JPH0452544Y2 - - Google Patents

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JPH0452544Y2
JPH0452544Y2 JP7830088U JP7830088U JPH0452544Y2 JP H0452544 Y2 JPH0452544 Y2 JP H0452544Y2 JP 7830088 U JP7830088 U JP 7830088U JP 7830088 U JP7830088 U JP 7830088U JP H0452544 Y2 JPH0452544 Y2 JP H0452544Y2
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valve
piston
inlet
valve chamber
seat
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、調圧弁に係り、詳しくはピストン
の運動に対して弁室の密を保持するパツキンの交
換を容易にすることができる調圧弁に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第2図は従来の調圧弁10の断面図(例:実開
昭62−170456号公報等)である。調圧弁10はボ
デー12を備え、入口14は、ボデー12の側部
に形成され、液体ポンプ(気体ポンプの場合もあ
り得る。)の吐出口等へ接続される。弁室16は、
ボデー12内に形成され、入口14へ連通してい
る。接続金具18は、弁室16を中心にして入口
14から90°離れた個所においてボデー12に螺
合により固定され、ロツクナツト20はボデー1
2からの接続金具18の緩みを防止している。出
口22は、接続金具18の端部に形成され、弁室
16へ連通している。ボデー12には、接続金具
18とは反対方向から弁座24及びスリーブ26
が順番に挿入され、ガイド28は、それぞれねじ
溝30及び32をもつ小径部及び大径部を有し、
ねじ溝30においてボデー12に螺合し、弁座2
4及びスリーブ26を弁室16の段部に押圧して
いる。複数個の通孔34は、円筒状のスリーブ2
6の周部に形成され、弁室16の周部の位置に相
当し、入口14と縁室16とを互いに連通させて
いる。ピストン36は弁座24側に弁体38を一
体に形成され、弁体38は、弁室16内に配設さ
れて、弁座24に就座自在になつている。ピスト
ンパツキン40は、内周部においてピストン36
の環状溝42に嵌着され、外周部においてスリー
ブ26の内周を摺動するようになつている。ばね
座44はガイド28内に軸方向へ変位自在に配設
され、圧縮コイルばね46は、ピストン36の背
面側とばね座44との間に縮設されて、ピストン
36及び弁体38を弁座24の方へ付勢する。握
り48は、一端側において開口する有底筒状に形
成され、内周のねじ溝50においてガイド28の
大径部のねじ溝32に螺合し、作業者の回転操作
により圧縮コイルばね46の軸方向に関してボデ
ー12に対して相対移動可能になつている。止め
ねじ52は握り48の底壁中央に固定され、押し
ボルト54は、中間部において止めねじ52に螺
合して、ガイド28の底壁の通孔56を貫通し、
一端においてばね座44に当接している。ロツク
ナツト58は、握り48の外側から押しボルト5
4の他端部に螺合し、握り48からの押しボルト
54の緩みを防止している。Oリング60は、接
続金具18の先端部の環状溝に嵌着され、ボデー
12と接続金具18との接合部の密を保持し、O
リング62は、弁座24の周部に嵌着され、その
周部における密を保持し、Oリング64は、スリ
ーブ26のガイド28側の端部外周の環状溝に嵌
着され、その個所における密を保持している。
弁座24の中心孔の径をa、スリーブ26の内
径をbとすると、a<bであり、ピストン36
は、いま弁室16の液圧をPとするとき、弁室1
6の液体から圧縮コイルばね46の方へπ・P
(b2−a2)/4の力を受ける。
入口14の液圧が設定値未満の場合は、ピスト
ン36及びピストンパツキン40が弁室16の液
体から受ける圧縮コイルばね46の方への力は小
さく、ピストン36は圧縮コイルばね46により
弁室16の方へ押されて、弁体38は弁座24に
押圧され、弁室16と出口22との接続は断たれ
ている。したがつて、入口14の液体が出口22
へ流出することはなく、入口14の液圧は保持さ
れる。
入口14の液圧が設定値以上になると、ピスト
ン36及びピストンパツキン40が弁室16の液
体から受ける圧縮コイルばね46の方への力は増
大し、ピストン36は弁室16の液圧により圧縮
コイルばね46に抗して圧縮コイルばね46の方
へ移動し、弁体38は弁座24から離れ、弁室1
6と出口22とは接続状態になる。したがつて、
入口14の液体が出口22へ流出し、これによ
り、入口14の液圧は、低下し、設定値まで戻さ
れる。
握り48をボデー12に対して回転することに
より、圧縮コイルばね46の軸方向に関してガイ
ド28のねじ溝32と握り48のねじ溝50との
螺合位置が変化する。これにより、ガイド28内
への押しボルト54の突出量が変化し、ガイド2
8における軸方向のばね座44の位置が変化する
ので、圧縮コイルばね46の予荷重が変化し、弁
体38が弁座24から離れる時の入口14の液
圧、すなわち調圧値が調整される。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の調圧弁10の課題を列挙すると、次の通
りである。
(1) ピストンパツキン40をピストン36の環状
溝42に嵌着する必要があり、この嵌着のため
に、ピストンパツキン40が軟らかい弾性体で
ある場合には、治具を必要とするとともに、そ
の際、ピストン36が損傷することがある。ま
た、ピストンパツキン40が硬い弾性体である
場合には、ピストンパツキン40の嵌着のため
に、ピストン36を周方向へ分割型の構造にす
る必要があり、コストが上昇する。
(2) ピストンパツキン40がスリーブ26の内周
面を摺動するので、スリーブ26の内周面の加
工精度、仕上げ精度及び耐摩耗性を高くする必
要がある。
(3) 液体は、スリーブ26の小さい通孔34を通
過するとともに、その際、大きく屈曲して流れ
なければならず、流れの円滑性が害される。
(4) 弁室16の液圧が低いとき、ピストンパツキ
ン40の外周部のシール性が低下し、液漏れが
起き易い。
この考案は、調圧弁において、このような問題
点を克服することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使
用して説明する。
この考案による調圧弁68は、調圧部へ接続さ
れる入口14と、ボデー12内に形成され入口1
4及び出口22へ連通している弁室16と、出口
22と弁室16との間に配設される弁座24と、
弁室16内に配設され弁座24に就座可能な弁体
74と、この弁体74より大きい径をもち弁室1
6の流体圧を受けて弁体74と一体的に弁体74
の軸方向へ変位するピストン72と、ボデー12
に固定され内周側におけるピストン72の摺動に
対して弁室16の密を保持するパツキン70と、
ピストン72を弁座24の方へ付勢する圧縮ばね
46と、ピストン72の軸方向に関するボデー1
2に対する相対位置を調整されて圧縮ばね46の
予荷重を調整する握り48とを有してなる。
〔作用〕
入口14の流体圧が設定値未満の場合は、ピス
トン72が弁室16の流体から受ける圧縮ばね4
6の方への力は小さく、ピストン72は圧縮ばね
46により弁室16の方へ押されて、弁体74は
弁座24に押圧され、弁室16と出口22との接
続は断たれている。したがつて、入口14の流体
が出口22へ流出することはなく、入口14の流
体圧は保持される。
入口14の流体圧が設定値以上になると、ピス
トン72が弁室16の流体から受ける圧縮ばね4
6の方への力は増大し、ピストン72は弁室16
の流体圧により圧縮ばね46に抗して圧縮ばね4
6の方へ移動し、弁体74は弁座24から離れ、
弁室16と出口22とは接続状態になる。したが
つて、入口14の流体が出口22へ流出し、これ
により、入口14の流体圧は、低下し、設定値ま
で戻される。
握り48をボデー12に対して回転することに
より、圧縮ばね46の軸方向に関してボデー12
と握り48の相対位置が変化する。これにより、
圧縮ばね46の軸方向長さが変化し、圧縮ばね4
6の予荷重が変化して、弁体74が弁座24から
離れる時の入口14の流体圧、すなわち調圧値が
調整される。
〔実施例〕
以下、この考案を第1図の実施例について説明
する。なお、第2図と同一の部分については。同
符号により指示するとともに、説明を省略し、相
違点についてのみ説明する。
第1図はこの考案の実施例に係る調圧弁68の
断面図である。環状のパツキン70は、弁室16
の段部にガイド28により挟圧、固定されてい
る。ピストン72は、周部を円柱側面状に形成さ
れ、弁座24側に弁体74を一体に形成されてい
る。Oリング62は、弁座24の外周部の環状溝
に嵌着され、弁座24の外周部の密を保持する。
弁座24の中心孔径はピストン72の径より小さ
い。
弁座24の中心孔の径をa、ピストン72の径
をcとすると、a<cであり、ピストン72は、
いま弁室16の液圧をPとするとき、弁室16の
液体から圧縮コイルばね46の方へπ・P(c2
a2)/4の力を受ける。
入口14の液圧が設定値未満の場合は、ピスト
ン72が弁室16の液体から受ける圧縮コイルば
ね46の方への力は小さく、ピストン72は圧縮
コイルばね46により弁室16の方へ押されて、
弁体74は弁座24に押圧され、弁室16と出口
22との接続は断たれている。したがつて、入口
14の液体が出口22へ流出することはなく、入
口14の液圧は保持される。
入口14の液圧が設定値以上になると、ピスト
ン72が弁室16の液体から受ける圧縮コイルば
ね46の方への力は増大し、ピストン72は弁室
16の液圧により圧縮コイルばね46に抗して圧
縮コイルばね46の方へ移動し、弁体74は弁座
24から離れ、弁室16と出口22とは接続状態
になる。したがつて、入口14の液体が出口22
へ流出し、これにより、入口14の液圧は、低下
し、設定値まで戻される。
握り48をボデー12に対して回転することに
より、圧縮コイルばね46の軸方向に関してガイ
ド28のねじ溝32と握り48のねじ溝50との
螺合位置が変化する。これにより、ガイド28内
への押しボルト54の突出量が変化し、ガイド2
8における軸方向のばね座44の位置が変化する
ので、圧縮コイルばね46の予荷重が変化し、弁
体74が弁座24から離れる時の入口14の液
圧、すなわち調圧値が調整される。
〔考案の効果〕
この考案では、調圧弁において、ピストンパツ
キンがピストンの周部の環状溝に嵌着されること
なく、パツキンがボデーに固定され、ピストンが
パツキンの内周を摺動し、パツキンにより弁室の
密が保持されるようになつている。したがつて、
次の効果を得ることができる。
(1) パツキンの組付け及び交換が簡単になるとと
もに、その際、ピストンが損傷することを回避
することができる。
(2) パツキンの組付け及び交換においてパツキン
の種類が制約されないので、種々の形状、材質
及び用途のパツキンを使用することができる。
(3) ピストンに嵌着されたピストンパツキンが摺
動するスリーブが省略できるので、スリーブの
内周面の加工精度、仕上げ精度及び耐摩耗性を
高くする手間が省略され、コストを低減するこ
とができる。
(4) 流体は、スリーブの小さい通孔を通過した
り、通孔を通過するために屈曲して流れたりす
ることがないので、調圧弁の応答性が改善され
る。
(5) パツキンはボデー側に固定されている形式で
あるので、パツキンにおけるシール性が向上
し、弁室の流体圧が低くても、パツキンにおけ
る液漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例に係る調圧弁の断面
図。第2図は従来の調圧弁の断面図である。 12……ボデー、14……入口、16……弁
室、22……出口、24……弁座、46……圧縮
コイルばね(圧縮ばね)、48……握り、68…
…調圧弁、70……パツキン、72……ピスト
ン、74……弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 調圧部へ接続される入口14と、ボデー12内
    に形成され前記入口14及び出口22へ連通して
    いる弁室16と、前記出口22と前記弁室16と
    の間に配設される弁座24と、前記弁室16内に
    配設され前記弁座24に就座可能な弁体74と、
    この弁体74より大きい径をもち前記弁室16の
    流体圧を受けて前記弁体74と一体的に弁体74
    の軸方向へ変位するピストン72と、前記ボデー
    12に固定され内周側における前記ピストン72
    の摺動に対して前記弁室16の密を保持するパツ
    キン70と、前記ピストン72を前記弁座24の
    方へ付勢する圧縮ばね46と、前記ピストン72
    の軸方向に関する前記ボデー12に対する相対位
    置を調整されて前記圧縮ばね46の予荷重を調整
    する握り48とを有してなることを特徴とする調
    圧弁。
JP7830088U 1988-06-15 1988-06-15 Expired JPH0452544Y2 (ja)

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JPH02475U JPH02475U (ja) 1990-01-05
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