JPH0453261Y2 - - Google Patents

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JPH0453261Y2
JPH0453261Y2 JP13619288U JP13619288U JPH0453261Y2 JP H0453261 Y2 JPH0453261 Y2 JP H0453261Y2 JP 13619288 U JP13619288 U JP 13619288U JP 13619288 U JP13619288 U JP 13619288U JP H0453261 Y2 JPH0453261 Y2 JP H0453261Y2
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transparent
multilayer film
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squid fishing
lure
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、いか釣用疑似餌に関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術 頭足動物のいか類は走光性を有し、貝やエビ・
カニ等の甲殻類を好んで餌とする。海水中でこれ
らの貝類・甲殻類が光を受けて反射する色調は阿
古屋貝に代表される独特のオーロラカラーを呈す
る。水槽に阿古屋貝のカケラを投じる実験をする
と、いかは矢のように集る。
従来からいか釣用疑似餌には多種多様のものが
あるが、現在使用されている主なものは次の4種
類である。
1つは、カラークリアーに着色した透明な疑似
餌本体に、着色した芯を挿入したもの。
1つは、透明な疑似餌本体の着色剤に蛍光性着
色顔料を用いたもの。
1つは、透明な疑似餌本体に挿入する透明な
芯、又は透明な疑似餌本体自身に多数の小さな気
泡が形成されているもの。
1つは、透明な疑似餌本体の表面または裏面に
凹凸面を形成したもの。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 従来のいか釣用疑似餌には、夫々次のような課
題があつた。
1つは、カラークリアーに着色した透明な疑似
餌本体に着色した芯を挿入しても、光の屈折が単
純なため色調も単純なものになつてしまう。
1つは、蛍光性着色顔料を用いて透明な疑似餌
本体を着色するには多品種の混入を必要とする
が、その結果補色消色を起すことも少なくないた
め着色顔料の選択と配合は容易ではない。又、着
色顔料は耐候性が悪く、特に海の強い紫外線の照
射による褪色は著しい。
1つは、透明な疑似餌本体に挿入する透明な
芯、又は透明な疑似餌本体自身に多数の小さな気
泡が形成されているものは、光の屈折に多少の変
化はあるものの発色は単純である。又、気泡の分
肉薄で強度が低いことから破損が多発している。
1つは、透明な疑似餌本体の表面や裏側に凹凸
面を形成したものは光の屈折が単純で、海中にお
ける発色は弱く鮮映性に欠ける。又、凸部の繰り
返しの使用による摩耗を受けて効果が激減する。
以上の従来のいか釣用疑似餌をみると、単純な
光の屈折を起すプラスチツク成形技術と着色顔料
の調色技術の2つに終始しており、何れにも貝
類・甲殻類の海中における独特のオーロラカラー
の発色は見受けられなかつた。
この考案は、上記の課題を解決したいか釣用疑
似餌を提供することを目的とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 この考案は、不透明着色芯と、該不透明着色芯
を外装する屈折率の異なつた透明フイルムを多層
重合形成させた多層フイルムと、該多層フイルム
及び前記不透明着色芯を内設する透明疑似餌本体
とから構成されたことを特徴とするいか釣用疑似
餌に関するものである。
また、不透明着色疑似餌本体と、該不透明着色
疑似餌本体を外装する屈折率の異なつた透明フイ
ルムを多層重合形成させた多層フイルムと、該多
層フイルムの外側をカバーするための透明カバー
とから構成されたことを特徴とするいか釣用疑似
餌に関するものである。
(ホ) 作用 多層フイルムは屈折率の異なつた透明フイルム
を多層重合形成させたものであるから、非常に複
雑な光の反射を起す。そのため透明である多層フ
イルムには何等着色されていないが、処々に複雑
な光の反射とともに微妙な色調をあらわす。この
多層フイルムで不透明着色したプラスチツクなど
を外装すると、その全体に非常に鮮やかな発色を
ともなつた反射がみられるようになる。その反射
と色調は貝類・甲殻類の海中における独特のオー
ロラカラーの発色に近似している。しかも蛍光性
着色顔料などの着色が不要なため、海の強い紫外
線の照射にあつても褪色の心配がない。不透明着
色したものであれば濃い赤・紺系統などであつて
も夫々特徴のある発色・反射がみられる。その中
でも反射効率と海中での鮮映性に最も優れている
色は黒である。
このオーロラカラーの発色を持つたいか釣用疑
似餌には2つある。1つは透明疑似餌本体3の内
部に多層フイルム2を外装した不透明着色芯1が
あつて、いか釣用疑似餌の内部にオーロラカラー
の発色が見られる、1つは不透明着色疑似餌本体
4の外側を多層フイルム2で外装して透明カバー
5で覆うもので、いか釣用疑似餌の全体にオーロ
ラカラーの発色がみられる。
上記のいか釣用疑似餌を海中に投じると、いか
は矢のように集る。
(ヘ) 実施例 添付図面に基づいて本願考案に関わるいか釣用
疑似餌の2実施例を説明するが、これらの実施例
に限定されるべきものではないことは云うまでも
ない。
第1図A,Bは内部にオーロラカラーの発色が
見られるいか釣用疑似餌の縦断面図と横断面図で
ある。
第1図中1はプラスチツク管で形成さた黒い不
透明着色芯をあらわす。
第1図中2は黒い不透明着色芯1を外装してい
る屈折率の異なつた透明フイルムを多層重合形成
させた多層フイルムをあらわす。
第1図中3は前記多層フイルム2及び黒い不透
明着色芯1を内設する透明プラスチツクで流線形
に成形された透明疑似餌本体をあらわす。
第2図A,Bは全体にオーロラカラーの発色が
見られるいか釣用疑似餌の縦断面図と横断面図で
ある。
第2図中4は軸穴を有する流線形にプラスチツ
ク成形された黒い不透明着色疑似餌本体をあらわ
す。
第2図中2は前記した黒い不透明着色疑似餌本
体4を外装している屈折率の異なつた透明フイル
ムを多層重合形成させた多層フイルムをあらわ
す。
第2図中5は多層フイルム2の外側をカバーし
ている透明カバーをあらわす。
第3図は第1図に示した内部にオーロラカラー
の発色が見られるいか釣用疑似餌に、実際にいか
釣用針6を装着した使用状態をあらわしている。
(ト) 考案の効果 上述のごとき本願考案によれば、いか釣用疑似
餌の内部または全体に貝類・甲殻類の海中におけ
る独特のオーロラカラーの発色に近似した光の反
射と色調を生み出し、海中での鮮映性に優れ、い
かが矢のように集つて来る最良のいか釣用疑似餌
を得ることができる。
また、着色顔料などによる着色が不要であるた
め、海の強い紫外線の照射にあつても褪色の心配
がない 従来のいか釣用疑似餌は単純な光の屈折を起す
プラスチツク成形技術と褪色し易い着色顔料によ
る調色技術の2つに終始してあり、何れも貝類・
甲殻類の海中における独特のオーロラカラーの発
色の如きいか釣用疑似餌として最高の効果を発揮
するまでには至らないものであつた。
以上のように、本願考案はいか釣用疑似餌とし
て非常に進歩した、利用価値の高いものであると
云うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本願考案に係るいか釣用疑似餌の実施例
をあらわし、第1図A,Bは内部にオーロラカラ
ーの発色が見られるいか釣用疑似餌の縦・横断面
図、第2図A,Bは全体にオーロラカラーの発色
が見られるいか釣用疑似餌の縦・横断面図、第3
図は第1図のいか釣用疑似餌にいか釣用針を装着
した使用状態をあらわす平面図。 図中の主な符号、1……不透明着色芯、2……
多層フイルム、3……透明疑似餌本体、4……不
透明着色疑似餌本体、5……透明カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 不透明着色芯1と、該不透明着色芯1を外装
    する屈折率の異なつた透明フイルムを多層重合
    形成させた多層フイルム2と、該多層フイルム
    2及び前記不透明着色芯1を内設する透明疑似
    餌本体3とから構成されたことを特徴とするい
    か釣用疑似餌。 2 不透明着色疑似餌本体4と、該不透明着色疑
    似餌本体4を外装する屈折率の異なつた透明フ
    イルムを多層重合形成させた多層フイルム2
    と、該多層フイルム2の外側をカバーするため
    の透明カバー5とから構成されたことを特徴と
    するいか釣用疑似餌。
JP13619288U 1988-10-20 1988-10-20 Expired JPH0453261Y2 (ja)

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JPH0257377U JPH0257377U (ja) 1990-04-25
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