル等の二
軸延伸フイルムのブロツキングに対して優れた防
止能を示す素材を提供することにある。 <従来の技術> 二軸延伸フイルム、例えばそのポリプロピレン
フイルムは各種の包装用材料としてもつとも汎用
されているものである。 しかして、この種のポリオレフインフイルムは
周知のように粘着性があるためブロツキング性を
起し易く、そのためにフイルムの製造及び更にそ
の高次加工における作業性を損うのみならず、他
方そのフイルムを使用して例えば梱包や包装する
場合には袋の口開き不良などのトラブルを生じ易
い。従つて通常この種のフイルムは耐ブロツキン
グ処理がなされており、ブロツキング防止剤とし
ては微粉末珪酸あるいはカオリンクレーが代表的
に知られ、かつ使用されている。 一方、ポリオレフインフイルムの品質特性とし
て透明性のすぐれていることが要求されるが、こ
の透明性と耐ブロツキング性とは相矛盾する品質
特性、即ち耐ブロツキング性を高めようとするた
めには、添加量を多くすればよいが、それに従つ
て透明性が低下するという関係にあつてこれらを
共に効果的に満足しうるための改質用添加剤とし
ては、従来の無機粉末はいずれも欠点があつた。 ところが、近時、この透明性及び耐ブロツキン
グ性の双方を同時に満足させるものとしてポリプ
ロピレンにゼオライト粉末を添加することが提案
された(特公昭52−16134号)。 このゼオライト粉末は、天然物または造粒合成
品のようなものをいずれも機械的に極めて細かく
微粉砕したものであつて、従来のクレーあるいは
微粉末珪酸に比して相対的に透明性及び耐ブロツ
キング性は改善されたものとなつている。 しかして、天然品は、フイルムの透明性及び耐
ブロツキング性に非常なバラツキがあつて再現性
が悪い。特に機械的粉砕したものにあつては、粒
度分布が必然的に幅広くかつ、粒子表面が不均一
で複雑な破断面のあることが大きな欠点となる。 従つて、本発明者等は、これを改良すべく、検
討した結果、合成ゼオライトの特殊な粒子がポリ
オレフインフイルムの耐ブロツキング性に優れて
いることを発見し、すでに出願した(特願昭57−
300号)。 <発明が解決しようとする課題> しかしながら、ゼオライトは周知のように結晶
水を有するために合成樹脂の成型、フイルム化の
際の加熱条件において、結晶水の離脱に伴う発泡
現象がしばしば生じて欠陥商品を与えることがあ
る。この欠陥は、ゼオライトを加熱処理していわ
ゆるゼオライト水を除いて無水の活性化ゼオライ
トにした場合でもこの水は容易に再吸着してしま
うので、実質的には、フイルム化工程における際
に水の影響を除くことは不可能であつた。 本発明者等は、このような上記の事実に鑑み、
ゼオライトのすぐれた特性が活かしつつ、ゼオラ
イト水の影響を排除すべく鋭意検討を重ねた結
果、ある種のゼオライトの酸処理品がゼオライト
のスケルトンをそのまま具備し、その加熱処理物
は復水しないことの事実をつかみ、その粒子特性
と屈折率の特性のゆえにポリオレフインフイルム
およびポリエステルフイルムに対し優れたブロツ
キング防止作用のあることを知見し本発明を完成
した。 <課題を解決するための手段> すなわち、本発明は、合成ゼオライトの弱酸性
および少なくとも200℃以上の加熱による処理物
であつて、屈折率が1.35〜1.53で、一次粒子が実
質的に球状乃至丸味を帯びた粒子形状と滑らかな
粒子表面をもち、且つ平均粒径が0.5〜5μmの範
囲にあり、その平均粒径の1/2から平均粒径の1
1/2の範囲内の粒度部分が少なくとも50%である
ゼオライトの粒子状態を実質的に具備している無
水アルミノシリケートからなることを特徴とする
ブロツキング防止剤に関する。 一般に、ゼオライトは一般式(1.0±0.2)
M2O・Al2O3・xSiO2・yH2O(但し、MはNaま
たはそれと当量の1価または多価金属、xは多く
の場合1.5〜20、yは0〜10の値)で表わされる
化学組成とX線回折によつて識別することのでき
る独特の結晶構造を有するアルミノ珪酸塩であ
り、天然鉱物及び合成品を含めて各種のものが知
られている(通常、MはNaである)。 また、ゼオライトは一般に独特な結晶構造に基
づく独特な吸着性能やイオン交換性能を有するこ
とも知られており、それらの特性を生かした各種
の用途がひらかれている。 しかして、本発明にかかるブロツキング防止剤
は前記ゼオライトのうち基本的粒子形態のスケル
トンを実質的に具備している酸処理と加熱処理し
たものであつて、好ましくは一定の粒度分布と屈
折率とを有する無水の非晶質アルミノシリケート
である。 このような観点から、本発明のブロツキング防
止剤を製造する際の原料として適するゼオライト
は酸処理において、ゼオライト構造が分解するよ
うなものであり、多くの場合、SiO2/Al2O3(モ
ル比)が約5以下にある合成ゼオライトである。 かかるゼオライトとしては、例えば、A型ゼオ
ライト、P型ゼオライト、X型ゼオライト、Y型
ゼオライト、ソーダライト又はアナルサイム等が
あげられ、これらは一種又は二種以上を使用する
ことができ、これらのうち特にA型ゼオライトが
工業的意義のうえから好ましい。 上記合成ゼオライトは等軸結晶であつて、特
に、A型ゼオライトにみられるように一次粒子は
例えば、角砂糖の如き明確な立方晶形であるが、
本発明に係る原体ゼオライトは、特殊な合成法に
より、その一次粒子が立方体の角のとれた丸味を
帯び、ないしは実質的に球状を有しているもので
ある。 従つて、本発明にかかるブロツキング防止剤は
上記のゼオライトに弱酸性および加熱の処理操作
を施して得られる無水の非晶質アルミノシリケー
トであるが、ゼオライトの粒子形状や粒度分布状
態などの基本的粒子形態をそのまま具備させるた
めには弱酸性処理が特に重要である。 即ち、本発明において、弱酸性処理とは原体ゼ
オライトの水性スラリーに酸又は酸性物質を添加
してスラリーのPHが低くても4.0、好ましくは5
〜7の弱酸性に調整してゼオライトの結晶構造を
破壊し非晶質化させることである。 PHの値が4.5未満ではゼオライトの粒子状態が
著しく変化したり粒子全体が溶解・消失したりし
て原体ゼオライトのスケルトンが破壊されるので
不適当であり、一方そのPHが9より高くなると非
晶質化の程度が不充分となる。 かかる原体ゼオライトの酸処理物はゼオライト
のスケルトンをそのまま具備したものであるから
ブロツキング防止能はゼオライトの粒子状態に強
く依存する。 特に本発明にかかるブロツキング防止剤は、一
次粒子の粒子形状が実質的に球状乃至角のない丸
味を帯びたものであつて、その粒子表面が滑らか
な状態の粒子特性をもつていることころに特徴が
ある。 ブロツキング防止剤のかかる粒子特性は原体ゼ
オライトのそれと実質的に差異のないものであつ
て、図面に示すように電子顕微鏡で容易に確認す
ることができる。 更に、粒子の大きさとしては、平均粒子径が
0.5〜5μmの範囲にあり、かつ平均粒子径の1/2か
ら平均粒子径の1 1/2の粒径の範囲の粒度部分が
全体の50%以上であるような粒度分布を有する。 上記の非晶質アルミノシリケートはX線回折か
らもゼオライトとは明確にその物性上区別される
もので、例えばゼオライトに特有のカチオン交換
能は実質的に消失している。又通常の乾燥品は水
分を保有してはいるものの、加熱脱水すると、粉
体がもつ若干の平衝水分は許容できるとしても実
質的な無水物となり、ゼオライトの如き復水する
ことはない。従つて、本発明に係るブロツキング
防止剤において、加熱による処理物というのは、
上記のアルミノシリケートを少なくとも200℃以
上、好ましくは250〜700℃の温度域で加熱して実
質的に脱水処理したものをいう。加熱焼成温度
は、焼成時間とも関係するが、粒子間の焼成が起
つて、分散性を損うような高い温度は避けるべき
であり、上記囲が実用的である。なお、本発明に
おいて無水というのはIg・Lossとしての無水を
いい、上記加熱処理によりゼオライト水相当量の
水分を脱水して無水化物にしたものであるが、一
般に無水無機粉末も同様大気中の水分によつて、
不可避的に吸着する平衝水分量濃度を許容できる
ものである。また、本発明で非晶質というのはX
線回折の回折図より回折線が全く認められないも
のから回折線の高さがゼオライトの1/2以下に低
下して実質的に非晶質化しているものを含めたも
のをいう。 他方、ブロツキング防止剤はその性能の外にフ
イルムに添加した場合のフイルムの透明性を損わ
ないことが要求される特性としてあげられ、一般
に、この透明性と耐ブロツキング性とは相反する
特性であるため仲々同時に満たすことは難かしい
が、本発明にかかるブロツキング防止剤は屈折率
が1.35〜1.53に調整されたものであるから、ポリ
オレフインやポリエステルのフイルムの屈折率と
近いので透明性を実質的に損うことがない。 この屈折率は原体ゼオライトの種類やその物性
及び酸や加熱処理条件によつて変化し、更にカチ
オンの置換によつても左右されるので上記の屈折
率の範囲内に原体ゼオライト又は非晶質アルミノ
シリケートを調整することが好ましい。 従つて、無水の非晶質アルミノシリケートは、
それ自体ブロツキング防止剤として優れた性能を
具備するものであるが、使用目的により応ずるた
めに、必要に応じて多少の改質したものであつて
もよい。 かかる改質物としてはわずかに残存するカチオ
ン交換能により、他のカチオン、例えばCa、
Mg、Ba、Zn又はPb等をNa+と若干な
がら置換させることができ、又は不定形シリカや
金属水酸化物の被覆処理を施してもよい。 例えば被覆処理の代表的なものとしては、濃密
でかつ微細な不定形シリカの連続的皮膜を付与し
たもの、あるいは微細な白色金属含水酸化物、例
えばアルミニウム、チタン、ジルコニウム、アン
チモン等の含水酸化物の沈積によるもの、または
表面活性剤、分散剤等の粒子表面の改質などがあ
げられる。 本発明にかかるブロツキング防止剤は、以上の
如く無水の非晶質アルミノシリケートであり、好
ましくは上記の粒子特性と屈折率を有するもので
あるが、他方これに適用される樹脂フイルムとし
ては格別に限定はないが、特にポリオレフインや
ポリエステル等のフイルムに好適である。 ポリオレフインとしては、透明かつ結晶性の自
己支持性フイルムの形成能を有するものであれば
特に限定されるものでないが、例えば炭素数2〜
12程度のα−オレフインの結晶性単独重合体ある
いは二種以上の結晶性共重合体、具体的にはポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチルペ
ンテン−1、エチレン−プロピレンランダムまた
はブロツク共重合体、エチレン−プロピレン−ブ
テン共重合体、エチレン−プロピレン−ヘキセン
共重合体などを挙げることができる。中でも、ポ
リプロピレンやプロピレン過半重量のプロピレン
と他のα−オレフインとの共重合体あるいはエチ
レンと他のα−オレフインとの共重合体が好まし
く、特に、エチレン含量が0〜6重量%のプロピ
レン重合体が良い。 また、これらのポリオレフインは結晶性であ
り、アイソタクテイツクインデツクス(II)が通
常40以上、中でも60以上、特に90以上のものが適
する。更に、成形できるものであり限り用いられ
るが、通常はメルトフローレート(MFR)が
0.01〜100g/10分、中でも0.1〜50g/10分、特
に0.5〜10g/10分のものが好ましい。 また、ポリエステルとしては、テレフタル酸又
はテレフタル酸ジアルキルエステルと一般式HO
(CH2oOH〔式中nは1〜10の整数を示す〕で表
わされる、例えばエチレングリコール、トリメチ
レングリコール、ヘキサメチレングリコール、シ
クロヘキサンジメタノールなどのアルキレングリ
コールとの反応生成物である。このほかに、テレ
フタル酸又はテレフタル酸ジアルキルエステルと
反応して線状ポリエステルを与える他の官能性化
合物はP−キシレングリコール、ヒドロキノン及
び環式グリコールであつてもよい。 また、イソフタル酸、セバシン酸、アジピン
酸、スルホン化誘導体などを含む二塩基酸の如き
改質剤を含むポリエステルであつてもよい。他の
重合体フイルムとしてナイロン66、ナイロン6の
如きポリアミド、ポリ塩化ビニルの如き含ハロゲ
ン含有重合体も適用可能である。 かかる重合体にブロツキング防止剤として配合
すべき使用量は重合体の種類、フイルムの用途、
ブロツキング防止剤の物性等によつて一様ではな
いが、多くの場合重合体100重量部に対して0.01
〜1重量部が適当で、特に0.03〜0.5重量部が好
ましい。 この理由は0.01重量部未満にあつては添加量が
少ないため目的とする効果の発現が不充分である
と共に重合体に配合して均一に分散させる精度が
低下するためであり、他方1重量部を越えるとフ
イルムの透明性を損うと共に添加量の割には耐ブ
ロツキング性が向上せず、またフイルムの延伸性
も低下することになる。 本発明においては、重合体に使用される他の添
加剤、例えば種々の酸化防止剤、安定剤、加工助
剤、着色料、帯電防止剤を使用できることはもち
ろんであるが、むしろ本発明にかかるブロツキン
グ防止剤がそれらの添加剤の性能をより助長して
引出す作用がしばしばみられ、より好ましい効果
が認められることがある。 <発明の効果> 本発明にかかるブロツキング防止剤を用いたフ
イルムを製造するに当り、例えばポリオレフイン
組成物は常法により二軸延伸処理することによ
り、作業性よく、発泡性のない透明性かつ耐ブロ
ツキング性の良好なフイルムを製造することがで
きる。 以下、実施例及び比較例を示し、本発明をさら
に具体的に説明する。尚評価は次の試験法によつ
て行つた。 粒度分布:コースターカウンター(コールターエ
レクトロニクス社製)を用いアバチヤーチユー
ブ径20μmで測定した。 〔Caイオン交換能〕 塩化カルシウム溶液(CaOとして300mg/)
1に試料1g(無水物換算)を添加し、25℃で
撹拌して反応させ、15分経過後ゼオライトを速や
かに濾過分離い、溶液中のカルシウム(CaO)の
濃度を分析し、反応による溶存カルシウムの減少
量を算出してこれをCaイオン交換能とする。 〔組成分析〕 原子吸光光度法による。 〔水分の測定〕 試料約1gを磁製ルツボに秤り採り800℃で1
時間加熱し、その減量から求めた。 〔屈折率〕 アツベの屈折計を用い、Larsenの油浸法によ
り測定した。 〔平衝PHの測定〕 試料粉末5gをPH7.0のイオン交換水100mlに分
散させ、25℃で30分撹拌したのち、PHメータ(日
立堀場社製M−5)でPHを測定した。 実施例 1 500c.c.ビーカーに瞬間反応により合成した実質
的に球状の一次粒子であるNa−A型ゼオライト
50gを秤量し、水200gを加えてゼオライト濃度
20%のスラリー250gを調製した。なおこのスラ
リーのPHは11.7であつた。スラリーを撹拌しなが
ら、ここに4%硫酸250gを約5分間かけて徐々
に添加し、添加後1時間撹拌を継続した(この間
スラリーのPHは常に4以上に保持されていた)の
ち、常法により濾過、水洗、乾燥、粉砕を行な
い、Na−A型ゼオライトの酸処理品を得た。こ
の酸処理品のX線回析(X.R.D)分析を行なつた
ところ、回折ピークが全く認められず、非晶質ア
ルミノシリケートであつた。 次いて、この酸処理品を温度約300℃で2時間
加熱処理して脱水することにより、必要に応じて
軽く粉砕して第1図の電子顕微鏡写真に示される
ようなブロツキング防止剤を得た。 第2図に原体ゼオライトの電子顕微鏡写真を示
すが、該原体ゼオライトの物性と共に前記のブロ
ツキング防止剤の物性を第1表に示す。 これらの図面及び第1表から明らかなように本
発明にかかるブロツキング防止剤は原体ゼオライ
トの粒子状態、即ち、スケルトンをそのまま保有
していることがわかる。 実施例 2 実施例1と同様のNa−A型ゼオライトを使用
し、4%硫酸の代わりに2%硫酸を使用する以外
は実施例1と全く同様の方法でブロツキング防止
剤を得た。このものはX.R.D.分析ではNa−A型
ゼオライトの各回析ピークが約11/3〜1/4の強度
に低下しており非晶質アルミノシリケートの成分
を多く含むことが明らかである。このブロツキン
グ防止剤の粒度分布、平均粒径、Caイオン交換
能、組成等を第1表に併せて示す。 実施例 3 実施例1と同様のNa−Aゼオライトを使用し、
4%硫酸の代わりに10%リン酸を使用する以外は
実施例1と全く同様の方法でブロツキング防止剤
を得た。このものは、X.R.D.分析では回折ピー
クが全く認められず、非晶質アルミノシリケート
であることが明らかである。このブロツキング防
止剤の粒度分布、平均粒径、Caイオン交換能、
組成等を第1表に併せて示す。 実施例 4 実施例1と同様のNa−A型ゼオライトを使用
し、4%硫酸を約30分かけてゆつくりと添加する
以外は実施例1と全く同様の方法でブロツキング
防止剤を得た。このものはX.R.D.分析ではNa−
A型ゼオライトの回折ピークが全く認められず、
非晶質アルミノシリケートであることが明らかで
ある。このブロツキング防止剤の粒度分布、平均
粒径、Caイオン交換能、組成等を第1表に併せ
て示す。 実施例 5 瞬間反応により合成した実質的に球状の一次粒
子であるNa−Xゼオライト(平均粒径2.5μで、
かつその粒径の1/2から平均粒径の1 1/2の粒径
の範囲内の粒度部分が全体の50%以上のもの)を
実施例1と同様にしてスラリーを調製した。次い
で、5%リン酸を徐々に添加し、PH4.7で添加を
終了させた。次いで常法により濾過、水洗、乾燥
および粉砕を行ないNa−Xゼオライトの酸処理
品を得た。この酸処理品を電子顕微鏡で観察した
ところ原体ゼオライトと全く同じ粒子状態が残つ
ており、また、粒度測定を行つても原体粒子とほ
ぼ一致しており、外観上は何らゼオライト粒子と
異るところは認められなかつたが、X線回折
(X.R.D.)分析では非晶質であつた。次いで350
℃で2時間加熱処理してブロツキング防止剤を得
た。
<Industrial Application Field> The present invention relates to an antiblocking agent made of anhydrous amorphous aluminosilicate, and its purpose is to provide excellent blocking ability for biaxially oriented films such as polyolefins and polyesters. The goal is to provide materials that demonstrate this. <Prior Art> Biaxially stretched films, such as polypropylene films, are widely used as various packaging materials. However, as is well known, this type of polyolefin film is sticky and prone to blocking, which not only impairs workability in film production and higher-order processing, but also impairs the use of the film. For example, when packaging or wrapping the bag, problems such as opening of the bag are likely to occur incorrectly. Therefore, this type of film is usually treated with anti-blocking treatment, and finely powdered silicic acid or kaolin clay is typically known and used as the anti-blocking agent. On the other hand, excellent transparency is required as a quality characteristic of polyolefin film, but this transparency and blocking resistance are contradictory. Although it is possible to increase the amount, the transparency decreases accordingly, so all conventional inorganic powders have drawbacks when used as modifying additives that can effectively satisfy both of these requirements. Ta. However, recently, it has been proposed to add zeolite powder to polypropylene in order to simultaneously satisfy both transparency and blocking resistance (Japanese Patent Publication No. 16134/1983). This zeolite powder is made by mechanically pulverizing natural products or granulated synthetic products into extremely fine powders, and it has relative transparency and durability compared to conventional clay or finely powdered silicic acid. Blocking properties have been improved. However, with natural products, the transparency and anti-blocking properties of the film vary widely and reproducibility is poor. Particularly in the case of mechanically pulverized particles, the major drawbacks are that the particle size distribution is necessarily wide, the particle surface is uneven, and there are complex fracture surfaces. Therefore, in order to improve this, the present inventors investigated and discovered that special particles of synthetic zeolite have excellent blocking resistance of polyolefin film, and have already filed a patent application (Patent Application No.
No. 300). <Problems to be Solved by the Invention> However, as is well known, zeolite contains water of crystallization, so under heating conditions during molding of synthetic resins and film formation, foaming phenomenon due to separation of water of crystallization often occurs, resulting in defects. I may give you a product. This defect is caused by the fact that even when zeolite is heat-treated to remove the so-called zeolite water and become anhydrous activated zeolite, this water is easily re-adsorbed. It was impossible to eliminate the effects. In view of the above facts, the present inventors,
As a result of extensive research to eliminate the effects of zeolite water while taking advantage of the excellent properties of zeolite, we have discovered that certain acid-treated zeolites retain the zeolite skeleton as is, and the heated products do not condense. The present invention was completed based on this fact and the discovery that it has an excellent anti-blocking effect on polyolefin films and polyester films due to its particle characteristics and refractive index characteristics. <Means for Solving the Problems> That is, the present invention is a synthetic zeolite treated with weak acidity and heating at least 200°C or above, which has a refractive index of 1.35 to 1.53 and whose primary particles are substantially spherical or spherical. It has a rounded particle shape and a smooth particle surface, and the average particle size is in the range of 0.5 to 5 μm, and the average particle size is 1/2 to 1 of the average particle size.
The present invention relates to an antiblocking agent characterized in that it consists of an anhydrous aluminosilicate substantially in the form of zeolite particles with a particle size fraction in the range of 1/2 of at least 50%. Generally, zeolite has the general formula (1.0±0.2)
M 2 O・Al 2 O 3・xSiO 2・yH 2 O (where M is Na or an equivalent monovalent or polyvalent metal, x is often a value of 1.5 to 20, and y is a value of 0 to 10). It is an aluminosilicate with a unique crystal structure that can be identified by chemical composition and X-ray diffraction, and is known in a variety of forms, including natural minerals and synthetic products (usually M is Na ). Zeolites are also generally known to have unique adsorption and ion exchange properties based on their unique crystal structures, and a variety of uses have been developed that take advantage of these properties. Therefore, the antiblocking agent according to the present invention is a zeolite that has been acid-treated and heat-treated to substantially have a skeleton in the basic particle form, and preferably has a constant particle size distribution and refractive index. It is an anhydrous amorphous aluminosilicate with From this point of view, zeolites suitable as raw materials for producing the antiblocking agent of the present invention are those whose zeolite structure decomposes during acid treatment, and in many cases SiO 2 /Al 2 O 3 (mol) It is a synthetic zeolite with a ratio of about 5 or less. Such zeolites include, for example, A-type zeolite, P-type zeolite, A type zeolite is preferred from the viewpoint of industrial significance. The above-mentioned synthetic zeolite is an equiaxed crystal, and in particular, as seen in type A zeolite, the primary particles are in a clear cubic crystal form, such as sugar cubes, but
The raw zeolite according to the present invention is produced by a special synthesis method so that its primary particles have a cubic rounded shape or a substantially spherical shape. Therefore, the antiblocking agent according to the present invention is an anhydrous amorphous aluminosilicate obtained by subjecting the above-mentioned zeolite to mildly acidic and heating treatment operations, but the basic characteristics such as the particle shape and particle size distribution of the zeolite are Weakly acidic treatment is particularly important in order to maintain the particle morphology as is. That is, in the present invention, weakly acidic treatment is performed by adding an acid or an acidic substance to an aqueous slurry of bulk zeolite so that the pH of the slurry is as low as 4.0, preferably 5.
The method is to adjust the acidity to a weak acidity of ~7 to destroy the crystal structure of the zeolite and make it amorphous. If the pH value is less than 4.5, it is unsuitable because the particle state of the zeolite changes significantly or the entire particle dissolves or disappears, destroying the skeleton of the bulk zeolite.On the other hand, if the pH value is higher than 9, it is unsuitable. The degree of crystallization becomes insufficient. Since the acid-treated raw zeolite contains the zeolite skeleton as it is, its anti-blocking ability strongly depends on the particle state of the zeolite. In particular, the antiblocking agent according to the present invention has particle characteristics such that the particle shape of the primary particles is substantially spherical or rounded with no corners, and the particle surface is smooth. It has characteristics. Such particle characteristics of the antiblocking agent are substantially the same as those of the bulk zeolite, and can be easily confirmed with an electron microscope as shown in the drawings. Furthermore, regarding the particle size, the average particle diameter is
It has a particle size distribution in the range of 0.5 to 5 μm, and the particle size portion in the range of 1/2 to 1 1/2 of the average particle size accounts for 50% or more of the total particle size. The above-mentioned amorphous aluminosilicate is clearly distinguished from zeolite in its physical properties by X-ray diffraction, and for example, the cation exchange ability characteristic of zeolite has substantially disappeared. Furthermore, although a normal dried product retains water, when heated and dehydrated, the powder becomes substantially anhydrous, although some equilibrium water content in the powder may be tolerated, and unlike zeolite, water does not condense. Therefore, in the antiblocking agent according to the present invention, the heat-treated product is
The above aluminosilicate is heated at a temperature of at least 200°C or higher, preferably 250 to 700°C to substantially dehydrate it. The heating and calcination temperature is also related to the calcination time, but high temperatures that would cause calcination between particles and impair dispersibility should be avoided, and the above range is practical. In the present invention, anhydrous refers to anhydrous in the form of Ig/Loss, which is obtained by dehydrating an amount of water equivalent to zeolite water through the heat treatment described above, but in general, anhydrous inorganic powder is also anhydrous in the form of Ig/Loss. Depending on the moisture,
The equilibrium water concentration that is inevitably adsorbed can be tolerated. In addition, in the present invention, amorphous means
This includes those in which no diffraction lines are observed in the line diffraction diagram, and those in which the height of the diffraction lines is reduced to less than half that of zeolite, making it substantially amorphous. On the other hand, in addition to its performance, antiblocking agents are required to have a property that does not impair the transparency of the film when added to the film, and in general, transparency and blocking resistance are contradictory properties. However, since the antiblocking agent according to the present invention has a refractive index adjusted to 1.35 to 1.53, it is close to the refractive index of polyolefin or polyester films, so it can substantially improve transparency. There is no harm to it. This refractive index varies depending on the type of bulk zeolite, its physical properties, acid, and heat treatment conditions, and is also affected by cation substitution, so it is within the range of the bulk zeolite or amorphous zeolite. Preferably, a high quality aluminosilicate is prepared. Therefore, anhydrous amorphous aluminosilicate is
Although it itself has excellent performance as an antiblocking agent, it may be modified to some extent as necessary to suit the purpose of use. Due to the small amount of cation exchange ability remaining as such a modified product, other cations such as Ca,
Mg, Ba, Zn, Pb, etc. may be slightly substituted with Na + , or coating treatment with amorphous silica or metal hydroxide may be applied. For example, typical coating treatments include coatings with a continuous film of dense and fine amorphous silica, or fine white metal hydrated oxides such as aluminum, titanium, zirconium, antimony, etc. or modification of the particle surface with surfactants, dispersants, etc. The antiblocking agent according to the present invention is an anhydrous amorphous aluminosilicate as described above, and preferably has the above particle characteristics and refractive index, but on the other hand, it is particularly suitable for the resin film applied thereto. Although there is no limitation, it is particularly suitable for films such as polyolefin and polyester. The polyolefin is not particularly limited as long as it has the ability to form a transparent and crystalline self-supporting film.
A crystalline homopolymer of about 12 α-olefins or a crystalline copolymer of two or more types, specifically polyethylene, polypropylene, poly-4-methylpentene-1, ethylene-propylene random or block copolymer, Examples include ethylene-propylene-butene copolymer and ethylene-propylene-hexene copolymer. Among these, polypropylene, a copolymer of propylene with a majority weight of propylene and another α-olefin, or a copolymer of ethylene and another α-olefin is preferable, and in particular, a propylene polymer with an ethylene content of 0 to 6% by weight is good. Further, these polyolefins are crystalline, and those having an isotactic index (II) of usually 40 or more, particularly 60 or more, particularly 90 or more are suitable. Furthermore, it is used as long as it can be molded, but usually the melt flow rate (MFR) is
0.01 to 100 g/10 minutes, especially 0.1 to 50 g/10 minutes, especially 0.5 to 10 g/10 minutes are preferred. In addition, as polyester, terephthalic acid or terephthalic acid dialkyl ester and general formula HO
(CH 2 ) o OH [in the formula, n represents an integer of 1 to 10], which is a reaction product with alkylene glycol such as ethylene glycol, trimethylene glycol, hexamethylene glycol, and cyclohexanedimethanol. Other functional compounds which react with terephthalic acid or terephthalic acid dialkyl esters to give linear polyesters may also be P-xylene glycol, hydroquinone and cyclic glycols. It may also be a polyester containing modifiers such as dibasic acids including isophthalic acid, sebacic acid, adipic acid, sulfonated derivatives, and the like. Other polymer films that can be used include polyamides such as nylon 66 and nylon 6, and halogen-containing polymers such as polyvinyl chloride. The amount that should be added to such a polymer as an antiblocking agent depends on the type of polymer, the purpose of the film,
Although it varies depending on the physical properties of the antiblocking agent, in most cases it is 0.01 parts by weight per 100 parts by weight of the polymer.
-1 part by weight is suitable, particularly preferably 0.03-0.5 part by weight. The reason for this is that if the amount is less than 0.01 part by weight, the desired effect will not be sufficiently expressed and the accuracy of blending into the polymer and uniformly dispersing it will decrease; If it exceeds this amount, the transparency of the film will be impaired, the blocking resistance will not be improved in proportion to the amount added, and the stretchability of the film will also be reduced. It is of course possible to use other additives used in polymers, such as various antioxidants, stabilizers, processing aids, colorants, antistatic agents, but rather Antiblocking agents often act to enhance and bring out the performance of these additives, and more favorable effects may be observed. <Effects of the Invention> When producing a film using the antiblocking agent according to the present invention, for example, a polyolefin composition can be biaxially stretched in a conventional manner to achieve good workability, non-foaming transparency, and durability. A film with good blocking properties can be produced. EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be explained in more detail with reference to Examples and Comparative Examples. The evaluation was conducted using the following test method. Particle size distribution: Measured using a Coaster counter (manufactured by Coulter Electronics) with an aperture tube diameter of 20 μm. [Ca ion exchange capacity] Calcium chloride solution (300mg/as CaO)
Add 1 g of sample (calculated as anhydride) to 1, react by stirring at 25°C, and after 15 minutes, immediately filter and separate the zeolite, analyze the concentration of calcium (CaO) in the solution, and determine the amount of calcium (CaO) dissolved by the reaction. Calculate the amount of decrease in calcium and use this as the Ca ion exchange capacity. [Composition analysis] By atomic absorption spectrophotometry. [Measurement of moisture] Approximately 1 g of the sample was weighed into a porcelain crucible and heated to 800°C.
It was determined from the weight loss after heating for a certain period of time. [Refractive index] Measured by Larsen's oil immersion method using Atsube's refractometer. [Measurement of equilibrium PH] 5 g of sample powder was dispersed in 100 ml of ion-exchanged water with a pH of 7.0, and after stirring at 25° C. for 30 minutes, the PH was measured with a PH meter (M-5, manufactured by Hitachi Horiba). Example 1 Na-A type zeolite which is a substantially spherical primary particle synthesized by instantaneous reaction in a 500 c.c. beaker
Weigh 50g and add 200g of water to determine the zeolite concentration.
250g of 20% slurry was prepared. Note that the pH of this slurry was 11.7. While stirring the slurry, 250 g of 4% sulfuric acid was gradually added thereto over about 5 minutes. After the addition, stirring was continued for 1 hour (during which time the pH of the slurry was always maintained at 4 or higher), and then Filtration, water washing, drying and pulverization were performed to obtain an acid-treated Na-A zeolite product. When this acid-treated product was subjected to X-ray diffraction (XRD) analysis, no diffraction peaks were observed, indicating that it was an amorphous aluminosilicate. Next, this acid-treated product was heat-treated at a temperature of about 300°C for 2 hours to dehydrate it, and if necessary, it was lightly crushed to obtain an antiblocking agent as shown in the electron micrograph of Figure 1. . FIG. 2 shows an electron micrograph of the bulk zeolite, and Table 1 shows the physical properties of the bulk zeolite as well as the above-mentioned antiblocking agent. As is clear from these drawings and Table 1, the antiblocking agent according to the present invention retains the particle state of the original zeolite, that is, the skeleton. Example 2 An antiblocking agent was obtained in exactly the same manner as in Example 1 except that the same Na-A zeolite as in Example 1 was used and 2% sulfuric acid was used instead of 4% sulfuric acid. In XRD analysis, the intensity of each diffraction peak of Na-A type zeolite was reduced to about 11/3 to 1/4, and it is clear that this product contains a large amount of amorphous aluminosilicate. The particle size distribution, average particle diameter, Ca ion exchange capacity, composition, etc. of this antiblocking agent are also shown in Table 1. Example 3 Using the same Na-A zeolite as in Example 1,
An antiblocking agent was obtained in exactly the same manner as in Example 1 except that 10% phosphoric acid was used instead of 4% sulfuric acid. No diffraction peak was observed in this product by XRD analysis, and it is clear that it is an amorphous aluminosilicate. Particle size distribution, average particle size, Ca ion exchange capacity,
The composition etc. are also shown in Table 1. Example 4 Using the same Na-A zeolite as in Example 1, an antiblocking agent was obtained in exactly the same manner as in Example 1, except that 4% sulfuric acid was slowly added over about 30 minutes. This material was found to be Na− in XRD analysis.
No diffraction peak of type A zeolite was observed,
It is clear that it is an amorphous aluminosilicate. The particle size distribution, average particle diameter, Ca ion exchange capacity, composition, etc. of this antiblocking agent are also shown in Table 1. Example 5 Na-X zeolite, which is a substantially spherical primary particle synthesized by instantaneous reaction (average particle size 2.5μ,
A slurry was prepared in the same manner as in Example 1.The slurry was prepared in the same manner as in Example 1. Next, 5% phosphoric acid was gradually added, and the addition was terminated at pH 4.7. Next, filtration, washing with water, drying and pulverization were performed in a conventional manner to obtain an acid-treated product of Na-X zeolite. When this acid-treated product was observed under an electron microscope, it was found that the particle state was exactly the same as the original zeolite, and even when the particle size was measured, it was almost the same as the original zeolite particles, and there was no difference in appearance from the original zeolite particles. However, X-ray diffraction (XRD) analysis showed that it was amorphous. then 350
An antiblocking agent was obtained by heat treatment at ℃ for 2 hours.

【表】 上記の各種ブロツキング防止剤、及び比較例と
して原体ゼオライト、実施例1における加熱処理
をしていない含水非晶質アルミノシリケートおよ
びブロツキング防止剤として使用されている市販
の合成シリカ(平均粒子径0.8μ)を用いて下記の
要領でポリプロピレン組成物を調製し、二軸延伸
ポリプロピレンフイルムを得、その品質を評価し
た。その結果は、第2表に示す通りであつた。 フイルムの製造 メルトフローレートが1.9g/10分であるポリ
プロピレン樹脂100重量部に酸化防止剤として2,
6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール0.10重量
部、イルガノツクス1010 0.02重量部、塩酸キヤ
ツチ剤としてステアリン酸カルシウム0.05重量
部、及び本発明にかかるブロツキング防止剤を
0.01重量部、0.04重量部、0.08重量部と変化させ
て添加し、スーパーミキサーで混合後押出機でペ
レツト化した。 別に無機添加物として原料のA型ゼオライト、
合成シリカ等及び無機添加物を添加しないもの
(ブランク)を同様にして造つた。 このペレツトを押出機を用いてシート状フイル
ムにし、縦方向5倍、横方向10倍に逐時延伸して
最終的に厚さ30μmの延伸フイルムを得た。延伸
フイルムの一面には、コロナ放電処理を施した。 これらの二軸延伸フイルムについて、透明性、
ブロツキング性及び耐熱性を測定した。 フイルムの透明性はASTM−D−1003に準拠
して、フイルムを4枚重ねて測定した。 フイルムのブロツキング性は、2枚のフイルム
の接触面積が10cm2となるように重ねて、2枚のガ
ラス板の間におき、50g/cm2の荷重をかけて40℃
の雰囲気中に7日間放置後、シヨツパー型試験機
を用いて、引張速度500mm/分にて引き剥して、
その最大荷重を読みとつて評価した。 また、フイルムの発泡性は樹脂100部〔ポリエ
チレン(SMA−110)〕に試料1部の混合組成物
を170℃で5分間ロールで混練し、ついで170℃で
4分間厚さ1mmにプレス成型して試料板を得る。
試料板をガラス板でサンドウイツチ層の如くはさ
み、加熱オーブン中で230℃において1時間放置
して発泡状態をみた。
[Table] The various antiblocking agents listed above, raw zeolite as a comparative example, hydrous amorphous aluminosilicate that was not heat-treated in Example 1, and commercially available synthetic silica (average particle size) used as an antiblocking agent. A polypropylene composition was prepared in the following manner using a polypropylene film (diameter: 0.8μ) to obtain a biaxially stretched polypropylene film, and its quality was evaluated. The results were as shown in Table 2. Production of film 100 parts by weight of polypropylene resin with a melt flow rate of 1.9 g/10 minutes was added with 2.
0.10 parts by weight of 6-di-t-butyl-p-cresol, 0.02 parts by weight of Irganox 1010, 0.05 parts by weight of calcium stearate as a hydrochloric acid catch agent, and the antiblocking agent according to the present invention.
They were added in varying amounts of 0.01 part by weight, 0.04 part by weight, and 0.08 part by weight, mixed in a super mixer, and then pelletized in an extruder. Separately, as an inorganic additive, type A zeolite as a raw material,
A blank containing no synthetic silica or other inorganic additives was prepared in the same manner. The pellets were made into a sheet-like film using an extruder, and stretched 5 times in the longitudinal direction and 10 times in the transverse direction to finally obtain a stretched film with a thickness of 30 μm. One side of the stretched film was subjected to corona discharge treatment. For these biaxially oriented films, transparency,
Blocking property and heat resistance were measured. The transparency of the film was measured by stacking four films in accordance with ASTM-D-1003. The blocking property of the film is determined by stacking the two films so that the contact area is 10 cm 2 and placing them between two glass plates at 40°C under a load of 50 g/cm 2 .
After leaving it in the atmosphere for 7 days, it was peeled off using a Schottsper type tester at a tensile speed of 500 mm/min.
The maximum load was read and evaluated. The foamability of the film was determined by kneading a mixture of 100 parts of resin (polyethylene (SMA-110)) and 1 part of the sample with a roll at 170°C for 5 minutes, and then press-molding it to a thickness of 1 mm at 170°C for 4 minutes. to obtain a sample plate.
The sample plate was sandwiched between glass plates like sandwich layers and left in a heating oven at 230°C for 1 hour to observe the foaming state.

【表】 発泡性の評価は、ブランクと同じく
全く発泡しないものを1、著し
く発泡したものを4として4段階で表
わした。
[Table] Foaming properties were evaluated from 1 to 1 for those that did not foam at all, similar to the blank.
The results were expressed in 4 stages, with 4 being the most foamed product.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

第1図は本発明のブロツキング防止剤の粒子構
造を表わす電子顕微鏡写真、第2図は原体のNa
−A型ゼオライトの電子顕微鏡写真を示す。
Figure 1 is an electron micrograph showing the particle structure of the antiblocking agent of the present invention, and Figure 2 is the Na
- An electron micrograph of type A zeolite is shown.

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1 合成ゼオライトの弱酸性および少なくとも
200℃以上の加熱による処理物であつて、屈折率
が1.35〜1.53で、一次粒子が実質的に球状乃至丸
味を帯びた粒子形状と滑らかな粒子表面をもち、
且つ平均粒径が0.5〜5μmの範囲にあり、その平
均粒径の1/2から平均粒径の1 1/2の範囲内の粒
度部分が少なくとも50%であるゼオライトの粒子
状態を実質的に具備している無水アルミノシリケ
ートからなることを特徴とするブロツキング防止
剤。
1 Weak acidity of synthetic zeolite and at least
A product processed by heating at 200°C or higher, with a refractive index of 1.35 to 1.53, primary particles having a substantially spherical or rounded particle shape and a smooth particle surface,
And the particle state of the zeolite has an average particle size in the range of 0.5 to 5 μm, and the particle size portion in the range of 1/2 to 1 1/2 of the average particle size is at least 50%. An antiblocking agent characterized by comprising anhydrous aluminosilicate.
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