JPH04359884A - スリーブ圧着部の異常発熱検知装置 - Google Patents

スリーブ圧着部の異常発熱検知装置

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JPH04359884A
JPH04359884A JP3163917A JP16391791A JPH04359884A JP H04359884 A JPH04359884 A JP H04359884A JP 3163917 A JP3163917 A JP 3163917A JP 16391791 A JP16391791 A JP 16391791A JP H04359884 A JPH04359884 A JP H04359884A
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JP
Japan
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sleeve
compression sleeve
heat generation
abnormal heat
compression
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Application number
JP3163917A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Naoe
邦浩 直江
Yasushi Iwaizumi
岩泉 泰
Kazuya Abe
阿部 一彌
Yasuo Kojima
小島 泰雄
Akishi Onishi
晃史 大西
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は架空送電線の送電用導体
を接続するスリーブ圧着部が異常発熱した場合に、この
発熱を検知して標示するスリーブ圧着部の異常発熱検知
装置に関し、特に形状記憶合金を使用して異常発熱時の
標示動作を行うようにしたスリーブ圧着部の異常発熱検
知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は超高圧送電線等の架空送電線の架
設状態を示す模式図である。
【0003】電線(本線)1の一端には連結金具11が
絶縁状態で接続されており、この連結金具11と鉄塔2
とを耐張碍子連9によって相互に連結することにより電
線1が架設されている。この一相の電線1は複数本の送
電用導体(素導体)1a乃至1dにより構成されていて
、鉄塔2の両側に架設される電線1を相互に電気的に接
続する場合は、コロナ放電特性等の電気的特性の面から
、電線1を送電用導体1a乃至1dに分割し、この送電
用導体1a乃至1dをジャンパ装置3を介して相互に接
続する。なお、送電用導体1a乃至1dのうち、例えば
、導体1aの長さが鉄塔間に架け渡すためには不十分で
あるときは、例えば、筒状の圧縮スリーブ4内にその両
端から送電用導体1aと補充用導体1eの端部を挿入し
た後、圧縮スリーブ4を押圧成形することによりスリー
ブ4を両導体1a,1eに圧着して固定し、これにより
短寸の送電用導体1aを鉄塔2間に架け渡すことがある
【0004】また、ジャンパ装置3は、以下のように構
成されている。筒状のジャンパロッド10はその両端を
夫々吊り杆12を介して接続金具11に連結することに
より架設されている。このジャンパロッド10の内部に
はジャンパ線からなる送電用導体5a乃至5dが挿通さ
れている。ジャンパロッド10から延出する送電用導体
5a乃至5dは、相互の間隔が保持されるようにスペー
サ13により固定されている。引留クランプ6は圧縮ス
リーブ7及びこの圧縮スリーブ7に直交して電気的に接
続されたジャンパ圧縮スリーブ(ジャンパソケット)8
により構成されている。圧縮スリーブ7内には送電線用
導体1a乃至1dが夫々挿入され、圧着固定される。一
方、圧縮スリーブ8内には送電線用導体5a乃至5dが
夫々挿入され、圧着固定される。これにより、送電線用
導体1a乃至1dと送電線用導体5a乃至5dとが相互
に電気的に接続される。そして、このような接続を鉄塔
2の両側の電線1について行なうことにより、鉄塔2の
両側の電線1が相互に電気的に接続される。
【0005】しかしながら、上述の送電用導体の接続方
法においては、圧縮スリーブ4,7,8はその内部に雨
水が浸入することにより腐食が発生し、この腐食等によ
り圧着部分の電気抵抗が大きくなりやすい。そして、圧
縮スリーブ4,7,8の接触抵抗値が大きくなると、こ
の接触抵抗値に比例してジュール発熱量が増大し、圧縮
スリーブ4,7,8が高温に発熱する。このような圧縮
スリーブ4,7,8の異常発熱により送電線の健全性が
損なわれてしまう場合がある。
【0006】従来、送電線路における圧縮スリーブの異
常発熱を監視する場合は、ヘリコプタによる巡視作業を
行い、双眼鏡又は赤外線カメラ等を使用して、異常発熱
が発生している圧縮スリーブを発見する方法が採られて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送電用
導体を圧着固定するスリーブ圧着部の温度は、送電用導
体を流れる負荷電流の大きさ等により左右されて変動す
るため、監視時に必ずしも高温状態になっているとは限
らない。例えば、スリーブ圧着部が過去において一時的
に異常に高温となった熱履歴を有する場合においても、
監視時に送電電流が比較的少なく、スリーブ圧着部が比
較的低温状態である場合には、異常発熱が発生したスリ
ーブ圧着部を検知することが実質的に不可能である。即
ち、異常発熱及び許容温度以上の過熱が生じたか否かを
過去に遡って調査することは困難であるという問題点が
ある。また、上空のような遠距離から監視する方法では
、スリーブ圧着部の異常発熱を検出することが困難であ
り、その精度が低いという問題点がある。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、スリーブ圧着部の異常な温度上昇を確実に
検知してこの異常発熱の履歴を継続して明確に標示する
ことができるスリーブ圧着部の異常発熱検知装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスリーブ圧
着部の異常発熱検知装置は、内部に送電用導体が挿入さ
れた圧縮スリーブを前記送電用導体に圧着固定するスリ
ーブ圧着部の異常発熱検知装置において、平常時の温度
下で前記圧縮スリーブを握持する第1姿勢をとり異常発
熱時の熱により前記圧縮スリーブの握持を解除する第2
姿勢をとる形状記憶合金製標示部材と、前記標示部材を
前記圧縮スリーブに連結して保持する保持手段とを有し
、前記標示部材が前記圧縮スリーブを握持するときの標
示部材の接触面及び/又は圧縮スリーブの接触面に色彩
表示が施されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、形状記憶合金製標示部材は
異常発熱検知装置の平常時の温度下で、圧縮スリーブを
握持する第1姿勢を保持する。一方、スリーブ圧着部に
異常発熱が発生した場合には、その熱が前記形状記憶合
金製標示部材に伝達され、この形状記憶合金製標示部材
は前記圧縮スリーブの握持を解除する第2姿勢に復元す
る。そうすると、前記標示部材は圧縮スリーブの握持状
態が解除されるので、標示部材の接触面及び/又は圧縮
スリーブの接触面に付された色彩表示が現出する。この
ため、スリーブ圧着部に異常発熱が発生したことが前記
標示部材の変形及び色彩表示の現出により明確に標示さ
れ、これを目視等により容易に確認することができる。 なお、色彩表示は明彩色の着色、縞模様又は蛍光塗料の
塗布等、種々採用することができる。従って、悪天候又
は夜間等のように、視界が悪い状態でも色彩表示の現出
を容易に且つ確実に確認することができる。
【0011】また、前記標示部材は適宜の保持手段によ
り前記圧縮スリーブに連結されているため、圧縮スリー
ブから離隔した標示部材は、前記保持手段により地上へ
の落下が防止され、前記圧縮スリーブの近傍位置に留め
られる。従って、本発明によれば、スリーブ圧着部の異
常発熱を検知した場合は、この検知後時間が経過しても
、異常発熱の履歴を継続して標示することができる。 このため、圧縮スリーブにおける異常発熱の有無を任意
時に調査することができる。
【0012】更に、本発明装置は、スリーブ圧着部の発
熱を利用するので、形状記憶合金製標示部材を加熱する
ための特別なエネルギー源を必要としないと共に、上述
の如く、その構造が簡単であるため、形状記憶合金製標
示部材を再び装着することにより繰り返し使用すること
ができ、また既設の圧縮スリーブへの適用も容易である
【0013】なお、本発明においては、標示部材の保持
手段は圧縮スリーブに取付けられた固定部材と、この固
定部材及び前記標示部材を相互に連結する可撓性線条体
又は弾発性部材とにより構成することが好ましい。前記
可撓性線条体は適宜の可撓性を有している。このため、
前記保持手段が前記固定部材及び前記可撓性線条体によ
り構成される場合、前記圧縮スリーブへの握持状態が解
除された標示部材はその自重により前記圧縮スリーブの
下方に垂れ下がった状態で保持され、異常発熱があった
ことの標示が明確になる。一方、前記弾発性部材は前記
標示部材が圧縮スリーブから離隔する方向に付勢されて
いる。これにより、圧縮スリーブへの握持状態が解除さ
れた標示部材は圧縮スリーブの外方の任意の方向に向け
て前記圧縮スリーブから離隔する。即ち、前記弾発性部
材を圧縮スリーブの外周の適切な位置に配置することに
より、重力の作用方向に拘らず、前記標示部材を圧縮ス
リーブの外周面から上方向、下方向、左方向又は右方向
等の任意の方向に向けて離隔させることができる。従っ
て、この場合は、本発明装置が取り付けらける圧縮スリ
ーブの位置等に応じて、前記標示部材を確認しやすい位
置に留めることができ、異常発熱があったことの標示が
より一層明確になる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して説明する。
【0015】図1,2は本発明の第1の実施例に係る圧
縮スリーブの異常発熱検知装置を示し、図1はその側面
図、図2は図1の1−1線による断面図である。なお、
本実施例装置が装着される直線接続用の圧縮スリーブ4
は、その管内に送電用導体1aを挿入した後、その外周
面から加圧してその断面形状を六角形に成形したもので
ある。
【0016】図1に一点鎖線にて示すように、形状記憶
合金製の標示部材14は、高温相として、平板状に近い
大きな曲率で湾曲する形状が記憶されていて、設定され
た所定の変態温度以上の高温になると、その記憶形状が
復元する。一方、常温等のように平常時の温度下では、
図中実線にて示すように、圧縮スリーブ4の周面を下方
から握持するような姿勢をとることができる。このよう
に、標示部材14を圧縮スリーブ4に取付ける際には、
先ず、標示部材14を圧縮スリーブ4の下方からこの圧
縮スリーブ4にあてがい、次いで標示部材14を圧縮ス
リーブ4の周面に沿って湾曲変形させることにより、こ
の標示部材14を圧縮スリーブ4に装着すればよい。
【0017】取付け具16は圧縮スリーブ4を囲繞する
ようにして圧縮スリーブ4の周囲に装着されている。こ
の取付け具16は圧縮スリーブ4の周囲に巻き付けられ
るクランプ部材16aと、このクランプ部材16aを圧
縮スリーブ4の周囲に固定する締結部材16bとにより
構成されている。可撓性線条体17は取付け具16の下
端部と標示部材14の略中央とを相互に連結している。 この可撓性線条体17は所定の長さを有していて、編組
線、チェーン又は紐等のように可撓性を有するものによ
り構成することができる。このようにして、標示部材1
4は圧縮スリーブ4に対する握持状態を解除しても、落
下することなく、取付け具16及び可撓性線条体17か
らなる保持手段15により圧縮スリーブ4の近傍に保持
される。標示部材14の内側面、即ち標示部材14が圧
縮スリーブ4と接触する面には、色彩表示20が施され
ている。この色彩表示20は、例えば、ウレタン系のペ
イントを使用し、赤色と黄色とを交互に縞状に配色すれ
ばよい。また、ペイントの替わりに、耐水性があるシー
ル等を貼付して色彩表示20としてもよい。更に、蛍光
塗料を使用して色彩表示20を着色すれば夜間での視認
性が一層向上する。
【0018】次に、このように構成された電気ケーブル
の異常発熱検知装置の動作について説明する。
【0019】先ず、色彩表示20が付された面を内側に
して標示部材14を圧縮スリーブ4の下方からこの圧縮
スリーブ4にあてがい、次いで標示部材14を圧縮スリ
ーブ4の周面に沿って湾曲変形させる。これにより、標
示部材14が圧縮スリーブ4を握持した状態で装着され
、色彩表示20は標示部材14の内側に隠れる。そして
、スリーブ圧着部に異常発熱が生じると、圧着スリーブ
4の表面温度が上昇して標示部材14が加熱される。 そして、この熱により標示部材14の温度がこれを構成
する形状記憶合金の変態温度以上に達すると、標示部材
14はその記憶形状、即ち第1図の一点鎖線にて示す平
板状に近い形状に瞬間的に復元する。そうすると、標示
部材14による圧着スリーブ4の握持状態が解除される
【0020】このスリーブ圧着部の異常発熱により標示
部材14の握持状態が解除されると、標示部材14はそ
れ自体の重量により圧縮スリーブ4の下方に落下しよう
とするが、この落下が取付け具16及び可撓性線条体1
7により防止される。このため、標示部材14は圧縮ス
リーブ4から離れ、取付け具16の下方に垂れ下がった
状態で保持される。これにより、色彩表示20が現出し
、異常発熱が発生したことが色彩表示20の現出及び標
示部材14の位置により明確に標示される。また、異常
発熱の検知後、時間が経過しても、標示部材14の状態
は変化せず、異常発熱の履歴を継続して標示することが
できるので、圧縮スリーブ4における異常発熱の発生の
有無を目視等により任意時に容易に確認することができ
る。また、色彩表示20の視認性が高いため、天候が悪
い日又は薄暗い時刻でもこれを容易に視認することがで
きる。更に、色彩表示20を蛍光塗料又は夜光塗料によ
り塗布すれば、夜間での観測も可能である。
【0021】なお、標示部材14は再度圧縮スリーブ4
を握持するように装着することができるので、繰り返し
使用することができる。
【0022】図3は本発明の第2の実施例に係る圧着ス
リーブの異常発熱検知装置を示す側面図、図4はその2
−2線による断面図である。なお、図3,4において、
図1,2と同一物には同一符号を付してその部分の詳細
な説明は省略する。
【0023】この第2の実施例においては、取付け具1
6は圧縮スリーブ4の周面を囲繞するようにして圧縮ス
リーブ4に装着されている。弾発性部材18は平板状を
なし、その基端部が取付け具16の上端部に固定され、
先端部に標示部材14がその略中央にて固定されている
。この弾発性部材18は適宜の弾発力を有していて、そ
の先端部の標示部材14が上方に、即ち圧縮スリーブ4
から離隔する方向に向かうように付勢されている。この
ように標示部材14の保持手段15は取付け具16及び
弾発性部材18により構成されている。
【0024】次に、このように構成された異常発熱検知
装置の動作について説明する。先ず、標示部材14を平
常時の温度下で、その色彩表示20を内側にして、圧縮
スリーブ4にあてがい、この圧縮スリーブ4の周面に沿
って湾曲変形させる。これにより、標示部材14が圧縮
スリーブ4を握持すると共に、弾発性部材18はその弾
性力に抗して圧縮スリーブ4に密着するようにして配置
される。そして、スリーブ圧着部の異常発熱により標示
部材14の握持状態が解除されると、弾発性部材18の
付勢力によって、標示部材14は、第2図に二点鎖線で
示すように、圧縮スリーブ4の上方に跳ね上がった状態
で保持される。これにより、標示部材14の内面に隠れ
ていた色彩表示20が現出する。本実施例においても、
標示部材14の位置及び色彩表示20の現出によりスリ
ーブ圧着部の異常発熱が標示される。また、本実施例に
おいては、弾発性部材6を圧縮スリーブ4の外周方向の
任意の位置に配置すれば、重力の作用方向に拘らず、標
示部材14の離隔方向及び色彩表示20の視認方向を任
意に設定することができる。
【0025】図1,2及び図3,4は、色彩表示20が
標示部材14の内側面、即ち標示部材14の接触面に付
された実施例を示す。しかしながら、この色彩表示20
は、図5及び図6に示すように、圧縮スリーブ4の周面
の標示部材14と接触する領域に施してもよい。これに
より、平常時はこの色彩表示20が標示部材14により
隠れているものの、標示部材14が圧縮スリーブ4の異
常発熱により圧縮スリーブ4の握持を解除すると、この
色彩表示20が現出して圧縮スリーブ4の異常発熱が標
示される。なお、図5及び図6の実施例は夫々図1,2
及び図3,4の実施例と対応し、色彩表示20が付され
る場所のみが異なるものである。
【0026】図7及び図8は本実施例装置を引留クラン
プ6(図9参照)に装着した場合を示す模式図である。
【0027】図7及び図8に示すように、引留クランプ
6は、以下のように構成されている。圧縮スリーブ7は
、その一端から送電用導体1aを挿入した後、押圧成形
することにより送電用導体1aに圧着されている。この
圧縮スリーブ7の他端にはその直角方向に突出する接続
部が設けられている。一方、圧縮スリーブ(ジャンパソ
ケット)8は、その中央が若干屈曲していて、その一端
から送電用導体5aを挿入した後、押圧成形することに
より送電用導体5aに圧着されている。この圧縮スリー
ブ8の他端には圧縮スリーブ7の前記接続部が挟み込ま
れる挟持部が設けられていて、この挟持部に圧縮スリー
ブ7の前記接続部を挟み込んだ後に、双方がボルト及び
ナット等により固定されている。
【0028】このように構成される引留クランプ6に本
実施例装置を装着する場合は、例えば、図7に示すよう
に、圧縮スリーブ7の周囲に取付け具16を固定した後
、弾発性部材18を介して取付け具16に連結されると
共に上方に付勢される標示部材14を、圧縮スリーブ7
の上部に握持させて装着する。これにより、標示部材1
4及び弾発性部材18を圧縮スリーブ7に装着する。 また、図8に示すように、圧縮スリーブ8に取付け具1
6を固定した後、可撓性線条体17を介して取付け具1
6に連結される標示部材14を圧縮スリーブ8に装着す
る。そして、圧縮スリーブ7又は圧縮スリーブ8のスリ
ーブ圧着部に異常発熱が発生し、その表面温度が上昇し
て形状記憶合金製標示部材14がその変態温度以上に加
熱されると、標示部材14の握持状態が解除される。こ
のため、標示部材14は、図7においては、圧縮スリー
ブ7の上方に跳ね上がり、一方、図8においては、固定
部材19の下方に垂れ下がった状態で保持される。この
ようにして、引留クランプ6における異常発熱を検知し
、標示することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、形
状記憶合金製標示部材を圧縮スリーブにこれを握持する
状態に装着し、圧縮スリーブの異常発熱時の熱を利用し
て前記形状記憶合金製標示部材を変態させて前記圧縮ス
リーブの握持状態を解除させるから、前記標示部材の位
置及び色彩表示の現出によって圧縮スリーブの異常発熱
を肉眼又は双眼鏡等により視認することができる。この
場合に、色彩表示が現出するので、悪天候等のように視
界が不良の場合にもこれを確認でき、また色彩表示に蛍
光塗料又は夜光塗料を使用すれば、夜間での観測も可能
である。
【0030】また、前記標示部材は適宜の保持手段によ
り前記圧縮スリーブの近傍に保持されるから、異常発熱
の検知後時間が経過しても、前記標示体の位置及び色彩
標示の現出により異常発熱の履歴を継続して標示するこ
とができ、これを任意時に容易に調査することができる
【0031】なお、本発明装置は、特別なエネルギー源
を必要とせず、その構造が簡単であるため、既設の圧縮
スリーブへの適用も容易であると共に、繰り返し使用す
ることができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るスリーブ圧着部の
異常発熱検知装置を示す側面図である。
【図2】同じくその1−1線による断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係るスリーブ圧着部の
異常発熱検知装置を示す側面図である。
【図4】同じくその2−2線による断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す側面図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す側面図である。
【図7】本実施例装置を引留クランプに装着した場合を
示す模式図である。
【図8】本実施例装置を引留クランプに装着した場合を
示す模式図である。
【図9】架空送電線の架設状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1;電線 1a乃至1d,5a乃至5d;送電用導体2;鉄塔 3;ジャンパ装置 4,7,8;圧縮スリーブ 6;引留クランプ 9;耐張碍子連 10;ジャンパロッド 11;連結金具 12;吊り杆 13;スペーサ 15;標示体 16;金具 17;ピン 18;保持手段 19;取付け具 19a;クランプ部材 19b;締結部材 20;色彩表示

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内部に送電用導体が挿入された圧縮ス
    リーブを前記送電用導体に圧着固定するスリーブ圧着部
    の異常発熱検知装置において、平常時の温度下で前記圧
    縮スリーブを握持する第1姿勢をとり異常発熱時の熱に
    より前記圧縮スリーブの握持を解除する第2姿勢をとる
    形状記憶合金製標示部材と、前記標示部材を前記圧縮ス
    リーブに連結して保持する保持手段とを有し、前記標示
    部材が前記圧縮スリーブを握持するときの標示部材の接
    触面及び/又は圧縮スリーブの接触面に色彩表示が施さ
    れていることを特徴とするスリーブ圧着部の異常発熱検
    知装置。
  2. 【請求項2】  前記保持手段は前記圧縮スリーブに取
    付けられた固定部材と、この固定部材及び前記標示部材
    を相互に連結する可撓性線条体とを有することを特徴と
    する請求項1に記載のスリーブ圧着部の異常発熱検知装
    置。
  3. 【請求項3】  前記保持手段は前記圧縮スリーブに取
    付けられた固定部材と、この固定部材及び前記標示部材
    を相互に連結すると共に前記標示部材が前記圧縮スリー
    ブから離隔する方向に付勢された弾発性部材とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスリーブ圧着部の異
    常発熱検知装置。
JP3163917A 1991-06-06 1991-06-06 スリーブ圧着部の異常発熱検知装置 Pending JPH04359884A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2853462A1 (fr) * 2003-04-04 2004-10-08 Electricite De France Dispositif de surveillance d'un manchon de raccordement d'une ligne aerienne haute tension
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