JPH04506863A - トルクを測定するための測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トルクを測定するための測定装置 背景技術 本発明は、請求項１の上位概念に記載されたトルクを測定するための測定装置に 関する。公知の測定装置では、トーション軸のねじれが、相対的に互いに移動可 能に同心的に配置された２つのスリーブを用いて測定される。トーション軸はこ の場合駆動軸と被駆動軸との間に配置されている。２つのスリーブのうちの一方 のスリーブは互いにずらされた２列のスリットを有しており、これらのスリット は非導電性の範囲を形成している。他方のスリーブには、同様にスリーブ軸線の 方向に延びていて貫通している１列のスリットが構成されている。第１のスリー ブの両スリット列の範囲には、高周波の交流が供給されるそれぞれ少なくとも１ つのコイルが配置されている。両スリーブが相対的に互いに接線方向にシフトす ることによって、スリーブの非導電性の面、つまりスリットの開放面が変化し、 これによってコイルの減衰が変化する。しかしこのような測定装置には、トーシ ョン軸それ自体に及びそれぞれの軸へのトーション軸の接続部に付加的な構造ス ペースが必要であるという欠点がある。

発明の利点 １３表＋４−５４−５ｏｅ　（２） 請求項１に記載された特徴を有する本発明による測定装置には、これに対して測 定装置が比較的短い構造長さを有するという利点がある。この長さは、中空軸と して構成されたトーション軸に制限される。これによってこの測定装置を、空間 的に極めて制限された取り付は状態を有する作業装置においても使用することが できる。この測定装置がねじ回し、特にアングルねじ回しに取り付けられる場合 には、ねじ回し構造の大きさ及び重量がそれほど変化しない。この測定装置は、 ねじ回しの駆動軸に簡単に取り付けられるか又は付加的な装置としてねじ回しに 取り付は可能である。

図面 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。第１図はねじ回しの頭部 の一部を示す縦断面図である。第２図及び第３図はそれぞれ測定装置の詳細図で ある。

実施例の説明 第１図には、詳しく図示されていないアングルねじ回しの頭部が符号１０で示さ れている。駆動軸１１を介してねじ回し１２が駆動される。このねじ回し１２は 玉軸受け１３に支承されていて、ビン１４でアングルねじ回しのケーシング１５ に固定されている。ねじ回し１２のビン状の工具受容部１６には、ねじを締める 際のトルクを測定するための測定装置１７が配置されている。この測定装置１７ は、トーション部材として構成された中空軸１８を有しており、この中空軸は一 方の端部に突出部１９を有している。突出部１９の形状はねじ回し１２の工具受 容部１６に対応しており、これによってねじ回し工具の受容のために働く。これ と反対側の端部で、中空軸１８は連結部２０を用いてねじ回し１２に固定されて いる。この場合この連結部２０を、例えば中空軸１８に溶接するか又は中空軸１ ８と一体に製造することもできる。いずれにせよここで重要なのは、連結部２０ が中空軸１８の内室内に突入しているという点である。これにより、ねじ回し１ ２の工具受容部１６もまた中空軸１８の中に位置し、つまり工具受容部１６がね じ回し１２の底部にまで達することが可能になる。ねじ回し１２の工具受容部１ ６と突出部１９とを等しく構成する必要があるので、測定装置１７の軸方向長さ は、はぼ中空軸１８だけの長さとなる。

トルクを検出するための手段として、ここでは、ドイツ連邦共和国特許出願公開 第３３０７１０５号明細書により公知の、渦電流の原理に基づき作動する測定装 置１７が説明される。しかし、別の測定方法、例えば伸長測定ストリップによる 方法又は誘導性、容量性、光学的方法若しくは磁気弾性的金属による方法もまた 可能である。内側のスリーブ２３は、その一方の端部で突出部１９に固定されて おり、一方その端部とは反対側に、外側のスリーブ２４が固定されており、つま すこの外側のスリーブ２４は連結部２ｏを介してねじ回し１２の工具受容部１６ に一方の側で固定されている。内側のスリーブ２３及び外側のスリーブ２４の固 定されていない方のそれぞれの端部は、緊張されていない。内側のスリーブ２３ は、軸方向で相前後して配置された、長手方向スリット２５の２つの列を有して いる。両列の長手方向スリット２５は、それぞれ小さい間隔Ｖだけ半径方向に互 いにずらされている。外側のスリーブ２４には、内側のスリーブ２３の列におけ るスリット幅と同じスリット幅ａで適当な数の長平方向スリット２６が構成され ており、この長手方向スリット２６は、外側のスリーブ２４の軸方向で内側のス リーブ２３のスリット２５の両列にわたって延びている。外側のスリーブ２４の さらに外側に設けられた、スリーブとして構成されたコイル体２７には、内側の スリーブ２３のスリット２５の両列の範囲でそれぞれ１つ又は複数のコイルが巻 かれている。汚れから保護するために、ねじ回しのケーシング１５に固定された カバー２９が測定装置１７を取り囲むように配置されている。

渦電流の原理で作動する測定装置の作用形式は十分に公知であり、若しくはドイ ツ連邦共和国特許出願公開第３３４４３８５号明細書に記載されている。従って ここでは詳しくは説明しない。中空軸がねじれると、内側のスリーブ２３及び外 側のスリーブ２４の導電性及び非導電性の面の関係が変化するので、これにより コイル２８の減衰が変化する。このようにして得られた測定信号は評価回路（図 示しない）において評価され得る。

トーション軸が中空軸として構成されていることにより、特に、連結部２０が中 空軸１８の内室に配置されていることにより、特に測定装置１７の軸方向でスペ ースをとらない構造形式が可能になる。この測定装置１７は、ここで説明したね じ回しに使うことができるばかりではなく、トルクを測定する必要がある別の装 置にも使用することができる。

特表平４−５ｏｅｓ６３（３） 国際調査報告 Ｓ＾　３７９２０

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．１つのトーション軸（１８）と、互いに相対的に移動可能な２つの部材（２ ３，２４）とを用いてトルクを測定するための測定装置であって、前記両部材の 相対的な相互のシフトを測定システム（１７）を用いて検出する形式のものにお いて、前記トーション軸が中空軸（１８）として構成されており、該中空軸（１ ８）の少なくとも１つの連結部（２０）が、中空軸（１８）の内室に位置する駆 動軸（１６）又は被駆動軸（１９）に設けられていることを特徴とする、トルク を測定するための測定装置。
2. ２．測定装置がねじ回し（１０）の駆動軸内に取り付けられている、請求項１記 載の測定装置。
3. ３．測定装置が、ねじ回し（１０）の端部（１６）に取り付けられており、中空 軸（１８）の端部が、ねじ回しとして働く突出部（１９）を有している、請求項 １記載の測定装置。
4. ４．測定装置が内側のスリーブ（２３）と外側のスリーブ（２４）とを有してお り、前記内側のスリーブ（２３）が、半径方向でずらされた長手方向スリット（ ２５）の２つの列を有しており、外側のスリーブ（２４）が、軸方向に構成され た長手方向スリット（２６）を有しており、前記内側のスリーブ（２３）の長手 方向スリット（２５）の両列の範囲に、それぞれ少なくとも１つのコイル（２８ ）が設けられている、請求項１から３までのいずれか１項記載の測定装置。