JPH04500505A - 代用血液 - Google Patents

代用血液

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JPH04500505A JP1507099A JP50709989A JPH04500505A JP H04500505 A JPH04500505 A JP H04500505A JP 1507099 A JP1507099 A JP 1507099A JP 50709989 A JP50709989 A JP 50709989A JP H04500505 A JPH04500505 A JP H04500505A
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スターンバーグ,ハル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 代用血液 発明の分野 本発明は、代用血液の分野に関する。より詳しくは、最適温度の被検者にとって 正常であるものよりも十分に低い体温にて実施される方法の過程中量適温度の被 検者を維持するために使用することができる代用血液に関する。
背景 代用血液は、被検者自身の血液の欠損下においてヒトおよび動物被検者の生命を 維持するために長年に渡り探求されている。加えて、そのような代用血液は、器 官提供者の生命に必須の器官の死後保存の目的でめられている。
最近、外科的方法における進歩により、外科医が非常に時間のかかる複雑な外科 的処置を行うことが可能になった。しかしながら、そのような方法は、被検者の 生命に必須の器官、特に高い代謝要求量のため多量の酸素とグルコースを必要と する中枢神経系に対する損傷を最小にするために、被検者の体温を下げることを しばしば必要とする。中枢神経系の器官および主要血管においてそのような複雑 な外科的処置を行う可能性は、例えば、この生理的必要条件のために厳しく制限 される。最適温度の被検者の体温を、被検者により通常維持されているものより もかなり低い体温まで下げることは、代謝速度を減少させ、よって中枢神経系並 びに生命に必須の他の器官および組織の酸素およびグルコース要求量を減少させ る。
過去に多数の代用血液が開発された。それらの代用血液は主に、後で移植手術に 使用することになっている器官提供者から得られた外科的に取り出された器官の 保存の目的で使われている。それらの溶液の内容物の幾つかを第1表に記載する 。この表から、それらの代用血液の大部分が被検者または提供者の器官の血管系 を通って容易に浸透する物質の溶液であり、従って生存患者に行われる手術にお ける使用には通常不適当であることが容易にわかる。例えば、Co11insら 、”Kidney preservation for transplant ation、’ Lancet 1219−1222(1969); Co11 ins G、M、、”Hypothermic kidney storage 、’Transplant、 Proc、 IX : 1529 (1977)  S Fischerら、”Flush 5o−1ution 2. a ne w concept for one to three day hypot her−@ic renal storage preservation、”  Trar+5plantation 39:2122−126 (1985) HRossら、’72−hour canine kidney prese− rvation without continuous perfusion 、” Transplantation21 : 498 (1976) ;  5acksら、Transplantation 19 : 283(1974 ) :およびKa l 1erhof fら、”Effects of the  preservation condi−tions and temper ature on tissue acidification in can inekidneys、 ” Transplantation 39 : 5 .485−489 (1985>の代用血液は全て、被検者の毛細血管床を容易 に通過し、従って適当なイオンもしくは体液の平衡または血漿容量を維持するこ とが一般に不可能である、低分子量の分子からもっばら成る。
それにもかかわらず、KlebanoffおよびPh1llips、 Cryo bio−1ogy 6:122−125 (1969)は、7.1〜16℃ ( 44,6〜60.4@F)において暖衡化乳酸加リンガー溶液(R1nger’ s 1actate)を潅流させた時、95分まで生き残った15の被検者の1 1体を用いたイヌの低体温の血液量減少(asangujnous)潅流を開示 している。
容量を維持するための不透性物質を有する代用血液は、血液量を維持するための 不透性物質として、ヒト血清アルブミン、血漿タンパク質の混合物を使用する。
Wallら、“Simplehypothermic preservatio n for transportinghun+an liverslongd istance for transplantation、 ” Trans plantation。
23 : 210 (1977)。Be1zerら、”Cornbinatio n perfusion−coldstorage for optimum  cadaver kidney function and utili−za tion、 ” Transplantation 39 : 2.1.18− 121 (1985)。
Haffら、Journal of Surgical Re5earch 1 9 : 1. 13−19(1975)は、2つの溶液を使ったイヌの血液量減 少的低体温潅流を記載している。第一はプールされ脱脂された同種の血漿と電解 質とから成る洗浄液であり、第二はプールされ脱脂された同種の血漿、電解質お よび10mEq/ !!の濃度の追加の塩化カリウムから成る。Haffらはま た、上記溶液を用いた潅流および脈動酸素添加ポンプの使用を開示しており、こ の方法が死体の器官提供者の長距離運搬のため、および無血の複雑な手術のため の低温循環停止の代法として用いることができることを示唆している。しかしな がら、Haffらは、その処置の間の肝動脈の楔入圧をモニターするこきができ ず、従って被検動物を起こり得る肺胞の損傷に暴露した。
しかしながら、前述の血漿ベースの代用血液は、それらが開発された時点で予期 しなかった欠点を有している。それらをヒトに適用する場合、血漿または血漿タ ンパク質を得るためにヒトの血液の処理を必要とするだろう。しかしながら、そ のようなヒト血液は、人命にかかわるウィルス、例えばHTLシー1. HIV またはA、Bもしくは非A−非B型肝炎ウィルスで汚染されているかもしれない 。上記の理由で、ヒト血液をベースにした製品に関連する感染の恐れを無くすた めに、非血液ベースの代用血液が明らかに望ましい。
B15hopら、’Evalution of hypertonic cit rate flushingsolution for kidney pre servation using the 1solatedperfused  rat kidney’、Transplantation 25 : 5. 235−239(1978)は、本発明の代用血液のものとは明らかに異なる濃 度である50g/i7のデキストラン40を含む潅流溶液を開示している。加え て、電解質およびイオン5度も本発明に開示されるものとは明らかに異なる。S ega 11ら、Federatior+ Proceed−ings 44( 3) : 623 (1985)は、開示されない冷保護溶液の循環の前にハム スターの体温を下げるために1〜1.5時間、6%デキストラン40を含む乳酸 加リンガー溶液をベースにしたヘパリン処理した代用血液を使用したことを開示 している。
Sega I lら(1987)は、デキストロース(180mg/ a2)お よび25+nM HEPESを含む代用血液を用いて、潅流を完全に停止した時 3℃までイヌに潅流させた。代用血液の完全な組成は開示さ発明の要約および目 的 本発明は、患者または提供者により通常恒常性維持されているものよりも実質的 に低い体温で患者または提供者を維持できる方法の過程中に患者または提供者に 潅流させそして維持するために用いることのできる水性代用血液を含んで成る。
本発明は更に、患者または提供者により通常恒常性維持されているものよりも実 質的に低い体温で維持された患者または提供者に潅流させるために用いることが できる水性代用血液を含んで成り、該水性代用血液は、患者または提供者の器官 に対する衰弱損傷なしに、患者の正常体温を再確立させることが可能である。
より詳しくは、本発明は、通常の生理的濃度の電解質、高分子の膨張剤、生理的 pit域で緩衝能力を有する生物学的緩衝剤、単純な栄養糖、細胞膜を通過する カルシウムイオンの流れをブロックするかまたはそれに取って代わるのに十分な 濃度の追加量のマグネシウムイオンおよび抗凝血剤の水溶液を含んで成る代用血 液である。
代用血液は、前記溶液に加えて、心臓の細動を完全に防止するかまたは即座に阻 止するのに十分な濃度で、追加量の心停止剤、例えばカリウムイオンを含んで成 る。
特定の用途に応じて、代用血液に更なる物質を含めるかまたは導入することがで きる。例えば、外科的に修復された血管からの血液の漏出をチェックすることが 望ましい手術の段階において、代用血液中に非吸収性または非生体性色素を含め るかまたは導入することができる。そのような色素は、溶液を識別し、それによ り特定の製剤を色分けするという追加の目的で溶液に添加することができる。溶 液の色分けは、本明細書中に後述されるように、代用血液を溶液の逐次系列とし て投与する時、特に望ましいだろう。おそらくそのような色素は、代謝的にまた は排出により、患者の体から除去されるものであろう。更なる例として、患者の 血管系の循環機能を画像化することを所望する時、代用血液に造影剤を添加する ことが望ましいだろう。そのような造影剤は、X線透視検査、コンピューター補 助の断層撮影法([:ATスキャン)または磁気共鳴画像に適当であろう。その ような造影剤は、放射線専門医および医用画像診断の技術者に知られている。蛍 光色素も使用することができる。前記溶液は、下記に更に詳述される交互の順序 において患者または提供者に投与される。
本発明は、本発明に係る代用血液を使って、ユニークな生命維持または器官維持 処置を行う方法も包含する。それらの方法は、全身化学療法に関連する毒性を減 らし、そして外傷、手術および発作の患者における大脳虚血の影響を減らしそし て制御する方法を含む。器官提供者において生理的に機能的な器官を保存する期 間を増加させるために代用血液を用いる方法も含む。代用血液は、水の凝固点よ りも低い温度において個体を凍結的に固定し、そしてそのような凍結的に固定さ れた個体を正常の生理状態に戻す方法においても、好結果に用いることができる と思われる。
本発明の1つの目的は、非血液ベースの代用血液を提供することである。本発明 の別の目的は、被検者の生命に必須の器官に損傷を与えることなく、生存してい る最適温度の被検者に低温潅流させるのに用いることができ、被検者を正常の生 理状態および精神機能に再生および回復させることが可能である非血液ベースの 代用血液を提供することである。本発明の更なる目的は、提供される器官に損傷 を与えることなく死体の器官提供者の体に低温潅流させるのに用いることができ る非血液ベースの代用血液を提供することである。本発明の更に別の目的は、そ れを必要とする被検者の凍結保存において使用することができる非血液ベースの 代用血液を提供すに適当であり、且つそれを必要とする被検者の組織中に酸素を 運搬しそして二酸化炭素を酸素と交換することができる、非血液ベースの代用血 液を提供することである。
本発明の更に別の目的は、被検者の生命に必須な器官に損傷を与えることなく、 生存している最適温度の被検者に低温潅流させ、そして更に心臓の細動の衰弱を 最小にし、被検者が最小の心臓ストレスで正常な生理機能および精神機能に再生 および回復することができる、非血液ベースの代用血液の使用方法を提供するこ とである。本発明の他の目的は、低体温における本発明の代用血液の使用による 、特定器官に向けられる高用量抗ガン化学療法を提供することである。本発明の 更に他の目的は、本発明の代用血液を使った無血低体温手術の方法を提供するこ とである。
本発明の更に別の目的は、本発明の代用血液を使った手術ショックの処置および 大脳虚血の制御の方法を提供することである。
本発明のそれらの目的および他の目的は、次の発明の詳細な記載と関連してより 良く理解されるだろう。
発明の詳細な記載 本発明は、生理的濃度の電解質、高分子膨張剤、生理的p)I域で緩衝能力を有 する生物学的緩衝剤、単純な栄養の糖または糖類、細胞膜を通過するカルシウム イオンの流れの代わりをするのに十分な濃度のマグネシウムイオンおよび抗V血 剤の水溶液を含んで成る代用血液である。この代用血液は、上記溶液の他に、心 臓の細動を防止または阻止するのに十分な濃度の心停止剤、例えばカリウムイオ ンを更に含んで成る。
生理的濃度の電解質として、血漿中に認められるものに近い濃度のナトリウム、 カリウム、カルシウムおよび塩素イオンが含まれる。加えて、通常の血中濃度よ り過剰においてマグネシウムイオンが使われる。1つの態様においては、通常の 電解質の源として乳酸加リンガー溶液を使うことにより、通常の電解質濃度が達 成される。しかしながら、所望のイオンの塩を水、好ましくは蒸留水に溶解する ことにより、電解質の所望濃度を達成するのが好ましい。
膨張剤とは、毛細血管床の開窓部を通過することにより循環を離脱することがで きない大きさを有する物質、通常高分子を意味する。そのような膨張剤は、一般 に、循環の毛細血管床から体内の間隙中への血漿からの離脱を防ぐのに十分な大 きさを有する高分子として知られる血漿増量剤が例として挙げられる。ヒト血清 アルブミンは、血漿容量を増量するために使われる1つの公知の血漿タンパク質 である。多糖血漿増量剤は、一般にグルカンポリマーとして特徴づけられる。
Hetastarch (American )lame Productsの 製品)は、α(1゜4)結合したグルコース単位中にヒドロキシエチル基が導入 されたアミロペクチンからほとんどもっばら成るロウ状デンプンから誘導された 人工コロイドである。Hetastarchの6%(W/W)溶液のコロイド性 質はヒト血清アルブミンのそれに近い。
本発明の代用血液における膨張剤として、他の多糖誘導体も適当であろう。その ような他の多糖誘導体の中にヒドロキシメチルα(1、4)または(1、6)ポ リマーがある。一般に、多糖が非抗原性のものであることが好ましい。シクロデ キストリンは、本発明の代用血液における膨張剤として適当であろう。
好ましいのは、D−グルコースのポリマー、特にデキストランとして知られてい るα(1,4,)結合において優勢的に結合したD−グルコースである。本発明 の代用血液においては、多糖が患者または提供者の血管系の毛細血管床から漏出 しないように十分に大きくなければならない。高分子量多糖、例えば約70.0 00ダルトンの分子量を有するデキストラン70は、それらがコロイド溶液の粘 度を増加させそして高い流速の達成を妨害するため、あまり好ましくない。高い 流速を達成するのにより好ましいのは、30.000〜50.000の分子量範 囲内の多糖である。最も好ましいのは、約40.000の分子量を有するデキス トラン40である。成る状況下では、特に大脳虚血の処置においては、より高い 粘度および比較的遅い流速にもかかわらず、より高分子量のコロイドを含む代用 血液を使用することが望ましいかもしれない。そのような溶液は、毛細血管から の漏出速度が低いために組織の腫大を防ぐのにより効果的であり、高圧酸素圧に おける大脳虚血の処置において、および蓄積した間質液を除去するための水腫の 処理のために、特に有用であろう。そのような状況下では、より高分子量の多糖 、例えば50.000〜70.000の分子量範囲のデキストランを使うことが 望ましいだろう。
代用血液の多糖の濃度は、上述の電解質および単純な糖と・−緒になって、約2 8+nmHgの通常ヒト血清のものに近いコロイド浸透圧を達成するのに十分で ある。特にデキストラン40を使う時、約6%(w/w)即ち水1リットル(I 2)あたり60グラム(g)のデキストラン40が使われる。本発明の代用血液 の重量オスモル濃度は約300〜・325 E !Jオスモルの範囲であり、約 305〜3150重量オスモル濃度が好ましいだろう。
本発明の代用血液は、単純な糖も含む。単純な糖としては、ショ糖、フルクトー スおよびグルコースまたはα−D−グルコースであるデキストロースが挙げられ る。最も好ましいのはデキストロースである。一般に、本発明の代用血液におい ては、単純な糖の濃度は約1mM〜約1.0mMの範囲内であろう。
約1.8g/iの濃度のグルコースまたは約10mMのデキストロースが好まし い。
代用血液を使用することになっている特定の目的に応じて、栄養糖の濃度は約I IIIM〜IMの範囲内で更に異なることができる。外科的処置中波検者を維持 するために代用血液を使用するならば、約10〜20mMの低濃度のデキストロ ースが使われる。しかしながら、手術ショックのようなショックの治療において 代用血液を使用するならば、デキストロースのモル濃度は20v+Mより高く増 加され、そしてグルコースの濃度は好ましくは約100mM〜IMの範囲に増加 される。非血液生成物をベースにした代用血液におけるこの糖の使用は、生存し ている被検者に投与した時、通常は透析によってさえ制御できないpHの有意な 減少と関係づけられる。
代用血液のpHは、通常線7.8のpHに維持される。このpHは、生物学的緩 衝剤を用いることにより維持される。そのような緩衝剤は、約7.2〜7.9の 生理的pH域において緩衝能力を有するが、より広範な範囲であってもよい。本 発明の代用血液における使用に適当な1つの緩衝液は、6.8−8.2に有効p )I域を有するN−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−ヒドロキシプ ロパンスルホン& < HE P B S )緩衝液である。他の緩衝剤、例え ば3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸(MOPS) Pi(域6.5− 7.9、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノエタンスルホン酸 、2−([2−ヒドロキシ−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)エチルコアミノ )エタンスルホン酸(TBS) pH域6.8−8.2.3−[N−)リス(ヒ ドロキシメチル)メチルアミノコ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(TAP SO) pH域7.2− & 2.4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラ ジンプロパンスルホン酸(BPPS)p)l域7.3− & 7 、およびトリ ス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(nlAM)を用いることもできる。
本発明の代用血液は、細胞膜におけるカルシウムイオンの作用に取って代わるか またはブロックするのに十分な量において、ある濃度の二価金属イオンを含む。
二価イオンを生ずる幾つかの金属、例えばカドミウムおよびベリリウムは、哺乳 類に対して有毒であり、この目的で使用することはできない。マグネう/ラムイ オンが好ましく、マグネシウムの非塩化物塩の添加によりマグネシウムイオンを 供給することが更に好ましい。硫酸マグネシウムが好ましい形であり、それによ って代用血液に塩素イオンを付加するこlなくマグネシウムイオンの濃度の増加 を達成することができる。代用血液中の追加のマグネシラノ・イオンは、いわゆ る細胞膜のカルシウムチャンネルにおいてカルシウムイオンに取って代わると思 われる。マグネシウムイオンを用いて達成される効果は、カルシウムチャンネル の生理的機構に影蕾を及ぼず薬剤、いわゆるカルシラノ、チャンネル遮断剤、例 えばベラパミルの使用によっても達成することができる。いずれの場合でも、本 発明の代用血液中に10d Mg5O,の形で約10mM Mg←が含まれる。
本発明の代用血液には、患者または器官提供者の血液の凝固を防ぐのに十分な量 の抗凝血剤が更に含まれる。そのような抗凝血剤は一般に公知であり、そして例 えば、カルシバリン(American Cr1tical Care)、クマ ジン(DuPont)j;よび−・バリンが挙げられる。ヘパリンが好ましく、 通常これはナトリウム塩として入手可能である。ヘパリンは、血液凝固を防ぐの に十分な濃度で使用され、代用血液は後述の方法において患者に投与されるかま たは患者の血液と混合される。一般に、上記目的に十分なヘパリンの濃度は、約 100OLI/12〜約5000U/iである。杓3000U/矛のヘパリン濃 度が好ましい。他の抗凝匍剤も有用であり、市販の酵素的血栓崩壊物質、例えば 組織プラスミノーゲン活性化因子(Genentech) 、ウロキナーゼおよ びストレプトキナーゼが挙げられる。
本発明の代用血液は、血液量増量剤として使用することもできる。本発明の代用 血液を血液量減少被検者において血液量増量剤として使用するならば、混合物か ら抗凝血剤を削除することが望ましいかもしれない。特に、本発明の代用血液を 、血液欠乏を引き起こす創傷の結果として血液量減少となった被検者において血 液増量剤として使用する場合、被検者の血液凝固能力が更に害されないように、 抗凝血剤および/または血栓崩壊物質を代用血液から削除するのが好ましい。
また、本発明の代用血液を非低体温の被検者において血液増量剤として使用する 場合、正常な心臓機能を維持できるように、下記に記載の心停止剤は通常削除さ れるだろう。
」下記溶液は、患者または提供者の血液の置換に使用される多溶液系の2−溶液 である。本発明の一態様では、患者または提供者中の血液の置換は二溶液系で行 われる。この態様における2溶液のうちの第二溶液は、上述したもの一二同じ成 分に加えて、代用血液が投与される予定の患者または提供者における心臓の細動 を可逆的に阻止または防止するための少なくとも1種の心停止剤を含んで成る心 停止側溶液である。
哺乳類の血液中に通常認められるものよりも過剰のに4゜Mg”+およびCa+ ″を含むカチオンの濃度は、心停止作用を果たすのに適当である。この作用を誘 導するのに好まし、い物質はカリウムイオンである。カリウムイオンを用いて可 逆的な方法でこの作用を果たすことができることは、心機能におけるカリウムイ オンの公知の作用に照らしてみても、驚くべきことである。心細胞の外側の流体 中の過剰のカリウムイオンは、心臓を過剰に膨張および弛緩させ、心拍数を低下 させることが知られている。高濃度のカリウムイオンは、房室の神経束に沿った インパルスの心房的伝導をブロックすると思われる。「正常値の2〜3倍である わずか8〜i5 i+Eq/ (!へのカリウム濃度の上昇が、死を引き起こす ほどの心臓の衰弱を通常引き起こすであろう」ことが従来信じられている。Gu y−ton Textbook of Medical Physiology %第4版、W、 B、 SandersCompany、 Ph1ladeIp hia (1971)。
第二溶液中のカリウム濃度が1hMを超えることが好ましい。
好ましくは、カリウム・イオン濃度は約15〜45mMの範囲内である。約30 +11Mの塩化カリウムを添加し、約34wBq/ /のカリウムイオン濃度を 生じさせることが好ましい。
上記代用血液は、下記に更に説明されるように様々な特定の方法において使用す ることができる。それらの方法の各々において、第一溶液は患者もしくは提供者 の部分的瀉血後に投与されるか、または患者もしくは提供者を段階的に瀉血させ そして低温に達するまで被検者の体温を徐々に低下させながら投与される。第二 溶液は、心臓の細動をブロックするための心停止溶液として使用される。この心 停止溶液は被検者を維持するために使用することができる。あるいは、心停止作 用が達成され、そして患者の体温が心臓の細動が起こり得ないほど十分に低下し たら、心停止溶液を除去し、そして心停止剤を含まない第一溶液を用いて被検者 を維持することができる。いずれの場合でも、被検者の体温を低下させる処百の 間に第一溶液が第二溶液と交換されなければ、被検者の心臓は低体温で細動し、 そして被検者の健康を損うことなしに正常な生理状態への被検者の回復を達成す るのが回能な程度にまで、エネルギー余量を消耗してしまうだろう。
一般に、代用血液の使用法は次のように記載することができる。追加のカリウム イオンを含まない上記の第一溶液(以後PreSubと称する)を心肺バイパス 装置を使った循環系を経由して導入し、20−30℃で血液を置換する。好まし くは、PreSubの導入前に被検者の血液の有意な部分が除去されているだろ う。この患者の血液の除去は、肺動脈の楔人圧を制御し、それによって被検者の 肺への■1害を最少にすることにおいて有用である。2血液容量のPreSub で洗浄した後ずぐに、1容の第二心停止溶液をバイパス貯槽に添加し7でPre Subを置換する。好才しくは、心停止溶液はPreSubと同じ組成を有する が、細動を抑制するための上述の追加のカリウムイオンを含有する。この溶液を 以後K + PreSubと称する。PreSubかに+ PreSubで置換 されなければ、心臓は低体温で細動し、エネルギー余量を消耗してしまうであろ う。実験は、このことが回復をより困雛に1−1、そして動物または患者の健康 を損い得ることを示唆jまた4、 被検者0)血液6早2二体伺循環中の容量を合わせた容量に等1−5い容量とL 2て定尋される1系容量のK + PreSubを15−30分毎に別のものと 置換するべきである。熱交換器を有する体外の膜、中空繊維またはバブル型酸素 添加器を使った循環、酸素添加おJび”ファ冷力]は、肺動脈中に挿入されたS wan−Ganz力テーデルを用いて肺動脈の潅流または楔入圧(PAW)を測 定するかまた1j他の手段で連続的にモニターすることができ、そして所望によ り、左心室拡張期血圧を制御することができる時、継続すべきである。この圧力 は、全処置の間、10m)1g未満に維持すべきである。PAWを処置の間中5 mm1g未満に維持することが好ましい。呼吸器系は、約3〜5mmHgの陽性 呵期終圧(PEEP)に維持すべきである。あるいは、吸息圧として測定される 肺気道圧(PA)をモニターし、そして12mHg未満に維持する。
K + PreSubは、被検者が復温されるまで、または温度が心細動を防ぐ ほど十分に冷たくなるかもしくは氷点付近になるまで、このようにして使用され る。復温時には、過剰のカリウムイオンであり得る過剰の心停止剤を除去するの に十分な量のPreSuhを導入しながら、K + PreSubを除去する。
一般に3血液容量以上のPreSubを導入する。PreSubにより希釈され た血液の溶液、好ましくは初めに除去した被検者自身の血液の溶液を被検者に導 入する。復温を続けながら、必要であれば電気的細動除去器を使、って、そ1− で必要であれば更にリドカインのような抗不整脈薬およびドパミンやエビネフィ リンのような心臓刺激薬を使って、被検者の心臓を刺激する。更なる血液または 前に除去された流出液から濃縮されバックされた被検者自身の細胞を、被検者の 循環系に戻す。外科的創傷を封じ、そし2て患者を回復せしめ、必要な時に集中 治療で処置する。
本発明のより好ましい態様では、代用血液は、逐次的に被検者または患者に系統 的投与される4つの溶液を含んで成る。
それらの溶液は、好ましくは、被検者の体温が正常値よりも実質的に低い点に既 に下げられているが低温による心細動のでは、この温度は約27〜30℃の範囲 であり、そして10〜30kgの範囲の小動物では、この温度は約20〜25℃ の範囲である。
4溶液のうちの第一溶液は基礎溶液であり、水、生理的濃度のマグネシウムイオ ンとカルシウムイオンを含む電解質、高分子膨張剤、生理的pHで有効な生物学 的緩衝剤、単純な糖、および4〜5QIMの濃度の塩化カリウムを含んで成る。
この基礎溶液は、好ましくは0〜5mMの濃度範囲において単純な糖としてグル コースを用いる。小動物においては、低体温中のグルコース利用が有意であるの で、グルコース濃度が上記範囲の上端にあるだろう。基礎溶液は、好ましくは、 1〜2a+Mの範囲のMg5O<およびHεPES緩衝剤に加えて緩衝剤として 約25dのNa、HCO3緩衝剤を含んで成る。
4溶液のうちの第二溶液は心停止誘導溶液であり、被検者の心筋の収縮を即座に 停止させるのに十分な濃度の塩化カリウムを含んで成り、従って心細動の誘発前 にこの溶液を投与すると低体温により誘発される心細動を防止する溶液である。
心停止誘導溶液中のカリウムの濃度は25〜45dの範囲であり、34mM K IJの濃度が好ましい。心停止誘導溶液は、基礎溶液と同じ成分を含んで成るが 、ただしNatlCOsは含まない。基礎溶液の投与前および投与中に被検者ま たは患者が瀉血される時、赤血球中に認められるカルボニック”rンヒドラーゼ 酵素が除去されるので、NaHCOsの緩衝作用は不要である。心停止誘導溶液 中のMg5OJW度は、約1hMに約10倍増加される。しかし、Ca(:A’ 、濃度は約1.5mMに減らされる。この溶液のモル濃度は305〜314a+ Mの範囲内に維持される。
4溶液のうちの第三溶液は、心停止維持溶液である。この溶液は心停止誘導溶液 と同じ組成を有するが、ただし塩化カリウムの濃度が15〜20IrIMであり 、好ましくは約18mMである。
4溶液のうちの第四溶液は回復溶液である。この溶液は基礎溶液と同じ組成を有 するが、ただし塩化カリウムの濃度が6〜X0mMの範囲内である。好ましくは 、塩化カリウムの濃度が7mMである。回復溶液中の塩化カリウムの量は、処置 中に消耗されたカリウムイオンを迅速に再形成させるように見積られる。回復溶 液は復温中に被検者に投与される。低体温からの復温中の被検者においてカリウ ムイオンが有意に消耗されることが観察された。回復溶液中の塩化カリウムの濃 度は、復温中であるがまた被検者が低体温である間規則正しい心臓収縮が得られ るように、カリウムイオンを生理的濃度近くに戻しそして維持するように見積も られる。生理的濃度近くのカリウムを得るのに必要なものより高いカリウムイオ ン濃度を使用すると、被検者の体温が実質的に高くなるまで規則正しい心臓収縮 は得られず、虚血障害が起こり得る。最適には、12〜30kgの範囲内の小動 物では、回復溶液を使用しながら、15〜22℃の温度で規則正しい心臓収縮が 回復され得る。大型動物では、20〜27℃の幾分高い温度で規則正しい心臓収 縮が回復され得る。
通常、カルシバリン、り′マシンおよびヘパリンのような抗凝血剤、または組織 プラスミノーゲン活性化因子(Genetech)、ウロキナーゼおよびストレ プトキナーゼのような血栓崩壊剤が、上記溶液の幾つかまたは全てに含まれる。
ヘパリンナトリウムが好ましく、下記に記載の方法において代用血液が患者に投 与されているかまたは患者の血液と混合されている間の血液凝固を防ぐのに十分 な濃度で使われる。一般に、上記目的に十分なヘパリン濃度は、約1000U  / A〜約5000U/17である。約3000U/m1.のヘパリン濃度が好 ましい。
本発明の4溶液系の溶液は、血液量減少患者において白液増量剤として使用する こともできる。しかしながら、特に出血の結果として血液量減少である被検者に おいて血液増量剤として使用する場合、それらから抗凝血剤または血栓崩壊剤を 削除することが望ましいだろう。更に、本発明の代用血液を非低体温の被検者に おいて血液増量剤として使用する場合、正常な心臓機能が維持され得るように、 上述の心停止剤は通常削除されるだろう。
一般に、4溶液系は、下記に説明されるだろう様々な特定の方法においても使用 することができる。それらの方法のいずれにおいても、基礎溶液は、被検者、患 者もしくは提供者の部分的瀉血後に投与するか、または被検者、思考もしくは提 供者を累進的に瀉血させながら投与し、低温に達するまで被検者の体温を徐々に 低下させる。心臓の細動を防止または阻止するために、低体温の患者に第二溶液 である心停止誘導溶液を投与する。どの場合でも、被検者の体温を下げる処置の 間に基礎溶液が心停止誘導溶液で置換されなければ、被検者の心臓は低温で細動 し、そして被検者の健康を損うことなし、に正常な生理状態への被検者の回復を 達成することが困難になる程にエネルギー余量を消耗してしまうだろう。第二溶 液により心停止作用が達成され、そして心臓の細動が起こり得ない程十分に被検 者の体温が下げられたら、心停止誘導溶液を除去し、心停止維持溶液で置換し、 被検者の回復が所望されるまで被検者をこの溶液で維持する。心停止維持溶液を 第四溶液の回復溶液で置換し、そして後述のようにして被検者を復温させ、回復 させる。
より詳しくは、4溶液系を使って、2溶液系の使用について上述したのと同じP AふよびPAWの方法で、被検者を麻酔し、準備し、そしてモニターする。被検 者の体を氷のベット上に置くかまたは水浴に浸漬し、そして体温を徐々に下げる 。基礎溶液の導入前であるが心臓の細動が起こる手前のところまで被検者の体温 が下げられた後、無菌法を使って被検者の血液の実質的量を除去し、そして好ま しくは無菌冶蔵において氷上に置く。この全血は、再生、復温および回復期間の 間に、異種輸血の代わりに再導入することができる。
予め約20℃に冷却された基礎溶液を体外ポンプおよび酸素添加器に注入し、気 泡を取り除き、そして所望のレンジでPAWをモニタリングしながら被検者に少 なくとも1容量(被検者の循環容量にほぼ等しい容量)の氷冷溶液を循環させる 。基礎溶液を導入する時、過剰量の流体を回収することにより流体容量とPAW を維持する。回収した流出液を保持してもよく、遠心分離のような既知の手段に よりそれから血球を回収してもよい。そのようにして回収された血球は、同様に 再生、復温および回復期間の間に被検者に再導入することができる。被検者のコ ア温度をモニタリングし、そして実質的に低体温であるが、この方法を実施する 被検者の大きさおよび種類におい゛C低体温により引き起こされる心臓の細動が 通常起こる温度よりも高い温度において、少なくとも1系容量の心停止誘導溶液 を被検者に導入し、即座に心停止を生じさせる。(代用血液の溶液のうちの1つ を導入し始める時は常に、ポンプ回路の流体貯槽中に残存している溶液により、 導入しようとする溶液が希釈されないように注意する。貯槽中の余分な溶液を貯 槽から除去するか、または次の溶液を導入する前に余分な溶液を被検者に循環さ せてしまうこと。)一般に、全く細動なしに心停止が得られるように、自発的低 体温により誘発される心臓の細動が起こる前に心停止誘導溶液を導入することが 好ましい。もちろん、基礎溶液による被検者の冷却中に心臓の細動が起こる場合 には、心停止誘導溶液を直ちに導入すればよい。
心停止が達成されたら、心停止誘導溶液を除去する一方、心停止維持溶液を導入 する。一般に少なくとも3系容量のこの溶液を循環させる。心停止維持溶液を循 環させる間、被検者のへマドクリットをモニタリングする。被検者のへマドクリ ットが2以上の値に達する時は常に、追加の心停止維持溶液を導入しそして被検 者から等量の心停止維持溶液を除去し、それによって被検者のへマドクリットを 2未満に維持することが好ましい。このようにして、被検者の体内に隠れた血球 を連続的に除去することができ、そしてこの操作の間ゼロに近いヘマトクリット を維持することができる。こうして、本発明の代用血液を用いて被検者の循環か ら本質的に完全に血液を除去する。被検者を低体温条件下で維持している期間中 ヘマトクリットをモニタリングすることにより行われる、隠れた血球の連続的除 去は、復温および後処置の段階の原生および後の被検者の好結果の回復を得るの に重要であろう。低温で循環されるごく少量の血液でさえも、回復時に重要な問 題、例えば肺の白血球増加、を引き起こし得ると思われる。
被検者を循環している心停止維持溶液のpHもモニタリングし、それが被検者の 体内にある時の溶液の実際の温度について補正しないで37℃で測定した時に7 63〜7.7の範囲内に維持する。PHがこの範囲の外に低下または上昇j7た 時は常に、追加の心停止維持溶液を導入しそして被検者から等量の心停止維持溶 液を除去し、それによって被検者のpHを7.3=7.7の範囲内に維持するこ とが好ましい。
被検者の回復は、心停止維持溶液を回復溶液で置換することによって始まる。心 停止維持溶液を完全に洗い流すのに十分な量の回復溶液を使用する。一般に、被 検者の血液量にほぼ等しい量の少なくとも3倍の容量を使用する。心停止維持溶 液を洗い流すのに十分な回復溶液が循環された後、被検者の復温を開始する。被 検者のコア温度と回復中に系に添加される回復溶液の温度との差を7〜10℃に 維持することが好ましい。
被検者のコア温度が約9〜10℃に達した時、ヘマトクリットが約20に達しそ して温度が10〜20℃または心臓の活動が開始する温度になるまで全血を添加 する。細動が起こった場合、電気刺激または他の既知の手段により、細動除去す ることが必要であろう。被検者が自然に呼吸を回復しない場合、心臓の活動が回 復した後すぐに被検者の換気を再び始める。この時点で表面加温を始めて、もよ く、モしてヘマトクリットが20〜40に達するまで血液を添加する。復温段階 中はp)lが有意に低下することがあるが、pHが安定するまで、単独でまたは 被検者を透析にかけることと共に、NaHCO3溶液をゆっくりと添加すること により、7.3〜7.4の生理的pifを再確立させる。
次の例は、本発明を例示するつもりであり、下記でクレームされる本発明の限定 とみなしてはならない。
実施例 実施例1:2溶液系の溶液の調製 PreSubは11あたり次の成分を含有する:デキストラン40 60.0g )IEPES !微開 6.Og デキストロース 1.8g Mg5On 1.2g ヘパリン(10,0OOLJ /mj’) 0.5献K + PreSubは1 1あたり次の成分を含有する:デキストラン40 60.0g )IBPEs緩衝剤 6.0g デキストロース 1.8g 触5O41,2g Kci 2.2g ヘパリン(10,000U /rnIり 0951nlp!(は3. O〜4. 0 M NaDIIの添加により7.8に調整する。
301の溶液の調製は次のようにして行われる。
PreSubの調製のためには、液体の排出のために底に栓を有する501の目 盛付カーボイの中に入れた271の乳酸前リンガー溶液に、1800 gのデキ ストラン40を添加する。2000dのメスシリンダーを使って水を添加するこ とにより、301の水平面に印を付けておくべきである。カーボイを磁気撹拌台 の上に置き、カーボイ中に撹拌磁石を入れる。デキストラン40が溶解したら、 180gのHEPES緩衝剤(Sign+a)を添加し、次に54gのデキスト ロースと36gのMgSO4を添加する。撹拌しながら3MNaOHをゆっくり 添加することにより、そして必要なら3MHCfで調整することにより、常にp H電極でpHをモニタリングしながら、pHを7.8にする。7.8のpHが達 成されたら、10、 DOOtJ /dのヘパリンを15d添加し、そして乳酸 前リンガー溶液の添加により溶液の全量を3042に増やす。生じた溶液を撹拌 し、151を取り出し、 (残存固体を除去するブ;めに予備濾過することがあ る)そして0.2ミクロンのフィルターに通して無菌容器中に濾過する。
K + PreSubの調製のために、未濾過のPreSubの残り151に3 3.3gのKCAを添加し7、この塩が溶解するまで撹拌する。次いで所望によ り溶液を予備濾過し、そして上述のようにして滅菌濾過する。
実施例2:10℃またはそれ以下における2時間のイヌ被検者血液の置換のため のプロトコール 実施例1に記載のようにしで調製した401の滅菌濾過済PreSubと16β の滅菌濾過済K + PreSubを、水中で包装貯蔵する。約40kgの実験 動物の体重を量り、モして撓側皮静脈に20印の2,5%5uritalを静注 する。気管内挿入管を挿入し、そして】:3の吸息−呼息比で1分間に25回の 呼吸数およびTOolnl、01回拍出量において動物を換気する。1%のエー テル−ハロタン共沸混合物(フレーチル)を含む100%02を用いて呼吸を維 持する。改善された心臓移植および無菌手術のために必要な時被検者の体毛をそ る。
直腸の温度を記録する。S−Gカテーテルを通して測定される肺動脈圧を記録し 、そしてiQmmHg未満に維持する。大腿動脈に接続された圧力変換器を使っ て脈圧を記録し、それから平均動脈圧(MAP) aびに収縮期血圧および拡張 期血圧を記録する。
上記の予備調製の終了後、ベースライン脈圧、温度、EKGおよび肺動脈圧を記 録する。大腿動脈血の51R1試料を抜き取り、血液化学物質および気体を得る 。
次に、被検者を氷水浴中にしずめ、そして35 、30 、25および20℃の 体温において動脈血試料を得る。血中の気体およびpHを血液気体分析機で即座 に分析する。遠心分離によりヘマトクリットを確認し、そして屈折計により血漿 タンパク質を測定する。血液試料を遠心分離し、血漿電解質を測定し、そして包 括的に血液化学物質および酵素を測定する。
人工呼吸器は7aoHgのPEEPに維持する。フレーチル(flet−her )混合物を33℃で185%に減少させ、30℃で1.4%に、そして被検者の 体温が20℃に下がったら、フレーチル濃度をOに減らず。人工呼吸器の1回呼 吸量も、25℃で15m7’/kg体重に、20℃で10献/kg体重に、そし て15℃で5d/kg体重に減らす。10℃で人工呼吸器を取りはずし2、肺を 7 mm)Ig PEEPに維持する。
被検者の体温が30℃以下に低下するにつれて、肺動脈の楔入圧は増加するだろ う。この時点で、楔入圧が11 M N G未満に戻るように、十分な量の血液 または希釈血液を除去する。これを行わない場合、被検者の肺を傷つけることが ある。被検者の直腸温度が20℃に下がった時、バイパスを始める。動物自身の 血液の大部分の量を回収し7、次いで4!!の代用血液Pre5ultを循璋さ せ、流出液も回収する。静脈流出液を回収し、遠心分離し、再生用にバックされ た赤血球を提供する、上記の静脈流出液の回収後すぐに、81の代用血液K ’ −,PreSubをバイパス回路に添加し、被検者に潅流させる。20分後、大 腿力ニュー1.・かう5dの流体試料を抜き取り、血液と同様にして分析する。
次に41のK + PreSubを回路に添加し、そしてこの操作を3回繰り返 す。動脈の楔入圧が15ay+H20を超えないように注意しながら、潅流を続 ける。15℃、10℃、5℃および最低観察温度において、同様に試料を採取す る。
最後のK + PreSubを回路に添加してから20分後、潅流液試料を採取 し、そして81のPreSub代用血液を潅流させる。
PreSubによるK + PreSubのこの置換から20分後、潅流液試料 を採取し、そして更に4βのPreSubを潅流させる。
次に、バイパスの開始の2時間後に被検者の復温を開始する。記録される直腸温 度より10℃高温に温められた熱交換器を用いて、約10℃の復温勾配を実施す る。
10℃において呼吸を再開し、そして1回拍出量を次のスケジュールに設定する =10℃で5me1kg体重、15℃でl Oml! / kg体重、および2 0℃で20m1/kg体重。
直腸温度が5℃に上昇した時、5dの血液試料を抜き取る。
被検者の体温が10℃に達した時、洗い流す間に被検者から回収された希釈血液 を回路に満たす。温度が上昇するにつれて、より濃い血液をバック細胞と一緒に 添加する。15℃、20℃。
25℃、30℃および35℃において血液試料を採取する。この操作が終わる直 前に、最後の試料を採取する。
20℃になったら、被検者を低レベルのフレーチル(fletber)上に戻す 。血液のpHの塩基不足4計算し2、そして8.4%NaHCL溶液で補正する 。再生の間、10%CaCl2溶液、ドパミンおよび、ノルエピネフリンを投与 することが必要であるかもしれない。
被検者の心臓は、復温時に細動するこきが予想され得、この状態が観察されたら 即座に電気的細動除去を必要とする。
自然叶吸の回復後、被検者は24時間集中治療設備に入れらfiる。
実施例3:多器官の回復 脳死した器官w併合を100%酸素で換気する。動脈圧測定のため大腿または右 撓骨動脈にカテーテルを挿入し、そして薬剤供給のために大腿または撓骨静脈に カテーテルを挿入する。静脈カテーテルを通して25.000単位のヘパリンを 投与する。肺動脈楔入圧を測定するために、頚静脈経由で肺動脈の末端分枝にS −Gカテーテルを挿入する。器官提供者の体をクラッシュアイスの浴槽にしずめ 、体温を30℃まで1げろ。
30℃で右もしくは左の頚または大腿動脈および撓骨または大腿静脈にカニユー レを挿入し、そしてそのカニユーレを、ローラーポンプまたは他の適当なポンプ 手段、および中空繊維型、模型またはバブル型の酸素添加器(内蔵熱交換器を有 する)を含む心肺バイパス回路に接続する。温度が下降するにつれて換気装置の 1回拍出量を減らす。楔入圧が増加するにつれて、大腿動脈から血液を取り出す 。
次いで、氷水浴により更に体温を25℃まで低下させ、そして循環をバイパス上 に置き、ヘマトクリットが正常値の50%に減少するまでPreSubの添加に より血液を血液希釈する。肺を7mm+)IgのPEEPに維持する。肺の楔入 圧を15mmh未満に維持する。次いで患者を20℃までまたは心臓の細動が起 こる時まで更に冷却する。この時点で、推定される血液量とバイパス回路中のも の(これを系容量と定義する)に等しい量のPre−Subを添加する。この後 で2容のK + PreSubt添加する。次いで冷却され酸素添加されたK  + PreSubを、氷点に近い温度に達するまで回路を通じで循環させる。、 1系容量のK + Pre−5ubを20分ごとに回路から流L2、流出液を流 出させる。各洗浄の前後にpHと血液気体をモニタリングする。温度が氷点に達 した時、K +PreSubを1系容量のPreSubにより置換する。
この時点で、器官が必要とされる順序において器官を移植用に取り出す。この方 法は、複数の器官を回復させ、そして全く温虚血時間を伴わずに8時間以上保存 することを可能にするであろう。
実施例4:特定器官特異的高用量抗ガン化学療法(SOIIAC)における使用 患者を適当な麻酔薬で処理し、そして撓骨動脈および静脈にカテーテルを挿入す る。適当量のヘパリンを注入し、両方のカテーテルに圧力変換器を接続する。右 頚静脈を経て肺動脈の末端分枝中にS−Gカテーテルを挿入する。患者を氷水に 浸漬し、深部体温を30℃まで低下させる。大腿動脈と静脈にカニユーレを挿入 し、内蔵型熱交換器を有する中空繊維型酸素添加器とローラーポンプを備えたバ イパス回路に接続する。楔入圧が増加したら、楔入圧が11+rrrnHε未満 に低下するまで血液を除去する。患者の体温が25℃に達した時、患者をバイパ ス回路に接続し、正常のへマドクリットの50%(ヘマトクリット20%)まで 血液をPreSubで血液希釈する。細動が起こるまで患者を更に冷却し、次い でPreSubを2系容量のに十PreSubで置き換える。20分ごとに新鮮 な1系容量のK + Pre−3ubに置換しながら、患者の体温を氷点まで下 げる。氷点に達した時(5℃以下)、悪性を有する特定器官の血管系を暴露し、 カニユーレを挿入する。
腫瘍が肺にある場合、温められ酸素添加され輸液された血液を気管支動脈から循 環させる。気管支静脈中にカテーテルを挿入し、そこから流出液を取り出す一方 、ローラーポンプによって氷冷肉体の残部に氷冷PreSub溶液を循環させ続 ける。
胸部および背側上部を加温するためにシアチルミーや赤外ランプのような補足の 加熱装置を使用することができ、そして心肺回路の温度が25℃以上に達した時 、非常に高用量の化学療法薬、例えば5−フルオロデオキシウラシル、シスブラ チニン等、抗ガン薬、代謝拮抗薬を気管支循環に導入する。治療すべき肺を通し た化学療法薬の適当な潅流後、肺循環を氷冷PreSub溶液により徹底的に洗 う。肺回路の温度が氷点まで下げられ、そして代謝拮抗物質の濃度についてのア ッセイにより測定した時に肺回路が十分に洗浄された時、検出可能な代謝拮抗物 質のレベルが容認され得るまで全バイパス回路を数倍容量のPreSubで洗浄 する。この時点でヘマトクリットを20%までにするのに十分な輸血(または患 者自身のバックされた血球)を導入した時、患者の体温を15℃に上昇させる。
適切なヘマトクリットが達成されるまで血液またはバックされた血球を添加した 時、患者の体温を再び25℃にと昇させる。
カニユーレを取りはずし、外科的創傷をふさぐ。患者は安定するまで集中治療に かける。この処置は、生命に必須の器官のガンの全微挨が消えるまで定期的に繰 り返されるだろう。
悪性の一次または二次腫瘍が他の器官、例えば脳、肝臓、腎臓もしくは膵臓、ま たは骨の局所切片中に存在する場合、適切な動脈および静脈にカニユーレ挿入し 、化学療法薬を含有する温められ酸素添加された血液を用いて局所的循環および 注入を行う。
患者の体の周囲組織および患者の外面を保護的にずっと冷却しておきそして化学 療法薬の限定循環から隔離しながら、悪性を含む標的器官を選択的に温めるため に、電磁加熱を使用することができる。
成る場合には、高用量の化学療法薬の注入後、温められ酸素添加された血液、次 に氷冷PreSub溶液を潅流させ化学療法薬を除去し、そして再び氷点まで冷 却することを除いて、上述した通りの方法を行うことが望ましいかもしれない。
次いで患者は上述したように復温されるだろう。
実施例5:無血手術における使用 上記実施例に記載した様にして患者を外科的に調製し、潅流させ、そして氷点ま で冷却する。手術領域を暴露し、患者にPreSub溶液を潅流させながら外科 的処置を実施する。手術領域が患者の血液により覆い隠されないため、外科的処 置、例えば大動脈のような主要血管の手術、血管腫、アテローム性動脈硬化遮断 、血栓または外傷の結果としての外来対象物の除去が非常に正確に行われるだろ ・う。更に、患者の体温が実質的に下げられるので、少ない時間の制約で難しい 手術を行うことができる。外科的処置の最後には、初めにバイパス直前に流出さ せた患者自身の血液並びに回収された静脈流出液から遠心分離した患者自身のバ ックされた赤血球を用いて、患者を復温させるかまたは再輸液する。所望により 、手術の最後に且つ患者をバイパスからはずす前に、可視できる非毒性色素また は造影剤を循環中のPreSIJbに導入し、全ての血管が外科的に閉じられて いること、および血液を再注入すると血液欠乏が最小限になるだろうことを確か める。
実施例6:手術ショックの治療における使用手術ショックにある患者を、実施例 3に記載のようにしてバイパスに置き、体温を氷点まで低下させる。0.1〜0 .3Mまたはそれより高い濃度において高モル濃度の単純な糖を含有するPre Sub溶液を、脳腫脹を逆転させるために高圧酸素条件下で患者に循環させる。
最適温度が確立されるまで、高圧(1気圧より高く且つ約3気圧までの酸素)に おいて温度をゆっくりと上昇させる。大脳内圧をモニタリングしなから全血を徐 々に再注入する。大気圧条件が再び確立されるまで、酸素圧をゆっくりよ低下さ せる。
実施例7二大脳虚血における使用 虚血後患粁を高圧酸素室に入れ、バイパス上に置き、冷却し、そして血液をK  十PreSubで置換し、脳腫脹を逆転させる。
実施例6において記載した基本的方法を使って、患者を回復させる。
実施例8:医用画像診断における使用 患者を実施例6に記載した通りに調製し、ただし、氷点において、常温では毒性 となり得るが患者を0℃の低代謝状態で維持する時は安全であるような高濃度の 造影剤を循環系に添加し、[:AT、 PETおよびMRIスキャンのような医 用画像診断技術を改善する。成る場合には、そのようなスキャンニングにより局 在定位された腫瘍を、外科的にもしくは上述した5OHAC技術により、または 造影剤の濃縮および分布により図解されそしてコンピューター同定された標的を 目ざしたフンビューター集中照射により、除去することができる。
実施例9:凍結保存における利用 1、溶液の調製 A、グリセロール含有凍結保護物質(GiyPro)□実施例1に記載したよう にしてK + PreSubを調製する。滅菌濾過前に20.ffの未濾過のK  + PreSubに157.i+dの100%試薬級グリャロールを添加し、 そして溶液を滅菌する。7I!、の前記溶液を取り、無菌ボトルに滅菌濾過し1 、これを密封し、水中に詰め、そして衿凍する。
B、グルコースとグリセロール含有凍結保護物質(GluGly−Pro)−一 未濾過のGiyProの残り14j2に2.9 kgのデキストロースを添加す る。デキストロースが溶解したら、溶液を無菌ボトルに滅菌濾過し、これを密封 し、モしでる蔵する。
C,プロパンジオール−ショ糖−GluGlyPro −未濾過のGluGIy Proの残り9!に、650dの1,2−プロパンジオールと3.7 kgのシ ョ糖を添加する。ショ糖が溶解したら、溶液を無菌ボトルに滅菌濾過し、これを 密封し、そして冷蔵する。
2、検体の凍結保存方法 可能であれば、死亡前に被検者の前腕中の大静脈に、3方コツクを有する18ゲ ージのangiocathをカニユーレ挿入する。
このカニユーレは、生理的食塩水の点滴注入により開放したままであろう。この カニユーレは、死後のヘパリンおよび他の薬剤の投与のために使用される。
可能なら、患者を人工呼吸器上に置き、そL7て換気を維持する。患者の死亡前 に上記段階を行わなかった場合、死亡直後にそれらを行う。
死亡後すぐに患者を水中に包むかまたは氷水に漬ける。350U / kgのヘ パリンを静注するかまたは静脈カテーテルを通して注入する。人工呼吸器につけ られた気管内挿入管またはマスクを使った換気により、100%0.を投与する 。人工呼吸器がない時は、毎分120回の圧縮および毎分12回の呼吸による手 動CPRを用いてもよい。
胸骨を暴露し7、骨鋸子で切断する。レトラクターで6膜を暴露シフ、手動によ り毎分60−1.00回心臓を圧迫する。動脈変換器が適所にある時、圧力はで きるだけ高く維持される(正常体温では圧力は6(1+ol13以上に維持すべ きである)。圧力は患者の体温が下がるにつれて減少する。
以前に行っていなければ、右撓骨動脈にカテーテルを挿入し、そして3方コツク を取り付ける。pHおよび02測定のためにυ)脈血をでンブリングし、カテー テルを圧力変換器に取り付け、モして圧力をモニタリングする。中心静脈圧をモ ニタリングするために左撓骨静脈にカブ・−チルを挿入し、3方コツクを取り付 け、そして圧力変換器とモニターを使って静脈圧をモニタリングする。
14フレンチ動脈力、=ユーレを使って大動脈にカニユーレ挿入し、モして24 フレンヂ静脈カニユーレを使って心房付属器にカニユーレ挿入する。バイパス回 路をPreSubで満たし、系から全ての気泡を注意深く除去する。氷冷Pre Subを使ってバイパスに患者を配置する。右心房にカテーテルを挿入し、それ を圧力モニターに接続することにより、右心房圧をモニタリングする。
もう1つのアプローチは、大腿静脈と動脈によるものである。右大腿に切開を行 い、右大腿静脈と動脈の両方を暴露し、そして右大腿動脈に14フレンチカニユ ーレを挿入し、固定する。このカニユーレにバイパス回路を取り付け、圧力およ び静脈径を増大させるために患者にPreSIJbを循環させる。大腿静脈に2 4フレンチ力ニユー17を挿入する。
切開された胸部および大腿の了ブローチは両方2−も、バブル型、模型または中 空繊維型の酸素添加器、熱交換器およびローラーポンプを含む回路に静脈力ニュ ー1ノが接続される。
この回路は更に、貯槽、動脈力ニコーレにも接続さねており流体を添加すること ができる排水管、および排出すベキ流出液を含んで成り、必要な時は薬剤を投写 するための手段が用意される。
胸郭開口術がない場合、S−Gカテーテルを用いて肺動脈楔入圧を得ることがで きる。この方チーデルを布類静脈から心臓の右側に挿入し、そj7.2てぞれが 肺動脈の枝の適所に置かれた時、先端を膨張させる。S−Gカテーテルをモニタ ーに接続し、そして潅流圧を20mmh;未満に維持する。
患者をバイパス上に置いたら、氷冷PreSubを用いて体温を20℃に下げる 。3方コツクを使って撓骨静脈および動脈からサンプリングすることにより、潅 流をモニタリングする。pH。
02およびヘマトクリットを測定する。コロイド浸透圧および後の凍結保存物質 濃度は屈折計によって測定する。p)Iが低ずぎる場合、炭酸水素ナトリウム溶 液の添加および換気頻度の増加によりpHを調整する。人工呼吸器の1回拍出量 を2(7/ kg体重に設定し、25℃に達したら15mj! / kgに、2 0℃では10m7!/kgに減らし、そして15℃に達するかまたはバイパスを 開始する時に換気を停止させる。PEEPは10 cm H20に設定する。
患者の直腸および口に熱電対消息子を入れ、温度を定期的に記録する。経鼻前挿 入管により300■の塩酸シメチジンを導入し、そして500dのリオパンチト ララック(riopan tit−ralac)で胃を洗浄し、潰瘍や出血を減 少させることができる。
Foleyカテーテルにより膀胱から排水させる。
頭蓋骨にバー穴をあけ、そして凍結保存物質を潅流させている間の収縮または腫 脹について脳を観察する。患者の血液の半分を25℃にてPreSubに置換し 、そして残り半分を20℃にて置換する。20℃にて患者の血流が洗い流された 後すぐに、51のK + PreSubをバイパス回路に添加し、患者に潅流さ せる。5℃にてK 十PreSubを71のGlyProで置換し、GlyPr oを30分間循環させる。次いでGlyProを71のGluGIyProで置 換し、 GluGlyProを1時間循環させる。そしてGluGlyProを 71のプロパンジオール−ショ糖−GluGIyProで置換し、これを1時間 循環させる。
鼠径部および足の表面上にも追加の熱電対を置く。患者の眼瞼をテープで閉じ、 乾慢を防ぐ。カニユーレを除去し、そして外科的創傷を縫合する。
患者の体を二重のプラスチックボデイノくツクに入れ、周囲をドライアイスで覆 う。温度が一20℃まで低下した時、肉体をドライアイスでカバーする。そして ドライアイス上に48時間以上維持する。次いで肉体を寝装に入れ、金属容器に 入れ、密閉する。カプセルロッカーを使って、冷凍カプセルを垂直から水平位置 に移動させ、そして金属容器をレール上の冷凍カプセルに入れる。冷凍カプセル を再び垂直に置き、その底部を液体窒素で満たす。3日後、冷凍カプセルを液体 窒素で満たし、液体窒素の量を維持する。
実施例10:4溶液系用の溶液の調製 基礎溶液は、指定の濃度で次の成分を含有する。
デキストラン40 6% HEPES緩衝剤 25mM グルコース 5mM Mg5O41mM NaCβ 100+nM NaHCO325mM ヘパリン 5000IU/ 1 回復溶液は、指定の濃度で次の成分を含有する。
デキストラン40 6% HEPES緩衝剤 25mM グルコース 5mM Mg5O41mM CaCj! 2 2.5 mM KCI!7mM NaCi! 10100 mMNaHCO325 ヘパリン 5000]Mj7 心停止誘導溶液は、指定の濃度で次の成分を含有する。
デキストラン40 6% 11EPEs緩衝剤 251I1M グルコース 10mM Mg30410mM CaCA * 1.、5 mM KC1234mM NaC11,00mM ヘパリン 20001 It/ J 心停止維持溶液は、指定の濃度で次の成分を含有する。
デキストラン40 6% HEPES緩衝剤 25mM グルコース 10+nM MgSOn ]、OmM CaCA 2 1.5 mM KCl 15mM NaC1100mM ヘパリン 2000111/A 基礎溶液と回復溶液は、上記に指定の濃度を達成するのに必要とされる最終容量 より幾分少ない適当な量の蒸留水に、基礎溶液について上記に指定された濃度を 達成するのに必要とされるNa)ICOs以外の全ての成分を溶解させることに より、調製される。上記に指定の濃度を達成するのに必要とされる量のNa)I COsを少量の蒸留水に溶かし、そしてそれ以外の溶解された成分にゆっくり添 加する。基礎溶液中の所望の成分濃度を達成するのに十分な水を添加し、そして 0.1〜0.4MのNa叶を用いてpHを7.8に調整する。基礎溶液の半分を 無菌フラスコ中に滅菌濾過し、そして氷上で保存する。残りの未濾過の基礎溶液 に、回復溶液に必要なKCl2濃度を達成するのに十分なKCI!、を添加し、 p)Iをチェックし、必要であれば調整する。次いで回復溶液を滅菌濾過し、氷 上で保存する。
心停止誘導溶液と心停止維持溶液は同様に1.て作製されるが、ただし心停止誘 導溶液については必要な濃度を達成するのに十分な追加のKClを、取っておい た未濾過の心停止維持溶液に添加し、そして必要であればpHの調整後、溶液を 滅菌濾過する。
実施例11 この実施例では、11キログラム(kg)の雄のピーグル犬を冷却し、そして4 時間以上血液置換し、そして回復させた。
本特許出願の提出の時点で、動物は4ケ月間良好な健康状態で生存している。
20ゲージのテフロン製カテーテルを撓側皮静脈中に挿入し、イヌを2.5%の 5urital [5−アリル−5−(1−メチルブチル)−2−チオバルビッ ール酸ナトリウム、Parke−Davis :]で麻酔した。イヌをX線撮影 室に持っていき、そこで腹側の頚部と鼠径部をクリップではさみ取り、外科的に 洗浄した。
X線透視検査中、イヌをハロタン上に維持した。リンガ−の小児用点滴を0.3 rd/分において撓側皮静脈中に行った。2c1の皮膚切開により左頚静脈を暴 露し、X線透視を用いて左心臓から肺動脈中へと7P Swan−Gar+zカ テーテルを前進させた。
カテーテルのバルーンカフを膨らませ、PAWを測定した。
イヌを0.R1に取り出し、そして)Iarvard人工呼吸器上に置いた。人 工呼吸器を1=2の吸息:呼息比で1分間あたり16回の呼吸に設定した。1回 呼吸量を初めは200dに設定した。
フレ・−チル(flether) 、およびキャリヤーガスとして100%0、 を用いて麻酔を維持した。フレーチルの濃度は1.2%−0、596で異なり、 動物の反応性に対して滴定し、そして一般的に深部体温と共に低下さ仕た。
左大腿窩を外科的に洗浄し、左大腿動脈を同定し、1.5CI11の皮膚切開に より単離し、そして全身動脈圧をモニタリングするために大腿動脈に5F NI Hカテーテルを挿入した。頚部においで有性頚静脈と頚動脈を単離した。イヌに ヘパリン(2371単位)を静内投与し、そして頚動脈に12F注入カニユーレ (Bard)を挿入しまた。16Fカニユーレを開窓しモして頚静脈から右心室 中に挿入した。
全ての気泡を動脈供給ラインから除去し、イヌをバイパス回路に接続した。イヌ の循環系はクロスクランプによりバイパス回路から隔離したままにした。胃揮入 管にサーミスタを取り付け(管の端から約6CJ11の所)、背押入管/サーミ スタをそれぞれ胃と胸部食道に入れた。アジラム(デキサメタシン)を静的(i 、ν、)投与した(22.8■)。イヌに4肢誘導EKGを接続し、そしてイヌ を氷水浴に浸漬した。
イヌを冷却する時、PAとPAWをそれぞれ12++unt1gと】OmHgを 決して超えないようにした。
心肺バイパス回路は、William Harvey H−400の乳児低温バ ルブ型酸素添加器/熱交換器、流量計およびローラーポンプ並びに第二の熱交換 器SciMecl小児用(モデルP−7−1,4)から成った。バイパス回路に 2000 mlの基礎溶液を注入した(酸素添加器が1375mfを含んだ)。
1時間17分の冷却後1、イヌの体温が21℃に低下した。回復の間にイヌ自身 の全血を利用可能にするために、500献の血液を無菌容器中に瀉血した。
クロスクランプを除去し7、全血の除去と同時に冷基礎溶液<5dK”)を注入 した。実質的濃度の全血を含む静脈流出液の一部分(4501111)を復温用 にとっておき、残りは捨てた。
2分後、犬の体温は19℃であり、21の心停止誘導溶液(34mM K’ )  、その直後に11の心停止維持溶液をイヌに潅流させ、前の潅流液を置換した 。前の潅流液は流出させて捨てた。心臓の停止がεこり、そして02換気を中断 した。
次の4時間の間、イヌの体温は下がり続け、1.6℃の最低に達した。イヌのへ マドクリットは7未満にとどまった。血液気体、PH1電解賃および抜粋した血 清化学物質を実験中繰り返し測定した。
冷却血液置換を初めてから4時間20分後、復温を開始した。
復温の直前に、31の回復溶液<8mM K” )をバイパス回路に添加し、前 の内容物を置換した。
体温が7.5℃に上昇した時、750dの全血に交換し、流出液を捨てた。その 後まもなく、温度が10.5℃に達した時、心臓が鮎き始めた。更に250dの 全血を素早く添加した。
温度が12℃に達した時、100%02を用いた毎分25呼吸における換気を再 開した。−回呼吸量を100mNで出発し、後で190−に増やした。アジラム  (22■)をi、 V、で添加した。温度が20℃に上昇した時、呼吸が観察 された。8.4%NaHCO−を添加した(30tj?)。次の20分間の間に 温度が30℃に達した時、全血の点滴を開始した。これはへマドクリットをまず 20に、次いで25に上昇させた。更に55dの8.4%NaHCO−を添加し 7た。
動物をバイパスから離した。動脈と静脈カニユーレの両方を血管から取りはずし 、血管を3−〇絹糸で結紮した。簡単な結節縫合パターンを使って3−〇絹糸で 皮膚切開部を縫合した。Swan−Ganzカテーテルと大腿動脈カテーテルは 、PAWとMAPの測定を行うために一晩そのままにした。ゲンタマイシン(2 3■)をゆっくり投与し、そして1gのTンビシリンを皮下注射した。イスに血 液点滴を継続し、そして更に1oWL1の8.4%NaHCO−を投与した。
復温の4時間以内に、動物は刺激に対して反応することができた。その後まもな く、目を開いた。イヌをICU中に置き、顔面マスクにより一晩02を投与した 。ヘマトクリットおよび血漿タンパク質の急な低下を防ぐために、ICU中で数 時間血液の連続投与を行った。過度呼吸および高血圧の期間が観察された。!j 物は愛撫に対してはっきりと反応し、そして翌朝投与した25■のバリウムに対 してさえもよりはっきりと反応した。その次の朝うシックス(Lassix)  (2d)を与えた。
回復はゆっくりであり、その感覚器は無傷であると思われるが、初めの1ケ月間 は立つことができなかった。この期間の後、イヌは立って歩くことができ、2ケ 月以内にほとんど完全に回復した。上述の処置を行ってから4ケ月後まで、それ は2〜6のへマドクリットで4時間20分の間10℃未満であったという事実に もかかわらず、正常でありそしてごく普通の家庭用ベットとして働いた。
過剰量のNa)ICLを用いると肺の障害を引き起こし得る出思われる。隠れた 血液を動物から瀉血させ、そしてバブル型酸素添加器とローラーポンプを通して 循環させた・1時間の期間は、更に肺を傷つけると疑われるが、これは冷却前と 復温の開始直後のアジラムの投与により般分保護を受けた。
補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成2年11月2日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水、生理的濃度の電解質、高分子膨張剤、生理的pHで有効な生物学的緩衝 剤、単純な糖、膜のカルシウムイオンチャンネル中のカルシウムイオンに取って 代わるのに十分な濃度のマグネシウムイオン、および心臓の細動を防止または阻 止するのに十分な濃度の心停止剤、を含んで成る代用血液。 2.前記高分子膨張剤が不透性多糖を含んで成る、請求項1に記載の代用血液。 3.前記多糖がデキストランである、請求項1に記載の代用血液。 4.前記デキストランが、代用血液が哺乳類の血漿に本質的に等しい膨張圧を有 するコロイド懸濁液を達成するのに十分な濃度である、請求項3に記載の代用血 液。 5.前記デキストランがデキストラン40である、請求項3に記載の代用血液。 6.前記デキストランがデキストラン70である、請求項3に記載の代用血液。 7.前記多糖が、40,000〜70,000ダルトンの分子量範囲内の血漿増 量剤である、請求項2に記載の代用血液。 8.前記生理的濃度の電解質が乳酸加リンガー溶液の形で供給される、請求項1 に記載の代用血液。 9.前記生物学的緩衝剤がHEPES緩衝剤である、請求項1に記載の代用血液 。 10.前記心停止剤がカリウムイオンである、請求項1に記載の代用血液。 11.水、生理的濃度の電解質、代用血液が哺乳類の血漿に本質的に等しい流体 浸透圧を有するコロイド懸濁液を達成するのに十分な濃度のデキストラン40、 生理的pHのHEPES緩衝剤、デキストロース、約0.01Mの濃度のマグネ シウムイオン、および心臓の細動を防止または阻止するのに十分な10mEq/ lより大きい濃度のカリウムイオン、を含んで成る代用血液。 12.前記カリウムイオンの濃度が15mEq〜45mEq/lの範囲内である 、請求項1に記載の代用血液。 13.前記カリウムイオンの濃度が15mEq〜45mEq/lの範囲内である 、請求項11に記載の代用血液。 14.前記カリウムイオンの濃度が34mEq/lである、請求項12に記載の 代用血液。 15.前記カリウムイオンの濃度が約34mEq/lである、請求項13に記載 の代用血液。 16.抗凝血剤を更に含んで成る、請求項1に記載の代用血液。 17.抗凝血剤を更に含んで成る、請求項11に記載の代用血液。 18.抗凝血剤を更に含んで成る、請求項14に記載の代用血液。 19.被検者およびその器官を20℃未満の温度で維持することができる代用血 液であって、 水、生理的濃度の電解質、高分子膨張剤、生理的pHで有効な生物学的緩衝剤、 単純な糖および4〜5mEqの濃度範囲のカリウムイオンを含んで成る基礎溶液 ;前記基礎溶液を含んで成りそしてカリウムイオンの濃度が25〜45mEqの 範囲内である心停止誘導溶液;前記基礎溶液を含んで成りそしてカリウムイオン の濃度が18〜45mEqの範囲内である心停止維持溶液;および前記基礎溶液 を含んで成りそしてカリウムイオンの濃度が6〜10mEqの範囲内である回復 溶液、を含んで成る代用血液。 20.前記高分子膨張剤が不透性多糖を含んで成る、請求項19に記載の代用血 液。 21.前記多糖がデキストランである、請求項19に記載の代用血液。 22.前記デキストランが、代用血液が哺乳類の血漿に本質的に等しい膨張圧を 有するコロイド懸濁液を達成するのに十分な濃度である、請求項21に記載の代 用血液。 23.前記デキストランがデキストラン40である、請求項22に記載の代用血 液。 24.前記デキストランがデキストラン70である、請求項22に記載の代用血 液。 25.前記基礎溶液と前記回復溶液は約25mMのNaHCO3を更に含んで成 るが、前記心停止誘導溶液と前記心停止維持溶液は含まない、請求項19に記載 の代用血液。 26.前記基礎溶液と前記回復溶液は0〜5mMの濃度のグルコースを含んで成 るが、前記心停止誘導溶液と前記心停止維持溶液は含まない、請求項19に記載 の代用血液。 27.前記心停止誘導溶液と前記心停止維持溶液が約10mMのグルコースを含 んで成る、請求項19に記載の代用血液。 28.前記基礎溶液と前記回復溶液は約1〜2mEqの濃度のマグネシウムイオ ンを含んで成るが、前記心停止誘導溶液と前記心停止維持溶液は含まない、請求 項19に記載の代用血液。 29.前記心停止誘導溶液と前記心停止維持溶液が約10mEqの濃度のマグネ シウムイオンを含んで成る、請求項19に記載の代用血液。 30.前記基礎溶液と前記回復溶液は2.5〜3mMの濃度範囲のCaCl2を 含んで成るが、前記心停止誘導溶液と前記心停止維持溶液は含まない、請求項1 9に記載の代用血液。 31.前記心停止誘導溶液と前記心停止維持溶液が1.5〜2mMの濃度範囲の CaCl2を含んで成る、請求項19に記載の代用血液。 32.無血低体温処置を必要とする最適温度の被検者において無血低体温処置を 行う方法であって、(a)被検者のコア体温を、氷点より高く且つ心臓の細動を 引き起こすには不十分な温度まで低下させ、(b)被検者の循環をバイパス上に 置き、(c)被検者の循環血液の本質的に全部を除去するのに十分な量の第一灌 流液を被検者に灌流せしめ、ここで前記第一灌流液は水、生理的濃度の電解質、 高分子膨張剤、生理的pHで有効な生物学的緩衝剤、単純な糖、膜のカルシウム イオンチャンネル中のカルシウムイオンに取って代わるのに十分な濃度のマグネ シウムイオンを含んで成り、(d)被検者の体温が実質的に低体温であるが心臓 の細動が起こる以前である時、十分な量の第二灌流液を被検者に灌流させ、 37.第一もしくは第二灌流液のいずれかまたは第一と第二灌流液の両方を投与 する前もしくは際中、被検者を高圧酸素圧にかける、請求項32に記載の方法。 38.第一もしくは第二灌流液のいずれかまたは第一と第二灌流液の両方を投与 する前もしくは際中、または被検者が回復している際中、被検者を高圧酸素圧に かける、請求項35に記載の方法。 39.無血低体温処置を必要とする最適温度の被検者において無血低体温処置を 行う方法であって、(a)被検者のコア体温を、氷点より高く且つ心臓の細動を 引き起こすには不十分な温度まで低下させ、(b)被検者の循環をバイパス上に 置き、(c)被検者の循環血液の本質的に全部を除去するのに十分な量の第一灌 流液を被検者に灌流せしめ、ここで前記第一灌流液は水、生理的濃度の電解質、 高分子膨張剤、生理的pHで有効な生物学的緩衝剤、単純な糖、および4〜5m Eqの濃度範囲のカリウムイオンを含んで成り、(d)被検者の体温が実質的に 低体温であるが心臓の細動が起こる前である時、循環している前記第一灌流液の 本質的に全部を置換するのに十分な量の第二灌流液を被検者に灌流せしめ、ここ で前記第二灌流液は水、生理的濃度の電解質、高分子膨張剤、生理的pHで有効 な生物学的緩衝剤、単純な糖、および25〜45mEqの濃度範囲のカリウムイ オンを含んで成り、(e)心臓の収縮活動が停止した後、循環している前記第二 灌流液の本質的に全部を第三灌流液で置換し、ここで前記第三灌流液は水、生理 的濃度の電解質、高分子膨張剤、生理的pHで有効な生物学的緩衝剤、単純な糖 、および15〜45mEqの濃度範囲のカリウムイオンを含んで成り、(f)被 検者に血液を再導入する前に、楯環している前記第三灌流液の本質的に全部を第 四灌流液で置換し、ここで前記第四灌流液は水、生理的濃度の電解質、高分子膨 張剤、生理的pHで有効な生物学的緩衝剤、単純な糖、および6〜10mEqの 濃度範囲のカリウムイオンを含んで成る、段階を含んで成る方法。 40.前記第一灌流液を被検者に灌流させる前に、被検者の血液の1/3〜1/ 2の量を除去する、請求項39に記載の方法。 41.前記第三灌流液を洗い流すのに十分な量の第四灌流液を被検者に灌流させ ながら被検者の復温を開始し、そして前記第四灌流液を洗い流し且つ被検者のヘ マトクリットを約25℃のコア体温で約20に、そして約35℃のコア体温で約 30に上昇させるのに十分な量の全血またはパックされた血球を被検者に灌流さ せる段階を更に含んで成る、請求項39に記載の方法。 42.第一、第二、第三または第四灌流液の少なくとも1つが被検者中を循環し ている際中に被検者を高圧酸素圧にかける、請求項39に記載の方法。 43.肺動脈楔入圧を5mmHgまたはそれ未満に維持するのに十分な流体を被 検者の循環から除去することにより、被検者中へのいずれかの流体の導入の量お よび速度が調節される、請求項32に記載の方法。 44.肺動脈楔入圧を5mmHgまたはそれ未満に維持するのに十分な流体を被 検者の循環から除去することにより、被検者中へのいずれかの流体の導入の量お よび速度が調節される、請求項39に記載の方法。
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