JPH0443700B2 - - Google Patents

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JPH0443700B2
JPH0443700B2 JP59140433A JP14043384A JPH0443700B2 JP H0443700 B2 JPH0443700 B2 JP H0443700B2 JP 59140433 A JP59140433 A JP 59140433A JP 14043384 A JP14043384 A JP 14043384A JP H0443700 B2 JPH0443700 B2 JP H0443700B2
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JP
Japan
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iron
catalyst
titania
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mixture
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JP59140433A
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Ei Fuiato Rotsuko
Eru Kaguraa Edoin
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ExxonMobil Technology and Engineering Co
Original Assignee
Exxon Research and Engineering Co
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Publication of JPH0443700B2 publication Critical patent/JPH0443700B2/ja
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 COとH2との混合物を炭化水素へ転化させるた
めのフイツシヤー・トロプシユ触媒のような鉄−
チタニア混合物の使用は、当業者には公知であ
る。例えば、米国特許第2543327号には、酸化鉄
が天然産マグネタイトの形の、好ましくはアラン
ウツド(Alan Wood)鉱としてのフイツシヤ
ー・トロプシユ合成用チタニア促進酸化鉄が記載
されている。この記載中には、典型的な触媒は、
アランウツド(Alan Wood)鉱13600gをチタニ
ア98gおよび促進剤として用いられる炭酸カリウ
ム216gと混合することによつて得られると示さ
れている。該特許記載の水素:一酸化炭素比は好
ましくは少なくとも2/1であるとして記載され
ており、結果は、触媒が比較的活性に乏しく、メ
タンの生成に対して大きい選択性があり、C2 +
化水素の生成に対する選択性が非常に小さいこと
が示されている。すなわち、フイツシヤー・トロ
プシユ生成物は主としてメタンである。同様に、
英国特許第1512743号にも酸化鉄を酸化チタン、
酸化亜鉛、炭酸カリウムと混合し、得られた混合
物を焼結した後、500℃に於て長時間還元するチ
タニア促進、塊状鉄型のフイツシヤー・トロプシ
ユ触媒が記載されている。この触媒はCOとH2
の混合物の転化に関して比較的合理的な活性を有
しているが、生成物は主として(すなわち約73
%)オレフイン系、不飽和C2/C4炭化水素であ
り、C2/C4飽和炭化水素すなわちアルカンの生
成は約10%に過ぎなかつた。米国特許第4192777
号および第4154751号はフイツシヤー・トロプシ
ユ合成反応に於けるカリウム促進、族金属クラ
スター触媒の使用に関するものであるが、チタニ
ア上担持鉄が有用なフイツシヤー・トロプシユ触
媒があろうと示唆している。しかしチタニア上担
持鉄の製造は記載されていない。これらの特許の
実施例中には、チタニア以外の種々の担体上の鉄
を記載しているが、担体上の鉄の量は一般に約5
%未満である。米国特許第4261865号にはCOと
H2との混合物からα−オレフインを製造するた
めのチタン酸鉄−アルカリ金属水酸化物触媒が記
載されている。すなわち、触媒はアルカリ金属水
酸化物と共にチタニア上担持鉄ではなくむしろチ
タン酸鉄化合物である。 フイツシヤー・トロプシユ合成用チタニア促
進、塊状鉄触媒のもう1つの例は、React.Kinet.
Catal.Lett.第17巻、No.3−4373−378頁(1981)
の“担持鉄触媒上でのCO2(CO)の水素化縮合
(Hydrocondensation of CO2(CO) Over
Supported Iron(atalysts)”と題する論文中に見
られる。この論文にはカリウムで促進された酸化
鉄、チタニア、アルミナ、酸化銅触媒が記載され
ている。同様に、ヨーロツパ特許出願
EP0071770A2号には鉄:チタニア比が1/10よ
り大きくなり得る鉄チタニア触媒を含むフイツシ
ヤー・トロプシユ触媒が記載されている。しか
し、実際の鉄−チタニア触媒はチタニア上担持鉄
触媒ではなく、活性鉄触媒成分が酸化チタンマト
リツクス全体にわたつて分布している、共沈技術
で製造された鉄/チタニア触媒である。かくし
て、得られた触媒はチタニア上担持鉄ではなく、
むしろバルク相鉄/チタニア混合物であり、フイ
ツシヤー・トロプシユ合成に用いるとき、主とし
てオレフインを生成した。オレフイン生成量は一
般に全炭化水素生成物の約80%を越えていた。 鉄がチタニア上に担持されているフイツシヤ
ー・トロプシユ用鉄/チタニア触媒に関しては、
バニス(Vannice)の1982年の論文、CO水素化
触媒としてのチタニア担持金属(Titania−
Supported Metals as CO Hydrogenation
Catalysts)〔J.Catalysis,74,P.199−202
(1982)〕中に、金属鉄として計算した鉄の量が
鉄/チタニア複合体の5%であるフイツシヤー・
トロプシユ合成用鉄/チタニア触媒の使用が記載
されているが、この触媒はフイツシヤー・トロプ
シユ合成に対して非常に低い活性を示す。 ビー.イメリク(B.Imelik)ら編著“触媒作
用に於ける金属−担体および金属−添加剤の影響
(Metal−Support and Metal−Additive
Effects in Catalysis)”,P.337−348(1982)のレ
イモンド(Raymond)らの論文、鉄触媒による
一酸化炭素の水素化縮合に於ける触媒活性に及ぼ
す担体または添加剤の影響(Influence of The
Support or of an Additive on the Catalytic
Activity in The Hydrocondensation of
Carbon Monoxide by Iron Catalysts)にも、
鉄がチタニア上に担持されている鉄/チタニアフ
イツシヤー・トロプシユ触媒の使用が記載されて
いる。この論文に記載されている鉄/チタニア触
媒はチタン上に約9.5重量%の鉄を含み、得られ
た触媒の活性は鉄/チタニア触媒前駆体の活性化
前処理の関数として示されている。かくしてこの
論文には、前駆体を250℃に於てヘリウムか水素
で前処理すると、フイツシヤー・トロプシユ合成
の活性が比較的低いことが記載されていた。同様
に、500℃に於て15時間、水素で処理したもう1
つの複合体は全く活性を示さなかつた。触媒活性
が1気圧および反応温度250℃に於て9/1モル
比のH2/COを用いるメタン生成の関数としての
み示されていることに注目することが重要であ
る。 発明の総括 本発明者は、今回、チタニア上担持鉄からなる
触媒を用いてCOとH2との混合物から実質的な
C2 +アルカン炭化水素を製造することができるこ
とを発見した。当業者はイルメナイトが式
FeTiO3を有するチタン酸鉄であることを知つて
いる。チタニア担体の表面積に対する、Fe2O3
して計算した、該担持炭化鉄およびイルメナイト
中に存在する鉄の比は一般に約2〜25mg/m2の範
囲である。実質的なアルカン炭化水素とは、メタ
ンを含む炭化水素生成物の約50重量%以上がアル
カンC2 +炭化水素であることを意味する。好まし
い実施態様では、使用前に触媒を高温に於てCO
で前処理する。 発明の詳細な説明 本発明にとつて、炭化鉄とイルメナイトとの混
合物がチタニア担体上に担持されるのであつてチ
タニア担体との単なる混合物ではないということ
が本質的である。チタニア担体上の鉄担持量は炭
化鉄およびイルメナイトの両方の混合物を生成す
るのに十分でなければならない。一般に、このこ
とは、Fe2O3として計算した鉄担持量がチタニア
担体表面1m2当たり少なくとも約2mgの鉄をチタ
ニアが担持しなければ、触媒はCOとH2との混合
物の炭化水素への転化に対してほとんどまたは全
く活性を示さないことが発見された。一方、
TiO2担体表面1m2当たりFe2O3として計算した約
25mgを越える鉄がチタン担体上に担持されると、
触媒のアルカン生成に対する選択性が急激に減少
することが発見された。好ましくは、チタニア担
体上の炭化鉄およびイルメナイト混合物中に存在
する鉄の量は、チタニア担体表面1m2当たり
Fe2O3として計算して、約2.8〜8.3mgの範囲であ
る。 本発明の触媒は、初期湿潤(incipient
wetness)、多重含浸、細孔充填(porefilling)な
どのような公知の技術(その選択は実施者の都合
にまかされている)のいずれかを用いて適当な鉄
前駆体溶液からチタニア担体上へ鉄前駆体成分を
析出させることによつて製造される。前述したよ
うに、共沈または物理的混合のような他の触媒製
造法とは異なり、チタニア担体上へ鉄前駆体を析
出させることが重要である。含浸後、含浸物を乾
燥して過剰の溶媒および(または)水を除去す
る。乾いた含浸物を、次に、本発明の触媒へ転化
させるには多数の種々の方法を用いることができ
る。1つの方法では、含浸物をCO含有還元性ガ
ス、好ましくはCOとH2との混合物を含む還元性
ガスと接触させて直接本発明の触媒へ転化させ
る。かくして、含浸物からフイツシヤー・トロプ
シユ合成反応器中で、その場で、本発明の触媒を
製造することができることは当業者には明らかで
あろう。しかし、最初に乾燥含浸物をCOを含ま
ないH2含有還元性ガスと接触させて含浸物を還
元し、次いでこの還元含浸物をCOまたはCOと
H2との混合物のようなCO含有ガスと接触させて
本発明の触媒を製造する逐次処理を用いることが
好ましい。実際問題として、含浸物を焼成して担
持鉄前駆体成分を酸化鉄へ転化し、次に還元して
本発明の触媒を製造することによる本発明の触媒
の製造が商業的に有利であり得る。 複合体を還元性雰囲気および(または)CO含
有ガスと接触させて本発明の触媒を製造する前
に、カリウムまたは他のアルカリ金属のような促
進剤金属を含浸などによつて添加することができ
る。一般に、促進剤金属の存在量は、チタニア上
に担持されている鉄(Fe2O3として計算して)の
量に対して約0.5〜5重量%の範囲である。 担持酸化鉄ルートで本発明の触媒を得たい場合
には、乾燥含浸物を、空気中または他の酸化性雰
囲気中で、約120〜300℃の温度で十分な時間焼成
して担持鉄前駆体成分を酸化鉄へ転化させる。
鉄/チタニア含浸物を焼成して担持鉄前駆体化合
物を酸化鉄へ転化させた後、1種以上の促進剤物
質を有するかあるいは有しない酸化鉄/チタニア
複合体を、好ましくは、水素含有、正味還元性雰
囲気中で、300〜500℃の広範囲の温度で十分な時
間還元して酸化鉄を金属鉄へ転化させる。約300
℃未満の温度(すなわち250℃)で酸化鉄/チタ
ニア複合体を還元しようとすると、本発明の触媒
が後で得られないことがわかつた。 還元後COと接触させるかあるいは直接触媒を
製造するかあるいは担持酸化鉄ルートによるかと
いう本発明の触媒の製造に用いるルートには無関
係に、複合体を約500℃を越える温度で還元性ガ
スと接触させないことが重要である。約500℃を
越える還元温度では、CO水素化活性が比較的低
く、生成するC2 +炭化水素アルカンが50%未満に
なる触媒を生成する。さらに、500℃の還元温度
でも、あまり長時間、すなわち約10時間以上還元
を行うと有効性の低い触媒が得られる。かくし
て、複合体還元のための温度範囲は、適切な還元
のための時間−温度連続体が存在するので、正確
に臨界的に決めることはできない。 本発明の1つの好ましい実施態様に於ては、触
媒複合体を最初に還元し、次いで約200〜500℃、
好ましくは300〜400℃の範囲の温度で十分な時間
COと接触させて、チタニア上に担持されたイル
メナイトおよび炭化鉄混合物からなる触媒を製造
する。水素還元後のCO処理は触媒の生成物選択
性をほんの僅かしか変化させずに触媒のCO転化
活性を劇的に改良することが発見された。チタニ
ア担体上のイルメナイトおよび炭化鉄の混合物は
焼成鉄/チタニア複合体のCOとH2との混合物に
よる処理によつても得られるが、水素還元後CO
で処理することからなる逐次処理を用いることが
好ましい。さらに、この逐次処理を用いて本発明
の触媒を製造する場合には、CO処理に用いる温
度は水素還元に用いる温度より低いことが好まし
い。かくして、一般に、CO処理は、水素還元に
用いられる温度より約100〜200℃低い温度で行わ
れる。 本発明の触媒複合体が、水素還元後、反応器内
でその場で、COとH2との混合物からなる供給物
流と接触させて本発明の触媒を製造することによ
つて製造されている場合には、このようにして製
造された触媒の活性が、供給物流の水素含量を減
少または除去しかつ反応器内の温度を付加的に50
〜150℃、短時間(すなわち3−5時間)上げた
後、元の反応条件を再確立することによつて実質
的に増加することも発見された。 COとH2との混合物を本発明の触媒と、約200
〜350℃、好ましくは約250〜320℃の範囲の温度
で接触させることによつてCOとH2との混合物か
ら主としてC2 +アルカン炭化水素が製造される。
反応圧力は一般に約7.03〜35.15Kg/cm2ゲージ圧
(100〜500psig)、より好ましくは約10.545〜21.09
Kg/cm2ゲージ圧(150〜300psig)の範囲である
が、この範囲外の圧力も所望ならば使用すること
ができる。しかし、圧力があまり低過ぎる〔すな
わち<3.515Kg/cm2ゲージ圧(50psig)〕と、触媒
活性が非常に低下し、メタン生成が優勢になる。
圧力上限は、一般に経済的考慮で支配される。反
応帯域内のH2/COモル比は、一般に約1/2〜
3/1、好ましくは約1/2〜2/1、さらによ
り好ましくは約1/2〜1/1の範囲である。 本発明がより容易に理解されるように、以下、
実施例によつて説明する。 実施例 1 本実験では、室温に於て、チタニア粉末〔デグ
ツサ(Degussa)P−25〕を種々の量の鉄塩を含
むトリスオクサラト鉄酸アンモニウムの水溶液で
含浸することによつて多数のチタニア上担持鉄触
媒を製造した。得られた含浸物を空気中で乾燥
し、乾燥後、各含浸物を粉砕して粉末とし、空気
中で200℃に於て少なくとも1時間焼成して酸化
鉄/チタニア複合体を得た。各複合体試料1〜2
c.c.を外径9.525mm(3/8inch)のステンレス製管状
反応器中へ充填した。この反応器を、室温、常圧
に於て水素でフラツシユした。次に反応器温度
を、水素を流しつつ(90cm3/分)450℃まで上げ、
この条件で1〜2時間保つた。この後で、反応器
を冷却して温度を300℃とし、圧力を10.545Kg/
cm2ゲージ圧(150psig)へ上げた。次に、水素を、
3600v/v/時(標準毎時速度)の流速のH2
COの3/1モル混合物で置換した。反応器から
流出ガスをガスクロマトグラフ中へ供給して、
C1〜C15炭化水素、CO、CO2、N2のオンライン
分析を行つた。 本実験の結果は、TiO2表面積1m2当たりの
Fe2O3のgとして計算した触媒上の鉄担持量の関
数としてCO転化速度を図面中にプロツトするこ
とによつて示した。これらの結果は、チタニア1
m2当たり約2×10-3gのFe2O3がフイツシヤー・
トロプシユ活性のための予想外の最低の鉄担持量
であることを劇的に示している。 実施例 2 チタニア担体1m2当たりFe2O3として計算して
2×10-3gの鉄からなるもう1つの触媒を製造し
た。これは、硝酸第二鉄水溶液をチタニアスラリ
ー〔デグツサ(Degussa)P−25〕と、25℃に於
て1時間、撹拌しながら混合することによつて製
造した。次に、この混合物を、45mmHgの圧力で
3時間120℃に加熱して溶媒を除去し、固体含浸
物を得た。この固体含浸物を次に粉砕し、真空中
で、120℃に於て、1晩中乾燥した後、空気中で、
130〜150℃に於て1晩中乾燥した。この乾燥し、
焼成した粉末状複合体を、次に351.5〜1054.5
Kg/cm2(5000〜15000psi)でペレツトにし、粉砕
し、篩分けして20〜80メツシユ粒子にした。 この焼成触媒複合体8.8cm3を外径12.7mmのステ
ンレス鋼管状反応器中へ充填した後、50℃、常圧
に於て水素でパージした。次に、圧力を7.03Kg/
cm2ゲージ圧(100psig)に上げ、H2/N2の9/1
モル混合物を100c.c./分の速度で反応器中へ導入
した。次に反応器内の温度を6℃/分の速度で
500℃に上げ、この条件下で5時間保つて触媒を
製造した。次に、H2/N2流を、10容量%の窒素
で希釈した1/1モル比のCO/H2からなるフイ
ツシヤー・トロプシユ供給物流で置換した。反応
器圧力を21.09Kg/cm2ゲージ圧(300psig)に上げ
かつ温度を270℃に下げた後、ガス供給物を
500v/v/時(標準毎時空間速度)で導入した。
実施例1と同様に、反応器流出物をガスクロマト
グラフ中へ供給した。 本実験の結果は表1に示してあるが、炭化水素
生成物の57.2%がアルカンであり、メタン生成は
25%未満であることがわかる。 実施例 3 実施例2の実験を繰返した。但し、焼成触媒複
合体を、初め9/1モルのH2/N2混合物で500
℃に於て5時間、次にCO/N2の9/1モル比混
合物で350℃に於て5時間逐次処理した。本実験
の結果も表1に示してあるが、CO転化率が増加
し、アルカン収率が増しかつC5 +アルカン収率が
高くなる点で逐次水素CO処理の有利な影響を示
している。 実施例 4 60mlの蒸留水中の38.16gのトリスオクサラト
鉄酸アンモニウムの溶液を44.8gのチタニア〔デ
グツサ(Degussa)P−25〕に添加することによ
つて、チタニア担体1m2当たりFe2O3として計算
して4.2×10-3gの鉄を含む本発明のもう1つの
触媒を製造した。得られた混合物を、空気中で65
℃に於て3時間乾燥し、得られた含浸固体を粉砕
し200℃に於て6時間加熱して鉄錯体を分解し、
含浸物を焼成した。得られた粉末を、次に、室温
に冷却し、10mlの水に溶解した0.157gの炭酸カ
リウムで含浸した。この混合物を空気中で1時
間、120℃で乾燥して、焼成複合体の、Fe2O3
して計算した鉄含量に対するカリウム量が4.2%
であるカリウム促進複合体を得た。 このカリウム含有複合体を次にペレツトにし、
粉砕し、篩分けして20〜80メツシユ粒子とし、そ
の8.8c.c.を12.7mm(1/2inch)ステンレス鋼製反応
器中へ充填し、実施例2記載の方法を用いて処理
した。結果は表2に示してあるがオレフイン生成
が約5%未満であることがわかる。 実施例 5 実施例2の方法に従つて焼成複合体を生成し、
これをペレツトにし、粉砕し、篩分けして、触媒
がチタニア担体の1m2当たりFe2O3として計算し
て8.3×10-3gの鉄を含む本発明のもう1つの触
媒を製造した。この複合体を、ヘリウム中20%の
水素の混合物で、450℃に於て2時間還元した後、
ガスを流しながら25℃に冷却した。室温になつた
とき、水素流を止め、還元複合体を不動態化する
ため流れているヘリウム中へ酸素を2%濃度で導
入した。この水素還元物のX線回析図はTiO2(ア
ナターゼとルチルの両方)、FeTiO3(イルメナイ
ト)、Fe°(金属鉄)を示した。この同じ還元試料
を、次に、350℃に於てCOで1時間処理し、同ガ
ス中で室温へ冷却した。この後で、試料をヘリウ
ムでフラツシユした後、ヘリウム中3%酸素で不
動態化し、再びX線回析図を測定した。実施例3
で用いたCO処理はチタニアおよびイルメナイト
のX線粉末回析図に何らの影響も与えないで、金
属鉄のX線回析図を消失させることがわかつた。
CO処理後は炭化鉄Fe5C2のブロードな回析図が
現われ、COが金属鉄を炭化鉄の小粒子に転化さ
せることを示した。
【表】 条件:2MPa、500v/v/時、1:1 H2:CO、
500℃でH2前処理、350℃でCO前処理。 複合C5 +はN2内部標準法で測定した。 表 2 カリウム促進触媒 CO転化率、% 89.2 選択率、重量% CH4 18.9 C2 = 0.6 C2 0 18.2 C3 = 2.2 C3 0 17.8 C4 = 1.4 C4 0 11.1 C5 + 29.8 C2 =〜C4 = 4.2 C2 0〜C4 0 47.1 条件:290℃、2MPa、500v/v/時、1:1
H2:CO、500℃で5時間(≠10時間)H2前処
理、および350℃で5時間CO前処理。 複合C5 +はN2内部標準法で測定した。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の触媒の鉄担持量の関数として
CO転化速度をプロツトした図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 チタニア上に担持された炭化鉄およびイルメ
    ナイトの混合物を含む、COとH2との混合物から
    のC2 +アルカン炭化水素の製造に有用な触媒。 2 チタニア担体上に担持された炭化鉄およびイ
    ルメナイトの混合物を含み、かつ該担持炭化鉄お
    よびイルメナイト中に存在するFe2O3として計算
    した鉄の量がチタニア担体表面積1m2当たり2〜
    25mgの範囲である、特許請求の範囲第1項記載の
    触媒。 3 1種以上のアルカリ促進剤金属を含み、かつ
    該促進剤金属がFe2O3として計算した担持鉄の量
    に対して0.5〜5重量%の範囲の量で触媒上に存
    在する特許請求の範囲第2項記載の触媒。 4 使用前に高温に於いて付加的にCOと接触さ
    せてある特許請求の範囲第3項記載の触媒。 5 該高温が200〜500℃の範囲である特許請求の
    範囲第4項記載の触媒。 6 水素による該触媒の生成に用いる温度より
    100〜200℃低い温度で該CO接触を行つてある特
    許請求の範囲第5項記載の触媒。 7 COとH2との混合物からアルカン炭化水素を
    実質的に製造するために有用な、チタニア上に担
    持されたイルメナイトおよび炭化鉄の混合物を含
    む触媒の製造方法であつて、 (a) 最終触媒がチタニア担体表面1m2当たり
    Fe2O3として計算して少なくとも2mgの鉄の量
    で担持鉄を含むような量の鉄前駆体化号物溶液
    からチタニア担体物質上へ鉄を析出させる工程
    と、 (b) 工程(a)で生成したチタニア上担持鉄前駆体
    を、該鉄前駆体物質を分解しかつ該担持鉄の少
    なくとも一部分をFe2O3へ転化させるために十
    分な時間120〜500℃の温度で焼成する工程と、 (c) 工程(b)で生成した該焼成複合体を、該担持鉄
    の少なくとも1部分を還元複合体へ転化させる
    ために十分な時間300〜500℃の温度で水素と接
    触させる工程と、 (d) 工程(c)で生成した該還元複合体を、該触媒を
    製造するために十分な時間少なくとも200℃の
    高温でCOと接触させる工程とからなる製造方
    法。 8 該還元複合体を、使用前に200〜500℃の広範
    囲の温度でCOと接触させる特許請求の範囲第7
    項記載の方法。 9 COとH2とのガス混合物からのアルカン炭化
    水素を含む炭化水素の製造方法であつて、該混合
    物を、該供給物の少なくとも一部分をアルカン炭
    化水素へ転化させるために十分な時間、200〜350
    ℃の範囲の温度で、担持炭化鉄およびイルメナイ
    ト中に存在する担持鉄のFe2O3として計算した量
    がチタン担体表面1m2当たり少なくとも2×10-3
    gである、チタン上に担持された炭化鉄およびイ
    ルメナイトの混合物を含む触媒と接触させること
    からなる製造方法。 10 該担持炭化鉄およびイルメナイト中に存在
    するFe2O3として計算した担持鉄の量がチタニア
    担体1m2当たり2〜25mgの鉄の範囲である特許請
    求の範囲第9項記載の方法。 11 H2とCOとのガス供給物混合物を、該供給
    物の少なくとも一部分をアルカン炭化水素へ転化
    させるために十分な時間、200〜350℃の温度で、
    チタニア上に担持された炭化鉄およびイルメナイ
    トの混合物を含む触媒と接触させることからなる
    H2とCOとのガス供給物混合からの主としてアル
    カン炭化水素の製造方法であつて、該担持炭化鉄
    およびイルメナイト中に存在するFe2O3として計
    算した鉄の量がチタニア担体表面1m2当たり少な
    くとも2×10-3gの鉄であり、かつ該触媒が、鉄
    前駆体化合物を該チタニア担体上へ析出させて
    鉄/チタニア複合体を生成しかつ該複合体を焼成
    して該前駆体化合物を分解し且つその少なくとも
    一部分を酸化鉄へ転化させた後、該酸化鉄/チタ
    ニア複合体をまず少なくとも300℃の温度で十分
    な時間水素と接触させて還元複合体を生成しかつ
    次いで該還元複合体を少なくとも200℃の温度で
    十分な時間COと接触させることによつて該酸化
    鉄/チタニア複合体を還元して該触媒を製造する
    ことによつて製造されている、アルカン炭化水素
    の製造方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5223005A (en) * 1975-08-16 1977-02-21 Ruhrchemie Ag Process for preparing unsaturated hydrocarbon
JPS5867345A (ja) * 1981-08-05 1983-04-21 シエ−リング・アクチエンゲゼルシヤフト 合成ガスから主として線状のα−オレフインを製造するための触媒及び主として線状のα−オレフインの製法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5223005A (en) * 1975-08-16 1977-02-21 Ruhrchemie Ag Process for preparing unsaturated hydrocarbon
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