JPH0453525Y2 - - Google Patents

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JPH0453525Y2
JPH0453525Y2 JP1985188269U JP18826985U JPH0453525Y2 JP H0453525 Y2 JPH0453525 Y2 JP H0453525Y2 JP 1985188269 U JP1985188269 U JP 1985188269U JP 18826985 U JP18826985 U JP 18826985U JP H0453525 Y2 JPH0453525 Y2 JP H0453525Y2
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JP
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axis
sliding rod
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ship
movement
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、港に係留され、潮流や風力などによ
つて進行方向、上下方向、左右方向に移動する船
舶の三軸方向の移動量を計測する船舶移動量計測
装置に関するものである。
[従来の技術] 第7図に示すように、索1によつて港の岸壁2
に係留された船舶3と、岸壁2側に設置されたタ
ンクとの間で天然ガスや原油を移送する場合、通
常はローデイングアーム4の一端側を船舶3側の
パイプに連結し、他端側をタンク側のパイプ5に
連結して行われるが、船舶3が潮流や風力等によ
つて所定以上移動すると、ローデイングアーム4
が破損し、天然ガスや原油が流出して危険にな
る。このような危険を避けるため、係留中の船舶
3の移動を常に監視しておく必要がある。従来、
船舶の移動量を計測するものには、超音波を利用
して船舶3の左右方向(Z方向)の移動距離を計
測するものや、工業テレビで船舶3に印したマー
クを撮り、画像処理によつて船舶3の進行方向
(Y方向)、上下方向(X方向)の移動距離を計測
するものが知られている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の超音波を利用する装置では、水中での音
波を利用するため波浪や作業船による気泡等の影
響を受け易く計測値が不正確になるという問題点
があつた。また、船舶3の進行方向(Y方向)や
上下方向(X方向)の移動距離を計測できなかつ
た。
従来の工業テレビを利用したものでは、光を利
用した画像処理のため夜間や雨のときに使用する
ことができないという問題点があつた。また、船
舶3の左右方向(Z方向)の移動距離を計測でき
なかつた。
本考案は上述の問題点に鑑みなされたもので、
波浪があつても、夜間や雨のときでも、周囲環境
に関係なく、船舶の三軸方向の移動量を正確に計
測できるようにすることを目的とするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案による船舶移動量計測装置は、岸壁等に
固定される固定物体と、この固定物体に軸支され
てX軸の回りに回動可能な第1回動体と、この第
1回動体に軸支されて前記X軸と直交するY軸の
回りに回動可能な第2回動体と、この第2回動体
に案内されて前記X軸およびY軸と直交するZ軸
方向に摺動可能な摺動杆と、この摺動杆の先端部
に自在継手を介して連結されるとともに船舶に着
脱可能な電磁石と、前記第1、第2回動体の回動
角を検出する第1、第2検出器と、前記摺動杆の
移動量を検出する第3検出器と、前記第1、第
2、第3検出器の出力に基づいて前記電磁石の
X、Y、Z軸方向の移動量を演算する演算回路と
を具備してなることを特徴とするものである。
[作用] 船舶の移動に伴つて船舶に電磁石で固着した電
磁石が移動する。これに対応して第1、第2回動
体が回動し、摺動杆が摺動する。第1、第2回動
体の回動角が第1、第2検出器で検出され、摺動
杆の摺動量が第3検出器で検出される。第1、第
2、第3検出器の出力を演算することによつて船
舶の互いに直交する三軸方向の移動距離が計測さ
れる。
[実施例] 第1図から第6図までは本考案の一実施例を示
すもので、第7図と同一部分は同一符号とする。
第1図から第3図において、2は港の岸壁で、こ
の岸壁2の上には支柱6が固定され、この支柱6
の上部には、第1検出器7を収納する第1収納体
8が固定されている。9は第1回動体で、この第
1回動体9は、固定物体としての前記第1収納体
8に軸支され、前記第1収納体8の鉛直中心軸で
あるX軸の回りに回動可能に設けられている。前
記第1回動体は、第4図および第5図に示すよう
に、U字形状に形成されたU字体10と、このU
字体10の一方の側板に外方に向つて突設された
第2収納体11と、前記U字体10の底板の四隅
から水平方向に突出し、ついで上方へ向つて折曲
された4本のガイドフレーム12〜12と、前記
U字体10の底板の下部に突設されX軸と一致す
る第1回動軸13とからなり、この第1回動軸1
3は前記第1収納体8の中空部14内へ挿入され
るとともに、軸受15,16によつて回動可能に
軸支されている。前記第1検出器7は、第1回動
軸13に固定された第1円板17と、この第1円
板17に臨設された発光素子18および受光素子
19とからなり、前記第1回動体9のX軸の回り
の回動角を検出し、この検出信号を第1外部端子
20の第1リード線21を介して後述する電気回
路へ出力するように構成されている。前記第2収
納体11内には第2検出器34が収納されてい
る。
22は第2回動体で、この第2回動体22は、
円筒形の案内体23と、この案内体23の上部に
一体に突設されて第3検出部24を収納する第3
収納体25と、前記案内体23の対向する前後壁
から外方へ向つて一体に突設され、その中心軸が
前記X軸と直交するY軸と一致した第2回動軸2
6,27とからなり、この第2回動軸26,27
は前記U字体10の両側板に固設された軸受2
8,29によつて回動可能に軸支されている。前
記第2回動軸26,27の一方の軸26は、前記
第2収納体11の中空部30へ挿入され、その先
端部には第2円板31が固設されている。前記第
2検出器34は、前記第2円板31と、この第2
円板31に臨設された発光素子32および受光素
子33とからなり、前記第2回動体22のY軸の
回りの回動角を検出し、この検出信号を第2外部
端子35の第2リード線36を介して後述する電
気回路に出力するように構成されている。前記第
2回動体22の案内体23内には、前記X軸およ
びY軸と直交するZ軸方向に摺動可能な摺動杆3
7が挿入され、この摺動杆37の上部にはラツク
38が形成されている。
前記摺動杆37のラツク38にはピニオン39
が咬合し、このピニオン39の軸40は前記第3
収納体25の対向する側壁に固設された軸受4
1,42によつて回動可能に軸支されている。前
記第3検出器24は、前記ラツク38およびピニ
オン39と、このピニオン39の軸40に固設さ
れた第3円板43と、この第3円板43に臨設さ
れた発光素子44および受光素子45とからな
り、前記摺動杆37のZ方向の移動量を検出し、
この検出信号を第3外部端子46の第3リード線
47を介して後述する電気回路に出力するように
構成されている。
前記摺動杆37の一側端部には、第1図および
第2図に示すように、自在継手48を介して電磁
石49が設けられ、この電磁石49は船舶3の側
壁に電磁力によつて着脱可能に構成されている。
前記摺動杆37の一側端部の近くには第1つば体
50が固設され、この第1つば体50と前記第2
回動体22の案内体23の一側端部との間には、
蛇腹のような伸縮自在の第1カバー51が設けら
れ、この第1カバー51は前記摺動杆37の一側
露出部の大部分を覆つている。
前記摺動杆37の他側端部には第2つば体52
が固設され、この第2つば体52と前記案内体2
3の他側端部との間には蛇腹のような伸縮自在の
第2カバー53が設けられ、この第2カバー53
は前記摺動杆37の他側露出部を覆つている。前
記案内体23の両側端部の上部には、第1、第2
リミツトスイツチ54,55が設けられ、この第
1、第2リミツトスイツチ54,55には、その
操作部が前記第1、第2つば体50,52に当接
するとオンして、前記摺動杆37の摺動が限定範
囲を越えたことを報知するように構成されてい
る。
第6図は電気回路を示すもので、前記第1、第
2、第3検出器7,34,24の出力側は、それ
ぞれ、デイジタル信号をアナログ信号に変換する
D−A変換器56,57,58を経、出力回路5
9,60,61を介して演算・制御回路62に接
続されている。前記演算・制御回路62は、前記
第1、第2、第3検出器7,34,24からの検
出信号に基づいて船舶3のX、Y、Z軸方向の移
動距離を演算し、その演算出力を表示回路63に
出力するとともに、演算出力が所定の設定値を越
えると警報信号を出力して前記表示回路63で報
知し、さらに図示しない操作部からの信号に基づ
いてリレー回路64を作動し、前記電磁石49の
励磁をオン、オフするように構成されている。
つぎに前記実施例の動作について説明する。
まず、摺動杆37を船舶3の側壁方向(Z軸方
向)へ摺動し、ついでリレー回路64の作動によ
り電磁石49を船舶3の側壁に固着する。このと
きのX軸と船舶3の側壁面との水平距離z0が演
算・制御回路62内のレジスタに記憶される。ま
た、第1、第2、第3検出器7,34,24の回
動角の零調整をして初期設定され、第1図、第2
図の実線で示す状態となる。ここで、潮流およ
び/または風力により船舶3が上下方向(X軸方
向)にx、前後方向(Y軸方向)にy、左右方向
(Z軸方向)にz移動したとすると、これに追随
して電磁石49が第1、第2図に一点鎖線で示す
位置に移動する。このとき第1、第2、第3検出
器7,34,24の第1、第2、第3円板17,
31,43の回動角をθ1、θ2、θ3とすると、これ
らの回動角θ1、θ2、θ3に対応したデジタル信号が
D−A変換器56,57,58でそれぞれアナロ
グ信号に変換され、出力回路59,60,61を
介して演算・制御回路62に入力する。回動角θ3
はピニオン39の回動角に対応し、この回動角は
ピニオン39に咬合するラツク38の移動量に比
例するので、演算・制御回路62によつて、前記
回動角θ3から摺動杆37の移動量z1が演算され
る。z1が求められると、前記x、y、zは、演
算・制御回路62における次の演算で求められ
る。
x=(z1+z0)sinθ2 ……(1) y=(z1+z0)cosθ2sinθ1 ……(2) z=(z1+z0)cosθ1cosθ2−z0……(3) すなわち、船舶3のX、Y、Zの互いに直交す
る三軸方向の移動距離x、y、zが演算・制御回
路62の演算で演算され、そき結果が表示回路6
3で表示される。
前記実施例では、ロータリエンコーダとして光
電式のものを用いたが、刷子式、磁気式のもので
あつてもよい。
[考案の効果] 本考案による船舶移動量計測装置は、上記のよ
うに、X軸の回りに回動可能な第1回動体と、Y
軸の回りに回動可能な第2回動体と、Z軸方向に
摺動可能な摺動杆と、この摺動杆の先端部に自在
継手を介して連結されるとともに船舶に着脱可能
な電磁石と、第1、第2回動体の回動角を検出す
る第1、第2検出器と、摺動杆の摺動量を検出す
る第3検出器と、第1、第2、第3検出器の出力
に基づいて前記電磁石のX、Y、Z軸方向の移動
量を演算する演算回路とを具備し、船舶のX、
Y、Z軸方向の移動量を計測できるように構成し
た。このため、従来の超音波を利用したもののよ
うに、波浪や作動船による気泡等の影響を受ける
ことなく、しかも左右方向(Z方向)の他に進行
方向(Y軸方向)や上下方向(X軸方向)の移動
量を計測することができる。また、工業テレビを
利用した画像処理によるもののように光を利用し
たものでないので、夜間や雨のときでも計測で
き、船舶の左右方向を含んだ互いに直交する三軸
方向の移動量を計測することができる。また、摺
動杆の露出部の大部分とくにラツクを伸縮自在の
カバーで覆うようにした場合には、摺動杆が塩分
やほこり等から保護され、その寿命が伸びるとと
もにその摺動が円滑となり、船舶移動量計測装置
の耐久性および計測の正確性が増す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による船舶移動量計測装置の一
実施例を示す正面図、第2図は第1図の平面図、
第3図は第1図の右側面図、第4図は第1図の一
部を示す切欠き拡大図、第5図は第3図の一部を
示す切欠き拡大図、第6図は電気回路を示すブロ
ツク図、第7図は船舶を港の岸壁に係留している
状態を示す説明図である。 3……船舶、7……第1検出器、9……第1回
動体、22……第2回動体、24……第3検出
器、34……第2検出器、37……摺動材、48
……自在継手、49……電磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 岸壁等に固定される固定物体と、この固定物
    体に軸支されてX軸の回りに回動可能な第1回
    動体と、この第1回動体に軸支されて前記X軸
    と直交するY軸の回りに回動可能な第2回動体
    と、この第2回動体に案内されて前記X軸およ
    びY軸と直交するZ軸方向に摺動可能な摺動杆
    と、この摺動杆の先端部に自在継手を介して連
    結されるとともに船舶に着脱可能な電磁石と、
    前記第1、第2回動体の回動角を検出する第
    1、第2検出器と、前記摺動杆の移動量を検出
    する第3検出器と、前記第1、第2、第3検出
    器の出力に基づいて前記電磁石のX、Y、Z軸
    方向の移動量を演算する演算回路とを具備して
    なることを特徴とする船舶移動量計測装置。 (2) 摺動杆は、その露出部の大部分を覆うための
    伸縮自在のカバーを具備してなる実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の船舶移動量計測装置。 (3) 第1、第2検出器はロータリーエンコーダか
    らなり、第3検出器は、摺動杆に設けられたラ
    ツクと、第2回動体に軸支されて前記ラツクに
    咬合するピニオンと、このピニオンの回動角を
    検出するロータリーエンコーダとからなる実用
    新案登録請求の範囲第1項または第2項記載の
    船舶移動量計測装置。
JP1985188269U 1985-12-06 1985-12-06 Expired JPH0453525Y2 (ja)

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JPS6296509U JPS6296509U (ja) 1987-06-19
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5774609A (en) * 1980-10-28 1982-05-10 Kosaka Kenkyusho:Kk Profile recorder for solid body
JPH0326407U (ja) * 1989-07-26 1991-03-18

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5774609A (en) * 1980-10-28 1982-05-10 Kosaka Kenkyusho:Kk Profile recorder for solid body
JPH0326407U (ja) * 1989-07-26 1991-03-18

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JPS6296509U (ja) 1987-06-19

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