JPH0450940Y2 - - Google Patents

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JPH0450940Y2
JPH0450940Y2 JP15812286U JP15812286U JPH0450940Y2 JP H0450940 Y2 JPH0450940 Y2 JP H0450940Y2 JP 15812286 U JP15812286 U JP 15812286U JP 15812286 U JP15812286 U JP 15812286U JP H0450940 Y2 JPH0450940 Y2 JP H0450940Y2
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needle valve
slit
valve
trigger
liquid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、液体特に高粘度液体を塗布する手
持式フローガンの流量調整機構に関する。
〔従来の技術〕
シール剤や接着剤等の高粘度液体を塗布する手
持式フローガンとしては、従来第5図に示すよう
なものが知られている。
これを簡単に説明すると、加圧された高粘度液
体が図示しない導管を経由して継手5側から液体
供給路6に供給される。
この状態で引金4を操作すると、ばね3に抗し
てニードルバルブ1がバルブシート2から離間し
て開弁状態になり、液体供給路6内の加圧された
液体が弁間隙を通つて流路7に流入し、吐出ノズ
ル8から吐出されて被塗部材に塗布される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の手持式フロー
ガンにあつては、ニードルバルブ1が閉弁状態に
ある図示の状態では、このニードルバルブ1に液
体供給路6内の液体圧力とばね3の付勢力との合
力が作用し、ニードルバルブ1が強力にバルブシ
ート2に押圧されているので、この押圧力に抗し
て引金4を引くにはかなりの力を必要とする。
ところが、一旦ニードルバルブ1がバルブシー
ト2から離間して開弁状態になると、高圧の高粘
度液体が開かれた弁間隙を通つて吐出ノズル8か
ら大量に吐出され、その吐出流量に比例して圧力
損失が生ずる。
この圧力損失により弁部に作用する加圧液体の
圧力が急激に低下し、ニードルバルブ1に作用す
る閉弁方向の力はほとんどばね3の付勢力だけに
なるので、引金4の操作力が一時に軽くなつてニ
ードルバルブ1を徐々に開かせることが困難にな
る。
これにより、引金4の操作速度を一定にして高
粘度液体を一定の太さのビード状に塗布しようと
しても、吐出開始直後塗布部が一旦だんご状に拡
大した後、一定の太さに収斂する結果となり、塗
布後人手等による初期吐出部の余分の拡大部を除
去しなければならなかつた。
この考案はこのような従来の問題点を解決し得
る手持式フローガンの流量調整機構を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この考案による手持式フローガンの
流量調整機構は、手持式フローガンの吐出ノズル
上流部に、この吐出ノズルと液体供給路とを連通
する軸線方向のスリツトを備えたシリンダ部を一
体的に設け、このシリンダ部に、引金の操作に連
動して軸線方向に変位するニードルバルブを嵌装
し、このニードルバルブの変位によりシリンブ部
のスリツトを開閉して吐出流量を調整するように
したものである。
〔作用〕
上記のように構成することにより、手持式フロ
ーガンの引金を操作してニードルバルブをシリン
ダ部内で軸線方向に変位させると、このニードル
バルブによりスリツトの一部又は全部が閉鎖さ
れ、開口部の長さが引金の操作速度に応じて連続
的に変化して吐出量を微細に調整することができ
る。
〔実施例〕
以下、添付図面の第1図乃至第4図を参照して
この考案の実施例を説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示すもので、手
持式フローガンの本体11に互いに斜めに交差す
る流路11a,11bを設け、これらの流路11
a,11bと同一方向に連通する流路12a,1
3aを有する連結リング12及び把手13をそれ
ぞれ螺着して流路13a,11b,11a,12
aにより液体供給路を形成する。
また、連結リング12にOリング14を介して
シート部材15を密閉状態を保つて螺着し、この
シート部材15の先端部にパツキン16を介して
吐出ノズル17を締結リング18により一体的に
固設する。
このシート部材15の上流側にシリンダ部15
aを設け、このシリンダ部15aに流路12aの
軸線方向に平行するスリツト15bを削設すると
共に、シリンダ部15aの下流側にバルブシート
15cを設ける(第3図a,b参照)。
そして、シリンダ部15aには先端部がバルブ
シート15cに着座可能でばね19により常時閉
弁方向に付勢したニードルバルブ20を軸線方向
に摺動自在に嵌装する。
このニードルバルブ20にか頭部20aに平面
部20bを設けて連結リング12の流路12aと
の間に若干の間隙を形成すると共に、頭部20a
の上流側の同一軸線上にニードルバルブ20の弁
部と外径のほぼ等しいロツド21を螺着し、ロツ
ド21の自由端部をパツキン22を挿通して外部
に突出させ、その先端部にスタツド23を介して
調整ナツト24を螺着する。
一方、第2図に示すように引金25を本体11
の軸26に枢着し、この引金25を軸27により
ステム28の一端に枢着し、このステム28の他
端折曲部をスタツド23と調整ナツト24により
若干の自由度を設けて挟持し、引金25を操作す
ることによりステム28を介してロツド21及び
これと一体のニードルバルブ20をばね19に抗
して図で右方に変位可能としている。
ここで、このように構成した実施例の作用を説
明する。
第1図に示す状態から引金25を操作し、軸2
6を支点にしてステム28を矢示A方向に引き付
けると、ステム28が右行し、若干の予備作動の
後調整ナツト24を右方に押圧する。
これによりロツド21及びニードルバルブ20
がばね19に抗して右行し、ニードルバルブ20
の先端部が弁座15cが離間し、同時にニードル
バルブ20がスリツト15bを徐々に開口し始め
る。
スリツト15bの開口により、ニードルバルブ
頭部20aと流路12aとの間隙を通過した液体
供給路内の加圧液体はスリツト15bの開口部を
通つて吐出ノズル17から吐出される。
この時、吐出ノズル17から吐出される液体の流
量はスリツト15bの開口部の断面積に比例し、
スリツト15bの開口部の断面積はニードルバル
ブ20の移動量すなわち引金25の操作量と比例
するので、引金25の操作全域に亘つて吐出流量
に連動的に変化させることが可能になる。
次に、第4図はこの考案の他の実施例の要部の
みを示す第3図bと同様の断面図であり、その平
面図は第3図aと同様である。
この実施例ではシート部材35にニードル30
の先端部の着座する弁座を設ける代りに、シート
部材35の内径とニードルバルブ30の外径との
嵌合を密にして所謂すきまシートとすることによ
り、液体の流出を防止しているほかは前実施例と
同様である。
特に高粘度液体の場合には、すきまシールにそ
れ程の精度を必要としないので、この実施例によ
り弁構造が簡略化されて手動式フローガンを安価
に供給するとができる。
また、いずれの実施例においても、ロツド21
を一体とするニードルバルブ20,30は両ロツ
ドピストンとして作用し、且つ、ロツド21はパ
ツキン22を挿通して外部に突出しているので、
ニードルバルブを開閉両方向に押圧する加圧液体
の圧力は互いに打ち消し合い、ニードルバルブ2
0,30に作用する力は液体の圧力に関係なくば
ね19の付勢力だけとなる。
したがつて、閉弁方向に働く力が液体の圧力に
よつて変化する第5図に示した従来例に比し、引
金25の操作力が著しく軽くなり、高圧液体の場
合にも手動による微妙な調整を行うことが可能に
なる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案による手持式フロ
ーガンの流量調整機構は、吐出ノズル上流部に軸
線方向のスリツトを備えたシリンダ部を設け、こ
のシリンダ部に引金の操作に連動して軸線方向に
変位するニードルバルブを嵌装したので、スリツ
トの幅、形状を適当に設定することにより、引金
の操作量に応じて流体の通過するスリツトの開口
部の大きさが比例して変化し、この開口部を通過
する液体の流量を所定範囲内で容易に調整するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は同じくその引金連動部分を示す要部正面
図、第3図a,bは同じくその弁構造のみを示す
平面図及び断面図、第4図はこの考案の他の実施
例の弁構造を示す断面図、第5図は従来の手持式
フローガンを例示する断面図である。 11a,11b,12a,13a……液体供給
路、15……シート部材、15a……シリンダ
部、15b……スリツト、17……吐出ノズル、
20……ニードルバルブ、21……ロツド、25
……引金、28……ステム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手持式フローガンの吐出ノズル上流部に該吐出
    ノズルと液体供給路とを連通する軸線方向のスリ
    ツトを備えたシリンダ部を一体的に設け、該シリ
    ンダ部に、引金の操作に連動して軸線方向に変位
    するニードルバルブを嵌装し、該ニードルバルブ
    の変位により前記スリツトを開閉して吐出流量を
    調整するようにしたことを特徴とする手持式フロ
    ーガンの流量調整機構。
JP15812286U 1986-10-17 1986-10-17 Expired JPH0450940Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15812286U JPH0450940Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

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JP15812286U JPH0450940Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

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Publication Number Publication Date
JPS6366171U JPS6366171U (ja) 1988-05-02
JPH0450940Y2 true JPH0450940Y2 (ja) 1992-12-01

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