JPH04505194A - 屋根構造体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 屋根構造体 本発明は屋根構造体に関し、また、工場や商業用建物等の建物の屋根を形成する ために屋根構造体を据付ける方法に関する。

通常、建物は、基礎と床を設置し、壁と屋根用の骨組を建造した後、璧、天井及 び屋根をなす部材の据付けによって構築される。配管と配線は、一般に、建物の 外殻が構築された後に設置される。

典型的には、特に建物の屋根はその場で、すなわち地面の上方で建造される。

地表面より上方で物を建造することは費用を増大させる。

建造費が高い場所において建物が要求された場合、建物はモジュール方式で製作 され、製作されたモジュールが現場に輸送され、その場で組み立てられて来たが 、これによって現場で必要な労働コストが相当に削減されていた。しかし、輸送 可能とするためにそのようなモジュラ一式建物は美観に欠けており、高い輸送経 費を考慮すると、建設労働力を容易に得ることができる状況においては競争力を 失っていた。

建物の屋根は大部分が地面より上方で組み立てられるため、一般に、総建設費の 中で不釣り合いなほど高い割合を占めている。したがって、屋根を地上で組み立 てた後、それを単体構造として定位置に持ち上げることは、経済的に見て相当な 利点を有する。

特許出願第２２９１４／７７号は、屋根構造物を単体として持ち上げることを可 能ならしめる剛性を備えるための基礎外周支持体を有するブレＩ＼ブ式屋根構造 物を開示している。開示されたそのブレＩ＼ブ式屋根構造物は、屋根トラス、鼻 隠し、雨どい及びたる木を含んでいる。骨組みに瓦（タイル）または野地板張り が施される間、そのプレハブ式屋根構造物は地面よりやや上方に支持される。そ の後、その屋根構造物は持ち上げられ、天井と下端（ｓｏｆｆｉｔ）を地上から 容易に取り付けることができるようにする。その屋根構造物は、状況に応じて、 油圧ジャ・フキもしくは機械式ジヤツキまたはクレーンで持ち上げることができ る。

特許出願第２２９１４／７７号において開示された提案には多数の欠点がある。

第一に、その屋根は、剛性を備えるために外周支持体を追加する必要があるよう に設計されている。その支持体を形成するために要する追加の資材と時間が建築 費に加算される。第二に、構造物の多段階持ち上げ式組立法は建築費を増額させ 、特に天井の設置の間の事故発生の危険を増大させる。したがって、本発明の目 的は、建物屋根の構築と設置の経費を削減すること、および、従来の提案に関係 する諸問題を克服することにある。

したがって、本発明は、骨組み、屋根被覆部材及び天井部材から構成された新規 建物のための屋根構造体を提供する。前記屋根構造体は、地上で組み立てること ができ、輸送可能な持ち上げ手段を使用して定位置に持ち上げることができるよ うに設計されている。また、前記屋根構造体は追加の外周支持構造物を有してい ない。

本発明の別の観点においては、地上で組み立てることができ、輸送可能な持ち上 げ手段を使用して定位置に持ち上げることができる屋根構造体を設計する工程と 、屋根を据え付けられる建物の近くの地上において比強度の高い材料を使用して 屋根骨組みを建造する工程と、屋根構造体を形成するため骨組み上に天井と瓦部 材を設置する工程と、輸送可能な持ち上げ手段を使用して屋根構造体を定位置に 持ち上げる工程、および、前記建物の一部をなす荷重支持柱に前記屋根構造体を 固定する工程からなる、建物屋根を構築する方法が提供される。

前記輸送可能な持ち上げ手段は、１個もしくは複数のチェーン・プロ・ツクまた は可動式クレーンからなることができる。

屋根構造体を定位置まで持ち上げるためにチェーン・ブロックを使用される場合 は、屋根構造体は据付位置の直下で建造されることになる。チェーン−ブロック 用の動力は屋根構造体内に配された動力線から供給することができる。前記屋根 構造体が据付位置に持ち上げられた後、隣接する荷重支持柱に一成果をボルト締 めすることができる。

屋根骨組みは、ユニバーサル・ビーム、ミゾ型鋼または冷間圧延Ｚ断面鋼から作 られた一成果と、冷間圧延Ｃまたは２断面金属から作られた二成果ないし母屋桁 とで構成することができる。−成果は、−成果間の距離が４メートルから１２メ ゛ン′ 一トルの範囲になるように間隔をあけられて良い。二成果は、二次梁間の距離が ０．３メートルから１メートルの範囲になる間隔とすることができる。屋根被覆 部材は、例えばＬｙｓｘｇｈｌ　Ｂ＋ｏｖｎｂｕｉ１１社の”丁＋ｉｍｄｅｋ　 ”のような金属デツキが使用され得る。天井部材は、”Ｒｏｎｄｏ”、または、 しっくい天井部を有する類似の吊下げ天井格子が良い。

好ましくは、屋根の勾配は１０度未満である。

また、好ましくは、電気配線、照明、雨どい、天窓、通気口、鼻隠し、絶縁（断 熱）材と導管類は屋根構造体を定位置に持ち上げる前に設置される。

本発明に従って屋根を構築する特に好ましい方法は、下記の諸工程からなる。

（１）−成果と天井格子を敷設する工程；（２）荷重支持柱を設置する工程； （３）−成果の位置決め工程； （４）天井格子の組み立て工程； （５）骨組みを形成するために一成果に母屋桁を固定する工程：（６）母屋桁に 天井格子を連結する工程；（７）電気配線と照明を設置する工程；（８）天井パ ネルを定位置に落し入れる工程；（９）屋根被覆材を創組みに取り付け、絶縁（ 断熱）材を設置する工程；（ｌＯ）雨どい、天窓、通気口と鼻隠しを設置する工 程：（１１）持ち上げ点を準備する工程； （１２）チェーン・ブロックまたは可動式クレーンを使用して、荷重支持柱上の 定位置に屋根構造体を持ち上げる工程； （１３）屋根構造体を荷重支持柱に固定する工程；（１４）荷重支持柱の荷重負 荷能力を改善するため、荷重支持柱に筋交いを付ける工程； （１５）チェーン・ブロックまたは可動式クレーンを除去する工程；および（１ ６）荷重支持点の周囲を仕上げる工程。

理想的には、本発明の方法は、非常に迅速な建物構築方法の一部をなす。好まし くは、前記非常に迅速な建物構築方法は、完全に組み立てられた状態で建物内に 設置するための、台所、浴室及びトイレのような付帯設備モジュールの現場外で の建造を含む。典型的には、そのような方法は下記の諸工程を伴う。

（１）基礎を施工する工程； （２）コンクリート床板を形成する工程；（３）荷重支持柱を設置する工程； （４）前記諸工程と同時に、本発明の方法に従って屋根を構築する工程；（５） 現場外で建造された付帯設備を設置する工程；（６）外壁と内壁を建造する工程 ；および７は本発明の方法に従って構築される屋根構造体の斜視図であり、図８ は工事針柱１０，１１，１２，１３，１４．１５，１６．１７は、−成果の端部 に隣接し一成果を横切る方向に敷設される。二成果は一成果に接続され、天井格 子は二成果に接続される。

理想的には、雨どい、雨どい板と配線はこの段階で設置される。鼻隠し２５、水 返し、雨どい、天窓、通気口、付帯設備及びその他の設備はすべて、屋根の持ち 上げに備えて準備を完了している。

図６に示されるように、荷重支持柱１０，１１，１２．１３．１４，１５．１６ ．１７は延長部材２０により延長され、延長部材２０の最上部にチェーン・ブロ ック１９が取り付けられる。電気式チェーン・ブロック１９は中央制御ボックス ２１から制御され、屋根構造体は図７に示される構築位置に持ち上げられる。

図７は、構築位置にある屋根構造体２３を示す。屋根には棟線２３があり、屋根 の勾配は１０度未満である。筋交い２４が、荷重支持柱１５と１６の間、および 荷重支持柱１１と１２（図示されていない）の間に配される。

補正書の写しく翻訳文）提出書（特許法第１８４条の８）平成３年１０月２１日

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. １．骨相み、屋根被覆部材素及び天井部材からなる新規建物用屋根構造体であっ て、該屋根構造体は、地上で組み立てられかつ輸送可能な持ち上げ手段を使用し て所定位置に持ち上げられ得るように設計され、追加の外周支持構造体を有しな いことを特徴とする、屋根構造体。
2. ２．前記骨組みが、ユニバーサル・ビーム、ミゾ型鋼及びＺ型冷間圧延断面金属 からなる群から選択された一次梁から形成されることを特徴とする、請求項１記 載の屋根構造体。
3. ３．前記骨組みが、Ｃ型またはＺ型冷間圧延断面金属から形成された二次梁ない し母屋桁を含むことを特徴とする、請求項２記載の屋根構造体。
4. ４．前記一次梁が４メートルから１２メートルの範囲の距離だけ隔たっているこ とを特徴とする、請求項２または３記載の屋根構造体。
5. ５．前記二次梁が０．３メートルから２メートルの範囲の距離だけ隔たっている ことを特徴とする、請求項３または請求項３に従属する請求項４記載の屋根構造 体。
6. ６．前記屋根被覆部材が金属デッキであることを特徴とする、前記請求項のいず れかに記載の屋根構造体。
7. ７．前記天井部材が、しっくい天井瓦からなる吊下げ型天井格子であることを特 徴とする、前記請求項のいずれかに記載の屋根構造体。
8. ８．組み立てられたときの屋根構造体の勾配が１０度未満であることを特徴とす る、前記請求項のいずれかに記載の屋根構造体。
9. ９．電気配線、照明、雨どい、天窓、通気口、鼻隠し、絶縁（断熱）材と導管類 を有することを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の屋根構造体。
10. １０．前記輸送可能な持ち上げ手段が、１個または複数のチェーン・ブロックま たは可動式クレーンであることを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の屋 根構造体。
11. １１．地上で組み立てられ、輸送可能な持ち上げ手段を使用して所定位置に持ち 上げられ得る屋根構造体を設計すること、比強度が高い材料を使用して、屋根が 据付けられる建物の近くの地上で屋根骨組みを建造すること、 屋根構造体を形成するため、骨組み上に天井部材と瓦部材を設置すること、輸送 可能な持ち上げ手段を使用して屋根構造体を所定位置に持ち上げること、および 前記建物の一部をなす荷重支持柱上に屋根構造体を固定すること、からなる、建 物用屋根構造体を構築する方法。
12. １２．前記輸送可能な持ち上げ手段が１個もしくは複数のチェーン・ブロックま たは可動式クレーンであることを特徴とする、請求項１１記載の方法。
13. １３．一次梁と天井格子を敷設すること、荷重支持柱を設置すること、 一次梁の位置決めを行うこと、 天井格子を組み立てること、 骨組みを形成するため、一次梁に母屋桁を固定すること、天井格子を母屋桁に連 結すること、 電気配線と照明を設置すること、 天井パネルを所定位置に落し入れること、屋根被覆材を骨組みに取り付けること 、絶縁（断熱）材を設置すること、 雨どい、天窓、通気口と鼻隠しを設置すること持ち上げ点を準備すること、 チェーン・ブロックまたは可動式クレーンを使用して、荷重支持柱上の所定位置 に屋根構造体を持ち上げること、 屋根構造体を荷重支持柱に固定すること、荷重負荷能力を改善するため、荷重支 持柱に筋交いを付けること、およびチェーン・ブロックまたは可動式クレーンを 除去し、荷重支持点の周囲を仕上げること、 からなる、建物用屋根構造体を構築する方法。
14. １４．基礎を施工すること、 コンクリート床板を形成すること、 荷重支持柱を設置すること、 請求項１１または１２に記載の方法により建物上に屋根を構築すること、現場外 で建造された付帯設備を設置すること、外壁と内壁を建造すること、および 諸設備を完成させ仕上げをすること、 からなる、建物を建築する方法。
15. １５．基礎を施工する前に： 建築現場を試験し評価する工程と、 構築に備えて現場の準備をする工程と、特定のタイプの建築について現場を証明 する工程と、現場を構築に備えた状態に維持する工程と、を含むことを特徴とす る、請求項１４記載の建物を建築する方法。
16. １６．ほぼ添付図面を参照して上述した通りの方法。