JPH0447886Y2 - - Google Patents

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JPH0447886Y2
JPH0447886Y2 JP17150885U JP17150885U JPH0447886Y2 JP H0447886 Y2 JPH0447886 Y2 JP H0447886Y2 JP 17150885 U JP17150885 U JP 17150885U JP 17150885 U JP17150885 U JP 17150885U JP H0447886 Y2 JPH0447886 Y2 JP H0447886Y2
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electrode
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pickup tube
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、撮像管に係わり、とくに電磁集束
静電偏向形撮像管に関する。
〔考案の技術的背景およびその問題点〕
電磁集束静電偏向形撮像管およびそれを用いた
テレビカメラの動作回路は、概略第4図に示す構
成を有する。同図に示す符号10は電磁集束静電
偏向形撮像管、11はその透明ガラス製の面板、
12は酸化錫あるいは酸化インジウムのような透
明導電層およびその上に形成された硫化アンチモ
ン(Sb3S3)、セレン化カドミウム(CdSe)のよ
うな光導電ターゲツト層、13はその信号電極、
14はガラスのような絶縁体からなる円筒状真空
容器、15はステム、16はメツシユ電極、17
はその電極端子、18は真空容器の内面に被着さ
れたジグザグパターンからなる静電偏向電極、1
9はそのリード端子、20は電子銃構体、21は
電磁集束コイル、22は動作回路のメツシユ電極
への電圧供給電源回路、23はターゲツト電圧供
給電源回路、Rは負荷抵抗、Cは結合コンデン
サ、24は前置増幅器、25は映像信号増幅器、
26は映像モニター、27は駆動パルス発生回
路、28は水平・垂直偏向回路、29は定電圧電
源回路をあらわしている。
撮像管10は、そのターゲツト層12、メツシ
ユ電極16、および静電偏向電極18が、互いに
電気的分離絶縁されている。そして動作において
は電子銃構体のカソード電子に対してターゲツト
層におよそ+10〜+50Vのターゲツト電圧が、ま
たメツシユ電極16におよそ+300Vの直流電圧
が、さらに静電偏向電極18にはおよそ+180V
の直流電位に重畳された約100Vp-pののこぎり波
偏向電圧が印加される。そして撮像管の信号電極
13に負荷抵抗Rを介して信号電流(Is)が流
れ、結合コンデンサCを介して前置増幅器24に
映像信号が入力される。映像信号はこの前置増幅
器24によりおよそ80dB以上に増幅され、後続
の映像信号増幅器25に入力される。そこにはま
た制御パルス発生回路26からクランプパルス
(CP)システムブランキングパルス(SB)など
が入力される。映像増幅器の出力は映像モニター
26に入力され、画像が再現されるようになつて
いる。また水平・垂直偏向回路28の出力は、撮
像管内の静電偏向電極18にステムのリード端子
19から供給され、電子ビームを偏向走査するよ
うになつている。
ところでこのような撮像管においては、上述の
ように静電偏向電極18の一方に15.75KHzの水
平偏向信号、他方に60Hzの垂直偏向信号を加えて
電子ビームを偏向走査する。そして映像信号Pと
クランプパルス(CP)との関係は、第5図に示
すように水平走査時間(TH=63.5μsec)の帰線
期間(TB=10.8μsec)の平坦なところにクラン
プパルス(CP)がくるように設定して、黒レベ
ルの安定化を得ている。なおクランプパルスの幅
(Tb)は数μsecである。ところが同図に符号Nで
示すように映像信号の帰線期間に、最大振幅から
次第に減衰する交流成分を伴なうノイズ成分が入
り、映像出力の黒レベルが不安定となる現象が認
められる。以下これを飛び込みノイズと称する。
このノイズ成分Nは、種々の周波数成分を含んで
いるが、よく観察するととくに高レベル成分は水
平偏向信号の周波数に近似し、減衰してゆく部分
の周波数成分がそれより高いことが確認される。
このことから主な原因は次のように推測でき
る。すなわち撮像管内では、メツシユ電極16と
静電偏向電極18とを電気的に絶縁するため、真
空容器内面を導電被膜がない状態でおよそ1mm程
度離して設置してある。この離間部により両電極
間にはわずかな静電容量が形成される。また信号
電極13も真空容器の一部を構成するガラスリン
グによりメツシユ電極16から電気的に離隔され
ているため両者間にやはりわずかな静電容量が形
成される。このため静電偏向電極に印加される偏
向信号の交流成分、とくに水平偏向用のこぎり波
の帰線期間の高い周波数成分が、メツシユ電極お
よびそれを介して信号電極13に飛び込み、それ
が引金となつて各電極および接続リードや各回路
のインピーダンスとの相互作用で一種の発振現象
が生じるものと考えられる。
このように帰線期間への飛び込みノイズが所定
レベル以上に大きいと、クランプパルスの設定位
置の選択が困難であるとともに黒レベルが正しく
設定されず階調が損われるなど出力映像が著しく
劣化する。
〔考案の目的〕
この考案は、以上のような不都合を解消し帰線
期間への飛び込みノイズを抑制して黒レベルの安
定化を確実に得ることができる電磁集束静電偏向
形撮像管を提供するものである。
〔考案の概要〕
この考案は、真空容器のメツシユ電極端子部分
から静電偏向電極に対応する位置の外周に、導電
体層が巻きつけられメツシユ電極端子に電気的に
短絡され、とくにそれにより両電極間の静電容量
をこの導電体層がない場合の約2倍以上となるよ
うに構成されてなる撮像管である。
〔考案の実施例〕
以下図面を参照してその実施例を説明する。な
お同一部分は同一符号であらわす。
この考案の撮像管10は、第1図および第2図
に示すようにメツシユ電極16とデフレクトロン
と称されるジグザグパターンからなる静電偏向電
極のメツシユ電極側端部18aとの間の真空容器
外周面に、アルミニウムあるいはニツケルのよう
な金属箔または金属薄板からなる導電体層31を
巻きつけ、これをほぼ全周にわたつてメツシユ電
極端子17に電気的に短絡接続してある。すなわ
ち少なくともメツシユ電極16と偏向電極18の
メツシユ電極側端部18aとの間の絶縁を得てい
る真空容器内面に対応する領域を覆うように、こ
の真空容器の外周に導電体層31を被着してあ
る。それによつて、これらメツシユ電極と偏向電
極との間の静電容量成分を、導電体層31がない
場合に比べて十分大きい静電容量を形成してい
る。なお同図において符号32はアライメントコ
イル、33は電子銃構体のカソード、34は第1
グリツド電極、35は第2グリツド電極、eは電
子ビームをあらわしている。
このような構成により、メツシユ電極と静電偏
向電極との間の静電容量が大きいため偏向電圧の
高周波成分に対してメツシユ電極と偏向電極との
結合が強まるとともに信号電極の信号取出し回路
に比べてメツシユ電圧供給回路が一般的に低イン
ピーダンスであるため、高周波ノイズ成分がメツ
シユ電圧電源回路の方にバイパスされて信号電極
への飛び込みレベルが抑制される。
本発明者らは、真空容器外周に設けた導電体層
31の幅寸法を種々変え、すなわちそれによりメ
ツシユ電極と静電偏向電極との間の静電容量を、
それがない場合の静電容量に対する比を種々変え
て映像信号帰線期間への飛び込みノイズ成分の最
大レベルを比較した。その結果を第3図に示す。
この結果から、メツシユ電極および偏向電極間の
静電容量を導電体層がない場合のおよそ2倍以上
にすれば、飛び込みノイズの最大レベルを
0.2Vp-p以下に低減して実用上問題ないレベルに
押えることができることを確認できた。
なお導電体層31は、アルミ、クロム、あるい
はカーボンのような金属の蒸着、塗布被膜などで
あつてもよい。とくに黒色の金属層を使用すれ
ば、ガラスのような真空容器のこの領域を通して
不所望な光がターゲツト層に入射しにくく、とく
に望ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、比較的
簡単な構造で帰線期間での映像信号への飛び込み
ノイズを確実に抑制でき、安定で高品位の画像の
再現ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す半分縦断面
図、第2図はその要部拡大断面図、第3図はその
特性図、第4図は従来構造および動作回路を示す
概略ブロツク回路図、第5図は信号波形の関係を
示す波形図である。 10……撮像管、11……面板、12……ター
ゲツト層、13……信号電極、14……真空容
器、16……メツシユ電極、17……メツシユ電
極端子、18……静電偏向電極、20……電子銃
構体、31……導電体層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内面に光導電ターゲツトが形成された面板
    と、この面板に気密接合された絶縁体製真空容
    器と、この真空容器の内壁面に形成された静電
    偏向電極と、この偏向電極の端部および上記タ
    ーゲツト層の間にこれら電極から電気的に絶縁
    されて設けられ前記真空容器壁を貫通して管外
    に電極端子が導出されたメツシユ電極と、前記
    真空容器の他端部内に配設された電子銃構体と
    を具備する撮像管において、 上記真空容器のメツシユ電極端子部分から上
    記静電偏向電極に対応する位置の外周に、導電
    体層が巻きつけられ上記メツシユ電極端子に電
    気的に短絡されてなることを特徴とする撮像
    管。 (2) 真空外囲器の外周に巻きつけられた導電体層
    によりメツシユ電極と静電偏向電極との間の静
    電容量が、この導電体層がない場合の2倍以上
    となるように構成されてなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の撮像管。 (3) 導電体層は、金属箔または金属薄板により構
    成された実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    撮像管。 (4) 導電体層は、蒸着または塗布された金属被膜
    により構成された実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の撮像管。
JP17150885U 1985-11-07 1985-11-07 Expired JPH0447886Y2 (ja)

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JPS6279352U JPS6279352U (ja) 1987-05-21
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