JPH04363730A - シミュレーション実行手段 - Google Patents
シミュレーション実行手段Info
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- JPH04363730A JPH04363730A JP3138822A JP13882291A JPH04363730A JP H04363730 A JPH04363730 A JP H04363730A JP 3138822 A JP3138822 A JP 3138822A JP 13882291 A JP13882291 A JP 13882291A JP H04363730 A JPH04363730 A JP H04363730A
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Landscapes
- Debugging And Monitoring (AREA)
- Devices For Executing Special Programs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュ−タ性能予測
システムに係り、特に、コンピュ−タシステム全体を対
象とした性能予測を行うためのコンピュ−タ性能予測シ
ステムに関する。
システムに係り、特に、コンピュ−タシステム全体を対
象とした性能予測を行うためのコンピュ−タ性能予測シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュ−タ開発では、現機種に対して
確実に性能が向上している製品を開発することが求めら
れる。そのためには、現機種の性能を正確に把握し、開
発機種については事前に十分な性能予測を行う必要があ
る。従来の技術では、現にある実機に対しては、システ
ム全体を対象とした性能評価を行う装置等が存在してい
る。但し、それらの性能評価装置は実機を必要とするた
め、机上のシステムの性能予測を正確に行うことはでき
ない。例としては、特開平2−162436号公報にシ
ステム性能デ−タ収集方式が示されている。
確実に性能が向上している製品を開発することが求めら
れる。そのためには、現機種の性能を正確に把握し、開
発機種については事前に十分な性能予測を行う必要があ
る。従来の技術では、現にある実機に対しては、システ
ム全体を対象とした性能評価を行う装置等が存在してい
る。但し、それらの性能評価装置は実機を必要とするた
め、机上のシステムの性能予測を正確に行うことはでき
ない。例としては、特開平2−162436号公報にシ
ステム性能デ−タ収集方式が示されている。
【0003】一方、コンピュ−タシステムの仕様検討段
階での性能予測については、従来の技術は、待ち行列理
論を用いてシミュレ−ションを行う手段等が存在する。 ただし、従来の計算機では、システム全体を動的にシミ
ュレ−ションする能力を持ちかつグラフィクス表現能力
等のユ−ザ−インタフェ−スに優れたものがなかったた
め、それらの手段は、静的シミュレ−ションを行ってい
る。すなわち、システムをモデル化する際、待ち行列理
論に基づく静的パラメ−タを用いている。このパラメ−
タの正確なデ−タを入手する装置として、例えば、特開
平2−219138号公報にはコンピュ−タ性能予測装
置が示されている。この装置は、磁気ディスク装置等の
入出力装置の負荷に対する性能パラメ−タを与えるもの
である。
階での性能予測については、従来の技術は、待ち行列理
論を用いてシミュレ−ションを行う手段等が存在する。 ただし、従来の計算機では、システム全体を動的にシミ
ュレ−ションする能力を持ちかつグラフィクス表現能力
等のユ−ザ−インタフェ−スに優れたものがなかったた
め、それらの手段は、静的シミュレ−ションを行ってい
る。すなわち、システムをモデル化する際、待ち行列理
論に基づく静的パラメ−タを用いている。このパラメ−
タの正確なデ−タを入手する装置として、例えば、特開
平2−219138号公報にはコンピュ−タ性能予測装
置が示されている。この装置は、磁気ディスク装置等の
入出力装置の負荷に対する性能パラメ−タを与えるもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンピュ−
タ開発において、仕様検討段階でも十分な性能予測を行
い、仕様の有効性を検証するためには、システム全体を
対象として動的にシミュレ−ションを行うことが重要な
課題となっている。
タ開発において、仕様検討段階でも十分な性能予測を行
い、仕様の有効性を検証するためには、システム全体を
対象として動的にシミュレ−ションを行うことが重要な
課題となっている。
【0005】実際のコンピュ−タシステムでは、システ
ムを構成する資源の各々の状態は逐次変化しており、そ
れに伴い他の資源に対する影響の度合いも変化している
。従って、システムモデルのパラメ−タも、この状態遷
移に対応して変化することが望ましい。システム全体を
対象として動的にシミュレ−ションを行うということは
、システムモデルのパラメ−タがシミュレ−ション中に
動的に変化することを意味する。
ムを構成する資源の各々の状態は逐次変化しており、そ
れに伴い他の資源に対する影響の度合いも変化している
。従って、システムモデルのパラメ−タも、この状態遷
移に対応して変化することが望ましい。システム全体を
対象として動的にシミュレ−ションを行うということは
、システムモデルのパラメ−タがシミュレ−ション中に
動的に変化することを意味する。
【0006】これに対し、従来の静的シミュレ−ション
では、待ち行列理論による統計的なデ−タに基づくパラ
メ−タを用いているが、シミュレ−ション中は固定であ
る。実際のシステムでは、システム状態によって各々の
パラメ−タの分布が変化するのに対し、静的シミュレ−
ションで用いられるパラメ−タは、それらの状態による
変化をならした平均的な振る舞いしか表せない。従って
、実際にはありえないパラメ−タの組み合わせが選択さ
れる場合がある。具体的には、バスがビジ−状態である
にもかかわらず、プロセッサがバスの空いている状態で
動作するパラメ−タの組み合わせをシミュレ−ションに
含んでしまい、シミュレ−ション精度を低下させてしま
う。
では、待ち行列理論による統計的なデ−タに基づくパラ
メ−タを用いているが、シミュレ−ション中は固定であ
る。実際のシステムでは、システム状態によって各々の
パラメ−タの分布が変化するのに対し、静的シミュレ−
ションで用いられるパラメ−タは、それらの状態による
変化をならした平均的な振る舞いしか表せない。従って
、実際にはありえないパラメ−タの組み合わせが選択さ
れる場合がある。具体的には、バスがビジ−状態である
にもかかわらず、プロセッサがバスの空いている状態で
動作するパラメ−タの組み合わせをシミュレ−ションに
含んでしまい、シミュレ−ション精度を低下させてしま
う。
【0007】本発明の目的は、静的シミュレ−ションで
発生する精度低下を防ぐことを可能とした、コンピュ−
タ開発における、仕様検討段階のシステム構成デ−タか
らシステム全体を対象とした性能予測を行うコンピュ−
タ性能予測システムを提供することにある。
発生する精度低下を防ぐことを可能とした、コンピュ−
タ開発における、仕様検討段階のシステム構成デ−タか
らシステム全体を対象とした性能予測を行うコンピュ−
タ性能予測システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、シミュレ−ション中の状態遷移に応じて
パラメ−タの組合せを変化させる動的シミュレ−ション
を実現することで、シミュレ−ション精度の向上を図る
ものである。具体的には、コンピュ−タシステムを構成
する複数の資源の各々に対応する複数の部分シミュレ−
ション実行手段と、それらの部分シミュレ−ション実行
手段の状態遷移の状況を監視して、他の資源に対する影
響の度合いに応じてモデルのパラメ−タ変化を管理する
シミュレ−ション管理手段とを備えることを特徴とする
シミュレ−ション実行手段を備えるようにする。
達成するため、シミュレ−ション中の状態遷移に応じて
パラメ−タの組合せを変化させる動的シミュレ−ション
を実現することで、シミュレ−ション精度の向上を図る
ものである。具体的には、コンピュ−タシステムを構成
する複数の資源の各々に対応する複数の部分シミュレ−
ション実行手段と、それらの部分シミュレ−ション実行
手段の状態遷移の状況を監視して、他の資源に対する影
響の度合いに応じてモデルのパラメ−タ変化を管理する
シミュレ−ション管理手段とを備えることを特徴とする
シミュレ−ション実行手段を備えるようにする。
【0009】あるいは、コンピュ−タシステムを構成す
る複数の資源の各々に対応する複数の部分シミュレ−シ
ョン実行手段を備え、各々の部分シミュレ−ション実行
手段が、自らの状態遷移によって影響を受ける部分シミ
ュレ−ション実行手段に直接働きかけてパラメ−タ変化
を起こさせることを特徴とするシミュレ−ション実行手
段を備えるようにする。
る複数の資源の各々に対応する複数の部分シミュレ−シ
ョン実行手段を備え、各々の部分シミュレ−ション実行
手段が、自らの状態遷移によって影響を受ける部分シミ
ュレ−ション実行手段に直接働きかけてパラメ−タ変化
を起こさせることを特徴とするシミュレ−ション実行手
段を備えるようにする。
【0010】
【作用】本発明のコンピュ−タ性能予測システムでは、
シミュレ−ション実行手段に備えられた部分シミュレ−
ション実行手段とシミュレ−ション管理手段が、コンピ
ュ−タシステムを構成する複数の資源の各々に対応する
複数の部分シミュレ−ションを実行し、その状態遷移の
状況を監視して、他の資源に対する影響の度合いに応じ
てモデルのパラメ−タ変化を管理することにより、シス
テム全体を対象とした動的シミュレ−ションによる性能
予測を行うことができる。パラメ−タ変化の管理を現実
のシステムで可能な組合せの範囲に制御することで、シ
ステムをより忠実にシミュレ−トすることが可能となり
、精度の向上が図れる。
シミュレ−ション実行手段に備えられた部分シミュレ−
ション実行手段とシミュレ−ション管理手段が、コンピ
ュ−タシステムを構成する複数の資源の各々に対応する
複数の部分シミュレ−ションを実行し、その状態遷移の
状況を監視して、他の資源に対する影響の度合いに応じ
てモデルのパラメ−タ変化を管理することにより、シス
テム全体を対象とした動的シミュレ−ションによる性能
予測を行うことができる。パラメ−タ変化の管理を現実
のシステムで可能な組合せの範囲に制御することで、シ
ステムをより忠実にシミュレ−トすることが可能となり
、精度の向上が図れる。
【0011】
〈実施例1〉以下、本発明の実施例を、添付図面を用い
て説明する。
て説明する。
【0012】図2は、シミュレ−ション実行手段として
、本発明の一実施例であるシミュレ−ション実行部1を
もつコンピュ−タ性能予測システムの構成例である。 図中2は、コンピュ−タ性能予測システムにデ−タを入
力する際に使用する入力装置、3は入力されたデ−タを
もとにコンピュ−タ・システムのモデリングを行うモデ
リング実行部、4はモデリング実行部3におけるモデリ
ングに用いられるモデルデ−タベ−ス、5はモデリング
実行部3と、シミュレ−ション実行手段とを結合するシ
ミュレ−タ生成手段であるシミュレ−タ生成部、6はシ
ミュレ−タ生成部5におけるシミュレ−タ生成に用いら
れるシミュレ−タデ−タベ−ス、7はシミュレ−ション
実行部1で得られたシミュレ−ションの結果の統計処理
を行うシミュレ−ション結果統計処理部、8はその統計
結果を保管するシミュレ−ション結果統計デ−タファイ
ル、9はシステム全体の性能予測を行うシステム性能予
測部、10はシステム性能予測部9でのシステム性能予
測に用いられるシステム性能デ−タベ−ス、11はモデ
リング実行部3、シミュレ−タ生成部5、シミュレ−シ
ョン実行部1及びシステム性能予測部9で得られた結果
をグラフィクスで表示する処理を行うグラフィクス処理
部、12はその画面表示手段であるCRT表示装置、1
3は入力装置2からグラフィクス処理部11を経由して
モデリング実行部3に入る経路、14はモデリング実行
部3からグラフィクス処理部11に入る経路である。
、本発明の一実施例であるシミュレ−ション実行部1を
もつコンピュ−タ性能予測システムの構成例である。 図中2は、コンピュ−タ性能予測システムにデ−タを入
力する際に使用する入力装置、3は入力されたデ−タを
もとにコンピュ−タ・システムのモデリングを行うモデ
リング実行部、4はモデリング実行部3におけるモデリ
ングに用いられるモデルデ−タベ−ス、5はモデリング
実行部3と、シミュレ−ション実行手段とを結合するシ
ミュレ−タ生成手段であるシミュレ−タ生成部、6はシ
ミュレ−タ生成部5におけるシミュレ−タ生成に用いら
れるシミュレ−タデ−タベ−ス、7はシミュレ−ション
実行部1で得られたシミュレ−ションの結果の統計処理
を行うシミュレ−ション結果統計処理部、8はその統計
結果を保管するシミュレ−ション結果統計デ−タファイ
ル、9はシステム全体の性能予測を行うシステム性能予
測部、10はシステム性能予測部9でのシステム性能予
測に用いられるシステム性能デ−タベ−ス、11はモデ
リング実行部3、シミュレ−タ生成部5、シミュレ−シ
ョン実行部1及びシステム性能予測部9で得られた結果
をグラフィクスで表示する処理を行うグラフィクス処理
部、12はその画面表示手段であるCRT表示装置、1
3は入力装置2からグラフィクス処理部11を経由して
モデリング実行部3に入る経路、14はモデリング実行
部3からグラフィクス処理部11に入る経路である。
【0013】このうち、シミュレ−ション実行部1と、
シミュレ−タ生成部5と、入力装置2からグラフィクス
処理部11を経由してモデリング実行部3に入る経路1
3及びモデリング実行部3からグラフィクス処理部11
に入る経路14は、本発明で拡張された要素である。以
下では、シミュレ−ション実行部1と、シミュレ−タ生
成部5の動作と、入力装置2からグラフィクス処理部1
1を経由してモデリング実行部3に入る経路13及びモ
デリング実行部3からグラフィクス処理部11に入る経
路14を中心に説明する。
シミュレ−タ生成部5と、入力装置2からグラフィクス
処理部11を経由してモデリング実行部3に入る経路1
3及びモデリング実行部3からグラフィクス処理部11
に入る経路14は、本発明で拡張された要素である。以
下では、シミュレ−ション実行部1と、シミュレ−タ生
成部5の動作と、入力装置2からグラフィクス処理部1
1を経由してモデリング実行部3に入る経路13及びモ
デリング実行部3からグラフィクス処理部11に入る経
路14を中心に説明する。
【0014】図1に、シミュレ−ション実行部1のブロ
ック図を示す。このシミュレ−ション実行部1は、性能
予測の対象となるコンピュ−タシステムを構成する資源
の各々に対応する部分シミュレ−ション実行手段21〜
26と、それらの部分シミュレ−ション実行手段の状態
遷移の状況を監視して、他の資源に対する影響の度合い
に応じてモデルのパラメ−タ変化を管理するシミュレ−
ション管理手段20と、各々で用いるデ−タテ−ブル3
0〜36とからなる。
ック図を示す。このシミュレ−ション実行部1は、性能
予測の対象となるコンピュ−タシステムを構成する資源
の各々に対応する部分シミュレ−ション実行手段21〜
26と、それらの部分シミュレ−ション実行手段の状態
遷移の状況を監視して、他の資源に対する影響の度合い
に応じてモデルのパラメ−タ変化を管理するシミュレ−
ション管理手段20と、各々で用いるデ−タテ−ブル3
0〜36とからなる。
【0015】シミュレ−ション管理手段20は、各部分
シミュレ−ション実行手段21〜26で実行中のシミュ
レ−ションの状況を逐次監視し、他の資源の状態に変化
を与えるような状況が発生したときには、その資源に相
当する部分シミュレ−ション実行手段に状態遷移を促す
。さらに、この状態遷移によって影響を受けるシステム
モデルのパラメ−タを変化させてデ−タテ−ブル30に
記憶する。
シミュレ−ション実行手段21〜26で実行中のシミュ
レ−ションの状況を逐次監視し、他の資源の状態に変化
を与えるような状況が発生したときには、その資源に相
当する部分シミュレ−ション実行手段に状態遷移を促す
。さらに、この状態遷移によって影響を受けるシステム
モデルのパラメ−タを変化させてデ−タテ−ブル30に
記憶する。
【0016】CPU動作シミュレ−ション実行手段21
は、CPUで行われる処理に対応して、専用デ−タテ−
ブル31に設定されている確率分布に従って命令を発行
し、その処理を行う。専用デ−タテ−ブル31には、シ
ステムの状態に対応して複数の命令出現確率分布等のデ
−タが記憶されている。主記憶部動作シミュレ−ション
実行手段22は、主記憶部に対するアクセスに対して、
アクセス時間等の待ち時間を発生させる。キャッシュヒ
ット率等のデ−タは専用デ−タテ−ブル32に記憶され
ている。バス状態シミュレ−ション実行手段23は、他
の部分シミュレ−ションがバスを使用する状態に遷移し
たという情報をシミュレ−ション管理手段から受け取る
と、次に、シミュレ−ション管理手段によってバス開放
の情報を受け取るまでバス占有状態になる。バスが独立
に状態遷移する場合、その出現確率等のデ−タは専用デ
−タテ−ブル33に記憶されている。ファイル制御シミ
ュレ−ション実行手段24は、ファイルアクセスに対し
て、アクセス時間等の待ち時間を発生させる。ファイル
が格納される資源ごとのアクセス時間等のデ−タは、専
用デ−タテ−ブル34に記憶されている。表示制御シミ
ュレ−ション実行手段25は、表示制御系の命令に対応
した処理を行う。DMAの発生確率等のデ−タは専用デ
−タテ−ブル35に記憶されている。通信制御シミュレ
−ション実行手段26は、通信制御系の命令や外部から
の通信割込み等に対応した処理を行う。外部からの通信
アクセス発生確率や通信時間のデ−タは、専用デ−タテ
−ブル36に記憶されている。
は、CPUで行われる処理に対応して、専用デ−タテ−
ブル31に設定されている確率分布に従って命令を発行
し、その処理を行う。専用デ−タテ−ブル31には、シ
ステムの状態に対応して複数の命令出現確率分布等のデ
−タが記憶されている。主記憶部動作シミュレ−ション
実行手段22は、主記憶部に対するアクセスに対して、
アクセス時間等の待ち時間を発生させる。キャッシュヒ
ット率等のデ−タは専用デ−タテ−ブル32に記憶され
ている。バス状態シミュレ−ション実行手段23は、他
の部分シミュレ−ションがバスを使用する状態に遷移し
たという情報をシミュレ−ション管理手段から受け取る
と、次に、シミュレ−ション管理手段によってバス開放
の情報を受け取るまでバス占有状態になる。バスが独立
に状態遷移する場合、その出現確率等のデ−タは専用デ
−タテ−ブル33に記憶されている。ファイル制御シミ
ュレ−ション実行手段24は、ファイルアクセスに対し
て、アクセス時間等の待ち時間を発生させる。ファイル
が格納される資源ごとのアクセス時間等のデ−タは、専
用デ−タテ−ブル34に記憶されている。表示制御シミ
ュレ−ション実行手段25は、表示制御系の命令に対応
した処理を行う。DMAの発生確率等のデ−タは専用デ
−タテ−ブル35に記憶されている。通信制御シミュレ
−ション実行手段26は、通信制御系の命令や外部から
の通信割込み等に対応した処理を行う。外部からの通信
アクセス発生確率や通信時間のデ−タは、専用デ−タテ
−ブル36に記憶されている。
【0017】ここでは、各々の部分シミュレ−ション実
行手段は、他の資源の状態に関する情報はすべてシミュ
レ−ション管理手段から与えられ、その情報に基づき独
立にシミュレ−ションを行う。シミュレ−ション中のモ
デルパラメ−タの変化等のシステム全体を対象とした動
的シミュレ−ションに関する処理はすべてシミュレ−シ
ョン管理手段が担当する。
行手段は、他の資源の状態に関する情報はすべてシミュ
レ−ション管理手段から与えられ、その情報に基づき独
立にシミュレ−ションを行う。シミュレ−ション中のモ
デルパラメ−タの変化等のシステム全体を対象とした動
的シミュレ−ションに関する処理はすべてシミュレ−シ
ョン管理手段が担当する。
【0018】図5は、シミュレーション実行部1で一単
位時間に行われる処理のフロ−チャ−トである。201
は、シミュレ−ション管理手段20で行われる処理を示
している。この図に示すように、シミュレ−ション管理
手段20では、各々の部分シミュレ−ションによるシス
テムの状態遷移等を集中的に管理している。
位時間に行われる処理のフロ−チャ−トである。201
は、シミュレ−ション管理手段20で行われる処理を示
している。この図に示すように、シミュレ−ション管理
手段20では、各々の部分シミュレ−ションによるシス
テムの状態遷移等を集中的に管理している。
【0019】このシミュレ−ション実行部1の動作を例
をあげて説明する。CPU動作シミュレ−ション実行手
段21においてハ−ドディスク上のファイルを読み出す
命令が発行されると、シミュレ−ション管理手段20で
はHDアクセスフラグをセットする(処理202)。続
いてその時点の状態フラグに応じて関係するパラメ−タ
を変更する(処理203)。ファイル制御シミュレ−シ
ョン実行手段24は、HDアクセスフラグを見て、その
命令に対応した動作をシミュレ−ションする。ファイル
制御シミュレ−ション実行手段24でファイル検索状態
からバスにのせる状態に遷移すると、シミュレ−ション
管理手段20では、バスビジィフラグをセットする。各
部分シミュレ−ション実行手段22〜26の処理によっ
て指示されたフラグのセット及びリセットは、一単位時
間経過後に実行される。一単位時間が経過し、再び処理
203が行われると、バスビジィフラグのセットを見て
バス状態に関するパラメ−タが変更され、デ−タテ−ブ
ル30に記憶される。
をあげて説明する。CPU動作シミュレ−ション実行手
段21においてハ−ドディスク上のファイルを読み出す
命令が発行されると、シミュレ−ション管理手段20で
はHDアクセスフラグをセットする(処理202)。続
いてその時点の状態フラグに応じて関係するパラメ−タ
を変更する(処理203)。ファイル制御シミュレ−シ
ョン実行手段24は、HDアクセスフラグを見て、その
命令に対応した動作をシミュレ−ションする。ファイル
制御シミュレ−ション実行手段24でファイル検索状態
からバスにのせる状態に遷移すると、シミュレ−ション
管理手段20では、バスビジィフラグをセットする。各
部分シミュレ−ション実行手段22〜26の処理によっ
て指示されたフラグのセット及びリセットは、一単位時
間経過後に実行される。一単位時間が経過し、再び処理
203が行われると、バスビジィフラグのセットを見て
バス状態に関するパラメ−タが変更され、デ−タテ−ブ
ル30に記憶される。
【0020】このようにして、シミュレ−ション時間の
経過に伴い、図5で示されたフロ−が繰り返され、CP
U動作シミュレ−ション実行手段21では、次々と命令
が発行される。バスビジィフラグがセットされた状態で
、再びバスを使用する命令が発行されると、シミュレ−
ション管理手段20ではバスが空く(バスビジィフラグ
のリセット)まで命令保留フラグをセットして(処理2
02)、他の部分シミュレ−ションの処理を進行させる
。このようにして実際のシステムに近づけた動的シミュ
レ−ションを行い、システム全体を対象とした性能予測
を行う。
経過に伴い、図5で示されたフロ−が繰り返され、CP
U動作シミュレ−ション実行手段21では、次々と命令
が発行される。バスビジィフラグがセットされた状態で
、再びバスを使用する命令が発行されると、シミュレ−
ション管理手段20ではバスが空く(バスビジィフラグ
のリセット)まで命令保留フラグをセットして(処理2
02)、他の部分シミュレ−ションの処理を進行させる
。このようにして実際のシステムに近づけた動的シミュ
レ−ションを行い、システム全体を対象とした性能予測
を行う。
【0021】次に、図2におけるシミュレ−タ生成部5
の動作について説明する。入力装置2から入力される、
性能予測の対象となるコンピュ−タシステムのハ−ドウ
ェア構成要素のデ−タをもとにして、モデリング実行部
3ではソフトウェアモデルを生成する。シミュレ−タ生
成部5では、このソフトウェアモデルからシミュレ−タ
デ−タベ−ス6を用いてシミュレ−タを生成する。この
シミュレ−タ生成部5が、モデリング実行部3とシミュ
レ−ション実行部1を結び付けていることにより、操作
者はコンピュ−タシステムのハ−ドウェア構成を入力す
るだけで、システム全体の性能予測を行うためのシミュ
レ−ションを実行させることができる。
の動作について説明する。入力装置2から入力される、
性能予測の対象となるコンピュ−タシステムのハ−ドウ
ェア構成要素のデ−タをもとにして、モデリング実行部
3ではソフトウェアモデルを生成する。シミュレ−タ生
成部5では、このソフトウェアモデルからシミュレ−タ
デ−タベ−ス6を用いてシミュレ−タを生成する。この
シミュレ−タ生成部5が、モデリング実行部3とシミュ
レ−ション実行部1を結び付けていることにより、操作
者はコンピュ−タシステムのハ−ドウェア構成を入力す
るだけで、システム全体の性能予測を行うためのシミュ
レ−ションを実行させることができる。
【0022】続いて、図2における入力装置2からグラ
フィクス処理部11を経由してモデリング実行部3に入
る経路13及びモデリング実行部3からグラフィクス処
理部11に入る経路14の動作について説明する。グラ
フィクス処理部11では、モデリング実行部3、シミュ
レ−ション実行部1及びシステム性能予測部9で得られ
た結果を操作者に判り易いようにグラフィクス変換を行
い、CRT表示装置12に表示する処理を行っている。 この時、システムの表現方法として、ハ−ドウェア構成
図あるいはソフトウェアモデル等、複数のモ−ドを選択
できる。ここで、入力装置2からグラフィクス処理部1
1を経由してモデリング実行部3に入る経路13及びモ
デリング実行部3からグラフィクス処理部11に入る経
路14を設けることにより、モデリング完了時において
も画面上の構成図で資源の削除、追加処理を可能にする
。 従って、シミュレ−ションのためのパラメ−タの変更操
作を簡易化される。
フィクス処理部11を経由してモデリング実行部3に入
る経路13及びモデリング実行部3からグラフィクス処
理部11に入る経路14の動作について説明する。グラ
フィクス処理部11では、モデリング実行部3、シミュ
レ−ション実行部1及びシステム性能予測部9で得られ
た結果を操作者に判り易いようにグラフィクス変換を行
い、CRT表示装置12に表示する処理を行っている。 この時、システムの表現方法として、ハ−ドウェア構成
図あるいはソフトウェアモデル等、複数のモ−ドを選択
できる。ここで、入力装置2からグラフィクス処理部1
1を経由してモデリング実行部3に入る経路13及びモ
デリング実行部3からグラフィクス処理部11に入る経
路14を設けることにより、モデリング完了時において
も画面上の構成図で資源の削除、追加処理を可能にする
。 従って、シミュレ−ションのためのパラメ−タの変更操
作を簡易化される。
【0023】操作例及び画面表示例を図3を用いて説明
する。図3(a)は、モデル表示画面例である。図中、
12はCRT表示装置、51はキ−ボ−ド、52はマウ
スである。モデリングの結果作成されたモデル53を表
示し、操作者が視覚的にモデル53の確認を行えるよう
にする。このように表示することにより入力デ−タのデ
バッグも容易になる。モデル表示については、以前のモ
デリングの結果を記録しておいたデ−タファイルから読
み込んで表示することも可能である。操作者はキ−ボ−
ド51の操作あるいは、マウス52で特定のアイコン等
をクリックすることによりソフトウェアモデルの表示モ
−ドからハ−ドウエア構成図表示モ−ドへの切り替えを
行える。図3(b)のハ−ドウエア構成図54で、キ−
ボ−ド51あるいは、マウス52の操作により画面上で
資源の削除、追加等を行う。たとえば、マウス52のア
イコン55で削除したい資源をクリックし、削除処理を
選択すれば、図3(c)のようにハ−ドウエア構成図5
4は変更される。この操作によるパラメ−タ変更情報は
、グラフィクス処理部11からシミュレ−タ生成部5に
送られて、関係するシミュレ−タが作り直される。
する。図3(a)は、モデル表示画面例である。図中、
12はCRT表示装置、51はキ−ボ−ド、52はマウ
スである。モデリングの結果作成されたモデル53を表
示し、操作者が視覚的にモデル53の確認を行えるよう
にする。このように表示することにより入力デ−タのデ
バッグも容易になる。モデル表示については、以前のモ
デリングの結果を記録しておいたデ−タファイルから読
み込んで表示することも可能である。操作者はキ−ボ−
ド51の操作あるいは、マウス52で特定のアイコン等
をクリックすることによりソフトウェアモデルの表示モ
−ドからハ−ドウエア構成図表示モ−ドへの切り替えを
行える。図3(b)のハ−ドウエア構成図54で、キ−
ボ−ド51あるいは、マウス52の操作により画面上で
資源の削除、追加等を行う。たとえば、マウス52のア
イコン55で削除したい資源をクリックし、削除処理を
選択すれば、図3(c)のようにハ−ドウエア構成図5
4は変更される。この操作によるパラメ−タ変更情報は
、グラフィクス処理部11からシミュレ−タ生成部5に
送られて、関係するシミュレ−タが作り直される。
【0024】図1に示したシミュレ−ション実行手段の
実施例では、部分シミュレ−ション実行手段をコンピュ
−タシステムを構成するブロック毎に対応させたが、こ
れをLSI毎に、あるいはLSI内部の機能毎に対応さ
せてシミュレ−ション実行手段を構成することもできる
。
実施例では、部分シミュレ−ション実行手段をコンピュ
−タシステムを構成するブロック毎に対応させたが、こ
れをLSI毎に、あるいはLSI内部の機能毎に対応さ
せてシミュレ−ション実行手段を構成することもできる
。
【0025】本実施例では、コンピュ−タ性能予測シス
テムにおいて、コンピュ−タシステムを構成する複数の
資源の各々に対応する複数の部分シミュレ−ションを実
行する機能とは別に、システムとしての動作を考慮しな
がらシミュレ−ション全体を専用に管理する機能を設け
た。従って、各々の部分シミュレ−ション実行手段及び
シミュレ−ション管理手段の規模をコンパクトに実現し
ながら、システム全体を対象とした動的シミュレ−ショ
ンによる性能予測を行うことができる。
テムにおいて、コンピュ−タシステムを構成する複数の
資源の各々に対応する複数の部分シミュレ−ションを実
行する機能とは別に、システムとしての動作を考慮しな
がらシミュレ−ション全体を専用に管理する機能を設け
た。従って、各々の部分シミュレ−ション実行手段及び
シミュレ−ション管理手段の規模をコンパクトに実現し
ながら、システム全体を対象とした動的シミュレ−ショ
ンによる性能予測を行うことができる。
【0026】〈実施例2〉以下、本発明の他の実施例を
、添付図面を用いて説明する。
、添付図面を用いて説明する。
【0027】シミュレ−ション実行手段として、本発明
の一実施例であるシミュレ−ション実行部100をもつ
コンピュ−タ性能予測システムの構成例は、図2におい
てシミュレ−ション実行部1と、シミュレ−ション実行
部100を入れ替えた構成として示すことができる。
の一実施例であるシミュレ−ション実行部100をもつ
コンピュ−タ性能予測システムの構成例は、図2におい
てシミュレ−ション実行部1と、シミュレ−ション実行
部100を入れ替えた構成として示すことができる。
【0028】図4に、シミュレ−ション実行部100の
ブロック図を示す。図中121はCPU動作シミュレ−
ション実行手段、122は主記憶部動作シミュレ−ショ
ン実行手段、123はバス状態シミュレ−ション実行手
段、124はファイル制御シミュレ−ション実行手段、
125は表示制御シミュレ−ション実行手段、126は
通信制御シミュレ−ション実行手段、131〜136は
各部分シミュレ−ション実行手段121〜126で用い
るデ−タテ−ブルである。各々の部分シミュレ−ション
実行手段は、自身の状態遷移で影響を受ける資源に対応
する部分シミュレ−ション実行手段に対してデ−タテ−
ブル書替え手段141を持つ。特にバス状態シミュレ−
ション実行手段123は、デ−タテ−ブル書替え手段1
41によって、バスにつながるすべての資源に対応する
部分シミュレ−ション実行手段のデ−タテ−ブルとつな
がっている。
ブロック図を示す。図中121はCPU動作シミュレ−
ション実行手段、122は主記憶部動作シミュレ−ショ
ン実行手段、123はバス状態シミュレ−ション実行手
段、124はファイル制御シミュレ−ション実行手段、
125は表示制御シミュレ−ション実行手段、126は
通信制御シミュレ−ション実行手段、131〜136は
各部分シミュレ−ション実行手段121〜126で用い
るデ−タテ−ブルである。各々の部分シミュレ−ション
実行手段は、自身の状態遷移で影響を受ける資源に対応
する部分シミュレ−ション実行手段に対してデ−タテ−
ブル書替え手段141を持つ。特にバス状態シミュレ−
ション実行手段123は、デ−タテ−ブル書替え手段1
41によって、バスにつながるすべての資源に対応する
部分シミュレ−ション実行手段のデ−タテ−ブルとつな
がっている。
【0029】部分シミュレ−ション実行手段121〜1
26は、実施例1の部分シミュレ−ション実行手段21
〜26とほぼ同様の機能をもっているが、シミュレ−シ
ョン管理手段を必要とせず、デ−タテ−ブル書替え手段
141でシミュレ−ション管理手段に相当する機能を補
うための機能が追加されている。また、デ−タテ−ブル
131〜136は、実施例1のシミュレ−ション管理手
段のデ−タテ−ブルに記憶されていたシステムモデルの
パラメ−タ情報やシミュレ−ション制御フラグを分散し
て持っている。
26は、実施例1の部分シミュレ−ション実行手段21
〜26とほぼ同様の機能をもっているが、シミュレ−シ
ョン管理手段を必要とせず、デ−タテ−ブル書替え手段
141でシミュレ−ション管理手段に相当する機能を補
うための機能が追加されている。また、デ−タテ−ブル
131〜136は、実施例1のシミュレ−ション管理手
段のデ−タテ−ブルに記憶されていたシステムモデルの
パラメ−タ情報やシミュレ−ション制御フラグを分散し
て持っている。
【0030】部分シミュレ−ション実行手段121〜1
26では、シミュレ−ション実行中に他の資源の状態遷
移のきっかけとなるような事象が発生すると、デ−タテ
−ブル書替え手段141により、その状態遷移によって
変更されるべきシステムモデルのパラメ−タやシミュレ
−ション制御フラグを記憶しているデ−タテ−ブルを書
き替える。各々の部分シミュレ−ション実行手段は、独
立に動作しているが、この書替えにより、そのデ−タテ
−ブルを持つ部分シミュレ−ション実行手段は事実上状
態遷移したことになり、システム全体を対象とした動的
シミュレ−ションが実現される。
26では、シミュレ−ション実行中に他の資源の状態遷
移のきっかけとなるような事象が発生すると、デ−タテ
−ブル書替え手段141により、その状態遷移によって
変更されるべきシステムモデルのパラメ−タやシミュレ
−ション制御フラグを記憶しているデ−タテ−ブルを書
き替える。各々の部分シミュレ−ション実行手段は、独
立に動作しているが、この書替えにより、そのデ−タテ
−ブルを持つ部分シミュレ−ション実行手段は事実上状
態遷移したことになり、システム全体を対象とした動的
シミュレ−ションが実現される。
【0031】図6は、シミュレ−ション実行部100で
一単位時間に行われる処理のフロ−チャ−トである。こ
のフロ−チャ−トは、CPU動作シミュレ−ション実行
手段121で行われる処理301と、各部分シミュレ−
ション実行手段でそれぞれ行われる処理302と、主記
憶動作シミュレ−ション実行手段122で行われる処理
303等から構成される。実施例1の図5と比較すると
、シミュレ−ション管理手段20で行われていた処理が
、各部分シミュレ−ション実行手段に分散されているこ
とが示されている。
一単位時間に行われる処理のフロ−チャ−トである。こ
のフロ−チャ−トは、CPU動作シミュレ−ション実行
手段121で行われる処理301と、各部分シミュレ−
ション実行手段でそれぞれ行われる処理302と、主記
憶動作シミュレ−ション実行手段122で行われる処理
303等から構成される。実施例1の図5と比較すると
、シミュレ−ション管理手段20で行われていた処理が
、各部分シミュレ−ション実行手段に分散されているこ
とが示されている。
【0032】シミュレ−ション実行部100の動作を例
をあげて説明する。CPU動作シミュレ−ション実行手
段121においてハ−ドディスク上のファイルを読み出
す命令が発行されると、CPU動作シミュレ−ション実
行手段121は、デ−タテ−ブル書替え手段141によ
り、ファイル制御シミュレ−ション実行手段124のデ
−タテ−ブル134内のHDアクセスフラグをセットし
、ファイル検索状態へ状態遷移させる(処理301)。 続いて、その時点の状態フラグに応じて関係するパラメ
−タが変更される(処理302)。ファイル制御シミュ
レ−ション実行手段124は、HDアクセスフラグを見
て、その命令に対応した動作をシミュレ−ションする。 ファイル制御シミュレ−ション実行手段124でファイ
ル検索状態からバスにのせる状態に遷移すると、バス状
態シミュレ−ション実行手段123のデ−タテ−ブル1
33に対して、デ−タテ−ブル書替え手段141により
バス占有状態になるようバスビジィフラグをセットする
。ここで、シミュレ−ション時間は各部分シミュレ−シ
ョン実行手段間で同期しており(処理304)、各部分
シミュレ−ション実行手段122〜126の処理によっ
て指示されたフラグのセット及びリセットは、一単位時
間経過後に実行される。一単位時間が経過し、再び処理
302が行われると、バスビジィフラグのセットを見て
、バス状態シミュレ−ション実行手段123は状態遷移
するとともに、これによって影響を受けるデ−タテ−ブ
ルを前記デ−タテ−ブル書替え手段141を通してすべ
て書き替える。
をあげて説明する。CPU動作シミュレ−ション実行手
段121においてハ−ドディスク上のファイルを読み出
す命令が発行されると、CPU動作シミュレ−ション実
行手段121は、デ−タテ−ブル書替え手段141によ
り、ファイル制御シミュレ−ション実行手段124のデ
−タテ−ブル134内のHDアクセスフラグをセットし
、ファイル検索状態へ状態遷移させる(処理301)。 続いて、その時点の状態フラグに応じて関係するパラメ
−タが変更される(処理302)。ファイル制御シミュ
レ−ション実行手段124は、HDアクセスフラグを見
て、その命令に対応した動作をシミュレ−ションする。 ファイル制御シミュレ−ション実行手段124でファイ
ル検索状態からバスにのせる状態に遷移すると、バス状
態シミュレ−ション実行手段123のデ−タテ−ブル1
33に対して、デ−タテ−ブル書替え手段141により
バス占有状態になるようバスビジィフラグをセットする
。ここで、シミュレ−ション時間は各部分シミュレ−シ
ョン実行手段間で同期しており(処理304)、各部分
シミュレ−ション実行手段122〜126の処理によっ
て指示されたフラグのセット及びリセットは、一単位時
間経過後に実行される。一単位時間が経過し、再び処理
302が行われると、バスビジィフラグのセットを見て
、バス状態シミュレ−ション実行手段123は状態遷移
するとともに、これによって影響を受けるデ−タテ−ブ
ルを前記デ−タテ−ブル書替え手段141を通してすべ
て書き替える。
【0033】このようにして、シミュレ−ション時間の
経過に伴い、図6で示されたフロ−が繰り返され、CP
U動作シミュレ−ション実行手段121では、次々と命
令が発行される。バスビジィフラグがセットされた状態
で、再びバスを使用する命令が発行されると、CPU動
作シミュレ−ション実行手段121ではバスが空く(バ
スビジィフラグのリセット)まで命令保留フラグをセッ
トして(処理301)、他の部分シミュレ−ションの処
理には、書き替えられたデ−タテ−ブルが用いられるこ
とになる。このようにして実際のシステムに近づけた動
的シミュレ−ションを行い、システム全体を対象とした
性能予測を行う。
経過に伴い、図6で示されたフロ−が繰り返され、CP
U動作シミュレ−ション実行手段121では、次々と命
令が発行される。バスビジィフラグがセットされた状態
で、再びバスを使用する命令が発行されると、CPU動
作シミュレ−ション実行手段121ではバスが空く(バ
スビジィフラグのリセット)まで命令保留フラグをセッ
トして(処理301)、他の部分シミュレ−ションの処
理には、書き替えられたデ−タテ−ブルが用いられるこ
とになる。このようにして実際のシステムに近づけた動
的シミュレ−ションを行い、システム全体を対象とした
性能予測を行う。
【0034】図4に示したシミュレ−ション実行手段の
実施例では、部分シミュレ−ション実行手段をコンピュ
−タシステムを構成するブロック毎に対応させたが、こ
れをLSI毎に、あるいはLSI内部の機能毎に対応さ
せてシミュレ−ション実行手段を構成することもできる
。
実施例では、部分シミュレ−ション実行手段をコンピュ
−タシステムを構成するブロック毎に対応させたが、こ
れをLSI毎に、あるいはLSI内部の機能毎に対応さ
せてシミュレ−ション実行手段を構成することもできる
。
【0035】本実施例では、コンピュ−タ性能予測シス
テムにおいて、コンピュ−タシステムを構成する複数の
資源の各々に対応する複数の部分シミュレ−ションを実
行する機能に、システムの状態パラメ−タ等を、直接、
変更する機能を加えている。システムを構成する各々の
資源が動的に影響しあう状態を、直接的に実現するため
、システム全体を対象とした動的シミュレ−ションによ
る性能予測を行うことができる。
テムにおいて、コンピュ−タシステムを構成する複数の
資源の各々に対応する複数の部分シミュレ−ションを実
行する機能に、システムの状態パラメ−タ等を、直接、
変更する機能を加えている。システムを構成する各々の
資源が動的に影響しあう状態を、直接的に実現するため
、システム全体を対象とした動的シミュレ−ションによ
る性能予測を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、コンピュ−タ性能予測
システムにおいて、コンピュ−タシステムを構成する複
数の資源の各々に対応する複数の部分シミュレ−ション
を実行し、システムとしての動作を考慮しながら管理す
る機能を設けたため、システム全体を対象とした動的シ
ミュレ−ションによる性能予測を行うことができる。
システムにおいて、コンピュ−タシステムを構成する複
数の資源の各々に対応する複数の部分シミュレ−ション
を実行し、システムとしての動作を考慮しながら管理す
る機能を設けたため、システム全体を対象とした動的シ
ミュレ−ションによる性能予測を行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を実現するシミュレ−ション
実行部のブロック図、
実行部のブロック図、
【図2】図1のシミュレ−ション実行部を備えたコンピ
ュ−タ性能予測システムの機能ブロック図、
ュ−タ性能予測システムの機能ブロック図、
【図3】図
2のコンピュ−タ性能予測システムの画面表示例及び操
作例の説明図、
2のコンピュ−タ性能予測システムの画面表示例及び操
作例の説明図、
【図4】本発明の他の実施例を実現するシミュレ−ショ
ン実行部のブロック図、
ン実行部のブロック図、
【図5】図1のシミュレーション実行部の一連の処理の
フロ−チャ−ト、
フロ−チャ−ト、
【図6】図4のシミュレーション実行部の一連の処理の
フロ−チャ−ト。
フロ−チャ−ト。
1…シミュレ−ション実行部、20…シミュレ−ション
管理手段、21…CPU動作シミュレ−ション実行手段
、22…主記憶部動作シミュレ−ション実行手段23…
バス状態シミュレ−ション実行手段、24…ファイル制
御シミュレ−ション実行手段、25…表示制御シミュレ
−ション実行手段、26…通信制御シミュレ−ション実
行手段、30…シミュレ−ション管理手段で用いるデ−
タテ−ブル 31〜36…各部分シミュレ−ション実行手段。
管理手段、21…CPU動作シミュレ−ション実行手段
、22…主記憶部動作シミュレ−ション実行手段23…
バス状態シミュレ−ション実行手段、24…ファイル制
御シミュレ−ション実行手段、25…表示制御シミュレ
−ション実行手段、26…通信制御シミュレ−ション実
行手段、30…シミュレ−ション管理手段で用いるデ−
タテ−ブル 31〜36…各部分シミュレ−ション実行手段。
Claims (10)
- 【請求項1】入力手段と、シミュレ−ション実行手段と
、シミュレ−ションの結果をシステム性能項目ごとに統
計処理してデ−タファイルに格納する統計処理手段と、
シミュレ−ション結果統計デ−タをもとにコンピュ−タ
システムの性能予測を行うシステム性能予測手段とを用
いて前記コンピュ−タシステムの性能予測を行うコンピ
ュ−タ性能予測システムにおいて、前記コンピュ−タシ
ステムを構成する複数の資源の各々に対応する複数の部
分シミュレ−ション実行手段と、前記部分シミュレ−シ
ョン実行手段の状態遷移の状況を監視して、他の資源に
対する影響の度合いに応じてコンピュ−タシステムモデ
ルのパラメ−タ変化を管理するシミュレ−ション管理手
段とを備えることを特徴とするシミュレ−ション実行手
段。 - 【請求項2】入力手段と、シミュレ−ション実行手段と
、シミュレ−ションの結果をシステム性能項目ごとに統
計処理してデ−タファイルに格納する統計処理手段と、
シミュレ−ション結果統計デ−タをもとにコンピュ−タ
システムの性能予測を行うシステム性能予測手段とを用
いてコンピュ−タシステムの性能予測を行うコンピュ−
タ性能予測システムにおいて、コンピュ−タシステムを
構成する複数の資源の各々に対応する複数の部分シミュ
レ−ション実行手段と、前記部分シミュレ−ション実行
手段が、互いに直接各々のパラメ−タ及び状態フラグを
変更する手段とを備えることを特徴とするシミュレ−シ
ョン実行手段。 - 【請求項3】請求項1において、前記シミュレ−ション
管理手段専用のデ−タテ−ブルを備えるシミュレ−ショ
ン実行手段。 - 【請求項4】請求項1または2において、前記部分シミ
ュレ−ション実行手段ごとに、専用のデ−タテ−ブルを
備えるシミュレ−ション実行手段。 - 【請求項5】請求項1または2において、前記部分シミ
ュレ−ション実行手段の一つとして、コンピュ−タシス
テムを構成する資源の一つであるCPUに対応するCP
U動作シミュレ−ション実行手段を備えるシミュレ−シ
ョン実行手段。 - 【請求項6】請求項1または2において、前記部分シミ
ュレ−ション実行手段の一つとして、コンピュ−タシス
テムを構成する資源の一つであるバスに対応するバス状
態シミュレ−ション実行手段を備えるシミュレ−ション
実行手段。 - 【請求項7】請求項1または2において、前記部分シミ
ュレ−ション実行手段の一つとして、コンピュ−タシス
テムを構成する資源の一つである入出力装置制御部に対
応する入出力装置制御シミュレ−ション実行手段を備え
るシミュレ−ション実行手段。 - 【請求項8】請求項1または2において、前記部分シミ
ュレ−ション実行手段の一つとして、コンピュ−タシス
テムを構成する資源の一つである表示制御部に対応する
表示制御シミュレ−ション実行手段を備えるシミュレ−
ション実行手段。 - 【請求項9】請求項1または2において、前記部分シミ
ュレ−ション実行手段の一つとして、コンピュ−タシス
テムを構成する資源の一つである主記憶部に対応する主
記憶部動作シミュレ−ション実行手段を備えるシミュレ
−ション実行手段。 - 【請求項10】請求項1または2のシミュレ−ション実
行手段を備えることを特徴とするコンピュ−タ性能予測
システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138822A JPH04363730A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | シミュレーション実行手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138822A JPH04363730A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | シミュレーション実行手段 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04363730A true JPH04363730A (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=15231040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3138822A Pending JPH04363730A (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | シミュレーション実行手段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04363730A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008084121A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Fujitsu Ten Ltd | シミュレーションシステム及びシミュレーション方法 |
JP2020184301A (ja) * | 2019-04-30 | 2020-11-12 | ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス アンド テクノロジー カンパニー リミテッド | シミュレータを実現するための方法、装置、デバイス及び媒体 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP3138822A patent/JPH04363730A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008084121A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Fujitsu Ten Ltd | シミュレーションシステム及びシミュレーション方法 |
JP2020184301A (ja) * | 2019-04-30 | 2020-11-12 | ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス アンド テクノロジー カンパニー リミテッド | シミュレータを実現するための方法、装置、デバイス及び媒体 |
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