JPH0467375A - 浮動ヘッドスライダ - Google Patents
浮動ヘッドスライダInfo
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- JPH0467375A JPH0467375A JP17272690A JP17272690A JPH0467375A JP H0467375 A JPH0467375 A JP H0467375A JP 17272690 A JP17272690 A JP 17272690A JP 17272690 A JP17272690 A JP 17272690A JP H0467375 A JPH0467375 A JP H0467375A
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Landscapes
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、浮動ヘッドスライダに関し、特にskew安
定性に優れた浮動ヘッドスライダを提供せんとするもの
である。
定性に優れた浮動ヘッドスライダを提供せんとするもの
である。
[従来の技術]
近年、情報処理装置における磁気記憶装置として用いら
れる浮動型磁気ヘッドを備えるハードディスク駆動装置
等にあっては、記憶容量の大容量化及び装置の小型化へ
の要請が厳しく、記録密度の高密度化が進んでおり、こ
れに応えて磁気ヘッドの浮動ヘッドスライダでは、磁気
ギャップの範囲において例えば0.1−程度の低浮上量
を実現している。
れる浮動型磁気ヘッドを備えるハードディスク駆動装置
等にあっては、記憶容量の大容量化及び装置の小型化へ
の要請が厳しく、記録密度の高密度化が進んでおり、こ
れに応えて磁気ヘッドの浮動ヘッドスライダでは、磁気
ギャップの範囲において例えば0.1−程度の低浮上量
を実現している。
従来の浮動ヘッドスライダを有する磁気ヘッドを第2図
を参照して説明する。同図にお°いて浮動ヘッドスライ
ダ1は、磁気記録媒体に対する面側に、空気流人の方向
に長(形成された浮上面2゜3と、双方の浮上面2,3
に挾まれた中央の縦溝(ブリニドスロット部)6とを有
し、電磁変換素子7.8を夫々浮上面2.3の後端部に
支持している。
を参照して説明する。同図にお°いて浮動ヘッドスライ
ダ1は、磁気記録媒体に対する面側に、空気流人の方向
に長(形成された浮上面2゜3と、双方の浮上面2,3
に挾まれた中央の縦溝(ブリニドスロット部)6とを有
し、電磁変換素子7.8を夫々浮上面2.3の後端部に
支持している。
浮上面(レール面)2,3は、一方の浮上面として成り
磁気記録媒体の半径方向外側位置と対向する外洋上面3
と、他方の浮上面として成り外洋上面3よりも磁気記録
媒体の半径方向内側位置と対向する内厚上面2とから成
る。双方の浮上面2.3の空気流入端側にはランプ角4
.5が夫々形成されており、磁気記録媒体の回転を受け
てランプ角4,5から流入する空気流Aは浮上面2.3
において浮上刃を発生させ、これにより磁気ヘッドは磁
気記録媒体上を浮上して媒体上の磁気記録にアクセスす
る。
磁気記録媒体の半径方向外側位置と対向する外洋上面3
と、他方の浮上面として成り外洋上面3よりも磁気記録
媒体の半径方向内側位置と対向する内厚上面2とから成
る。双方の浮上面2.3の空気流入端側にはランプ角4
.5が夫々形成されており、磁気記録媒体の回転を受け
てランプ角4,5から流入する空気流Aは浮上面2.3
において浮上刃を発生させ、これにより磁気ヘッドは磁
気記録媒体上を浮上して媒体上の磁気記録にアクセスす
る。
磁気記録媒体上における浮動ヘッドスライダの移動方式
としては平行移動機構を有するスライドアーム方式と回
転移動機構を有するスイングアーム方式とがあるが、ス
イングアーム方式は、経済性に秀れるためますます多用
される傾向にある。
としては平行移動機構を有するスライドアーム方式と回
転移動機構を有するスイングアーム方式とがあるが、ス
イングアーム方式は、経済性に秀れるためますます多用
される傾向にある。
[発明が解決しようとする課it]
スイングアーム方式の浮動ヘッドスライダにあっては、
磁気記録媒体(磁気ディスク)の内周側と外周側の記録
位置における周速の違いのため、アクセス位置の内周側
において相対的に浮上量が小さくなるという浮上量の変
動が生じ、更にはスライダの設計上の空気流方向と現実
の空気流人方向とのなす角度である流入角(5kev角
)の相違により、更にスライダの浮上量が減少すると共
にスライダの空気流方向の傾斜(ピッチ角)及び空気流
と直角方向の傾斜(ロール角)が変化するという姿勢の
不安定さの問題がある。
磁気記録媒体(磁気ディスク)の内周側と外周側の記録
位置における周速の違いのため、アクセス位置の内周側
において相対的に浮上量が小さくなるという浮上量の変
動が生じ、更にはスライダの設計上の空気流方向と現実
の空気流人方向とのなす角度である流入角(5kev角
)の相違により、更にスライダの浮上量が減少すると共
にスライダの空気流方向の傾斜(ピッチ角)及び空気流
と直角方向の傾斜(ロール角)が変化するという姿勢の
不安定さの問題がある。
流入角の増大により一般に浮動ヘッドスライダにおいて
は、空気流入側の前端が高くなるピッチングと、空気流
入側に近い側部において浮上量が小さくなるローリング
とが生ずる。このうちピッチングは磁気ヘッドにおける
磁気ギャップ部の浮上量を減するため一面では好適とな
るが50−リングは、磁気ディスクとの相対位置の変動
のため磁気ヘッドと磁気ディスクとの衝突が生じたり磁
気ギャップにおける信号磁界の変動が生じたりするため
好ましくない。このことは、特に低浮上量の磁気ヘッド
で且つスイングアーム式磁気ヘッドにあって磁気記憶装
置としての信頼性を損い一層大きな問題となる。
は、空気流入側の前端が高くなるピッチングと、空気流
入側に近い側部において浮上量が小さくなるローリング
とが生ずる。このうちピッチングは磁気ヘッドにおける
磁気ギャップ部の浮上量を減するため一面では好適とな
るが50−リングは、磁気ディスクとの相対位置の変動
のため磁気ヘッドと磁気ディスクとの衝突が生じたり磁
気ギャップにおける信号磁界の変動が生じたりするため
好ましくない。このことは、特に低浮上量の磁気ヘッド
で且つスイングアーム式磁気ヘッドにあって磁気記憶装
置としての信頼性を損い一層大きな問題となる。
本発明は、上記問題点に、鑑み、従来のスイングアーム
式浮動ヘッドスライダにおいて、流入角の変動による浮
動ヘッドスライダの姿勢の不安定さに起因する信号磁界
の変動及び磁気ヘッドと磁気ディスクとの衝突をできる
だけ回避し、もって良好な記録再生性能を有すると共に
長期の使用に耐えることのできる磁気ヘッドのためのス
イングアーム式浮動ヘッドスライダを提供することを目
的とする。
式浮動ヘッドスライダにおいて、流入角の変動による浮
動ヘッドスライダの姿勢の不安定さに起因する信号磁界
の変動及び磁気ヘッドと磁気ディスクとの衝突をできる
だけ回避し、もって良好な記録再生性能を有すると共に
長期の使用に耐えることのできる磁気ヘッドのためのス
イングアーム式浮動ヘッドスライダを提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明の目的は、磁気記録媒体に対する面側に中央のブ
リードスロット部と該ブリードスロット部を挟んで配さ
れる二つの浮上面とを備え2回転式移動機構によって支
持される形式の浮動ヘッドスライダにおいて。
リードスロット部と該ブリードスロット部を挟んで配さ
れる二つの浮上面とを備え2回転式移動機構によって支
持される形式の浮動ヘッドスライダにおいて。
一方の前記浮上面の浮上面積が、該一方の浮上面よりも
磁気記録媒体の半径方向内側に配される他方の前記浮上
面の浮上面積よりも小さく形成されていること。
磁気記録媒体の半径方向内側に配される他方の前記浮上
面の浮上面積よりも小さく形成されていること。
を特徴とする浮動ヘッドスライダによって達成される。
好ましくは、浮上面積の違いは浮上面に形成された横溝
の溝幅の相違によって得られる。
の溝幅の相違によって得られる。
[作用]
本発明の基本的特徴を第3図及び第4図に基づいて説明
する。
する。
第3図は一般のスイングアーム式浮動ヘッドスライダを
備える磁気記憶装置においてスライダ1の磁気ディスク
上の異なるアクセス位置P1〜P5の夫々において流入
角の変動が生ずる様子が示されている。この流入角は、
磁気ディスクの内周側または゛外周側アクセス位置に移
行するに従って変動し1例えば第3図のように空気流人
方向とスライダの向きとが一致する中央位IfPiから
内周側アクセス位置P2.P3に移行するに従ってα2
.α3(α2くα3)と増大する。
備える磁気記憶装置においてスライダ1の磁気ディスク
上の異なるアクセス位置P1〜P5の夫々において流入
角の変動が生ずる様子が示されている。この流入角は、
磁気ディスクの内周側または゛外周側アクセス位置に移
行するに従って変動し1例えば第3図のように空気流人
方向とスライダの向きとが一致する中央位IfPiから
内周側アクセス位置P2.P3に移行するに従ってα2
.α3(α2くα3)と増大する。
半径方向最内周及び最外周のアクセス位置において夫々
最も大きくなる流入角のため、従来の浮動ヘッドスライ
ダ1では、磁気ディスクの半径方向最外周から最内周の
アクセス位置までの間において、第4図のグラフにおい
て曲線■で示される如きロール角の変動が生ずる。
最も大きくなる流入角のため、従来の浮動ヘッドスライ
ダ1では、磁気ディスクの半径方向最外周から最内周の
アクセス位置までの間において、第4図のグラフにおい
て曲線■で示される如きロール角の変動が生ずる。
本発明に係る浮動ヘッドスライダでは、外洋上面3と内
厚上面2の浮上面積の相違により外洋上面3が内厚上面
2より小さな浮上刃を受ける。この双方の浮上面におけ
る浮上刃の差は、磁気ディスク各部の周速の相違により
、最外周アクセス位置において最も大きく、最内周アク
セス位置において最も小さくなるという性質を有してい
る。
厚上面2の浮上面積の相違により外洋上面3が内厚上面
2より小さな浮上刃を受ける。この双方の浮上面におけ
る浮上刃の差は、磁気ディスク各部の周速の相違により
、最外周アクセス位置において最も大きく、最内周アク
セス位置において最も小さくなるという性質を有してい
る。
従って、上記浮上面の面積差により例えば曲線■で示さ
れるロール角の変動が生ずる。
れるロール角の変動が生ずる。
第4図に示されたように曲線■と曲線■とを加え合わせ
た曲線■により本発明の浮動ヘッドスライダの全体的な
ロール角が示される。この曲線■では一見してわかるよ
うに、従来の浮動ヘッドスライダにおける曲線!よりも
一部でロール角の絶対値そのものは大きくなっている。
た曲線■により本発明の浮動ヘッドスライダの全体的な
ロール角が示される。この曲線■では一見してわかるよ
うに、従来の浮動ヘッドスライダにおける曲線!よりも
一部でロール角の絶対値そのものは大きくなっている。
しかし、ロール角の変動は従来のスライダに比べて小さ
くなっており1本発明の浮動ヘッドスライダにおいては
、最内周位置、中間位置或いは最外周位置のいずれかに
おいてスライダのロール角が最小となるように、好まし
くは零となるように、調節することで、きわめて小さな
ロール角を得ることができるものである。
くなっており1本発明の浮動ヘッドスライダにおいては
、最内周位置、中間位置或いは最外周位置のいずれかに
おいてスライダのロール角が最小となるように、好まし
くは零となるように、調節することで、きわめて小さな
ロール角を得ることができるものである。
なお、外洋上面3と内厚上面2とにおいて磁気ディスク
の周速が異なることによるスライダの傾き自体はスライ
ダ横幅が極めて小さい(2鰭程度)ため無視できる。
の周速が異なることによるスライダの傾き自体はスライ
ダ横幅が極めて小さい(2鰭程度)ため無視できる。
上記の如く本発明の浮動ヘッドスライダでは。
スライダの外洋上面3と内厚上面2の双方の浮上面積の
違いにより、外洋上面側の浮上刃が不足して外洋上面側
で低くなるように傾く。この傾きは、スライダが磁気デ
ィスクの外周側から内周側のアクセス位置へ移行するに
従って磁気ディスクの周速が減少することを受けて徐々
に小さくなる。これにより磁気ディスクの記録領域全域
にわたって流入角の増大に起因するロール角の増大を補
償することができる。
違いにより、外洋上面側の浮上刃が不足して外洋上面側
で低くなるように傾く。この傾きは、スライダが磁気デ
ィスクの外周側から内周側のアクセス位置へ移行するに
従って磁気ディスクの周速が減少することを受けて徐々
に小さくなる。これにより磁気ディスクの記録領域全域
にわたって流入角の増大に起因するロール角の増大を補
償することができる。
なお、浮上面の面積差の基本的態様として内外浮上面の
横幅を異なるものとすること及び横幅を同じとし空気流
方向の長さを異なるものとすることの二態様があるが1
本発明の好適な実施例としては浮上面を横切る横溝の溝
幅を内外浮上面において異なるものとする。この方法に
よる場合には、さらに流入角の変動により、スライダが
受ける横からの空気流を逃がす効果があり横風をまとも
に受けることがなくなるためスライダ姿勢がさらに安定
するという利点がある。また、浮上面の横幅を広くとる
ことができるという利点もある。
横幅を異なるものとすること及び横幅を同じとし空気流
方向の長さを異なるものとすることの二態様があるが1
本発明の好適な実施例としては浮上面を横切る横溝の溝
幅を内外浮上面において異なるものとする。この方法に
よる場合には、さらに流入角の変動により、スライダが
受ける横からの空気流を逃がす効果があり横風をまとも
に受けることがなくなるためスライダ姿勢がさらに安定
するという利点がある。また、浮上面の横幅を広くとる
ことができるという利点もある。
[実施例]
第1・図に示された本発明の一実施例の浮動ヘッドスラ
イダを有する磁気ヘッドの斜視図を参照して更に本発明
の浮動ヘッドスライダについて説明する。
イダを有する磁気ヘッドの斜視図を参照して更に本発明
の浮動ヘッドスライダについて説明する。
第1図の磁気ヘッドは、中央に形成されたリセス溝6を
挾んで両側部に空気流方向に長い二つの浮上面2.3が
形成されている。双方の浮上面2.3の横幅は通常のス
ライダに比べて広く製作され、この広い横幅は空気膜剛
性を高め、外乱による浮上量変動をおさえスライダ姿勢
の安定を保つのに役立つ。二つの浮上面2.3には、夫
々浮上面を横切る横溝9.lOが形成されており、該横
溝を介して浮上面2,3は夫々二つのサブ浮上面2a、
2b、3a、3bに分割されている。
挾んで両側部に空気流方向に長い二つの浮上面2.3が
形成されている。双方の浮上面2.3の横幅は通常のス
ライダに比べて広く製作され、この広い横幅は空気膜剛
性を高め、外乱による浮上量変動をおさえスライダ姿勢
の安定を保つのに役立つ。二つの浮上面2.3には、夫
々浮上面を横切る横溝9.lOが形成されており、該横
溝を介して浮上面2,3は夫々二つのサブ浮上面2a、
2b、3a、3bに分割されている。
双方の横溝9.IOは、夫々の浮上面2.3での浮上刃
が過大となるのを防止すると共に、溝幅Wi、Woの違
い(W i < W o )により、外洋上面3と内厚
上面2との間に浮上面積の差を生じさせる。従ってこの
スライダ1ではスライダの内厚上面2において外洋上面
3におけるよりも大きな浮上刃を有しており、この浮上
刃の差は、浮上面全体に働く浮上刃に比例する性質を有
している。
が過大となるのを防止すると共に、溝幅Wi、Woの違
い(W i < W o )により、外洋上面3と内厚
上面2との間に浮上面積の差を生じさせる。従ってこの
スライダ1ではスライダの内厚上面2において外洋上面
3におけるよりも大きな浮上刃を有しており、この浮上
刃の差は、浮上面全体に働く浮上刃に比例する性質を有
している。
従来の磁気ヘッドと同様に、双方の浮上面2゜3の空気
流A方向の前端は夫々ランプ角4.5として形成されて
おり、更に浮上面の後端には電磁変換素子7.8の磁気
ギャップ7a、gaが設けられている。夫々の電磁変換
素子7.8はスライダの後端面に薄膜法で形成されてい
る。横溝は浮上面を横切る形態であれば斜めでも良く9
位置も浮上面であれば中央に限るものではない。ただし
スライダの浮上姿勢から左右対称な方向及び位置である
ことが望まれる。
流A方向の前端は夫々ランプ角4.5として形成されて
おり、更に浮上面の後端には電磁変換素子7.8の磁気
ギャップ7a、gaが設けられている。夫々の電磁変換
素子7.8はスライダの後端面に薄膜法で形成されてい
る。横溝は浮上面を横切る形態であれば斜めでも良く9
位置も浮上面であれば中央に限るものではない。ただし
スライダの浮上姿勢から左右対称な方向及び位置である
ことが望まれる。
上記構成により、この実施例の磁気ヘッドは次のような
機能を有している。
機能を有している。
双方の浮上面2,3に横溝9.lOを配し、浮上面の大
きな横幅によって生ずる過大な浮上量をこの横溝により
減じている。流入角の内外周アクセス位置における変動
による浮上の不安定性を回避するためには浮上面の横幅
を大きくすることが好適であるが、従来の浮動ヘッドス
ライダでは問題であった広い浮上面の形成による過大な
浮上量がこの横溝によって減ぜられ、また、流入角の生
ずる位置における横方向からの空気流によるあおりを受
けにくく姿勢も安定する。
きな横幅によって生ずる過大な浮上量をこの横溝により
減じている。流入角の内外周アクセス位置における変動
による浮上の不安定性を回避するためには浮上面の横幅
を大きくすることが好適であるが、従来の浮動ヘッドス
ライダでは問題であった広い浮上面の形成による過大な
浮上量がこの横溝によって減ぜられ、また、流入角の生
ずる位置における横方向からの空気流によるあおりを受
けにくく姿勢も安定する。
更に内周側横溝9と外周側横溝1(]との溝幅Wi、W
oの違いにより、内厚上面2の浮上刃が外洋上面3の浮
上刃より大きくなるが、この浮上刃の差は、浮上刃その
ものが大きい磁気ディスクの外周側アクセス位置におい
て大きく、浮上量の小さな内周側アクセス位置において
小さい。これにより、流入角の相違によるロール角の変
動を補償することができ、磁気ディスクの内外周のアク
セス位置における浮動ヘッドスライダのロール角の変動
が小さく押さえられ、これにともない浮上面変動も小さ
くなり双方の磁気ギャップ7a。
oの違いにより、内厚上面2の浮上刃が外洋上面3の浮
上刃より大きくなるが、この浮上刃の差は、浮上刃その
ものが大きい磁気ディスクの外周側アクセス位置におい
て大きく、浮上量の小さな内周側アクセス位置において
小さい。これにより、流入角の相違によるロール角の変
動を補償することができ、磁気ディスクの内外周のアク
セス位置における浮動ヘッドスライダのロール角の変動
が小さく押さえられ、これにともない浮上面変動も小さ
くなり双方の磁気ギャップ7a。
7bでの信号磁界の差を小さくすることができると共に
浮動ヘッドスライダと磁気ディスクとの接触或いは衝突
を防止している。
浮動ヘッドスライダと磁気ディスクとの接触或いは衝突
を防止している。
第5図(a)〜((f)は夫々2本発明の実施例の浮動
ヘッドスライダにおいて異なった横溝の形状及び配置を
例示している。同図(a) 、 (b)は夫々、浮上面
を直角方向に横切る横溝を有するスライダを示しており
、(a)は浮上面の前方側に設けられた前方溝を、(b
)は浮上面の後方側に設けられた後方溝を夫々例示して
いる。また同図(e)、(d)は夫々、斜め溝の例を示
しており、(C)に示した溝は、スライダ側部から中央
部に移るに従い前方から後方へ向かう斜め溝であるため
、流入角が生じたときの空気流方向と溝の向きが対応し
ており。
ヘッドスライダにおいて異なった横溝の形状及び配置を
例示している。同図(a) 、 (b)は夫々、浮上面
を直角方向に横切る横溝を有するスライダを示しており
、(a)は浮上面の前方側に設けられた前方溝を、(b
)は浮上面の後方側に設けられた後方溝を夫々例示して
いる。また同図(e)、(d)は夫々、斜め溝の例を示
しており、(C)に示した溝は、スライダ側部から中央
部に移るに従い前方から後方へ向かう斜め溝であるため
、流入角が生じたときの空気流方向と溝の向きが対応し
ており。
横風を逃がす効果が大きい。
また第6図は、所定のアクセス位置においてロール角を
最低、好ましくは零にするための方法を例示しており、
スライダの重心を例えば内浮上面側に偏心させた浮動ヘ
ッドスライダを図示している。この場合スライダの厚み
方向寸法は、外浮上面3側においてdl、内厚上面2側
においてd2 (di<d2)として形成されており、
スライダはこの厚みの差により重心が内浮上面側に移り
磁気ディスクの外周側アクセス位置においてロール角が
零となるように補償されている。また、この他にスライ
ダの支持位置を変えることも考えられる。
最低、好ましくは零にするための方法を例示しており、
スライダの重心を例えば内浮上面側に偏心させた浮動ヘ
ッドスライダを図示している。この場合スライダの厚み
方向寸法は、外浮上面3側においてdl、内厚上面2側
においてd2 (di<d2)として形成されており、
スライダはこの厚みの差により重心が内浮上面側に移り
磁気ディスクの外周側アクセス位置においてロール角が
零となるように補償されている。また、この他にスライ
ダの支持位置を変えることも考えられる。
上記各実施例ではブリードスロット部6が一つで浮上面
2,3が二つのものを示したが、ブリードスロット部は
−に限定されるものではなく。
2,3が二つのものを示したが、ブリードスロット部は
−に限定されるものではなく。
従って浮上面も二辺上であれば・良い。この場合外洋上
面及び内厚上面はスイングアームでの支持部に対しての
位置によって定められる。
面及び内厚上面はスイングアームでの支持部に対しての
位置によって定められる。
[発明の効果]
本発明の浮動ヘッドスライダの構成において。
スライダの外洋上面が内厚上面よりも浮上”面積が小さ
いとしたことにより2回転式アームにて移動されるスラ
イダにおける流入角の変動に起因するロール角の変動を
補償することが可能となったので、スライダの安定な浮
上姿勢が可能となり、磁気記録媒体との接触或いは衝突
の恐れを回避すると共に記録再生信号の良好な浮動ヘッ
ドスライダの提供が可能となった(請求項2)。
いとしたことにより2回転式アームにて移動されるスラ
イダにおける流入角の変動に起因するロール角の変動を
補償することが可能となったので、スライダの安定な浮
上姿勢が可能となり、磁気記録媒体との接触或いは衝突
の恐れを回避すると共に記録再生信号の良好な浮動ヘッ
ドスライダの提供が可能となった(請求項2)。
上記浮上面の面積差を夫々の浮上面の横溝の溝幅の違い
により構成したことにより、浮上面の大きな横幅によっ
て浮上姿勢が安定すると共に。
により構成したことにより、浮上面の大きな横幅によっ
て浮上姿勢が安定すると共に。
夫々の浮上面の横幅を横溝で補償することで過大な浮上
刃が生じないため、更に安定な浮上特性を有する浮動ヘ
ッドスライダの提供が可能となった(il請求項)。
刃が生じないため、更に安定な浮上特性を有する浮動ヘ
ッドスライダの提供が可能となった(il請求項)。
第1図は本発明の一実施例に係る浮動ヘッドスライダを
備える磁気ヘッドの斜視図。 第2図は従来の浮動ヘッドスライダを備える磁気ヘッド
の斜視図。 第3図はスイングアーム式浮動ヘッドスライダにおける
流入角の説明図。 第4図は磁気ディスクの各アクセス位置におけるロール
角の変動を示すグラフ。 第5図は浮上面に形成された横溝の形状及び配置を例示
するための浮動ヘッドスライダの平面図であり、 (a
)、(b)は夫々空気流々直角方向の横溝を、 (e)
、(d)は夫々斜め溝を示す図。 116図は磁気ディスク外周側のアクセス位置における
スライダのロール角を小さくする方法の説明図。 である。 (符号の説明) 1・・・浮動ヘッドスライダ 2.2a、2b・・・内厚上面 3.3m、3b・・・外洋上面 第1図 第2図 6・・・ブリードスロット部(縦溝) 9、lO・・・横溝
備える磁気ヘッドの斜視図。 第2図は従来の浮動ヘッドスライダを備える磁気ヘッド
の斜視図。 第3図はスイングアーム式浮動ヘッドスライダにおける
流入角の説明図。 第4図は磁気ディスクの各アクセス位置におけるロール
角の変動を示すグラフ。 第5図は浮上面に形成された横溝の形状及び配置を例示
するための浮動ヘッドスライダの平面図であり、 (a
)、(b)は夫々空気流々直角方向の横溝を、 (e)
、(d)は夫々斜め溝を示す図。 116図は磁気ディスク外周側のアクセス位置における
スライダのロール角を小さくする方法の説明図。 である。 (符号の説明) 1・・・浮動ヘッドスライダ 2.2a、2b・・・内厚上面 3.3m、3b・・・外洋上面 第1図 第2図 6・・・ブリードスロット部(縦溝) 9、lO・・・横溝
Claims (2)
- (1)磁気記録媒体に対する面側に中央のブリードスロ
ット部と該ブリードスロット部を挟んで配される二つの
浮上面とを備える浮動ヘッドスライダにおいて、 一方の前記浮上面の浮上面積が、該一方の浮上面よりも
磁気記録媒体の半径方向内側に配される他方の前記浮上
面の浮上面積よりも小さく形成されていること、 を特徴とする浮動ヘッドスライダ。 - (2)前記一方の浮上面及び他方の浮上面は、空気流と
直角方向の横幅が等しく形成されると共に、夫々浮上面
を横切る横溝を備えており、該横溝は前記一方の浮上面
の溝幅が前記他方の浮上面の溝幅よりも大きいことを特
徴とする請求項1記載の浮動ヘッドスライダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17272690A JPH0467375A (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 浮動ヘッドスライダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17272690A JPH0467375A (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 浮動ヘッドスライダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0467375A true JPH0467375A (ja) | 1992-03-03 |
Family
ID=15947192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17272690A Pending JPH0467375A (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 浮動ヘッドスライダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0467375A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5287235A (en) * | 1991-10-28 | 1994-02-15 | International Business Machines Corporation | Slider air bearing surface with angled rail configuration |
US5737151A (en) * | 1993-05-28 | 1998-04-07 | International Business Machines Corporation | Roll insensitive air bearing slider |
US6137656A (en) * | 1998-10-26 | 2000-10-24 | Read-Rite Corporation | Air bearing slider |
-
1990
- 1990-07-02 JP JP17272690A patent/JPH0467375A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5287235A (en) * | 1991-10-28 | 1994-02-15 | International Business Machines Corporation | Slider air bearing surface with angled rail configuration |
US5737151A (en) * | 1993-05-28 | 1998-04-07 | International Business Machines Corporation | Roll insensitive air bearing slider |
US6137656A (en) * | 1998-10-26 | 2000-10-24 | Read-Rite Corporation | Air bearing slider |
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