JPH0437837Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0437837Y2 JPH0437837Y2 JP291287U JP291287U JPH0437837Y2 JP H0437837 Y2 JPH0437837 Y2 JP H0437837Y2 JP 291287 U JP291287 U JP 291287U JP 291287 U JP291287 U JP 291287U JP H0437837 Y2 JPH0437837 Y2 JP H0437837Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horizontal stabilizer
- flap
- movable member
- aircraft
- main wing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 claims description 32
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000003313 weakening effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、航空機が飛行中安定性を保持させる
ためにフラツプの位置に連動して水平尾翼の位置
を変化させる航空機に関する。
ためにフラツプの位置に連動して水平尾翼の位置
を変化させる航空機に関する。
従来は、第６図に示すような逆キヤンバ水平尾
翼にしたり、第７図に示すようなスラツト付水平
尾翼にしたりしてフラツプ下げ位置におえる航空
機の安定を保持していた。
翼にしたり、第７図に示すようなスラツト付水平
尾翼にしたりしてフラツプ下げ位置におえる航空
機の安定を保持していた。
航空機の主翼からの後流は、フラツプ上げ位置
の場合は第４図に示すように相対的に上方にあ
り、これに反してフラツプ下げ位置の場合には第
５図に示すように相対的に下方にあり、水平尾翼
が固定している場合には、フラツプ上げ位置かフ
ラツプ下げ位置のいずれかで水平尾翼が主翼の後
流中に入つてしまい、航空機の安定が弱くなり、
飛行特性上問題が生ずる。通常はフラツプ上げ位
置の主翼後流を水平尾翼より上方にあるように、
水平尾翼を配置している。このため、フラツプ下
げ位置において水平尾翼が主翼の後流に入るので
第６図のような逆キヤンパス水平尾翼を採用した
り、第７図のようなスラツト付水平尾翼を採用し
たりして、フラツプ下げ位置における航空機の安
定を保持している。しかし、このような対策で
は、空気抵抗増加に伴い巡航性能の劣化をきたし
問題となる。
の場合は第４図に示すように相対的に上方にあ
り、これに反してフラツプ下げ位置の場合には第
５図に示すように相対的に下方にあり、水平尾翼
が固定している場合には、フラツプ上げ位置かフ
ラツプ下げ位置のいずれかで水平尾翼が主翼の後
流中に入つてしまい、航空機の安定が弱くなり、
飛行特性上問題が生ずる。通常はフラツプ上げ位
置の主翼後流を水平尾翼より上方にあるように、
水平尾翼を配置している。このため、フラツプ下
げ位置において水平尾翼が主翼の後流に入るので
第６図のような逆キヤンパス水平尾翼を採用した
り、第７図のようなスラツト付水平尾翼を採用し
たりして、フラツプ下げ位置における航空機の安
定を保持している。しかし、このような対策で
は、空気抵抗増加に伴い巡航性能の劣化をきたし
問題となる。
本考案は、従来の方法が有する以上の問題点を
解消し、フラツプ上げ及び下げ位置で航空機の安
定を保持することを目的とする。
解消し、フラツプ上げ及び下げ位置で航空機の安
定を保持することを目的とする。
この目的を達成させるために、本考案では、フ
ラツプ位置に連動させて、水平尾翼の位置が上下
方向に可変にする装置を採用する。
ラツプ位置に連動させて、水平尾翼の位置が上下
方向に可変にする装置を採用する。
本考案においては、フラツプ上げ位置では水平
翼位置における主翼後流を水平尾翼より上に、フ
ラツプ下げ位置では逆に、主翼後流を水平尾翼よ
り下にして、水平尾翼が主翼後流に入るのを防
ぎ、水平尾翼の効きをいずれのフラツプ位置にお
いても保持することができ、航空機に安定がもた
らされる。
翼位置における主翼後流を水平尾翼より上に、フ
ラツプ下げ位置では逆に、主翼後流を水平尾翼よ
り下にして、水平尾翼が主翼後流に入るのを防
ぎ、水平尾翼の効きをいずれのフラツプ位置にお
いても保持することができ、航空機に安定がもた
らされる。
本考案の実施例を図面第１図〜際３図を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
第１図及び第２図に示す実施例においては、航
空機が飛行中に、フラツプが上げ位置をとつたと
きは、水平尾翼１の位置を下位置に（第１図点線
で示す位置）、フラツプが下げ位置をとつたとき
は、水平尾翼１の位置を上位置（第１図実線で示
す位置）にそれぞれ変化させる。水平尾翼１は、
機体内部に設けられた上下方向に可動な部材２に
取付けられている。上記可動部材２は上下方向に
移動させる機構としては、第２図に示すように可
動部材２の溝２ａに設けられたラツク２ｂおよび
噛合うギヤ３が設けられ、フラツプの作動時に指
令を受けてギヤ３が回転し、これに伴つてギヤ３
に噛合うラツク２ｂを備えた可動部材２及び可動
部材２に取付けられた水平尾翼３が上下動を行
う。また第３図に示される本考案の他の実施例に
おいては、フラツプの作動時に水平尾翼１は第１
図に示されるように上下動を行うが、このための
機構として、可動部材２に設けられたシリンダ２
ｃと同シリンダに挿入された固定ピストン４より
成る油圧アクチユエータが設けられる。フラツプ
の作動時、フラツプの上げ位置もしくは下げ位置
に従つて油圧をシリンダ２ｃ内から排出又は供給
することによつて、可動部材２を下方又は上方に
動かし、これに伴つて水平尾翼１は第１図に示さ
れる両位置のいづれかに移動することゝなる。
空機が飛行中に、フラツプが上げ位置をとつたと
きは、水平尾翼１の位置を下位置に（第１図点線
で示す位置）、フラツプが下げ位置をとつたとき
は、水平尾翼１の位置を上位置（第１図実線で示
す位置）にそれぞれ変化させる。水平尾翼１は、
機体内部に設けられた上下方向に可動な部材２に
取付けられている。上記可動部材２は上下方向に
移動させる機構としては、第２図に示すように可
動部材２の溝２ａに設けられたラツク２ｂおよび
噛合うギヤ３が設けられ、フラツプの作動時に指
令を受けてギヤ３が回転し、これに伴つてギヤ３
に噛合うラツク２ｂを備えた可動部材２及び可動
部材２に取付けられた水平尾翼３が上下動を行
う。また第３図に示される本考案の他の実施例に
おいては、フラツプの作動時に水平尾翼１は第１
図に示されるように上下動を行うが、このための
機構として、可動部材２に設けられたシリンダ２
ｃと同シリンダに挿入された固定ピストン４より
成る油圧アクチユエータが設けられる。フラツプ
の作動時、フラツプの上げ位置もしくは下げ位置
に従つて油圧をシリンダ２ｃ内から排出又は供給
することによつて、可動部材２を下方又は上方に
動かし、これに伴つて水平尾翼１は第１図に示さ
れる両位置のいづれかに移動することゝなる。
従つて、上記の両実施例のいづれにあつても、
フラツプに連動して水平尾翼を上下動させること
によつて、水平尾翼が主翼後流に入ることを防
ぎ、いずれのフラツプ位置においても水平尾翼の
動きを良好に保持することができる。
フラツプに連動して水平尾翼を上下動させること
によつて、水平尾翼が主翼後流に入ることを防
ぎ、いずれのフラツプ位置においても水平尾翼の
動きを良好に保持することができる。
以上のように、この考案によれば、水平尾翼の
上下位置を飛行中、フラツプ位置に連動して変え
ることにより、フラツプ上、下位置とも巡航性能
を劣化することなく、航空機の安定を保持でき
る。
上下位置を飛行中、フラツプ位置に連動して変え
ることにより、フラツプ上、下位置とも巡航性能
を劣化することなく、航空機の安定を保持でき
る。
第１図は本考案の一実施例を示す説明図、第２
図は上記実施例の用部の説明図、第３図は、本考
案の他の実施例の要部の説明図、第４図は主翼後
流位置（フラツプ上げ位置）を示す説明図、第５
図は主翼後流位置（フラツプ下げ位置）を示す説
明図、第６図は、従来の逆キヤンバ水平尾翼の説
明図、第７図は、従来のスラツト付水平尾翼の説
明図である。 図中、１は水平尾翼、２は可動部材、２ｂはラ
ツク、２ｃはシリンダ、３はギヤ、４はピストン
をそれぞれ示す。
図は上記実施例の用部の説明図、第３図は、本考
案の他の実施例の要部の説明図、第４図は主翼後
流位置（フラツプ上げ位置）を示す説明図、第５
図は主翼後流位置（フラツプ下げ位置）を示す説
明図、第６図は、従来の逆キヤンバ水平尾翼の説
明図、第７図は、従来のスラツト付水平尾翼の説
明図である。 図中、１は水平尾翼、２は可動部材、２ｂはラ
ツク、２ｃはシリンダ、３はギヤ、４はピストン
をそれぞれ示す。
Claims (1)
- 水平尾翼、同水平尾翼が取付けられた上下方向
に可動の部材、及びフラツプ作動時に作動されフ
ラツプが下げ位置の場合には上方位置にフラツプ
が上げ位置の場合は下方位置に上記可動部材を移
動させる機構からなることを特徴とする水平尾翼
位置可変航空機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP291287U JPH0437837Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP291287U JPH0437837Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63111394U JPS63111394U (ja) | 1988-07-18 |
| JPH0437837Y2 true JPH0437837Y2 (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=30782193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP291287U Expired JPH0437837Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0437837Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017047898A (ja) * | 2016-08-31 | 2017-03-09 | 元延 深瀬 | エンジンの後方部に揚力板機構を設けたジェット飛行機。 |
-
1987
- 1987-01-14 JP JP291287U patent/JPH0437837Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63111394U (ja) | 1988-07-18 |
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