JPH043640Y2 - - Google Patents

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JPH043640Y2
JPH043640Y2 JP12072786U JP12072786U JPH043640Y2 JP H043640 Y2 JPH043640 Y2 JP H043640Y2 JP 12072786 U JP12072786 U JP 12072786U JP 12072786 U JP12072786 U JP 12072786U JP H043640 Y2 JPH043640 Y2 JP H043640Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、液体塗料の塗装に使用する静電塗装
装置に関し、特に液体塗料を空気流によつて微細
粒子に霧化して静電力により被塗物品に塗着させ
る空気霧化静電塗装銃に関する。
従来の技術 液体塗料を噴射する塗料ノズルとノズル挿通用
中央空気孔およびこれを取囲む複数個の空気孔を
有する塗料霧化用空気キヤツプとを銃本体の前端
部に設置し、塗料ノズルの傾斜内壁により形成さ
れる弁座に離接する略円錐前端部を有する細長い
杆状弁体とこの弁体の後端部に固着された弁体駆
動ピストンとこのピストンを収容する空気シリン
ダ部とを備え塗料ノズルからの塗料噴出を制御す
るニードル弁装置を銃本体内部に設置し、細長い
線状の塗料粒子荷電電極を弁体に取付けてその前
端部を塗料ノズルを貫通させてノズルの前端開口
より前方まで突出させると共に高抵抗素子を介し
て荷電電極に直流高電圧を印加し、切換弁手段に
より空気シリンダ部に対する空気供給を制御して
ニードル弁装置を作動させるように構成された従
来の空気霧化静電塗装銃にあつては、ニードル弁
装置の杆状弁体を、金属材料から成る単一体で形
成させて荷電電極用導体の一部として作用させた
り、合成樹脂材料から成る管状体で形成させてそ
の中心孔に荷電電極を挿通させたり、あるいは、
電極用導体の一部として作用する金属材料部と弁
部材として作用する合成樹脂材料部との組合せ体
によつて形成させたりしていた。然しながら、弁
体の全体または一部分を金属材料で形成させた静
電塗装銃の場合は、荷電電極付勢電路における高
抵抗素子から電極までの部分の静電容量が大とな
るため荷電電極の先端が人体や被塗物品または接
地金属部材などに接近すると火花放電を発生し、
人体の損傷や可燃性の燃料溶剤に着火して火災を
生じるなどの危険があり、また全体または前端部
分を合成樹脂材料で形成させた弁体の場合は、合
成樹脂材料の硬度が低くかつ耐摩耗性に欠けてい
るため静電塗装銃の使用中に弁体前端部の摩耗を
生じ弁の密封性が低下して正確な閉止作用を得ら
れなくなるという欠点があつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は、従来の空気霧化静電塗装銃の上記の
ような欠点を除去して、荷電電極の静電容量が小
さくて火花放電発生の危険がなく静電塗装銃とし
て不可欠な安全性を確保することができると共
に、ニードル弁装置による液体塗料の噴射および
吐出停止の制御を確実に行なうことができる空気
霧化静電塗装銃を提供することを目的とするもの
である。
問題点を解決するための手段 本考案の空気霧化静電塗装銃は、上記目的を達
成するため、ニードル弁装置の杆状弁体を軸方向
中心孔を有する細長いセラミツク管で形成させて
上記中心孔に細長い線状の塗料粒子荷電電極を挿
通したことをその構成上の特徴とするものであ
る。
作 用 ニードル弁装置の杆状弁体が塗料ノズルの形成
材料として一般に使用される合成樹脂に較べて著
しく高い硬度と大きい耐摩耗性とを有しているた
めに静電塗装銃の使用中に弁として作動する弁体
の前端部が摩耗して弁の密封性が低下して閉止作
用が損なわれるおそれがなく、また荷電電極が弁
体の中心孔に挿通した細い線状導体で形成されて
いるので、その後端をばね接続子と高抵抗素子と
を介して直流高電圧電源に接続することにより荷
電電極部分の静電容量を極めて低い値ならしめる
ことができ、火花発生の危険を防止して高い安全
性が確保される。
実施例 次に、添付図面を参照して、本考案の空気霧化
静電塗装銃の好ましい一実施例について説明する
と、この塗装銃は、例えば合成樹脂のような適当
な絶縁材料から成り直径が約50mm、長さが約160
mmの銃本体1と;適当な合成樹脂絶縁材料から成
り銃本体1の前端部に設置されていて銃本体壁部
に穿設された塗料供給路2を通して供給される液
体塗料をその前端開口3から噴射する塗料ノズル
4と;適当な合成樹脂絶縁材料から成つて銃本体
壁部に穿設された霧化空気供給路5にそれぞれ連
通するノズル挿通用の中央の霧化空気孔6および
これを囲む複数個の霧化空気孔7を有し、かつこ
れら霧化空気孔の両側に対称的に前方に向けた突
設された1対の角状突起部8の前端部内側にはそ
れぞれ突起部内に設けた空気路9を通して銃本体
壁部に穿設された整形空気供給路10に連通され
ていて塗料ノズル4から噴射され中央霧化空気孔
6および霧化空気孔7からの空気により霧化され
た塗料粒子噴霧のパターンも整形する空気を放出
する整形空気孔11を有しており、取付けナツト
12によつて銃本体1の前端部に取付け固定され
る直径約50mmの空気キヤツプ13と;細い軸方向
中心孔を有する直径約5mm、長さ約70mmの細長い
セラミツク管によつて形成されていて、塗料ノズ
ル4内に設けられた塗料室14の前方部分の傾斜
内壁により形成される弁座15と離接する略円錐
形の前端部16を有する杆状弁体17と、弁体1
7と接着が容易なセラミツク材料によつて形成さ
れていて弁体17の後端部に固着された弁体駆動
用のピストン18と、電気絶縁性の大きい超高分
子量ポリエチレン材料によつて形成された外径約
22mm、内径約14mmの円筒から成りピストン18を
収容していて、銃本体壁部に穿設された空気通路
19,20を通して行なわれるシリンダ前室21
またはシリンダ後室22に対する空気の供給に応
じて弁体17およびピストン18を約5mmのスト
ロークで後退または前進させる空気シリンダ部2
3と、超高分子量ポリエチレン材料によつて形成
され空気シリンダ部23の内部に配置されていて
杆状弁体の摺動軸受けとして作動しかつ弁体およ
び空気シリンダ部間を密封するV形パツキン24
の押えとして作動する弁体支持部材25,26,
27と、空気シリンダ部23の後端部に取付けら
れてその後端開口を閉塞するシリンダ後蓋28と
から成るニードル弁装置29と;杆状弁体17の
中心孔に挿通、固定された直径約0.5mm、長さ約
85mmの細長い線状金属体から成り、その前端は塗
料ノズル4の前端開口3を貫通して開口より前方
に約5mm程度(塗料放出時)突出し、その後端は
空気シリンダ部23の後端開口を閉塞するシリン
ダ後蓋28に設けた円筒状空所内に配置された螺
旋状ばね接続子30に接続された塗料粒子荷電電
極31と;銃本体1の外部の適当な個所、例えば
銃本体1の後端部から斜下向き後方に延びる支持
腕3荷を取付け固定する塗装銃操作用ロボツト装
置(図示せず)の操作腕上に設置されていて銃本
体1の壁部に穿設された空気通路19,20を通
して空気シリンダ部23のシリンダ前室21およ
びシリンダ後室22に供給される空気の供給切換
を制御するための適当な通常構造を有する切換弁
手段(図示せず)と;を具備しており、塗料ノズ
ル4は外径約15mmのその後端部分33を、ニード
ル弁装置29の空気シリンダ部23の前端部分を
円筒状に延長させて形成された筒状延長部34の
内部に嵌合させて取付け固定することによつて一
体化したノズル−ニードル弁組立体を形成させ、
このノズル−ニードル弁組立体を銃本体1の前端
部分に前方に向けて開口させて設けた直径約22.5
mmの略円筒状の空洞35内にその前向き開口から
着脱可能に挿入、嵌合させて銃本体1に取付け固
定し、ニードル弁装置29における空気シリンダ
部23のシリンダ後蓋28の円筒状空所内に設置
されたばね接続子30の後端部を後蓋壁を貫通さ
せて、銃本体1の後端部分の円筒状空所内に配置
されてその後端を銃本体1の後端に取付けられた
後壁部36を通して導入される高電圧レーブル3
7の中心導線に接続された例えば約100MΩの高
抵抗を有する棒状抵抗器38の前端に接続して、
塗装銃から離隔した適当位置に設置された適当な
直流高電圧発生装置から高電圧ケーブル37およ
び棒状抵抗器38を通して−50KVないし−
70KVの直流高電圧を荷電電極31に印加するこ
とにより塗料ノズル4の前端開口3から放出され
て空気キヤツプ13の霧化用空気孔6,7から噴
射される空気により霧化された塗料粒子に負性電
荷を与えるものであつて、塗料ノズルの塗料室1
4に対する液体塗料の供給は、塗装銃から離隔し
た位置に設けられた塗料供給源から延びて銃本体
1の後壁部36から導入され銃本体壁部に穿設さ
れた塗料供給路2の後端に接続された塗料供給ホ
ース39によつて例えば約300c.c./minないし
1000c.c./minの流量で行なわれ、また空気キヤツ
プ13の各霧化空気孔6,7に対する霧化空気の
供給、および整形空気孔11に対する整形空気の
供給は、それぞれ別個の制御弁を介して圧力約
3.5Kg/cm2の適当な高圧空気供給源に接続されて
銃本体1の後壁部36を通して導入され霧化空気
供給路5および整形空気供給路10の後端にそれ
ぞれ接続された霧化空気ホース40および整形空
気ホース(図示せず)によつてそれぞれ行なわれ
る。なお、ニードル弁装置29の作動制御は絶縁
切換弁手段から延びる1対の空気ホース(図示せ
ず)を後壁部36から導入して両空気通路19,
20の後端にそれぞれ接続し空気シリンダ部23
のシリンダ前室21またはシリンダ後室22に選
択的に例えば約3.5Kg/cm2の高圧空気を供給する
ことによつて行なうものである。
考案の効果 上記のような構造を有せしめた本考案の空気霧
化静電塗装銃によれば、従来の空気霧化静電塗装
銃の前に述べたような種々の欠点や問題点を解消
して、下記のような有用かつ卓越した効果を得る
ことができる。すなわち、ニードル弁装置におけ
るセラミツク材料によつて形成された杆状弁体
は、塗料ノズル形成材料として広く一般に使用さ
れている例えば“デルリン”なる商品名によつて
知られた合成樹脂材料に較べて著しく高い硬度と
耐摩耗性を有しているので、塗装銃を長期間に亘
つて使用した場合にも弁として作動する弁体の前
端部の摩耗のために弁の密封性が損なわれるおそ
れがなく、ニードル弁装置の有効寿命が著しく延
長され、また塗料粒子荷電電極は、杆状弁体の中
心孔に挿通し、固定した細い線状導体により形成
されその後端をばね接触子により高抵抗素子を介
して直流高電圧電源に接続されているため、荷電
電極部分が極めて小さい静電容量を有していて、
火花発生の危険は完全に防止され、高い安全性が
確保される。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本考案に係る空気霧化静電塗装銃
の好ましい一実施例を、その要部を裁断して示す
部分的裁断側面図である。 図において、1は銃本体、2は塗料供給路、3
はノズルの前端開口、4は塗料ノズル、5は霧化
空気供給路、6は中央霧化空気孔、7は霧化空気
孔、10は整形空気供給路、11は整形空気孔、
13は空気キヤツプ、14は塗料ノズルの塗料
室、15は弁座、16は弁体の略円錐形前端部、
17は弁状弁体、18はピストン、19,20は
空気通路、21はシリンダ前室、22はシリンダ
後室、23は空気シリンダ部、24はV形パツキ
ン、25,26,27は弁体支持部材、28はシ
リンダ後蓋、29はニードル弁装置、30はばね
接続子、31は塗料粒子荷電電極、32は銃本体
の支持腕、33は塗料ノズルの後端部分、34は
空気シリンダ部の筒状延長部、35は銃本体の円
筒状空洞、36は銃本体の後壁部、37は高電圧
ケーブル、38は棒状抵抗器、39は塗料供給ホ
ース、40は霧化空気ホース、をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 銃本体と;上記銃本体の前端部に設置され銃本
    体の壁部を貫通して設けられた塗料供給路を通し
    て供給される液体塗料を噴射する塗料ノズルと;
    上記銃本体の前端部に取付けられていて、銃本体
    の壁部を貫通して設けられた霧化空気供給路にそ
    れぞれ連通するノズル挿通用中央空気孔およびこ
    れを取囲む複数個の空気孔を有し、塗料ノズルか
    ら噴射される液体塗料を霧化させる空気キヤツプ
    と;上記銃本体の内部に設けられいて、塗料ノズ
    ルの傾斜内壁により形成される弁座に離接する略
    円錐形前端部を有する細長い杆状弁体とこの弁体
    の後端部に固着された弁体駆動ピストンとこのピ
    ストンを収容する空気シリンダ部とを備え、上記
    塗料ノズルからの液体塗料の噴出を制御するニー
    ドル弁装置と;上記ニードル弁装置の弁体に取付
    けられた細長い線状導体によつて形成され、その
    前端が塗料ノズルの前端開口より前方に突出し、
    高抵抗素子を介して直流高電圧を印加される塗料
    粒子荷電電極と;上記ニードル弁装置を作動させ
    るため銃本体の壁部を貫通して設けられた空気通
    路を通して上記空気シリンダ部に供給される空気
    を制御する切換弁手段と;を具備する空気霧化静
    電塗装銃であつて、上記ニードル弁装置の杆状弁
    体を、軸方向中心孔を有する細長いセラミツク管
    によつて形成させて上記中心孔に細長い線状の塗
    料粒子荷電電極を挿通したことを特徴とする空気
    霧化静電塗装銃。
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JP6343159B2 (ja) * 2014-03-17 2018-06-13 旭サナック株式会社 静電塗装機

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