JPH04503530A - 防音・防振用熱可塑性材料及びそれから製造された、特に電動乗物のための合板・積層材料 - Google Patents
防音・防振用熱可塑性材料及びそれから製造された、特に電動乗物のための合板・積層材料Info
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- JPH04503530A JPH04503530A JP2-514256A JP51425690A JPH04503530A JP H04503530 A JPH04503530 A JP H04503530A JP 51425690 A JP51425690 A JP 51425690A JP H04503530 A JPH04503530 A JP H04503530A
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- thermoplastic material
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
防 ・防振用熱口塑性 及びそれから製造たれUに のためのム ・
皮丘光1
本発明の目的は、防音及び振動防止性を有し、特に客車の如きモーター駆動乗物
のエンジンと室内との間の隔壁、及び一般に自動車、列車、航空機等中の他の場
所、建築物の壁、床、天井、及び金属被覆、及び家庭用品及び工業機械で(後者
の二つの場合には振動防止性のために)用いることができる熱可塑性材料及びそ
れから得られた合板及び積層製品を与えることにある。
良米丘弦韮
本出願人は、「積層可能な熱可塑性材料の製造方法及びその材料で得られた積層
体」と言うスペイン特許第554.644号、及びそれに対応する、アメリカ合
衆国、英国、西ドイツ共和国、フランス、日本、等の如き全ての先進工業国に出
願された特許及び特許出願の所有者である。
上記スペイン特許は、油(可塑剤によって置き換えてもよい)及び充填剤と混合
された塩素化ポリエチレンからなる熱可塑性材料を製造する特許権を保護するも
のである。これらの特許の記載及びそこに言及されている従来技術の特許につい
ての記述は、参考のためここに含まれている。
本l亘二1善
熱可塑性材料、及びそれがら得られた合板及び積層製品で、上記用途に適し、特
にモーター駆動乗物のエンジンと室内との間の隔壁に適したものは、次の性質を
もたなければならない。
−優れた音響特性(音響障壁及び振動防止性)ニー 「曇り(fogging)
J (揮発性物質が発生し、それが冷たい表面、特に乗物内部の窓の如きガラス
表面上に凝縮したもので、それを通して外を見にくくするものである)として知
られている性質についての良好な値;−大きな可撓性ニ
ー 他の部品及び乗物内部又は部屋の壁に取付は易いこと;
−極端な温度に対する大きな安定性及び抵抗性ニー ヤング率、即ち圧縮下での
弾性率及び機械的損失係数(材料のエネルギー散逸特性の尺度になるtanδと
して知られている)についての最適な値;
−良好なエージング(ageing>及びシート形成性;−積層し易く、加工及
び取り汲いが容易なこと;及び− 経済的に製造できること;
本 日についての晋述
本出願人は、前記スペイン特許第554.644号の材料及びそれから得られる
製品についての研究で、前記特許第554.644号の油又は可塑剤を、次の材
料:低揮発性可塑剤、炭化水素化油、アスファルト及び(又は)増量剤(ext
ender)と同じ機能を果たす他の材料で、増量剤と塩素化ポリエチレンとの
間の全体的相容性が得られることを条件とした、一種類以上の材料から選択され
た増量剤によって1き換えることにより、設定した目的が達成されることを見出
した。この相容性は、ASTM T−611、方法Bに従って測定し、100℃
より低く、好ましくは70℃より低くなければならないアニリン点(anili
ne point)によって定義される。
結局、熱可塑性材料は、0.6〜50%の塩素化ポリエチレン、20〜95%の
充填剤、及び4〜60%の前述の増量剤からなり、更にその材料はその成分の幾
つがと同様、全体的材料の物理的性質を希望の目的、特に規格75201に従っ
て測定された「曇り」(揮発性物質の発生)を最適にする目的に適合させために
、少量の成分を含んでいる。
この熱可塑性材料はそれだけで積層されるか、又は任意の場所及び(又は)一つ
以上の層として配置させた吸収性材料と一緒に積層し、合板又は積層製品を与え
、次にそれを希望の場所に配置する。
また、本材料はそれだけで重ね、その状態で他の工場へ送り、そこで多孔質フェ
ルト、合成発泡体、木材、コルク、等の如き吸収性材料に結合し、積層製品を得
、次にそれを希望の場所に設置することができる。
増量成分は、各々特定の場合に対し適切になるように選択されなければならない
が、アニリン点は常に!00’cより低くなければならない。
、 るために用いられる二 ′
a)曇り、即ち材料から揮発性物質が発生し、次に冷たい表面、特にガラス表面
、特に乗物の窓上で凝縮したもので、表面上に付着したそれら揮発性材料の量と
して表され、それは出来るだけ少なくなければならない、更に、これら揮発性物
質により生じた付着物は、それらがガラスを通して、特に乗物の前面風防ガラス
を通して見にくくしないように、不透明性が非常に低くなければならない。この
性質はD T N75201によって測定されるが、5AAB 5CANIA規
格1082、又はフォード研究所試験方法(FORD LABORATORY
TEST METI(00)EtlBN 1−1も使用することができる。
b)材料の可視性は静止偏向により測定され、それは台の上に一部分を乗せて他
方を台から出すようにして置いた時のその自重により試験片に起きる偏向として
定義される。非常に可撓性の材料から作られたシーぺは、固い材料から作られた
シートよりも音に対し一層よい障壁になることが実験的に観察されている。
C)低温での挙動は、得られた材料の脆さによって表される。これは30cxの
高さから500gの鋼ボールを落下させ、低い試験温度で材料に亀裂が生じたか
どうかを観察することにより測定される。
d)高温に対する抵抗性及び安定性は、材料を85℃の温度で5時間75゛の傾
斜上に置き、次にその材料が流動するか否かを観察することにより測定される。
本発明により得られた生成物はどのような変化や変質も受けないことが観察され
ている。
e)ヤング率、即ち圧縮下での弾性率は、±50μlの変位状態でメトラビブ(
lletraviv)と呼ばれる道具により測定される。 tanδは機械的損
失係数を表し、材料の散逸特性を表す、それはヤング率の測定に関連して測定さ
れる。モジュラスE’(即ち、弾性率の実数部分)の値が低い程、材料の弾力性
は大きくなり、tanδの値が大きい程、材料の散逸性は大きくなる。
火舅」
幾つかの熱可塑性材料を製造し、1〜5の番号を付けた1例1の材料はスペイン
特許第554.644号により製造された典型的な材料に相当し、例2〜5の材
料は本発明による材料に相当する。
これらの材料に対し上述の試験方法に従いアニリン点、曇り、及び脆さについて
測定が行われた。
次に、種々の例の材料の組成物について表を作り、前記特性の値を記載した。
これらの表中、(1)はレプソルデリバドス(REPSOLDERIVADO3
)社からの製品Repex P、−7を表し、(2)はレブソルデリバドス社か
らの製品SMR−60を表し、(3)は可塑剤DIDP(ジイソデシルフタレー
トの略)を表す。
例番号 1 2345
(た6
芳香族油(1) 850 425
半芳香族油(2) 850 425
可塑剤(3) 425 425 850充填剤 4500 4000 4500
4500 4500塩素化ポリエチレン 225 200 225 225
200物理的特性
アニリン点(’C) 102 63 20 60 20曇り 非相容性 96
97 87
脆さく’C) −5−25−30−30例2〜5の材料、及びアスファルト+E
PDM(エチレン・プロピレン・ジエン・単量体についての省略)重合体を基に
した市販されて既に知られている製品試料を用いて、種々の音響周波数でデシベ
ルで表した防音水準の形で音響遮蔽性について測定を行なった。これらの測定は
金属板によって分離された同様な無響室特性を持つ二つの小さな室からなるブー
ス(booth)を用いて行われた。それらの室の一つにはラウドスピーカ−を
入れ、他方にはマイクロホンを入れ、それによって音圧レベルを測定した。
音圧レベルを、最初に適所に置かれた0、8zi鋼板を用いて測定し、次に鋼板
、吸収性材料(191m圧の多孔質フェルト)及び本発明により得られた7kf
I/Mシートによって形成された複合体によって分離された室を用いて測定した
。デシベルで表したその差は、吸収性材料と試験した防音材料によって形成され
た複合体の音響遮断性の尺度を表している。
防音レベル
例 2 3 4 5
周波数 試料 デ」6さ」イ
Hz125 10 Is 14 +4 14この表から試料材料の防音レベルは
例2〜5のものよりも低いことが結論される。
本発明を特に幾つかの好ましい例により代表させて上で記述してきた。しかし、
本発明の範囲は次の請求の範囲内に入る全ての変更を含むものである。
国際調査報告
国際調査報告
Claims (5)
- 1.低温に対する抵抗性、「曇り」(揮発性物質の発生)、可撓性、エージング 、防音性、防振性、シート形成性、適合性及び積層し易さについて優れた評価を 有する防音防振用熱可塑性材料であって、0.6〜50%の塩素化ポリエチレン 、20〜95%の充填剤材料、及び4〜60%の、低揮発性可塑剤、炭化水素化 油、アスファルト及び(又は)他の同様な機能を果たす材料の一種類以上から選 択された増量剤からなり、然も、前記増量剤は塩素化ポリエチレンとの相容性が 維持されるように選択され、該相容性はASTMD−611方法Bに従って測定 され、100℃より低く、好ましくは70℃より低いアニリン点によって規定さ れ、前記材料は材料全体及びその成分の幾つかの物理的性質を、目的に適合させ るための少量成分も含み、その結果規格DIN75201に従って測定した「曇 り」値(揮発性物質の発生)が最適になっている熱可塑性材料。
- 2.単独で積層されるか、又は任意の場所及び(又は)一つ以上の層として配置 した吸収性材料と一緒に積層され、好ましい場合としてモーター駆動乗物のエン ジンと室内との間の隔壁に配置され、またモーター駆動乗物、列車、飛行機等の 他の場所、また建築物の壁、床、天井、金属被覆中、及び家庭用品及び工業機械 中に配置されるように設計された合板又は積層製品を与えることを特徴とする請 求項1に記載の熱可塑性材料。
- 3.単独で積層された後、夫々の必要性に合わせて多孔質フェルト、合成発泡体 、木材、コルク等の如き他の吸収性材料と一緒に積層させてあることを特徴とす る請求項1又は2に記載の熱可塑性材料。
- 4.請求項2に従って得られた合板材料。
- 5.請求項3に従って得られた積層材料。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
ES8903403 | 1989-10-10 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04503530A true JPH04503530A (ja) | 1992-06-25 |
Family
ID=
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6635327B2 (en) | 1996-05-10 | 2003-10-21 | Shishiai-Kabushikigaisha | Energy conversion composition |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6635327B2 (en) | 1996-05-10 | 2003-10-21 | Shishiai-Kabushikigaisha | Energy conversion composition |
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