JPH0454084B2 - - Google Patents

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JPH0454084B2
JPH0454084B2 JP60120259A JP12025985A JPH0454084B2 JP H0454084 B2 JPH0454084 B2 JP H0454084B2 JP 60120259 A JP60120259 A JP 60120259A JP 12025985 A JP12025985 A JP 12025985A JP H0454084 B2 JPH0454084 B2 JP H0454084B2
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JP
Japan
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piston
spool
working
chamber
outlet
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JP60120259A
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English (en)
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JPS61278604A (ja
Inventor
Aritsune Yamamoto
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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Publication of JPS61278604A publication Critical patent/JPS61278604A/ja
Publication of JPH0454084B2 publication Critical patent/JPH0454084B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は流体圧作動装置に関する。
従来技術 液圧または空圧等の流体圧を利用して、ピスト
ン室に配置されたピストンを往復動させ、その作
動力を各種装置の駆動源として利用する流体圧作
動装置においては、ピストンがピストン室を2つ
の作動室に仕切り、これら作動室に作動流体を交
互に給排することによりピストンを往復動させて
いる。この種装置において、電磁弁やカム等から
成る高価な切換手段を用いずに、各作動室に作動
流体を交互に供給できる構成が提案されている。
かかる構成によれば、装置のコストを低減でき、
構造を簡素化できる利点が得られる。
ところが従来のこの種の流体圧作動装置におい
ては、往復動するピストンが、その各端部の位置
に至るとき、該ピストンの端面がピストン室を区
画する壁面に衝撃的に当り、これによつて騒音が
発生するおそれがあつた。
目 的 本発明の目的は、高価な切換手段が不要である
と共に、簡単な構成によつて騒音の発生を抑える
ことの可能な流体圧作動装置を提供することであ
る。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図および第2図に示した流体圧作動装置は
内部に円筒状またはその他の形態のピストン室1
が区画された本体2を具備し、ピストン室1内に
は、その横断面形状に対応する形態のピストン3
が矢印A,B方向に往復動可能に配置されてい
る。ピストン3の中心に固定されたピストンロツ
ド4は、本体2の端壁5a,5bを摺動自在に貫
通して、その各端部が本体2外に突出している。
第3図乃至第10図は第1図および第2図に示
した流体圧作動装置の各要素を模式化して示した
断面説明図であり、これらの図には図の煩雑化を
避けるためピストンロツ4は示されていない。
第1図乃至第3図から判るように、ピストン室
1はピストン3によつて図における右側の第1作
動室1aと左側の第2作動室bに仕切られてい
る。第1および第2作動室1a,1bを向いたピ
ストン3の第1および第2端面17a,17bに
それぞれ対向した本体2の第1および第2壁部4
0a,40bには、第1および第2孔6a,6b
がそれぞれ形成され、これらの孔のそれぞれに、
第1および第2スプール7a,7bがピストン3
と同じ方向に往復動可能に支持されている。これ
らのスプール7a,7bは、その先端部をピスト
ン3の第1および第2端面17a,17bのそれ
ぞれに向けて位置している。第1図および第2図
における8a,8bは、第1および第2孔6a,
6bをそれぞれ塞ぐプラグであつて、これらプラ
グは本体2に着脱自在に螺着され、スプール7
a,7bの着脱時に取外される。
第1および第2スプール7a,7bは、第3図
に明示する如く互いに向き合つた先端部が小径部
9a,9bとなり、これらの先端小径部9a,9
bはテーパ部10a,10bを介して中間大径部
11a,11bに移行し、次いで中間小径部12
a,12b、後端大径部13a,13bとなり、
最後端にはフランジ状のストツパ14a,14b
が設けられている。
第1および第2孔6a,6bの最外部空間15
a,15bには、第1および第2の圧縮コイルば
ね16a,16bとして構成された第1および第
2付勢手段がそれぞれ収容され、これらのばね1
6a,16bによつて各スプール7a,7bは、
ピストン3の第1および第2端面17a,17b
の側に向けてそれぞれ付勢されている。
またピストン3の第1および第2端面17a,
17bには、ゴム等の弾性シートから成る皿形状
の第1および第2弁部材18a,18bがそれぞ
設けられ、これら弁部材18a,18bにはピス
トンロツド4との干渉を防止する貫通孔19a,
19bが形成され、弁部材18a,18bの外周
基部がピストン3の第1および第2端面17a,
17bにそれぞれ固着されている。20はピスト
ン3の周溝に嵌着されたOリングである。
第3図において、本体2には第1および第2作
動室1a,1bから、第1および第2スプール7
a,7bを収容支持する第1および第2孔6a,
6bを介して、それぞれポンプ23に通じる第1
および第2入口路21a,21bが形成されてい
る。すなわち、これら入口路21a,21bは入
口22に合流し、本体2は別体のポンプ23に導
管24を介して接続されているのである。さらに
本体2には、前述の第1および第2壁部40a,
40bにおいて第1および第2作動室1a,1b
に開口する第1および第2出口路25a,25b
がそれぞれ形成され、これら出口路25a,25
bは、第1および第2作動室1a,1bから第1
および第2孔6a,6bを介して出口26に通じ
ている。同様に、本体2の第1および第2壁部4
0a,40bにおいて、第1および第2作動室1
a,1bにそれぞれ開口する第1および第2排出
路27a,27bが本体に形成され、これ排出路
27a,27bは第1および第2作動室から、反
対側の第2および第1スプール7b,7aを収容
する第2および第1孔6b,6aをそれぞれ介し
て出口26に通じている。すなわち、第1排出路
27aは第1作動室1aから本体2内を延びて第
2スプール7bを収容する第2孔6bに達し、こ
こから出口26に至り、逆に第2排出路27bは
第1スプール7a用の第1孔6aを介して出口2
6へ達している。
第1スプール7aは第11図()乃至()
に示した第1乃至第4の位置を占めることがで
き、第1スプール7aと対称に配置された第2ス
プール7bも第11図()乃至()と対称の
第1乃至第4の位置を占めることができるように
支持されている。このように各スプール7a,7
bの位置の切換えることによつて、上述した入口
路21a,21b、出口路25a,25bおよび
排出路27a,27bは各スプールおよびピスト
ン3により遮断または開放される。その詳細を作
動装置の動作と共に以下に説明する。なお、第3
図乃至第10図において、各スプール7a,7b
に付した乃至の符号は各スプールが占めた位
置をそれぞれ示している。
第1図および第2図に示す如く、本体2にはピ
ストンロツド4を摺動自在に支持するばね受け2
8が固着され、このばね受け28と、ピストンロ
ツド4に固着されたフランジ29との間に圧縮コ
イルばね30が配置されている。このばね30
は、ピストン3をピストン室の一方又は他方の端
部側、本例では第3図に示した右側の一方の端部
側に付勢するピストン付勢手段の一例を構成する
ものであり、かかるばね30によつて、ポンプ2
3から作動流体が供給されていない、装置の作動
停止時には、ピストン3はばね30に付勢されて
第3図に示す右側の一方の端部の初期位置で静止
している。ばね30以外のピストン付勢手段を用
いてもよいし、また第3図における左側の他方の
端部にピストンを付勢するようにばねを配置して
もよい。
ピストン3が一方の端部である第3図に示す位
置に存するとき、第1スプール7aはピストン3
の第1端面17aによつて押圧され、第1ばね1
6aの作用に抗して第3の位置(第11図()
の位置)を占めている。このように第1スプール
7aが第3の位置を占めているとき、第1入口路
21aは、第1スプール7aの先端小径部9aと
第1孔6aの間の〓間を介して第1作動室1aに
連通し、よつて第1入口路21aは開放状態にあ
る。逆に第1出口路25aは第1スプール7aの
中間大径部11aによつて遮断される。また第2
排出路27bも第1スプール7aの後端大径部1
3aによつてその流路を遮断されている。
またピストン3がピストン室1の一方の端部に
位置するとき、該ピストン3の第1端面17a
が、第1弁部材18aを介して、第1出口路25
aと第1排出路27aを第3図に示す如く閉鎖し
ている。
一方、第3図の状態では、第2スプール7bは
ピストン3によつて押圧されておらず、しかも第
2作動室1bはポンプ23からの作動流体によつ
て加圧されていない。このとき第2スプール7b
は、第3図から判るように第2ばね16bによつ
て右方に押圧され、そのストツパ14bが孔6b
と空間15bの間の段部に当たつて停止している
(第11図()に示した第1の位置)。その際第
2スプール7bは、その先端部がピストン3によ
り押圧され得るよう第2作動室1b内に突出して
いる。しかも第2入口路21bと第1排出路27
aは第2スプール7bの中間大径部11bと後端
大径部13bによつて、それぞれの流路を遮断さ
れている。逆に第2出口路25bは2スプール7
bの中間小径部12bを介して出口26に連通
し、その流路は開放状態にある。
上述した状態でポンプ23が作動を開始し、加
圧された作動流体(液体、気体のいずれでもよい
が本例ではこれを液体とする)が入口22に送り
込まれると、この液体は矢印Cで示すように第1
入口路21aを通して第1作動室1aへ流入す
る。一方、第2入口路21bは遮断されているた
め、液体が第2作動室1bへ供給されることはな
い。このように第1作動室1aに液体が供給され
るので、第1孔6aに存する第1スプール7aの
テーパ部10aに液圧が作用し、該スプール7a
は第1ばね16aの作用に抗して第3図における
右方へ摺動し、第4図に示すように最右端の第4
の位置(第11図())を占めて停止する。こ
のためそれまで第1スプール7aによつて遮断さ
れていた第2作動室1b側の第2排出路27bが
開放されるが、第1出口路25aは遮断され、第
1入口路21aは開放されたままである。第2ス
プール7bは第3図と同じ第1の位置維持する。
上述のように第1作動室1aにだけ加圧された
液体が供給され、しかも第2作動室1bに開口す
る第2出口路25bは開放されたままで、第2排
出路27bが開放されるため、ピストン3は第4
図の左方へ向けて摺動を開始し、第2作動室1b
の液体は出口26から排出される。この状態を第
5図に示すが、このとき第1および第2スプール
7a,7bは第4図と同り第4の位置と第1の位
置をそれぞれ占めたままである。
ピストン3がその左側の他方の端部の位置に近
付くと、第6図に示すようにピストン3の第2端
面17bが第2スプール7bの先端部に当たつて
これを押し込み、第2スプール7bは第1の位置
から第11図()にも示した第2の位置に摺動
する。このとき、第2出口路25bが第2スプー
ル7bの中間先端大径部11bにより遮断され、
第2入口路21bと第1排出路27aは遮断され
たままとなる。また第1スプール7aは第4の位
置を占めたままであるため、第2排出路27bは
開放状態を維持し、第2作動室1b内の液体は出
口26を通して外部、たとえば図示していないタ
ンクへ排出される。
引き続きピストン3は左方へ摺動しながら第2
スプー7bを左方へ押し込み、遂に第7図に示す
最も左側の他方の端部に達する。このとき第2ス
プール7bはピストン3に押圧されて第3の位置
(第11図()に移動する。したがつてこの第
2スプール7bにより、第2入口路21bは開放
され、第2出口路25bは遮断、第1排出路27
aも遮断され、第2入口路21bを通してポンプ
23から加圧された液体が第2作動室1bへ流入
する。このようにピストン3がピストン室1の他
方の端部に位置すると、該ピストン3の第2端面
17bが、第2弁部材18bを介して第2排出路
27bと第2出口路25bの開口を閉鎖する。こ
れにより、第2作動室1b内の圧力が高まり、第
2スプール7bのテーパ部10bが加圧され、第
2スプール7bは第8図に示すように最左端の第
4の位置(第11図())に押し込まれる。従
つて、このスプール7bによつて、第2出口路2
5bが遮断され、第2入口路21bが開放される
と共に、第2スプール7bの中間小径部12bが
第1排出路27aに整合し、該排出路27aが開
放される。よつて作動室1aは第1排出路27a
を介して出口26に連通し、この作動室1aの圧
力が低下する。その結果、それまで第1作動室1
a内の液圧により第4の位置を占めていた第1ス
プール7aは第1ばね16aの作用で左方に摺動
し、第9図に示すように第1の位置を占める。
このため、該スプール7aの先端部は、ピスト
ン3によつて押圧され得るように第1作動室1a
に突出する。また第1スプール7aにより、第1
入口路21aが遮断されて第1作動室1aへの液
体の供給が停止され、第1出口路25aが開放、
第2排出路27bが遮断される。第2スプール7
bは第4の位置を占めたままである。したがつて
第2作動室1bに加圧された液体が供給され続
け、第1作動室1aの液体は第1出口路25aと
第1排出路27aを通して外部へ排出され、ピス
トン3は第10図に示す如く右方へ移動し始め
る。そしてピストン3が右側の一方の端部の近く
に達すると、第2スプール7aが第2の位置に切
換わり、該スプール7aによつて、第1入口路2
1a、第2排出路27bおよび第1出口路25a
の全てが遮断され、次いで第2スプール7aは第
3の位置を占め、以降同様の動作が連続する。
上述した動作が繰返し行われ、ピストン3は往
復動作を繰返す。ポンプ23の作動を停止すれ
ば、ピストン3はばね30によつて初期位置に戻
り停止する。このように単にポンプ23から入口
22へ加圧された液体を供給するだけで、ピスト
ン3およびそのピストンロツド4を作動させるこ
とができる。よつて各作動室へ液体を切換ええて
供給するための電気的な制御回路は不要である。
上述した説明から判るように、第1スプール7
aは、その先端部がピストン3によつて押圧され
ておらず、かつ第1作動室1aがポンプ23から
の作動液体によつて加圧されていないとき、第1
ばね16aにより加圧されて第1の位置を占め
る。またこの第1スプール7aは、その先端部が
ピストン室1の一方の端部に位置するピストン3
によつて押圧され、かつ第1作動室1aが作動液
体によつて加圧されていないとき、第1ばね16
aの加圧作用に抗して第3の位置を占める。しか
も第1作動室1aが作動液体によつて加圧されて
いるとき、第1スプール7aは第1ばね16aの
加圧作用に抗して第4の位置を占める。また第1
の位置を占めた第1スプール7aがピストン3に
よつて押圧され始めたとき、当該第1スプール7
aは、その第1の位置から第2の位置を経て第3
の位置へ摺動する。
同様に第2スプール7bは、その先端部がピス
トン3によつて押圧されておらず、かつ第2作動
室1bがポンプ23からの作動液体によつて加圧
されていないとき、第2ばね16bにより加圧さ
れて第1の位置を占める。またこの第2スプール
7bは、その先端部がピストン室1の他方の端部
に位置するピストン3によつて押圧され、かつ第
2作動室1bが作動液体によつて加圧されていな
いとき、第2ばね16bの加圧作用に抗して第3
の位置を占める。しかも第2作動室1bが作動液
体によつて加圧されているとき、第2スプール7
bは第2ばね16bの加圧作用に抗して第4の位
置を占める。また第1の位置を占めた第2スプー
ル7bがピストン3によつて押圧され始めたと
き、当該第2スプール7bは、その第1の位置か
ら第2の位置を経て第3の位置へ摺動する。
ところでピストン3の第1および第2端面17
a,17bには第1および第2弁部材18,18
bがそれぞれ設けられているが、これらのより具
体的な構成とその作用は次の通りである。
すなわち、ピストン3が一方または他方の端部
へ移動するとき、該ピストン3が当該端部に達す
る直前に、第1または第2弁部材18a,18b
が第1または第2出口路25a,25bと第1ま
たは第2排出路27a,27bを閉鎖するよう
に、第1および第2弁部材18a,18bは、そ
の外周基部以外の部分がフリー状態においてピス
トン3の第1および第2端面から離間して突出
し、かつピストン3が端部に達したときピストン
3の第1および第2端面17a,17bに密着す
るように、弾性変形可能な弾性シートから形成さ
れている。
例えば、ピストン3が図における左側の他方の
端部位置に近づきはしたが、未だこの端部位置に
達していないとき、換言すればピストン3が第6
図に示す位置よりもわずかに左方の位置まで移動
したとき、ピストン3が最左端の端部位置に達す
るよりも前に、第6図に示すように第2端面17
bから離間して突出した第2弁部材18bの外周
基部以外の部分が第2出口路25bと第2排出路
27bの開口を塞ぐ。このとき、第2スプール7
bは第2の位置(第6図)と第3の位置(第7
図)の中間の位置に存するが、このとき第2入口
路21bは全開状態ではないが既に開いており、
第2作動室1bに作動液体が供給される。したが
つてピストン3が左側の他方の端部位置に達する
直前に第2作動室1b内の圧力が高まり、このと
き第1作動室1a内の圧力も高く、よつて両作動
室1a,1bの圧力は実質的にバランスがとら
れ、この状態でピストン3はその慣性で第7図に
示した他方の端部の位置に達する。このようにピ
ストン3が端部位置に達する前に第2作動室1b
の圧力が高まるので、ピストン3に緩衝作用が働
き、該ピストン3が衝撃的に第2壁部40bの壁
面に当ることが阻止され、ピストンの作動に伴う
騒音の発生が抑制される。ピストン3が端部位置
に達すると、第2弁部材18bは第7図に示すよ
うに第2壁部40bの壁面とピストン3とによつ
て加圧され、ピストン3の第2端面17bに密着
するように弾性変形する。次いで第10図に示す
ようにピストン3が端部から離れると、第2弁部
材18bはその弾性で外周基部以外の部分が第2
端面17bから離れて突出する。ピストン3が図
における右側の一方の端部位置に達するときも、
その第1弁部材18aによつて同じ機能が得られ
ることは当然である。また弁部材が出口路と排出
路の開口を塞いだ後であつて、ピストン3が第7
図に示した他方の端部位置(または一方の端部位
置)に達する直前にピストン3がこれに作用する
抵抗力によつて停止し、この位置をピストン3の
各端部位置として、再び逆方向に作動するように
構成することも可能である。
本発明に係る流体圧作動装置は各種の用途に利
用でき、たとえば自動車のウインドシールドガラ
スワイパ、あるいはヘツドランプガラスワイパ等
の駆動装置として有利に利用することが可能であ
る。特にヘツドランプガラスワイパに採用し、作
動流体として洗浄液を用いると共に、作動室から
排出された洗浄液ヘツドランプガラスに吹き当て
るようにすれば、作動流体を有効に利用できる利
点も得られる。第12図はその一例を示す。
第12図において、先に説明した流体圧作動装
置のピストン3に固定されたピストンロツド4の
各先端には中間リンク31a,31bが枢着さ
れ、これらリンクには、自動車のヘツドランプガ
ラス32a,32bを払拭するブレード33a,
33bが連結されていて、各リンク31a,31
bはこの連結点を支点として揺動できるように支
持されている。
作動装置が作動してピストン3とピストンロツ
ド4が左右に往復動することにより、各リンク3
1a,31bはブレード33a,33bと共にそ
の支点を中心として揺動し、各ブレード33a,
33bがガラス32a,33aを払拭する。また
作動装置の出口26は排出導管34を介して、各
ガラス32a,32bの近傍に位置する噴出ノズ
ル35a,35bに接続されている。このため出
口26から排出された液体(洗浄液)は各ノズル
35a,35bからガラス32a,32bへ噴出
し、この液とブレード33a,33bの払拭作用
との協働作用によつてガラス32a,32bが効
果的に洗浄される。このように本発明に係る作動
装置をワイパの駆動装置に採用すれば、構造が簡
単で低コストなワイパを得ることが可能である。
効 果 本発明によれば、各作動室に作動流体を交互に
切換えて供給する切換手段を制御するための高価
な制御回路が不要となるだけでなく、ピストンの
第1および第2端面にそれぞれ付設された第1お
よび第2弁部材によつて、ピストンが各端部に達
するときの衝撃を緩和し、騒音の発生を抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る流体圧作動装置の一例を
示す斜視図、第2図は第1図の正面図、第3図乃
至第10図は流体圧作動装置の原理および作動状
態を明らかにするため、該装置を模式化して示し
た説明図、第11図()乃至()はスプール
が占める各位置を示した断面説明図、第12図は
作動装置をヘツドランプガラスワイパの駆動装置
として利用した構成を示す説明図である。 1…ピストン室、1a,1b…作動室、2…本
体、3…ピストン、6a,6b…孔、7a,7b
…スプール、17a,17b…端面、18a,1
8b…弁部材、21a,21b…入口路、23…
ポンプ、25a,25b…出口路、26…出口、
27a,27b…排出路、40a,40b…壁
部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内部にピストン室が区画形成された本体と、
    該ピストン室内に往復動可能に配置され、該ピス
    トン室を第1および第2作動室に仕切るピストン
    と、第1および第2作動室の側をそれぞれ向いた
    ピストンの第1および第2端面に対向する前記本
    体の第1および第2壁部にそれぞれ形成された第
    1および第2孔と、該第1および第2孔のそれぞ
    れに、前記ピストンの往復動方向と同じ方向に往
    復動可能に支持され、先端部をピストンの第1お
    よび第2端面のそれぞれに向けて位置する第1お
    よび第2スプールと、それぞれ第1および第2作
    動室から、第1および第2孔を介してポンプに通
    じる第1および第2入口路と、それぞれ前記本体
    の第1および第2壁部において第1および第2作
    動室に開口し、かつ第1および第2作動室から、
    第1および第2孔を介して出口に通じる第1およ
    び第2出口路と、それぞれ前記本体の第1および
    第2壁部において第1および第2作動室に開口
    し、かつ第1および第2作動室から反対側の第2
    および第1スプールを収容する第2および第1孔
    を介して出口に通じる第1および第2排出路と、
    前記第1および第2スプールをピストンの第1お
    よび第2端面の側に向けてそれぞれ付勢する第1
    および第2付勢手段と、ピストンを前記ピストン
    室の一方又は他方の端部側に付勢するピストン付
    勢手段と、前記ピストンの第1および第2端面の
    それぞれに外周基部が固着された第1および第2
    弁部材とを具備し、 前記第1スプールは、その先端部がピストンに
    より押圧され得るように第1作動室に突出してい
    ると共に、前記第1入口路と、第2排出路を遮断
    し、かつ第1出口路を開放する第1の位置と、第
    1入口路、第2排出路、および第1出口路の全て
    を遮断する第2の位置と、第1入口路を開放し、
    第2排出路と第1出口路を遮断する第3の位置
    と、第1出口路を遮断し、第1入口路と第2排出
    路を開放する第4の位置とを占めるように支持さ
    れ、 前記第2スプールは、その先端部がピストンに
    より押圧され得るように第2作動室に突出してい
    ると共に、前記第2入口路と、第1排出路を遮断
    し、かつ第2出口路を開放する第1の位置と、第
    2入口路、第1排出路、および第2出口路の全て
    を遮断する第2の位置と、第2入口路を開放し、
    第1排出路と第2出口路を遮断する第3の位置
    と、第2出口路を遮断し、第2入口路と第1排出
    路を開放する第4の位置とを占めるように支持さ
    れ、 前記ピストンが前記ピストン室の一方または他
    方の端部に位置するとき、該ピストンの第1また
    は第2端面が、第1または第2弁部材を介して、
    前記第1または第2出口路と、前記第1または第
    2排出路をそれぞれ閉鎖し、 前記第1スプールは、その先端部が前記ピスト
    ンによつて押圧されておらず、かつ第1作動室が
    ポンプからの作動流体によつて加圧されていない
    とき、前記第1付勢手段により加圧されて前記第
    1の位置を占め、先端部ピストン室の一方の端部
    に位置するピストンによつて押圧され、かつ第1
    作動室が作動流体によつて加圧されていないと
    き、第1付勢手段の加圧作用に抗して前記第3の
    位置を占め、第1作動室が作動流体によつて加圧
    されているとき、第1付勢手段の加圧作用に抗し
    て前記第4の位置を占め、かつ第1の位置を占め
    た第1スプールがピストンによつて押圧され始め
    たとき、当該第1スプールは、その第1の位置か
    ら第2の位置を経て第3の位置へ摺動し、 前記第2スプールは、その先端部が前記ピスト
    ンによつて押圧されておらず、かつ第2作動室が
    ポンプからの作動流体によつて加圧されていない
    とき、前記第2付勢手段により加圧されて前記第
    1の位置を占め、先端部がピストン室の他方の端
    部に位置するピストンによつて押圧され、かつ第
    2作動室が作動流体によつて加圧されていないと
    き、第2付勢手段の加圧作用に抗して前記第3の
    位置を占め、第2作動室が作動流体によつて加圧
    されているとき、第2付勢手段の加圧作用に抗し
    て前記第4の位置を占め、かつ第1の位置を占め
    た第2スプールがピストンによつて押圧され始め
    たとき、当該第2スプールは、その第1の位置か
    ら第2の位置を経て第3の位置へ摺動し、 ピストンがその一方または他方の端部へ移動す
    るとき、該ピストンが当該端部に達する直前に、
    前記第1または第2弁部材が前記第1または第2
    出口路と第1または第2排出路を閉鎖するよう
    に、第1および第2弁部材は、その外周基部以外
    の部分が、フリー状態においてピストンの第1お
    よび第2端面から離間して突出し、かつピストン
    が端部に達したときピストンの第1および第2端
    面に密着するように、弾性変形可能な弾性シート
    から形成されていることを特徴とする流体圧作動
    装置。
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JP6221016B1 (ja) * 2014-10-24 2017-10-25 ウィルデン パンプ アンド エンジニアリング エルエルシー エアモータ

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JPS498670A (ja) * 1972-05-29 1974-01-25
JPS53110777A (en) * 1977-03-10 1978-09-27 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd Fluid pressure cylinder equipped with automatic direction changeover valve

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