JPH0467991B2 - - Google Patents
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- JPH0467991B2 JPH0467991B2 JP58192275A JP19227583A JPH0467991B2 JP H0467991 B2 JPH0467991 B2 JP H0467991B2 JP 58192275 A JP58192275 A JP 58192275A JP 19227583 A JP19227583 A JP 19227583A JP H0467991 B2 JPH0467991 B2 JP H0467991B2
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- catheter
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Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は拡張カテーテルに関する。
そのようなカテーテルは周知であつて広く使用
されており、例えば血管形成術において血管を拡
張するのに使用される。そのようなカテーテルは
カテーテル軸と膨張可能なバルーンとを有し、こ
のバルーンはカテーテルを患者の体に挿入したと
きカテーテルの先導端近くに配置されるようにな
つている。この先導端は一般にデイスタルエンド
と呼ばれる。前記バルーンは血管の所望の拡張を
行うために膨張させられる。処置が完了すると、
バルーンを収縮させてカテーテルを患者の体から
引出す。従来、このようなカテーテルのバルーン
は、デイスタルエンドにおいてまたはデイスタル
エンドの近くにおいて軸の外側に取りつけられた
膨張可能スリーブまたは球から成つていた。この
バルーンは軸内部から流出する流体を入れること
によつて膨張させる。バルーンは患者の血管に損
傷を与える程度までは膨張しないのが明らかに望
ましく、本発明の一つの目的は許容限界を越えて
は膨張できず、また収縮したとき軸と同高の滑ら
かな表面を有する膨張部すなわちバルーンを持つ
拡張カテーテルを提供することである。したがつ
て、本発明によれば、拡張カテーテルであつて、
該カテーテルの軸が編組材料の管から成り、この
管が軸方向に膨張部と非膨張部とよりなり、 (イ) 前記カテーテルのデイスタルエンドにおいて
またはその近くにおいて前記膨張部にわたつて
存在しそれによつて該膨張部を膨張可能にする
弾性外側被覆、及び (ロ) 前記カテーテルの基端まで前記非膨張部にわ
たつて存在している半硬質材料の非弾性外側被
覆を有することを特徴とするカテーテルが提供
される。必要であれば、弾性被覆で覆われる編
組管の部分は膨張性を改善するために目の粗い
形にする(すなわち、単位長さ当りのよこ糸の
数を少なくする)ことができる。以上の構成の
場合、カテーテルの外側表面は全長にわたつて
滑らかであり、また膨張可能部分はあらかじめ
定めてある直径まで膨張させることができる。
されており、例えば血管形成術において血管を拡
張するのに使用される。そのようなカテーテルは
カテーテル軸と膨張可能なバルーンとを有し、こ
のバルーンはカテーテルを患者の体に挿入したと
きカテーテルの先導端近くに配置されるようにな
つている。この先導端は一般にデイスタルエンド
と呼ばれる。前記バルーンは血管の所望の拡張を
行うために膨張させられる。処置が完了すると、
バルーンを収縮させてカテーテルを患者の体から
引出す。従来、このようなカテーテルのバルーン
は、デイスタルエンドにおいてまたはデイスタル
エンドの近くにおいて軸の外側に取りつけられた
膨張可能スリーブまたは球から成つていた。この
バルーンは軸内部から流出する流体を入れること
によつて膨張させる。バルーンは患者の血管に損
傷を与える程度までは膨張しないのが明らかに望
ましく、本発明の一つの目的は許容限界を越えて
は膨張できず、また収縮したとき軸と同高の滑ら
かな表面を有する膨張部すなわちバルーンを持つ
拡張カテーテルを提供することである。したがつ
て、本発明によれば、拡張カテーテルであつて、
該カテーテルの軸が編組材料の管から成り、この
管が軸方向に膨張部と非膨張部とよりなり、 (イ) 前記カテーテルのデイスタルエンドにおいて
またはその近くにおいて前記膨張部にわたつて
存在しそれによつて該膨張部を膨張可能にする
弾性外側被覆、及び (ロ) 前記カテーテルの基端まで前記非膨張部にわ
たつて存在している半硬質材料の非弾性外側被
覆を有することを特徴とするカテーテルが提供
される。必要であれば、弾性被覆で覆われる編
組管の部分は膨張性を改善するために目の粗い
形にする(すなわち、単位長さ当りのよこ糸の
数を少なくする)ことができる。以上の構成の
場合、カテーテルの外側表面は全長にわたつて
滑らかであり、また膨張可能部分はあらかじめ
定めてある直径まで膨張させることができる。
記述を簡単にするため、文脈上問題がないとき
には、以下カテーテルの膨張可能部分をバルーン
と呼ぶ。
には、以下カテーテルの膨張可能部分をバルーン
と呼ぶ。
本発明のカテーテルは、カテーテルの両端にお
いて中心穴開口部を定める内管を有するのが好ま
しい。このようにしてあれば、カテーテルを挿入
時に案内ワイヤ上で移動させることができ、また
圧力監視と流体注入の手段が与えられることにな
る。内管とカテーテルの軸との間の環状空間は通
路を形成し、バルーンを膨張させるためにこの通
路を通して膨張流体を送ることができる。内管は
カテーテルの軸に対して軸方向に変位させること
ができ、膨張時の内管の動きに対応できるように
なつている。
いて中心穴開口部を定める内管を有するのが好ま
しい。このようにしてあれば、カテーテルを挿入
時に案内ワイヤ上で移動させることができ、また
圧力監視と流体注入の手段が与えられることにな
る。内管とカテーテルの軸との間の環状空間は通
路を形成し、バルーンを膨張させるためにこの通
路を通して膨張流体を送ることができる。内管は
カテーテルの軸に対して軸方向に変位させること
ができ、膨張時の内管の動きに対応できるように
なつている。
以下添付の図面を用いて本発明の実施型を説明
する。
する。
第1図の実施型においては、拡張カテーテル
は、編組材料(ポリエステル繊維とするのが便利
である)の管1から成る軸Sを有している。編組
管1の外側表面の非膨張部は半硬質非弾性材料の
被覆2で覆つてある。この被覆の材料はプラスチ
ツク材料、例えば半硬質ポリウレタンまたは他の
半硬質プラスチツク材料(例えばポリ塩化ビニル
(PVC)またはポリエチレン)とするのが好まし
い。この非弾性外側被覆2はカテーテルのデイス
タルエンド近くで終つており、この被覆が存在し
ない膨張部は弾性材料の被覆3で覆われている。
この弾性材料は、弾性ポリウレタンまたは他のエ
ラストマー材料(例えばシリコーンゴム)とする
ことができる。弾性外側被覆3は非弾性外側被覆
2と同高であり、したがつて非膨張部の断面積と
膨張部の断面積とが同じになるので、軸の輪郭ま
たは外側表面はデイスタルエンドの先端を除いて
軸の全長にわたつて滑らかすなわち一様である。
弾性外側被覆3で覆つてある編組材料の部分は目
の粗い形(すなわち単位長さあたりのよこ糸の数
が管1の主要部分におけるものよりも小さい)に
するのが好ましい。このようにすれば、カテーテ
ルのこの部分はこのようにしない場合よりも膨張
しやすくなる。このバルーンよりさらに先の方に
ある編組管の部分は、編組管の非膨張部と同様に
目の詰まつた形にして膨張を制限するか、または
この先の方の部分に硬質スリーブを配置して同じ
目的を達成することができる。弾性外側被覆3と
同じまたは類似の弾性材料の内側被覆4をカテー
テルの全長にわたつて編組管の内側に結合するの
が好ましい。放射線不透過性マーカー部分5a
が、二つの外側被覆2と3との接合部またはその
近くで軸に取りつけてある。もう一つのそのよう
なマーカー5bが軸のデイスタルエンド近くに配
置してある。内張り6を取りつけることもでき
る。この内張りは示してあるように軸の全長にわ
たるようにしても良いが、または弾性外側被覆3
を有する軸の部分には取りつけなくても良い。こ
の内張りの材料はフルオロカーボン、例えばポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE)または沸素化
エチレンプロピレンコポリマー(FEP)とする
ことができる。
は、編組材料(ポリエステル繊維とするのが便利
である)の管1から成る軸Sを有している。編組
管1の外側表面の非膨張部は半硬質非弾性材料の
被覆2で覆つてある。この被覆の材料はプラスチ
ツク材料、例えば半硬質ポリウレタンまたは他の
半硬質プラスチツク材料(例えばポリ塩化ビニル
(PVC)またはポリエチレン)とするのが好まし
い。この非弾性外側被覆2はカテーテルのデイス
タルエンド近くで終つており、この被覆が存在し
ない膨張部は弾性材料の被覆3で覆われている。
この弾性材料は、弾性ポリウレタンまたは他のエ
ラストマー材料(例えばシリコーンゴム)とする
ことができる。弾性外側被覆3は非弾性外側被覆
2と同高であり、したがつて非膨張部の断面積と
膨張部の断面積とが同じになるので、軸の輪郭ま
たは外側表面はデイスタルエンドの先端を除いて
軸の全長にわたつて滑らかすなわち一様である。
弾性外側被覆3で覆つてある編組材料の部分は目
の粗い形(すなわち単位長さあたりのよこ糸の数
が管1の主要部分におけるものよりも小さい)に
するのが好ましい。このようにすれば、カテーテ
ルのこの部分はこのようにしない場合よりも膨張
しやすくなる。このバルーンよりさらに先の方に
ある編組管の部分は、編組管の非膨張部と同様に
目の詰まつた形にして膨張を制限するか、または
この先の方の部分に硬質スリーブを配置して同じ
目的を達成することができる。弾性外側被覆3と
同じまたは類似の弾性材料の内側被覆4をカテー
テルの全長にわたつて編組管の内側に結合するの
が好ましい。放射線不透過性マーカー部分5a
が、二つの外側被覆2と3との接合部またはその
近くで軸に取りつけてある。もう一つのそのよう
なマーカー5bが軸のデイスタルエンド近くに配
置してある。内張り6を取りつけることもでき
る。この内張りは示してあるように軸の全長にわ
たるようにしても良いが、または弾性外側被覆3
を有する軸の部分には取りつけなくても良い。こ
の内張りの材料はフルオロカーボン、例えばポリ
テトラフルオロエチレン(PTFE)または沸素化
エチレンプロピレンコポリマー(FEP)とする
ことができる。
第2,3および4図に示すように、内管7が軸
Sの内部に配置してある。内管7は半硬質材料例
えばPVCで作つてある。内管7は軸Sと同じ中
心線を有し、軸Sに対して軸方向に変位すること
ができる。この内管7はデイスタルエンドに開口
部9を有する中心穴8を定める。必要であれば、
第1図の実施型の内張り6に類似の内張り(図示
せず)を被覆4に結合して摩擦を小さくすること
ができる。内管7はカテーテルのデイスタルエン
ドにおいて先端またはプラグ10によつて軸Sに
取りつけてあるが、前述のように、管7は軸Sに
対して軸方向に変位することができる。第2およ
び3図に示すように、先端10はカテーテルのデ
イスタルエンドに向かつて先細になつている。内
管7は、中心穴8を定めるほかに、外側環状穴1
1をも定める。環状穴11はカテーテルのバルー
ン部分を膨張させるために流体が通ることのでき
る膨張穴として働く。先端10は環状穴11に対
するシールとしても働く。放射線不透過性マーカ
ー5bはバルーンの末端に配置してある。
Sの内部に配置してある。内管7は半硬質材料例
えばPVCで作つてある。内管7は軸Sと同じ中
心線を有し、軸Sに対して軸方向に変位すること
ができる。この内管7はデイスタルエンドに開口
部9を有する中心穴8を定める。必要であれば、
第1図の実施型の内張り6に類似の内張り(図示
せず)を被覆4に結合して摩擦を小さくすること
ができる。内管7はカテーテルのデイスタルエン
ドにおいて先端またはプラグ10によつて軸Sに
取りつけてあるが、前述のように、管7は軸Sに
対して軸方向に変位することができる。第2およ
び3図に示すように、先端10はカテーテルのデ
イスタルエンドに向かつて先細になつている。内
管7は、中心穴8を定めるほかに、外側環状穴1
1をも定める。環状穴11はカテーテルのバルー
ン部分を膨張させるために流体が通ることのでき
る膨張穴として働く。先端10は環状穴11に対
するシールとしても働く。放射線不透過性マーカ
ー5bはバルーンの末端に配置してある。
第4図に示すように、カテーテルの基端にマウ
ントが備えてある。このマウントは軸Sの外側被
覆に取りつけてある金属またはプラスチツク材料
製の硬質または半硬質本体13を有している。内
部ピストン部品14がこの本体の内部に配置して
あつて、内管7の外側に結合してある。ピストン
部品14は中心通路8aを有し、この通路は内管
7の中心穴8と連絡しているので、液体を、通路
8aの基端のルアーマウント(luer mount)1
5または類似のものの開口部15aから穴8に導
入することができる。液体は穴8を通つて流れ、
デイスタルエンドの開口部9から流出して患者の
体にはいる。通路8aと穴8とは処置を行つてい
る間に実行すべき圧力監視をも可能にし、案内ワ
イヤに沿つてカテーテルを挿入する段をも与える
ものである。コイルばね16が本体13の内部で
ピストン部品14を取巻いており、ピストン部品
の肩17を支えて該部品をカテーテルのデイスタ
ルエンドに向けて押している。ピストン部品14
が本体13に対して回転するのを防ぐ装置も取り
つけることができる。柔軟シール18が本体13
とピストン14との間の環状通路したがつて環状
穴11の基端をシールしている。ルアーマウント
19または他の適当な連結部が本体13から横方
向に延び、本体の内部と連絡しているので、流体
をカテーテルの外側環状穴11に流入させること
ができて、バルーン部分を膨張させることが可能
になる。
ントが備えてある。このマウントは軸Sの外側被
覆に取りつけてある金属またはプラスチツク材料
製の硬質または半硬質本体13を有している。内
部ピストン部品14がこの本体の内部に配置して
あつて、内管7の外側に結合してある。ピストン
部品14は中心通路8aを有し、この通路は内管
7の中心穴8と連絡しているので、液体を、通路
8aの基端のルアーマウント(luer mount)1
5または類似のものの開口部15aから穴8に導
入することができる。液体は穴8を通つて流れ、
デイスタルエンドの開口部9から流出して患者の
体にはいる。通路8aと穴8とは処置を行つてい
る間に実行すべき圧力監視をも可能にし、案内ワ
イヤに沿つてカテーテルを挿入する段をも与える
ものである。コイルばね16が本体13の内部で
ピストン部品14を取巻いており、ピストン部品
の肩17を支えて該部品をカテーテルのデイスタ
ルエンドに向けて押している。ピストン部品14
が本体13に対して回転するのを防ぐ装置も取り
つけることができる。柔軟シール18が本体13
とピストン14との間の環状通路したがつて環状
穴11の基端をシールしている。ルアーマウント
19または他の適当な連結部が本体13から横方
向に延び、本体の内部と連絡しているので、流体
をカテーテルの外側環状穴11に流入させること
ができて、バルーン部分を膨張させることが可能
になる。
使用にあたつて、このカテーテルは治療を受け
る患者の血管内に前もつて挿入してある案内ワイ
ヤに沿つて挿入することができる。そのあとで、
案内ワイヤを引出す。カテーテルのバルーン部分
は流体の圧力(適当な注入器を用いて発生させる
のが便利である)によつて膨張させる。処置が完
了したら、流体圧力を下げてバルーン部分がもと
の形を回復できるようにする。流体圧力が下がる
と、ピストン部品14はコイルばね16の助けに
よつて先端10の方に動き、内管7を同じ向きに
変位させて、膨張可能バルーン部分ができるだけ
早く非膨張状態に戻るようにする。そのような運
動はカテーテルのバルーン部分に存在する任意の
残留引張応力に打克つものでもある。
る患者の血管内に前もつて挿入してある案内ワイ
ヤに沿つて挿入することができる。そのあとで、
案内ワイヤを引出す。カテーテルのバルーン部分
は流体の圧力(適当な注入器を用いて発生させる
のが便利である)によつて膨張させる。処置が完
了したら、流体圧力を下げてバルーン部分がもと
の形を回復できるようにする。流体圧力が下がる
と、ピストン部品14はコイルばね16の助けに
よつて先端10の方に動き、内管7を同じ向きに
変位させて、膨張可能バルーン部分ができるだけ
早く非膨張状態に戻るようにする。そのような運
動はカテーテルのバルーン部分に存在する任意の
残留引張応力に打克つものでもある。
本発明のカテーテルは、管1を適当な巻型のま
わりに編むことによつて作るという方法で製造す
ることができて便利である。(巻型にはあらかじ
め内側被覆4を取りつけておく。)次に、放射線
不透過性マーカー5aと5bを配置する。外側被
覆3を与えて編組を貫通させ、内側被覆4と結合
させる。それから、外側被覆2を管1の非膨張部
に塗布する。内管7と軸Sとをそれぞれピストン
部品14とマウント本体13に取りつける。それ
から、先端10を取りつける。
わりに編むことによつて作るという方法で製造す
ることができて便利である。(巻型にはあらかじ
め内側被覆4を取りつけておく。)次に、放射線
不透過性マーカー5aと5bを配置する。外側被
覆3を与えて編組を貫通させ、内側被覆4と結合
させる。それから、外側被覆2を管1の非膨張部
に塗布する。内管7と軸Sとをそれぞれピストン
部品14とマウント本体13に取りつける。それ
から、先端10を取りつける。
本発明のカテーテルは血管形成術以外で、やは
り拡張を必要とする処置において使用するために
変形することができる。一般の拡張を目的とする
変形カテーテルの場合、カテーテルは内管を有さ
ず、またカテーテルの先端は完全にシールする。
この変形においては、第4図に示す基端のマウン
トは必要でないが、一体止めコツクを有するルア
ーマウントをカテーテルの基端に取りつけて膨張
流体をカテーテルに供給できるようにすることが
できる。
り拡張を必要とする処置において使用するために
変形することができる。一般の拡張を目的とする
変形カテーテルの場合、カテーテルは内管を有さ
ず、またカテーテルの先端は完全にシールする。
この変形においては、第4図に示す基端のマウン
トは必要でないが、一体止めコツクを有するルア
ーマウントをカテーテルの基端に取りつけて膨張
流体をカテーテルに供給できるようにすることが
できる。
添付の図面は本発明の実施型を示すもので、第
1図は、収縮状態にある膨張可能部分を示す、拡
張カテーテルのデイスタルエンド部分の模式断面
図、第2および3図は、それぞれ収縮状態と膨張
状態における、もう一つのカテーテルのデイスタ
ルエンド部分の模式断面図、第4図はカテーテル
の基端に取りつけてあるマウントを含む模式断面
図である。 図中、Sは軸、1は編組材料の管、2は非弾性
外側被覆、3は弾性外側被覆、4は内側被覆、5
a,5bは放射線不透過性マーカー、6は内張
り、7は内管、8は中心穴、8aは中心通路、9
は開口部、10は先端またはプラグ、11は外側
環状穴、13はマウントの本体、14はピストン
部品、15はルアーマウント、15aは開口部、
16はコイルばね、17は14の肩、18は柔軟
シール、19はルアーマウントである。
1図は、収縮状態にある膨張可能部分を示す、拡
張カテーテルのデイスタルエンド部分の模式断面
図、第2および3図は、それぞれ収縮状態と膨張
状態における、もう一つのカテーテルのデイスタ
ルエンド部分の模式断面図、第4図はカテーテル
の基端に取りつけてあるマウントを含む模式断面
図である。 図中、Sは軸、1は編組材料の管、2は非弾性
外側被覆、3は弾性外側被覆、4は内側被覆、5
a,5bは放射線不透過性マーカー、6は内張
り、7は内管、8は中心穴、8aは中心通路、9
は開口部、10は先端またはプラグ、11は外側
環状穴、13はマウントの本体、14はピストン
部品、15はルアーマウント、15aは開口部、
16はコイルばね、17は14の肩、18は柔軟
シール、19はルアーマウントである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 拡張カテーテルであつて、該カテーテルの軸
が編組材料の管から成り、該管は、軸方向に膨張
部と非膨張部とよりなり、 (イ) 前記カテーテルのデイスタルエンドにおいて
またはその近くにおいて前記膨張部にわたつて
存在しそれによつて該膨張部を膨張可能にする
弾性外側被覆、及び (ロ) 前記カテーテルの基端まで前記非膨張部にわ
たつて存在している半硬質材料の非弾性外側被
覆を有することを特徴とするカテーテル。 2 非膨張部の断面積と膨張可能な膨張部の断面
積とが同じであり、そのためカテーテルの軸の輪
郭がデイスタルエンドの先端を除けば軸の全長に
わたつて一定である特許請求の範囲第1項に記載
のカテーテル。 3 先端がデイスタルエンドに向かつて先細りに
なつている特許請求の範囲第2項に記載のカテー
テル。 4 カテーテルの両端において開口している内管
が軸を通して存在しており、そのことによつて中
心穴と外側環状穴とを定め、環状穴と連絡してい
る装置が備えてあつて前記膨張部を膨張させるた
めの流体を環状穴に供給できるようになつている
特許請求の範囲第1〜3項のいずれか一つの項記
載のカテーテル。 5 内管が軸に対して軸方向に変位しうる特許請
求の範囲第4項に記載のカテーテル。 6 編組材料の前記管がカテーテルの全長にわた
つて弾性材料の内側被覆を有する特許請求の範囲
第1〜5項のいずれか一つの項記載のカテーテ
ル。 7 編組材料が、弾性外側被覆を有する前記膨張
部の範囲内で目の粗い形になつている特許請求の
範囲第1〜6項のいずれか一つの項記載のカテー
テル。 8 放射線不透過性マーカーが編組材料の管と外
側被覆との間に配置してある特許請求の範囲第1
〜7項のいずれか一つの項記載のカテーテル。 9 放射線不透過性マーカーが膨張可能部分の両
端に配置してある特許請求の範囲第1〜8項のい
ずれか一つの項記載のカテーテル。 10 先端が軸のデイスタルエンドの内側で軸に
固定してあり、内管も先端に係合している特許請
求の範囲第4〜9項のいずれか一つの項記載のカ
テーテル。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8229455 | 1982-10-14 | ||
GB29455 | 1982-10-14 | ||
GB8576 | 1983-03-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5991970A JPS5991970A (ja) | 1984-05-26 |
JPH0467991B2 true JPH0467991B2 (ja) | 1992-10-30 |
Family
ID=10533618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58192275A Granted JPS5991970A (ja) | 1982-10-14 | 1983-10-14 | 拡張カテ−テル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5991970A (ja) |
Families Citing this family (9)
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---|---|---|---|---|
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US5647848A (en) * | 1995-06-07 | 1997-07-15 | Meadox Medicals, Inc. | High strength low compliance composite balloon for balloon catheters |
JP4276707B2 (ja) * | 1997-07-23 | 2009-06-10 | 株式会社カネカ | バルーンカテーテル |
US5891110A (en) * | 1997-10-15 | 1999-04-06 | Scimed Life Systems, Inc. | Over-the-wire catheter with improved trackability |
JP2008534032A (ja) * | 2005-02-09 | 2008-08-28 | アンジオダイナミックス,インク. | カテーテル用補強バルーン |
US8858855B2 (en) * | 2006-04-20 | 2014-10-14 | Boston Scientific Scimed, Inc. | High pressure balloon |
US7943221B2 (en) * | 2006-05-22 | 2011-05-17 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Hinged compliance fiber braid balloon |
US8979886B2 (en) * | 2006-08-07 | 2015-03-17 | W. L. Gore & Associates, Inc. | Medical balloon and method of making the same |
JP2010115375A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Kaneka Corp | 医療用バルーンカテーテル |
Citations (1)
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JPS57119763A (en) * | 1981-01-17 | 1982-07-26 | Asahi Medical Co | Radiation source introducing tool for post charge |
-
1983
- 1983-10-14 JP JP58192275A patent/JPS5991970A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57119763A (en) * | 1981-01-17 | 1982-07-26 | Asahi Medical Co | Radiation source introducing tool for post charge |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5991970A (ja) | 1984-05-26 |
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