JPH0448534Y2 - - Google Patents

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JPH0448534Y2
JPH0448534Y2 JP11648685U JP11648685U JPH0448534Y2 JP H0448534 Y2 JPH0448534 Y2 JP H0448534Y2 JP 11648685 U JP11648685 U JP 11648685U JP 11648685 U JP11648685 U JP 11648685U JP H0448534 Y2 JPH0448534 Y2 JP H0448534Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は生体の呼吸気のガス濃度を計測すると
きに用いられる呼吸気ガス濃度計測センサに係
り、特に比較的換気量の少ない生体を対象とした
場合に好適な呼吸気ガス濃度計測センサ(以下単
に計測センサと称する)に関する。
〔従来の技術〕
生体の呼気中のCO2などのガス濃度を測定する
装置としては、従来から第7図に示すような構成
のものが知られている。図中計測センサ1は管状
のフロースルーセル2と、このフロースルーセル
2の軸とほぼ直角の方向の外周に設けられた赤外
線光源部3と赤外線検出部4とにより構成されて
いる。これらの赤外線光源部3と赤外線検出部4
とは同一光軸上に設けられており、前記フロース
ルーセル2の外壁に気密に形成された透光窓5,
6を介して、赤外線がフロースルーセル2内を軸
にほぼ直角な方向に通過するようになつている。
またフロースルーセル2の一端はY字管7を介し
て人工呼吸器8に接続されており、他端には気管
内チユーブなどの接続管9が設けられている。
上述のように構成された計測センサ1を用いて
生体10の呼気中のCO2などのガス濃度を測定す
る場合は、前記接続管9を生体10の気管10a
へ挿入し、人工呼吸器8によつて生体10の肺胞
10bによる換気を行わせる。そして呼気中の
CO2などのガスによつて吸収された波長の光のみ
を赤外線検出部4によつて検出し、公知の手段に
よつてガス濃度を測定する。
上述したように構成された従来の計測センサ1
に設けられたフロースルーセル2の内容量は一般
に10ml程度あつた。ところがこの部分には呼気ガ
スの一部が残され、呼気時に再び肺胞10b方向
に戻されるため肺胞10bへの新鮮な空気の流入
を阻害するいわゆる死腔と呼ばれるものになつて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述したような計測センサ1によつて計測され
る換気量と、実際に肺胞によつて換気される換気
量との間には、次に示すような関係がある。
VT:人工呼吸器でセツトされた1回の換気量 VA:肺胞で換気される有効な1回の換気量 VD:死腔量 とした場合 VA=VT−VDとなる。
但し死腔量VDは計測器センサなどにより発生す
る人工的死腔量VDMと生体内で発生する生理学的
死腔量VDBとの和である。
上記の式で明らかなとおり、死腔量VDの増加
は換気効率の低下を意味する。つまり患者が呼気
を再呼吸し新鮮な空気を吸う効率が悪くなるとい
う問題が発生する。従つて人工的死腔VDMは小さ
い程望ましい。通常人間の成人においてはVT
500ml,VDB=150ml程度である。これに対して従
来の計測センサ1のフロースルーセル2の死腔量
VDMは前後の接続管部を含めて12ml程度である。
この死腔量VDMが約12mlの計測センサ1を用いて
成人の呼気中のCO2などのガス濃度を測定する場
合は、換気効率や計測精度の点ではほとんど問題
はない。しかしながら新生児や小動物などでは
VT=20ml,VDB=10ml程度である場合があり、こ
のような少換気量の生体の呼気中のガス濃度を測
定する場合にはVDM=12mlでは死腔量が大きすぎ
て使用できないという問題があつた。
この問題を解決するためには、少換気量の生体
専用に死腔量の少ない、すなわち内容積の小さい
フロースルーセルを設けた計測センサを別に用意
しなければならず、無駄が多かつた。またこのよ
うな内容積の小さいフロースルーセル内に検出光
を透過させるとき、検出孔がフロースルーセルに
形成された貫通孔の側壁により反射されて受光部
に入るため、感度が低下するという欠点があつ
た。
本考案の目的は、上記問題を解決し、換気量の
少ない生体でもその呼気中にあるCO2などのガス
濃度を高精度かつ高効率で計測できる、簡単な構
造の計測センサを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る計測センサは、管状部材で形成さ
れた流路内を流れるガス中に外部から検出光を透
過されるための一対の透光窓を、前記管状部材の
周壁に気密に設けてなる呼気ガス濃度計測センサ
において、前記管状部材の内径面に嵌合し、前記
透光窓と整合する位置に貫通孔が形成された管状
アダプタを設けたものである。
〔作用〕
上記の構成によると、管状のアダプタを管状部
材であるフロースルーセルに装着したため、計測
センサの内容積が大幅に減少し、死腔量が減少す
る。このため換気量の少ない新生児、小児や小動
物などの呼気中のCO2などのガス濃度を効率よく
高精度で計測することができる。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づいて本考案を詳細に
説明する。
第1図は本考案に係る計測センサの一実施例に
よるアダプタを示す正面図であり、第2図はこの
アダプタを従来のフロースルーセルに装着した状
態を示す正面図である。これらの図において、第
7図に示した部分と同一または同等部分には同一
符号を付して示す。アダプタ11はほぼ管状に形
成されており、中心には比較的小さい貫通孔11
aが軸方向に設けられている。このアダプタ11
の一端近くには外周にO−リング12が装着され
ており、他端には接続管9が嵌合される段差部1
1bが形成されている。アダプタ11の軸方向の
中央部にはこの軸にほぼ直交してテーパ状の貫通
孔11cが形成されている。このように構成され
たアダプタ11をフロースルーセル2に装着した
状態を第2図に示す。アダプタ11の外径はフロ
ースルーセル2の内径にほぼ等しくなつており、
装着後はOリング12により位置が固定される。
前記アダプタ11に形成されたテーパ状の貫通孔
11cの位置は、フロースルーセル2に形成され
た検出光の透光窓5,6とほぼ同軸上になるよう
に位置決めされている。このとき貫通孔11cの
小径側の一端が検出光の入射側の透光窓5と整合
し、大径側の他端が検出光の出射側の透光窓6と
整合するように方向が決められている。
次に本実施例の作用を説明する。第3図に示す
ように人工呼吸器8に接続されたY字管7と、生
体10の気道10aに挿入された接続管9とを直
接接続した場合には、死腔量VDMは約4mlとな
る。Y字管7と接続管9とを例えば内径13mmの標
準的なフロースルーセル2を介して接続した場合
には、死腔量VDMは約12mlとなる。しかし本実施
例によるアダプタ11を装着したフロースルーセ
ル2を介して接続した場合には、例えばアダプタ
11の内径を4mmとすると、死腔量VDMは約4ml
となる。従つてこの場合はフロースルーセル2に
よる死腔量VDMの増加はほとんどない。
次に赤外線によりフロースルーセル2内を通過
する呼気内のCO2ガス濃度を測定する作用につい
て説明する。次6図に示すようにフロースルーセ
ル2の軸と直交する光軸を持つ赤外線光源部3と
赤外線検出部4とが、それぞれフロースルーセル
2の外周に設けられている。この赤外線光源部3
から発行された赤外線検出光13aは、テーパ状
の貫通孔11cの中心付近を通つた直接光のみが
赤外線検出部4に到達する。そして、中心部に比
べてCO2濃度が低い貫通孔11cの端部を通つた
検出光13bは、貫通孔11cが検出部4の方向
にひろがつててるいため、貫通孔11cの側壁か
ら反射して検出部4に入光することがない。この
ためCO2ガス濃度計測における効率の低下は1乃
至2%程度におさえることができる。考案者らの
実験によると、前記貫通孔11cが平行孔であつ
たり、入口と出口との内径比が逆の逆テーパであ
つたりした場合は、上記効率の低下は7乃至8%
程度に及ぶことが確認された。
本実施例によれば、アダプタ11をフロースル
ーセル2に装着することにより死腔量を例えば4
ml程度におさえることができる。従つて換気量が
20ml程度の小換気量の生体の呼気中のCO2ガス濃
度の計測も、生体の負担にならずしかも高精度で
行なうことができる。またアダプタ11は着脱可
能であるので、既成の成人用の計測センサ1にも
適用でき、しかも消毒が容易に行なえる。さらに
またアダプタは簡単な構造で安価に製造できるた
め、使い捨てとして使用することもできる。
上述した実施例では生体の呼気中のCO2ガス濃
度を計測する場合について説明したが、呼気中の
他のガス濃度の検出の場合にも応用できることは
云うまでもない。また人工呼吸器8を用いない自
然呼吸の場合の計測に用いても同様の効果があ
る。
〔考案の効果〕
上述したとおり、本考案によれば、計測センサ
に内容積を小さくするアダプタを装着して死腔量
を減らしたので、換気量の少ない生体の呼吸気ガ
ス濃度を、簡単な構造で効率よく高精度で計測す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る計測センサの一実施例に
よるアダプタを示す正面図、第2図は第1図に示
すアダプタを従来のフロースルーセルに装着した
状態を示す正面図、第3図、第4図及び第5図は
計測センサの死腔量を比較した断面図、第6図は
本実施例による検出光の作用を示す断面図、第7
図は呼吸気ガス濃度計測装置の概略を示す断面図
である。 1……計測センサ、2……フロースルーセル
(管状部材)、3……赤外線光源部、4……赤外線
検出部、5,6……透光窓、11……アダプタ、
11c……貫通孔、13a,13b……検出光。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 管状部材で係合された流路内を流れるガス中
    に外部から検出光を透過させるための一対の透
    光窓を、前記管状部材の周壁に気密に設けてな
    る呼吸気ガス濃度計測センサにおいて、前記管
    状部材の内径面に嵌合し、前記透光窓と整合す
    る位置に貫通孔が形成された管状のアダプタを
    設けたことを特徴とする呼吸気ガス濃度計測セ
    ンサ。 (2) 貫通孔の内径が前記検出光の入射側で小さ
    く、出射側で大きく形成されたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の呼吸気
    ガス濃度計測センサ。
JP11648685U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH0448534Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11648685U JPH0448534Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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JP11648685U JPH0448534Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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Publication Number Publication Date
JPS6225858U JPS6225858U (ja) 1987-02-17
JPH0448534Y2 true JPH0448534Y2 (ja) 1992-11-16

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ID=31001121

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JP11648685U Expired JPH0448534Y2 (ja) 1985-07-31 1985-07-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7462154B2 (en) 2001-03-08 2008-12-09 Nihon Kohden Corporation Sensor for measuring carbon dioxide in respiratory gas

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JPS6225858U (ja) 1987-02-17

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