JPH0454442Y2 - - Google Patents

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JPH0454442Y2
JPH0454442Y2 JP1985013255U JP1325585U JPH0454442Y2 JP H0454442 Y2 JPH0454442 Y2 JP H0454442Y2 JP 1985013255 U JP1985013255 U JP 1985013255U JP 1325585 U JP1325585 U JP 1325585U JP H0454442 Y2 JPH0454442 Y2 JP H0454442Y2
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rod
pressure
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pressure vessel
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JPS61129152U (ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、圧力容器内において中空試験片の
負荷試験に使用される圧力平衡装置に関するもの
である。
(従来の技術) 圧力容器内に保持された試験片に引張荷重や圧
縮荷重を負荷する材料試験では、負荷導入ロツド
を介して圧力容器の外部から試験片に負荷を伝達
するようになつている。この場合の負荷として従
来は引張又は圧縮の単軸負荷を専ら対象としてい
たが、最近これらにねじりを組み合わせた複合負
荷(2軸負荷)試験の必要性が高まつてきてい
る。また、静的な荷重だけではなく、疲労試験の
ような動的荷重での試験も多くなつており、腐食
環境下とくに高温高圧下での腐食疲労試験は、そ
のような環境で用いられる機器の設計時における
確性試験としてきわめて重要なものとなつてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記試験片に負荷を伝達する負荷導
入ロツドは、試験中に容器内の圧力の影響で外に
押し出される方向の力を受けるので、この力が誤
差となつてあらわれ、正確な試験結果が得られな
いという問題があつた。したがつて、高精度の試
験を行なうためには、上記負荷導入ロツドに作用
する余計な力を何らかの方法で打ち消す必要があ
るが、負荷の導入の支障とならないようにこれを
打ち消すのは困難であり、特に2軸負荷や動的負
荷を加える試験では、負荷導入ロツドに加わる内
圧の影響をうまく除去することができなかつた。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、本考案は次のよう
な構成を採用した。すなわち、本考案にかかる圧
力平衡装置は、圧力容器の外部から試験片に負荷
を伝達する負荷導入ロツドと、前記負荷導入ロツ
ドに固定された試験片を前記圧力容器に固定する
固定手段と、試験片を挟んで前記負荷導入ロツド
と反対側に設けられ、先端部を圧力容器の外側へ
突出させた状態で摺動自在に支持される前記負荷
導入ロツドと断面積がほぼ等しい同芯の圧力平衡
ロツドと、前記負荷導入ロツドと前記圧力平衡ロ
ツドとを互いに試験片の中空部を貫通して連結す
る同芯の連結ロツドとを備えてなる。
(作用) 負荷導入ロツドと圧力平衡ロツドとは断面積が
ほぼ等しく、両者が試験片を挾んで互いに反対側
に設けられているので、負荷導入ロツドが受ける
外向きの力と圧力平衡ロツドが受ける外向きの力
が釣り合つて、内圧の影響が除去される。
(実施例) 第1図は本考案にかかる圧力平衡装置の1例を
あらわす断面図で、この圧力平衡装置1は、試験
片2に負荷を伝達する負荷導入ロツド3に一端が
螺着された連結ロツド5と、該連結ロツド5の他
端部に螺着された圧力平衡ロツド7からなる。
試験片2は、芯部に軸方向の通孔2aを有する
中空試験片であつて、上端部に設けられたフラン
ジ2bが負荷導入ロツド3のフランジ部にボルト
9によつて固着され、圧力容器10内に支持され
ている。圧力容器10本体の開口部は蓋11によ
つて密閉されるが、この蓋11の内面側には下向
きの支柱13が螺着されており、この支柱13の
下端部に基板15が取り付けられている。基板1
5はねじ穴15aと通孔15bをそなえ、この通
孔15bに支柱13の小径のねじ部13aを挿通
して、下側からナツト16を締め付けることによ
り、基板15が支柱13に強固に固着される。こ
の基板15の上面部には、試験片2の下側のフラ
ンジ2cが、ねじ部15aに螺着されるボルト1
9によつて固着されている。すなわち、中空の試
験片2はその上下のフランジ2b,2cによつて
負荷導入ロツド3と基板15にそれぞれ固着され
支持されている。試験片2のフランジ2b,2c
は試験片本体に溶接されることが多いが、試験片
本体と一体に形成しておいてもよい。
前記蓋11は圧力容器10本体に植込みボルト
20とナツト21によつて取り付けられる。この
蓋11の上面側には、上方へ突出する筒部23が
一体に設けられており、その先端部に設けられて
いる小径部23aにはパツキン25が設けられて
いる。前記負荷導入ロツド3は、この小径部23
aに軸方向に摺動自在かつ回転自在に嵌合してお
り、パツキン25によつてこの部分の気密が保た
れている。
圧力容器10本体の底部には、上記と同様な筒
部27が下向きに突設されており、その先端部に
設けられている小径部27aにはパツキン29が
設けられている。この小径部27aには前記圧力
平衡ロツド7が、その先端部を容器外へ突出させ
た状態で軸方向に摺動自在かつ回転自在に嵌合し
ており、パツキン29によつてこの部分の気密が
保たれている。
圧力平衡ロツド7と負荷導入ロツド3および両
者を連結する連結ロツド5は、中心線が同一とな
るように配置されている。図示例では負荷導入ロ
ツド3と連結ロツド5および圧力平衡ロツド7が
互いに螺着によつて連結されているが他の方法で
連結しておいてもよい。
なお、上記圧力容器10の周囲には、電熱ヒー
タ30をそなえた加熱炉31が設けられており、
前記上下の筒部23,27の周囲には冷却用のウ
オータージヤケツト33,34が巻着されてい
る。
この材料試験装置Tにおける圧力容器10の内
圧をPとすると、外径d1の負荷導入ロツド3に作
用する外向きの力(負荷導入ロツド3を押し出そ
うとする力)F1は、 F1=P×(πd2/1/4) 一方、外径d2の圧力平衡ロツド7を反対側へ押
し出そうとする力F2は、 F2=P×(πd2/2/4) ここで、両ロツド3,7は連結ロツド5によつ
て互いに連結されているので、d1=d2とすればF1
=F2となり、負荷導入ロツド3は内圧の影響を
全く受けなくなる。図示例では、圧力平衡ロツド
7の径d2が負荷導入ロツド3の径d1と等径に形成
されており、両者の断面積が等しくなつている
が、試験精度によつては、d1とd2が若干異なつて
もよい。この場合、両者が近似しているほど高精
度の試験を行なうことができることは云うまでも
ない。
なお、図示されていないが、試験片2の中空部
2aは試験片2の外側の圧力容器10の内部に連
通しており、試験片2の内外が同圧となつてい
る。試験中は、圧力媒体が圧力容器10の内部で
わずかに動くだけで、狭い流路を流通するわけで
はないので、サージ圧の発生もなく、繰返し負荷
速度に依存しないので、例えば100Hz程度までの
高負荷サイクルの疲労試験を行なうことができ
る。
この圧力平衡装置は、図からわかる通り構造的
に簡単で、高温高圧下でも、また上下いずれの向
きにも使用することができる。負荷の種類として
は、引張、圧縮だけではなく、ねじりも可能であ
り、さらに引張、圧縮とねじりを組み合わせた2
軸複合負荷試験に採用することもできる。パツキ
ンでシールする部分が2個所であるので、摩擦の
影響が少ない。
(効果) 以上の説明から明らかなように、本考案にかか
る圧力平衡装置は、圧力容器内の試験片に外部か
ら負荷を伝達する負荷導入ロツドに及ぼす内圧の
影響を効果的に除去することができるものであ
り、引張、圧縮のみならずねじりや2軸負荷試験
においても高精度の試験を行なうことができるよ
うになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例をあらわす断面図で
ある。 1……圧力平衡装置、2……試験片、3……負
荷導入ロツド、5……連結ロツド、7……圧力平
衡ロツド、10……圧力容器、11……蓋、13
……支柱、15……基板、25,29……パツキ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力容器内で中空試験片の材料試験を行なう場
    合に用いられる圧力平衡装置であつて、圧力容器
    の外部から試験片に負荷を伝達する負荷導入ロツ
    ドと、前記負荷導入ロツドに固定された試験片を
    前記圧力容器に固定する固定手段と、試験片を挟
    んで前記負荷導入ロツドと反対側に設けられ、先
    端部を圧力容器の外側へ突出させた状態で摺動自
    在に支持される前記負荷導入ロツドと断面積がほ
    ぼ等しい同芯の圧力平衡ロツドと、前記負荷導入
    ロツドと前記圧力平衡ロツドとを互いに試験片の
    中空部を貫通して連結する同芯の連結ロツドとを
    有することを特徴とする材料試験用圧力平衡装
    置。
JP1985013255U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH0454442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985013255U JPH0454442Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

Applications Claiming Priority (1)

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JP1985013255U JPH0454442Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61129152U JPS61129152U (ja) 1986-08-13
JPH0454442Y2 true JPH0454442Y2 (ja) 1992-12-21

Family

ID=30497095

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JP1985013255U Expired JPH0454442Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578554B2 (ja) * 1977-06-02 1982-02-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145476Y2 (ja) * 1980-06-13 1986-12-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578554B2 (ja) * 1977-06-02 1982-02-17

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JPS61129152U (ja) 1986-08-13

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