JPH0457127A

JPH0457127A - 版管理装置

Info

Publication number: JPH0457127A
Application number: JP2166907A
Authority: JP
Inventors: Miho Muranaga; 村永　美帆; Norihiro Kato; 加藤　宣弘; Koichi Sekiguchi; 幸一関口; Yojiro Morimoto; 森本　陽二郎
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-06-27
Filing date: 1990-06-27
Publication date: 1992-02-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は、データベースにおいてデータ項目の更新処理
などで生成される版の管理を行う版管理装置に関するも
のである。

（従来の技術）最近、企業などで取り扱う情報量は極めて膨大なものに
なっており、これら情報を構成する各種データの格納や
検索の機能をプログラムにより一元管理するデータの集
合体としてデータベースが多く用いられている。

ところで、このようなデータベースでは、多数のトラン
ザクションが同時に発生することがあるが、それらが共
有データにアクセスした時に起きるトランザクションの
競合に対しても、トランザクション実行並列度を上げる
一方で、データベースの性能を低下させることなく効率
よく運用可能にするための同時実行制御方式がいくつか
考えられている。

その中の−として、多版同時実行制御方式が知られてい
る。かかる制御方式では、基本的な方針としてデータ項
目に対する更新などの操作が実行される度に、実行後の
新しい版を作成するとともに、実行前の版を保存するよ
うにしており、このようにすることで遅れて到着するト
ランザクションに対しても実行を可能にするようにして
いる。

ここで、多版同時実行制御方式の具体例を簡単に説明す
ると、第６図に示すように、トランザクション実行制御
部］、スケジューラ２、データベース処理部３およびデ
ータベース４から構成したものがある。この場合、スケ
ジューラ２はＦ　ＣＦ　Ｓ　（Ｆｉｒｓｔ　Ｃｏｍｅ　
Ｆｉｒｓｔ　５ｅｒｖｅ）でデータ処理を実行するとと
もに、そのアルゴリズムとして、例えばＰ、Ａ、Ｂｅｒ
ｎｓｔｃｉｎ他著のｒ　ＣｏｎｃｕｒｒｅｎｃｙＣｏｎ
ｔｒｏｌ　ａｎｄ　Ｒｅｃｏｖｅｒｙ　ｉｎ　Ｄａｔａ
ｂａｓｅ　Ｓｙｓｔｅｍ　Ｊ（ＡＤＤＩＳＯＮ−ＷＥＳ
ＬＥＹ　ＰＵＢＩ、ｌ５ＩＩＩＮＧ　Ｃｏ、１．９８７
　ｐ、１．８０１６４）に記載された、以下述べるよう
なものが採用されてる。

この場合、トランザクション集合を（ＴＯｌ・・・Ｔｉ１・・Ｔｎｌ（添字はトランザクシ
ョン類を表す。）、各トランサクションの時刻印をｔｓ
（Ｔｉ）　　　トランザクションの参照操作をｒｉ　［
Ｘ］、更新操作をｗｉ［ｘコ、インターバル（ｘ　ｉ）
’　　［ｗｔ　ｓ、　ｒ　ｔ　ｓｌについては、版ｘｊ
の更新時の時刻印をｗｔｓ、版ｘｊの参照時の時刻印の
最大値をｒｔｓとする。

まず、（１）図示しない端末からトランザクション実行
制御部１にトランサクションが入力されると、トランザ
クションＴｉに時刻印ｔｓ（Ｔｉ）を付すとともに、そ
の実行状況から判断されるデータ項目の参照操作ｒｉ［
ｘｌおよび更新操作ｗｉ［ｘｌを、該当データ項目の存
在するサイトのスケジューラ２に送る。（２）スケジュ
ーラ２で参照操作ｒｉ［ｘｌを受は取ると、ｗｔｓ＜ｔ
ｓ（Ｔｉ）を判断し、最大のｗ　ｔ　ｓを持つ版ｘｊを
見付ける。もし、ｔｓ（Ｔｉ）＞ｒｓｔならば、ｒｓｔ
にｔｓ（Ｔｊ）をセットし、ｒｉ［ｘｌをｒｉ［ｘｊｌ
に変換してデータベス処理部３に送る。一方、（３）一
方、スケジューラ２で更新操作ｗｉ［ｘｌを受は取ると
、ｗｔｓ＜ｔｓ　（Ｔｉ）を判断し、最大のｗｔｓを持
つ版ｘｊを見イ」ける。もし、ｔｓ（Ｔｉ）＞ｒｓｔな
らば、ｗｉ［ｘｊｌの拒否をトランザクション実行制御
部１に送る。そうでなければ、ｗｉ［ｘｊｌをデータベ
ース処理部３に送り、新しいインターバル（ｘ　ｉ）［
ｗｔ　ｓ、ｒ　ｔ　ｓｌを作成し、ｗｔｓ＝ｒｔｓ＝ｔ
ｓ　　（ｘｉ）とする。

（４）データベース処理部３は、参照操作を実行し、確
認をスケジューラ２に送る。（５）データベース処理部
３は、更新操作を管理し、新しい版を作り、確認をスケ
ジューラ２に送る。（６）スケジューラ２は、参照、更
新操作の確認をトランザクション実行制御部１に送る。

（７）全ての参照および更新操作に対する確認をトラン
サクション実行制御部１が受けると、コミット操作を各
スケジューラ２に送る。（８）操作に対する拒否をトラ
ンザクション実行制御部１が受けたなら、アボート操作
を各スケジューラ２に送る。（９）スケジューラ２は、
コミット、アボート操作をデタベース処理部３に送る。

（１０）データベース処理部３は、コミット、アボート
操作を実行し、確認をスケジューラ２に送る。（１１）
スケジュラ２は、コミット、アボートの確認をトランザ
クション実行制御部１に送る。

しかして、このようなアルゴリズムによる多板同時実行
制御によれば、ステップ（５）に見られるように、デー
タ項目に対して更新処理を実行する度に、新たな版が生
成されることから、更新処理が大量に発生すればするほ
ど、版数が増えることになる。このことは、版の管理が
繁雑になるとともに、版を格納するための記憶量も膨大
なものとなり、メモリによっては記憶容量の限界を招く
虜があった。

のものから順に削除するようにしたものが考えられてい
る。つまり、このものでは、記憶容量に見合った版数の
上限を設け、」１限を越える版が記憶された場合は古い
版から順に削除するようにしている。

（発明が解決しようとする課題）ところか、記憶容量に見合った版数の上限にしたがって
古い版のものから順に削除するのでは、トランザクショ
ンの形態によって、古い版に対する参照、更新が行われ
る場合や、比較的新しい版に対してのみ参照、更新が行
われる場合など、いろいろなケースが考えられる場合は
、これらに適切に対処することができないことになるな
ど、トランザクションの形態に見合った管理がなされて
いないのが実情である。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、トランザ
クションの実行状況に見合った版管理を実現できる版管
理装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、データベースに格納されたデータ群に対し多
数のトランザクションが同時発生するとともに、それら
が共有データにアクセスした場合のトランザクションの
競合に対処するため、データ項目への更新操作の度に新
しい版を生成するようにした多版同時実行制御方式に採
用されるものであって、実行中のトランザクションにつ
いてこれらトランザクションのデータ項目に対するアク
セス状況などの実行統計情報をトランザクション情報と
してトランザクション情報取得手段で取得し、データ項
目への更新操作により生成される各版を版管理手段で管
理するとともに、置版管理手段で上記トランザクション
情報に基づいて版の保存、削除を決定するように構成し
たものである。

（作用）この結果、本発明によれば、実行中のトランザクション
についてトランザクションのデータ項目に対するアクセ
ス状況などの実行統計情報からトランザクション情報が
取得され、このトランザクション情報から、どの版を保
存するか、削除するかを動的に決定することができるよ
うになり、トランザクションの実行状況に見合った適切
な管理が可能になるとともに、記憶容量の節約も実現で
きる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面にしたがい説明する。

第１図は、同実施例の回路構成を示すブロック図である
。図において、１０は一つの計算機サイトのデータベー
スシステムで、このデータベースシステム１０では、複
数個のトランザクションが同時に実行される。この場合
、データベースシステム１０は、トランザクション実行
制御部１１、スケジューラ］２、データベース処理部１
３、トランザクション情報取得部１４、版管理部１５お
よびデータベース１６から構成されている。

トランザクション実行制御部１１は、図示しない端末な
どから入力されるトランザクションを受け、これらトラ
ンザクションの実行状況を管理制御するものである。こ
こで、実行状況とは、トランザクションが正常に実行中
か、何等かの障害が発生してトランザクションがアボー
トされたかなどのことである。そして、このトランザク
ション実行制御部１１は、実行中のトランザクションの
参照、更新操作をスケジューラ１２に対して与えるよう
にしている。

スケジューラ１２は、トランザクション実行制御部１１
から与えられる参照、更新操作に対して、トランザクシ
ョン実行の直列化の可能性を保証するように操作のスケ
ジューリングを行い、データベース処理部１３に操作情
報を与えるようにしている。この場合、スケジューラ１
２で行われるスケジューリングは、上述したアルゴリズ
ムにより実現される。

データベース処理部１３は、実行中のトランザクション
の命令によってデータベース１６へのアクセス処理を行
い、その結果をスケジューラ１２に戻すようにしている
。ここで、トランザクション命令が更新処理の場合は、
上述した多板方式のアルゴリズムのステップ（５）で述
べたように新しい版を生成するようにしている。また、
データベース処理部１３は、新しく生成した版に関する
情報を版管理部］５に与えるようにしている。こ］　０の場合、データベース処理部１３の処理結果がスケジュ
ーラ１２に戻されると、操作に関する確認がトランザク
ション実行制御部１１より出力される。そして、トラン
ザクション実行制御部１１よりデータベース処理部１３
に対し、トランザクションか正常に終了したならばコミ
ット操作、異常終了ならばアボート操作を出力すると、
データベス処理部１３で、コミットまたはアボート操作
を実行し、トランザクションを終了するようになってい
る。

トランザクション情報取得部１４は、実行中のトランザ
クションより、例えばトランザクションのデータ項目に
対するアクセス状況をトランザクシヨンの実行統計情報
として取得して、この情報を版管理部１５に与えるよう
にしている。

版管理部１５は、トランザクション実行中に、ｌ・ラン
ザクジョン情報取得部１４より受は取った情報に基づい
て、トランザクションの更新処理の際にデータベース処
理部１３で生成される版の管理方法を決定するものであ
る。

次に、以上のように構成した実施例の動作を説明する。

この場合、本発明の特徴であるトランザクション情報取
得部１４および版管理部１５のアルゴリズムについて着
目して説明する。

まず、トランザクション情報取得部１４では、第２図に
示すフローチャートに示すように、ステップＡ］で、ト
ランサクションが実行されると、ステップＡ２で、トラ
ンサクションの実行統計情報が取得される。この場合、
実行統計情報とは、第４図（ａ）に示すように複数記憶
されたデータ項目ｘ、ｙ、ｚ、・・・の内のトランザク
ションのブタ項［」（例えば、データ類「１ｘ）のアク
セス状況のことで、ここでは同図（ｂ）に示すようにデ
ータ項目Ｘについてのアクセス時刻と、更新、参照のア
クセス形態か実行統計情報として取得される。

そして、ステップＡ３に進み、ステップＡ２で取得した
データ項目Ｘの実行統計情報が解析される。この場合は
、データ項目Ｘについてのアクセス状況が第４図（ｂ）
の内容から解析され、例えば、「ある時刻を以降は頻繁
にアクセスされているが、この時刻を以前は全くアクセ
スされていない」のような結果を得て、この結果をステ
ップＡ４で版管理部１５に提供するようになる。

一方、版管理部１５では、第３図に示すフローチャート
に示すように、ステップＢ１で、データベース処理部］
３よりトランザクションの更新処理によって新たに生成
された版が与えられると、ステップＢ２で、この新しい
版は、版管理表に登録される。この場合、版管理表は、
第５図に示すように版のＩＤ、版の発生時刻、管理方法
、版へのポインタなとの管理項目を有するもので、ここ
では、上述したデータ項目Ｘの版ｘｈ、ｘｉ、ｘｊ、ｘ
ｋ、・・・について示している。

この状態から、ステップＢ３に進み、トランザクション
情報取得部１４からの上述したデータ類１−］　ｘの実
行統計情報の解析結果が取り込まれる。

この場合の解析結果としては、上述したデータ類１１Ｘ
のアクセス状況から「ある時刻を以降は頻繁にアクセス
されているが、時刻を以前は全くアクセスされていない
」というものである。

そして、ステップＢ４に進み、トランザクション情報取
得部１４からの情報に基づいて第４図の版管理表を調査
し、ステップＢ５で版の保存、削除なとの処理が決定さ
れる。この場合、データ類１」Ｘについては、「ある時
刻（１１時３７分）以降は頻繁にアクセスされているが
、時刻ｔ（１１時３７分）以前は全くアクセスされてい
ない」というものであるので、時刻ｔ　（１１時３７分
）以前の版Ｘ、つまり、ｔ　ｓ　（ｘｈ）＝９時２５分
く１１時３７分の版か削除するものに該当すると判断さ
れる。

そして、ステップＢ６において、ステップＢ５で決定さ
れた処理方法が実行されるようになる。

したがって、このようにすれば実行中のトランザクシヨ
ンについて、トランザクションのデータ項目の実行統計
情報としてアクセス状況、つまり該当データ類］」のア
クセス時刻、更新、参照のアクセス形態をトランザクシ
ョン情報として取得す］−４るとともに、これら情報に基づいてデータ項目の版管理
表を調査し、版の保存、削除を決定するようにしたので
、これらの保存、削除の決定を動的に行うことができる
ようになり、トランザクションの実行状況に見合った適
切で、決めの細かい管理を実現することができる。また
、適切に版の削除を行うことができるので、記憶容量の
節約も実現でき、実行効率の向上をも図ることができる
。

なお、本発明は、上記実施例にのみ限定されず、要旨を
変更しない範囲で適宜変形して実施できる。

例えば、上述した実施例では、データ項目の版の保存、
削除を決定するのに、実行されるトランザクションのア
クセス状況を調べるようにしたが、トランザクション実
行中に、例えばトランザクション情報取得部１４により
版を格納するための記憶容量を監視し、容量の増減状況
に応じて版の保存、削除を決定するようにしてもよい。

また、各データ項目に対し重要度に応じた重み付けを行
い、この重みに応じて上述したアクセス状況または記憶
容量の増減に基づく版の保存、削除の決定基準を随時変
更するようにしてもよい。

［発明の効果コ本発明は、データベースに格納されたデータ群に対し多
数のトランザクションが同時発生するとともに、それら
が共有データにアクセスした場合のトランザクションの
競合に対処するため、データ項目への更新操作の度に新
しい版を生成するようにした多版同時実行制御方式に採
用されるものであって、実行中のトランザクションにつ
いてこれらトランザクションのデータ項目に対するアク
セス状況などの実行統計情報をトランザクション情報と
してトランザクション情報取得手段で取得し、データ項
目への更新操作により生成される各版を版管理手段で管
理するとともに、置版管理手段で上記トランザクション
情報取得手段より取得されたトランザクション情報に基
づき版の保存、削除を決定するように構成したものであ
るから、実行中のトランザクションについてトランザク
ションのデータ項目に対するアクセス状況から取得され
るトランザクション情報から、どの版を保存するか、削
除するかを動的に決定することができるようになり、ト
ランザクションの実行状況に見合った適切できめ細かな
管理が可能になるとともに、適切に版の削除を実行する
ことから記憶容量の節約も実現でき、実行効率の向上を
も可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図、第２図および第３図は、同実施例を説明するための
フローチャート、第４図は、同実施例に用いられる実行
統計情報の一例を示す図、第５図は、同実施例に用いら
れる管理表を示す構成図、第６図は、従来の多版同時実
行制御方式の具体例の回路構成を示すブロック図である
。１０・・・データベースシステム、１１・・・トランザ
クション実行制御部、１２・・・スケジューラ、１３爪
デ一タベース処理部、１４・・・トランザクション情報
取得部、１５・・・版管理部、１６・・・データベース
。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims

【特許請求の範囲】　データベースに格納されたデータ群に対し多数のトラ
ンザクションが同時発生するとともに、それらが共有デ
ータにアクセスした場合のトランザクションの競合に対
処するため、データ項目への更新操作の度に新しい版を
生成するようにした多版同時実行制御方式に採用される
版管理装置において、実行中のトランザクションについてこれらトランザクシ
ョンのデータ項目に対する実行統計情報をトランザクシ
ョン情報として取得するトランザクション情報取得手段
と、データ項目への更新操作により生成される各版を管理す
るとともに上記トランザクション情報取得手段より取得
されたトランザクション情報に基づいて上記版の保存、
削除を決定する版管理手段とを具備したことを特徴とし
た版管理装置。