JPH044349Y2 - - Google Patents
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- JPH044349Y2 JPH044349Y2 JP6240485U JP6240485U JPH044349Y2 JP H044349 Y2 JPH044349 Y2 JP H044349Y2 JP 6240485 U JP6240485 U JP 6240485U JP 6240485 U JP6240485 U JP 6240485U JP H044349 Y2 JPH044349 Y2 JP H044349Y2
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- JP
- Japan
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- grid
- cathode
- electron beam
- electron
- electrode
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- Expired
Links
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- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
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- OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N Calcium Chemical compound [Ca] OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052788 barium Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Microwave Tubes (AREA)
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、グリツド制御マイクロ波管のグリツ
ド構造に関するものである。
ド構造に関するものである。
近年、レーダ用のマイクロ波管は、レーダの性
能特にECM機能を向上させるため、発振管であ
るマグネトロンから増幅管である進行波管やクラ
イストロンに移行する傾向にある。従来マイクロ
波管を動作させる変調器は、カソード変調方式を
利用していたが、小電力でパルス制御のできるグ
リツド変調方式の採用が増加している。しかし、
グリツド変調方式で動作させるマイクロ波管にお
いては、管球のカソードと陽極あるいはボデイ電
極(遅波回路)の間に電子ビーム制御用のグリツ
ド電極が必要である。
能特にECM機能を向上させるため、発振管であ
るマグネトロンから増幅管である進行波管やクラ
イストロンに移行する傾向にある。従来マイクロ
波管を動作させる変調器は、カソード変調方式を
利用していたが、小電力でパルス制御のできるグ
リツド変調方式の採用が増加している。しかし、
グリツド変調方式で動作させるマイクロ波管にお
いては、管球のカソードと陽極あるいはボデイ電
極(遅波回路)の間に電子ビーム制御用のグリツ
ド電極が必要である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述したグリツド電極は、電子ビームを小電力
(数百ボルト)でパルス制御するコントロールグ
リツドと、電子ビームがコントロールグリツドに
直接注入することを防止するためのシヤドウグリ
ツドで構成されている。これらのグリツド電極
は、およそ1050℃の高温のカソードに非常に近接
しており、また、各々のグリツドどうしの間隔は
0.3〜0.5mm程度に設けられているため、カソード
からの電子放射物質、例えばバリウム、カルシウ
ムが付着し易く、突起を生じ電界が集中してグリ
ツド間でスパーク(放電絶縁破壊)を生じ管球に
致命的な破損をもたらす危険があつた。
(数百ボルト)でパルス制御するコントロールグ
リツドと、電子ビームがコントロールグリツドに
直接注入することを防止するためのシヤドウグリ
ツドで構成されている。これらのグリツド電極
は、およそ1050℃の高温のカソードに非常に近接
しており、また、各々のグリツドどうしの間隔は
0.3〜0.5mm程度に設けられているため、カソード
からの電子放射物質、例えばバリウム、カルシウ
ムが付着し易く、突起を生じ電界が集中してグリ
ツド間でスパーク(放電絶縁破壊)を生じ管球に
致命的な破損をもたらす危険があつた。
本考案は、電子ビームを小電力でパルス制御す
るグリツド電極において、コントロールグリツド
とシヤドウグリツドの電子ビーム通過孔にストレ
ート部を有し、しかもグリツドの対向する側のビ
ーム通過孔に共にテーパを設けることによりカソ
ードからの電子放射物質等の付着による電界集中
を低減させるようにしたことを特徴とする。この
ような構成とすることにより安定なグリツド制御
ナイクロ波管の電子銃装置が得られる。
るグリツド電極において、コントロールグリツド
とシヤドウグリツドの電子ビーム通過孔にストレ
ート部を有し、しかもグリツドの対向する側のビ
ーム通過孔に共にテーパを設けることによりカソ
ードからの電子放射物質等の付着による電界集中
を低減させるようにしたことを特徴とする。この
ような構成とすることにより安定なグリツド制御
ナイクロ波管の電子銃装置が得られる。
次に、本考案について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は、本考案の電子銃装置の断面図で、グ
リツド制御マイクロ波管の電子銃1は、球面状の
カソード2に近接して同じく球面上のシヤドウグ
リツド3およびコントロールグリツド4があり、
ヒータ5によつて加熱されてカソード2から電子
ビームが、第2図の拡大図に示すように2個のグ
リツド3,4のそれぞれ目合せして設けられたビ
ーム通過孔13,14を通り抜け集束電極6およ
び陽極7で静電集束され更に軸方向の磁界により
磁界集束されて、ドリフト管8を通つてコレクタ
(図示せず)に到達する。また、電子ビームをパ
ルス制御するために設けられたシヤドウグリツド
3はカソードと同電位になつており電子ビームが
コントロールグリツド4への衝突を防ぎ、コント
ロールグリツド4は、シヤドウグリツド3と0.3
〜0.5mm程度の間隔で配置され、絶縁体9によつ
てカソードと絶縁しカソード電位に対しプラス数
百ボルトのパルス電圧が加えられ、このパルス電
圧に同期した電子ビームがカソードから取り出さ
れる。
リツド制御マイクロ波管の電子銃1は、球面状の
カソード2に近接して同じく球面上のシヤドウグ
リツド3およびコントロールグリツド4があり、
ヒータ5によつて加熱されてカソード2から電子
ビームが、第2図の拡大図に示すように2個のグ
リツド3,4のそれぞれ目合せして設けられたビ
ーム通過孔13,14を通り抜け集束電極6およ
び陽極7で静電集束され更に軸方向の磁界により
磁界集束されて、ドリフト管8を通つてコレクタ
(図示せず)に到達する。また、電子ビームをパ
ルス制御するために設けられたシヤドウグリツド
3はカソードと同電位になつており電子ビームが
コントロールグリツド4への衝突を防ぎ、コント
ロールグリツド4は、シヤドウグリツド3と0.3
〜0.5mm程度の間隔で配置され、絶縁体9によつ
てカソードと絶縁しカソード電位に対しプラス数
百ボルトのパルス電圧が加えられ、このパルス電
圧に同期した電子ビームがカソードから取り出さ
れる。
本考案は、電子銃のコントロールグリツド3と
シヤドウグリツド4の電子ビーム通過孔13,1
4にストレート部を有し、しかもグリツド同志の
対向する側のビーム通過孔にテーパ10を設けて
いる。グリツド間のスパークは、両グリツドのビ
ーム通過孔の対向端部間で生じるが、このような
テーパを設けると電子放射物質は主としてテーパ
部分に付着するので、エツジができることがな
く、また両グリツドの間隔が狭くなつて電界が増
大することもおさえられる。また、グリツドのビ
ーム通過孔の外側端部に電子放射物質がついて
も、一方のグリツドの内側端部と他方のグリツド
の外側端部間の距離は両グリツド間隔の倍程度あ
るので電界は相当弱くなりスパークを生じること
は少ない。
シヤドウグリツド4の電子ビーム通過孔13,1
4にストレート部を有し、しかもグリツド同志の
対向する側のビーム通過孔にテーパ10を設けて
いる。グリツド間のスパークは、両グリツドのビ
ーム通過孔の対向端部間で生じるが、このような
テーパを設けると電子放射物質は主としてテーパ
部分に付着するので、エツジができることがな
く、また両グリツドの間隔が狭くなつて電界が増
大することもおさえられる。また、グリツドのビ
ーム通過孔の外側端部に電子放射物質がついて
も、一方のグリツドの内側端部と他方のグリツド
の外側端部間の距離は両グリツド間隔の倍程度あ
るので電界は相当弱くなりスパークを生じること
は少ない。
この構造により、カソードからの電子放射物質
等がグリツドの電子ビーム通過孔13,14の端
部に付着し電界が集中してグリツド間でのスパー
ク現象を起こすことを低減できる。また、この構
造によれば電子銃装置の電気的特性を変化なく動
作できることになる。
等がグリツドの電子ビーム通過孔13,14の端
部に付着し電界が集中してグリツド間でのスパー
ク現象を起こすことを低減できる。また、この構
造によれば電子銃装置の電気的特性を変化なく動
作できることになる。
以上説明したように、本考案の電子銃構造によ
り、構造を複雑にすることなしにグリツド間のス
パークを防止し安定なマイクロ波管を提供でき
る。
り、構造を複雑にすることなしにグリツド間のス
パークを防止し安定なマイクロ波管を提供でき
る。
第1図は、本考案の1実施例の縦断面図、第2
図はカソードとグリツド部の一部拡大図である。 1……電子銃、2……カソード、3……シヤド
ウグリツド、4……コントロールグリツド、5…
…ヒータ、6……集束電極、7……陽極、8……
ドリフト管、9……絶縁体、10……ビーム通過
孔に設けたテーパ、13……シヤドウグリツドの
ビーム通過孔、14……コントロールグリツドの
ビーム通過孔。
図はカソードとグリツド部の一部拡大図である。 1……電子銃、2……カソード、3……シヤド
ウグリツド、4……コントロールグリツド、5…
…ヒータ、6……集束電極、7……陽極、8……
ドリフト管、9……絶縁体、10……ビーム通過
孔に設けたテーパ、13……シヤドウグリツドの
ビーム通過孔、14……コントロールグリツドの
ビーム通過孔。
Claims (1)
- 電子ビームを放出する陰極と、電子ビームをパ
ルス制御するコントロールグリツドと、前記陰極
と前記コントロールグリツドの間に設置されたシ
ヤドウグリツドと、電子ビームを集束する集束電
極と、この集束電極に対向して設けられ電子ビー
ムを加速する加速電極とを有するグリツド制御マ
イクロ波管の電子銃装置において、コントロール
グリツドとシヤドウグリツドの電子ビーム通過孔
に対向する側の孔径を共にテーパを付けて広げた
ことを特徴とする電子銃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6240485U JPH044349Y2 (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6240485U JPH044349Y2 (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61178251U JPS61178251U (ja) | 1986-11-07 |
JPH044349Y2 true JPH044349Y2 (ja) | 1992-02-07 |
Family
ID=30591589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6240485U Expired JPH044349Y2 (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH044349Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-04-25 JP JP6240485U patent/JPH044349Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61178251U (ja) | 1986-11-07 |
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