JPH0441340Y2 - - Google Patents

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JPH0441340Y2
JPH0441340Y2 JP8609587U JP8609587U JPH0441340Y2 JP H0441340 Y2 JPH0441340 Y2 JP H0441340Y2 JP 8609587 U JP8609587 U JP 8609587U JP 8609587 U JP8609587 U JP 8609587U JP H0441340 Y2 JPH0441340 Y2 JP H0441340Y2
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wire
magnetic
current
circuit
detection coil
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JP8609587U
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JPS63195270U (ja
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は無停電で高圧カツトアウトのヒユー
ズ筒または高圧カツトアウト自身の取替え工事等
を行う際、バイパス線が通電状態にあるか否かを
確認するために使用する活線状態チエツカーに関
するものである。 (従来技術) 近時、電力会社に対して需要家より停電の回避
あるいは停電時間の短縮が強く要望され、供給側
としては電気の安定供給のために配電線路の各種
設備、例えば変圧器の一次側に取着される高圧カ
ツトアウト等の保守点検を行つている。これら点
検等においては、カツトアウトの上下口出線に接
続される上下引下線間をバイパス線にて電気的に
接続し、需要家への通電状態を保持した状態にて
作業を行うバイパス工法が実施されている。 そして、前記バイパス工法の実施に際しては前
記上下引下線に対するバイパス線の接続状態を確
認するために、バイパス線が通電されているか否
かを判断する活線バイパス器具用の活線状態チエ
ツカーが提案されている。 (考案が解決しようとする問題点) そして、本出願人は既に実開昭61−176460号で
この活線バイパス器具用動作チエツカーを開示し
ているが、第8図に示すようにこの活線バイパス
器具用動作チエツカーの検出コイル41は断面U
字状に形成したカツトコア42の中央部に巻装さ
れている。従つて、通電の有無を判断しようとし
ている対象電線Xの近くに大電流が流されている
対象外の電線Yが有ると、対象電線Xによる磁束
X○|と共に、その対象外の電線Yによる磁束Y○|
も前記カツトコア42を通過するため、前記検出
コイル41においては対象電線Xの通電の有無を
正確に判断できないといつた問題があつた。 考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解消するためになされ
たものであつて、この考案の活線状態チエツカー
先端開口部より電線等を挿通可能な断面略U字状
に形成した磁性体の両先端部内側に磁心を突設
し、前記電線等に基づいて生じる磁束を対応する
磁心を介して他方の磁性体の先端部に誘導して閉
磁気回路を形成させ、同磁心に対し巻装した電流
検出コイルから出力される検出信号に基づき検出
回路を介して電線が通電されているか否かを判断
するようにしたことをその要旨とするものであ
る。 (作用) 前記構成の状態チエツカーの磁性体に被検出電
線等を挿通すると、この電線等による磁束は電流
検出コイルの磁心を通過し、検出回路は検出コイ
ルから出力される検出信号に基づいて前記磁性体
内に挿通された電線等が通電されているか否かを
判断する。このとき、前記被検出電線等の近くに
対象外の電線等が存在し、その対象外の電線等に
よる磁束が前記磁性体内を通過したとしても、電
流検出コイルの磁心にはその磁束が通過すること
はなく、前記検出回路は磁性体内に挿通された被
検出電線等による磁束のみに従つてその通電状態
の判断を行うことができる。 (実施例) 以下、この考案を活線バイパス器具用動作チエ
ツカーに具体化した一実施例を第1図〜第6図に
従つて説明する。 動作チエツカーCの本体ケース1は絶縁性の合
成樹脂により長四角箱状に形成されて把手を兼用
し、その上端部は電流検出部2を構成するととも
に断面U字状の電線挿通溝2aが形成されてい
る。前記本体ケース1上部内には電流検出部2の
形状に対応して断面U字状の磁性体(パーマロイ
等)からなるカツトコア3が収納配置され、その
先端部3a両内側面には同先端部3aとほぼ直交
する方向と磁心としての鉄心4aが先端部を一定
間隔をおいて対向するように突設され、各鉄心4
aには検出コイル4が同方向に巻装されている。
そして、前記鉄心4aは前記カツトコア3内に挿
通した電線Xに基づいて生じる磁束X○|を、カツ
トコア3に設けた一方の先端部3aから対向する
他方の先端部3aに誘導して閉磁気回路を形成す
るようになつている。 前記一対の検出コイル4は直列に接続された電
流検出コイルを形成し、又、前記本体ケース1と
カツトコア3との間隙にはシリコン樹脂Sが充填
されている。尚、電流検出部2の基端部外周には
絶縁ひだ1aが形成されている。 前記本体ケース1の一側面中央には上方ほど斜
状に突出する透明な窓部5が形成され、同窓部5
には赤色のフイルター5aが設けられている。前
記窓部5及びフイルター5aとにより発光部6が
構成されている。その窓部5の内面には本体ケー
ス1内に収納される報知器としての発光ダイオー
ド等からなる発光素子7が対応配置されている。 さらに、同一側面には透孔8が形成されるとと
もに、同透孔8には、網8aが防水構造にて取着
され、本体ケース1中央部内には報知ブザーBが
前記透孔8に対応配置されている。さらに、本体
ケース1の同一側面にはテストボタンTが露出配
置され、又、本体ケース1の下端部壁には雌ネジ
を備えたナツト形状の取付部材10が固着され、
同取付部材10の雌ネジに螺合される取付ネジ
Haを介してハンドストラツプHが取着されてい
る。 前記発光素子7及び報知ブザーBを制御する制
御回路11は前記検出コイル4に接続される電流
レベル検出回路12、及び同電流レベル検出回路
12に接続されるフリツカ回路13と同フリツカ
回路13に接続される音響周波発振回路14とか
ら構成される報知器駆動回路15とからなつてい
る。さらに、前記音響周波発振回路14は前記発
光素子7及び報知ブザーBに接続されている。 そして、電線挿通溝2aに対象電線Xを挿通し
た状態で対象電線Xに電流が流れている場合には
電磁誘導により検出コイル4に誘導起電力が発生
し、検出信号としての誘導電流が出力される。前
記電流レベル検出回路12は前記誘導電流に基づ
いて対象電線Xに流れている電流が所定の電流レ
ベルか否かを検出し、所定の電流レベルである場
合にはレベル検出信号を出力する。 フリツカ回路13は前記レベル検出信号に基づ
いてフリツカ信号を出力し、音響周波発振回路1
4はそのフリツカ信号に基づいて報知器駆動信号
としての音響周波信号を出力するようになつてい
る。そして、前記音響周波信号により、発光素子
7は発光するとともに、報知ブザーBは報知動作
する。 尚、本体ケース1内に収納される駆動電源とし
ての電池16は各回路に接続されるとともに、テ
ストボタンTを介して電流レベル検出回路12の
検出コイル4側端子に接続されている。従つて、
テストボタンTをオン動作することにより、前記
電流レベル検出回路12を駆動させ、そのことに
よつて電池16の所定電圧の有無及び制御回路1
1の良否のテストができるようになつている。 前記のように構成された動作チエツカーCの作
用について説明する。 例えば筒形カツトアウトのヒユーズ筒(図示せ
ず)を交換すべく筒形カツトアウトの上下両引下
線間を連結するバイパス線Xの通電状態を確認す
る際には、まず、バイパス線Xを動作チエツカー
Cの電線挿通溝2aに挿通する。 そして、バイパス線Xに電流が流れている場合
にはカツトコア3及び鉄心4aによる閉磁気回路
をバイパス線Xによる磁束X○|が通過する。従つ
て、電磁誘導により検出コイル4に誘導起電力が
発生し、検出信号としての誘導電流が出力され
る。このとき、バイパス線Xの前方に電線等の他
の導体Yが存在し、同導体Yに大電流が流れてい
るような場合、その磁束Y○|がカツトコア3を通
過したとしてもその磁束Y○|は鉄心4aを通過す
ることなく、検出コイル4によるバイパス線Xの
電流検出に影響を与えることはない。 従つて、電流レベル検出回路12は前記誘導電
流に基づいてバイパス線Xに流れている電流が所
定の電流レベルか否かを正しく検出し、所定の電
流レベルである場合にはレベル検出信号を出力す
る。 すると、フリツカ回路13は前記レベル検出信
号に基づいてフリツカ信号を出力し、音響周波発
振回路14はそのフリツカ信号に基づいて報知器
駆動信号としての音響周波信号を出力する。そし
て、前記音響周波信号により、発光素子7は発光
するとともに、報知ブザーBは報知動作する。 このようにバイパス線Xが通電されているとき
には報知ブザーB及び発光素子7が報知動作する
ので、作業者はバイパス線Xが通電されているこ
とが確認できる。そして、作業者はバイパイ線X
の通電状態を確認した後、筒形カツトアウトのヒ
ユーズ筒(図示しない)を開放操作すれば無停電
でヒユーズの取替え作業を行うことができる。 反対にバイパイ線Xが通電状態でないときには
前記動作チエツカーCの制御回路11は動作しな
いため、報知ブザーB、発光素子7は報知動作し
ない。そのことによつて、バイパス線Xが接続不
良であることが判別されるので、この場合にはカ
ツトアウトの上下両引下線に対し、バイパス線X
を接続し直す。 そして、この後再び動作チエツカーCにてバイ
パス線Xの通電状態を確認し、以下前記と同様に
筒形カツトアウトのヒユーズ筒を開放操作すれば
良い。 以下、第8図に示す従来の検出コイル41を備
えた動作チエツカーC1と本考案による検出コイ
ル4を備えた動作チエツカーCとを用い、対象外
の電線が近接した位置に存在する場合の動作距離
Fの違いを示す実験結果を表に記す。尚、この実
験においては第6図に示すように互いに所定間隔
E離間した電線Lを平行に所定の長さD張設し、
電流発生器20により所定の電流を流している。
検出コイル41の巻数は2000回、一対の検出コイ
ル4の巻数はそれぞれ1000回であり、電流レベル
検出回路12は同じ電流レベル(250mA)で動
作するものとする。 (長さD:1360mm、間隔E:300mm)
【表】 前記実験結果によれば本考案による検出コイル
4を備えた動作チエツカーCの動作距離Fは検出
コイル41を備えた動作チエツカーC1に比べ非
常に小さくなつており、このことからカツトコア
3の直前にある対象とする電線Lの磁束にのみ基
づいて動作チエツカーCは動作し、離れた位置に
ある電線Lによる磁束の影響を受けにくいことが
わかる。 尚、前記実施例では本体ケース1の下端部壁に
固着した取付部材10の雌ネジに螺合される取付
ネジHaを介してハンドストラツプHを取着した
が、ハンドストラツプHの代りに第7図に示すよ
うに取付部材10の雌ネジに対し管状の柄30を
その先端部に固着した雄ネジ30aにて取外し可
能に螺合して実施してもよい。尚、前記柄30の
基端部に設けた握り部31前方には作業者保護の
ためのつば部32を設けている。 従つて、この実施例では前記実施例の作用効果
に加え、遠隔位置にて安全にバイパス線Xの検流
を行うことができる。 考案の効果 以上詳述したようにこの考案は通電の有無を検
査しようとする対象電線の近くに大電流が流れる
他の電線等の導体が存在し、その対象外の電線等
による磁束が磁性体を通過したとしても、電流検
出コイルの磁心にはその磁束が通過することはな
く、検出回路は磁性体内に挿通された対象電線に
よる磁束のみに従つてその通電状態の判断を正確
に行うことができるという効果を奏するものであ
り、産業利用上優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例の動作
チエツカーのブロツク回路図、第2図は同じく正
面図、第3図は同じく一部切欠側面図、第4図は
同じく平面図、第5図は電線による磁束と検出コ
イルを示す概念図、第6図は動作チエツカーの試
験装置を示す外略図、第7図は変形例を示す動作
チエツカーの正面図、第8図は電線による磁束と
従来の検出コイルを示す概念図である。 1……本体ケース、2……電流検出部、3……
カツトコア、3a……先端部、4……電流検出コ
イル、4a……鉄心、12……電流レベル検出回
路、X……バイパス線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部より電線を挿通可能な断面略U字状に形
    成した磁性体の先端部に対し、磁性体内に挿通し
    た電線に基づいて生じる磁束を対応する他の磁性
    体の先端部に誘導して閉磁気回路を形成する磁心
    を突設すると共に、同磁心に対し電流検出コイル
    を巻装し、前記電流検出コイルから出力される検
    出信号に基づいて前記磁性体内に挿通された電線
    が通電されているか否か無を判断する検出回路を
    設けたことを特徴とする電線等の活線状態チエツ
    カー。
JP8609587U 1987-06-02 1987-06-02 Expired JPH0441340Y2 (ja)

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JPS63195270U JPS63195270U (ja) 1988-12-15
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JP4004870B2 (ja) * 2002-06-25 2007-11-07 日置電機株式会社 電流センサ
JP4311235B2 (ja) * 2004-03-09 2009-08-12 日本電気株式会社 電流検出用コイル、誘導電流検出器、電流検知装置及び警報装置

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