JPH0445325Y2 - - Google Patents

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JPH0445325Y2
JPH0445325Y2 JP1986173382U JP17338286U JPH0445325Y2 JP H0445325 Y2 JPH0445325 Y2 JP H0445325Y2 JP 1986173382 U JP1986173382 U JP 1986173382U JP 17338286 U JP17338286 U JP 17338286U JP H0445325 Y2 JPH0445325 Y2 JP H0445325Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は手動型複写機に関するものであり、特
に、インクドナーフイルムの無駄な消費を防止す
るのに好適な手動型複写機に関するものである。
(従来の技術) 手動型複写機は、例えば特公昭45−13858号公
報、特公昭55−108680号公報、特公昭56−57359
号公報等に記載されているように、オペレータが
当該手動型複写機を直接手に持つて原稿上を走査
し、画情報を読取り、そして該画情報を感熱記録
用紙、あるいはインクドナーフイルムを用いて普
通紙に記録するものである。
画情報をインクドナーフイルムを用いて普通紙
に記憶する手動型複写機においては、その両端部
がリールに巻回され、サーマルヘツドと対向する
ように配置されたインクドナーフイルムを、記録
紙に当接させ、当該手動型複写機を記録紙上で摺
動させることにより、印字が行われる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有
していた。
前記手動型複写機においては、サーマルヘツド
は当該複写機のケーシングのほぼ中央に配置され
ているので、印字が終了したかどうかは、記録用
紙上の印字部分がサーマルヘツドの発熱部を離脱
してオペレータの視野内に入らなければ確認する
ことができない。
インクドナーフイルムは、当該複写機が記録用
紙上を摺動している間は、該記録用紙と密着しな
がらリールに巻き取られるので、印字が終了して
から前記印字部分がオペレータの視野内に入るま
での間は、印字に使用されないインクドナーフイ
ルムがリールに巻き取られることになる。
この結果、インクドナーフイルムの消費量が多
くなり、記録用紙一枚当りの印刷コストが上昇す
る。
本考案は、前述の問題点を解決するためになさ
れたものである。
(問題点を解決するための手段および作用) 前記の問題点を解決するために、本考案は、画
情報読取り時においては、読取られた画情報のう
ちの最後の画情報に対応するアドレスをエンドア
ドレスとして記憶し、画情報記録時においては、
前記エンドアドレスに対応する画情報が記録され
た時に、その旨をブザー、ランプ等を用いて表示
し、あるいは、インクドナーフイルムの巻き取り
を機械的にロツクするという手段を講じ、これに
より最後の画情報が記録されたならば、直ちに当
該手動型複写機の印字動作を終了することができ
るようにして、インクドナーフイルムの使用量を
最小限に抑えることができるようにした点に特徴
がある。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本考案を詳細に説明
する。
第2図は本考案の一実施例の概略構成図であ
る。
図において、手動型複写機50は、イメージセ
ンサ(CCD)等の画像読取りセンサおよび証明
手段(いずれも図示せず)より成る読取り部3、
該読取り部3により読取られた画情報を一時的に
記憶する画像メモリを有する画像記憶部4、当該
手動型複写機のケーシングに形成された開口部に
配置され、その両端部がリール2Aに巻回された
インクドナーフイルム2、該インクドナーフイル
ム2と対向するように配置されたサーマルヘツド
1、およびそれらを制御すると共に、第3図に関
して後述する表示手段を有する制御装置5を具備
している。
前記リール2Aには、例えばインクドナーフイ
ルム2が所定の一方向のみに回動可能となるよう
に、ワンウエイクラツチが取付けられている。
当該手動型複写機50を用いた画情報の読取り
は、まず該複写機50を手に持ち、前記読取り部
3の画像読取りセンサを原稿に当接させ、そして
読取り開始スイツチ(図示せず)をオンにした状
態で該複写機50を原稿面上で摺動させることに
より行われる。前記読取りの速度は、手動型複写
機50の摺動速度、換言すればオペレータの手の
移動速度と比例する。
読取られた画情報の記録は、インクドナーフイ
ルム2を記録用紙に当接させ、そして記録開始ス
イツチ(図示せず)をオンにした状態で手動型複
写機50を摺動させることにより行われる。前記
記録の速度は、前記読取り操作と同様に、手動型
複写機50の摺動速度と比例する。
第3図は本考案の一実施例の内部構成を示す概
略ブロツク図である。
第3図において、CCD等の画像読取りセンサ
11は、SP変換器(シリアル/パラレル変換器)
12を介して画像メモリ13に接続されている。
またサーマルヘツド1は、ドライバ14を介して
前記画像メモリ13に接続されている。
15はマイクロコンピユータであり、周知のよ
うにCPU16,ROM17,RAM18、入出力
インターフエース19、およびそれらを接続する
共通バス20より成る。前記入出力インターフエ
ース19は、前記画像メモリ13に接続されてい
る。
ブザー、あるいはランプ等により構成される表
示手段22は、ドライバ21を介して前記入出力
インターフエース19に接続されている。
読取り開始スイツチ31および記録開始スイツ
チ35も、前記入出力インターフエース19に接
続されている。
さて、読取り開始スイツチ31の操作により画
像読取りセンサ11から出力される画情報は、
SP変換器12によりシリアル/パラレル変換さ
れ、マイクロコンピユータ15より出力されるア
ドレス信号により、画像メモリ13内に順次記憶
される。
前記マイクロコンピユータ15内のRAM18
は、前記画像読取りセンサ11により読取られた
画情報のうちの、最後の一画素分の画情報に対応
するアドレス信号(以下、エンドアドレスとい
う)を記憶する。前記エンドアドレスは、例え
ば、オペレータの手により操作される読取り開始
スイツチが、オン状態からオフになつた時に出力
されるアドレス信号である。
つぎに、前記CPU16は、記録開始スイツチ
35の操作により、当該手動型複写機の搬送速度
と同期して画情報がドライバ14に出力されるよ
うに、画像メモリ13をアクセスする。前記ドラ
イバ14は、供給された画情報に応じて、サーマ
ルヘツド1を付勢し、これにより、インクドナー
フイルム上に付着されたインクが記録用紙に転写
される。
前記マイクロコンピユータ15は、エンドアド
レスに対応する画情報が画像メモリ13からドラ
イバ14に出力されたならば、すなわち画像メモ
リ13内に記憶されたすべての画情報がドライバ
14に出力されたならば、前記画像メモリ13へ
のアクセスを中止し、同時にドライバ21を付勢
する。
第1図は、第2,3図に示された本考案の一実
施例の機能ブロツク図である。第1図において、
第2,3図と同一の符号は、同一または同等部分
をあらわしている。
第1図において、画像読取りセンサ11および
読取り開始スイツチ31、ならびに画像メモリ内
の画情報入力エリアを設定するアドレス設定手段
32は、エンドアドレス識別手段33に接続され
ている。前記エンドアドレス識別手段33は、読
取り開始スイツチ31がオンからオフになつた時
にアドレス設定手段32より出力されるアドレス
信号(エンドアドレス)を識別する。
前記エンドアドレス識別手段33は、画像メモ
リ13およびエンドアドレス記憶手段34に接続
されている。
前記画像メモリ13の出力線および前記エンド
アドレス記憶手段34は、比較手段36に接続さ
れている。また前記比較手段36は、ドライバ2
1を介して表示手段22に接続されている。前記
比較手段36は、エンドアドレス記憶手段34内
に記憶されたエンドアドレス、および画像メモリ
13より出力される画情報に対応するアドレス信
号を比較し、それらが一致した時点でその旨を示
す信号を、前記ドライバ21に出力する。
記録開始スイツチ35は、前記画像メモリ13
に接続されている。また、前記画像メモリ13よ
り出力される画情報は、ドライバ14を介してサ
ーマルヘツド1に供給される。
以上の構成を有する本考案の一実施例におい
て、読取り開始スイツチ31をオンにすると共
に、画像読取りセンサ11を原稿面で摺動させる
と、該摺動に応じて、前記画像読取りセンサ11
およびアドレス設定手段32から、画情報および
アドレス信号が出力される。前記画情報およびア
ドレス信号は、エンドアドレス識別手段33を介
して画像メモリ13に供給される。前記画情報
は、アドレス信号に応じて画像メモリ13に記憶
される。
読取り開始スイツチ31をオフにすると、前記
エンドアドレス識別手段33は、その時に前記ア
ドレス設定手段32より出力されたアドレス信
号、すなわちエンドアドレスをエンドアドレス記
憶手段34に出力する。前記エンドアドレスは、
エンドアドレス記憶手段34に記憶される。
つぎに、記憶開始スイツチ35をオンにする
と、サーマルヘツド1の摺動速度に応じて、画像
メモリ13より画情報が出力され、ドライバ14
が付勢される。これにより印字が開始される。
前記画像メモリ13より、該メモリ内に記憶さ
れた最後の画情報が出力されると、比較手段36
において、該画情報に対応するアドレス信号がエ
ンドアドレスであると判別され、ドライバ21が
付勢される。この結果、表示手段22を構成する
ブザーまたはランプが、鳴りまたは点灯する。
前記表示手段22の付勢により、当該オペレー
タは印字の終了を知ることができるので、該印字
終了後、直ちに記録開始スイツチ35をオフし
て、印字動作を終了することができる。この結
果、インクドナーフイルムの無駄な巻き取りを防
止することができる。
さて、前述の説明においては、比較手段36の
出力信号により、ブザーまたはランプにより構成
される表示手段22が付勢されるものとして説明
したが、本考案においては特にこれのみに限定さ
れることはなく、例えば、インクドナーフイルム
を巻きとるためのリールに設けられたワンウエイ
クラツチを、前記比較手段36の出力信号によ
り、機械的にロツクしてしまうインクドナーフイ
ルムのロツク手段を備えるようにして、印字終了
後は当該手動型複写機を記録用紙上で摺動するこ
とが出来なくなるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、次のような効果が達成される。
すなわち、エンドアドレスに対応する画情報が
印字された後、ブザー、ランプ等が付勢され、あ
るいはインクドナーフイルムの摺動がロツクされ
るので、直ちに当該手動型複写機の印字動作を終
了することができる。したがつて、インクドナー
フイルムの使用量を最少限に抑えることができ、
これにより、記録用紙一枚当りの印字コストを減
少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の機能ブロツク図、
第2図は本考案の一実施例の概略構成図、第3図
は本考案の一実施例の内部構成を示す概略ブロツ
ク図である。 1……サーマルヘツド、2……インクドナーフ
イルム、11……画像読取りセンサ、13……画
像メモリ、14,21……ドライバ、15……マ
イクロコンピユータ、22……表示手段、31…
…読取り開始スイツチ、32……アドレス設定手
段、33……エンドアドレス識別手段、34……
エンドアドレス記憶手段、35……記録開始スイ
ツチ、36……比較手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 当該複写機を原稿上で走査することにより画
    情報を読取り、画像メモリ内に記憶し、当該複
    写機を記録用紙上で走査することにより前記画
    像メモリ内に記憶された画情報を、インクドナ
    ーフイルムを用いて記録用紙に記録する手動型
    複写機であつて、 画情報読取り時に、読取られた画情報の最後
    の画情報に対応するエンドアドレスを識別する
    エンドアドレス識別手段と、 前記エンドアドレスを記憶するエンドアドレ
    ス記憶手段と、 画情報記録時に、前記エンドアドレス記憶手
    段に記憶されたエンドアドレス、および前記画
    像メモリより出力される画情報に対応するアド
    レスを比較し、それらが一致したときに出力信
    号を発生する比較手段と、 前記比較手段の出力により付勢される表示手
    段もしくはインクドナーフイルムのロツク手段
    とを具備したことを特徴とする手動型複写機。 (2) 前記表示手段は、ブザーであることを特徴と
    する前記実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    手動型複写機。 (3) 前記表示手段は、ランプであることを特徴と
    する前記実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    手動型複写機。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6374255A (ja) * 1986-09-17 1988-04-04 Casio Comput Co Ltd 画像データ処理装置

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JPS6374255A (ja) * 1986-09-17 1988-04-04 Casio Comput Co Ltd 画像データ処理装置

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