JPH0448597A - ステアリング電磁石装置 - Google Patents

ステアリング電磁石装置

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JPH0448597A
JPH0448597A JP15535790A JP15535790A JPH0448597A JP H0448597 A JPH0448597 A JP H0448597A JP 15535790 A JP15535790 A JP 15535790A JP 15535790 A JP15535790 A JP 15535790A JP H0448597 A JPH0448597 A JP H0448597A
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adjusted
orbit
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Shintaro Fukumoto
福本 信太郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えばSOR装置などの荷電粒子装置に用
いられ、荷電粒子ビームの軌道を調整するステアリング
電磁石装置に関するものである。
[従来の技術] 第3図は例えばr入射用シンクロトロンの設計j(昭和
56年3月・分子科学研究所発行 υVSOR−)Ma
rch 1981)第43〜45頁に示された従来のス
テアリング電磁石装置の断面図である。
図において、符号(1)は正方形の枠体状の継鉄であり
、第1〜第4の継鉄部品(1a)〜(1d)から組み立
てられている。  (2m)〜(2d)は各継鉄部品(
1a)〜(ld)に継鉄(1)の中心部に向けて突出す
るように設けられている第1〜第4の磁極突起、(3a
)及び(3b)は第1及び第2の磁極突起(2a) 、
(2b)に巻回されている第1及び第2の水平磁場励磁
用コイル、(4a)及び(4b)は第3及び第4の磁極
突起(2e ) 、 (2d )に巻回されている第1
及び第2の垂直磁場励磁用コイルである。
第4図は第3図の各コイルの電気的接続関係を示す結線
図であり、図において(5)は第1の磁性切替器(6)
を介して各水平磁場励磁用コイル(3m > 、 (3
b )に接続されている第1の励磁用電源、(7)は第
2の磁性切替器(8)を介して各垂直磁場励磁用コイル
(4i) 、(4b)に接続されている第2の励磁用電
源である。
また、各水平磁場励磁用コイル(h) 、(3b)は第
1の励磁用電源(5)に、各垂直磁場励磁用コイル(4
m) 、(4b)は第2の励磁用電源(7)に、それぞ
れ直列に接続されている。
上記のように構成された従来のステアリング電磁石装置
においては、水平及び垂直方向に弱い磁場(数LOO〜
1000AGauss)を発生させることにより、荷電
粒子ビームの軌道を調整(ステアリング)し、偏向や四
極電磁石の不完全さから生じるビーム軌道のずれを補正
する。
例えば、第4図のように、各コイル(3a ) 、 (
3b )、(4a) 、(4b)により、図のX方向に
水平磁場を、図のY方向に垂直磁場をそれぞれ発生した
とする。
これにより、図の紙面手前方向に向けて進行する荷電粒
子ビームは、ベクトルX及びベクトルYの和のベクトル
Zと直交するベクトルAの方向に力を受は偏向される。
このため、各コイル(3a ) 、 (3b ) 、 
(4a ) 、 (4b )の励磁量及び磁性を、各電
源(5)、(7)及び各磁性切替器(6)、(8)を用
いて調整することにより、各ベクトルの向きと大きさを
変化させることができ、従って荷電粒子ビームの軌道の
補正方向及び補正量を任意に調整することができる。
[発明が解決しようとする課Ifi] 上記のように構成された従来のステアリング電磁石装置
においては、水平磁場及び垂直磁場を発生させるために
、同一の構成で2組の励磁用コイル(3a ) 、 (
3b ) 、 (4a ) 、 (4b ) 、電源(
5)、(7)、及び磁性切替器(6)、(8)が必要と
なるため、それに伴う遠隔制御装置く図示せず)も複雑
になり、全体が高価になるなどの問題点があった。また
、第3図のようなms形状のものでは、隣合う磁極が近
接し過ぎると、互いの磁場分布形状が乱されるため、磁
極間隔を大きくとらなければならず、全体が大形化して
高価になるなどの問題点もあった。特に、医療に用いら
れる重粒子ビームの輸送系などでは、ビーム径が大きく
とられているため、磁場を発生させる間隔も大きくする
必要があり、これにより装置全体がさらに大形化して高
価になるという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題
としてなされたものであり、電源を含め全体の構造を簡
略かつ小形化でき、安価にすることができるステアリン
グ電磁石装置を得ることを目的とする。
CBWIを解決するための手段1 この発明に係るステアリング電磁石装置は、対の偏向磁
場励磁用コイルを、荷電粒子ビームの軌道を挟んで互い
に対向した状態で回動自在に設けたものである。
[作用] この発明においては、一対の偏向磁場励磁用コイルの回
動角を調整することにより、荷電粒子ビームの軌道の偏
向角をrl!整し、また偏向磁場励磁用コイルの励磁強
度を調整することにより、軌道の偏向量を調整する。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図について説明する。
第1図はこ・の発明の一実施例によるステアリング電磁
石装置を示す構成図である。
図において、符号(11)は軸受(l1m)を有する架
台、(12)は荷電粒子ビームの軌道(0)の外方を囲
んでいるとともに、軸受け(lla)上に回動自在に支
持されている円環状の継鉄、(13)は継鉄(12)の
内周に軌道(0)を挟んで互いに対向するように設けら
れている一対の磁極突起、  (14)はそれぞれの磁
極突起(]3)に巻回されている一対の偏向磁場励磁用
コイルである。
(15)は継鉄(12)の側面に沿って設けられている
円環状のラック、(16)は架台(11)上に設けられ
ているモータであり、このモータ(16)は、ラック(
!5)にかみ合うビニオン(17)を介して継鉄(12
)の回動 停止を行う。
第2図は第1図の偏向磁場励磁用コイル(14)の結線
図であり2図において(18)は励磁用電源であり、一
対の偏向磁場励磁用コイル(]4)は、励磁用電源(1
B)に直列に接続されている。
上記のように構成されたステアリング電磁石装置におい
ては、励磁用電源(1日)により一対の偏向磁場励磁用
コイル(14)が励磁されると、一対の磁極突起(13
)間に第2図のベクトル2に示すような弱い偏向磁場(
二極磁場)が生じる。これにより、図の紙面手前に向け
て進行している電子ビーム等の高エネルギ荷電粒子ビー
ムは、ベクトルZと直交するベクトルA方向に力を受け
て偏向される。
このとき、上記実施例の装置では、モータ(18)の駆
動により継鉄(12)の回動角θを360°調整するこ
とができるので、一対の偏向磁場励磁用コイル(14)
を、それらの磁場中心を中心に回動させることができる
。このため、ベクトルZの方向、即ちベクトルAの方向
を360゛変化させることができ、これにより荷電粒子
ビームの軌道(0)の偏向角を任意に変えることができ
る。従って、ビームモニタ(図示せず)でビーム軌道(
○)を確認しなから継鉄(12)を回動させることによ
り、ビーム軌道〈0)の偏向角を調整することができる
また、ベクトルAの絶対値、即ちビーム軌道(0)の偏
向量は、偏向磁場励磁用コイル(14)の励磁電流を増
減すること、即ち励磁強度を変化させることによって調
整することができる。
このようなステアリング電磁石装置では、磁極突起(1
3)及び偏向磁場励磁用コイル(14)は−対のみで良
く、また従来必要としていた磁性切替器を省略できると
ともに、遠隔制御装置(図示せず)も簡略化にできるな
ど、電源を含めた全体の構造を簡略かつ小形化でき、こ
れにより全体を安価にすることができる。また、隣合う
磁極との干渉の問題もなくなるので、必要以上に磁極間
隔をとらなくてもよく、これによっても全体を小形化す
ることができる。
なお、上記実施例では円環状の継鉄(12)を示したが
、他の形状であってもよい。
また、上記実施例では継鉄(12)を有するものを示し
たが、継鉄(12)は省略してもよく、単なる支持部材
により偏向磁場励磁用コイル(14)を支持させてもよ
い。
さらに、上記実施例では偏向磁場励磁用コイル(14)
を磁極突起(13)に巻回したものを示したが、偏向磁
場励磁用コイル(14)は空芯コイルであってもよい。
さらにまた、上記実施例では偏向磁場励磁用コイル(1
4)を回動させるためにラック(15)、モータ(16
)及びビニオン(17)等を用いたが、その他のギアや
ベルト方式でもよい、また、手動で回動させるようにし
てもよい。
また、上記実施例では荷電粒子ビームとして電子ビーム
を示したが、例えば重粒子ビーム等の他のビームでもよ
い。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明のステアリング電磁石装
置は、偏向磁場励磁用コイルを、荷電粒子ビームの軌道
を挟んで互いに対向した状態で回動自在に設け、その回
動角を調整することによりビーム軌道の偏向角を調整し
、またその励磁強度を調整することによりビーム軌道の
偏向量を1!Imするようにしたので、一対の偏向磁場
励磁用コイルでビーム軌道を調整でき、これにより電源
を含めた全体の構造を簡略かつ小形化でき、この結果省
スペースが図れるとともに、装置を安価にすることがで
きるなどの効果を奏する
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるステアリング電磁石
装置を示す構成図、第2図は第1図の偏向磁場励磁用コ
イルの結線図、第3図は従来のステアリング電磁石装置
の一例の断面図、第4図は第3図の各コイルの結線図で
ある。 図において、(14)は偏向磁場励磁用コイル、(0)
は軌道である。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 荷電粒子ビームの軌道を挟んで互いに対向した状態で回
    動自在に設けられ、偏向磁場を発生する一対の偏向磁場
    励磁用コイルを備え、前記偏向磁場励磁用コイルの回動
    角と励磁強度とを調整することにより、前記軌道を調整
    するようになっていることを特徴とするステアリング電
    磁石装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102351390A (zh) * 2011-07-14 2012-02-15 上海交通大学 一种污泥高效旋流除砂装置
US8650971B2 (en) 2009-05-22 2014-02-18 The University Of Electro-Communications Slippage detection device and method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8650971B2 (en) 2009-05-22 2014-02-18 The University Of Electro-Communications Slippage detection device and method
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