JPH0451045Y2 - - Google Patents

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JPH0451045Y2
JPH0451045Y2 JP1987017904U JP1790487U JPH0451045Y2 JP H0451045 Y2 JPH0451045 Y2 JP H0451045Y2 JP 1987017904 U JP1987017904 U JP 1987017904U JP 1790487 U JP1790487 U JP 1790487U JP H0451045 Y2 JPH0451045 Y2 JP H0451045Y2
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air pressure
valve
tire
pneumatic
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のタイヤ空気圧を自動的又は好み
に応じて制御する装置に関するものである。
(従来の技術) この種タイヤ空気圧制御装置としては従来、例
えば特開昭60−261710号公報に示された如きもの
が知られている。この装置は、空気圧通路を経て
車載の空気圧源から車輪のタイヤに空気圧を供給
したり、タイヤの空気圧を排除することによりタ
イヤの空気圧を制御するよう構成したものであ
る。
しかしかかる構成においては、車体側の空気圧
通路と、回転する車輪側の空気圧通路とを接続す
るためエアロータリジヨイントが不可欠である。
ところで、このジヨイントは気密を保つことが困
難で、特に車載の空気圧源を非作動にしておく長
時間駐車状態では、上記ジヨイントからの不可避
なエア漏れによりタイヤ空気圧が異常低下するの
を避けられなかつた。
そこで従来、特開昭61−160306号公報にみられ
る如く、上述の問題解決のため、車輪側の通路部
分に、これをタイヤ空気圧の制御に当つて開き得
る常閉の遮断弁を挿置した技術もある。
(考案が解決しようとする課題) ところでタイヤ空気圧制御装置は、車載空気圧
源だけでなく、ガソリンスタンド等にあるエアポ
ンプ(外部空気圧源)でもタイヤ空気圧の制御を
行うことができるようにするのが常套であり、こ
の外部空気圧源からタイヤに空気圧を供給する場
合も上記と同じ空気圧通路、詳しくは車輪側の通
路部分を用いる。
それにもかかわらず従来は、前記後者の文献に
記載の如く、外部空気圧源の空気圧注入口金を当
てがうべき注入弁(充填弁)と、上記の遮断弁と
を個別に設けるため、車輪から2個の弁が出つ張
つて、見栄えが悪くなるのと共に、走行中の飛び
石等で注入弁が破損するとエアポンプからの空気
圧供給が不能となり、又これを防止するために新
たにカバー部材を設けることは部品点数を増加さ
せ、その管理が面倒なものとなる問題があつた。
本考案は、基本的には遮断弁と注入弁とを単一
ユニツトに構成して上記問題を解消し、このユニ
ツト化を特異な構成により実現することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) この目的のため本考案は、 車載空気圧源から車輪のタイヤ内に空気圧を供
給するための空気圧通路を具え、該空気圧通路を
経て外部空気圧源からもタイヤ内へ空気圧を供給
し得るようにしたタイヤ空気圧制御装置におい
て、 前記外部空気圧源の空気圧注入口金を当てがい
得る外部開口部を有したバルブケースを前記車輪
に設け、 このバルブケース内に、前記空気圧通路を通常
は遮断する常閉の遮断弁と、この遮断弁および前
記タイヤ間における前記空気圧通路を適宜前記外
部開口部に通じさせる常閉の注入弁とを収納し、 該注入弁は、前記外部開口部に前記空気圧注入
口金を当てがう時この空気圧注入口金により開か
れるよう配置し、 前記注入弁を前記空気圧注入口金により開かれ
る以上の大開度位置に押動するキヤツプを前記外
部開口部に気密封止下にかぶせて着脱自在に設
け、 該注入弁の大開度位置で、この注入弁により開
かれるよう前記遮断弁を配置したものである。
(作用) 通常は、注入弁も遮断弁も閉じており、タイヤ
空気圧が注入弁から外部開口部を経て洩れたり、
遮断弁からエアロータリジヨイントに至つて該ジ
ヨイントから漏れたりすることはなく、車載空気
圧源の長時間非作動中もタイヤ空気圧が異常低下
するのを回避し得る。
車載空気圧源によるタイヤ空気圧の制御に当つ
ては、キヤツプにより注入弁を大開度位置に押動
してこの注入弁を介し遮断弁を開く。遮断弁の開
放により空気圧通路は車載空気圧源からタイヤ内
に空気圧を供給することができるようになり、タ
イヤ空気圧の制御が可能である。なお、この時注
入弁も開かれているが、この弁を経て外部開口部
に至る空気圧はキヤツプにより漏洩を防止され
る。
外部空気圧源によるタイヤ空気圧の制御に当つ
ては、キヤツプを取外して外部開口部に外部空気
圧源の空気圧注入口金を当てがう。この時、遮断
弁は閉じたまま、注入弁が口金により開かれるた
め、この口金を経てタイヤ内に外部空気圧源の空
気圧を供給することができるようになり、タイヤ
空気圧の制御が可能である。
ところで、遮断弁及び注入弁を単一ユニツトに
構成するから、車輪からの出つ張りが1箇所のみ
で、見栄えが良いと共に、走行中には外部開口部
はキヤツプで覆われているため、飛石等による破
損を防止できる。
合せて本考案の構成によれば、遮断弁開弁操作
用のキヤツプが外部開口部にかぶさつて見栄えを
良くしたり、飛石等による外部開口部の破損を防
止する用も兼ね、これらの目的のために専用のキ
ヤツプを外部開口部に設ける必要がなく、この点
でも部品点数が少なくなり、管理を簡素化するこ
とができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
第1図a,bは本考案装置の一実施例で、第2
図及び第3図は夫々その作用説明図である。第1
図aにおいて1は、ホイール2及びタイヤ3より
なる車輪を示し、4は車体側空気圧通路、5は車
輪側空気圧通路、6はホイール接続部のエアロー
タリジヨイント等のロータリシールである。車体
側空気圧通路4は図中左端を図示せざる車体側の
空気圧源(車載空気圧源)に接続され、他端をエ
アロータリジヨイント6を介し車輪側空気圧通路
5に接続されている。車輪側空気圧通路5は遊端
をタイヤ3内に開口させると共に、途中に本考案
の要旨を構成するエアバルブ7を有するものとす
る。
エアバルブ7は第1図bに示す構成とする。即
ち、車輪側空気圧通路5を横切るようホイール2
に螺合してバルブケース8を設け、これをロツク
ナツト9により固定する。バルブケース8内には
同軸重合関係に配して遮断弁10及び注入弁11
を設ける。遮断弁10はばね12により弁座13
に着座した閉弁位置に弾支して、空気圧通路5を
車載圧力源側とタイヤ側との間で遮断するものと
する。又注入弁11はバルブケース8の外部開口
部8aに螺合した弁座14にばね15で着座さ
せ、これにより弁座14の中心に穿設した注気孔
14aを空気圧通路5から遮断するものとする。
弁11にはその中心に上下方向へ突出する弁ス
テム16,17を一体成形し、弁ステム16は注
気孔14aに遊挿してこれから突出させ、弁ステ
ム17は遮断弁10の盲孔10a内にストローク
方向の余裕を残して貫入させる。
弁座14を螺入したバルブケース8の外部開口
部8aは、ガソリンスタンド等にあるエアポンプ
(外部空気圧源)の空気圧注入口金を当てがうた
めのもので、かかる外部開口部8aを塞ぐキヤツ
プ18をバルブケース8に着脱自在に設ける。こ
のキヤツプは外部開口部8aの外周に螺合したア
ダプタ19と、これに摺動自在に嵌合した押釦2
0と、これらアダプタ19及び押釦20の外周間
に延在するベローズ21と、押ボタン20を図示
の限界位置に弾支するばね22とで構成する。ア
ダプタ19及び押釦20に夫々相互に係脱する3
個づつの円周方向等間隔に配した爪19a及び2
0aを設け、これら爪は押釦20の押込み時相互
に係合して押釦を押込状態に保持し、押釦20の
再押込みにより係合を解かれて押釦20をばね2
2により原位置に戻し得るものとする。
押釦20には更に、弁ステム16に向け突出す
る中心突部20bを設け、この中心突部は押釦2
0を押込まない状態では弁ステム16を押動せ
ず、弁10,11を自閉させておくが、押釦20
を爪19a,20aが係合する位置に押込んだ状
態では弁ステム16を押動して弁10,11を開
くような長さとする。
上記実施例の作用を次に説明する。
車載空気圧源によりタイヤ空気圧を制御する場
合、押釦20を第1図bの位置より第2図の如く
に押込む。この押込みにより爪20aが爪19a
に係合し、押釦20を当該押込状態に保持し得
る。この時、押釦20は中心突部20bを介し弁
ステム16を同方向へ同距離だけストロークさ
せ、注入弁11を開くと共に遮断弁10を開く。
従つて、空気圧通路5を経て車載空気圧源からタ
イヤに空気圧を供給したり、タイヤの空気圧を排
除することにより、タイヤ空気圧を自由に制御す
ることができる。この間、注入弁11も開いてい
るため空気圧が注気孔14aより大気中に漏れよ
うとするが、この漏洩はキヤツプ18の存在によ
つて確実に防止することができ、上記タイヤ空気
圧の制御を何等妨げない。
次に、上記のようなタイヤ空気圧の制御を行わ
ない間や、車載空気圧源を非作動にしておく駐車
中は、押釦20の再押込により爪19a,20a
の係合を解いて、押釦20をばね22により第2
図の押込位置から第1図bの原位置にもどす。こ
れにより遮断弁10及び注入弁11が共に自閉す
ることとなり、車輪側空気圧通路5と車体側空気
圧通路4とを結ぶエアロータリジヨイント6で空
気漏れが不可避であると雖も、これがタイヤ空気
圧を異常低下させるような事態を遮断弁10の自
閉により防止し得るし、タイヤ空気圧が注気孔1
4aを経て洩れる事態も注入弁11の自閉により
防止し得る。
なお、ガソリンスタンド等で外部空気圧源であ
るエアポンプによりタイヤへの注気を通常通りに
行う場合は、キヤツプ18を取り外し、外部開口
部8aにエアポンプの空気圧注入口金を当てがつ
て、この口金により周知の如く弁ステム16を第
3図の位置に押動し、エアバルブ7を第3図の状
態にする。この時弁ステム16は注入弁11を開
くが、遮断弁10に対してはストローク方向の余
裕代内で相対移動するのみで、遮断弁10を開く
に至らない。従つて、上記エアポンプからの空気
圧が注気孔14aを経てタイヤに向かうこととな
り、タイヤの空気圧を高めることができる。
(考案の効果) かくして本考案のタイヤ空気圧制御装置は、車
輪側の空気圧通路5にこれを遮断可能な遮断弁1
0を設けたから、車載空気圧源を非作動にしてお
く駐車中等と雖も、車体側空気圧通路と車輪側空
気圧通路とを結ぶエアロータリジヨイント6の空
気漏れによるタイヤ空気圧の異常低下を、上記遮
断弁の閉止によつて確実に防止することができ
る。
又、外部空気圧源用の注入弁11と上記遮断弁
10とを単一ユニツトに構成するから、車輪から
の出つ張りが1箇所のみで、見栄えが良い。
合せて本考案の特異なユニツト化構成によれ
ば、遮断弁開弁操作用のキヤツプが外部開口部に
かぶさつて見栄えを良くしたり、飛石等による外
部開口部の破損を防止する用も兼ね、これらの目
的のために専用のキヤツプを外部開口部に設ける
必要がなく、この点でも部品点数が少なくなり、
管理が簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案タイヤ空気圧制御装置の一実施
例を示し、同図aは同装置を装着した車輪の斜視
図、同図bは同装置におけるエアバルブの断面
図、第2図及び第3図は夫々同エアバルブの作用
説明図である。 1……車輪、2……ホイール、3……タイヤ、
4……車体側空気圧通路、5……車輪側空気圧通
路、7……エアバルブ、8……バルブケース、1
0……遮断弁、11……注入弁、13,14……
弁座、16,17……弁ステム、18……キヤツ
プ、19……アダプタ、19a,20a……爪、
20……押釦、21……ベローズ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車載空気圧源から車輪のタイヤ内に空気圧を供
    給するための空気圧通路を具え、該空気圧通路を
    経て外部空気圧源からもタイヤ内へ空気圧を供給
    し得るようにしたタイヤ空気圧制御装置におい
    て、 前記外部空気圧源の空気圧注入口金を当てがい
    得る外部開口部を有したバルブケースを前記車輪
    に設け、 このバルブケース内に、前記空気圧通路を通常
    は遮断する常閉の遮断弁と、この遮断弁および前
    記タイヤ間における前記空気圧通路を適宜前記外
    部開口部に通じさせる常閉の注入弁とを収納し、 該注入弁は、前記外部開口部に前記空気圧注入
    口金を当てがう時この空気圧注入口金により開か
    れるよう配置し、 前記注入弁を前記空気圧注入口金により開かれ
    る以上の大開度位置に押動するキヤツプを前記外
    部開口部に気密封止下にかぶせて着脱自在に設
    け、 該注入弁の大開度位置で、この注入弁により開
    かれるよう前記遮断弁を配置したことを特徴とす
    るタイヤ空気圧制御装置。
JP1987017904U 1987-02-12 1987-02-12 Expired JPH0451045Y2 (ja)

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JPS63126106U JPS63126106U (ja) 1988-08-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61160306A (ja) * 1984-11-08 1986-07-21 エイエム ゼネラル コ−ポレ−シヨン 車輌の空気タイヤの自動加圧用システム

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JPH0319441Y2 (ja) * 1985-04-03 1991-04-24

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