JPH0450139A - 増幅用光ファイバ - Google Patents
増幅用光ファイバInfo
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- JPH0450139A JPH0450139A JP15846290A JP15846290A JPH0450139A JP H0450139 A JPH0450139 A JP H0450139A JP 15846290 A JP15846290 A JP 15846290A JP 15846290 A JP15846290 A JP 15846290A JP H0450139 A JPH0450139 A JP H0450139A
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Landscapes
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、光増幅器やレーザ等の光増幅素子として使用
される増幅用光ファイバに関する。
される増幅用光ファイバに関する。
〈従来の技術〉
現在実用化されている光フアイバ通信システムにおいて
は、光ファイバの損失による光信号の減衰を補償するた
めに、所定距離ごとに中継用の光増幅器が設置されてい
る。この光増幅器では、光信号をフォトダイオード等に
よって電気信号に変換して電子増幅器によって信号を増
幅した後、半導体レーザ(LD)等によって光信号に変
換して光フアイバ伝送路に再び送り出すようになってい
る。
は、光ファイバの損失による光信号の減衰を補償するた
めに、所定距離ごとに中継用の光増幅器が設置されてい
る。この光増幅器では、光信号をフォトダイオード等に
よって電気信号に変換して電子増幅器によって信号を増
幅した後、半導体レーザ(LD)等によって光信号に変
換して光フアイバ伝送路に再び送り出すようになってい
る。
しかしながら、このような構成の光増幅器では、光信号
を一旦電気信号に戻した後、再び光信号に変換する必要
があるために、光ファイバとの接続損失が多く、さらに
、装置全体が大型化するなどの難点がある。
を一旦電気信号に戻した後、再び光信号に変換する必要
があるために、光ファイバとの接続損失が多く、さらに
、装置全体が大型化するなどの難点がある。
そのため、近年は、誘導放出効果を利用した光増幅器が
考えられている。この光増幅器は、第3図に示すように
、一つの希土類元素を単独ドープした増幅用光ファイバ
aと、この増幅用光ファイバaを励起する半導体レーザ
等の励起光源すとを備えており、伝送用光ファイバを介
して伝送されてくる信号光と励起光源すからの励起光と
を合波器Cで混合してこれらの光を増幅用光ファイバa
に入射する。そして、励起光によって増幅用光ファイバ
aにドープした希土類元素のイオンを高いエネルギ準位
に励起し、信号光のパワーを誘導放出によって次第に増
幅するものである。なお、dは光ファイバaの接続部、
fは信号光を通過させて励起光をカットするためのフィ
ルタである。
考えられている。この光増幅器は、第3図に示すように
、一つの希土類元素を単独ドープした増幅用光ファイバ
aと、この増幅用光ファイバaを励起する半導体レーザ
等の励起光源すとを備えており、伝送用光ファイバを介
して伝送されてくる信号光と励起光源すからの励起光と
を合波器Cで混合してこれらの光を増幅用光ファイバa
に入射する。そして、励起光によって増幅用光ファイバ
aにドープした希土類元素のイオンを高いエネルギ準位
に励起し、信号光のパワーを誘導放出によって次第に増
幅するものである。なお、dは光ファイバaの接続部、
fは信号光を通過させて励起光をカットするためのフィ
ルタである。
この光増幅器を使用すれば、光信号をそのまま増幅でき
るので低雑音であり、また伝送用の光ファイバとの結合
も良くて接続損失も少ないばかりか、装置の小型化、低
廉化を図ることができる等の利点を有する。
るので低雑音であり、また伝送用の光ファイバとの結合
も良くて接続損失も少ないばかりか、装置の小型化、低
廉化を図ることができる等の利点を有する。
ところで、光伝送用の光ファイバは、伝送損失、熱膨張
係数、機械的強度、耐久性等の緒特性において優れたも
のが要求されるが、これらの要求を満たすものとして石
英系のものが好適である。この石英系の光ファイバにお
いては、1.55μm波長帯において伝送損失が少ない
ことが知られており、したがって、この波長帯の信号光
を使用する場合には、増幅用光ファイバaもこれに合わ
せた増幅特性をもつ希土類元素を選定してドープする必
要がある。このような増幅特性をもつ希土類元素として
は、たとえばEr(エルビウム)かあり、そのため、従
来技術では、石英系光ファイバのコアまたはコアの外周
縁部にErを単独ドープして増幅用光ファイバとしたも
のが提案されている。
係数、機械的強度、耐久性等の緒特性において優れたも
のが要求されるが、これらの要求を満たすものとして石
英系のものが好適である。この石英系の光ファイバにお
いては、1.55μm波長帯において伝送損失が少ない
ことが知られており、したがって、この波長帯の信号光
を使用する場合には、増幅用光ファイバaもこれに合わ
せた増幅特性をもつ希土類元素を選定してドープする必
要がある。このような増幅特性をもつ希土類元素として
は、たとえばEr(エルビウム)かあり、そのため、従
来技術では、石英系光ファイバのコアまたはコアの外周
縁部にErを単独ドープして増幅用光ファイバとしたも
のが提案されている。
〈発明が解決しようとする課題〉
増幅用光ファイバの増幅率を高めるためには、−船釣に
は希土類元素のドープ量を多くするのがよいと考えられ
ている。このため、従来技術では、Erをドープする場
合でも、増幅用光ファイバのガラス化に支障がない範囲
においてそのドープ量をできるだけ多く(たとえば11
000pp程度添加)していた。
は希土類元素のドープ量を多くするのがよいと考えられ
ている。このため、従来技術では、Erをドープする場
合でも、増幅用光ファイバのガラス化に支障がない範囲
においてそのドープ量をできるだけ多く(たとえば11
000pp程度添加)していた。
しかしながら、本発明者らは、Erのドープ量と増幅率
との関係について詳細に検討したところ、Erのドープ
量を単純に増加すると、逆に増幅率が低下してしまうこ
とを見い出した。すなわち、Erのドープ量を増やして
も、その増加量に応じた利得の増大が見られなくなる。
との関係について詳細に検討したところ、Erのドープ
量を単純に増加すると、逆に増幅率が低下してしまうこ
とを見い出した。すなわち、Erのドープ量を増やして
も、その増加量に応じた利得の増大が見られなくなる。
これは、Erを過剰にドープすると、石英系光フアイバ
中でErイオンがミクロ的に凝集するため、結果的に蛍
光寿命が短くなり、いわゆる濃度消光を生じて増幅率の
増大に寄与しなくなるためと考えられる。
中でErイオンがミクロ的に凝集するため、結果的に蛍
光寿命が短くなり、いわゆる濃度消光を生じて増幅率の
増大に寄与しなくなるためと考えられる。
〈課題を解決するための手段〉
一方、本発明者らは、Erと共にAlを同時にドープす
ると、従来と同程度の量のErをドープした場合でも、
Erの凝集現象を回避できることを見い出した。
ると、従来と同程度の量のErをドープした場合でも、
Erの凝集現象を回避できることを見い出した。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、光増幅器やレーザ等の光増幅素子として使用される
増幅用光ファイバにおいて、濃度消光を無くして、高い
利得が得られるようにするものである。
て、光増幅器やレーザ等の光増幅素子として使用される
増幅用光ファイバにおいて、濃度消光を無くして、高い
利得が得られるようにするものである。
そのため、本発明に係る増幅用光ファイバでは、コア内
部またはコアの外周縁部にErと共にA1をドープし、
かつ、共ドープするErの量は1500 ppm以下、
AIの量は2000 ppm以下にそれぞれ設定したこ
とを特徴としている。
部またはコアの外周縁部にErと共にA1をドープし、
かつ、共ドープするErの量は1500 ppm以下、
AIの量は2000 ppm以下にそれぞれ設定したこ
とを特徴としている。
〈作用〉
上記構成の増幅用光ファイバでは、Erと共にAlを同
時にドープすると、Erイオンのミクロ的な凝集が少な
くなって均一分散される。また、励起光の吸収効率も高
められる。このため、大きな増幅率をもつ光ファイバが
得られる。
時にドープすると、Erイオンのミクロ的な凝集が少な
くなって均一分散される。また、励起光の吸収効率も高
められる。このため、大きな増幅率をもつ光ファイバが
得られる。
〈実施例〉
第1発明に係る実施例の増幅用光ファイバlは、第1図
に示すように、円形断面の石英系ガラスコア2の周囲に
、屈折率が該コア2よりも小さい石英系ガラスクラッド
3が形成されており、さらに、コア2内部または該コア
2の外周縁部にEr、GeおよびA】が共にドープされ
ている。このErのドープ量は光フアイバ中でのミクロ
的な凝集を防ぐためにtsooppm以下の範囲に設定
している。
に示すように、円形断面の石英系ガラスコア2の周囲に
、屈折率が該コア2よりも小さい石英系ガラスクラッド
3が形成されており、さらに、コア2内部または該コア
2の外周縁部にEr、GeおよびA】が共にドープされ
ている。このErのドープ量は光フアイバ中でのミクロ
的な凝集を防ぐためにtsooppm以下の範囲に設定
している。
また、Alを共ドープすると、Erの凝集傾向が抑制さ
れて均一分散を図ることができる。この場合のAIのド
ープ量は、2000 ppm以下に設定されている。そ
の理由は、Alを2000 ppm以上ドープした場合
には、石英系光ファイバの製造上、ガラス化が阻害され
るからである。一方、AlドープによるErの凝集抑制
効果を同時に考慮すれば、AIの好ましいドープ量は、
] 00pII)m−1000ppmの範囲である。
れて均一分散を図ることができる。この場合のAIのド
ープ量は、2000 ppm以下に設定されている。そ
の理由は、Alを2000 ppm以上ドープした場合
には、石英系光ファイバの製造上、ガラス化が阻害され
るからである。一方、AlドープによるErの凝集抑制
効果を同時に考慮すれば、AIの好ましいドープ量は、
] 00pII)m−1000ppmの範囲である。
本発明に係る各増幅用光ファイバの作用を確認するため
に、これらの増幅用光ファイバについて増幅率を調べた
結果を第2図に示す。なお、この実験では、AIのドー
プ量は500 ppmとし、Erドープ量×光ファイバ
長を1000pl)m−m、 2000ppm−m、
5000ppm−mの3条件に設定してErのドープ
量を約4ppm 〜3000ppm程度まで変化させた
場合についてその傾向を調べている。
に、これらの増幅用光ファイバについて増幅率を調べた
結果を第2図に示す。なお、この実験では、AIのドー
プ量は500 ppmとし、Erドープ量×光ファイバ
長を1000pl)m−m、 2000ppm−m、
5000ppm−mの3条件に設定してErのドープ
量を約4ppm 〜3000ppm程度まで変化させた
場合についてその傾向を調べている。
測定条件としては、1.48μl励起光のパワーを約3
0mw、増幅する信号光の波長を1.548μ11その
パワーを一30dBmとし、各種組成のErドープ光フ
ァイバの増幅率をErドープ量に対してプロットした。
0mw、増幅する信号光の波長を1.548μ11その
パワーを一30dBmとし、各種組成のErドープ光フ
ァイバの増幅率をErドープ量に対してプロットした。
なお、本例でのGeの添加量は3〜15重量%である。
この結果から明らかなように、増幅率のピークはErド
ープ量が900 ppm付近にあり、実用的には900
±300 ppmが適していると考えられる。
ープ量が900 ppm付近にあり、実用的には900
±300 ppmが適していると考えられる。
ただし、900 ppm以下でも条長を長くして使用す
れば、同等の効果を得ることができる。いずれにしても
、高い増幅率を得るには、Erの濃度を1500ppm
以下にすれば良いことが理解される。
れば、同等の効果を得ることができる。いずれにしても
、高い増幅率を得るには、Erの濃度を1500ppm
以下にすれば良いことが理解される。
なお、この実施例の増幅用光ファイバlは、化学的気相
堆積法(M CV D法)、あるいは、VAD法十分子
スタッフィング法を適用して製作される。
堆積法(M CV D法)、あるいは、VAD法十分子
スタッフィング法を適用して製作される。
この場合、AIはコアスートを作る際にドープされる。
なお、以上の実施例では、コアに屈折率をあげるGeを
ドープした場合について説明したが、逆に、クラッドに
屈折率を下げるFをドープした場合に本願の技術を適用
しても良いことは勿論である。要は、コアとクラッドの
間に屈折率差を・もたせた光ファイバならいずれも適用
することができる。
ドープした場合について説明したが、逆に、クラッドに
屈折率を下げるFをドープした場合に本願の技術を適用
しても良いことは勿論である。要は、コアとクラッドの
間に屈折率差を・もたせた光ファイバならいずれも適用
することができる。
〈発明の効果〉
本発明によれば、光増幅器やレーザ等の光増幅素子とし
て使用される増幅用光ファイバにおいて、コア内部また
はコアの外周縁部にErとAIとを共にドープし、かつ
、このErのドープ量を1500 ppm以下に、AI
+7)ドープ量を2000 ppmニソれぞれ設定した
ので、Erイオンのミクロ的な凝集が少なくなって均一
分散され、かつ高い増幅率が得られるようになる。
て使用される増幅用光ファイバにおいて、コア内部また
はコアの外周縁部にErとAIとを共にドープし、かつ
、このErのドープ量を1500 ppm以下に、AI
+7)ドープ量を2000 ppmニソれぞれ設定した
ので、Erイオンのミクロ的な凝集が少なくなって均一
分散され、かつ高い増幅率が得られるようになる。
第1図ないし第3図は本発明の実施例を示し、第1図は
Erをドープした光ファイバの横断面図、第2図は本発
明に係る増幅用光ファイバの増幅率の測定結果を示す特
性図である。 第3図は光増幅器の構成図である。 1・・・増幅用光ファイバ、2・・・コア、3・・・ク
ラッド。 第1図 フ
Erをドープした光ファイバの横断面図、第2図は本発
明に係る増幅用光ファイバの増幅率の測定結果を示す特
性図である。 第3図は光増幅器の構成図である。 1・・・増幅用光ファイバ、2・・・コア、3・・・ク
ラッド。 第1図 フ
Claims (1)
- (1)石英系ガラスコアの周囲に、屈折率が該コアより
も小さい石英系ガラスクラッドが形成され、前記コア内
部またはコアの外周縁部にErがドープされてなる増幅
用光ファイバにおいて、 前記コア内部またはその外周縁部に前記Erと共にAl
がドープされ、前記Erのドープ量は1500ppm以
下に、Alのドープ量は2000ppm以下にそれぞれ
設定されていることを特徴とする増幅用光ファイバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15846290A JPH0450139A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 増幅用光ファイバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15846290A JPH0450139A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 増幅用光ファイバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450139A true JPH0450139A (ja) | 1992-02-19 |
Family
ID=15672270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15846290A Pending JPH0450139A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 増幅用光ファイバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0450139A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05345632A (ja) * | 1992-06-17 | 1993-12-27 | Hitachi Cable Ltd | 希土類元素添加マルチコアファイバ及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP15846290A patent/JPH0450139A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05345632A (ja) * | 1992-06-17 | 1993-12-27 | Hitachi Cable Ltd | 希土類元素添加マルチコアファイバ及びその製造方法 |
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