JPH04502122A - 連続バックウォッシュろ過装置 - Google Patents

連続バックウォッシュろ過装置

Info

Publication number
JPH04502122A
JPH04502122A JP51176789A JP51176789A JPH04502122A JP H04502122 A JPH04502122 A JP H04502122A JP 51176789 A JP51176789 A JP 51176789A JP 51176789 A JP51176789 A JP 51176789A JP H04502122 A JPH04502122 A JP H04502122A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backwash
filter
outlet
chamber
filter means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP51176789A
Other languages
English (en)
Inventor
ハーマン カール―ハインツ
Original Assignee
ダイナミック フィルターズ インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイナミック フィルターズ インコーポレイテッド filed Critical ダイナミック フィルターズ インコーポレイテッド
Priority claimed from PCT/US1989/004621 external-priority patent/WO1990003833A1/en
Publication of JPH04502122A publication Critical patent/JPH04502122A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 連続バックウォッシュろ過装置 開示内容の概要 大量の超微粒子を含んだ大量の粒子を含む流体を連続ろ過するろ過装置。該ろ過 装置はろ過材とバックウォッシュシステムを含み、前記システムはろ過材の入口 側から沈積したろ液を連続的に除去する。ろ過装置はまたろ過材の出口側のすぐ 近くの場所で該装置の出口チャンバ内にろ過された流体を少なくとも一時的に保 持する手段を含み、ろ過半段のバックウォッシュはろ過された流体がろ過装置を 通過すると直ちに行われる。
発明の背景 本発明は流体媒体から粒状物質を分離するための連続バ・ンクウォッシュろ過装 置に関する。連続バックウォッシュは、2つ以上のろ過段階を使用することな( 、超微粒子を含む、広い粒度分布をもつ粒子を含む流体媒体の連続ろ過を可能な らしめる。
在来のろ過装置ではバックウォッシュ装置がろ過装置のろ過素子入口側に接近し ている。例えば、カミンスキイその他の米国特許第4.085.051号は液体 から固体粒子を分離する自己洗浄式ろ過装置を開示している。この装置では、ろ 過素子をバックウォッシュする装置がろ過素子に衝合し、中心軸の回りに回転し て、ろ過素子が溜まった粒子をバックウォッシュできるようになCている。然し 乍ら、バックウォッシュ作用はろ過素子入口側に粒状物質が蓄積するため、ろ過 装置の入口チャンバと出口チャンバ間に圧力差を必要とする。
本発明者は、この必要な圧力差の発生は更に、出口チャンバ内に多量のろ過され た流体が存在することが必要であると考える。換言すれば、ろ過された流体はろ 過装置出口側になければならず、ろ過装置を逆方向に通過する液体媒体を流して 粒状物質をろ過装置の入口側から運び出してバックウォッシュ装置に送り込むよ うにする。然し乍ら、かかるろ過された流体はカミンスキイその他の装置では必 ずしも出口側にない。ろ過流体が広い粒度分布の粒子をもつ場合、パックウォッ シュ作用を容易にするため出口チャンバに十分な量のろ過された流体が集まる前 にろ過素子が詰まってしまうことは避けられない。
カールの米国特許第3.635.348号に開示する自動式自己洗浄ストレーナ はストレーナのろ過素子入口側と接触するバックウォッシュ装置を提供する。ろ 過素子は円錐台状をなし、バックウォッシュ装置の接触面形状はろ過素子入口側 に対して相互補完する形状をなす。バックウォッシュ装置はろ過素子中心軸線に 沿って後退でき、ろ過素子内でバックウォッシュ装置は容易に連続的移動できる 。バックウォッシュ装置は逐次的に作用するため、このストレーナ装置は連続的 にバックウォッシュ作業をすることはできない。その結果、ストレーナ装置の効 率が下がる。
本発明者は、カールのストレーナ装置もまた力ミンスキイ等のろ過装置と同様な 欠点をもち、パックウォッシュ作用は、出口チャンバにろ過された流体が充満し たかどうか、即ち、ろ過された流体がろ過装置出口側近くにあるかどうかによっ て不確定になると考える。従って、カールのストレーナ装置は超微粒子を含む広 い粒度分布をもつ流体媒体をろ過することはできない。というのは、ろ過素子は 、出口チャンバにろ過された流体が充満してパックウォッシュ作用を容易にする 前にろ過素子が詰まって(るからである。
キネイの米国特許第3.640.395号に開示した複数のろ過段階をもつ自動 式自己洗浄ストレーナは各ろ過段階のろ過素子の入口側と緩く接触するバックウ ォッシュ装置を含む。各バックウォッシュ装置は大気に開放した中空シャフトと 連通ずる。然し乍ら、本発明者はパックウォッシュ作用が起こる前に、ろ過され た流体は各ろ過段階の出口チャンバ内になければならないと考える。それ故、ス トレーナ装置は超細粒子を含む多量の粒状物質を含む流体媒体をろ過することは できない。というのは各段階のろ過素子は出口チャンバにろ過された流体が充満 してパックウォッシュ作用が容易になる前に詰まるからである。
キネイの米国特許第3.669.269号に開示したろ過装置は回転する円筒形 ストレーナ素子と、前記ストレーナ素子入口側に接触する静止したパックウォッ シュチャンバをもつ。しかし、本発明者は、他の従来装置と同様にこのキネイの 装置では、ストレーナ素子内の出口チャンバはパックウォッシュ作用が起こる前 にろ過された流体で実質上充填されなければならないが、このキネイの装置では かならずしもこのようにならないと考える。
従って、このストレーナ装置は上述したものと同様な欠点をもつ。
発明の要約 本発明の目的はろ過された流体がろ過手段を通過すると直ちにろ過手段をパック ウォッシュすることによって在来ろ過装置の上述の欠点を解消することにある。
その結果、ろ過手段の詰まりは起こらない。
他の目的は剛性構造のろ過手段と、ろ過手段を連続的にバックウォッシュするた めのパックウォッシュハウジングを備え、前記ハウジングがろ過手段の入口側と 摺動接触する少なくとも1つの摺動シューを含んで成るろ過装置を提供すること にある。
摺動シューは貫通するスリットをもち、前記スリットはパックウォッシュハウジ ングの内部とろ過手段の全長の大部分の間で連通L1摺動シューがパックウォッ シュハウジング内部とろ過装置の入口手段の間に漏れ止めシールを形成する。ろ 過装置はまたろ過された流体を保持する手段をもち、ろ過手段の出口側の直ぐ近 くの位置でろ過装置出口手段に背圧を与える。出口手段にろ過された流体を保持 する手段と協働してパックウォッシュハウジングはろ過された流体がろ過装置を 通過した直後にろ過手段を連続的にバックウォッシュする。
本発明の他の目的はろ過装置の入口手段と出口手段の間の静止した剛性構造のろ 過手段と、回転パックウォッシュハウジングを備え、前記ハウジングがろ過手段 の入口側と摺動接触する少なくとも1つの摺動シューを含んで成るろ過装置を提 供することにある。ろ過装置はまたろ過された流体を保持する手段を含み、ろ過 手段の出口側の直ぐ近くの位置で出口チャンバ内に背圧を与える。ろ過された流 体を保持する手段は直接に又は下部孔あき部材を介してろ過手段に接触してそれ を支持する上面をもつ支持板を含む。前記上面は複数の同心の溝と、支持板を貫 通する中心開口に連通ずる複数の径方向の溝を含む。同心溝はろ過手段の出口側 と接触するろ過された流体を少なくとも一時的に保持し、ろ過された流体がろ過 手段を通過した後パックウォッシュハウジングのパックウォッシュ作用が直ちに 起こるようになす。
更jこ、他の目的は中心軸線の回りに回転する円筒形の剛性構造のろ過手段と、 静止したパックウォッシュハウジングを備え、前記ハウジングがろ過手段入口側 に接触する少なくとも1つの摺動シューを含んで成るろ過装置を提供することに ある。このろ過装置はまたろ過された流体を保持する手段を含み、これによりろ 過手段出口側の直ぐ近くの位置で出口手段内に背圧を与え、ろ過された流体を保 持する手段はろ過手段出口側に接触する出口チャンバに供給される固体の透過性 ろ過媒体を含む。
更に他の目的はろ過装置の入口手段と出口手段間に位置する静止した剛性構造の ろ過手段と、ろ過手段の入口側に回転接触する少なくとも1つの摺動シューを含 む上部パックウォッシュハウジングと、ろ過手段出口側に接触する少なくとも1 つの摺動シューを含む下部パックウォッシュハウジングを備えたろ過装置を提供 することにある。上部と下部のパックウォッシュハウジングはろ過手段の夫々の 側で同期的に回転し、下部パックウォッシュハウジングがろ過手段出口側の直ぐ 近くの位置で出口手段内に背圧を与える。
図面の簡単な説明 本発明の上述の目的、特徴は図に基づく下記の説明からより良く理解されるであ ろう。
第・1図は本発明ろ過装置の1実施例の断面、側面図;第2a図と第2b図は夫 々断面図と平面図であり、第1図に示する過装置のパックウォッシュハウジング に使用する摺動シューを示す図; 第3a図と第3b図は夫々第1図のろ過装置の下部支持板の一部の平面図と断面 図; 第4図は本発明ろ過装置の他の実施例の部分断面図;第5a図と第5b図は夫々 第4図のろ過手段とパックウォッシュハウジングの部分断面側面図と断面平面図 ;第6図は本発明ろ過装置の2つの追加の実施例を示す部分断面側面図である。
詳細な説明 本発明の第1実施例を第1〜3図につき説明する。
第1図に示する過装置lは入口チャンバ3を含む上部区画室2と、出口チャンバ 5を含む下部区画室4をもつ。ろ過手段、即ちろ過材6は上部区画室2と下部区 画室4間に固定されて、出口チャンバ5から入口チャンバ3を分離する。ろ過手 段6の上に配置した上部孔あき板7は入口チャンバ3に連通ずる。上部孔あき板 7は好適には、弾性又はゴム被覆した下面をもち、ろ過半段6を通過する流体の 搬送を促進する。ろ過半段6の下にば出口チャンバ5に連通ずる下部孔あき板8 がある。孔あき板はほぼ径方向に配列した複数の貫通孔をもつ。孔あき板と同様 の働きをする他の手段には例えばテレワイヤ織物網が含まれ、これは特に下部孔 あき板8として使用できる。効率を高めるため、孔あき板7.8は各板の孔が略 軸線方向に整列するように配置する。孔あき板はろ過装置1内にろ過半段6を固 定するのを助ける。しかし、孔あき板、特に下部孔あき板8は、もしろ過半段が 十分な機械的強度と剛性をもつならば不要である。ろ過半段6に接触する孔あき 板の表面はろ過半段が破れ易いならば非常に滑らかにすべきである。ろ過半段6 のろ過材には繊維布、金属網、焼結セラミック、焼結金属等が含まれ、これらは 未ろ過の流体媒体内に含まれた粒子の寸法、流体の化学的性質、希望する結果物 に応じて選択する。典型的には、約1ミクロン以上の絶対寸法の孔をもつろ過材 は比較的低い作業圧力で本発明に使用することができる。しかし、約1ミクロン 以下の絶対寸法の孔をもつろ過材もまた汚れた流体内の粒状固体がかかる超微粒 子の除去を必要とする場合には使用することができる。
ろ過装置1は更に、バックウォッシュチャンバ14を画成する直径方向に細長い バックウォッシュフード11をもつバックウォッシュハウジング10と、上部孔 あき板7を通るろ過手段入口側に接触する少な(とも1つの摺動シュー12を備 える。摺動シュー12は好適には、その下面が孔あき板7の少なくとも2つの円 周方向に隣接した孔列を覆うように設計する。上述の如く、もしろ過半段6が機 械的にしっかりしておりかつその厚さの範囲内において横方向に相互関連する小 さな多孔度をもつならば、上部孔あき板は必要ない。しかし、多くの場合、ろ過 半段6は横方向にかなり大きな相互関連する多孔度をもつため、上部孔あき板7 の使用を必要とする。
摺動シューは入口チャンバ3とバックウォッシュチャンバ14間に実質的な漏れ 止めシールを形成する実質的に剛性の材料から作ることができる。好適材料はポ リテトラフルオロエチレンである。第2a図、第2b図は摺動シュー12が貫通 スリット又は開口13をもつことを示す。前記開口はバックウォッシュフード1 1により画成したバックウォッシュチャンバ14とろ過半段6の入口側の間だけ を連通させる。摺動シュー12を通過する開口13は典型的には、径方向スリッ トとし、前記スリットの幅は摺動シュー12の径方向外側部分から前記シュー1 2の径方向内側部分に向かって幅が次第に狭(なっている。径方向スリットが前 記形状をもつため集積した粒子がろ過半段6の径方向外周部分からその内周部分 へ向かって容易に搬送される。摺動シュー12は摺動シュー12のスリット13 と整列して貫通形成されたスリット16をもつ板部材15によりバックウォッシ ュフード11に固定され、ろ過半段6の入口側とバックウォッシュチャンバ14 間を連通させる。
パックウォッシュフード11はバックウォッシュハウジングlO内に配置した中 空シャフト17に固定する。中空シャフト17の内部は下端の径方向開口18を 通してバックウォッシュチャンバ14と連通ずる。中空シャフト17は上端に径 方向孔19を含み、バックウォッシュ収集チャンバ14aを経てバックウォッシ 、ユチャンバ14とバックウォッシュ出口20間を連通させる。中空シャフト1 7は可変式伝動装置21を介してモータ(図示せず)により回転させる。中空シ ャフト17の、従ってバックウォッシュフード11の回転速度はろ過半段6の入 口側に堆積する粒子量の関数として変化する。もし多量の粒状物質が堆積すれば 、中空シャフト】7の回転はろ過半段を強く洗浄するために減少させるか、又は 粒状物質を急速に除去するのを容易にするために増大させる。
多くの場合、多量の粒状物質があるときにはシャフト回転速度を増す必要がある 。典型的には、パックウォッシュフードは約12rpmより多くない回転速度で 回転する。
中空シャフト17の軸線位置を、従って摺動シュー12と上部孔あき板7間の接 触圧力を調節する手段は中空シャフトの最上端に置かれ、これは22で示してい る。前記調節する手段はばね部材、ボルト部材、液圧シリンダ等を含むことがで きる。前記調節するための手段により垂直シャフト部材17に加えられる代表的 荷重は未ろ過流体を入口チャンバに導入する圧力が約7バールのとき約30kg である。前記荷重は動作圧力が高くなるのに比例して増すことができる。
ろ過半段6は下部支持板23上に支持する。前記板の好適実施例は第3a、3b 図に詳細に示す。下部支持板23は複数の同心溝24と、中心開口26に連通ず る複数の径方向溝25を含み、前記開口は支持板23を貫通する。同心溝24は 好適には、夫々6玉以下の深さをもつ。ろ過される粒子の粒度範囲に応じて各同 心溝24の深さは約0.5mmにすることができる。支持板23は第1図に示す ように、ろ過装置lの下部区画室4内に置かれた、典型的には固定された径方向 に延在する支持板27上に配置する。
作業に際して、未ろ過流体は入口28を通って入口チャンバ3に導入され、ろ過 半段6の入口側に接触する。未ろ過流体は入口28に入ったとき加圧されて、ろ 過半段6を通る流体の搬送を容易にする。ろ過材の孔寸法が約1ミクロンより大 きいとき、安定した入口圧力は好適には、約1.5〜約7.5バールの範囲内に ある。入口圧力は適当な手段、例えば入口28に置いた調節自在の絞り手段によ り制御することができる。しかし通常、入口圧力は十分な高さにあり(即ち、出 口チャンバとパックウォッシュハウジング内の圧力より高い)、他には何らの制 御も必要としない。ろ過された流体はろ過半段6の出口側にあり、同心溝24、 径°方向溝25、下部支持板23の中心開口26を通って搬送される。出口チャ ンバは極く僅かな容積となすことができ、図は説明目的で例示したに過ぎない。
事実、中心開口26は弁部材により絞り、出口チャンバをろ過半段6と支持板2 3間に画成された容積に制限することができる。出口チャンバの容積はろ過され た粒子の粒度が小さくなるにつれて減少させて、ろ過半段のパックウォッシュが 直ちにできるようにすべきである。ろ過された流体又はろ液は出口29を通って ろ過装置1から出る。パックウォッシュ作用を容易ならしめるため出口チャンバ 5内の圧力を制御する。その制御装置には出口手段29に備えた調節自在の絞り 手段等を含むことができる。出口チャンバ5内の圧力は未ろ過流体中の粒状物質 の寸法、量、性質に依存するが、以下説明するように、パックウォッシュハウジ ング内の圧力よりも高くしなければならない。
未ろ過流体媒体中にある粒状物質のほぼすべてはろ過半段6の入口側に捕捉され る。パックウォッシュフード11は中空シャフト17によりろ過半段6と直角を なす中心軸線の回りに回転し、摺動シュー12のスリット13がろ過半段6の入 口側にパックウォッシュ洗い落とし領域を作る。前述の如く、出口チャンバ5、 パックウォッシュハウジング11及び入口チャンバ3内の圧力は必要に応じて制 御して、パックウォッシュハウジング11内の圧力が出ロ゛チャンバ5内の圧力 より低くなるようにする。理想的には、パックウォッシュチャンバ内の圧力はゼ ロバールにするが、入口チャンバからパックウォッシュチャンバへ摺動シューを 通って行く利用出来ない小さい漏れはかかる圧力を得られなくする。入口及び出 口チャンバ内に圧力があるので、パックウォッシュハウジング内の圧力はパック ウォッシュ出口20内に配置した調節自在の絞り手段により制御することができ る。1バールのパックウォッシュ圧力は公称寸法の粒子の大部分を除去すること ができる。特にパックウォッシュハウジングと出口チャンバ内の圧力の調節は勿 論、未ろ過流体と処理すべき固体の性質に応じて行う。本発明装置でろ過を成功 させる主な制御!<ラメータは出口及びバックウォッシュチャンバの圧力制御と 、パックウォッシュフードの回転速度と、ろ過材の選択である。
上記作用の結果、ろ過された流体は摺動シュー12のスリットI3により画成さ れた洗い落とし領域に対応した場所でろ過材6を通って逆方向に通過し、ろ過材 6の入口側に集積した粒状物質を除去する。この粒状物質はろ過材6、摺動シュ ー12のスリット13、バックウォッシュチャンバ14、中空シャフト18の径 方向開口及び中空シャフト19の上部分の径方向孔を通って戻るろ過された流体 により搬送され、最後にパックウォッシュ出口20を経てろ過装置lから出る。
本発明のろ過装置は例えば数十ミクロン程度又はそれ以下の超微粒状物質をろ過 しかつパックウォッシュすることができる。
実際に、公称粒度で0.025 ミクロン程度の寸法の粒状物質が本発明装置に より流体から除去された。下部支持板23の同心溝24は流れ制動装置を構成す る。前記制動装置は少なくとも一時的にろ過された流体の十分な量をろ過材の下 流側の直ぐ隣りに保持して、ろ過の開始時点からろ過材6の直接的パックウォッ シュを容易ならしめる。更に詳細には、同心溝24と径方向溝25はろ過された 流体用の保持領域をろ過材6の出口側の全領域に提供する。
濾過器lの種々の場所における圧力の制御と関連して、上述の濾過された流体の かかる少なくとも一時的かつ即時的貯留により、非常に良好な濾過とパックウォ ッシュの機能を与えられる。濾過された流体が濾過手段6を通過すると直ちに、 全濾過手段6を連続的にパックウォッシュすることができる。従って、濾過手段 6が目詰まりする前に、パックウォッシュ機能を容易にするだけの十分な量の濾 過された流体が出口チャンパー5に存在する。結果として、濾過装置は、サブミ クロン範囲の粒子を含めて幅広い粒径分布の粒子を含有する流体を容易に濾過す ることができる。
本発明の濾過装置は、単一の工程で全ての種類の流体をほぼ濾過する°ことがで きる。即ち、種々の粒子を有する流体の濾過を行うために多段の濾過工程を行う 必要はまずない。支持板23は、濾過手段のパックリング又は曲げを防止して、 入口とバックウォッシュチャンバーとの間の封止を摺動シューを介して確実にす る。好適には、下部支持板は図示の形状である。望ましい少なくとも一時的貯留 と支持機能を果たす均等な構造体は同じような働きをする。上に説明したように 、下部支持板が適当に濾過手段を支持しするのに失敗し、又は濾過された流体を 貯留するのに失敗した場合、濾過装置は適切に機能しない。
流体媒体から非常に微細な粒子並びに幅広い粒径の粒子を濾過する、濾過装置の 効率とその能力は、種々の因子により■される。
先ず第1に、入口チャンパー3とパックウォッシュハウジング11との間をほぼ 無漏洩封止するように、摺動シュー12は、上部多孔板7を介して濾過手段6の 入口側と非常に緊密に衝接していなければならない。入口チャンパー3とバック ウォッシュハウジング11との間の封止が維持されない場合、高圧の未濾過流体 が、摺動シュー12の下から漏洩し、かつ濾過手段6を通らないでバックウォッ シュ出口20を通って濾過器を出る。従って、濾過効率が低下する。
第2に、上述のように、バックウォッシュハウジング11の圧力が出ゴチャンパ ー5の圧力より低いように、出口チャンパー5とパックウォッシュハウジング1 1と、必要ならば入口チャンパー3の各々の圧力を制御しなければならない。圧 力制御手段は、入口手段28、出口手段29、及び/又はバックウォッシュ出口 20に手動式、電子式、又は類似の調節可能なチョーク手段を有し7、かつバッ クウォッシュ出口20に取り付けられた吸い出しポンプ(図示してない)を有す る。そのような補助吸い出し手段は、繊維等の微粒子を濾過する場合に特に好適 である。それは、そのような繊維が濾過手段6の多孔性孔の中に紛れ入るからで ある。各チャンバーの圧力を入口チャンバー、出口チャンバー、及びバックウォ ッシュチャンバーに配置した圧力計30.31及び31aにより監視することが できる。圧力制御手段を調節し7て、濾過装置のバックウォッシュ流量を制御す ることができる。そのような圧力制御手段をコンピュータ自動化させるのは容易 である。例えば、電子式光検知装置を使用して、濾過手段6の入口側に形成され た微細物質の量を検出することができる。
その装置により提供されたデータをコンピュータに伝達して調節自在チョーク手 段及び中空シャフト17の回転数を制御することができる。
第3に、上述のように、濾過手段6の入口側に形成された濾過液の量の関数とし て、中空シャフト17及び従ってバックウォッシュブード11の回転数を制御し なければならない。未濾過流体媒体が比較的多量の微細物質を含有していない場 合、中空シャフト17とパックウオツンユフード11の回転数を相当減少するこ とができる。逆に、未濾過流体媒体が例えば下水道からの下水等の比較的多量の 微細物質を含有している場合、中空シャフト17とバックウォッシュフード11 の回転数を相当増加しなければならない。しかし、多量の微細物質が幅広い粒径 分布を有する場合は、中空シャフト17の回転数を低下させて濾過手段6の強力 な局部的洗浄を可能にすることが必要であるかも知れない。
第4として、無漏洩封止を入口チャンパー3と出口チャンパー5との間で維持し なければならない。即ち、濾過手段6を濾過装置lの中で半径方向に封止しなけ ればならない。上部画室2に固定されたフランジ33と濾過手段6及び/又は下 部画室4に固定されたフランジ34との間にO−リングを配置することにより、 この無漏洩封止を確実にすることができる。濾過装置1のこの部分の漏洩は、未 濾過流体が濾過手段6を通過するよりもむしろバイパスして、所望の濾過液に未 濾過流体が混入する結果となる。
第5に、下部支持板23は、濾過手段6に対する適切な支持を行うために非常に 強固である必要がある。さもないと、濾過手段は、濾過装置の運転中の高い圧力 のために、垂れ下がるかバックリングしがちにある。かつ、摺動シュー12と濾 過手段6の入口側との間の封止に損傷又は破壊が生じる。
更に、十分なバックウォッシュ圧力と、十分な量の濾過された流体を濾過手段6 の出口側にすぐ近接した所に供給しなければならない。下部支持板23の同心溝 24はこれらの特徴を与えるのを助けて、濾過された流体が濾過手段6を通過す ると直ちに濾過手段6の何れの部分のバックウォッシュをも始動することができ る。従って、上述のように、濾過装置lは、未濾過流体から超微細粒子を連続的 に濾過することができ、バックウォッシュ機能が作用する前に濾過手段6が目詰 まりする可能性はない。同心状にスロットが設けである支持板23が、本発明に 係る実施例として好適である。しかし、他のここに記載していないが同心状にス ロットが設けである支持板23とほぼ同じ機能のある均等な支持構造体も等しい 働きをすることができる。
入口チャンバーとバックウォッシュチャンバーの圧力並びにバックウォッシュフ ードの回転数を監視しかつ制御する方法を以下に説明する。
入口チャンバーに入る未濾過流体は、通常圧力制御を必要としないほど十分に高 い圧力を有する。粒子の量が濾過手段の入口側に増加して堆積するにつれて、バ ックウォッシュフードを回転して濾過手段のバックウォッシュ洗浄を始動するこ とが必要になる゛。出口手段を出る濾過液の量、並びにバックウォッシュの量、 即ち濾過手段を通過して流れ戻る流体と、バックウォッシュ出口を出る濾過手段 からの混入固体の混合物を出口手段とバックウォッシュ出口に位置しているそれ ぞれのバルブ及び/又はチョーク手段により制御する。より多くの濾過液が濾過 手段をバックウォッシュするために必要である場合には、出口手段のチョーク手 段を制限することができる。濾過手段に堆積した粒子の量が増加する場合、バッ クウォッシュ出口のチョーク手段を僅かに開き、かつバックウォッシュフードの 回転数を増加させる。濾過された粒子の層が濾過手段に堆積するのを許容するの は時には利点がある。このような場合、バックウォッシュ出口を制限し、かつバ ックウォッシュフードの回転数を減少する。
勿論、出口圧力、バックウォッシュ圧力、及びバックウォッシュフード回転数の 操作は、濾過される流体の性状に依存し、かつそれに従って調整しなければなら ない。特殊な流体を濾過するときに選択する圧力の値の例を以下の例に挙げる。
本発明に係る濾過装置の別の実施例を第4図に示す。濾過装置50は、入口チャ ンパー52と、出口チャンパー53と、入口チャンパー52と出口チャンパー5 3との間に位置する円筒形の、構造的に強固な濾過手段54を備えた濾過器ハウ ジング51を有する。
円筒形濾過手段54は、円筒形濾過手段の中央回転軸と同軸に整列された細長い シャフト55を有する。円筒形濾過手段54は、濾過器ハウジング51の中で同 じ軸の周りに回転自在である。円筒形濾過手段54は細長いシャフト55を介し てかつモータ70を介して中実軸の周りに回転自在である。モータ70の回転力 は、可変伝達手段71を介して細長いシャフト55に伝達される。モータ70と 可変伝達手段71は、円筒形濾過手段54の回転数を濾過手段54の入口側に蓄 積した濾過液の量の関数として制御することを可能とする。
少なくとも1個のシュー57を備えた静止バックウォッシュハウジング56は、 円筒形濾過手段54の中実軸に平行な領域に沿って濾過手段54つ入口側と衝接 して摺動するように接触している。
摺動シュー57は、細長いスリットを有している。その細長いスリットは、円筒 形濾過手段54のほぼ全長の表面と静止バックウォッシュハウジング56の内部 との間を連通させる。第1図から第3図に示す実施例と同じく、摺動シュー57 は、バックウォッシュハウジング56の内部と入口チャンパー52との間をほぼ 無漏洩封止する。
バックウォッシュハウジング56は、濾過手段54に近接してバックウォッシュ チャンバーを形成するバックウォッシュフード58と、バックウォッシュ出口5 9と、及びパックウォッシュフード58に固定された調整可能ノズル60を備え ている。調整可能ノズル60は、パックウォッシュフード58の中に形成された バックウォッシュチャンバーとバックウォッシュ出口59との間を連通ずる。調 整可能ノズル60は、調整可能ノズルアームの半径方向位置を円筒形濾過手段に 対して調整するための手段61を有する。
調整可能ノズルアーム60の半径方向位置を円筒形濾過手段に対して調整するた めの手段6=iは、静止摺動シュー57と回転濾過手段54との間の接触圧力の 制御を可能としている。
濾過装置50は、更に出口チャンパー53の濾過手段54の出口側に近接した位 置に少なくとも濾過された流体を一時的に貯留する手段を備えている。これらの 手段は、濾過手段の出口側と接触して出口チャンバーの中に、空気透過性の2欠 周体濾材62を有することができる。
縦軸回転中の濾過装置50を図示しているが、それを水平軸方位で運転すること もできる。その場合、流体と固体に働く重力は、円筒形濾過手段の全長に沿って 濾過手段の厚さを横切ってより均一になる。このように水平方位の実施例では、 濾過手段の下流側に濾過された流体を貯留する手段は、円筒形濾過手段の内面の 湾曲に相補する凸面の外面を有する細長い板85を備えている。上述の目的のた めに濾過手段の出口側に隣接して濾過された流体を少なくとも一時的に貯留する ために溝86が凸面の外面に設けである。この細長い板は、静止部分シャフト即 ち細長いシャフト55と同軸に配設されたブッシングから延びている補強部材に 細長い板を調整自在に取り付けることにより、所定の位置に取り付けることがで きる。
第4図に示すように、濾過手段の対向する端部は、板部材63と64により封止 され、かつ濾過手段の入口側と組み合わせて出口チャンパー53を形成するのを 助ける。板部材の中央部分は、細長いシャフト55に固定されて細長いシャフト の回転力を円筒形濾過手段に伝達する。細長いシャフト55は、中央孔65と、 中央孔65と連通ずる、細長いシャフト55に形成された複数の半径方向開口6 6とを有する。中央孔65は、出口チャンパー53として機能していると言う事 ができる。2次濾材が、濾過手段54の出口側表面により形成される内部容量の 大部分を占めるからでる。
第5a図は、第4図に示す濾過装置50の濾過手段54とバックウォッシュハウ ジング56との部分断面側面図である。濾過手段54は、入口チャンパー52に 隣接した円筒形多孔部材67と、出口チャンパー53に隣接した円筒形多孔部材 68と、及び円筒形多孔部材の間に介在する濾材69とを有している。円筒形多 孔部材は、一般には貫通孔を備えた金属部材から構成されている。円筒形多孔部 材の貫通孔は、好適にはほぼ整列して配置されている。
濾過媒体54は、未濾過流体の粒径並びに流体の化学的性質とに依存する適当な 媒体を有することができる。濾過媒体の例は、上記のように説明した。
第5b図は、濾過手段54とバックウォッシュハウジング56の第5a図の線v bに沿った断面図である。バックウォッシュハウジング56は、濾過手段54の 入口側の一部に接触するリップ封止部57aを有する少なくとも1個の摺動シュ ー57を有する。リップ封止部57aは、回転濾過手段54の入口側表面の曲率 半径にほぼ相当する曲率半径を有する。第4図及び第5図には特に図示してはい ないが、摺動シューは、円筒形濾過手段の対向する端部から中間点に向う方向に 狭くなる長手方向スリットを有している。
摺動シューは、好適にはポリテトラフルオロエチレン等の適切な材料で製作する 。
第5b図は、濾過された流体を貯留するために内部細長い溝が濾過手段の下流側 にすぐ隣接して刻設しである板85に対するバックウォッシュシュー58の相対 的位置を図示している。この実施例は、好適には貯留板85の位置のはほぼ縦方 向上に方向付けされたバックウォッシュシュー58の位置で運転される(第5b 図が90°反時計方向に回転したかのように)。
第4図に示す濾過装置50は、次のように機能する。未濾過流体媒体は、入口手 段72を通って入口チャンパー52に導入され、濾過手段54の入口側に接触す る。未濾過流体の流体媒体は加圧され、濾過手段54を通過するよう強制される 。未濾過流体の粒子は、濾過手段54の入口側で捕捉される。濾過手段54を通 過したのち、濾過流体媒体は、媒体62を介して、細長いシャフト55の半径方 向開口66を通って移動し、細長いシャフト55の中央孔65と連通して設けた ある出口手段73を介して濾過装置50を出る。
パックウォッシュ機能は、概念的には第1図から第3図に示す実施例と同じであ る。細長いシャフト55を介して濾過手段54は、モータ70と伝達装置71の 作動により回転する。調節自在チョーク手段が、入口手段72、出口手段73、 バックウォッシュ出口59のいずれか、又は好適にはそれらの全てに設けてあっ て、出口チャンパー53の圧力がパックウォッシュハウジング56の圧力より高 いように、濾過装置50の圧力を制御する。濾過装置50のそのような圧力制御 は、パックウォッシュハウジング56に背圧を与えて、濾過手段54の入口側に 蓄積された粒子が摺動シュー57に設けられたスリットを貫通してパックウォッ シュされ、濾過手段54を通って逆の方向に流れる濾過液を介してパックウォッ シュハウジング56に入る。第1図から第3図の実施例に関して上述の概念、特 徴、及び効率の因子は、第4図の濾過装置に適用できる。濾過装置の下流出口側 にすぐ近接した位置の下流出口チャンバーに濾過された流体を少なくとも一時的 に貯留する手段に特に適用できる。
上に説明したように、水平軸位置に方位された場合、第5図の実施例を、特に貯 留板85を備えた第5b図に図示の実施例を、円筒形濾過手段の軸の縦方向上に パックウォッシュシュー58と共に使用するのは利点がある。
前述の配置は、円筒形濾過手段の連続的パックウォッシュを、従って超微粒子並 びに幅広い粒径範囲の粒子を有する未濾過流体を連続的に濾過することを可能と する。
第6図は、本発明の別の2個の実施例を併せて図示している。
第6図の濾過装置は、第1図の濾過装置に大体一致し、従って同じ素子を区別す るために、同じ参照番号が付されている。第6図の2個の実施例は、中心線Xの 両方の側にそれぞれ示してあって、それぞれ文字AとBにより識別される。実施 例への濾過装置1は、入口チャンパー3に隣接した上部多孔板7と出口チャンパ ー5に隣接した下部多孔板8との間に設けられた別の濾過カートリッジ74を有 する。濾過手段6はカートリッジ素子74の上に配置されている。濾過手段6の 確実な固定を容易にするために、別の多孔部材75が濾過手段6とカートリッジ 素子74との間に介在してる。濾過装置に濾過カートリッジ素子を効率よく組み 込むために、中間フランジ部材76を上部画室2と下部画室4との間に組み込ま れている。第1図から第3図に関して上述した特徴、概念、及び効率因子の全て は、第6図の実施例Aに同じく適用できる。
第6図の実施例Bを説明する。濾過カートリッジ素子74の存在は、しばしばバ ックウォッシュを困難にするので、実施例Bでは、下部支持板23を下部パック ウォッシュハウジング77に変更している。下部パックウォッシュハウジング7 7は、濾過装置lの濾過セクションの出口側に近接した下部パックウォッシュチ ャンバー79を形成する下部パックウォッシュフード78を備えている。即ち、 パックウォッシュフード78は、摺動シュー80を介して下部多孔性板8に接触 する。下部バックウォッシュフード78は、上述のように、濾過装置の濾過セク ションの出口側と当接した少なくとも1個の摺動シュー80を備えている。下部 パックウォッシュハウジング77の摺動シュー80は、上部パックウォッシュハ ウジングIIの摺動シューとほぼ同じ構造である。上部及び下部パックウォッシ ュハウジングは、中空シャフト81を介して同期回転し、下部バックウォッシュ フード78は、上部パックウォッシュフード11に濾過手段6を通って背圧を与 える。
上部パックウォッシュハウジング11は、別のパックウォッシュ出口82を有し て、下部パックウォッシュハウジング77からバックウォッシュされた濾過液の 除去を容易にする。第1図から第3図に関して上述した特徴、概念、及び効率因 子は、第6図の実施例Bに同じく適用できる。
次の例は、本発明の優れた濾過能力を示すが、本発明の範囲を制限するものでは ない。
例I 下水処理装置のベルト型圧縮式濾過器により汚水を連続的に供給した。水は、黒 い色をしていて、既に重合体凝集剤で処理されていた。25ミクロンの孔径と6 mmの厚さの焼結青銅濾過素子の濾材を備えた第1図に示す装置を使用した。
所望の濾材を選定した後、第1図の装置に取り付けた。次いで、一定の流量で入 口に汚水を汲みいれて、装置を運転した。
次いで清浄な出口水量を最大にするように、出口バルブを調節した。次いで、バ ックウォッシュ出口とパックウォッシュフード回転速度を調節して、最大清浄水 出口量を維持しながら、安定した状態の入口圧力を得た。
出口とバックウォッシュ出口のチョーク手段を操作することにより、約89%濾 過液(即ち、濾過された液)と11%バックウォッシュ(混入物を含有する水) の比を汚水の比較的高い総懸濁固体(TSS)含量の見地から達成した。833 m1のTSS含量と5.5バールの定常圧力の汚水を入口手段に導入した。出口 チャンバーの圧力は、3.0バールでパックウォッシュ−チャンバーの圧力は、 0.8バールであった。出口で調節可能のチョーク手段により設定した、出口を 出る濾過液の流量は、90L/minに、パラクラオンシュ流量は、12L/m inに同じように設定された。パックウォッシュフード回転数は、5 rpmで あった。試験は、130時間続行された。分析の結果、パックウォッシュは、9 5mg凡のTSS含量で、濾過液は、21mg/LのTSS含量であった。
餞−ヱ 第2濾過工程で、濾材として5ミクロンの絶対孔寸法を有するポリエチレン濾材 を使用した本発明に係る第1図の装置で例1の濾過された水を濾過した。21m g几のTSS含量と2バールの圧力の廃水を入口手段に導入した。出口チャンバ ーの圧力を0.9バールに、かつパックウォッシュチャンバーの圧力を9.5バ ールの圧力に設定した。出口手段を出る濾過液の流量を13OL/minに、パ ックウォッシュ流量を3L/minに設定した。パックウォッシュフードを4  rpmで回転し、試験を300時間続行した。試験の結果、パックウォッシュは 74mg凡のTSS含量を有し、濾過液は、1.58mg凡のTSS含量を有し ていた。
例1と例2は、本発明に係る濾過装置は、従来の下水処理装置より遥かに低い運 転経費と小さな所要場所でより良好な結果を達成できることを実証している。E PAは、現在下水処理装置を出る処理水は30mg/Lより多いTSS含量を有 してはならないとしている。上の例2で判る通り、本発明に係る濾過装置を出る 濾過液のTSS含量は、1.58mg/Lであった。
血−ユ 濾材として1ミクロンの絶対孔寸法を有するポリエチレン濾過素子を使用して本 発明に係る第1図の装置で川の水を濾過した。12.5mg凡のTSS含量と2 .2バールの圧力の廃水を入口手段に導入した。出口チャンバーの圧力を0.8 バールに、パックウォッシュチャンバーの圧力を0.3バールに設定した。濾過 液の流量を13. OL/minにバックウォッシュ流量を2. OL/min に設定した。パックウォッシュフードを5 rpmで回転させ、試験を350時 間続行した。試験の結果、パックウォッシュは、8.5mg几のTSS含量を有 し、濾過液は、0.645 mg/LのTSS含量を有した。
例4 濾材として3ミクロンの絶対孔寸法を有するポリエチレン濾過素子を使用した本 発明に係る第1図の装置でファキュイア郡の既設バージニア水プラントからの井 戸水を濾過した。濾過装置の入口チャンバーに導入した水の圧力は、2.8バー ルであった。パックウォッシュ出口でのパックウォッシュ圧力を0.3バールに 、出口チャンバーの圧力を1.7バールに設定した。中空シャフトとパックウォ ッシュフードを6rpmで回転させた。未濾過水のTSS含量は、35.5mg /Lで、鉄濃度は、2.85mg几であった。濾過液の流量を12. OL/m inに設定し、濾過液のTSS含量は3.5mg/Lで、鉄濃度は、0.9mg /Lであった。バックウォッシュ流量を2 L/minに設定した。飲料水の鉄 含量に対する典型的政府規制値は、約1.5mg/Lである。
例5 機械ショップからの廃油を、20ミクロンの絶対開孔寸法を有するフィルタを使 用して本発明による第1図の装置で濾過した。
オイルは7.5バールの圧力で入口室に導入した。逆洗洗浄(パックウォッシュ )室の圧力は4バールに調整し、出口室の圧力は3.5バールに調整した。バッ クウォッシュフードは12 rpmで回転させ、出口手段から流出する濾過流量 は60L/min、にセットした。廃油中の鉄、鉛、及び溶解鉛の初期濃度は、 それぞれ1.8.4.0及び1.3mgルであった。濾過出力分析によれば、嫉 、鉛及び溶解鉛はそれぞれ1.7.0.4及び0.2mg/Lの濃度であること がわかった。
例6 例5に使用した元のドリル廃油を、2ミクロンの絶対開孔寸法を有するフィルタ 手段を使用して本発明による第1図のフィルタ装置で濾過した。廃油は7.5バ ールの圧力で入口室に導入し、逆洗洗浄(パックウォッシュ)室の圧力は2バー ルに調整し、出口室の圧力は5.5バールに調整した。バックウォッシュフード の回転速度は12 rpmとし、出口手段から流出する濾過流量は70L/mi n、にセットした。廃油中の鉄、鉛、及び溶解鉛の初期濃度は、上述のものと同 一であった。濾過出力分析によれば、鉄、鉛及び溶解鉛は、それぞれ0.2mg ル、0.1mg九以下、及び0、1mg/L以下 の濃度であることがわかった 。
例7 例5に使用したドリル廃油を、20ミクロンの絶対開孔寸法を有するフィルタ手 段を使用して本発明による第1図のフィルタ装置で濾過した。廃油は7;5バー ルの圧力で入口室に導入し、逆洗洗浄(パックウォッシュ)室の圧力は2バール に調整し、出口室の圧力は5.5バールに調整した。パックウォッシュフードの 回転速度は12 rpmとし、出口手段から流出する濾過流量は30L/min 、にセットした。ドリル廃油中のカドミウム、クロム、銅、鉛および亜鉛の初期 濃度は、それぞれ0.01以下、0.05以下、0.40.0.8及び0.66 であった。濾過出力分析によれば、カドミウム、クロム、銅、鉛および亜鉛はそ れぞれ0.01 mg/L 、 0.05mg几以下1O,03mgル、0.0 5 mg/L以下、0.05mg凡の濃度であった。
例−」− 例5に使用したドリル廃油を含む水の混合体を、2ミクロンの絶対開孔寸法を有 するフィルタ手段を使用して本発明による第1図のフィルタ装置で濾過した。廃 油は7.5バールの圧力で入口室に導入し、逆洗洗浄(パックウォッシュ)室の 圧力は2バールに調整し、出口室の圧力は5.5バールに調整した。パックウォ ッシュフードの回転速度は12 rpmとし、出口手段から流出する濾過流量は 60L/min、にセットした。ドリル廃油中のカドミウム、クロム、銅、鉛及 び亜鉛の初期濃度は、それぞれ0.01mg/L以下、0.05mg九以下、0 .16mg几、0.05mg/L以下および1.41mg/Lであった。濾過出 力分析によれば、カドミウム、クロム、銅、鉛及び亜鉛はそれぞれO,01mg 几以下1.0.05mg/L以下、0、01mg/L以下、0.05mg几以下 、0.04mg凡の濃度であった。
例9 廃液処理工場からのスラッジを、10〜13ミクロンの絶対開孔寸法を有するフ ィルタ手段を使用(−で本発明による第1図のフィルタ装置で濾過した。スラッ ジは4.5バールの圧力で入口室に導入し、逆洗洗浄(パックウォッシュ)室の 圧力は0.5バールに調整し、出口室の圧力は2.5バールに調整した。パック ウォッシュフードの回転速度は6 rpmとし、出口手段から流出する濾過流量 は80L/min、にセットし、パックウォッシュ出口からのパックウォッシュ 流出量を16L/min、にセットした。濾過作業は110時間連続的に継続し た。スラッジのB OD (BiologicalOxygen Demand  over a 5−day period)、塩化物、窒素、TSS。
および溶解酸素の初期濃度は、それぞれ1814.340.356.6440お よび0.3mg几であった。濾過出力分析によれば、BOD、塩化物、窒素、T SS、および溶解酸素はそれぞれ3mgル、218mg/L、3 mg/L、5 0 mg/L 、6.9mg凡の濃度であった。
上述の例の他に、本発明の他のより特別な特徴を具体化した。
例えば、本発明フィルタ装置に適当なフィルタ手段を使用することができるが、 可変開孔度を有するフィルタ手段が好まし、い。
特に、入口側から出口側に向けて開孔度を増加させたフィルタ手段はフィルタ装 置のパックウォッシュ能力を増大させる。このフィルタ手段の特別な実施例は、 約10ミクロンの絶対開孔寸法を有する入口側の上側層と、約25ミクロンの絶 対開孔寸法を有する中間層と、約40ミクロンの絶対開孔寸法を有する出口側の 下側層とを有する。
更に、飲料水を濾過するとき、支持プレートの下方の出口室に第2濾過媒体を使 用するとよい。この第2濾過媒体は、約10ミクロンの絶対開孔寸法を有する支 持プレートの底面に接触する上側層と、約20ミクロンの絶対開孔寸法を有する 下側層とを有するものとする。2個の層間には約0.25mmの平均粒子寸法の 炭素粒子床を介在させる。第2濾過媒体は外側周縁でシールし、フィルタ手段お よび第2濾過媒体の双方をパックウォッシュすることができるようにする。
上述したところは、本発明の好適な実施例を説明したに過ぎず、請求の範囲にお いて種々の変更を加えることができることFig、 2b Fig、 3b 唱 Fig、 5a Fig、 5b X 国際調査報告 ml$1M14fiil^II口””””’ty”+’ノIIeOOill+f ’1+1m++*6+−“A°*”dAD″″” MT/+!SRQ10462 1

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.流体から固体を除去するバックウォッシュフィルタ装置において、 末濃過流体を導入することができる入口を有する入口室、および出口室から濾過 した流体を排出することができる出口を有する出口室を設けたフィルタハウジン グと、前記フィルタハウジングに配置し、かつ前記入口室と前記出口室との間に 堅固に支持したフィルタ手段と、バックウォッシュ出口を有するバックウォッシ ュフードと、前記フィルタ手段の入口側に摺動接触する少なくとも1個の摺動シ ューとを設け、前記摺動シューには、前記フィルタ手段の狭く細長い領域との間 に連通する開口を設け、更に、前記摺動シューにより前記フィルタ手段の入口側 にほぼ漏れのないシールを生じて内部を前記入口室から分離したバックウォッシ ュハウジングと、 前記フィルタ手段の出口側の極近傍の位置で前記出口室に少なくとも一時的に流 体を保留する保留プレートとを具え、前記バックウォッシュハウジングが、前記 摺動シューの開口によりアクセスされるすすぎ領域で前記フィルタ手段を連続的 にバックウォッシュすることができる構成としたことを特徴とするバックウォッ シュフィルタ装置。
  2. 2.前記バックウォッシュハウジングは、更に、前記フィルタ手段の近傍に位置 し、前記バックウォッシュフードにより画定されるバックウォッシュ室と、バッ クウォッシュ出口と、および前記バックウォッシュフードに固着して前記バック ウォッシュ室と前記バックウォッシュ出口との間に連通する中空円筒形部材とを 有するものとして構成した請求項1記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  3. 3.前記フィルタ手段の入口側に位置する上側有孔部材と、前記フィルタ手段の 出口側に位置する下側有孔部材とを設け、各前記有孔部材の貫通孔が互いにほぼ 整列するよう相対配置した請求項1記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  4. 4.前記摺動シューにより前記上側有孔部材の孔の少なくとも2個の隣接列をカ バーする構成とした請求項3記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  5. 5.流体から固体を除去するバックウォッシュフィルタ装置において、 未濾過流体を導入することができる入口を有する入口室を画定する上側隔室と、 濾過した流体を排出することができる出口を有する出口室を画定する下側隔室と を設けたフィルタハウジングと、 前記フィルタハウジングに位置しかつ前記入口室と前記出口室との間に堅固に支 持した固定フィルタ手段と、バックウォッシュ出口を有し前記フィルタ手段に直 交する軸線の回りに回転自在に取付けた細長のバックウォッシュフードを設け、 このバックウォッシュフードには、前記フィルタ手段の入口側に接触する少なく とも1個の摺動シューを設け、前記摺動シューには、前記フィルタ手段における ほぼ半径方向細長領域と前記バックウォッシュハウジングの内部との間に連通す る半径方向スリットを設け、この摺動シューにより前記フィルタ手段の入口側に ほぼ漏れのないシールを生じて内部を前記入口室から分離したバックウォッシュ ハウジングと、■ 前記フィルタ手段の出口側の極く近傍の位置で前記出口室に濾過した流体を少な くとも一時的に保留する保留プレートと を具え、前記保留プレートは、前記フィルタ手段に接触しかつ支持する上面を有 する下側堅固支持プレートを有するものとして構成し、前記上面には、前記フィ ルタ手段の出口側の極く近傍の位置で前記出口室に濾過した流体を一時的に保留 する複数個の溝を形成し、 前記バックウォッシュハウジングが、前記摺動シューのスリットによりアクセス するすすぎ領域でフィルタ手段を連続的にバックウォッシュすることができる構 成としたことを特徴とするバックウォッシュフィルタ装置。
  6. 6.前記下側支持プレートの前記複数個の溝を同心状の溝とし、更に、前記上面 に形成した複数個の半径方向溝と、前記支持プレートに形成して前記出口室に連 通する中心開口とを設け、前記半径方向溝により前記同心状溝と前記中心開口と の間の連通経路とした請求項5記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  7. 7.前記出口室を、前記支持プレートの上面と前記フィルタ手段の出口側との間 に位置する容積により画定するよう前記中心開口に配置したバルブ手段を設けた 請求項5記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  8. 8.前記バックウォッシュハウジングには、更に、前記フィルタ手段の近傍に位 置し、前記細長のバックウォッシュフードにより画定したバックウォッシュ室と 、前記フィルタ手段に直交して配置し前記バックウォッシュフードに固定し、前 記バックウォッシュ室と前記バックウォッシュ出口との間の連通を生じかつ前記 バックウォッシュフードを前記フィルタ手段とは独立的に回転する回転中空軸を 設けた請求項5記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  9. 9.前記細長バックウォッシュフードは、前記回転中空軸から半径方向に突出す る2個の半径方向に対向するブランチと、前記フィルタ手段に連続するよう前記 ブランチの各々に固着しかつ半径方向に延在する貫通スリットを有する摺動シュ ーとを有するものとして構成した請求項5記載のバックウォッシュフィルタ装置 。
  10. 10.前記フィルタ手段に隣接する前記細長バックウォッシュフードは、2個の 半径方向貫通スリットを有する細長プレート部材によりシールし、また前記摺動 シューを前記プレート部材に固着し、前記摺動シューのスリットを前記プレート 部材のスリットに整列させた請求項8記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  11. 11.前記細長プレート部材を前記回転中空軸の下方開放端部に衝合させ、前記 回転中空軸には、前記回転中空軸の内部と前記バックウォッシュ室との間を連通 する複数個の半径方向延在貫通通路を設けた請求項10記載のパックウォッシュ フィルタ装置。
  12. 12.前記各摺動シューの前記半径方向は、前記シューの半径方向外方部分から 前記シューの半径方向内方部分に向って先細になる形状とした請求項10記載の バックウォッシュフィルタ装置。
  13. 13.更に、前記摺動シューと前記フィルタ手段との間の圧力接触量を変化させ るため、前記回転中空軸の軸線方向位置を調整する手段を設けた請求項5記載の バックウォッシュフィルタ装置。
  14. 14.前記バックウォッシュハウジングには、更に、前記回転中空軸を支持しか つ前記バックウォッシュ出口に連通するバックウォッシュ収集室を支持する手段 を設けた請求項8記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  15. 15.前記回転中空軸の上方端部には、更に、前記回転中空軸の内部と前記バッ クウォッシュ収集室との間を連通する半径方向開口を設けた請求項14記載の口 をバックウォッシュフィルタ装置。
  16. 16.前記入口室に隣接して前記フィルタ手段の入口側に位置する上方有孔部材 と、前記出口室に隣接して前記フィルタ手段の出口側に位置する下方有孔部材と を設け、双方の前記有孔部材にわたり貫通する孔が互いにほぼ整列する配置とし た請求項5記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  17. 17.前記下方支持プレートを、前記フィルタハウジングの下方隔室に固着した 半径方向支持部材に配置した請求項5記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  18. 18.前記入口室に隣接する前記有孔部材を前記フィルタ手段のための上方支持 体とし、前記フィルタ手段を前記上方支持体と前記下方支持体との間にクランプ した請求項16記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  19. 19.前記上方隔室には、更に、Oリングを介して前記入口室に隣接する前記有 孔部材の外方周縁上面に掛合する内方環状突出部を設けた請求項27記載にのバ ックウォッシュフィルタ装置。
  20. 20.前記摺動シューには、前記フィルタ手段の入口側にほぼ漏れ防止シールを 維持し、従って、前記入口室と前記バックウォッシュハウジングの内部とを分離 するほぼ堅固な材料を有するものとして構成した請求項5記載のバックウォッシ ュフィルタ装置。
  21. 21.前記フィルタ手段に直交する軸線の回りに前記バックウォッシュフードを 回転する手段と、前記バックウォッシュフードの回転速度を変化させる手段とを 設けた請求項5記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  22. 22.前記フィルタ手段に蓄積した濾過物量の関数として前記バックウォッシュ フードの回転速度を変化させる手段を設けた請求項21記載のバックウォッシュ フィルタ装置。
  23. 23.前記バックウォッシュ流量および前記バックウォッシュハウジングの圧力 を制御する調整自在チョーク手段を前記バックウォッシュ出口に設けた請求項5 記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  24. 24.前記出口流量および前記出口室の圧力を制御する調整自在チョーク手段を 前記出口に設けた請求項5記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  25. 25.前記バックウォッシュハウジングの圧力を制御する吸引ポンプを前記バッ クウォッシュ出口に接続した請求項5記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  26. 26.流体から固体を除去するバックウォッシュフィルタ装置において、 未濾過流体を導入することができる入口を有する入口室、および出口室から濾過 した流体を排出することができる出口を有する出口室を設けたフィルタハウジン グと、前記入口室と前記出口室との間で前記フィルタハウジングに配置し、前記 フィルタハウジング内で中心軸線の回りに回転自在の円筒形の構造的に堅固なフ ィルタ手段と、前記円筒形フィルタ手段の前記中心軸線に平行な領域に沿って前 記回転自在フィルタ手段の入口側に接触する少なくとも1個の摺動シューを有し 、この摺動シューには、前記円筒形フィルタ手段の入口面のほぼ全体長さとの間 に連通を生ずる貫通細長スリットを設け、また前記摺動シューにより前記フィル タ手段の入口側にほぼ漏れ防止のシールを生じて内部を前記入口室から分離する 固定バックウォッシュハウジングと、 前記フィルタ手段の出口側の極く近傍の位置で前記出口室に濾過流体を少なくと も一時的に保留する保留手段とを具え、前記固定バックウォッシュハウジングに より、前記摺動シューのスリットにより画定されるすすぎ領域にわたり前記フィ ルタ手段を連続的にバックウォッシュする構成としたことを特徴とするバックウ ォッシュフィルタ装置。
  27. 27.濾過した流体を一時的に保留する保留手段は、前記フィルタ手段の前記出 口側に接触するよう前記出口部材に設けた固体透過性フィルタ媒体を有するもの として構成した請求項26記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  28. 28.前記固体透過性フィルタ媒体は、活性炭および粒子化大理石からなるグル ープから選択した少なくとも1個の材料とした請求項27記載のバックウォッシ ュフィルタ装置。
  29. 29.濾過した流体を一時的に保留する保留手段は、前記フィルタ手段の出口側 の内部曲率に補完する曲率の外部凸面を有する固体プレートを有するものとして 構成し、前記フィルタ手段の出口側に隣接して流体保留溝を前記外部凸面に設け 、前記溝付きプレートおよび前記バックウォッシュフィルタハウジングを前記円 筒形フィルタ手段の同一部分において互いに半径方向に整列させた請求項26記 載のバックウォッシュフィルタ装置。
  30. 30.前記中心軸線の回りに前記円筒形フィルタ手段を回転する手段を設けた請 求項26記載にのバックウォッシュフィルタ装置。
  31. 31.前記円筒形フィルタの回転速度を変化させる手段を設けた請求項30記載 のバックウォッシュフィルタ装置。
  32. 32.前記フィルタに蓄積した濾過物量の関数として前記円筒形フィルタの回転 速度を変化させる手段を設けた請求項31記載のバックウォッシュフィルタ装置 。
  33. 33.前記バックウォッシュハウジングには、更に、前記フィルタ手段の近傍で 前記バックウォッシュ室を画定するバックウォッシュフードと、前記バックウォ ッシュフードに固着しかつ前記バックウォッシュ室と前記バックウォッシュ出口 との間を連通する調整自在ノズルアームとを設けた請求項26記載のバックウォ ッシュフィルタ装置。
  34. 34.前記固定摺動シューと前記回転フィルタ手段との間の圧力接触量を変化さ せるため、前記円筒形フィルタ手段に対する前記調整自在ノズルアームの半径方 向位置を調整する手段を設けた請求項33記載のバックウォッシュフィルタ装置 。
  35. 35.前記摺動シューには、更に、前記フィルタ手段に接触するリップ状シール を設け、このリップ状シールは、前記フィルタ手段の入口面の曲率半径に対応す る曲率半径を有するものとして構成した請求項26記載のバックウォッシュフィ ルタ装置。
  36. 36.前記フィルタ手段の両端からこのフィルタ手段の中間点に向かう方向に狭 まるスリットを前記摺動シューに設けた請求項26記載のバックウォッシュフィ ルタ装置。
  37. 37.前記フィルタ手段には、前記入口室に隣接する円筒形有孔部材と、前記出 口室に隣接する円筒形有孔部材と、および前記双方の有孔部材間に挟持したフィ ルタ媒体とを設けた請求項26記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  38. 38.前記円筒形フィルタ手段の軸線方向両端をプレート部材によりシールして 前記出口室を形成し、前記プレート部材を、前記円筒形フィルタ手段の中心軸線 に同軸状の細長軸に固着し、前記細長軸により前記フィルタ手段を回転する構成 とした請求項26記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  39. 39.前記細長軸には、中心孔と、この中心孔に連通するよう前記細長軸に形成 した複数個の半径方向開口とを設けた請求項38記載のバックウォッシュフィル タ装置。
  40. 40.流体から固体を除去するバックウォッシュフィルタ装置において、 未濾過流体を導入することができる入口を有する入口室を画定する上側隔室と、 濾過した流体を排出することができる出口を有する出口室を画定する下側隔室と を設けたフィルタハウジングと、 前記フィルタハウジングに位置しかつ前記入口室と前記出口室との間に堅固に支 持した固定フィルタ手段と、前記フィルタ手段の入口側の近傍で上方バックウォ ッシュ室を画定する上方細長バックウォッシュフードを有し、このバックウォッ シュフードを前記フィルタ手段に直交する軸線の回りに回転自在にし、また前記 バックウォッシュフードにバックウォッシュ出口を収納し、このバックウォッシ ュフードには、前記フィルタ手段の入口側に接触する少なくとも1個の摺動シュ ーを設け、前記摺動シューには、前記フィルタ手段におけるほぼ半径方向細長領 域と前記バックウォッシュハウジングの内部との間に連通する半径方向スリット を設け、この摺動シューにより前記フィルタ手段の入口側にほぼ漏れのないシー ルを生じて内部を前記入口室から分離した上方バックウォッシュハウジングと、 前記フィルタ手段の出口側の極く近傍の位置で前記出口室に濾過した流体を少な くとも一時的に保留する保留プレートと を具え、前記フィルタ手段には、前記フィルタ手段の出口側の近傍で下方バック ウォッシュ室を画定する下方細長バックウォッシュフードを有する下方バックウ ォッシュハウジングを設け、前記下方バックウォッシュフードを前記フィルタ手 段の出口側に接触する少なくとも1個の摺動シューを設け、前記下方バックウォ ッシュフードを前記上方バックウォッシュフードに同期回転するよう前記上方バ ックウォッシュフードにほぼ軸線方向に整列させ、 前記上方および下方のバックウォッシュハウジングが、前記摺動シューのスリッ トによりアクセスするすすぎ領域で前記フィルタ手段を連続的にバックウォッシ ュすることができる構成としたことを特徴とするバックウォッシュフィルタ装置 。
  41. 41.前記上方バックウォッシュハウジングには、更に、前記上方バックウォッ シュ室と前記下方バックウォッシュ室にそれぞれ連通する2個のバックウォッシ ュ出口を設けた請求項40記載のバックウォッシュフィルタ装置。
  42. 42.前記フィルタシャフトには、大きくても約1ミクロンの絶対開孔寸法を有 するフィルタ媒体を設けた請求項5記載のバックウォッシュフィルタ装置。
JP51176789A 1989-10-10 1989-10-10 連続バックウォッシュろ過装置 Pending JPH04502122A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US1989/004621 WO1990003833A1 (en) 1988-10-11 1989-10-10 Continuous backwashing filter apparatus

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04502122A true JPH04502122A (ja) 1992-04-16

Family

ID=22215302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51176789A Pending JPH04502122A (ja) 1989-10-10 1989-10-10 連続バックウォッシュろ過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04502122A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0429551B1 (en) Continuous backwashing filter apparatus
US3550774A (en) Method of and apparatus for filtering
US4352739A (en) Completion and workover fluid filtration system
US5401397A (en) Filter system for a liquid stream with automatic rapid back flush capability
AU2004232681A1 (en) Filter assembly utilizing carbon block and pleated filter element
WO1996006667A2 (en) High capacity ultrafiltration apparatus
US5403481A (en) Filter apparatus
EP0688593B1 (en) Filter system for a liquid stream with automatic rapid back flush capability
US7097766B2 (en) Sand filter with rotating vanes
US3285420A (en) Filtering equipment
US6238556B1 (en) Filtration system including a back washable pre-filtration apparatus
CA1242979A (en) Pressure filter (hpc clarifil)
US20080173580A1 (en) Liquid Filter System
US4673498A (en) Automatic backwashing filter
CH699648B1 (de) Filter für die Filtration von mit Grob-, Fein- und Feinststoffen verschmutztem Abwasser und eine Abwasserreinigungsanlage.
MXPA00008077A (es) Filtro para remover solidos de liquidos.
EP1115473B1 (en) Filtration systems and methods
US20030146171A1 (en) Liquid and solids separation apparatus and method with continuous cleaning using defferential pressure control
JPH04502122A (ja) 連続バックウォッシュろ過装置
KR100733691B1 (ko) 여과장치
US148513A (en) Improvement in centrifugal filtering-machines
US619755A (en) hyatt
US20080257801A1 (en) Device For Filtering Solid Particles For Liquids Containing Such Particles
JPH11128616A (ja) カートリッジ式濾過器
JPH08108014A (ja) フィルタエレメント