JPH0442871Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、ベースと、該ベース上に取付けられ
るCRTシヤーシと、これらベース及びCRTシヤ
ーシの前部及び後部に取付けられる化粧枠及びカ
バーとからなるCRT表示装置のハウジング構造
に関する。

［従来の技術］ 従来、この種のCRT表示装置のハウジング構
造としては、例えば第３図に示すようなものがあ
る。

図中１２は化粧枠、１３はベース、１４は
CRTシヤーシ、１５はカバーで、ベース１３上
にCRTシヤーシ１４を取付け、これらベース１
３及びCRTシヤーシ１４にフアスナ１６，１７
等を用いて化粧枠１２及びカバー１５を取付けけ
るようにしている。即ち、ベース１３にはネジ部
１８，１９，２０及び凹部２２が設けられ、
CRTシヤーシ１４にはネジ部２１が設けられ、
更にカバー１５には凹陥部２３、角孔２４、凸部
２４及び孔２６が設けられ、ベース１３のネジ部
１９にネジ固定されたフアスナ１６とカバー１５
の角孔２４、凹部２２と凸部２５、CRTシヤー
シ１４のネジ部２１にネジ固定されたフアスナ１
７とカバー１５の凹陥部２３をそれぞれ係合させ
るようにしていた。

［解決すべき問題点］ 上述した従来のCRT表示装置のハウジング構
造にあつては、ベース１３のネジ部１９にネジ固
定されたフアスナ１６とカバー１５の角孔２４、
同じく凹部２２と凸部２５、CRTシヤーシ１４
のネジ部２１にネジ固定されたフアスナ１７とカ
バー１５の凹陥部２３をそれぞれ係合させる際
に、位置決めをする機構がないため係合がスムー
ズにいかないという欠点を有している。

［問題点の解決手段］ 本考案は、上記従来の問題点に着目してなされ
たもので、CRTシヤーシとカバーの係合位置決
めが容易にでき、調整工数の削減、構成部品の簡
素化、過剰強度の防止、軽量化、原価低減等のな
し得るCRT表示装置のハウジング構造を提供せ
んとするものである。

そのために、本考案は、ベースと、該ベース上
に取付けられるCRTシヤーシと、これらベース
及びCRTシヤーシの前部及び後部に取付けられ
る化粧枠及びカバーとからなるCRT表示装置の
ハウジング構造において、前記ベースにフアスナ
部と案内レール部を設け且つ前記CRTシヤーシ
にフアスナを設けると共に、前記カバーにベース
のフアスナ部及びCRTシヤーシのフアスナに係
合する角孔及び凹陥部並びにベースの案内レール
部と係合する凸部を設けたことを特徴とする
CRT表示装置のハウジング構造を提供するもの
である。

［実施例］ 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。

第１図は本考案の一実施例に係るハウジング構
造の斜視図、第２図はベースの案内レール部と、
カバーの凸部の係合状態を示す斜視図である。

このハウジング構造ではベース２と、該ベース
２に取付けられるCRTシヤーシ３と、これらベ
ース２及びCRTシヤーシ３の前部及び後部に取
付けられる化粧枠１及びカバー４とからなる。

ベース２には、フアスナ部５及び案内レール部
６が設けられている。

CRTシヤーシ３には、上部にネジ部７が設け
られ、該ネジ部７にフアスナ１１が取付けられる
ようになつている。

カバー４には、ベース２のフアスナ部５及び
CRTシヤーシ３のフアスナ１１に係合する角孔
９及び凹陥部８並びにベース２の案内レール部６
と係合する凸部１０がそれぞれ上下左右に設けら
れるようになつている。

そして、ベース２のフアスナ部５とカバー４の
角孔９、CRTシヤーシ３のネジ部７にネジ固定
されたフアスナ１１とカバー４の凹陥部８の係合
をベース２の案内レール部６上を摺動するカバー
４の凸部１０によつて位置決めしながら行なうよ
うになつている。

従つて、ベース２の案内レール部６上をカバー
４の凸部１０が摺動するレール構造となつている
ため、ベース２のフアスナ部５とカバー４の角孔
９およびCRTシヤーシ３の上部に固定されたフ
アスナ１１とカバー４の凹陥部の係合位置決めが
容易となる。

［考案の効果］ 以上説明したように、本考案は、ベースと、該
ベース上に取付けられるCRTシヤーシと、これ
らベース及びCRTシヤーシの前部及び後部に取
付けられる化粧枠及びカバーとからなるCRT表
示装置のハウジング構造において、前記ベースに
フアスナ部と案内レール部を設け且つ前記CRT
シヤーシにフアスナを設けると共に、前記カバー
にベースのフアスナ部及びCRTシヤーシのフア
スナに係合する角孔及び凹陥部並びにベースの案
内レール部と係合する凸部を設けたことを特徴と
するCRT表示装置のハウジング構造としたため、
ベースのフアスナ部とカバーの角孔およびCRT
シヤーシの上部に固定されたフアスナとカバーの
凹陥部の係合位置決めが容易であり、従来行なつ
ていた調整工数の削減、またネジレス構造による
構成部品の簡素化、カバーをベースの補強部材と
して利用することによる過剰強度の防止、装置の
軽量化、原価低減等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例に係るCRT表示装
置のハウジング構造の斜視図、第２図はベースの
案内レール部と、カバーの凸部の係合状態を示す
斜視図、そして、第３図は従来のCRT表示装置
のハウジング構造の斜視図である。 １……化粧枠、２……ベース、３……CRTシ
ヤーシ、４……カバー、５……フアスナ部、６…
…案内レール部、８……凹陥部、９……角孔、１
０……凸部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ベースと、該ベース上に取付けられるCRTシ
   ヤーシと、これらベース及びCRTシヤーシの前
   部及び後部に取付けられる化粧枠及びカバーとか
   らなるCRT表示装置のハウジング構造において、
   前記ベースにフアスナ部と案内レール部を設け且
   つ前記CRTシヤーシにフアスナを設けると共に、
   前記カバーにベースのフアスナ部及びCRTシヤ
   ーシのフアスナに係合する角孔及び凹陥部並びに
   ベースの案内レール部と係合する凸部を設けたこ
   とを特徴とするCRT表示装置のハウジング構造。