JPH0452540Y2 - - Google Patents

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JPH0452540Y2
JPH0452540Y2 JP19109787U JP19109787U JPH0452540Y2 JP H0452540 Y2 JPH0452540 Y2 JP H0452540Y2 JP 19109787 U JP19109787 U JP 19109787U JP 19109787 U JP19109787 U JP 19109787U JP H0452540 Y2 JPH0452540 Y2 JP H0452540Y2
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valve
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inlet
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は逆止弁の緩衝装置に使用される流量
調整弁に関するものである。
(2) 従来の技術 例えば、逆止弁が逆流圧により閉鎖する際、緩
やかに閉鎖して急閉鎖によるウオータハンマの発
生を防止する緩衝装置に使用される流量調整弁と
しては、従来、第3図のような構造のものがあ
る。この調整弁101は交叉する方向に流入口1
02および流出口103を有する弁箱105と、
この弁箱内に弁口107の開閉面積を調整可能に
ねじ込まれて配設されたニードル弁106とを具
え、第4図に示す油圧緩衝装置110のシリンダ
111内に後記ピストンによつて区画される上部
室111aと下部室111bとを連通する連通管
112に設置されている。113はシリンダ11
1内に配設されたピストンで、このピストンには
ピストンロツド115の上端部が固定されてい
る。116はシリンダ111の内周壁に軸方向向
きで形成された傾斜溝で、ピストン113の外周
面との間に形成される開口面積を後記逆止弁の弁
体が閉鎖するにしたがつて漸減し、全閉近くでは
消失するようになつている。これにより、ピスト
ン113が傾斜溝116を通過する際、ピストン
113の進行方向と逆方向に流れる緩衝用流体
(油)を逆止弁の弁体が閉鎖するにしたがつて漸
減させ、該弁体の閉鎖速度を閉鎖初期には速く、
閉鎖するにしたがつて緩やかになるようにしてい
る。第4図において118はアダプタ、120は
シール部材、121はシール押え、122はブツ
シユ、125はピストン113を貫通する流路1
26に配設された逆止ボール弁、127はばね、
128はばね受け、129はシールパツキン、1
30はロツクナツト、131はコイルばね、13
2はオイルレベル表示板、133はプラグ、13
4は空気抜き用バルブを示す。
前記のような油圧緩衝装置110のシリンダ1
11は、第5図に示すような逆止弁150弁箱1
51の上部にボンネツト152を介して設置され
ている。弁箱151内には大弁口153を開閉可
能な大弁体155が弁箱156に枢支されて懸吊
され、弁軸156には大弁体155に穿設した小
弁口157を開閉可能な小弁体158をピン15
9で枢支したアーム160が回動自在に取付けら
れている。アーム160にはピストンロツド11
5の下端部とフランジ161,161を介して同
軸的に連結されて、ボンネツト152内を経て弁
箱151内にその上部カバー163を貫通して垂
下する連結棒164の下端部がリンク165を介
してピン166,167で連結されている。17
0は上部カバー163に設けられたシール部材、
171はシール押え、172はブツシユ、また1
73は弁口弁座、174は大弁体弁座を示す。
尚、前記緩衝装置110内のコイルばね131
の付勢力は、逆止弁150の大弁体155に作用
する上流側と下流側の圧力がバランスした状態
で、小弁体158に閉鎖力を付勢する力に設定さ
れている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記従来の調整弁101における弁
口107の開口面積は逆止弁150の弁体開閉
中、調整ハンドル108を操作しない限り不変で
あり、該弁体に作用する閉鎖力は弁体が閉鎖する
にしたがつて増大する。そのため、ピストン11
3により圧縮される下部室111b内および弁箱
105の流入口102内の圧力も増大し、調整弁
101の開口部107を連通する緩衝用流体の流
速はその圧力のほぼ1/2乗に比例して速くなり、
傾斜溝116が消失する全閉近くから全閉までは
閉鎖するにしたがつて弁体の閉鎖速度が増大して
しまい、ウオータハンマの発生を防止することが
できないという問題点がある。
そこで、この考案は流量調整弁における開口面
積をピストンにより圧縮される下部室および弁箱
の流入口内の圧力の変化に追随して変化できるよ
うにして、弁箱の流入口の圧力が増大しても、弁
体の閉鎖速度が増大しないようにすることを技術
的課題とする。
(4) 問題点を解決するための手段 前記技術的課題を達成するため、この考案は、
逆止弁の弁体に逆流圧が作用したとき、シリンダ
内を移動するピストンによつて圧縮される側の室
からの緩衝用流体が流入する流入口、および該流
体が流出する流出口が弁箱の軸方向の異なる位置
に穿設され、この弁箱内の流出入口間に流入口と
流出口を連通する弁口が軸方向を向いて穿設され
た弁口部材が嵌合され、外周部が小径部と大径部
に形成されて前記弁口部材の弁口にわずかな隙間
をもつて挿入されるニードル弁を具えた受圧部材
が流入口側の弁箱内に軸方向の移動が可能なよう
に配設され、前記流入口から流入する緩衝用流体
の流入口側の弁箱内圧力が所定圧力を超えたとき
にニードル弁の大径部が弁口に位置し、かつ前記
流入口側の弁箱内圧力が所定圧力に達していない
ときにニードル弁の小径部が弁口に位置するよう
に前記受圧部材を弁口部材側に付勢する付勢部材
が配設されていることを特徴とする。
(5) 作用 逆止弁の弁体の閉鎖初期にピストンによつて圧
縮され、流入口から流入する緩衝用流体の流入口
側弁箱内の圧力が所定圧力に達しないと、付勢部
材の付勢力がこの圧力に打ち勝つため、受圧部材
が移動せず、これによりニードル弁の小径部が弁
口に位置していて、弁体の閉鎖速度は速い。閉鎖
が進み、全閉近くになつて流入口側の弁箱内の圧
力が所定圧力を超えると、付勢部材の付勢力に抗
して受圧部材が弁口部材から離れる方向に移動
し、これによりニードル弁の大径部が弁口に位置
して弁口の開口面積が減少し、緩衝用流体の流量
が絞られて、全閉近くから全閉までは弁体の閉鎖
速度が緩やかになる。
(6) 特有の効果 前記のような流量調整弁によれば、逆止弁の弁
体が逆流圧の作用によつて閉鎖され、その閉鎖が
初期のときはニードル弁の小径部を弁口に位置さ
せて閉鎖速度を比較的速く、全閉近くから全閉ま
ではニードル弁の大径部を弁口に位置させて閉鎖
速度を緩やかにすることができるので、ウオータ
ハンマの発生を確実に防止することができる。し
かも、前記のような閉鎖速度の制御が付勢部材の
付勢力と受圧室内における緩衝用流体の所定圧力
との相対的関係から自動的になされ、制御性がよ
い。また、従来の緩衝装置のシリンダの内周壁に
形成された傾斜溝の機能を兼ねられ、シリンダに
このような傾斜溝を必要としないため、シリンダ
の製作が容易となる。
(7) 実施例 第1,2図において1は流量調整弁で、この調
整弁1は流入口2および流出口3が軸方向の異な
る位置に設けられた中空円筒状の弁箱5を具え、
この弁箱5の流出入口2、3を介して油圧緩衝装
置4に設けた連通管6に設置されている。弁箱5
内には弁口部材7が弁箱5の下端開口部側からそ
の上端面が流入口2の下縁と一致するように調整
自在にねじ嵌合され、ロツクナツト8によつて固
定されている。
弁口部材7には流出口3と連通する環状流路1
0、環状流路10と径方向の流路11を介して連
通する軸方向の中心流路12、およびこの中心流
路12と流入口2側の弁箱5内を連通する軸方向
を向いた弁口15がそれぞれ設けられている。1
6,17はシールパツキンである。
弁箱5の上端部には連結部材18を介して弁箱
5の内径とほぼ等しい内径の孔20を有するシリ
ンダブロツク21が連結されている。シリンダブ
ロツク21には上下端が開口したケース22の下
端部がねじ嵌合により連結され、ケース22の上
端部にはケースカバー23がねじ嵌合により被着
されている。前記シリンダブロツク21の孔20
と弁箱5内には、該ブロツク21の拡開段部25
に係合可能なフランジ部26を有するピストンブ
ロツク28が軸方向に移動可能に嵌挿されてい
る。ピストンブロツク28の下端面にはその外周
部が弁箱5の上端面とシリンダブロツク21の下
端面で挾持されたベロフラムパツキン30の中央
部が、ピストンブロツク28の下端面にねじ込ま
れて垂下されたニードル弁31の上部おねじに螺
合されたアダプタ32を介して固定されている。
33はロツクナツト、34はベロフラムパツキン
30を介してピストンブロツク28の下方の弁箱
5内に形成される受圧室である。
ニードル弁31の外周部はねじ込まれた上部側
より順次、弁口部材7の弁口15より小径の小径
部31a、小径部31aより徐々に径太となつた
テーパ部31b、および弁口15とほぼ同径に近
い大径部31cに形成されており、図示するよう
にピストンブロツク28のフランジ部26がシリ
ンダブロツク21の拡開段部25に係合した状態
にあるとき、テーパ部31b近くの小径部31a
が弁口15に位置するようになつている。
ケース22内にはピストンブロツク28をその
フランジ部26がシリンダブロツク21の拡開段
部25に係合するように付勢するコイルばね35
が、ばね受けを兼ねるシリンダブロツク21と上
部ばね受36間に介装されている。コイルばね3
5の付勢力は、受圧室34内の圧力が所定圧力に
達しないときにピストンブロツク28のフランジ
部26がシリンダブロツク21の拡開段部25に
係合してニードル弁31のテーパ部31b近くの
小径部31aが弁口15に位置し、受圧室34内
の圧力が所定圧力を超えたときにピストンブロツ
ク28のフランジ部26がシリンダブロツク21
の拡開段部25から離れる方向にピストンブロツ
ク28が移動してニードル弁31の大径部31c
が弁口15に位置するような大きさに設定されて
いる。37は上部ばね受36を介してコイルばね
35の付勢力を調整するための調整ボルト、38
はロツクナツトである。
第2図に示す油圧緩衝装置4において、従来の
第4図に示す油圧緩衝装置110と構成上相違す
るところは、傾斜溝116が設けられていない点
であり、その他の構成は同様となつている。その
ため、同様の構成には同一符号を付して説明を省
略する。
次に、前記実施例の作用を説明する。
逆止弁の弁体に逆流圧が作用すると、逆止弁の
弁体は閉鎖される。これに伴つて油圧緩衝装置4
のピストン113がピストンロツド115に引か
れて下方に移動し、シリンダ111の下部室11
1b内の緩衝用流体が閉鎖するにしたがつて圧縮
される。この圧縮によつて下部室111bから流
入口2を経て流入する緩衝用流体の受圧室34内
の圧力が所定圧力に達しない閉鎖初期において
は、コイルばね35の付勢力がこの圧力に打ち勝
つため、ピストンブロツク28は移動せず、その
フランジ部26がシリンダブロツク21の拡開段
部25に係合した第1図の状態のままである。そ
のため、受圧室34内に流入した緩衝用流体は弁
口15に位置するニードル弁31の小径部31a
と弁口15との隙間から中心流路12、径方向の
流路11、環状流路10を経て流出口3へ流れ、
逆止弁の弁体の閉鎖速度は比較的速い。
閉鎖が進み、全閉近くになつて受圧室34内の
圧力が所定圧力を超えると、コイルばね35の付
勢力に抗してピストンブロツク28がシリンダブ
ロツク21から離れる方向に移動し、ニードル弁
31の大径部31cがテーパ部31bを経て小径
部31aに代わり弁口15に位置するようにな
り、弁口15の開口面積が減少する。そのため、
受圧室34内に流入した緩衝用流体は弁口15に
位置するニードル弁31の大径部31cと弁口1
5との隙間から流出口3へ前記閉鎖初期よりも絞
られた状態で流れることになり、全閉近くから全
閉までの逆止弁の弁体の閉鎖速度は緩やかにな
る。したがつて、ウオータハンマの発生は防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す流量調整弁
の縦断正面図、第2図は同上の流量調整弁が設置
される逆止弁の緩衝装置を示す縦断正面図、第3
図は従来の流量調整弁の縦断正面図、第4図は従
来の流量調整弁が設置される逆止弁の緩衝装置を
示す縦断正面図、第5図は従来の緩衝装置が設置
される逆止弁を示す縦断正面図である。 1……流量調整弁、2……流入口、3……流出
口、4……油圧緩衝装置、5……弁箱、6……連
通管、7……弁口部材、15……弁口、18……
連結部材、21……シリンダブロツク、22……
ケース、23……ケースカバー、28……ピスト
ンブロツク、30……ベロフラムパツキン、31
……ニードル弁、34……受圧室、35……コイ
ルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 逆止弁の弁体と連結したピストンをシリンダ内
    に有し、このピストンによつて区画されるシリン
    ダ内の2つの空間を連通する連通管に設置される
    逆止弁の緩衝装置用の流量調整弁であつて、逆止
    弁の弁体に逆流圧が作用したとき、シリンダ内を
    移動するピストンによつて圧縮される側の室から
    の緩衝用流体が流入する流入口、および該流体が
    流出する流出口が弁箱の軸方向の異なる位置に穿
    設され、この弁箱内の流出入口間に流入口と流出
    口を連通する弁口が軸方向を向いて穿設された弁
    口部材が嵌合され、外周部が小径部と大径部に形
    成されて前記弁口部材の弁口にわずかな隙間をも
    つて挿入されるニードル弁を具えた受圧部材が流
    入口側の弁箱内に軸方向の移動が可能なように配
    設され、前記流入口から流入する緩衝用流体の流
    入口側の弁箱内圧力が所定圧力を超えたときにニ
    ードル弁の大径部が弁口に位置し、かつ前記流入
    口側の弁箱内圧力が所定圧力に達していないとき
    にニードル弁の小径部が弁口に位置するように前
    記受圧部材を弁口部材側に付勢する付勢部材が配
    設されていることを特徴とする流量調節弁。
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US20170059048A1 (en) * 2014-02-21 2017-03-02 Bs&B Innovation Limited Rotatable Pressure Relief Valve Assembly

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