JPH0445699Y2 - - Google Patents

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JPH0445699Y2
JPH0445699Y2 JP1987191503U JP19150387U JPH0445699Y2 JP H0445699 Y2 JPH0445699 Y2 JP H0445699Y2 JP 1987191503 U JP1987191503 U JP 1987191503U JP 19150387 U JP19150387 U JP 19150387U JP H0445699 Y2 JPH0445699 Y2 JP H0445699Y2
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sheet
covering sheet
covering
absorbent
cross
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JP1987191503U
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【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 産業上の利用分野 本考案は、吸収性物品の被覆シートに関し、さ
らに詳しくは、体液を該物品の内部へ自由に通過
させる反面、その通過体液の逆流を抑制する該物
品の被覆シートに関し、使い捨てオムツ、生理用
ナプキンなどの被覆シートとして好適に利用する
ことができる。
従来の技術とその問題点 従来、前記吸収性物品において、前記被覆シー
トの素材である液不透過性シートに所定間隔で多
数の先細毛細管を形成し、その先細毛細管の先端
部を被覆シートの下層に位置する吸収材と密接に
接触させてある吸収構造物が、特公昭57−17081
号公報に開示されており(第3図参照)、また、
前記被覆シートの素材である液不透過性シートに
所定間隔で多数の直線毛細管ダクトを配列し、そ
のダクトを長さ全体にわたつて均一な幅に形成
し、そのダクトの先端を吸収体の中に延びさせて
ある吸収構造物が特開昭60−259261号公報に開示
されている(第4図参照) これら従来技術にかかる被覆シートは、液不透
過性シートに開孔を形成しているため、被覆シー
ト上に接した体液が開孔から被覆シートの下層に
位置する吸収体に導かれ、しかも、非開孔域に体
液が残留せず、常に乾燥した状態が保たれてい
る。したがつて、吸収性物品を長時間使用した場
合においても、使用者の肌当接面にふやけ・皮膚
かぶれ等を生じさせることがない利点がある。
しかしながら、前者におては、先細毛細管が液
不透過性シートより突出するため、該毛細管が被
覆シートの下層に位置する吸収体と使用者の肌当
接面との間で加圧されたとき圧潰され、開孔が閉
塞することがある。その場合、被覆シート上に接
した体液は、下層の吸収体に導かれず、被覆シー
ト上に停滞し、物品の面方向へ流動して漏れるこ
とになる。後者においては、そのようなことを防
止することを目的とし、先細毛細管に替えて、均
一な幅を有する直線毛細管に形成しているが、こ
れも液不透過性シートから突出しているため、前
者の欠点を完全に除去することはできない。
本考案は、前述の問題にかんがみ、液不透過性
シートに所定間隔で多数の開孔を配列した吸収性
物品の被覆シートであつて、該開孔が吸収体と使
用者の肌当接面との間で加圧されたとき圧潰さ
れ、閉塞されることのないものを提供することを
目的とするにある。
(2) 考案の構成 問題点を解決するための手段 本考案は、少なくとも吸収体の上面を被覆する
液不透過性シートに所定間隔で多数の開孔を配列
してある吸収性物品の被覆シートを前提とし、次
の点を特徴とする。
前記開孔は、その断面形状がその深さ方向中間
部位からその上下縁へ漸次テーパー状に拡大する
ように形成してある点。
実施例 本考案を図示の実施例に基づいて説明すると、
以下のとおりである。
第1図Aにおいて、本考案の被覆シートは、液
不透過性シート1に所定間隔で多数の開孔2を配
列し、非開孔域3で連続している。開孔2は、そ
の深さ方向中間部位からその上下縁4a,4bへ
テーパー状に漸次拡大するように形成してある。
開孔2の平面形状は、好ましくは円形状である
が、角形状であつてもよい。開孔2の上縁4a,
下縁4bとシート1の上面5a,下面5bとは、
それぞれ実質的に同平面状に連続しており、した
がつて、開孔2の深さはシート1の厚さと実質的
に同じである。シート1としては、厚さが0.01〜
1mmの、たとえば、ポリエチレンなどの可撓性プ
ラスチツクフイルムを用いることが好ましい。開
孔2の上縁4aで囲まれる面積は0.2〜1.1mm2であ
り、その下縁4bで囲まれる面積は0.15〜1mm2
あり、かつ、互いに近接する各開孔の下縁間の距
離は0.1〜0.5mmであることが、シート1の上面に
排泄された体液を、開孔2の上縁4aから下縁4
bへ導入する反面、その導入した体液がシート1
の上面へ逆流するのを抑制し、さらにはシート1
の強度を低下させないうえで好ましい。
第1図Bにおいて、開孔2の変形態様を示して
ある。この開孔2は、第1図Aに示す開孔2の断
面が円弧で形成してあるのに対し、深さ方向の中
間部位で鋭角に屈曲する直線で形成してある。
第1A,Bにおける開孔2において共通するこ
とは、開孔2の中間部位4cからその上下縁4
a,4bへテーパー状に漸次拡大していて、中間
部位4cで囲まれる断面積が0.15〜1mm2であるこ
とが好ましいということである。
本考案のこうした被覆シートは、第2図に例示
するように、吸収性物品の被覆シート1として用
いる。吸収性物品は、たとえば、使い捨てオム
ツ、生理用ナプキンなどであり、被覆シート1
と、吸収体6と、その下面に位置する液不透過性
シート7とを含む。
(3) 考案の効果 本考案にかかる被覆シートによれば、吸収性物
品の被覆シートとして用いた場合、該シートが物
品の吸収体と使用者の肌当接面との間で加圧され
ても、開孔の下縁が該シートの下面と実質的に同
平面状に連続しているから、つまり、該シートの
下面から突出していないから、圧潰されて閉塞さ
れることが全くなく、とくに使用者の体重で強く
加圧されることが多い使い捨てオムツ、生理用ナ
プキンなどの吸収性物品用として実用に供しきわ
めて好適である。
また、開孔の体液の通過を許す孔の大きさは実
質的にその深さ方向中間部位で囲まれる断面積で
あり、その中間部位から上下縁へそれぞれテーパ
ー状に拡大する上下縁でそれぞれ囲まれる断面積
はその中間部位の断面積よりも大きいため、使用
者の肌に接触する被覆シートの上面および吸収体
に接触するその下面の各非開孔の面積は、体液の
通過を許す開孔の断面積が小さい割りには、例え
ば、開孔の深さ方向と交差する各部位の断面積を
その上縁から下縁まで均等に形成した場合に比較
して、大きくなる。したがつて、被覆シートの上
面で肌に湿潤感を与えることが少なく、かつ、毛
細管作用で被覆シートの下面から上面へ体液が逆
流することも少ない。
また開孔はその深さ方向中間部位からその上下
縁へ漸次テーパー状に拡大する断面形状であるこ
とを本質とするから、上テーパー部と下テーパー
部とをほぼ対称であつて被覆シートの上下面の方
向性が実質的にないように形成して、吸収性物品
の種別などによつては、被覆シートの実施例にお
ける上下面を逆にして使用するようにすることも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは本考案にかかる被覆シートの各
実施例を示す拡大断面部分図、第2図は同シート
を用いた吸収性物品の拡大断面部分図、第3図・
第4図は公知の被覆シートの拡大断面部分図であ
る。 1……シート、2……開孔、3……非開孔域、
4a……上縁、4b……下縁、4c……中間部
位、5a……上面、5b……下面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも吸収体の上面を被覆する液不透過性
    シートに所定間隔で多数の開孔を配列してある吸
    収性物品の被覆シートにおいて、前記開孔は、そ
    の断面形状がその深さ方向中間部位からその上下
    縁へ漸次テーパー状に拡大するように形成してあ
    ることを特徴とする前記シート。
JP1987191503U 1987-12-16 1987-12-16 Expired JPH0445699Y2 (ja)

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JPH0195920U JPH0195920U (ja) 1989-06-26
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