JPH04505269A - 歯科用マトリクス - Google Patents
歯科用マトリクスInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
歯科用マトリクス
本発明は、歯科用マトリクス、詳しくは、歯の修復に使用される歯科用マトリク
スに関する。
2、従来技術の説明
整形及び治癒の目的の為に患者の歯に修復剤を適用することは知られている。修
復剤を適用する代表的な方法としては、予め用意された薄板(veneers)
を歯の表面にセメント付けする方法や、合成材の薄板又はコーティングを歯の表
面に接着する方法や、隙間又は穴に修復剤等を詰める方法などがある。
合成修復剤の薄板又はコーティングを、歯の修復及び発育異常やフッ素沈着等の
欠損部のマスキングのために当てることができる。傷んだ歯の表面は、へりオシ
ット(He l ios i t)やシルックス(S i I u −X)等の
修復用樹脂をその表面に塗布して、これを硬化させることによって修復すること
が出来る。修復される歯とこれに隣合う歯との間の間隔を適当に保つために、歯
科医は、前記硬化工程中において、前記歯を取り囲むマイラー(Mylar)片
と修復剤とを挿入することができる。
歯の腐食部は、セルロイドの歯冠型を歯に取り付けて前記隙間又は穴に修復剤を
注入することによって修復可能である。しかしながら、そのような歯冠型はしば
しば厚みが大きすぎて適当な間隔を維持した状態で歯間に位置決めすることがで
きない。前記修復剤が硬化した後、歯科医は、この修復剤の輪郭を整え、形成し
、これを研磨して、適当な形状で自然な色の歯か作り出されるようにする。しか
し、前記修復剤のコー・ティングに適当な形状と美しい外観とを与えるには、歯
科医にとってかなりの技術と時間とが必要である。更に、前記歯冠内の前記修復
剤をコントロール及び観察することは困難であり、その結果、硬化後において修
復剤中に不要な空隙か生じてしまう。
歯の表面を接着するために、歯科用鋳型又はモデル全体に予め用意した陶材又は
合成材から成る薄板を形成することも知られている。(::ohen等の米国特
許第4,226,593号に開示されているように、患者の歯の歯科用鋳型を使
用して、実験室技術者か、薄板の半製品(blank)をすり砕いて整形する。
次に、前記薄板をフレキシブルなモールドによって取り囲み、前記歯科用鋳型か
ら取り外して、患者の歯に適当な方向で固定する。しかしながら、この方法は、
特殊な型と歯科用鋳型か必要である。その結果、この方法はきわめて時間がかか
りコストが高くつく。
従って、時間と技術の量と、歯に対する修復剤や薄板の費用とを大幅に減少させ
るような方法と装置とを得ることか望ましい。
発明の要旨
従って、本発明は、傷んだ、又は腐食した、あるいは異常形状の歯に対して修復
剤を適用するための方法と装置とを提供するものである。前記装置は、一対の翼
部間に延出する面部を備えたマトリクスを有する。
前記面部は、一対の角部とテーバ付きフランジとの間に延出する輪郭付き内面を
有している。前記内面は、所望の唇側表面の形状に解剖学的に輪郭付けられてい
る。前記輪郭付き内面は、前記一対の翼部によって歯の前記唇側面に対向して配
置されている。前記両翼部は、歯間に延出し、前記一対の翼部の少なくとも一方
に固着された粘着片によって前記歯の周りに固定されている。このように位置決
めされた状態で、前記マトリクスは、修復剤用のモールドを提供する。前記マト
リクス°は、適当な歯間間隔を維持するためのみならず、準備及びエツチング工
程中において、前記歯に予め用意された薄板を取り付ける時に、歯を隔離するた
めにも使用可能である。
前記テーバ付きフランジは、外方に延出して前記マトリクスの前記内面の歯肉下
への挿入を許容し、これによって、歯の歯肉部及び歯肉下部に修復剤を当てるこ
とを許容する。
前記マトリクスは、透明材から成り、光硬化性剤の使用と前記修復剤の観察とを
許容するようになっている。従って、前記マトリクスは、前記修復剤の整形用型
として使用可能であり、これによって適当な輪郭か得られるのみならず、歯科医
にとっては前記整形を行うのに高度な技量を必要とせず、更に、仕上げ及びみか
き工程の時間か大幅に短縮されるの゛である。前記マトリクスは、虫歯の治療に
おける修復剤の固着作業に使用可能である。前記装置は、適当な歯間間隔と、修
復剤の歯肉部及び/又は歯肉下部への適用を許容する。
本発明は、主として、合成樹脂固着工程において使用され、歯科医又は技術者が
、この工程をより短時間でより正確に、そしてより安定した結果で行うことを助
けるように設計されている。又、これは修復作業において必要な仕上げ、トリミ
ング及び研磨工程に必要な所要時間を短縮するものであり、更に、適当な歯間輪
郭及び間隔を許容しながら、複数の歯を同時に固着することを可能にするもので
ある。更に、本発明によれば、前記マトリクスを歯自身の周りに位置決めするこ
とか可能である。
第2に、本発明は、その他の数多くの修復工程、特に、合成樹脂修復剤を使用し
たものや、予め用意した薄板を使用した工程において有用であろう。
好適な実施例の詳細な説明
第1図に最も良く示すように、歯12の修復のためのマトリクス10等の装置が
示されている。前記マトリクス10は、一対の翼部16の間に延出する面部14
を有している。以下に記載し、又第6図に最も良く示すように、前記一対の翼部
16の夫々は、その内面18に粘着材17を有し、これによって前記一対の翼部
16か互いに取り付けられて前記マトリクスを前記歯12に固定している。前記
マトリクスは、ポリマー等の適当な透明で整形可能な材から形成されている。前
記透明材は、可視光による感光化合物の硬化を許容する。
以下に記載するように、前記両翼部は、薄い断面を有し、かつフレキシブルであ
る。前記面部14は、変形に耐えるために前記両翼部よりも厚い断面を有する。
前記マトリクスの面部14は、輪郭付けられた内面18とテーパ付きフランジ2
0とを有している。第6図に示すように、前記内面18は、前記面部と前記一対
の翼部16との間に形成された一対のコーナー溝22の間に延出している。前記
内面18は、前記歯に形成される所望の唇側面に対応した表面を有している。前
記内面18は、第5図に示すような合成修復剤32用のモールドを提供するよう
に形成されている。人間の歯には種々な寸法及び形状のものがあるため、種々な
寸法と形状の歯を適当に収納するべく、種々な寸法及び形状の内面を有する多数
のマトリクスを形成することになる。前記マトリクスは、特定の解剖学的輪郭及
び寸法を提供するべく、鋳造(molding)等の適当な方法によって形成さ
れる。
前記面部14は、前記両翼部16か互いに固定された時に、前記内面18の特定
の解剖学的輪郭を維持するのに十分な厚みを有する。前記面部14には、外面2
4か設けられており、これには、第1図及び第2図に示すように、中心溝26を
設けることかできる。前記中心溝26は、前記一対の翼部の幅Wにほぼ対応して
、前記外面上で延出し、歯肉組織30に不快な刺激を与えないように前記フラン
ジ20上では延出していない。このように形成された前記中心溝26は、前記両
翼部を引っ張って前記歯12の舌側面に対して強固に固定された時に、前記面部
か前記溝に沿って僅かに屈曲することを許容する。このように、前記内面18の
曲率半径を変化させて、後で詳述するように、もしも前記内面が前記歯に形成さ
れるべき所望の幅よりも大きい場合に、前記一対のコーナー溝22の間の距離を
狭くすることが可能である。前記一対のコーナー溝22は、各翼部と前記マトリ
クス10の前記面部との接続部に形成されて、前記両翼部が、所望の角度で前記
両隣接歯面に沿ってフレキシブルに屈曲することを許容している。余分な修復剤
は、前記マトリクスの中心面から押し出されて切断抽出され、これによって必要
な仕上げ作業の量を最小限にする。
前記テーパ付きフランジ20は、第1図及び第2図に示すように、前記一対の翼
部16を越えて外方に延出して前記歯肉組織30の下に挿入される。前記テーパ
付きフランジ20は、第5図に示すように、前記歯の歯肉部または歯肉下部に修
復剤32を適当に当てることを許容する。
前記一対の翼部16は、夫々、第4図に最も良(示されているように、前記マト
リクスの前記コーナー溝22の一方から外方に延出している。前記両コーナー溝
22は、前記両翼部か、前記面部表面に対して用意に移動することを許容する。
各翼部は、前記両コーナー22の一方と、内面38上に粘着パッド17を備えた
自由端部36との間に延出する中間部34を有している。各中間部34は、前記
両翼部の歯間挿入を許容するために薄い断面を有している。各翼部は、前記歯1
2の隣接及び唇側表面の輪郭に適合するのに十分にフレキシブルである。隣接す
る複数の歯に複数のマトリクスを同時に使用する場合には、各翼部は、二つの翼
部か歯間を通過出来るように十分に薄い必要かある。
前記中間部34は、前記歯の隣接表面にほぼ対応する長さを有している。
第5図に示すように、歯肉を受けるための切り溝35を形成することができる。
更に、前記中間部30と前記自由端部とを互いに、かつ、前記面部に対して角度
を持たせて、第3図において仮線で示すように、適当な位置決めを許容させるこ
とも可能である。
前記舌側面から前記一対の翼部の夫々の前記内面に沿って、第1図に示すように
、前記粘着材17か延出している。この粘着材17は、接触粘着が可能なもので
あればいかなるタイプのものでも良く、この好適実施例においては、両側に粘着
剤を有する弾性材からなる片である。蝋紙等の保護材のシート40か、前記片の
外面に沿って延出して、前記両翼部に誤って粘着することを防止している。保護
材のこのシート40は、前記マトリクスを前記歯の周りで最終的に位置決めする
前に取り除かれる。
マトリクス11の第1別実施例か第4.6及び8図に示されている。このマトリ
クス11は、マトリクス10に類似の形状であるが、追加的に、前記外面24か
ら外方に延出する一対のアーム42を有している。
これら一対のアーム42は、コーナー溝44から延出して、これらを歯科医又は
技術者が握ることによって前記マトリクス11の位置決め作業を容易にするもの
である。
第7図及び第8図に示すように、外側粘着片42を、前記翼部の外面に位置させ
て、複数の歯が修復される時に、隣合う複数のマトリクスを連結することを許容
させることか出来る。
使用方法
■1合成樹脂修復剤等に関する前記修復装置の使用変形し、腐食し、あるいは傷
んだ歯を修復するために、歯科医又は技術者は、先ず、唇側表面または歯に形成
される所望の表面に対応した内面18を有するマトリクスを選択する。
次に、前記マトリクスIOを、前記両翼部を隣接延出させた状態で位置決めし、
前記くさび状フランジを歯肉下に挿入する。前記別実施例の場合においては、前
記マトリクス11を、一方のアームとそれに対応する翼部とを握って前記翼部を
歯間に操作することによって位置決めし、次に、他方のアームとこれに対応する
翼部とをその反対側(contro−1atera2)の歯間位置に操作する。
位置決めが完了すると、前記マトリクスの両翼部を引っ張り、次にマトリクスを
検査してこのマトリクスのトリミングが必要であるかどうかを決定する。トリミ
ングが不要な場合は、前記マトリクスを唇側に引っ張り、前記フランジか歯肉下
に挿入された状態でマトリクスが歯の周りに緩く係合するようにする。このよう
に位置決めすることで、腐食液、粘着剤、及び修復剤を注入する余裕を残す。も
しもトリミングが必要な場合には、前記マトリクスを歯から取り外し、次に、前
記フランジを歯肉下に挿入した状態で再度、歯の周りに緩く係合させる。前記別
実施例の場合においては、マトリクスが歯の周りに位置決めされた時、前記マト
リクス11の前記アーム42を切除することが可能である。腐食液、粘着剤、及
び修復剤を、歯科医又は技術者が使用することを望む特定の合成材に適した方法
で塗布する。前記修復剤を塗布後、前記両翼部を引っ張って固定する。前記両翼
部は、第6図に示すように対称的に固定してもよいし、あるいは、第8図に示す
ように互いにオフセットして固定してもよい。前記両翼部の片方又は両方を、舌
に沿って延出させて、前記歯の隣接及び/又は舌側表面の修復を許容する。前記
保護シート40を、前記粘着片から取り外す。前記一対の翼部16を適当に位置
決めして、その後、第6図に示すように、互いに押し付けることによって前記内
面を前記歯の舌側面に対して正しく位置決めする。前記粘着面を互いに固定する
ことによって、前記マトリクスは、前記歯に対して保持され、これによって歯科
医又は技術者の両手は自由になって他の目的のために使用可能になる。更に、第
8図に示すように、隣合うマトリクスの翼部を互いに固定して、複数の歯を同時
に修復することか可能になるようにしてもよい。
前記両翼部を強く引っ張ると、前記マトリクスの内面18が歯の舌側面に近づき
、これによって、前記マトリクスの内側部と前記歯との間に捕らえられている前
記修復剤を、前述の適当な寸法のマトリクスの選択によって決定された適当な形
状にモールドする。余分な修復剤があれば、前記マトリクスの内面と前記歯とに
よって形成され、このポケットからこれを切断抽出する。前記修復剤が硬化する
までは、ここから修復剤は容易に除去可能である。
前記両翼部がどの程度強く引っ張られるかが、前記歯の唇側面に残る修復剤の厚
みに影響する。歯科医又は技術者が、前記唇側面に比較的薄い量の剤を残すこと
を望む場合には、彼/彼女はただ単に前記両翼部をより強く引っ張って、より多
量の修復剤が切断抽出されるようにする。前記マトリクスの内面18の形状によ
って、自動的に、前記歯の歯肉部における修復剤は薄くなるので、修復作業か歯
肉に不快な刺激を与える可能性を大幅に減らすことかできる。
歯の前記唇側表面又は所望の表面よりも大きな前記面部14の内面18を有する
マトリクスで、前記両翼部が歯の周りで強く引っ張られた時、(下記参照)前記
中心溝26によって前記マトリクスの面部が、この溝によって歯から外側に曲が
ることが許容され、余分な修復剤が切断抽出されて中心面方向(midfaci
ally)に向けられる。修復剤が硬化し、マトリクスが取り外された後、この
余分な修復剤は、容易に、かつ短時間でトリミング及び研磨処理される。前記中
心溝26は、余分な修復剤か修復部の歯肉部に向かわないように、この歯肉部か
ら一定距離離れた上方で途切れている。
使用に際して適当な寸法のマトリクスを選択する特表平4−505269 (5
)
時、もしも歯に形成されるべき唇側表面又は所望の表面を有したマトリクスが見
つからない場合には、その歯に形成されるべき唇側表面又は所望の表面よりも近
遠合方向に(mesidoistally=mesiodistally)おい
て僅かに大きな内面18を有するマトリクスを使用すべきである。
前記両翼部を歯の周りで強く引っ張った時、前述の少し大きなマトリクスの前記
面部は、前記中心溝26の所で曲がり、これによって、前記一対のコーナー22
の間の距離が狭くなって、前記唇側表面は所望の表面に適当にフィツトするよう
になる。更に、前記両コーナー溝22によって、前記マトリクスの面部は、マト
リクス34の前記中間歯間部に干渉せず、これらの部分が前記歯の周りで適当な
角度を形成した状態に留まることを許容した状態で屈曲する。前記両翼部が引っ
張られて前記マトリクスか位置決めされた後、前記修復剤を硬化させることが出
来る。
現在使用されている修復剤の大部分は、光硬化性である。前記マトリクスは透明
で、可視光及び紫外光の通過を許容し、感光剤は硬化することができる。
又、前記マトリクスが透明であるので、空隙が存在しないことを確認するために
、マトリクスを視覚によって観察することができる。修復剤が硬化した後、この
修復剤の最終整形か必要である。しかしながら、従来から知られている方法より
も、はるかに短時間で合成材を固着することが出来る。更に、この方法によれば
、従来の方法よりも、必要な整形、仕上げ及び研磨作業の時間を大幅に短縮する
ことか出来、更に、前記歯間領域の輪郭も含めて修復剤の輪郭をより適当にする
ことが可能である。又、この方法によれば、複数の歯について同時に、かつ効果
的に治療を容易に行うことができる。
■、予め形成された薄板に関する修復装置の使用前記マトリクスは、選択され、
エツチング及び薄板に位置固定される前に、前記フランジを歯肉下に挿入した状
態で歯の周りに位置決めされる。前記マトリクスによって、これらの作業中、歯
は隔離される。前記マトリクスは、唾液、水分その他の不要な流体が前記歯の表
面を汚染することを防止し、更に、エツチング液や固着剤がマトリクスの境界か
ら流出して歯肉及び近接する歯へと流れることを防止する。
更に、マトリクスは、このマトリクスによって前記固着剤又はセメントが隣接す
る歯の間に流れ込むことを許容しないので、歯の間の間隔を適当に維持すること
かできる。又、このマトリクスによって複数の歯は隔離されるので、現在の方法
においてよりも短時間で多数の歯に薄板を位置固定することか可能である。更に
、第6図に示すように、これら複数のマトリクスの翼部か互いに固着するので、
歯科医又は技術者の両手か自由になって、これらを、粘着剤の準備及びこの粘着
剤を前記薄板の内面に置く等のその他の作業に使用できる。
以上のように私の発明を記載したが、当業者にとっては、添付の請求の範囲に限
定されている本発明の真意から逸脱することなく、種々の変形例が可能であろう
。
図面の簡単な説明
添付の図面との関連で、次の詳細な記載を参照することによって本発明をより良
く理解できるであろう。
ここで、これら複数の図面の全部において類似の部材は類似の参照記号によって
示されている。
第1図は本発明にかかる装置を歯に対して位置決めした状態を示す斜視図、
第2図は本発明のマトリクスの正面図、第3図は本発明のマトリクスの側面図、
第4図は本発明のマトリクスの第1別実箪例を示す平面図、
第5図は前記マトリクスの6−6線に沿った断面図、第6図は歯の周りに取り付
けられた状態の前記マトリクスの前記第1別実施例の底面図、
第7図は本発明のマトリクスの第2別実施例の斜視図、
第8図は前記第1別実施例のマトリクスを3個互いに連結した状態を示す底面図
である。
国際調査報告
Claims (15)
- 1.唇側面と、一対の隣接面と、舌側面とを有する歯の修復に使用する装置であ って、 面部とこの面部から延出する少なくとも一つの翼部とを備えと共に、前記面部が 、前記歯の前記唇側面に近接した解剖学的に輪郭付けられた内面を備えるマトリ クスと、 前記マトリクスの前記内面を前記歯の周りで位置決め固定するための手段と、を 備えた装置。
- 2.請求項4に記載の装置であって、前記面部が、修復剤を歯肉組織の下方に適 用するための手段を有する。
- 3.請求項2に記載の装置であって、前記適用手段は、前記面部から外方に延出 するテーパ付きフランジである。
- 4.請求項1に記載の装置であって、前記面部は、前記内面の変形を許容するた めの中心溝を有する。
- 5.請求項1に記載の装置であって、前記マトリクスは、一対のコーナー溝の間 に延出して前記少なくとも一つの翼部が屈曲することを許容するための外面を有 する。
- 6.請求項1に記載の装置であって、前記マトリクスは透明材によって形成され ている。
- 7.請求項1に記載の装置であって、前記固定手段は、前記面部から延出する一 対の翼部である。
- 8.請求項7に記載の装置であって、前記固定手段は、前記一対の翼部の少なく とも一方の内面に取り付けられた一つの粘着片である。
- 9.請求項1に記載の装置であって、更に、一つのマトリクスの一対の翼部を、 前記一対の翼部の一方に連結する手段を有する。
- 10.請求項1に記載の装置であって、前記マトリクスは、更に、前記面部の外 面から離れる方向に延出する一対のアームを有している。
- 11.マトリクス上において、解剖学的に輪郭付けられた内面を形成する歯の表 面を修復するための方法であって、 マトリクス上に解剖学的に輪郭付けられた内面を形成する工程と、 前記解剖学的に輪郭付けられた内面を、前記歯の前記表面の近くに位置させる工 程と、 前記内面と前記歯の面との間で修復剤をモールドする工程と、 前記修復剤を硬化させる工程と、 前記マトリクスを前記歯から取り外す工程とからなる方法。
- 12.請求項11に記載の方法であって、更に、前記マトリクスの一対の翼部を 互いに固定して前記マトリクスを前記歯に固定する工程を有する。
- 13.請求項11に記載の方法であって、更に、余分な修復剤を前記マトリクス から切断抽出する工程を有している。
- 14.請求項1に記載の装置であって、前記少なくとも一つの翼部は、中間部と 、自由端部とを有し、前記中間部は、歯間に延出するように寸法設定されている 。
- 15.請求項17に記載の装置であって、前記中間部は、隣合う歯の間に二つの 翼部を挿入することを許容するように寸法設定されている。
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