JPH044253Y2 - - Google Patents

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JPH044253Y2
JPH044253Y2 JP3155082U JP3155082U JPH044253Y2 JP H044253 Y2 JPH044253 Y2 JP H044253Y2 JP 3155082 U JP3155082 U JP 3155082U JP 3155082 U JP3155082 U JP 3155082U JP H044253 Y2 JPH044253 Y2 JP H044253Y2
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governor
seal ring
adapter
pressure oil
land
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は車両用流体式自動変速機に用いられ
るガバナ装置に関する。
流体式自動変速機のガバナ装置は自動変速機の
アウトプツトシヤフト若しくはアウトプツトシヤ
フトにより駆動されるガバナドライブシヤフトに
より駆動されて、ライン圧油(プライマリレギユ
レータバルブからの圧油)をガバナウエイトに働
く遠心力と平衡させて、アウトプツトシヤフトの
回転数、すなわち車速に比例した圧油に置きかえ
て、この圧油をトランスアクスルケース内に設け
られた油圧制御装置に送る作用をしている。
そして、ガバナ装置のうち、フライウエイトを
利用してガバナ圧を発生させるものでは、ガバナ
装置に供給されたライン圧油通路と、このガバナ
装置により発生したガバナ圧油通路とを遮断する
ために、両通路の間と各通路の反対側とにシール
リングが用いられている。つぎに、従来のガバナ
装置を第3図により説明すると、ガバナボデー5
1の一端部には、この端部を回動可能に支承する
ガバナアダプター26が嵌挿されている。そし
て、ガバナボデー51の外周部に形成された第1
溝52及び第2溝53とガバナアダプター26の
内周面26aとの間に、ライン圧油通路31とガ
バナ圧油通路32とが形成されており、両通路3
1及び32の間にはガバナアダプター26の内周
面26aに沿つて両通路を連通させないために第
2シールリング6が取りつけられている。そし
て、ライン圧油通路31に対し第2シールリング
6と反対側には、第1シールリング5が、又ガバ
ナ圧油通路32に対し第2シールリング6と反対
側には第3シールリング7がそれぞれ取りつけら
れている。そして、ガバナボデー51の端部(第
1シールリング5の右側)にはガバナアダプター
26の内周面に密接可能な外径を有するランド5
4が形成されている。併し、従来のガバナボデー
51は第3シールリング7に対し第2溝53と反
対側にランドが形成されておらず、ガバナアダプ
ター26の内周面26aとガバナボデー51の外
周面との間には隙間Cが設けられていた。そし
て、このガバナアダプター26は自動変速機のト
ランスアクスルケース27の取付穴27aに挿入
された後、適数のピン33によりトランスアクス
ルケース27に固着されている。ここで、ガバナ
ボデー51は鋼材、各シールリング5,6,7は
鋳鉄、又ガバナアダプター26はアルミニウムで
それぞれ製作されている。
そして、車両の運転中においては、このガバナ
ボデー51はそのガバナドリブンギヤ22がガバ
ナドライブギヤ30により駆動させられることに
より回転するとともに、ライン圧油通路31にガ
バナアダプター26の外部からライン圧油が供給
される。この場合、第2シールリング6にはライ
ン圧油通路31及びガバナ圧油通路32によりそ
の両側から油圧が作用し、又第1シールリング5
にはライン圧油が作用する。そして、第1シール
リング5に作用する圧油はランド54があるた
め、このランド54部から油が漏れ難くなつてい
る。従つて、第2シールリング6及び第1シール
リング5部からの油漏れは少ない。併し、第3シ
ールリング7はガバナ圧油通路32と反対側が大
気圧になつているため、この第3シールリング7
部から油が漏れやすくなつており、潤滑条件が他
の2本のシールリングより悪くなつている。従つ
て、従来はガバナアダプター26の内周面26a
が第3シールリング7により削られて溝摩耗が発
生していた。そして、溝の深さは例えば85μ程度
であるが、この溝に第3シールリング7が食い込
み、ガバナボデー51をトランスアクスルケース
27から取り外す必要のある時、ガバナボデー5
1をガバナアダプター26から抜き出すことがで
きないという不具合があつた。
この考案は上記にかんがみ、シールリングによ
りガバナアダプターに生じる溝摩耗を防止するこ
とのできる車両用流体式自動変速機のガバナ装置
の提供を目的とするものである。
つぎに、この考案を図面に示す実施例にもとづ
いて説明する。
第1図、第2図において、車両用流体式自動変
速機のガバナ装置には、従来と同様にガバナボデ
ー1がある。このガバナボデー1は中心部に軸穴
2を有する円筒状の部材であり、軸穴2の一端部
はプラグ3により閉鎖されている。ガバナボデー
1はその閉鎖端部側の外周に、従来と同様ガバナ
アダプター26の軸穴26aに対して油密に摺動
可能な外径を有する第1ランド4が形成されてい
る。ガバナボデー1の外周にはこの第1ランド4
に続き、第1ランド4と略同じ外径を有する第1
シールリング5、第2シールリング6及び第3シ
ールリング7が順次取りつけられている。そし
て、第1シールリング5と第2シールリング6と
の間に、ガバナアダプター26との間でライン圧
油通路31を形成する第1溝8が環状に形成され
ており、又第2シールリング6と第3シールリン
グ7との間に、ガバナアダプター26との間でガ
バナ圧油通路32を形成する第2溝9が環状に形
成されている。そして、第1溝8と第2溝9とに
は、ガバナボデー1を貫通する貫通孔10及び1
1がそれぞれ並列にあけられている。このガバナ
ボデー1が従来のガバナボデー51と異なるとこ
ろは、第3シールリング7に対して第2溝9と反
対側の外周部に、第1ランド4と略同一の外径と
所定の幅をもつ第2ランド12が形成されている
ことである。ドレーン用の貫通孔13は第2ラン
ド12に対して貫通孔11と反対側に設けられて
いる。このガバナボデー1は第1ランド4と反対
側端部にU形のブラケツト14が取りつけられて
おり、このブラケツト14の先端には一対の内側
ウエイト15,15と一対の外側ウエイト16,
16とがそれぞれ対向した状態でピン17,17
により枢着されている。内側ウエイト15には、
外側ウエイト16の内側に位置するウエイト部1
5aと、外側ウエイト16の外側に位置する外側
ストツパ部15bとがある。そして、各内側ウエ
イト15のウエイト部15aと各外側ウエイト1
6との間には、それぞれ引張ばね18,18が一
対取りつけられており、内、外側ウエイト15,
16及び引張りばね18によりフライウエイト1
9が形成されている。内側ストツパ20はブラケ
ツト14の一部をなすものであり、内側ウエイト
15の開きを規制するようになつている。ガバナ
ボデー1には、ブラケツト14の取付部に続き、
後述するガバナボデーアダプター34により回動
可能に支承される軸部21がある。そして、ガバ
ナボデー1は、その軸部21と第2ランド12と
の中間に、ガバナドリブンギヤ22が取りつけら
れている。又、ガバナボデー1の軸穴2内には、
フライウエイト19側からガバナバルブ23が挿
入されている。このガバナバルブ23はその頭部
23a上面に外側ウエイト16のアーム16aの
下面が当接しており、又その底部23bの下面と
プラグ3との隙間24にはガバナボデー1のライ
ン圧油通路25から流入したライン圧油が作用す
るようになつている。
上記のように、ガバナバルブ23を一端部から
軸穴2内に挿入し、かつこの端部にフライウエイ
ト19を取りつけたガバナボデー1は、前述のよ
うに、フライウエイト19と反対側端部の外側
に、ガバナアダプター26が嵌挿される。そし
て、このガバナアダプター26がトランスアクス
ルケース27の取付穴27a内に挿入された後、
トランスアクスルケース27に適数のピン33に
より固着される。一方、バルブボデー1の軸部2
1はトランスアクスルケース27に取りつけられ
たガバナボデーアダプター34により回動可能に
支承される。
このようにして、フライウエイト19、ガバナ
ドリブンギヤ22、ガバナバルブ23及びガバナ
アダプター26を取りつけたガバナボデー1がト
ランスアクスルケース27に取りつけられるとガ
バナ装置28が形成される。
上記の構成において、ガバナ装置28は車両の
運転中において、そのガバナドリブンギヤ22が
ガバナドライブシヤフト29に取りつけられたガ
バナドライブギヤ30により駆動されて、バルブ
ボデー1及び内、外側ウエイト15,16が回転
する。そして、このガバナ装置28のライン圧油
通路31に従来同様ライン圧供給通路(図示せ
ず)からライン圧油が供給されると、この圧油は
第2図に示すバルブボデー1とガバナバルブ23
との間に形成された連通路35を経て、ガバナ圧
油通路32に達するとともに、ガバナバルブ23
のライン圧油通路25を経て、ガバナバルブ23
の底部23bとプラグ3との隙間24に達し、従
来と同様にガバナ装置28が作動する。
ここで、バルブボデー1は従来のバルブボデー
51と異なり、第3シールリング7に対してガバ
ナ圧油通路32と反対側に第2ランド12が設け
られている。このため、ガバナアダプター26の
内周面26aと第2ランド12の外周面との隙間
からガバナ圧油が漏れ難く、ガバナアダプター2
6内周面26aと第3シールリング7の外周面と
の間にガバナ圧油が保持されることになり、第3
シールリング7の接触によるガバナアダプター2
6内周面26aの摩耗が防止される。
この考案は上記のように、ガバナドライブギヤ
により回動されるガバナボデー、ガバナボデーの
軸穴内に挿入されたバルブ、ガバナボデーの一端
部に取りつけられたフライウエイト及びガバナボ
デーの他端外周部に嵌挿されたガバナアダプター
とからなるガバナ装置において、ガバナアダプタ
ー内に位置するガバナボデーの外周部に、従来か
ら設けられていた第1シールリングに対してライ
ン圧油通路と反対側に設けられていた第1ランド
とは別の、第3シールリングに対してガバナ圧油
通路と反対側に、第1ランドの外径より僅かに小
さな外径を有する第2ランドを設けることとした
ことにより、この第2ランドはその外周面とガバ
ナアダプター内周面との隙間からガバナ圧油の漏
れるのを防ぎ、第2ランドと第3シールリングと
の間にガバナ圧油を保持することができるので、
第3シールリングとガバナアダプターとの間の潤
滑を良好にでき、第3シールリングの接触による
ガバナアダプターの摩耗を防止でき、ガバナアダ
プターからバルブボデーの抜き出しを可能にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はこの考案の一実施例を示し、
第1図は車両用自動変速機のトランスアクスルケ
ースに取りつけられたガバナ装置の正面図(一部
断面を示す。)第2図はガバナ装置の縦断面図
(第1図の−線断面)であり、第3図は従来
のガバナ装置の第1図に対応する図である。 1……ガバナボデー、2……軸穴、4……第1
ランド、5……第1シールリング、6……第2シ
ールリング、7……第3シールリング、8……第
1溝、9……第2溝、12……第2ランド、19
……フライウエイト、22……ガバナドリブンギ
ヤ、23……ガバナバルブ、26……ガバナアダ
プター、26a……内周面、27……トランスア
クスルケース、28……ガバナ装置、29……ガ
バナドライブシヤフト、30……ガバナドライブ
ギヤ、31……ライン圧油通路、32……ガバナ
圧油通路、34……ガバナボデーアダプター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向に軸穴を有する棒状のガバナボデー、
    ガバナボデーの軸穴内に挿入されたガバナバルブ
    及びガバナボデーの一端外周部に嵌挿されたガバ
    ナアダプターを含み、前記ガバナボデーにはガバ
    ナアダプターの内周面に密接する第1ランド、第
    1シールリング、第2シールリング及び第3シー
    ルリングが端部から順次設けられ、かつ第1シー
    ルリングと第2シールリングとの間にはガバナア
    ダプターを通して供給されるライン圧油通路が、
    又第2シールリングと第3シールリングとの間に
    はライン圧油をガバナ圧油にかえてガバナアダプ
    ターの外部へ送り出すガバナ圧油通路が設けら
    れ、ガバナボデーはその他端部がガバナボデーア
    ダプターを介し、又一端部がガバナアダプターを
    介してトランスアクスルケースに回動可能に取り
    つけられてガバナドライブシヤフトにより駆動さ
    れる車両用流体式自動変速機のガバナ装置であつ
    て、前記第3シールリングに対してガバナ圧油通
    路と反対側のガバナボデーの外周部に第1ランド
    の外径と略等しい外径を有する第2ランドを設け
    たことを特徴とする車両用流体式自動変速機のガ
    バナ装置。
JP3155082U 1982-03-04 1982-03-04 車両用流体式自動変速機のガバナ装置 Granted JPS58133811U (ja)

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