JPH0457961A - でんぷんを用いたしみ抜き剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、衣類に付着したじみを除去するために、でん
ぷんを主成分とする粉末を用いるものである。

（従来の技術） 現在、一般家庭では、洗濯によっていたみやすい衣類の
ほとんどを、クリーニング業者に依頼して、洗濯やしみ
抜きを行っている。

従って家庭では衣類のしみ抜きをクリーニング業者に依
頼する際、料金を支払わなくてはならず、それが比較的
高級な衣類である場合、それにつれて料金も高くなって
ゆくのがふつうであり消費者にとって負担となっていた
。また業者がしみ抜きに用いる機械も１台がおよそ数十
万円と高価であり、このことは業者にとっても負担とな
っていた。

さらに業者がしみ抜きを行った後の処理としてもう１度
洗い直さなくてはならないために、１回のしみ抜きでか
なりの時間を要していた。また外出先で不意についたし
みは、その場で除去することができなかった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、これらの欠点を除いて、時と場所を選ばない
安価で蘭単に短時間でしみ抜きを行うことのできるしみ
抜き剤である。じみの付着した部分に水分を含ませ、そ
の上からでんぷんを主成分とする粉末を散布し水分を吸
収させる。水分が蒸発したところで、粉末を払い落とせ
ば、しみ抜きが完了する。

（課題ｌ決するための手段） 本発明は、でんぷんを主成分とする粉末状のしみ抜き剤
であって、衣類についたじみの部分に軽く水を含ませ、
その上からでんぷんを主成分とする粉末を散布し、じみ
の部分を広く覆うように付着させる。ある程度時間が経
過すると、じみが水分とともに粉末に吸収され、じみの
色が浮かびあがってくるので、自然に乾くのを待つか、
ドライヤーで乾かして、完全に水分が蒸発したところで
粉末を払い落とす。このとき粉末は、じみを吸収してい
るので、これでしみ抜きは完了する。

（作用と実施例） でんぷんを主成分とする粉末として、ここでは米粉（米
を粉にひいたもの）を用いた。ウール製の衣類について
しょう油のじみの部分に水分を含ませ、その上から米粉
を散布し、じみの部分に付着させ、約１０分はど経過し
て米粉が水分とともにじみを吸収したところでドライヤ
ーを使って水分を完全に蒸発させた後、米粉を払い落と
した。

これによって、目で見る限りしょう油のしみは、はぼ完
全に取れていた。また米粉を払い落とすだけでしみ抜き
を完了することができ、その後は洗濯なども不要である
。じみの種類は、しょう油だけでなく、ソースやコーヒ
ー、酒類などにおいても有効であることがわかった。さ
らにでんぷんを主成分とする粉末としてコーンスターチ
、かたくり粉などを用いてもほぼ同程度の効果が現われ
た。

また純粋なデンプンの粉末を用いても同様の効果があっ
た。

（発明の効果） 本発明によって、従来落ちにくかったしみを比較的簡単
に取ることができ、高級衣類に付着したしみも洗うこと
なく除去できる。さらにしみ抜きに要する時間も短く、
急いでしみ抜きを行いたい時にも便利である。また本発
明に用いた米粉などの材料は非常に安価であり、従来の
消費者の負担を軽減するものである。しかも、しみ抜き
の程度は高く、はとんどのじみがほぼ完全に除去できる
。

特許−願人　　１）中　啓　次 ほか２名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. でんぷんを主成分とする粉末状のしみ抜き剤