JPH0452264Y2 - - Google Patents

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JPH0452264Y2
JPH0452264Y2 JP12978588U JP12978588U JPH0452264Y2 JP H0452264 Y2 JPH0452264 Y2 JP H0452264Y2 JP 12978588 U JP12978588 U JP 12978588U JP 12978588 U JP12978588 U JP 12978588U JP H0452264 Y2 JPH0452264 Y2 JP H0452264Y2
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water
overflow
flat
river
tank
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は河川水を利用する場合に、水に含まれ
るゴミ等を除去するための除塵装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
河川水の利用の一つに、降雪地域に於ける融雪
装置の融雪水がある。
融雪水は配管した散水管の散水ノズルから路上
に放水されるものであるから、河川水に含まれる
ゴミ等を除去して供給する必要がある。
そこで、従来は河川より揚水ポンプで汲み上げ
た水を除塵機で過して貯水し、融雪水に用いて
いたのである。
そして、除塵機は電力を動力源として稼動し、
設備費用も高額なものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の除塵機は、河川水より分離したゴミ等を
排出口より押し出して放出するのであるが、放出
されたゴミは受箱に落下し、一杯となつた受箱は
作業員により処理されるのである。したがつて、
除塵機の稼動時には常時管理者が必要となる。
そして、稼動源が電力であるためランニングコ
スト等の維持費も設備費に加え高額となり、融雪
装置の充分な普及を期し得ないのである。
そこで、本考案は除塵能力に優れ、設備費が低
廉で、且つ、維持の容易な除塵装置を提供せんと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、取水槽の溢水壁下方に扁平過体を
設置し、扁平過体は溢水壁側の基部を高く、排
出溝に臨接する端部を低く傾斜させて配置され、
排出溝は先方が装置外へ延設され、更に、扁平
過体の下方を貯水槽としたものである。
〔作用〕
取水槽へ供給された河川水は、取水槽を満た
し、溢水壁から溢れ出て落下する。
溢水壁の下には扁平過体の基部が位置し、溢
出水はこの扁平過体の基部に落下し、大部分の
水は扁平過体を通過して下方の貯水槽に貯水さ
れるのである。
一方、河川水に含まれるゴミ等は、扁平過体
を通過できず表面に残留するが、扁平過体が傾
斜していることと、水の極く一部が扁平過体上
を流れることとが相まつて、扁平過体面を下端
へ滑走し、臨設している排出溝へ運ばれ、扁平
過体面に留どまることはない。
そして、排出溝へ入つたゴミ等は、扁平過体
面を流れ、同じく排出溝へ流入した水で押し流さ
れ、装置外の排出溝の先端より適宜処理場所へ運
ばれるのである。
したがつて、河川水は含まれるゴミ等を分離し
て貯水槽に入り、分離されたゴミ等は排出溝より
処理されるのである。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
のであり、無底の桝体1が中空に支持され、桝体
1内に長手壁面に間隔を設けて取水槽2が配設し
てある。
取水槽2内には長手方向に河川水を供給するパ
イプ3が挿通してあり、パイプ3の下方面に穿設
した噴出口4より、揚水ポンプ(図示せず)によ
り汲み上げられた河川水が取水槽2内に供給され
る。
噴出口4がパイプ3の下方面にのみ設けてある
ため、水は平穏且つ平均的に取水槽2内を満たす
のである。
取水槽2の短手方向は桝体1に当着されている
ため、長手方向が溢水壁5と成つて満水となつた
水が溢れ出して落下する。
溢水壁5の下方には扁平枠に網6を張設した扁
平過体7が設置され、扁平過体7の基部7a
は溢水壁5の下部にあつて高位置とし、傾斜した
下端部7bは排出溝8に臨んでいる。
したがつて、溢水壁5より溢れ出した河川水
は、扁平過体7の基部7aに落下し、網6を通
過して更に下方へ落下して貯水槽11へ導かれる
もの、或は網6上を流れ、流れる途中で網6を通
過して貯水槽11へ行くもの、更にはそのまま下
端部7bから排出溝8へ流下するものもあり、一
方、河川水に含まれるゴミ等の固形物は、網6を
通過できず網6上に残り、自重で或は網6上を流
下する水に流されて排出溝8へ滑落するのであ
る。
排出溝8は扁平過体7の下端に接して設置さ
れると共に、連通する排出パイプ9は装置外へ延
び、揚水した河川へ先端が達し、ゴミ等と共に水
の一部を戻している。
図面では、排出溝8に網10が横設してある
が、必要により敷設すればよく、この網10は目
のかなり大きいものが望ましい。
11は扁平過体7の下方に設けた受板で落下
してくる過水を一旦受けて、更に下方の貯水槽
11に導いている。
第3図は処理能力が小さくとも良い場合の実施
例を示すものであり、同一の対応構成部には同一
符号を付してある。
尚、扁平過体7の傾斜角度は適宜設定すれば
良いが、急角度とすればゴミ等の滑落は良好とな
り、又緩角度とすれば戻し水が少なくなる。
〔考案の効果〕
以上の様に本考案は、水の落下力と扁平過体
を傾斜させて設置したことにより、水とゴミ等を
分離し、分離したゴミ等を滑落せしめて排出溝へ
流出するものである。
したがつて、除塵作用は確実であり、又除塵の
ための源動力を必要とせず、経済性に富むと共に
設備費が極めて低廉となり、しかも、維持管理も
不要となり、河川水の有効利用の促進にも寄与す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断正面図、
第2図は同平面図、第3図は他の実施例を示す縦
断正面図である。 符号、2は取水槽、5は溢水壁、7は扁平過
体、8は排出溝、11は貯水槽。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取水槽2の溢水壁5下方に扁平過体7を設置
    し、扁平過体7は溢水壁5側の基部を高く、排
    出溝8に臨接する端部を低く傾斜させて配置さ
    れ、排出溝8は先方が装置外へ延設され、更に、
    扁平過体7の下方を貯水槽11としたことを特
    徴とする河川水の除塵装置。
JP12978588U 1988-10-03 1988-10-03 Expired JPH0452264Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12978588U JPH0452264Y2 (ja) 1988-10-03 1988-10-03

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12978588U JPH0452264Y2 (ja) 1988-10-03 1988-10-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0250422U JPH0250422U (ja) 1990-04-09
JPH0452264Y2 true JPH0452264Y2 (ja) 1992-12-09

Family

ID=31384382

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JP12978588U Expired JPH0452264Y2 (ja) 1988-10-03 1988-10-03

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JPH0250422U (ja) 1990-04-09

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