JPH04368800A - 高周波プラズマトーチ - Google Patents

高周波プラズマトーチ

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Publication number
JPH04368800A
JPH04368800A JP3144849A JP14484991A JPH04368800A JP H04368800 A JPH04368800 A JP H04368800A JP 3144849 A JP3144849 A JP 3144849A JP 14484991 A JP14484991 A JP 14484991A JP H04368800 A JPH04368800 A JP H04368800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
frequency
high frequency
torch
weir
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3144849A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Takeuchi
順 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH04368800A publication Critical patent/JPH04368800A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導結合型高周波プラ
ズマトーチに関する。
【0002】
【従来の技術】誘導結合型高周波プラズマトーチ(以下
高周波プラズマトーチ)は、超微粒子の合成、溶射、蒸
着、塩化物の酸化などの分野に用いられている。これら
の産業分野では高周波プラズマトーチの大容量化及び高
効率化が求められている。高周波プラズマトーチの冷却
構造は大別して2種類ある。水没コイル方式(図3)と
二重管方式(図4)である。これらの方式の利得を以下
に述べる。
【0003】図3に示した水没コイル方式はTAFA社
により商業化されているトーチ等にみられる。この方式
の利点は高周波コイルの径とプラズマの径との差が比較
的小さいため高周波電力が有効にプラズマに供給される
ことである。更に、高周波コイル間は冷媒が流れている
ため高電圧が供給された場合でも絶縁破壊することはな
く僅かな漏れ電流が定常的に流れるだけである。また、
この方式では水没コイルに高周波を供給し、かつ冷媒を
シールするために、トーチの外壁として加工性がよく絶
縁物質であるチフロンが用いられている。このトーチに
おいては高周波コイルが無い部分では冷媒の流れる空間
が広く冷媒の流速は比較的遅い。したがって、大電力を
プラズマに供給するときには冷媒の流量を大きくする必
要がある。また、このトーチの場合トーチ外部からプラ
ズマを観察することが出来ない。したがって、プロセス
のモニタリングが困難である。
【0004】図4に示した二重管方式は日本高周波社に
より商業化されているトーチ等に見られる。この方式の
利点は二重管の間の空間を狭くすることで容易に冷媒の
流速を速くすることが可能な点である。また二重管を石
英で構成することによりトーチの外部からプラズマを観
察することが可能な点である。また、この方式では高周
波コイルは二重管の外部に位置するため高周波コイルの
径とプラズマの径との差が大きく高周波電力が有効にプ
ラズマに供給されない。さらに大出力プラズマを発生さ
せるために高電圧を高周波コイルに供給するとき、コイ
ル間で絶縁破壊を起こし放電するという問題がある。通
常高周波電源には過負荷防止装置が備わっているため、
コイル間で大電流が流れると高周波電源は自動停止する
。その結果プラズマが消えた後プラズマ処理されなかっ
た原料が製品に混入するという重大な欠点がある。すな
わち、この方式は研究開発段階でプラズマ発生・維持条
件を探索するには有利であるが、産業上の利用には不適
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる現状に
鑑み、高効率及び大電力で運転することが可能である高
周波プラズマトーチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の目的を
達成するべく種々実験、検討を重ねた結果、本発明に至
った。まず、本発明者はプラズマに曝されるプラズマ閉
じこめ管の加熱状況を調査した。この結果、プラズマ閉
じこめ管のコイル部分ではなくコイル直下部分で冷媒が
沸騰することが判明した。すなわち、プラズマからの熱
を最も受けるのはコイル直下部分である。これは高周波
コイル部分で加熱されたプラズマが下流部に吹き付ける
ためであると推定された。
【0007】次に、本発明者は冷却能が必要とされる部
分だけに高い冷却能を保証する方法を検討した。通常固
体と流体との間の伝熱能はヌセルト数により表わさせる
が、ヌセルト数を大きくするためにはレイノルズ数を大
きくすればよい。レイノルズ数は流体の流速に比例する
。したがって、コイル直下部分での冷媒の流速をコイル
の直下部分だけでも向上させる方法を検討し本発明に至
った。すなわち、高周波コイルの直下部分に堰を置き、
冷媒の通過する隙間を狭くすることによりこの部分での
冷媒の流速を速め、冷却能を向上させることが可能とな
った。本発明の高周波プラズマトーチの縦方向断面正面
図を図1に示す。また、プラズマ観察用の窓をとりつけ
た本発明の高周波プラズマトーチを図2に示す。
【0008】本発明は上記の知見に基づいてなされたも
ので、つまり本発明は高周波プラズマトーチに於て、ト
ーチの冷却構造の高周波コイルの直下部分に堰を設ける
ことを特徴とする高周波プラズマトーチである。
【0009】
【作用】以下に詳細に本発明を説明する。図2を用いて
説明する。図2は本発明の高周波プラズマトーチにおい
て窓をとりつけたトーチの断面図である。本トーチは図
3または図4に示した高周波プラズマトーチと同様に、
高周波コイル1、プラズマ閉じこめ管2、ガス供給用ヘ
ッド3を有する。本トーチは図3に示した水没コイル方
式であり、絶縁体で出来た外壁4により高周波コイルの
両端を絶縁するとともに冷媒5をシールしている。本ト
ーチにはプラズマ観察用の窓6を備えプラズマのモニタ
ーが可能となっている。
【0010】冷媒5をプラズマ閉じこめ管2近傍に集中
的に流すことを目的とする堰7は高周波コイル1の直下
部分に置かれる。直下部分とはプラズマの流れる方向を
基準にして高周波コイルより下流部のことを意味し、冷
媒5の流れる方向とは関係が無い。したがって、ガス供
給用ヘッド3と堰7は高周波コイル1を挟んで反対側に
置かれる必要がある。堰7とプラズマ閉じこめ管2との
間の隙間は流速を高めるために例えば3mm以下である
ことが望ましい。堰7の材質は高周波による誘導電流を
抑えるため絶縁体であることが望ましい。
【0011】本発明のトーチではプラズマ閉じ込め管2
の材質を適宜選択することが可能である。すなわち、研
究開発段階では、プラズマをモニタリングするためにプ
ラズマ閉じ込め管2の材質として石英を選択し、同一条
件で運転する実生産段階では熱衝撃に強い例えば窒化珪
素を選択することが可能である。さらに、本発明のトー
チでは高周波プラズマトーチを冷却する冷媒として水以
外の流体を適宜選択することが可能である。すなわち、
有機溶媒や液化金属等も冷媒として可能である。
【0012】また、本発明は二重管方式にも適用可能で
ある。すわなち、図1に示した本発明の高周波プラズマ
トーチは原理的に水没コイル方式であるが、二重管方式
(図4)においても絶縁体で出来た外壁4の内側の高周
波コイル直下部分に堰を設けることにより冷却能を向上
させることが可能である。なおこの場合は高周波コイル
の径が大きいため効率が損なわれるが、冷媒の流量を減
少させることが可能である。
【0013】以下に本発明の実施例を示す。
【0014】
【実施例】(実施例1)図2に示された本発明の高周波
プラズマトーチと堰を除いた高周波プラズマトーチで高
周波プラズマを点火し冷媒が沸騰しない限界の高周波入
力を求めた。両高周波プラズマトーチの寸法は同一であ
る。すなわち、プラズマ閉じこめ管2の内径は56mm
であり、高周波コイル1の内径は64mmである。なお
、本発明の高周波プラズマトーチには内径が64mmの
テフロン製堰7が設けられている。
【0015】両高周波プラズマトーチの運転は同一であ
る。まず、高周波プラズマトーチ内を真空排気し、冷媒
5を 101/min で供給する。次に、アルゴンガ
スを 801/min でガス供給用ヘッド3から供給
しながら、高周波を供給しグロー放電を開始し、高周波
入力を高めアーク放電に移行する。トーチ内圧力が大気
圧となったところでトーチを大気開放とする。この時の
高周波入力は高周波電源の陽極電力で20kWとなるよ
うにする。次に、アルゴンガスに加え水素ガスをガス供
給用ヘッド3から供給するとともに高周波入力を高めて
ゆき、冷媒の沸騰をプラズマ観察用窓から観察する。こ
のときの水素ガスの混入速度は、陽極電力5kW増加と
ともに11/min の混入とする。
【0016】堰を除いた高周波トーチでは陽極電力が4
5kWの時、プラズマ閉じこめ管2外壁で沸騰が起き始
めた。一方、本発明の高周波プラズマトーチでは陽極電
力が 150kWの時でも冷媒の沸騰は観察されなかっ
た。すなわち、本発明の高周波プラズマトーチでは、プ
ラズマをモニタリングすることが可能である事かつ高効
率及び大電力で運転することが可能である。
【0017】
【効果】本発明により、高周波プラズマトーチを高効率
及び大電力で運転することが可能となった。以上により
大容量の高周波プラズマを高効率に安定的に運転するこ
とが工業的に実施することが可能となり、産業上の発展
に貢献するところきわめて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波プラズマトーチの縦方向断面正
面図である。
【図2】本発明の他の実施例の高周波プラズマトーチを
示し、(a)は縦方向断面図正面図であり、(b)は図
(a)のA−A断面図である。
【図3】従来の水没コイル方式高周波プラズマトーチの
縦方向断面正面図である。
【図4】従来の二重管方式高周波プラズマトーチの縦方
向断面正面図である。
【符号の説明】
1…高周波コイル 2…プラズマ閉じこめ管 3…ガス供給用ヘッド 4…絶縁体で出来た外壁 5…冷媒 6…プラズマ観察用の窓 7…堰

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  高周波プラズマトーチに於て、トーチ
    の冷却構造の高周波コイルの直下部分に堰を設けること
    を特徴とする高周波プラズマトーチ
JP3144849A 1991-06-17 1991-06-17 高周波プラズマトーチ Withdrawn JPH04368800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3144849A JPH04368800A (ja) 1991-06-17 1991-06-17 高周波プラズマトーチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3144849A JPH04368800A (ja) 1991-06-17 1991-06-17 高周波プラズマトーチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04368800A true JPH04368800A (ja) 1992-12-21

Family

ID=15371851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3144849A Withdrawn JPH04368800A (ja) 1991-06-17 1991-06-17 高周波プラズマトーチ

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JP (1) JPH04368800A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013093265A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Panasonic Corp プラズマ処理装置及び方法
JP2014500577A (ja) * 2010-10-20 2014-01-09 ラム リサーチ コーポレーション プラズマを点火および維持するための方法および装置

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Effective date: 19980903