JPH04561Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH04561Y2 JPH04561Y2 JP5799886U JP5799886U JPH04561Y2 JP H04561 Y2 JPH04561 Y2 JP H04561Y2 JP 5799886 U JP5799886 U JP 5799886U JP 5799886 U JP5799886 U JP 5799886U JP H04561 Y2 JPH04561 Y2 JP H04561Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- circular waveguide
- polarization splitter
- wall
- rectangular waveguide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims description 22
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 11
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 11
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
Description
本考案は、SHF帯域受信用のパラボラアンテ
ナの１次ホーンに用いる垂直、水平偏波分波器に
関するものである。
ナの１次ホーンに用いる垂直、水平偏波分波器に
関するものである。
従来の前記のような偏波分波器を、第４図を参
照して説明する。この偏波分波器は、図示しない
円錐形１次ホーンの後端に接続された円形導波管
１の後端部に方形導波管２を一連に形成し、円形
導波管１の幅方向中間部に結合共振窓３を設け、
この結合共振窓３部から分岐させて別の方形導波
管４を垂直に立ち上がらせ、結合共振窓３の後方
に第５図に示すような長方形状の反射板５を配置
し、反射板５の両側端を円形導波管１の内壁に固
定し、方形導波管４の結合共振窓３上方にビスス
タブ６を配置して方形導波管４の側壁内方に突出
させていた。 以上のように構成された偏波分波器は、円錐形
１次ホーンに接続される円形導波管１の開口ｂか
ら入射する垂直偏波と水平偏波が混在する電波
は、開口ｂの円形TE11モードの波E1が、円形導
波管１内を結合共振窓３および反射板５に影響さ
れることなく方形導波管２の開口ａの方形TE10
モードの波E1と結合する。また、開口ｂの円形
TE11モードの波E2は、円形導波管１に対して垂
直に設けられた方形導波管４の分岐部に設けられ
た結合共振窓３を通過して方形導波管４の開口ｃ
の方形TE10モードの波E2と結合する。そして、
反射板５は、E2の電界方向の波を反射して開口
ｂと開口ｃとの結合をよくするためのものであ
る。 前述したように、一方から入射する水平、垂直
両偏波をそれぞれデバイスするのが偏波分波器で
あるが、従来の偏波分波器では、開口ｃからみた
インピーダンスを考える場合、方形導波管４の側
壁にビススタブ６を突設し、これを挿脱すること
でインピーダンス整合をとつていた。なお、第４
図に示す偏波分波器では、開口ａのインピーダン
スは800Ω、開口ｃのインピーダンスは500Ωに設
定される。
照して説明する。この偏波分波器は、図示しない
円錐形１次ホーンの後端に接続された円形導波管
１の後端部に方形導波管２を一連に形成し、円形
導波管１の幅方向中間部に結合共振窓３を設け、
この結合共振窓３部から分岐させて別の方形導波
管４を垂直に立ち上がらせ、結合共振窓３の後方
に第５図に示すような長方形状の反射板５を配置
し、反射板５の両側端を円形導波管１の内壁に固
定し、方形導波管４の結合共振窓３上方にビスス
タブ６を配置して方形導波管４の側壁内方に突出
させていた。 以上のように構成された偏波分波器は、円錐形
１次ホーンに接続される円形導波管１の開口ｂか
ら入射する垂直偏波と水平偏波が混在する電波
は、開口ｂの円形TE11モードの波E1が、円形導
波管１内を結合共振窓３および反射板５に影響さ
れることなく方形導波管２の開口ａの方形TE10
モードの波E1と結合する。また、開口ｂの円形
TE11モードの波E2は、円形導波管１に対して垂
直に設けられた方形導波管４の分岐部に設けられ
た結合共振窓３を通過して方形導波管４の開口ｃ
の方形TE10モードの波E2と結合する。そして、
反射板５は、E2の電界方向の波を反射して開口
ｂと開口ｃとの結合をよくするためのものであ
る。 前述したように、一方から入射する水平、垂直
両偏波をそれぞれデバイスするのが偏波分波器で
あるが、従来の偏波分波器では、開口ｃからみた
インピーダンスを考える場合、方形導波管４の側
壁にビススタブ６を突設し、これを挿脱すること
でインピーダンス整合をとつていた。なお、第４
図に示す偏波分波器では、開口ａのインピーダン
スは800Ω、開口ｃのインピーダンスは500Ωに設
定される。
しかし、前述のような従来の偏波分波器では、
すべてについて組立工程の終りにビススタブの調
整工程を必要とし、これが手間のかかる作業であ
るため、大量生産をする場合の障害になるという
問題点があつた。 本考案は、前述した問題点を解決して、ビスス
タブを用いることなく、インピーダンス整合をと
ることができて、良好な特性が得られ、しかも構
造が簡素化されて、量産に適する偏波分波器を提
供することを目的としている。
すべてについて組立工程の終りにビススタブの調
整工程を必要とし、これが手間のかかる作業であ
るため、大量生産をする場合の障害になるという
問題点があつた。 本考案は、前述した問題点を解決して、ビスス
タブを用いることなく、インピーダンス整合をと
ることができて、良好な特性が得られ、しかも構
造が簡素化されて、量産に適する偏波分波器を提
供することを目的としている。
本考案による偏波分波器は、円形導波管の後端
部に方形導波管を形成し、前記円形導波管の中間
部に設けた結合共振窓部から別の方形導波管を垂
直に立ち上がらせた偏波分波器において、前記結
合共振窓の後方に配置する平板状の反射板の電波
入射方向の両側端部を切欠き、これらの切欠部を
円形導波管内壁と離間させ、前記反射板の切欠部
以外の部分を円形導波管内壁に密着させて固定し
たものである。
部に方形導波管を形成し、前記円形導波管の中間
部に設けた結合共振窓部から別の方形導波管を垂
直に立ち上がらせた偏波分波器において、前記結
合共振窓の後方に配置する平板状の反射板の電波
入射方向の両側端部を切欠き、これらの切欠部を
円形導波管内壁と離間させ、前記反射板の切欠部
以外の部分を円形導波管内壁に密着させて固定し
たものである。
本考案の偏波分波器では、反射板の電波入射方
向の両側端部に切欠部を設け、これらの切欠部を
円形導波管内壁と離間させることで、インピーダ
ンスを強く持たせるようにしたので、従来のビス
スタブの取付、調整工程をなくすことができ、従
つて、良好な特性のものが簡単な構造で、手数を
要することなく得られる。
向の両側端部に切欠部を設け、これらの切欠部を
円形導波管内壁と離間させることで、インピーダ
ンスを強く持たせるようにしたので、従来のビス
スタブの取付、調整工程をなくすことができ、従
つて、良好な特性のものが簡単な構造で、手数を
要することなく得られる。
以下、本考案の一実施例につき第１図、第２図
を参照して説明する。 第１図において、第４図と同符号は対応する部
分を示し、本実施例の偏波分波器では、金属製の
円形導波管１に設けられた結合共振窓３の後方に
近接する反射板５の電波入射方向の両側端部に、
第２図にも示すように、細長い切欠部５ａ，５ａ
が形成され、反射板５の切欠部５ａ，５ａ以外の
部分の両側面が円形導波管１の内壁に密着され、
切欠部５ａ，５ａと前記内壁との間に〓間が形成
されており、ビススタブが設けられていない。な
お、本実施例の前述した以外の構成は、第４図、
第５図に示すものと同様である。また、円形導波
管１と垂直に立ち上がる方形導波管４との分岐面
には、実際は共振窓枠が嵌込まれて結合共振窓３
が設けられる。 前記反射板５の切欠部５ａは、第２図に示すよ
うに、幅Ｗ＜長さｌとし、長さｌを（1/4）λg〜
（1/12）λgの最適値に選び、反射板５を円形導波
管１内の所定位置に挿入することにより、方形導
波管４の開口ｃからみたインピーダンスを整合さ
せることができる。これは、円形導波管１と方形
導波管４の分岐部におけるＥ／ＩすなわちＺ（イ
ンピーダンス）が、直接波と反射板の相互作用で
導波管内のＺに等しくなり、反射が生じにくくな
つてVSWRが改善されるものであるが、反射板
５に切欠部５ａ，５ａを設け、これらの切欠部５
ａ，５ａと円形導波管１内壁の間にスリツト状の
〓間ができるので、インピーダンスを強く持つよ
うになり、端面から同一偏波を放射し、分岐部で
の位相とし、レベルを方形導波管４側のインピー
ダンスにマツチングさせ得るからである。 第３図Ａ，Ｂは本実施例の開口ｃからみた
VSWR、インサーシヨンロスを示し、第６図Ａ，
Ｂはビススタブを設けずに第５図に示す従来の反
射板を用いた場合の開口ｃからみたVSWR、イ
ンサーシヨンロスを示す実験結果の特性図であ
り、第６図Ａ，Ｂに示す従来の切欠部がない反射
板を用いた偏波分波器では、VSWR、インサー
シヨンロスが共に低い周波数で劣化しているのに
対し、第３図Ａ，Ｂに示す本実施例による切欠部
を設けた反射板を用いたものでは、前述した劣化
が改善され、フラツトで良好な特性を示している
ことがわかる。
を参照して説明する。 第１図において、第４図と同符号は対応する部
分を示し、本実施例の偏波分波器では、金属製の
円形導波管１に設けられた結合共振窓３の後方に
近接する反射板５の電波入射方向の両側端部に、
第２図にも示すように、細長い切欠部５ａ，５ａ
が形成され、反射板５の切欠部５ａ，５ａ以外の
部分の両側面が円形導波管１の内壁に密着され、
切欠部５ａ，５ａと前記内壁との間に〓間が形成
されており、ビススタブが設けられていない。な
お、本実施例の前述した以外の構成は、第４図、
第５図に示すものと同様である。また、円形導波
管１と垂直に立ち上がる方形導波管４との分岐面
には、実際は共振窓枠が嵌込まれて結合共振窓３
が設けられる。 前記反射板５の切欠部５ａは、第２図に示すよ
うに、幅Ｗ＜長さｌとし、長さｌを（1/4）λg〜
（1/12）λgの最適値に選び、反射板５を円形導波
管１内の所定位置に挿入することにより、方形導
波管４の開口ｃからみたインピーダンスを整合さ
せることができる。これは、円形導波管１と方形
導波管４の分岐部におけるＥ／ＩすなわちＺ（イ
ンピーダンス）が、直接波と反射板の相互作用で
導波管内のＺに等しくなり、反射が生じにくくな
つてVSWRが改善されるものであるが、反射板
５に切欠部５ａ，５ａを設け、これらの切欠部５
ａ，５ａと円形導波管１内壁の間にスリツト状の
〓間ができるので、インピーダンスを強く持つよ
うになり、端面から同一偏波を放射し、分岐部で
の位相とし、レベルを方形導波管４側のインピー
ダンスにマツチングさせ得るからである。 第３図Ａ，Ｂは本実施例の開口ｃからみた
VSWR、インサーシヨンロスを示し、第６図Ａ，
Ｂはビススタブを設けずに第５図に示す従来の反
射板を用いた場合の開口ｃからみたVSWR、イ
ンサーシヨンロスを示す実験結果の特性図であ
り、第６図Ａ，Ｂに示す従来の切欠部がない反射
板を用いた偏波分波器では、VSWR、インサー
シヨンロスが共に低い周波数で劣化しているのに
対し、第３図Ａ，Ｂに示す本実施例による切欠部
を設けた反射板を用いたものでは、前述した劣化
が改善され、フラツトで良好な特性を示している
ことがわかる。
以上説明したように、本考案によれば、反射板
の電波入射方向の両側端部に切欠部を設け、これ
らの切欠部を円形導波管と離間させたので、イン
ピーダンスを強く持たせることができ、良好な特
性の偏波分波器をビススタブを設けることなく提
供でき、従つて、構造を簡素化できると共に、ス
タブの微調整工程をなくすことができて、組立も
簡易になり、量産性が向上するという効果が得ら
れる。
の電波入射方向の両側端部に切欠部を設け、これ
らの切欠部を円形導波管と離間させたので、イン
ピーダンスを強く持たせることができ、良好な特
性の偏波分波器をビススタブを設けることなく提
供でき、従つて、構造を簡素化できると共に、ス
タブの微調整工程をなくすことができて、組立も
簡易になり、量産性が向上するという効果が得ら
れる。
第１図は本考案の一実施例の偏波分波器を示す
一部を切欠いた斜視図、第２図は第１図の反射板
の平面図、第３図Ａ，Ｂは第１図の偏波分波器の
VSWR、インサーシヨンロスを示す特性図、第
４図は従来例の偏波分波器を示す一部を切欠いた
斜視図、第５図は第４図の反射板の平面図、第６
図Ａ，Ｂは第４図の偏波分波器でビススタブを設
けない場合のVSWR、インサーシヨンロスを示
す特性図である。 １……円形導波管、２……方形導波管、３……
結合共振窓、４……方形導波管、５……反射板、
５ａ……切欠部、６……ビススタブ。
一部を切欠いた斜視図、第２図は第１図の反射板
の平面図、第３図Ａ，Ｂは第１図の偏波分波器の
VSWR、インサーシヨンロスを示す特性図、第
４図は従来例の偏波分波器を示す一部を切欠いた
斜視図、第５図は第４図の反射板の平面図、第６
図Ａ，Ｂは第４図の偏波分波器でビススタブを設
けない場合のVSWR、インサーシヨンロスを示
す特性図である。 １……円形導波管、２……方形導波管、３……
結合共振窓、４……方形導波管、５……反射板、
５ａ……切欠部、６……ビススタブ。
Claims (1)
- 円形導波管の後端部に方形導波管を形成し、前
記円形導波管の中間部に設けた結合共振窓部から
別の方形導波管を垂直に立ち上がらせた偏波分波
器において、前記結合共振窓の後方に配置する平
板状の反射板の電波入射方向の両側端部を切欠
き、これらの切欠部を円形導波管内壁と離間さ
せ、前記反射板の切欠部以外の部分を円形導波管
内壁に密着させて固定したことを特徴とする偏波
分波器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5799886U JPH04561Y2 (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5799886U JPH04561Y2 (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62169503U JPS62169503U (ja) | 1987-10-27 |
| JPH04561Y2 true JPH04561Y2 (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=30888198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5799886U Expired JPH04561Y2 (ja) | 1986-04-17 | 1986-04-17 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04561Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1240942B (it) * | 1990-05-22 | 1993-12-27 | Cselt Centro Studi Lab Telecom | Trasduttore ortomodo tra guida d'onda circolare e cavo coassiale |
-
1986
- 1986-04-17 JP JP5799886U patent/JPH04561Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62169503U (ja) | 1987-10-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5453754A (en) | Dielectric resonator antenna with wide bandwidth | |
| CA1175935A (en) | Feed horn for reflector antennae | |
| EP0587247B1 (en) | Dielectric resonator antenna with wide bandwidth | |
| US5619173A (en) | Dual polarization waveguide including means for reflecting and rotating dual polarized signals | |
| US20030030590A1 (en) | Polarized wave receiving apparatus | |
| US4734660A (en) | Signal polarization rotator | |
| US4071833A (en) | Apparatus for coupling coaxial transmission line to rectangular waveguide | |
| RU2154880C2 (ru) | Двухполяризационное волноводное устройство и способ приема сигналов | |
| JPH04561Y2 (ja) | ||
| KR0143376B1 (ko) | 혼 일체형 원편파. 직선편파 변환기 | |
| US4366453A (en) | Orthogonal mode transducer having interface plates at the junction of the waveguides | |
| JPH04286204A (ja) | マイクロストリップアンテナ | |
| US4356459A (en) | Flat phase response septum polarizer | |
| CA1224563A (en) | Paraboloid reflector antenna feed having a flange with tapered corrugations | |
| US5841404A (en) | Electromagnetic wave transmitting and transferring device with high polarization isolation performance | |
| US4490696A (en) | Crossed waveguide type polarization separator | |
| US4654962A (en) | Method of fabricating doubly-truncated circular waveguide | |
| JPH04134901A (ja) | 水平及び垂直両偏波受信用入力装置 | |
| US7304552B2 (en) | Waveguide for use in dual polarisation probe system having a signal reflector and rotator provide differential phase shift | |
| JPH09307305A (ja) | 直線偏波用フィードホーン | |
| JP2006254399A (ja) | 平面アンテナ | |
| JPS61102802A (ja) | 偏分波器 | |
| JPH03253101A (ja) | 偏分波器 | |
| JP2546041Y2 (ja) | 導波管型偏分波器 | |
| JP4101417B2 (ja) | 円偏波変換器 |