JPH0440022Y2 - - Google Patents

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JPH0440022Y2
JPH0440022Y2 JP1987200956U JP20095687U JPH0440022Y2 JP H0440022 Y2 JPH0440022 Y2 JP H0440022Y2 JP 1987200956 U JP1987200956 U JP 1987200956U JP 20095687 U JP20095687 U JP 20095687U JP H0440022 Y2 JPH0440022 Y2 JP H0440022Y2
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JP
Japan
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bearing
case
damper
shaft
bearing structure
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JP1987200956U
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JPH01104429U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は軸受構造に関し、特に、軸受の芯ず
れを防止することができるとともに、防振効果を
向上させることのできる軸受構造に関するもので
ある。
〔従来技術およびその問題点〕
一般に土砂等の汲上げポンプ等に用いられるの
に適した軸受構造にあつては、ポンプの軸受のア
ライメントが不良であつたり、機器の運転中に負
荷変動やアンバランスが生じたりして軸が軸受の
軸芯に対して傾くと、摺動部に、所謂、片当りを
生じ、部分的に極端に大きな応力を生じることが
ある。
そして、軸受部に土砂等が介入することを考慮
して軸受材料にはセラミツクが用いられることが
多いが、セラミツクは一般に硬く、かつ、耐摩耗
性にすぐれているが、その反面靱性が小さく、割
れやすいという欠点があり、このために上記の片
当りによつて破損する可能性があつた。
そのために、軸が傾いても摺動材に破損を生じ
ない様、軸受の外周部にゴム状弾性体からなるダ
ンパを設けた軸受が採用され始めた。
すなわち、この軸受構造は第5図および第6図
に示すように、大径部13bと小径部13aとか
らなる軸13の前記小径部13aの外側で前記大
径部13bの端部に当接した状態で筒状のリテー
ナ15が位置し、このリテーナ15に設けられた
環状の溝15aの内部にはスラスト軸受14が位
置し、また前記小径部13aの外側には、外周面
が前記リテーナ15の溝部15aの内側の部分と
一致する大きさのスリーブ16が被嵌している。
そして、前記スリーブ16の外側には筒状の軸
受12が位置するとともに、この軸受12の端面
は前記スラスト軸受14と当接しているととも
に、このスラスト軸受14側が小径12aとなつ
ており、この軸受12の外周にはゴムまたは樹脂
等の高分子材料からなるゴム状弾性材であるダン
パ17が位置するとともに、このダンパ17の外
側には一端部18aが内方に折れ曲がつて前記軸
受12の小径部12aに位置しているケース18
が位置し、このケース18の外側にはハウジング
11が位置している。
上記のように構成されている従来の軸受構造に
あつては、前記軸13が傾いた場合には前記ダン
パ17が変形し、これによつて軸受12の片当り
を防止するようになつている。
しかしながら、前記のような従来の軸受構造に
あつては、長時間の使用において、ダンパ17が
永久歪を生じる。
すなわち、前記軸13の荷重によつてダンパ1
7が変形するが、長期の使用に伴い圧縮永久歪が
次第に大きくなり、このために軸13の芯ずれが
大きくなり、振動、異音の原因となつてしまうと
いう問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、ダンパの永久歪みに
よる軸受の芯ずれを防止することができるととも
に、防振効果を向上させることのできる軸受構造
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題を解決するためにこの考案は、ハウ
ジング内に回転可能に位置する軸を支持する軸受
構造であつて、該軸受構造は、中央部に前記軸が
挿通する筒状の軸受と、該軸受の外周に位置して
軸受を支持するとともに、ゴム状弾性材からなる
ダンパと、該ダンパの外周に位置するとともに、
前記ハウジングの内周に嵌合取り付けされ、か
つ、周方向に向かつて所定の間隔ごとに径方向内
方に窪み、かつ、その一部が前記軸受の外周面に
当接するようになつている窪み部が全幅に渡つて
設けられ、さらに、軸線方向の一端部が径方向内
方に屈曲していて、その屈曲している部分が前記
軸受の一端に係止している筒状のケースとからな
り、前記ケースおよび前記ケースの窪み部によつ
て前記ダンパは径方向内方および周方向に予備圧
縮されるとともに、前記ケースの軸線方向の一端
部と、この一端部が係止する軸受との協働によ
り、軸線方向への変位が制限される手段を採用し
たものである。
作 用 この考案は上記の手段を採用したことにより、
軸の傾きによる片当りによつてもダンパ永久歪が
生じる恐れがないとともに、振動に対しての減衰
効果を発揮することができることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図および第2図にはこの考案による軸受構
造が示されていて、前記従来のものと同様に、大
径部3bと小径部3aとの2段階に形成された軸
3の前記小径部3aの外側に、前記軸3の大径部
3bの端部に当接した状態で筒状のリテーナ5が
挿入配設され、このリテーナ5の、前記軸3の大
径部3bと反対側の中央部に設けた環状の溝5a
の内部に、スラスト軸受4を配設し、また、前記
小径部3aの外側には、外周面が前記リテーナ5
の溝5aの内側の部分と一致する大きさのスリー
ブ6を被嵌してある。
そして、前記スリーブ6の外側には筒状の軸受
2が配設されているとともに、この軸受2の端面
は前記スラスト軸受4と当接して、このスラスト
軸受4側が小径2aとなつており、この軸受2の
外周にはゴムまたは樹脂等の高分子材料からなる
ゴム状弾性材であるダンパ7が位置するととも
に、このダンパ7の外側には、一端部8aが径方
向内方に屈曲しているとともに、その屈曲してい
る部分が前記軸受2の小径部2a内に位置してい
るケース8が位置し、さらに、このケース8の外
側にはハウジング1が位置している。
この場合、前記ケース8にば、第2図に示すよ
うに、周方向に向かつて所定の間隔ごとに内方に
窪み、かつその一部が軸受2の外周面に当接する
窪み部8bが全幅に渡つて一体に形成されてお
り、さらにケース8の外径は前記ハウジング1の
内径よりもやや大径に形成されている。
そして、前記軸3の回転時に軸3の荷重によつ
て軸受2が傾いた場合には前記ダンパ7およびケ
ース8の窪み部8bの軸受荷重を支持する構造と
なつており、この場合、ケース8もダンパ7と同
様にばね性を有するために軸3の傾きに伴い、前
記ダンパ7およびケース8の窪み部8bが変形
し、軸受2の片当りを防止する。
そして、前記ケース8は金属から形成されてお
り、材料の弾性限度内の荷重で使用する限り、ゴ
ムの様に永久歪を生じることなく、従来の軸受に
生じる様な永久歪による軸芯のずれを生じる恐れ
はない。また、ハウジング1の内径よりやや大径
に形成されているので、組立時に全体が径方向内
方に圧縮変形するとともに、窪み部8bは周方向
に拡開変形することになるので、ケース8の内側
に位置するダンパ7は、径方向内方および周方向
に予備圧縮されて、強度が高まることになる。ま
た、ケース8の窪み部8bが軸受2の外周面に当
接していることにより、ケース8の内側に位置す
るダンパ7は径方向への変位が制限されることに
なる。さらに、ケース8の一端部8aを径方向内
方に屈曲させて、その屈曲させた部分を軸受2の
小径部2a内に位置させたことにより、ケース8
は軸受2と協働してダンパ7の軸線方向への変位
を制限することになり、したがつて、ダンパ7の
径方向および軸線方向への変位を確実に制限する
ことができることになり、これによつて、ダンパ
7には永久歪みが生じる恐れが全くなく、長期的
使用にも十分耐え得ることになる。
なお、前記ケース8に設けた窪み部8bは、前
記実施例のようにケース8の全幅に渡ることな
く、第3図および第4図に示すようにケース8の
幅の中央部のみであつても良く、また、前記ケー
ス8に窪み部を形成することなく別体の板ばねを
配設しても良いものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
ケースを形成する材料の弾性限界内の荷重で使用
する限り、ゴムの様に永久歪を生じることなく、
また、ケースの内側に位置するダンパは、ケース
およびケースの窪み部により径方向内方および周
方向に予備圧縮されるとともに、ケースの窪み部
によつて径方向への変位が制限されることにな
り、また、ケースの一端部を径方向内方に屈曲さ
せて、その屈曲させた部分を軸受の一端に係止し
たことにより、ケースと軸受との協働により軸線
方向への変位が制限されることになり、したがつ
て、従来のように、ダンパが永久歪を起して軸受
の軸芯にずれを発生するような恐れは全くなくな
り、また、ダンパはゴム状弾性体から形成されて
いるために振動に対して粘性減衰効果があり、し
たがつて、発生する振動を効果的に減衰すること
ができることとなる等の優れた効果を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による軸受構造の第1の実施
例を示す概略縦断面図、第2図は第1図の−
線に沿つて見た図、第3図はこの考案による軸受
構造の第2の実施例を示す正面図、第4図は第3
図に示すこの考案による軸受構造の第2の実施例
を示す側面図、第5図は従来の軸受構造を示す概
略縦断面図、第6図は第5図の−線に沿つて
見た図である。 1,11……ハウジング、2,12……軸受、
2a,12a……軸受の小径部、3,13……
軸、3a,13a……小径部、3b,13b……
大径部、4、14……スラスト軸受、5,15…
…リテーナ、6,16……スリーブ、7,17…
…ダンパ、8,18……ケース、8a,18a…
…一端部、8b……窪み部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング1内に回転可能に位置する軸3を支
    持する軸受構造であつて、該軸受構造は、中央部
    に前記軸3が挿通する筒状の軸受2と、該軸受2
    の外周に位置して軸受2を支持するとともに、ゴ
    ム状弾性材からなるダンパ7と、該ダンパ7の外
    周に位置するとともに、前記ハウジング1の内周
    に嵌合取り付けされ、かつ、周方向に向かつて所
    定の間隔ごとに径方向内方に窪み、かつ、その一
    部が前記軸受2の外周面に当接するようになつて
    いる窪み部8bが全幅に渡つて設けられ、さら
    に、軸線方向の一端部8aが径方向内方に屈曲し
    ていて、その屈曲している部分が前記軸受2の一
    端に係止している筒状のケース8とからなり、前
    記ケース8および前記ケース8の窪み部8bによ
    つて前記ダンパ7は径方向内方および周方向に予
    備圧縮されるとともに、前記ケース8の軸線方向
    の一端部8aと、この一端部8aが係止する軸受
    2との協働により、軸線方向への変位が制限され
    ることを特徴とする軸受構造。
JP1987200956U 1987-12-29 1987-12-29 Expired JPH0440022Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987200956U JPH0440022Y2 (ja) 1987-12-29 1987-12-29

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JP1987200956U JPH0440022Y2 (ja) 1987-12-29 1987-12-29

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JPH01104429U JPH01104429U (ja) 1989-07-14
JPH0440022Y2 true JPH0440022Y2 (ja) 1992-09-18

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ID=31491340

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5172646U (ja) * 1974-12-06 1976-06-08
JPS58169220U (ja) * 1982-05-07 1983-11-11 日本精工株式会社 有限ストロ−クベアリング
JPS60161718U (ja) * 1984-04-04 1985-10-26 三菱電機株式会社 軸受装置

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JPH01104429U (ja) 1989-07-14

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