JPH0454983Y2 - - Google Patents

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JPH0454983Y2
JPH0454983Y2 JP8028788U JP8028788U JPH0454983Y2 JP H0454983 Y2 JPH0454983 Y2 JP H0454983Y2 JP 8028788 U JP8028788 U JP 8028788U JP 8028788 U JP8028788 U JP 8028788U JP H0454983 Y2 JPH0454983 Y2 JP H0454983Y2
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shaft
tube
air
sheet
rotation
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はシート状体が巻かれた芯管を保持する
チユブタイプエアシヤフトに関わり、更に詳しく
はエアシヤフト内部にエアチユーブ及び爪を有
し、エアチユーブ内にかけられる空気圧によりエ
アシヤフト全周に爪を突出して芯管を保持するエ
アシヤフトであり、しかもシート状体の繰り出
し、巻き取りの際の芯管の回転中もその繰り出
し、巻き取り方向に対する横方向に芯管を調整可
能に往復動可能な、チユーブタイプエアシヤフト
に関わる。
[従来の技術] 周知の通り、作業機械に加工対象となるシート
状体を連続的に送り込む、または作業機械から送
り出されるシート状体を受けるために、シート状
体を巻くための芯管にシヤフトを通して保持し、
芯管を回転させてシート状体を繰り出す、または
巻き取る方法が用いられている。言うまでもな
く、ここでシート状体と言うのは紙、プラスチツ
クシート、金属の薄膜等の芯管に巻かれる物を指
す。
ここで、この状体の繰り出し及び巻き取りの
際、芯管へのシヤフトの挿入を可能とするために
芯管とシヤフトとの間に間隙が生じ、芯管及びシ
ヤフトの回転に於いてその中心軸がずれ、芯管の
回転及びシート状体の繰り出し及び巻き取りの円
滑さが損なわれることがあり、この問題を解決す
るために種々の方法が用いられている。その一つ
としてチユーブタイプエアシヤフトがある。これ
は、管体であるシヤフトの全周に複数の爪を装着
し、シヤフト内部のエアチユーブ内にかけられる
空気圧により爪を径方向に突出させるもので、芯
管にエアシヤフトを挿入し、エアバルブにより外
部から空気をエアチユーブ内に送り込み膨張さ
せ、内部から爪を径方向に押し出し、外部に突出
した爪により芯管をその内面で保持し、芯管とエ
アシヤフトを一体に同心的に回転させ、その回転
によるシート状体の繰り出し、巻き取りを円滑に
するものである。このチユーブタイプエアシヤフ
トにより、芯管の回転及びシート状体の繰り出
し、巻き取りを非常に円滑にすることが実現され
た。
この従来技術のチユーブタイプエアシヤフトに
より芯管の回転及びシート状体の繰り出し、巻き
取りが非常に円滑になり、加えて昨今の作業機械
の技術の向上により、その加工タクトの高速化、
作業の高密度化が実現されている。
しかし、上記シート状体の繰り出し、巻き取り
の際、特に食品、薬品分野等粉末の包装及び複数
のシート状体をラミネートする等複数のシート状
体を重ねて加工する場合、各シート状体の繰り出
し、巻き取り方向に対する横方向のずれが生じる
ことがある。これは芯管にシート状体を巻いたロ
ールと加工位置が離れていること、そして加工の
ためにシート状体の繰り出し、巻き取りが断続的
に繰り返されることによりロールと加工位置との
間でシート状体にたるみやゆがみ等が発生するこ
とによる。
このシート状体の横方向のずれを修正するため
の方法として、ロールと加工位置の間でシート状
体の両側端を押さえる方法も考えられるが、この
方法では押さえるための部材によりシート状体の
側端部を破損してしまうおそれもある。そこで従
来からロールの位置を横方向に動かし、送られる
シート状体の横方向のずれを繰り出す時に修正及
び巻き取る時にはシート状体の横方向のずれにロ
ールを対応させる方法が一般に用いられている。
この方法の手順を、添付図面第5図を参照し、
図面に使用した符号を用いて次に詳述する。
例えば2枚のシート状体9′を作業機械に繰り
出し、2枚のシート状体9′を上下に重ねること
を考える。シート状体9′を送る方向Y′に対する
横方向をX′とする。
まず、両シート状体9′はその芯管をエアシヤ
フト1′に保持され、軸受け10′に保持され、芯
管と共にロールとなつて回転R′し作業機械に送
られる。この時、両シート状体9′の繰り出しに
於ける位置は変らず、にもかかわらず加工位置に
於いて上のシート状体9′が送るべき位置P′より
横方向X′に△d′だけずれ、位置M′となつたとす
る。(第5図A参照) この時、作業機械を停止させロールの回転を止
め、上のシート状体9′のロールの位置を加工位
置に於ける上のシート状体9′の横方向Xのずれ
と逆向きに目分量で大まかに△d′程度移動Sさせ
る。(第5図B参照) そして再び作業機械を始動させる。上のシート
状体9′はロールから加工位置までの間で△d′だ
け横方向Xにずれるので、ロールの繰り出し位置
に於いて、加工位置に於けるずれの向きと逆向き
に△dだけ移動Sさせて位置M′としたことによ
り加工位置でのずれが修正され、送るべき位置
P′に送られる。(第5図C参照) そして再び加工位置に於いてシート状体の横方
向のずれが生じた時も上記作業機械の停止、ロー
ルの移動、作業機械の再始動という手順を繰り返
す。下のシート状体の加工位置に於いて横方向に
ずれた時も同様に修正する。
また、シート状体の巻き取りの際に、加工位置
に於いてシート状体の横方向の位置が一定のまま
ロールの位置に於いてシート状体が横方向にずれ
た時も上記手順のように作業機械の停止、ロール
の移動、作業機械の再始動という手順により、ロ
ールの位置を横方向に移動させ、シート状体のず
れと対応させている。
なお、上記の作業機械の停止、ロールの移動、
作業機械の再始動という手順は、芯管を保持する
エアシヤフトが芯管の回転のみを自在とし、その
回転の最中では芯管の横方向の移動を不可能と
し、回転中の芯管及びシート状体からなるロール
の横方向の不側の動きがないよう構成されている
ことにより、とられている手順である。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術により、作業機械の加工タクトの
高速化に十分対応しシート状体を作業機械に繰り
出す及び作業機械から送られるシート状体を巻き
取るためのエアシヤフトが実現された。
そして、作業機械の停止、ロールの移動、作業
機械の再始動という手順により、シート状体のず
れを修正及びシート状体のずれに対応することも
可能である。
しかし、上記シート状体のずれに対処する手段
は作業機械を一旦停止するものである。このため
作業機械の向上に伴なう作業の高密度化が進んで
も、シート状体のずれに対処するため作業機械を
停止させたのでは総括的な作業の高速化をはかる
ことはできない。
またシート状体の多少のずれを見込んでその両
側端に余裕をもたせ、加工後にこれを切りそろえ
ることも考えられるが、この方法では加工後に切
り落とすシート状体側端の部分がむだであり、製
品の歩留まりを向上させ、コストを下げることが
できない。
このように従来作業機械の総括的な作業を高速
化し、しかもシート状体の横方向のずれに十分対
処することができる、シート状体を送る手段が要
求されていた。
[目的] 従つて本考案の目的は、作業機械を停止させる
ことなく、シート状体の横方向のずれに対処する
ため、芯管の回転を自在にし、しかもその回転の
最中であつてもシート状体の繰り出し、巻き取り
方向に対して横方向に芯管を往復動させることが
可能であり、さらに芯管が横方向に不側にずれる
ことがなくその往復動を調整することが容易に可
能な、チユーブタイプエアシヤフトを提供するこ
とにある。
また、上記往復動の調整にあたり、微少な調整
巾で調整することが容易に可能な、チユーブタイ
プエアシヤフトを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記課題を解決するために次の技術的
手段を有する。即ち、実施例に対応する添付図面
に使用した符号を用いてこれを説明すると、シー
ト状体の目的物が巻かれた芯管を保持するための
エアシヤフトであつて、エアシヤフトの外管であ
る保持シヤフトの周面に複数の爪が装着され、保
持シヤフト内部のエアチユーブ内にかけられる空
気圧により爪を保持シヤフトから径方向に突出さ
せ、エアシヤフトが挿入される芯管を保持するチ
ユーブタイプエアシヤフトに於いて、 上記エアチユーブ2及び爪を設けた保持シヤフ
ト4はその内部に貫通するスライドシヤフト5に
より保持され、しかもスライドシヤフト5に対し
往復動せず回転Rのみが許容されて保持され、ス
ライドシヤフト5はその両端で軸受け10に往復
動Sのみ可能に保持され、もつて芯管8はエアシ
ヤフト1に保持されシート状体9を繰り出し、巻
き取りするよう回転Rし、しかも同時にシート状
体9の繰り出し、巻き取り方向Yに対する横方向
Xに軸受け10に対し往復動S可能であり、軸受
け10とスライドシヤフト5との間に外部操作可
能な調整機構を設け、上記スライドシヤフト5の
往復動Sを調整しその調整巾△dを外部から操作
可能とした、チユーブタイプエアシヤフトであ
る。
また、上記調整機構は回転/往復変換手段7を
含み、スライドシヤフト5の軸受け10に対する
往復動Sを調整するにあたり、外部操作による回
転Tをスライドシヤフト5の往復動Sに変換し、
回転Tの回転角の大きさを操作することによりス
ライドシヤフト5の往復動Sの調整巾△dを操作
することを可能とした、上記のチユーブタイプエ
アシヤフトであることも望ましい。
さらに、上記回転/往復動変換手段7は、管体
であるスライドシヤフト5に回転Tのみ可能に貫
通する調整シヤフト7a及び調整シヤフト7aの
一端に設けられスライドシヤフト5より突出する
リードスクリユー7b及び軸受け10に固定され
リードスクリユー7bと螺合するリードナツト7
cにより実現され、調整シヤフト7aのリードス
クリユー7bが設けられた端の他端でスライドシ
ヤフト5から突出する部分を回転Tするよう操作
することによりリードスクリユー7bが回転T
し、螺合するリードナツト7cに対し出入りする
よう往復動Sし、スライドシヤフト5を往復動S
させ、もつて外部からの調整シヤフト7aの回転
Tの操作によりエアシヤフト1の軸受け10に対
する往復動巾△dを調整することを可能とした、
上記のチユーブタイプエアシヤフトであることも
好ましい。
[作用] 以上の構成により、本考案はエアチユーブ2及
び爪3を有するチユーブタイプエアシヤフト1で
あるので芯管8を保持し、芯管8の回転R及びシ
ート状体9の繰り出し、巻き取りを円滑にするこ
とができる。
また、芯管8を保持する保持シヤフト4はその
内部に貫通するスライドシヤフト5により保持さ
れ、しかもスライドシヤフト5に対し往復動せず
回転Rのみが許容されて保持されている。従つて
芯管8は保持シヤフト4に保持され一体となつて
回転Rし、しかもその回転Rする時芯管8及び保
持シヤフト8はスライドシヤフトに対し、横方向
Xに不側にずれることがない。
そして、スライドシヤフト5はその両端で軸受
け10に往復動Sのみ可能に保持されている。
そして、軸受け10とスライドシヤフト5との
間に外部操作可能な調整機構を設け、スライドシ
ヤフト5の軸受け10に対する往復動Sを外部か
ら操作可能としている。
従つて、芯管8はエアシヤフト1に保持され回
転Rを自在とし、しかも同時にその回転Rの最中
であつても芯管8を軸受けに対し、スライドシヤ
フト5及び保持シヤフト4を介して横方向Xに往
復動Sさせることが可能であり、さらにスライド
シヤフト5の軸受け10に対する往復動Sを調整
機構により調整し、その調整巾△dを外部から操
作することを可能としているので、芯管8は軸受
け10に対し横方向Xに不側にずれることがなく
その往復動Sをエアシヤフト1を介して外部から
操作し調整することが可能である。
また、上記調整機構を回転/往復動変換手段7
を含むものとすることにより、スライドシヤフト
5の軸受け10に対する往復動Sを調整するにあ
たり、外部操作により回転Tを大きな回転角で操
作しても、その回転Tを微少な往復動Sの調整巾
△dに変換し調整することが可能である。
さらに、上記回転/往復動変換手段7が、管体
であるスライドシヤフト5に回転Tのみ可能に貫
通する調整シヤフト7a及び調整シヤフト7aの
一端に設けられスライドシヤフト5より突出する
リードスクリユー7b及び軸受け10に固定され
リードスクリユー7bと螺合するリードナツト7
cにより実現されるものとすることにより、上記
スライドシヤフト5の往復動Sの微少な調整を実
現すると共に、調整シヤフト7a、スライドシヤ
フト5及び保持シヤフト4を一つのエアシヤフト
1として集成することが可能であり、従来からあ
る軸受け10にリードナツト7cを配設し固定
し、複雑な加工を要さずとも本考案のチユーブタ
イプエアシヤフト1を付設し機能せしめることが
容易に、経済的に実現できる。
[実施例] 次に添付図面第1図、第2図、第3図、第4
図、第6図に従い、本考案の実施例を詳述する。
第1図は本考案のチユーブタイプエアシヤフト
1を図示している。第2図は第1図A−A′断面
の端面図を図示している。
保持シヤフト4は内外二重筒体であり、外筒7
a、内筒7bよりなる。外筒7aと内筒7bはそ
の間の空間にエアチユーブ2及び爪3、爪ベース
3aを有し、外筒7aには周面にわたつて爪3を
突出させる窓11が穿設されており、外筒7aは
その端部で内筒7bに固定され、一体となつてい
る。エアチユーブ2はその内部には空気が送り込
まれその空気圧により膨張し爪ベース3aと共に
爪3を径方向に押し出す。爪3は爪ベース3aに
固定され、エアチユーブ2内の空気圧による力を
爪ベース3a内面全体で受け爪ベース3bと一体
となつた爪3が外筒7aの窓11より突出し、芯
管8の内面を押すことで芯管を保持する。爪3が
爪ベース3aに固定されているので爪ベース3a
の内面全体にかけられる空気圧による力を爪3に
集中し、大きな力で芯管8を押し、芯管8を強固
に保持できる。エアチユーブ2はその両端部でリ
ング12により保持シヤフト4の内筒4bに固定
され、エアチユーブと内筒4bとの間を密閉して
空気室13を形成している。内筒4bには外部よ
り空気を送り込むためのバルブ14が設けられ、
バルブ14と空気室13との間で空気を導く空気
導入路15が穿設され、バルブ14は外部のエア
ガン等により空気室13に空気を送り込む、また
空気室13より外部に空気を放出することができ
る。また内筒4bの一端は芯管8に挿入しやすい
ようテーパーが設けられ、その他端には芯管8の
位置を決める円板状の位置決めストツパー16と
歯車部17が設けられている。歯車部17はシー
ト状体9を巻き取る時に芯管8を回転させるため
の駆動力を伝えるためのものである。
スライドシヤフト5は保持シヤフト4の内筒4
bに貫通し、ベアリング18a,18bにより保
持シヤフト4を回転自在に保持しており、ベアリ
ングにころ軸受け18b等のある程度スラスト荷
重を受けることができるものを使用する等して保
持シヤフト4をスライドシヤフト5に対し往復動
しないようにしている。
スライドシヤフト5はその両端で軸受け10に
保持されている。軸受け10は、U字形の切り欠
きの部分でスライドシヤフト5の一端を架持する
架持軸受け10bと、スライドシヤフト5の他端
を挿入して保持するスライド軸受け10aよりな
る。スライド軸受け10aには回り止めボルト6
aが設けられ、スライドシヤフト5の回り止めボ
ルト6aと対応する位置に設けられたスライド溝
6bと嵌合する。スライド溝6bはスライドシヤ
フト5の長手方向に設けられ、回り止めボルト6
aと嵌合することで、スライドシヤフト5をスラ
イド軸受け10aに対し回転せずに往復動Sのみ
可能とする。
なお、シート状体9及び芯管8の幅が小さい場
合、上記スライド軸受け10aのみでチユーブタ
イプエアシヤフト1を保持することもできる。
スライドシヤフト5内には調整シヤフト7aが
貫通し、一端でスライドシヤフト5から突出した
部分は調整ハンドル7dとなり、他端で突出した
部分は螺刻されたリードスクリユー7bとなつて
おり、調整ハンドル7dを回転Tさせることによ
り調整シヤフト7aを介してリードスクリユー7
bが回転Tする。調整シヤフト7aはその両端部
の調整ハンドル7d及びリードスクリユー基部1
9により、スライドシヤフト5に対して往復動せ
ず、調整ハンドル7d及びリードスクリユー基部
19とスライドシヤフト5との間にブツシユ20
a,20bを設けることによりスライドシヤフト
5に対し容易に回転T可能である。
上記スライド軸受け10aにはリードナツト7
cが固定されている。リードナツト7cは上記リ
ードスクリユー7b螺合するものであり、リード
スクリユー7bを回転Tさせることでリードスク
リユー7bをリードナツト7cに対し出入りする
よう往復動Sせしめる。
従つて、調整ハンドル7dを外部操作により回
転Tさせることにより調整シヤフト7aを介して
リードスクリユー7bを回転Tさせ、リードスク
リユー7bは螺合するリードナツト7cによりリ
ードナツト7c及びリードナツト7cを固定して
いるスライド軸受け10aに対し往復動Sし、リ
ードスクリユー7bの往復動Sはスライドシヤフ
ト5に伝えられ、リードスクリユー7bとスライ
ドシヤフト5は同時にスライド軸受け10aに対
し往復動Sし、スライドシヤフト5は保持シヤフ
ト4を回転R自在に保持しながら同時にスライド
シヤフト5と共に往復動Sさせ、もつて保持シヤ
フト4に保持された芯管8は保持シヤフト4と共
に回転Rしながら同時に調整ハンドル7dの回転
Tの操作によりスライド軸受け10aに対し往復
動Sする。しかも調整ハンドル7dの回転Tの回
転角を操作することによりリードスクリユー7b
の往復動Sの調整巾Δd、すなわち芯管8の往復
動Sの調整巾Δdを調整することが可能である。
また、リードスクリユー7b及びリードナツト
7cのピツチの大小により、回転Tを往復動Sに
変換する際、回転角に対する往復動Sの調整巾△
dを変えることができ、微少な調整巾△dで往復
動Sを調整することができる。
また、調整シヤフト7a、スライドシヤフト5
及び保持シヤフト4をチユーブタイプエアシヤフ
ト1として一つの集成体とされており、従来から
ある軸受けに回り止めボルト6aを設け、リード
ナツト7cを固定することにより、複雑な加工を
要さずとも本考案のこの例を実現することができ
る。
ここで本考案を用いてシート状体9の横方向X
のずれに対処する手順を添付図面第6図を用いて
次に説明する。ここで、2枚のシート状体9を作
業機械に繰り出し、上下に重ねる等は従来技術の
説明で述べたことに準ずるものとする。
まず、シート状体9の繰り出しの際、2つのロ
ールの位置は変らず、にもかかわらず加工位置に
於いて上のシート状体9が送るべき位置Pより横
方向Xに△dだけずれ、位置Mになつたとする。
この時、作業機械の運転を続け、ロールを回転R
させたまま、外部操作により調整ハンドル7dを
回転Tさせロールをシート状体9の横方向Xのず
れと逆向きに往復動Sするよう調整する。(第6
図A参照) 上のシート状体9は外部操作による往復動Sの
調整によりロールの繰り出し位置で横方向Xに△
dだけ往復動Sし、位置Mとなるので、ロールと
加工位置までの間でシート状体9が△dだけ横方
向Xにずれることにより、加工位置に於いて上の
シート状体9は横方向Xの位置が修正されて位置
Mとなり、下のシート状体9と共に送られるべき
位置Pに送られる。(第6図B参照) 以上のように、作業機械を停止させることな
く、シート状体9の横方向Xのずれを修正するこ
とができる。
そして、下のシート状体9が横方向Xにずれた
時、またシート状体9の巻き取りの際にロールの
位置でシート状体9が横方向Xにずれた時も上記
手順のようにシート状体9の横方向Xのずれに対
処することができるのは言うまでもない。
なお、シート状体9を巻き取る時は保持シヤフ
ト4の内筒に設けられた歯車部17に外部より駆
動力を伝達し、保持シヤフト4及び芯管8を回転
Rさせてシート状体9を巻き取る。そして駆動力
の伝達に於いてスプライン軸等を用いて往復動S
しても歯車部17に駆動力が伝達できるようにす
るとよい。
[考案の効果] 以上詳述した通り、本考案によれば次の効果が
ある。
請求項第1項によれば、保持シヤフト内部のエ
アチユーブ及び爪により芯管を保持し、またスラ
イドシヤフトが保持シヤフトを回転自在に保持し
ているので、芯管は保持シヤフトと共にスライド
シヤフトに対して回転自在に保持され、しかもス
ライドシヤフトは保持シヤフトを往復動しないよ
う保持すると共に軸受けに対し往復動のみ可能に
保持され、しかも調整機能によりスライドシヤフ
トは軸受けに対する往復動を外部操作により調整
可能とされているので、芯管を保持シヤフト及び
スライドシヤフトを介して回転自在にしかも同時
にその回転の最中であつても軸受けに対して往復
動可能とし、さらにその往復動を外部操作により
調整可能とすることを実現する、チユーブタイプ
エアシヤフトが提供できる。
また、請求項第2項によれば、上記調整機構を
回転/往復動変換手段を含むものとすることによ
り、上記往復動の調整にあたり、外部からの回転
角の操作によりその回転角が大きくとも小さな往
復動に変換し微少な調整巾で調整することが容易
に可能となつた。
さらに、請求項第3項によれば、調整シヤフ
ト、スライドシヤフト及び保持シヤフトを一つの
エアシヤフトとして集成することが可能となり、
従来の軸受けを利用し、複雑な加工を要さずとも
本考案を実現でき、容易に、しかも経済的に上記
機能を実現することが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
添付図面第1図から第4図は本考案の実施例を
示している。第1図は側面図、第2図は第1図A
−A′断面の端面図、第3図は拡大した側面図半
断面図、第4図は拡大した側面図半断面図、スラ
イド軸受け10a及びリードナツト7bのみ全断
面面図、第5図は従来技術のシート状体9′のず
れに対処する方法の手順を示す簡略図、第6図は
第1図から第4図までに於いて示した実施例を用
いたシート状体9のずれに対処する方法の手順を
示す簡略図、 1,1′……チユーブタイプエアシヤフト、2
……エアチユーブ、3……爪、3a……爪ベー
ス、4……保持シヤフト、4a……外筒、4b…
…内筒、5……スライドシヤフト、6a……回り
止めボルト、6b……スライド溝、7……回転/
往復動変換手段、7a……調整シヤフト、7b…
…リードスクリユー、7c……リードナツト、7
d……調整ハンドル、8……芯管、9,9′……
シート状体、10……軸受け、10a……スライ
ド軸受け、10b……架持軸受け、11……窓、
12……リング、13……空気室、14……バル
ブ、15……空気導入路、16……位置決めスト
ツパー、17……歯車部、18a……ベアリン
グ、18b……ころ軸受け、19……リードスク
リユー基部、20a,20b……ブツシユ、矢示
R,R′……シート状体9,9′の繰り出し、巻き
取りのための回転、矢示S,S′……チユーブタイ
プエアシヤフト1,1′及びシート状体9,9′等
の移動のための往復動、矢示T……上記往復動を
操作する外部からの回転、矢示Y,Y′……シー
ト状体9,9′の繰り出し、巻き取りの方向、矢
示X,X′……上記方向Y,Y′に対する横方向、
△d,△d′……シート状体9,9′の上記横方向
Xのずれ及び往復動S,S′の調整巾、位置M,
M′……上のシート状体9,9′の位置、位置N,
N′……下のシート状体9,9′の位置、位置P,
P′……シート状体9,9′の作業機械に送るべき
位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シート状体の目的物が巻かれた芯管を保持す
    るためのエアシヤフトであつて、エアシヤフト
    の外管である保持シヤフトの周面に複数の爪が
    装着され、保持シヤフト内部のエアチユーブ内
    にかけられる空気圧により爪を保持シヤフトか
    ら径方向に突出させ、エアシヤフトが挿入され
    る芯管を保持するチユーブタイプエアシヤフト
    に於いて、 上記エアチユーブ2及び爪3を設けた保持シ
    ヤフト4はその内部に貫通するスライドシヤフ
    ト5により保持され、しかもスライドシヤフト
    5に対し往復動せず回転Rのみが許容されて保
    持され、スライドシヤフト5はその両端で軸受
    け10に往復動Sのみ可能に保持され、もつて
    芯管8はエアシヤフト1に保持されシート状体
    9を繰り出し、巻き取りするよう回転Rし、し
    かも同時にシート状体9の繰り出し、巻き取り
    方向Yに対する横方向Xに軸受け10に対し往
    復動S可能であり、軸受け10とスライドシヤ
    フト5との間に外部操作可能な調整機構を設
    け、上記スライドシヤフト5の往復動Sを調整
    しその調整巾△dを外部から操作可能であるこ
    とを特徴とする、チユーブタイプエアシヤフ
    ト。 上記調整機構は回転/往復変換手段7を含
    み、スライドシヤフト5の軸受け10に対する
    往復動Sを調整するにあたり、外部操作による
    回転Tをスライドシヤフト5の往復動Sに変換
    し、回転Tの回転角の大きさを操作することに
    よりスライドシヤフト5の往復動Sの調整巾△
    dを操作することが可能であることを特徴とす
    る、請求項第1項のチユーブタイプエアシヤフ
    ト。 上記回転/往復動変換手段7は、管体である
    スライドシヤフト5に回転Tのみ可能に貫通す
    る調整シヤフト7a及び調整シヤフト7aの一
    端に設けられスライドシヤフト5より突出する
    リードスクリユー7b及び軸受け10に固定さ
    れリードスクリユー7bと螺合するリードナツ
    ト7cにより実現され、調整シヤフト7aのリ
    ードスクリユー7bが設けられた端の他端でス
    ライドシヤフト5から突出する部分を回転Tす
    るよう操作することによりリードスクリユー7
    bが回転Tし、螺合するリードナツト7cに対
    し出入りするよう往復動Sし、スライドシヤフ
    ト5を往復動Sさせ、もつて外部からの調整シ
    ヤフト7aの回転Tの操作によりスライドシヤ
    フト5の軸受け10に対する往復動巾△dを調
    整することを特徴とする、請求項第2項のチユ
    ーブタイプエアシヤフト。
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